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1947/10/15 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第36号
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1947/10/15 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第36号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第36号
  付託事件
○新憲法の活用に関する陳情(第二十
 七号)
○戰爭犠牲者の負担公平を自由討議の
 問題とすることに関する請願(第百
 三十二号)
○國会の会期に関する件
  ―――――――――――――
昭和二十二年十月十五日(水曜日)
   午前十時十三分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○國会の会期に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それではこれより委員会を開きます。会期延長に関しまして政府から申入れがありましたそうでありまするので、その点についてお諮りいたしたいと思います。議長から御説明があります。
#3
○議長(松平恒雄君) 昨日西尾官房長官が見えまして、私と事務総長が面会いたした次第であります。その時の話に予算は今週の末あたりに目鼻がつくつもりである。それで來週一ぱいガリ版に刷つたり、いろいろな準備をして來週の末には提出することができるということを言つておりました。それで会期は一ケ月ばかり延長をして頂けば大丈夫と思うと、こういうことを申込んで來られたのであります。それで常任委員長の審議の状況も聽かなければなりませんが、取敢えず今のことを皆さんに申上げてお諮りをいたします。
#4
○委員長(木内四郎君) この問題につきましては、只今議長からお話がありましたように、國会法の規定によりまして、各常任委員長の意向を聽いた上に、この委員会としての態度を決めなければならんと思うのでありますが、その前にこの問題につきまして、何か御意見がありましたら御交換願いたいと思います。
#5
○松本治一郎君 一ケ月延びましても亦四度延長の話が持ち込まれやしないかということが考えられます。そういうことでありますならばゆつくり準備をして貰いまして、そうして通常議会数日前で終るように会期を延べて貰いたいとこう考えます。そうすると仮に二十日までが会期になつておるから、それから一ケ月延びますと十一月二十日のそれを十二月の五日頃まで延びることにしましてそうして二十日から二十日間ぐらい休会をとるというようなことにしたらどうでしよう。そうすると通常議会にそのまま乗り込まれるわけなんです。通常議会を開くことを來年の一月まで休むということになる。そういうことにやつた方がよくはないかと私は思うのですがいかがですか。
#6
○議長(松平恒雄君) 先程申上げた中に一言落したことがありますが、それは西尾官房長官はこの席に出て御説明をみずからいたしてもよろしいということを言つておりました。それだけ申し添えておきます。
#7
○竹下豐次君 通常会は十二月の幾日頃これを召集して、そうしていつ頃まで休会になるというような何か見当でもついておるのですか。
#8
○事務総長(小林次郎君) まだその点ははつきりしておりませんが、併し大体論としてまあ十二月の上旬ということになつておりますから、上旬と申しますれば、十日の少し前くらいなところで召集されるのじやないかと思います。それを二十日前に決定しなければならんのですが、だから先程副議長のおつしやつた通り五日頃になりますか、六日になりますか分つておりませんが、今西尾君が見えますから、何かそれをお聽きになつたら政府として考えておるかもしれませんから……今すぐ見えます。
#9
○委員長(木内四郎君) 今竹下議員の御質問の点は通常議会は十二月上旬のいつ頃開かれるかということと開いてすぐ休む……。
#10
○竹下豐次君 休みにしてどの位休むか……。
#11
○委員長(木内四郎君) その点につきましては、もし年内に議了しなければならん法案、或いは万一突発的なものでも出て参りますれば、必要であるかもしれませんが、そういう点については法制局長官に何かお考があつたら伺いたいと思います。
#12
○松本治一郎君 今までは御承知の通り十二月二十四日に召集されて一月二十日に再会になつた。そういう点から考えると、結局そういうふうになりはしないかと考えますが。
