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1947/08/19 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第17号
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1947/08/19 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第17号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第17号
  付託事件
○新憲法の活用に關する陳情(第二十
 七號)
○財政法第四十六條第二項の規定によ
 る國庫の状況報告に關する件
○國會法第三十九條第二項の規定によ
 る國會の議決に關する件(地方分與
 税委員會委員、貸付金處理委員會委
 員、勞働委員會等の委員、社會保險
 制度調査會委員、給與審議會委員)
○昭和二十二年度國會所管豫定經費補
 正要求書に關する件
○水害に關する請願の取扱いに關する
 件
  ―――――――――――――
昭和二十二年八月十九日(火曜日)
   午前十時三十四分開會
  ―――――――――――――
  本日の會議に付した事件
○財政法第四十六條第二項の規定によ
 る國庫の状況報告に關する件
○國會法第三十九條第二項の規定によ
 る國會の議決に關する件(地方分與
 税委員會委員、貸付金處理委員會委
 員、勞働委員會等の委員、社會保險
 制度調査會委員、給與審議會委員)
○昭和二十二年度國會所管豫定經費補
 正要求書に關する件
○水害に關する請願の取扱いに關する
 件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それではこれより委員會を開きます。まず財政法第四十六條第二項の規定による國庫の状況報告に關する件、これは財政法第四十六條第二項の規定によりまして、各四半期ごとに國庫の状況を政府から議會に報告することになつておるのですが、その報告書が提出されましたについて、その取扱いについて御協議願いたいということであります。
#3
○參事(寺光忠君) 只今委員長から御説明のありましたように、財政法の第四十六條第二項によりまして「豫算使用の状況、國庫の状況、その他財政の状況について、國會及び國民に報告しなければならない。」という規定がございまして、毎四半期ごとに提出せられるのであります。國會と國民と兩者に同一の報告文が提出されますので、この取扱いにつきまして、如何にいたすべきかということを前々衆議院と事務的に相談をして見たのでございますが、衆議院の議院運營委員會においてもまだ態度決定に至つておりません。議案でございませんので、委員會に付託するには如何かと思われますし、委員會に若し付託するといたしましても、豫算、決算、財政と三委員會に關係があるかと思われます。かと申しまして、財政法上政府の義務とされておるこの報告を議會が受けまして、その儘放任して置くのも如何かと思われたり、少くとも議員からこの報告書について質疑質問をする機會が與えられたり、又は政府から特に説明があれば、説明を求めるというふうな機會があつてもいいじやないかということを一應考えられる譯であります。大分時期が遅れましたけれども、この取扱いを今後のこともございますから、はつきりお定め置き願つたらいいかと思います。ただ念のため申上げますが、毎四半期でございますので、閉会中にこの報告書が提出せられることもある譯であります。そういうことも併せて御考慮願いたいと思います。
#4
○委員長(木内四郎君) 御質問なり御意見がありますれば……。
#5
○竹下豐次君 支出の状況ですか。
#6
○參事(寺光忠君) 財政の状況一般ということになつております。例示で「豫算使用の状況、國庫の状況」、こういうことが掲げてあります。この二つ例示してある中の國庫の状況だけお手許の方へ報告せられて來ておるわけでありまして、財政法第四十六條二項であります。國民一般に對する報告は、官報號外によつて報告されております。國會と國民と兩方へ報告するために、報告の内容には國庫金とはいかなるものかということから書き始めて、ずつと細かく書いてございます。
#7
○竹下豐次君 この問題はその報告をこちらで承認するとかいう問題になるのですか。ただ報告を受けて置けばいいのですか。
#8
○參事(寺光忠君) 政府としては報告すればいい。
#9
