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1947/09/16 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第24号
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1947/09/16 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第24号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第24号
  付託事件
○新憲法の活用に關する陳情(第二十
 七號)
○戰爭犠牲者の負擔公平を自由討議の
 問題とすることに關する請願(第百
 三十二號)
○議案の付託に關する件
○庶務關係小委員長の報告
  ―――――――――――――
昭和二十二年九月十六日(火曜日)
   午後一時五十三分開會
  ―――――――――――――
  本日の會議に付した事件
○議案の付託に關する件
○庶務關係小委員長の報告
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それではこれより委員會を開きます。先ず議案の付託について議事部長から御説明いたします。
#3
○參事(寺光忠君) 休會に入りました日に國家公務員法案というのが提出になりました。豫備審査でございますが、どこの委員會に付託すべきかの決定に衆議院も躊躇いたしまして休會中ずつとそのままにしておきました。昨日衆議院の議院運營委員會でこれを決算委員會に付託することにしたのでありますが、こちらでは衆議院通り決算委員會に掛けられることにして宜しいかどうかということをお諮りいたします。
#4
○委員長(木内四郎君) 只今の議事部長の説明につきまして御質問なり御意見なりおありでしたら……。別に御意見もなければ國家公務員法案は決算委員會に付託することに御異議ありませんか。
#5
○板野勝次君 私、決算委員會に付託するということは機構の問題とは公務員法案は少し内容が違つているのじやないかと思うのです。そういう面から行くと特別委員會を作るか、議院運營委員會でやるかするのが正當じやないかと思われるのです。そういう細かい部分の法律手續の問題はちよつと分らんのですけれども決算委員會ということは勞働者等の問題の場合はそうでしよう。公務員法案の場合はちよつと違うのじやないか、できれば特別委員會を設置して貰うか、でなければ議院運營委員會で審議するといふことが一番いいように思います。
#6
○佐佐弘雄君 衆議院の方で決算委員會に編入された理由は何かあるのですか。
#7
○參事(寺光忠君) 行政機構といふことに決算委員會の所管事項はなつておりますが、その外に行政機構組織というようなものについて他に適當な委員會はございませんのです。衆議院の議院運等委員會におきまして問題になりましたのは、公務員というものを一つの勞働者というふうに見れば勞働委員會に付託すべきであるということが議論になりました。併し勞働委員會に直接に付託するということもいかがかというので、結論的には決算委員會に付託して勞働委員會は連合委員會を要求するということで結末がついたのでありますが、議院運營委員會といふことはちよつと筋が違うのぢやないかというように感ずるのですけれども、つけるとすると決算委員會が勞働委員會かということになろうと思われるのです。勞働委員會というのじや又少しことがはつきりし過ぎると思われますので行政機構に關聯して決算委員會、こういうことに決定したのだろうと思います。
#8
○板野勝次君 この前にはいろいろな所属するあれがない場合には議院運營委員會でやるということを聞いておつたから、今私はそういう意見を述べたのですが、勞働委員會でやることが適切でなくて決算委員會でやるんだということにも根擔がなさそうなので、一番縁の近いのはやはり勞働委員會じやないか、それでいけなければやはり何か特別委員會を作られた方がよいのじやないかと思います。
#9
○參事(寺光忠君) この國家公務員法の非常に重要な規定の一つとしまして、人事院ができるのであります。この人事院の組織機構というようなものも相當重大な問題でありまして、公務員法の非常に大きな部面をなしておる。そういうようなことが關聯しておりまして、結局半ば機構的のものでもあるということになつておるのだと思うのであります。
#10
○藤井新一君 特別委員會を構成することはできますまいか、重大なる案件ですから……。
#11
