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1947/10/06 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第32号
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1947/10/06 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第32号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第32号
  付託事件
○新憲法の活用に関する陳情(第二十
 七号)
○戰爭犠牲者の負担公平を自由討議の
 問題とすることに関する請願(第百
 三十二号)
○公聽会開会承認要求に関する件
○自由討議に関する件
○委員長、専門調査員及び常任委員会
 書記用の室割に関する件
――――――――――――――――
昭和二十二年十月六日(月曜日)
   午前十一時十九分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○公聽会開会承認要求に関する件
○自由討議に関する件
○委員長、専門調査員及び常任委員会
 書記用の室割に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それではこれより委員会を開きます。先ず公聽会開会承認要求書についてお諮りいたします。委員部長から御説明いたします。
#3
○参事(河野義克君) 公聽会の開会につきましては、御承知のように委員会が決定しまして、議長の承認を要するのでありますが、議長が承認を與えられて然るべきや否や、議長からここにお諮になつておるわけであります。公聽会開会承認要求書を朗読いたします。
   公聽会開会承認要求書
 一、事件の名称 臨時石炭鉱業管理法案(予備審査のための議案)
 一、公聽会の問題 臨時石炭鉱業管理法案
 一、公聽会の月日 昭和二十二年十月十六日 十月十八日
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第六十二條第二項により要求する。
  昭和二十二年十月三日
     鉱工業委員長 稻恒平太郎
 参議院議長 松平恒雄殿
 臨時石炭鉱業管理法案について十六日、十八日二日間に亙つて公聽会を開きたいという趣旨の承認要求書であります。尚衆議院におきましては四日間に亙つて公聽会を開くことが決定されております。
#4
○稻垣平太郎君 只今議題になつております件につきましては、我々の鉱工業委員会におきまして決定いたしまして願い出たわけでありますが、御承知のように衆議院の方でも公聽会を開くことに相成つておるのでありまするが参議院の鉱工業委員会におきましては衆議院とは別個に公聽会を開きたい。この臨時石炭鉱業管理法案は非常に重要な問題でありますので、各方面の意見を聽きまして、審議の参考にいたしたい。こういう考え方から願い出たわけであります。大体十六日と十八日に開きたい予定でありまするので、できるだけ至急に御決定を願いたいと存ずる次第であります。公述人は二十二人お願いいたしたいと存じておりますので、大体石炭鉱業者から四人、又労組側から四人、その外学識経驗者四人、一般の方から六人とこういつたような形で公述人を選びたい考えでおるわけであります。御承認を得れば非常に幸いであります。
#5
○委員長(木内四郎君) 何か御質問なり御意見はありませんか。
#6
○藤井新一君 この場合に國管に対する反対者賛成者があるだろうが、その公述人はおのおの賛否半々をお呼びになつておるのですか。又は單にぼんやりと専門家をお呼びになつておるのか。そこを判明して頂きたいと思います。
#7
○稻垣平太郎君 只今藤井委員からの御質問がありました一般からの公述人につきましては、各賛否半々にこれを決めたいと存じておるわけであります。それから先程言い落しましたが、新聞報道関係の方からも四人お願いすることになつておりますが、これも希望としましては賛否年々をお願いいたしておるわけであります。その他は別に條件を附けておりません。
#8
○藤井新一君 男女同権という意味から考えて見なければいかんが、婦人の代表者はこれに参加しませんか。
#9
○稻垣平太郎君 一般の公述人の中から婦人の應募者がありました場合には、婦人の方の意見も聽きたいと存じております。
#10
○板野勝次君 ちよつと労組その他の直接利害関係のある人はどうだつたかちよつと聽き漏したのですが。
#11