○竹下豐次君 こつちでは聽いて置けばいい……。
#10
○參事(寺光忠君) 國會の側で聽いて置けばいいという考え方もあるし、その内容に關して質疑をする機會を全議員に與えた方がいいのじやないかということも考えられる。ただ報告を受けつぱなしということで、そのままでもいいが、若し質疑の機會を全議員が持つということになりますと、この報告について國務大臣から簡單に説明のようなものを發言させまして、そうしてそれについて質疑をする機會を持つ。こういうことになろうかと思つております。衆議院側の意向はまだはつきりいたしませんけれども、閉會中に提出せられることもあることですから、ほうつて置いたらいいじやないかというようなことになるのじやないかとも考えられるのであります。
#11
○委員長(木内四郎君) 今議事部長かいろいろ説明がありましたけれども、國庫の状況、收入支出の状況などを報告してありまするので、決算委員會にも關係しておるという話がありましたけれども、むしろどちらかと云えば、矢張り付託するとすれば、次の年の豫算の編成の參考の資料、或いは追加豫算の參考の資料というような意味で、若し付託するとすれば豫算委員會がこれにつき審議するというか、質問する機會を得るというふうにすれば、最もいいのじやないかと思います。
#12
○竹下豐次君 この問題について決算委員會に報告すべき筋合のところまでは、まだ時期が進んでいないわけですね。矢張り豫算の方の關係が主になりますね。
#13
○參事(寺光忠君) どれに關係すると申しましても、結末においては決算にも若干の關係があると思いますし、財政にも全然無關係とも申上げられないと思うのであります。ただこの報告書が委員會に付託されるという性質の議案にはならんと思うのでございます。そこで若しやるといたしますれば、例えば豫算委員會とすれば、豫算委員會においてこれに對する説明を求めて、説明の機會せ疑をする、それでは豫算委員會だけであります。それで本會議において大藏大臣からこれについての説明を求めて、各委員からこれに對する質疑をせられるということにしますが、議案として或る委員會に付託するということは、規則上ちよつと如何かと思います。
#14
○天田勝正君 これは大體確かに政府の義務としては、報告しつぱなしで宜しいし、又こつちも聞きつぱなしで宜しいということにも取れるのだけれども、どうも聞きつぱなしというのは、ちよつと變な感じがするので、何かこれを報告を受けたならば、それを別にこれは書いてどうというようなきつちりしたものでなくても、何か批判をし檢討をしなければ、そういう規定を設けたところの趣旨にも副わないし、同時にただ聞きつぱなしというのでは、國民の代表としての我々の職資を果し得ないと思いますので、何らかの審議の方法を取らなければならないと私は思います。そこで議事部長が言うように、議案でないものを、報告事項をこれを付託するというのも、これも變なものでありまするが、併しこれはどうなんですか、適當な委員會へ付託するというのでなくて、この議院運營委員會の勸告のような形でも宜しいし、そういうことでそこで一應審議して貰つて、何もその間に質疑も何もする必要がないというならば、本會議にも何も持ち出す必要はないし、あるとするならば、改めて本會議で説明を受けて質疑をするというようなことぐらいのことはしたらいいじやないかと思います。
#15
○委員長(木内四郎君) 私は實はそういうふうに考えるのですが、先程實は豫算委員のことを申しましたが、考えようによつては、財政金融と重大な關係がありますから、財政金融委員會で當局から説明を聽きまして、そうして問題がありましたならば、今天田委員の言われましたように、それに對して何らか必要なる措置を取るということにした方がいいじやないかとも思います。
#16
○板野勝次君 私は本會議で報告をされて、それを質問するというふうな形の方がいいじやないかと思うのであります。
#17
○天田勝正君 尚附加えておきたいのですが、これは全然我々が召集されておらない時も、時期が來れば報告されるのが當然なんですが、併しそこはここでの先例になりますので、これは要するに開かれた時にそういうような手段を取る。ここで決定した通りの手段を取るということにしたら如何ですか、先例になると思いますから……。
#18
○参事(寺光忠君) それは今囘出て參りましたのは、國庫の状況でございますが、四十六條二項が要求しておりますのは、財政の状況一般なんでありますから、財政及び金融委員會の方でそれを取り上げられるようにいたして宜しいと思います。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#19