○委員長(木内四郎君) 特別委員會は成るだけ避けた方がよいと思います。若し必要があれば勞働委員會のみならず他の委員會とも連合委員會を開いても差支ないと思います。できるだけ特別委員會の數は殖やさないようにしたいと思います。
#12
○藤井新一君 併し衆議院には政黨法に關する特別委員會もあるし、いろいろあるのですが、參議院の方においては特別委員會は一つであります。在外引揚同胞の特別委員會だけで、我々の方においてもまだ澤山あるとは言えないと思います。
#13
○委員長(木内四郎君) 在外同胞の引揚ともう一つ皇室經済がありますが、衆議院の方が多くても、こちらが衆議院のやうに多くしなければいかんということもないと思いますが、委員會が多いためにいろいろな問題がありますので、できるだけ少くて済むならば、少くしたいと思つております。今議事部長から説明しましたように人事院という大きなものがあり、それに對して試驗制度その他の問題がありますので、制度の問題が大きな部面を實はなしております。過半と言つてもよい位をなしておるのであります。
#14
○藤井新一君 併し決算委員會に持つて行くことはやはり當を得てない。方向違いにどうしても考えるのでありますが、機構問題で特別委員會を作るか、或いは何等かの方法を講ずる必要があると考えます。
#15
○委員長(木内四郎君) 行政の機構については決算委員會がこれを擔當することになつておるのです。
#16
○佐佐弘雄君 この決算委員にお任せになるとして、全體の審議を愼重ならしめる意味で、關係の委員會と連合ということを仰しやいましたが、そういうことに支障なき措置を講ぜられて、決算委員會にお任せになるということで如何ですか。
#17
○委員長(木内四郎君) 只今の佐佐委員の御意見に御異議ありませんか。
#18
○板野勝次君 どうも私決算委員會が中心になつてやるというのには納得しかねる面が多いと思うのです。それは國家公務員法案の内案を見ても、機構に属する試驗制度等の問題もあるのですが、あの中では相當公務員の團結權等の問題に對する制限をする方が公務員法案の中核をなしておるように見えるので、若しも付託されるのならば、中心はそこに我々の方から見ればどうしても思えるので、勞働委員會に付託して貰う方がむしろいいのじやないか。そして決算委員会と連合の委員會を開いて、問題は飽くまでそういう公務員の利害の問題に一番通じておる勞働委員會の方が一番いいように思えるのですが……。
#19
○委員長(木内四郎君) 各會派においていろいろ御意見もあるようであります。いろいろ御協議の上で次會に決定いたしたいと思います。
#20
○板野勝次君 ちよつと今の問題のことなんですが、農家の資産相續法案が今司法委員會で審議中なんですが、あの問題は同時に農地等の問題があるので、農林委員會と連合の委員會を開いて貰うというふうな處置を講じて貰いたいと思うのです。非常に影響するところが多いと思います。
#21
○參事(寺光忠君) あの法律の付託につきましては、司法委員長と農林委員長とに協議して頂いたのでありますが、両委員長で協議せられた結果農地の相續に關しましては、現在出ております民法の相續法との關聯において司法委員會で一貫した審議を遂げたい。こういう非常に強い御希望がありまして、司法委員會の方に付託しまして、同時にその司法委員長と農林委員長との事前にお話がございまして、連合委員會を開くことになつております。
#22
○板野勝次君 そうですか、ありがたうございました。
#23
○佐々木良作君 ちよつとそれに關聯して議案の付託に關して希望を述べたいと思うのですが、どの委員會に掛けるかということは非常にむつかしい問題であると思います。必ずしも一つの委員會に掛けた場合に外に全然關係がないということは言い得ないと思います。併しなるべくならばその關係委員長が委員がここに掛つておるけれども、又こつちの方に掛けるという事情を了解した上で掛けるとか連合委員會のチヤンスを設けるとか、なるべくそういう掛け方を、もう少し御意的といつちやおかしいかも知れませんが、そういうふうにして頂きたいと思います。ということは私の方の電氣委員會でも、この間も委員會で非常に發言があつたが、電氣委員會の場合は、電氣事業關係だけで、發電、送電、變電ということを限定されて、使う方面、例えば農事電化の要請があつたならば皆さん農林委員會に行く。或いは鐵道電化であるならば、運輸及び交通委員會という方に陳情とかなんとか言つてそこへ知らん間に行つてします。そうすると電氣委員會の力というもの、行政官廳の場合と同じような理由に下に力がない。そのことが國会の場合に同じように出て來る。農林委員會在いは運輸及び交通委員會の方では發電能力とかそういつたことがなんら檢討されずに、電化があつた方がよいということであるからやれやれということになる。ところがこつちに話がないから話氣一般に見た場合困難を感ずる。それで必ずしもこちらにというわけではないのですが、できるだけ連絡を取れるような方法で、そうして一應の相談があるような方法で、付託されるように希望いたしたいのであります。