○稻垣平太郎君 鉱業者側から四人でございますね。それからして労組側から同じく四人、但し労組側の方はでき得れば坑内に十年以上、鉱業上に経驗を持つておられる方を呼びたい。こういう考え方であります。でこの両者とも衆議院の公述人と重複しないように取り決めたいと、かように考えております。それから学識経驗者は四人でございます。それから新聞報道陣の中から四人、それから一般から六人と、こういつたような形になつております。
#12
○板野勝次君 それではこれも矢張りおのおのその賛成反対相半ばするような出し方ですか。
#13
○稻垣平太郎君 一般公述人ですか。
#14
○板野勝次君 学識経驗者です。
#15
○稻垣平太郎君 学識経驗者はその中二人は鉱業会から推薦を頂き、二人は労組側、労組の團体の全炭協から推薦して頂くように取り扱つております。
#16
○藤井新一君 この学識経驗者と雖も予備交渉をして賛成反対と両方でなければ仮にそれが反対者ばかりであつた場合には、甚だ面白くない現象が起きますから、必ずそこには経驗者と雖もまず委員長の方から賛成か否かを聽いて、その中かち人選をしてほしいと思います。
#17
○稻垣平太郎君 今の学識経驗者の問題でありますが、二人は石炭鉱業会より推薦して頂き、後の二人は全炭共から推薦を頂くという形にいたしております。
#18
○藤井新一君 併し事が重大であるが故に、それらの推薦者を我々は認めて行けない。どうしてもこれに賛否が必要である。賛成者ばかりか、或いは反対者ばかりの時には非常に大なる影響を及ぼしますので、その推薦を認めるには、賛否の方の半々ということを我方は採擇しなければいかんと考えます。
#19
○委員長(木内四郎君) 只今藤井委員からいろいろ御意見の開陳がありまして、稻垣委員長から御答弁もありましたが、この点につきましては参議院規則の規定もありまするし、又只今稻垣委員長から推薦團体のことのお話があつたのでありますが、藤井委員の御希望、御意見は十分実際上尊重されるものと存ずるのであります。尚稻垣委員長にも特にその点について、藤井委員の御意見を十分お取入れになるように希望いたしたいと思います。
#20
○稻垣平太郎君 今藤井委員の御希望の点は十分取入れる積りでおりまするが、鉱工業委員会といたしましては、先程私が申上げたような決定をいたしましたわけであります。その点は鉱工業委員会の決定について私が申上げたわけでありまして、藤井委員の御希望の点は御尤もと存じますので、鉱工業委員会に諮りまして、できるだけそういう御希望に副うようにいたしたいと存じます。
#21
○松本治一郎君 今一般の公述人は賛否半ばずつですか。
#22
○稻垣平太郎君 はい。
#23
○天田勝正君 ちよつとお伺いしたいのですが、この公聽会を開くについては、どなたか文書で委員長に御要求になつたのですか、手続のことをちよつとお伺いしたい。
#24
○稻垣平太郎君 議長に文書で出してあります。
#25
○天田勝正君 あなたの手許へどなたか、議員の方が文書を以て御提出になりましたか。
#26
○稻垣平太郎君 そうでありません。鉱工業委員会で諮りました結果、そう取決めまして、私から議長の手許へ差出したのであります。
#27
○天田勝正君 参議院規則の六十一條によりますと、文書で申出るということになつておるのですが、別にそれは……。
#28
○稻垣平太郎君 六十一條はさようでございますが、第六十二條の「委員長は、委員會に諮り、公聽会を開く」という、その規定でやりましたわけであります。
#29
○天田勝正君 申出があつてから委員会に諮るのでしよう。
#30
○稻垣平太郎君 そうではないでしよう。
#31
○参事(河野義克君) 只今の六十一條と六十二條の関係は、議員又は議員でない者、詰り委員会から見て外部である者が、その委員会でこういう議案について、公聽会をやつて貰いたいということを申出る場合には、天田さんの指週された文書でやるという趣旨でありまして、委員会の内部でやるごとき場合には委員長が諮る。或いは委員会の過半数の要求による。こういう場合には文書は必要でないわけであります。
#32
○天田勝正君 これは私記憶に誤りなくば、私どもがこの規則を審議したときも、ちよつとこれに多少議論があつたような氣がするのです。「議員又は議員でない者が、」この文章の常識的な判断から考えましても、つまりこうある以上は、両方とも文書で申出なければならないと、こう解釈するのが僕は当然であると思うし、六十二條はその申出によつて、委員長は委員会に諮り公聽会を開くこういうように解釈するのがこれまた当然であるし、六十三條の後段に「委員の過半数の要求があるとき、」これを適用されたというならばそれで私は話が分ると思うのであります。決して鉱工業委員会の御決定に反対の意見でなくて、むしろ賛成なんでありますが、併しやはり規則が決まつておるから成るべくそのように一つお諮り願いたいということを希望したいから質問しておるわけであります。