○委員長(木内四郎君) 只今板野委員からの御意見もありましたけれども、先ば一應財政金融委員會でこれを取り上げて研究して貰つて、そうして問題如何によつては、本會議の方でやる、そういうことで御異議ありませんか。
#20
○結城安次君 私は今の板野委員のお説尤もですが、これは一體我々の懷がどうなつておるかということの實相を報告してくれるのですから、これは考え方によつては、すべての部門に關係する。併し先ず決算までには行つていない、豫算にも直接には影響はないといたしますれば、今議事部長の方で言われた通り、財政金融の方で見て貰つて、それでその際には問題がなければそのままということになるのでありますから、やはりこれは財政金融委員會で審査したものを報告して貰つて、そこに疑義があり、質疑があるならば、本會議で質疑をするということで、やはり開會中は一應本會議に出さなければいかんのじやないか、こういうふうに思うのであります。
#21
○委員長(木内四郎君) 只今結城委員のお説がありましたが、本會議へ行く前に、他の委員會においても若し關聯の事項があれば、質問されても少しも差支えないと思います。先ず一應財政金融委員会で檢討願うということに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○委員長(木内四郎君) それでは左樣取り計らいます。
#23
○藤井新一君 四十六條の「適當な方法で國民に報告」というのは、どういう方を取るのですか。
#24
○參事(寺光忠君) 先程ちよつと申しましたように、官報で附録として報告しているようでございます。その同じものを議員に配付しております。
#25
○藤井新一君 官報を読む者は極く稀と思いますが、例えばこの前の公聽會のごとき、官報を見ず新聞を見ている。公の方法としては官報がございますけれども、もう少し國民に國家の財政、豫算を知らしめる方法はないものでしようか。或いは大新聞において大體の豫算、決算を報告する便法は取られませんか。
#26
○委員長(木内四郎君) 只今藤井委員から御意見がありましたが、これは官報に出ますと、そこに相當な問題が含まれている場合には、これは新聞で取上げまして書くようになると思います。別に問題がなければ、新聞も取上げることはないだろうと思います。
#27
○天田勝正君 とに角、「適當な方法」というのだから、その「適當な方法」の檢討までここでやつておつたのでは、到底埓があかないので、この點について議事進行を願います。
#28
○委員長(木内四郎君) 次は、國会法第三十九條第二項の規定による國会の議決に關する件、これについて議事部長から一應説明を聽明することにいたします。
#29
○参事(寺光忠君) 日程に上つております五件は、共に正式に内閣から議決を要求して來たものではございませんで、兩院の議院運營委員會の御意向を承りたい、御内議か決定次第、正式な要求書で提出したい、政府の方で非常に愼重な取扱いなりつつあります。衆議院の方の委員會におきましては、數日前、この五つのものにつきまして一應の説明を聽いた後に、まだ決定に至つておりません。この内、貸付金處理委員會の委員につきましては、數囘前のこの委員會につきまして御説明をいたしているのでございますが、その他のものについて、地方分與税委員會の委員でございますが、これは從前貴族院及び衆議院からずつと委員が出ておりまして、衆議院議員七名、貴族院議員四名でございましたのを、そのまま衆議院議員七名、參議院議員四名を國會において選任するという形において参加して頂きたい、こういうのでございます。他の委員といたしましては、法制局次長、内務政務次官、内務次官、大藏政務次官、大藏次官、この五名が加わります。從いまして十六名の委員で構成せられるということになります。それから政府側の希望といたしましては、この參議院の四名につきましては、議長が推薦するという政令にいたしたい、こういつております。と申しますのは政令の中で國會においてこれを選擧するというような形は、ちよつと遠慮されなければならん、從つて政令の内容といたしましては、議長の推薦による參議院四名、こういうふうな形にいたしておきたい。内部的に議院の選擧の方法によられようとそれは御隨意と、こういうふうに政府側では申しております。