#24
○委員長(木内四郎君) 只今佐々木委員からの御發言は至極御尤もでありますので、今後この運營委員会におきましては勿論のこと、尋委員長におきましても特に愼重にいたします。
#25
○參事(川上和吉君) この機會に政黨法のことについて御參考までに申上げたいと思うのであります。政黨法の立案につきましては、衆議院において早くから問題が取上げられまして、衆議院に特別委員會がぢけられて立案されておるようであります。その結果休會の直前まで、いろいろと意見の交換があつた結果、休會中に事務局で纒めるその案を基にして、衆議院で審議するということになつたようであります。尚いろいろの關係がありまして、衆議院は審議を非常に急ぎまして、大體の豫定は今月中に原案を作成して、來月に入つて正式に決定をして、參議院に囘付をいたしたい。こういう段取のようであります。政府提出の法案と違いまして、衆議院で實際審議をいたしまして、いよいよ最後に決める時には非常に短い期間でやるようでありますので、或いは參議院の方では、豫めこの點について御研究になるのが便宜じやないか。これは各會派それぞれ衆議院の方と御連絡があろうかと思いますが、御注意、御參考までに申上げた次第であります。
 尚内容につきましては、これは全くまだこれからの問題のようであります。併し今朝朝日新聞に、これは發表したのではないので漏れたのだそうでありますが、朝日新聞に出ております内容が一應の原案であります。併しこれについては衆議院において議論もあるように聞いております。當初傳えられましたように、衆議院議員の立候補の問題だけでなしに、今の原案では、參議院議員の立候補についても政黨が働くようなことになるようであります。さような點から考えまして、なんらか豫め御研究になる方法をお構じになつた方がよかろうと思いますという意味合いで、大體進明の状況を御參考までに申上げた次第であります。
#26
○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#27
○委員長(木内四郎君) 速記を取つて下さい。只今政黨法につきまして法制部長から説明がありましたが、政黨法は參議院にも極めて重大な關係がありまするので、參議院としても早急にこの問題について調査研究し、且つ衆議院とも連絡を取る必要があると思いますので、直ちに適當なる機關を設けて、その研究に著手いたしたいと思います。如何なる形式によるかは次會の運營委員會において決定したいと思いますから、各會派において十分御研究願いたいと思います。速記を止めて……
   〔速記中止〕
#28
○委員長(木内四郎君) 速記を取つて。藤井委員から庶務小委員會の結果について御報告願いたいと思います。
#29
○藤井新一君 本日午前十時から議院運營の庶務關係、小委員會を開催いたしまして、本日で第三囘目ですが、それは一つは議員佩用の記章、第二は室割りの件でございます。先ず第一に議員佩用の記章については、第二囘小委員會においての希望は、現在佩用しおる記章から「參」という字を取つて貰いたい、次には「ひまわり」式なものをつけて欲しい、第三にはぴかぴかしたものを取つて貰いたいという三つの條件がございましたので、事務当局におきましてもこれをすつかり取つて、今度できたのが、ここにお見せする品物ですが、蘂の大きい方と、小さい方がございます。そして我々小委員會においては蘂の小さい方を採用いたしました。これには大體銀が四匁、金が六分だけ使用することになるそうです。それで赤銅を巻いておりますが、金額にすれば大體六百圓ということになつておるわけです。衆議院の場合においては、金一匁が大體七十圓でございましたが、現在は一匁三百五十圓に昂騰しておるそうですから六百圓です。ここに二つ提出いたしますから、御參考にこれを見て下さい。詳しいことは系の方から申上げます。
 次に室割を申上げます。これはなかなかむずかしい問題で、先ず控室の方から申上げますと、議員の控室が不足しておるので、成るたけ我々に澤山の室を貰いたいという希望からいたしまして、二階の外務省政府委員室竝びに遞信省政府委員室、それから中三階の司法省政府委員室、農林省政府委員室及び内務省、この三つの部屋は政府が使用しおるが、その使用權を議會へ返還して貰いたいということであります。そうして法制部を中三階に持つて行くのでございます。これが決定事項の一つであります。その次にもう一つは、この前の委員會で問題になつた常任委員長及び調査員の部屋を作るといふことでございましたのだ、現在三つの部屋を使つていますが、その隣の第十號委員室、第二號内談室、第十二號委員室を常任委員書記室及び常任專門調査員、常任委員長の部屋を割當てようという案でございます。