#33
○参事(河野義克君) 第六十一條の場合に、議員又は議員でない者が希望するときには文書でやることは仰つしやる通りでございます。六十二條は必ずしも六十一條を受けただけではございませんので、六十一條を受けて、然らば委員長が公聽会を開こうということで委員会に諮るときもありますし、そういつた外部からのつまり委員会外の議員若しくは委員会外のつまり議員外の一般者、そういう外部の働きかけなしに、委員会でイニシアチーブを取つて公聽会を開こうということはできるわけでありまして、そういう場合には、六十一條の関係はございませんで委員長が委員会に諮り、若しくは委員の過半数の要求によつて委員会に諮つて決めればいいわけであります。
#34
○委員長(木内四郎君) 別に御発言なければ、この公聽会開会承認要求書を議長において承認されることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#35
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
 それから次には、次司の自主討議の問題でありますが、参議院規則によりますと、この次の月曜日までに開かなければならんとこういうことになつておるのであります。日取りについて先ずお諮りいたしたいと思いますが、次の月曜日とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。尚議題につきましては本日ここで直ちにお決め願うということも或いは困難かと思うのでありますが、至急各会派において御研究御相談になつて置いて頂きたいと思います。若し御意見などありましたら本日伺つても結構だと思います。この自由討議の問題は今申上げましたように、議題その他について御研究願つて置くことにしまして、その他の問題で何か御協議になることがありましたら……。
#37
○佐々木良作君 先達つての二日の委員会で、連合委員会の議決権の問題を今週早々檢討しようということになつておりますが、予定はどうなんでしよう、ということは現在連合委員会で以て公務員法がかかつておるわけですがこれに対していろいろ要望その他がありますし、ともかく何らかの恰好ではつきりした方がいいじやないかと思います。成るべく早くやつた方がいいじやないかと思います。
#38
○櫻内辰郎君 ちよつと今佐々木委員のお話で、民主党内の事情を申上げて見たいと思います。今日の政策の審議会で更に協議することになつております。從つて一両日お待ち下さいますれば、大体の態度は決定できると思います。
#39
○天田勝正君 佐々木委員の申されましたように、今週早々にこの問題は一つ決定しようという申合せになつておりますので、民主党の方の御意見がそうでありますれば、勿論私どももお待ちするには一向差支えないのでありますが、でき得るならば、各派の方で、自分の会派はこういうふうになつておる、まだ決定に至らないとか何とかを開陳して貰つて、又この次、二三日というお話があつて、そのときになつても、外の会派の御都合が惡いということになつて決定できませんと、段々延びてしまいますから、この際、一つ各会派はどういう審議状況だかお話し願えるならば、甚だ結構と思います。
#40
○委員長(木内四郎君) 民主党からは今櫻内委員からお話になつた通りでありますが、社会党或いは緑風会は如何でしようか。差当り社会党の方を天田委員から……。
#41
○天田勝正君 私の方は、他の会派さえ差支えなくば、いつでも開いて結構でございます。
#42
○委員長(木内四郎君) 緑風会の方は結城委員……。
#43
○結城安次君 私の方は、まだそこまで行つておりません。できるだけ早く取り決めるようにいたします。
#44
○委員長(木内四郎君) それでは、明日は政党法関係の小委員が全部関係方面と打合せのために時間が塞がつておりまするので、明後日本会議があれば本会議の散会後、本会議がなければ午前十時に再び運営委員会を開催して、その際御相談いたしたいと思います。各会派ともそれまでに十分御研究願いたい思います。外に何か議題がありましようか。
#45
○佐々木良作君 ちよつとこれは庶務的事項の質問なんですが、控室関係の政府との交渉はどういうふうになつておるか、再度強硬に申入れるということになつておりましたが……。
#46