 地方分與税委員會は地方分與税法第三十六條及び昭和十五年七月勅令第四百六十二號に基いて設置せられたものでありまして、地方分與税法の事項についての重要事項を調査審議する委員會であります。所管事項としましては、地方税財政制度の運用上、重要事項に屬するものでありまして、地方財政の状況から考えて見て、地方分與税法の運用が地方財政に與える影響は非常に重要であることと、更に公職追放に該當しないことの明白であることを建前としておる關係上、且つ資格の完備しておる方に國會議員である方が多いので是非これをお認め願いたい、こういうことなんでございます。
 次は給與審議會委員について申上げます。給與審議会は内閣總理大臣の監督に屬し給與及びこれに關聯する經濟上の重要事項を調査審議する機關でありまして、會長一人、副會長二人、委員十八名で以て組織せられております。十八人の委員は使用者代表と勞働者代表と公益代表の三者になつておるのであります。その中、現在兩院の議員で委員になつておられる方は使用者代表委員として參議院の藤井丙午さん、勞働者代表委員として參議院の内村清次さん、衆議院側では一人もないそうであります。この二人の方は、使用者代表として使用者團體から推薦せられたもの、勞働者代表として勞働者團體から推薦せられたものであつて、とくに政府の自發的な任命によつたものではないのであるから是非お認め願いたい。こういうことであります。
 次に勞働組合法に基ずく勞働委員會の委員その他でございますが、これには五種類ございまして、勞働組合法に基ずくものとしましては、中央勞働委員會の委員及び臨時委員、それから地方勞働委員會の委員及び臨時委員、第三に特別勞働委員會の委員及び臨時委員、二種類のものでありまして、斡旋員及び臨時斡旋員、調停委員會の委員、この五つのものがございます。これらはそれぞれ特殊の事情に基ずいて、特殊の推薦方法によつて出て來るものでありまして、手續きといたしましても極めて複雜な手續を要して選出せられて來る委員であります。現在正確な數字を手許に持つておりませんのですが、兩院に相當該當の委員の方がおられる筈でありまして、全然政府側の自發的な任命に基ずくものでもございませんので、これをお認め願いたい。こういうことでございます。
 それからその次の社會保險制度調査會の委員でございますが、これは現在三人あるのでございます。衆議院議員松岡駒吉君、同苫米地英俊君、参議院議員中山壽彦君、これからは從來長く社會保險制度調査會の委員として、ずつと調査審議を願つておつたので、その經歴及び同會における地位に鑑み今日直ちにこの三人の方を失うということは同委員會の今後の運營上甚だ寒心に堪えないものがあるから然るべくお願いしたい。この三名はこれは政府の自發的な任命に基ずくものであるようでありまして、然るべくということでございます。
#30
○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#31
○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……何か御質問がありましたら……。
#32
○天田勝正君 勞働法による各種の五種類に互る委員會についての政府の希望だそうでありますが、この間公報を見ますと、農地委員、これは農村におけるどつちかというと勞働委員と丁度似たような構成になつているわけなんだが、農地委員を東浦庄治君が辭職しておられると思うが、農地委員の方はその必要が……。
#33
○參川(寺光忠君) 逆です。農地委員は任命になつております。
#34
○委員長(木内四郎君) 衆議院の方でもこの數件につきましてはまだ決定を留保しておりますので、こちらとしてもただちに御決定願わん方がいいと思うのですが、何か御質問なり御意見なりありましたら一應……。
#35
○藤井新一君 今の議事部長が、昭和十年にだきた貸付金處理委員、この人たちは名前が載つておりませんが、それはいかがでありますか。
#36
○參事(寺光忠君) 貸付金處理委員會につきましても貴族院時代には兩院から委員が出ておりました。ところが貴族院がなくなりましてからその後そのままになつております。參議院から一人も出ておらないのであります。ところが政府の方で、この貸付金處理委員會の政府貸付金處理に關する法律という昭和十年の法律の出ましたときに、兩院の委員會におきまして附帶決議をされまして、本委員會については貴衆兩院の議員がこの委員となるように取計らえという附帶決議をいたしておるのであります。それで舊議會時代のことではありますけれども、兩院でそういうような附帶決議の附されておることでありまするから、參議院、及び新しい衆議院になりましてもその附帶決議の精神を十分に尊重して、改めて參衆兩院議員が政府貸付金處理委員會に入れるようにするということが、議會の意思を尊重するという建前から、然るべきではないかというので、政府から改めて要求して來たのでございます。昭和十年の附帶決議なんというものはどうでもいいのだということであれば別ですが、併しながら附帶決議を尊重する趣旨において改めて三十九條二項の議決をお願いしたい。こういうことなんであります。