#13
○佐々木良作君 ちよつと法制局長官にお尋ねしたいのですが、重要法案の点は、一番重要法案になりそうな経済力の集中排除法案、自治警察と國家警察はこの会期に出されることと予想されるのでありますが、その準備段階を御説明願いたいと思います。
#14
○政府委員(佐藤達夫君) 警察法案という名前を附けまして、準備したのでありますが、これは今週の月曜日に英文にしまして、法律案の形で関係の方面へ申込んでおりますが、その後私の方では待機しておりますが、何らの申入れがありませんので、その方面において檢討しておるのだろうと考えます。まだその程度であります。
#15
○佐々木良作君 それはもうすでに一應の要綱じやなくて、法案として向うに出してあるわけですか。
#16
○政府委員(佐藤達夫君) それ完全なる法案の形として出してあります。
#17
○天田勝正君 それと関聯することでありますが、司法省廃止に関する法律案も恐らく出るんだろうと思います。それから今後警察関係というような問題、これらについてもどのような御準備になつておりますか。
#18
○政府委員(佐藤達夫君) 司法省改組の法案につきましても、大体関係の向きとの折衝は警察関係の法律と並行してやつておりまして、これの方は実は條文は非常に簡單でありますが、まだ條文の形としては出してありませんが、一應数日中に向うに出すという約束になつております。これは短いものであります。
#19
○天田勝正君 解体の條文は短くても、併し法務省設置の法案というようなものが出るとすると、やはり労働省設置くらいの長いものになるのではありませんか。
#20
○政府委員(佐藤達夫君) 大体労働省の設置法案、まああれより少し短いか、あの程度とお考えになつてよいと思います。
#21
○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#22
○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて……。内閣官房長官が來られましたから、会期延長の問題について官房長官から一應御説明願います。
#23
○國務大臣(西尾末廣君) それでは会期の問題につきまして、政府の希望を申上げまして御配慮願いたいと思います。会期もすでに迫つて参りましたが、政府の法律案提出が種々の事情で遅れておりましたが、わけても最も重要な追加予算案が、この会期中には提出しかねるような事情であります。印刷等の都合を考えますと、大体二十四五日頃になるのではないかと考えられるのであります。その他警察法の問題等相当重要な法案もありまするし、まだ提案している法律案で未成立のもの、今後提案するものがまだ三四十件ありますので、そういう点から会期の延長が願いたいと、こう思うのであります。そういうことについてどれ程延長した方がいいかということについて皆さんの御参考になるようなことにつきましては、いろいろ御質問がありますればお答えいたしたいと思います。
#24
○左藤義詮君 この前延長を政府から懇請のありました時に、木下盛雄君から片山総理の御出席を願つて、甚だ不手際でこうしてだらだらと而も経済その他國家危急の際に延ばされることは非常に遺憾である。これで決して今後は延長しないという確約をして欲しいということを申した時に、予算と國管その他四つの重要案件に関する限りは延長しないで審議できるように必ず政府は責任を持つ、但しそれ以外は何か突発的なことがあつた場合にはこれは延長願うかも知れない。突発事項と申すのは、今の警察法案その他だと想像いたすのでありますが、この前のそういう議院運営委員会における総理のお約束からしますけば、少くともこれまでの表向きの公式には予算國管その他は二十日までに審議のできる範囲において政府は提出をする責任を持つておられた。その予算がすでに二十日審議の期間どころか二十日にもできないので二十四五日ということは、この前の総理のお約束と甚だ違つて來ている。いろいろな各般の止むを得ない事情は私共も十分お察し申上げるのでありますが、この点は運営委員会ではつきり総理が約束されたことでありますので、その点だけは一應政府として責任を明確にして頂きたいと思うのであります。
#25