○委員長(木内四郎君) 佐々木委員は御欠席になつたかと思うのですが、その後、官房副長官がここに参られまして、その際は兼岩委員が出ておられたと思うのでありますが、官房副長官からいろいろ政府側の事情を説明されて、丁度今一番忙がしいときで、政府委員が皆入つて來ておる際であり、この際急に変えて頂くのは、向うとしては困る事情があるということを棲々述べられてこの議会だけは一つ何とかしてこのままにして貰いたい、この議会が済めば休会の間に片附けて明渡すようにするこういうお話がありまして、ここで皆さんに御相談しましたら、皆さんの方もいろいろ政府側の事情も同情すべき点もあるし、こちらの方の態度としても、今急に直ぐに言うこともどうかと思うから、成るべく早く明渡すようにして貰いたい、遅くもこの休会までに明渡すようにして貰いたいというふうに、その際話が決まりました。そのことを向うへ通じたのであります。そういうようなふうになつております。
#47
○佐々木良作君 その点はここで了承しておることになつておりますか。
#48
○委員長(木内四郎君) 了承しております。
#49
○佐々木良作君 そうすると、三階の常任委員会の事務室、これの方はこれと別個に進めていいことになつておるのですか。その点はどうでしようか。
#50
○参事(河野義克君) 只今の点は、金曜日の常任委員長の懇談会におきまして先般御決定を願いました委員室の枠の中で、どの委員会がどの部屋に入るということを大体御決定を願つたのであります。それでその常任委員長の懇談会の席上でも申上げました通り、控室の関係、政府との交渉の関係が、何ら三階の委員室の割り振りの問題に波及をしないならば、三階の委員室関係の変更は事務局としてはすでにできる恰好になつているということは、常任委員長懇談会で申上げたわけであります。尚もう一点御了解願つておきたいことは、議院運営委員会では専門調査員及び同附属室を含めて六室を委員長專門調査員、委員会書記の使うための室に充てるというふうに御了解を願つて置いたのでありますが、その後実際に室の坪数等を考えまして、各委員会で各委員長その他に使つて頂く場合にどうもあまり狭過ぎて実行的でないというふうに思われましたので、取敢えず常任委員長懇談会にはもう一室増して、全部で七室ということで御相談を願つて置いたわけでありまして、一應それで常任委員長懇談会の方は御了承を願いました。その一室を委員会の会議室から、そういつた委員長、専門調査員委員会書記のため、室の方に、更に一室を殖やして廻したという点について改めてこの議院運営委員会の御承諾を願つて置きたいと思うわけであります。
#51
○委員長(木内四郎君) 常任委員長専門調査員及び委員会書記の室の問題ですが、只今委員部長から御説明申上げましたように、当初は六室をそれに充てて、そうして室割を決めるということになつておりましたが、いろいろ坪数などを勘案した結果、やはり七宝ないとそれがうまく行かんということでありますので、七室といたしましてそうして政府委員の控え室の方はいずれ明け渡すということになつておりますので、それとは別個に常任委員長及び專門調杢員及び委員会書記の室を七宝として、各常任委員長の懇談会で決めたようなふうにこれを配分することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#52
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それでは外に問題がありませんければ、本日はこの程度で散会いたします。
   午前十一時四十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
           結城 安次君
   委員
           天田 勝正君
           松本治一郎君
           木下 盛雄君
           稻垣平太郎君
           伊東 隆治君
           櫻内 辰郎君
           高橋龍太郎君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
  ―――――――――――――
   議長      松平 恒雄君
  ―――――――――――――
  事務局側
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参    事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
ソース: 国立国会図書館
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