#37
○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……
   〔速記中止〕
#38
○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……それではこの地方分與税委員會委員、貸付金處理委員會委員、勞働委員會等の委員「社會保險制度調査會委員、給與審議會委員等につきましては、更に研究をした上に決定をするということに取計らつて御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○委員長(木内四郎君) それでは日程にありませんけれども、事務次長から政府へ提出いたす豫算について説明があります。
#40
○事務次長(近藤英明君) それでは追加豫算につきまして、昨日おいでにならなかつたお方もおいでのようでありますから、昨日お配りいたしましたものを配りましたが、それから尚昨日御要求になりました本年度既定豫算の分も御要求でございましたので、これも只今配付いたしました。追加豫算につきましては、今まで本委員會におきまして數囘御説明申上げまして、本委員會の御意向を伺いまして、その御意向を體しまして、大藏省及び衆議院と折衝を繼續いたして參つた次第であります。尚その經過につきましては屡次御報告を申上げました通りであります。當時御缺席のお方もおありかと存じますので、一應念のためお配りいたしております豫算につきまして、極く主な點だけを申上げますならば、第一ページを御覧頂きますと、歳費というところに金額二百十二萬圓が計上いたされております。これは議長、副議長、議員の歳費が今年度の本豫算を計上いたしました當時よりも、議員歳費、旅費等によりまして増額になりましたので、その差額を計上いたしましたものであります。それから總長の給料も、これも豫算額の不足額を計上いたしました。それから次に雇員給がございますが、これは今囘の自動車を購入いたしましたにつきましてこの運轉手の給料を見積りました次第であります。それから手當及給與金と申しますのは、職員の待遇が千二百圓から千六百圓に變りました關係によりまして、手當及び給與金等の不足額を計上いたしました。それから議員特別手當などに關します次のページでございますが、十一ケ月分がございますが、本年五月から逆つて、この特別手當を支給いたすことに、先般兩院を通過いたしました特別手當に關する法律によつて決定いたしておりますので、それに基ずいて計上いたされてあります。次の雜手當でございますが、この後に委員會の調査に關する費用を、特別に調査を委託したりなんかいたします調査に關する謝金として十一萬四千圓が見積られております。それから次に賃金、人夫賃、これは第一囘國會に伴いまして、各種の物品の運搬等に要します人夫賃でございます。次の旅費でございますが、これは旅費の中、議員旅費、應召旅費竝びに特別日當、これは第一囘國會に關しまして要するものでございます。それから國政調査旅費、これは先般來度々各方面に政務調査のため、議員を派遣せられております。それに要する經費、それから證人を呼びます經費、それから先般こちらでお開きになりました公聽會の公述人を呼びます經費、こういうものを一應見積りました次第であります。證人の旅費、公述人の旅費等につきましては、現在までの實績では、一囘公聽會がありましただけでありまして、實績に基ずいての確然たる計算がいたし兼ねますので、大藏省といたしましては、一應これで置いて、尚今後の實績によつて必要を生じた場合には、その實績に應じて増額をしたらよかろうということでございます。それから次には消耗品費、これは文具費、燃料費、消耗器材費というのはこの通りであります。ずつと參りまして廣告料というのが十番目にございます。これは先般公聽會をお開きになりましたときに廣告料が要りました。あの例によりまして、一應廣告料を見積りました次第であります。これも今後の必要の實績に應じましては、更に追加要求することになるかも知れません。それから同じところに借料及損料、自動車其他借料というのがございますが、これは第一囘國會開會における、現在使つておりますバスの借上料でございます。