○国務大臣(西尾末廣君) 私まだ総理がどういう言明をせられたか詳しく存じませんが、恐らく今お話があつたような言明をせられたものと思いますが仮にそう言明せられたといたしますならば然らば今度の延長が突発的なことが起つたかどうかということに議論がなると思いますが、これは一つ政府の立場を御考慮下さつて、好意的の御考慮下さるならば突発事件が起つたと言えないこともないことがあるのであります。それは主として予算の問題でありますが、大体当初におきましては追加予算について関係方面の了解を得ておつたのでありますが、その後関係方面から終戰処理費につきまして変更の申出がありました。主としてそのことに関聯して一應了解を得ておりました追加予算、即ち約七百億ちよつと内輪のものが関係方面の要求によつて変更せざるを止むなきに至つた。そうしてそれは相当大きな要求額でありましたので、日本の財政経済の復興のためには、何とかしてこれを一つ日本の実情を愬えて減額して貰いたいということのために非常な時間を取つて、そのために提案が遅れた。こういうことになつておるのでありまして、解釈のしようによれば、突発事項といえないかも知れませんが、御好意ある解釈を頂きますならば、そう解釈して頂けんこともないのではあるまいかと思いますので、御配慮を願いたいと思います。
#26
○左藤義詮君 御苦衷誠に何とも申上げることができないのでありますが、ただこの前の筋といたしましては、予算、國管、公務員法、企業集中排除法、この四つの法案に関する限りは、政府は責任を以て二十日までに審議ができるように準備をする。それ以外の何か突発的な事件、後に常任委員長の懇談会において大体内容を伺つたのでありますが、このことについては或いは延長するかも知れない。こういう趣旨であつたのでありますが、この延長は予算が非常に困難であつた御事情は私共國民の一人として誠に政府の御苦衷に対して感謝いたすのでありますが、筋といたしましては、この四つの法案に関する限りは二十日までに審議は終了する見込であつたと思うのでありますが、当時総理としてはつきり御言明をなさつた。その点に対しては、運営委員会に対して政府の責任だけは確認をしておきたい。そうして警察法案とかいうような突発的な事情があつたならば、これはその方から考慮する。ちようどこの前官房長官おいでにならないで、総理だけの御言明であつたので、その間の事情は御承知ないかも知れないが、これは後刻でも結構でありますが、速記録を御覧下さいまして、その筋だけは政府としてお立て願いたい。かように希望いたします。
#27
○國務大臣(西尾末廣君) 承知いたしました。
#28
○佐々木良作君 官房長官にちよつとお伺いしたいのでありますが、議長の御報告によりますと、政府から大体一ケ月の延長をしてくれないかというお話だつたと承つたのでありますが、この前のお話があつた時に必要な期間というのは、その期間に政府からの法律案がくるというのではなく、それが國会において十分に審議され得る時間というのが目されて、見込まれておらなければならんわけですが、現在の場合にして見ても、石炭の國管法にしても、経済力集中排除法にしても、実際にこの会期延長の二十日まででは、殆んど会期内で收めることは不可能な状態になつていると思います。そういう例と対比して、一ケ月で、いつ頃法律案が大体出て、やれる見込か。議長などから今お話があつたが、恐らく一ケ月では又再々々延長が必要になつてくるのじやないかというようなことが予見されるのですが、荀くも一ケ月ぐらいでなんとかなるということならば、なんとかなる見込が今度こそないと工合が惡いと思いますが、その辺の見通しいかがでありますか。
#29
○國務大臣(西尾末廣君) その点は少し言い足りませんでしたが実は閣議でどれくらいにお願いしたらいいかというとこの御相談に相成つた時分に、予算案を公聽会にかけなければならん。で予算案が提出せられて後に、公聽会の通知をするということをしておると、相当そのことのために十四日くらいかかるのじやないかと、私も法律をよく分りませんが、そうなると、一ケ月ぐらいではむずかしかろう。公聽会を開くについて法律上はなかなか面倒なようでありまするが、なにかの便法を講ずる余地があつて、今予算案がまだ上程されないけれども、公聽かを大体の見込を付けて先に通知し、若しくは公告するという方法が講ぜられるならば、一ケ月ぐらいで行けるのじやなかろうかという、いくらかそういう但書が附いておつたのでありまして、併し政府といたしまして、一ケ月と限つたわけではないのでありまして、これは全く國会の方の御決定に待つ次第でありますから、まあ尚法制局長官もきておりますから、法案提出の大体予定等につきまして、お聽取りを願いまして、國会の方の御判断によつて、適当に会期はお決めを願いたい。かように思つております。
#30
○委員長(木内四郎君) さつきの予算のことでございますが、御説明がありましたが、今度の予算は追加予算と言いましても、本予算に匹適し、或いはそれよりも大きいくらいなものだろうと思うのでありまして、それをガリ版で出されて審議してもちよつと工合が惡いと思いますが、仮にこれを本印刷にして出されるということになつたら、いつごろになりますか。二十四五日頃というのはガリ版でしよう。