 以上決定いたしましたことを議院運營の本會議に提示いたします。
#30
○委員長(木内四郎君) 記章の問題につきましては、尚いろいろ御意見もあるようにも聞いておりますので、小委員會の決定の結果を各會派で十分御協議の上に、近い機會を決定いたしたいと思います。
#31
○佐々木良作君 今の小委員長の報告の中で、記章が一號、二號の二つが出ておりますが、聞き方で、一號だつたかに決定したように聞えた發言がありましたけれども、二つを決めたわけであります。二つをそのままこつちへ出そうということですから、言い間違えているのだろうと思いますから、御訂正を願います。
#32
○藤井新一君 佐々木委員の通り訂正いたします。
#33
○委員長(木内四郎君) 尚室割の點につきましては、先ず室割を決定する前提として、政府委員室の返還を受けなければなりませんので、若し委員會において御異議がなければ、小委員會の案の通りに、一應委員長及び事務當局、戸に又小委員諸君の御協力を得て政府の方に交渉することにいたしたいと思いますが……。
#34
○佐々木良作君 ちよつと伺います。今の内容はこの委員會でできるだけ今の小委員會の報告通りにすることに決定したのですが、交渉して見ようということに決定したのですか。
#35
○委員長(木内四郎君) それは結果において返還がなければ、室割を決めてもあれですから、室割を決める前提はやはり交渉して取戻すことにあると思いますので、小委員會の案に從つて、先で政府委員室の返還を求めることに當つて見なければいかんと思います。ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#36
○委員長(木内四郎君) それでは速記を取いて下さい。室割の點につきましては、小委員長の報告通り決定することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○委員長(木内四郎君) それでは小委員會の報告通り決定いたします。この決定に從つて關係當局に交渉することにいたしたいと思います。交渉に當りましては、委員長において當ることは勿論でありますが、事務當局、又庶務委員各位の御協力をお願いいたしたいと思います。
#38
○佐々木良作君 今の室割の件に關して希望して置きますが、成るべく直ぐに交渉を開始して頂きたい。そうしてその交渉の結果を私共に報告して頂きたい。直ぐに協力したいと思います。
#39
○委員長(木内四郎君) それでは本日はこの程度で散會いたします。
   午後二時四十三分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
   委員
           松本治一郎君
           左藤 義詮君
           伊東 隆治君
           稻垣平太郎君
           櫻内 辰郎君
           佐佐 弘雄君
           佐藤 尚武君
           高橋龍太郎君
           板野 勝次君
           兼岩 傳一君
           佐々木良作君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
  ―――――――――――――
  事務局側
   專 務 總 長 小林 次郎君
   參     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   參     事
   (法制部長)  川上 和吉君
   參     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   參     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   參     事
   (委員部長)  河野 義克君
   參     事
   (庶務課長)  宮坂 完孝君
   參     事
   (警務課長)  青木  茂君
   參     事
   (委員部勤務) 佐藤 吉弘君
ソース: 国立国会図書館
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