それから翻譯料でありますが。これは速記録を飜譯いたしまして、英文速記を作つて、現在關係方面に提出いたさなければならないことに相成つておりますので、これが第一囘國會に要します飜譯料の費用であります。それから請負料、これは次のページで申しますが、今囘購入いたしました官舎の修繕費を見積つたものでございます。會議費という名目で、六十三萬圓見積つてございます。これはやはり今申上げました通り、各常任委員會の費用でございます。一委員會三萬圓ということになつております。委託調査費、これも委員會が調査を依頼した場合の費用であります。備品費、應用器具費、これは各種の家具類等が不足しておりますので、これを購入するための追加計上であります。自動車購入費、これは既定豫算の外に、更にこれだけの三百十九萬五千圓を計上いたしまして、これと既定豫算とによりますと、バス四臺、貨物自動車一臺、それから乘用車十臺を購入することが大體決まつておる豫算であります。それから次のページの國會費、國會共通費という款に相成つております。この營繕費というところでございますが、十四、施設費、建物其他買收費でございます。二千四百三十五萬三千圓が見積られております。これは議長官舎として李王邸を購入いたします經費、それから現在の議長官舎になつておりますのを事務局分室として購入いたします經費、更に副議長の官舎を購入いたします經費、これらを計上いたしました次第であります。それから手當及給與金、家族手當となつております。百六十六萬圓であります。これは專門調査員に、今囘家族手當を付けることに相成りました關係上、その家族手當を見積りました。これは現在の既定豫算におきまして、家族手當が一人百圓に相成つておりますのが、規定の改正に伴いまして、百五十圓と相成つておりますので、その差額を計上いたしましたのであります。次のページに參りますと、職員共濟組合交付金というものが二萬四千圓見積つてあります。これは職員共濟組員が國會になりまして獨立いたします關係上、それに要する交付金のことであります。それから給與特別措置、これも待遇改善の一般的に千六百圓に引上つたことによる諸手當の増額であります。それで大體只今御説明申上げましたこの印刷物は、先刻申上げましたような過程を經まして、大藏省との間に一應この印刷物に載つております分は話合が付いておりまして、大藏省でも異存のないものであります。尚衆議院との間の話合も完全に了解がついておるものでございます。
 この他に一枚刷りのものにして昨日お配りいたしました自動車購入費の印刷物がございますが、これは先般これの購入の經過も大體進行いたしました後に、委員長からの御要求によりまして、自動車一臺單價五十萬圓として、二十一臺購入する費用一千五十萬圓を計上するように要求したいという、こういうお話がございましたので、これも直ちに大藏省と折衝を開始いたした次第でございます。ただこの問題につきましては、大藏省との話合の經過は事務的な話合はちよつと付きかねるような状況でございます。それで尚この自動車購入費の追加要求のことにつきましては、大藏省と話合いますと同時に、衆議院の方にも一應連絡して置きましたが、衆議院の方におきましてはこの要求を追加提出いたされる模樣はないように存じております。それから念のために、この自動車に關係いたしまして一應申上げて置きますが、大藏省と話合の付いております豫算の中には、すでに購入いたしましたジープ二十三臺分、及び新たに購入いたします乘用車の十臺分を購入すべき費用が計上せられております。これはすでに大藏省との間に話合が付いております。尚自動車に關聯いたしまして各省から保管轉換を要求いたしまして、こちらへ引渡すということを求めました車五臺の中、現在四臺來ておりますが、そのうち自動車のガス排氣量、及び車の席等の關係といたしまして、我々として不適當と考えられるものがございますので、これらにつきましても不良なるものは直ちに取替えるように嚴重に關係各省と交渉を繼續中でございます。これは念のために申上げて置きます。
 尚これは書いてございませんけれども、右の外に職員の待遇改善費の問題ですが、先般來度々ここでも申上げました件でございますが、これは尚大藏省との間で交渉の途中にあります。その經過を一應申上げますならば、先般申上げました中の五つの問題でございますが、その中の衝視でございますが、守衞の七品料であります。これは守衞の靴下類とか、肌着類とかの費用を渡すのでありますが、これが現在十八圓という誠に滑稽な金額になつておりますが、これは甚だよろしくないというので、これを要求いたしましたのですが、これは十倍にして月額百八十圓にすることはよろしいというふうに給與局は大體申しております。それから尚衞視の宿料でございます。これは衞視とか、警察官とか、かような者に總て住宅料、宿料というものが出ております。現在平均單價五圓になつておりますが、これを平均十倍にいたしまして、五十圓にすることはよろしい。平均と申しますのは別に個人的に差を設ける意味じやございません。これは衞視長、衞視副長等が少し高く相成りますので、それを一應單價として平均五十圓と相成つております。それから速記者の手當、特別手當、これは現在月額大體四十圓平均に相成つております。これは現在の給與が、かように一般に物價高になつて給與が引上ります以前の本給が六十圓か、七十圓でありました時代に四十圓の手當を付けておりましたのが、現在になつても依然としてこの四十圓の手當が繼續しておりましたので、この不合理を是正いたしますために、相當増額して貰いたいという要求が組合側からも出ておりましたので、衆議院、參議院とも非常にこの點に、不當に安過ぎるというのでこの點を要求いたしておりましたが、これは給與局の方におきましては、大體四百圓、現在の十倍の四百圓くらいならばやはりこれもいいのじやないか、かように現在申しております。併しこれは職員の要求といたしましては、十倍では當時六十圓か、七十圓のときの四十圓との割合といたしますと、どうしても本俸平均の六七割に當るものでなくては、その割合にならんということに相成りますので、そういたしますと、一人當り單價八九百圓くらいを見積らなければその割合になりませんので、これは要求の大體半額くらいじやないかと考えられます。この問題につきましては尚内部におきましても色々話合つておりますし、給與局との間にも更に尚話を續けておるような次第でございます。それから次に議會手當の問題につきましては、これは御承知の通り、國會職員の議會中におきましての勤務は、夜間勤務、或いは極端な深夜の勤務というものが連日繼續いたします關係上、普通の超過勤務手當等でやつて頂きますだけでは、到底今日の食糧の事情では賄えない實状でございますので、議會手當の要求、それから次に申します特種手當と申しますか、住宅料、それから通勤手當、被服手當というようなものを考慮して貰いたいというので、給與局と折衝いたしておつた次第でございますが、この通勤手當と申しますか、かようなものを要求いたしましたのは、實はやはり夜非常に遅くなつたりいたしますと、通常のバスを買つておる徑路によつて朝出て來ても、歸りにはその徑路で歸れないという事態があるのでございます。朝急いで參りますのに一番便利な乘物に乘つて來ますが、歸りにはそれがない。電車がない、バスがないというような色々不便を來しますので、そういう手當を見てやらなければならないというので、特別手當を要求したのでありますが、そうした議會手當につきましては、給與局では既定豫算の中で賄うならば宜しいけれども、新しく豫算を計上して貰うのは困る。それから特種手當についてはそれは困るというので、これらの兩院事務當局と大藏省との話合は現在まだ付いておりません。從つて今日尚話が繼續家でございますので、これが今度の追加豫算の提出期限は實は十日までとなつておりますので、殆ど話がまだ付かないような状態でございますので、この追加豫算には間に合わないような状況でございますが、主計局と更に話合をいたしまして、この問題につきましては、この追加豫算には暇に間に合はないでも、給與局との話合が付くならば、付き次第豫備金又は追加豫算として取ることは直ちにいたしましよう、かように主計局長から、こちらへ政務次官もお揃いでお出でになつた上で、その話合が付いたときは、豫算的措置は必ず採るようにいたしますから、かようなことを申して來ておる次第でございます。以上でございます。
#41
○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて懇談いたしますか。速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#42
○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて……。それでは只今事務次長から詳細説明を聽取しました昭和二十二年度國會所管豫定經費補正要求書は、一應これで提出するということにいたしたいと思います。
 尚議事部長からちよつとお諮りしたいことがあるそうです。
#43
○參事(寺光忠君) 今囘の水害に關する請願が非常に澤山出て參つておりまして、その請願文書表の一番初めのものが本日印刷を終えた筈でございます。從つてその請願を委員會に付託しなくてはならないのでございますが、一部の議員の方からは、水害について特別委員會を衆議院と同じように作つて欲しいという御希望のあることも承知いたしております。それから若し特別委員會をお作りにならないとしますれば、水害關係を一括して請願をどの常任委員會に付託せられることが適當であるか、議長からお諮りすることに……。
#44
○塚本重藏君 その請願の内容を見なければ、ただ單に水害對策についてといつても、恆久的な對策もあり、應急的な對策もあり、或いは植林、或いは治水といつた國土計費に對する事柄を陳情しておるとか、或いは又農産物の災害に對する處置といつたようなことがあれば、これは農林委員會のことですし、それから差當りの水害民の日常生活の救助というような方面であれば、これは厚生省の方の例の議會に出しておるのが、災害救助法に關係するし、その内容によつて異なるのですが……。
#45
○參事(寺光忠君) 衆議院が作つておりますように、今囘の水害に關する一切の對策を水害對策特別委員會というようなもので處置せられることも一つの方法でございますけれども、昨日議長からもちよつと御報告いたしましたように、特別委員會を作ることは成るべくならば控えるというのが國會法の精神でございますので、それでもし衆議院式な考え方で行きますれば、國土委員會に今囘の水害に關するものは一切任せるというふうに御決定になりますか。請願の内容に從つて、塚本議員の仰しやるように、議長において同じように適當と認める委員會にそれぞれ持つて行くことにいたしますれば、それらを御決定願えれば、然るべく議長において付託いたすということになります。
#46
○塚本重藏君 私は大體國土計畫委員、或いは農林委員、或いは厚生委員、おのぞれ分野があるわけですから、それぞれに分割付託せられる方が適當と思います。
#47
○天田勝正君 この問題につきましては、昨日社會黨は總會を開きまして意見を徴したのでありますが、一二の人は特別委員會を作れという意見はありましたけれども、殆ど大部分の者は特別委員會を作るべからず、適當なる委員會に付託すべきである。こういう意見であります。その理由は、期せずして昨日議長が此處でお話しになつた通りでありますので、省略しますが、とにかくそういうことで社會黨は殆ど全員と言つていいくらい、特別委員會を作らずしてやるのが妥當だということでありました。
#48
○委員長(木内四郎君) 外に御意見ございませんか。それでは只今天田委員の御意見のように、特別委員は作らないということにいたして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#49
○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。
 それでは本日午後に例の各派交渉會に出される委員、小委員の御會合を願うとして、午前中に二三十分の間に部屋を見て歩くということにしたらどうかと思いますが(「贊成」「やりましよう」と呼ぶ者あり)御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○委員長(木内四郎君) それでは委員會はこれを以て閉じます。
   午前十一時五十七分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
           駒井 藤平君
           結城 安次君
   委員
           天田 勝正君
           塚本 重藏君
           松本治一郎君
           淺岡 信夫君
           木下 盛雄君
           佐佐 弘雄君
           佐藤 尚武君
           高橋龍太郎君
           竹下 豐次君
           野田 俊作君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
           左藤 義詮君
   事 務 總 長 小林 次郎君
   參     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   參     事
   (議事部長)  寺光  忠君
ソース: 国立国会図書館
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