#31
○國務大臣(西尾末廣君) ガリ版の積りです。
#32
○委員長(木内四郎君) そうすると、うはりそのあと十日ぐらいは日子を要するのじやないでしようか。ガリ版のものを本当の印刷にして貰うわけなんです。
#33
○國務大臣(西尾末廣君) それはちよつと……。
#34
○委員長(木内四郎君) 併しあの大きな予算をガリ版で出されても、ちよつと読む方の方も困るのじやないかという氣がするのですがね。
#35
○左藤義詮君 ガリ版ならば二十四、五日頃ということは、閣議は今日もう決りましたか。閣議は決定しないのじやないですか。
#36
○國務大臣(西尾末廣君) 予算の最終決定ですが、まだできていないのです。そのことにつきましては、大体主として関係筋との折衝の点、先程申しました終戰処理費の点につきまして、凡そのところまで歩み寄りができておるのでありますが、もう一遍交渉しようということになつて、閣議においては大体の意見の一致はしておりますので、多分今週中には関係筋との方も折衝が済み、閣議も最終決定がでぎるだろう。そうしますと、あとガリ版に一週間くらいかかる。そういう予定になつております。
#37
○左藤義詮君 ガリ版とか印刷の時間よりも、元が決まらなければいかんですね。これは一つ相手のあることですから非常に困難なことですけれども、それが決りませんと、尚その印刷期間よりもつと困難な問題があるのですね。会期の問題非常にむずかしくなる……。
#38
○國務大臣(西尾末廣君) その点は、先方のいうておるのをオーケーといつたら今日でも決るのです。けれどもそこが國庫負担を考えまして会期を延ばして誠に相済まんけれども、そのことよりも、もつと今日の日本の経済の安定を得るためにというので懇請しておるわけです。併しこれもいつまでもそうしておつてはならんのでありまして、今週中には最終決定ができるとそれは間違ないところであります。
#39
○左藤義詮君 分りました。
#40
○竹下豐次君 さつき私お尋ねしましたことを委員長からちよつと……。次の通常会をいつからお開きになる御予定ですか。招集されたら又從來の議会のように、一月の二十日頃まで休むということですか。
#41
○國務大臣(西尾末廣君) その点につきましては、閣議としてはなにも決定いたしておりません。漏れ承るところによりますと、衆議院議長の方において、まあ会期をできるだけ延ばしておいて、そうしてこの会期が済んだ翌日に、又通常議会を開き、まあそれの召集、開院式というものをやつて、それですぐ正月まで休会するようにしたらどうかという案があるようでありますが、政府におきましては、その点について今何等研究いたしておりません。
#42
○竹下豐次君 衆議院の正月までというのは、從來のように正月の二十日頃まで休むという、そんな意味ですか。
#43
○國務大臣(西尾末廣君) そういう意味だろうと思います。
#44
○委員長(木内四郎君) 本会議の都合もありまするので、若し特にこの際官房長官、法制局長官にお伺いすることがありましたら簡單にお願いいたします。
#45
○黒川武雄君 三十日延ばして、又三十日になつてから延ばすということよりも、通常会の前々日まで延ばすというようなふうにして頂きたいのです。そうでないと、いくら総理大臣が約束されても約束守られないから、それよりも思い切つて通常議会の前日までやるというようにやつて頂きたい。
#46
○委員長(木内四郎君) 法制局長官に念のために伺いますが、関係の法案は、非常にむずかしいかも知れませんが、何日頃までに全部出盡しますか。
#47
○政府委員(佐藤達夫君) これは関係方面の手続までも含めての見通しということは、もう正直に申上げて、私は申上げる自信はないというふうに述べざるを得ないのであります。ただ政府の手続は、ここまでに整いますということに止めざるを得ないと思うのでありますが、先程ちよつと触れましたように例の警察法の問題はああいう段階に行つております。それから司法省解体の関係のものも実体において大体固つて参りましたから、これは成案が今週一ぱいくらいにできるという見通しを持つております。而してこれを外部との折衝の関係においても割合順調に行くのじやないか。ただ前の運営委員会の際からいろいろ御心配をして頂いておりました、例の命令を法律に書き直す作業がございます。これが非常に小さい、ちよつとした手直しを要するものが多数でありますけれども、それにいたしましても二十何件にはなります。その方の問題が割合に分量としては、大きい分量を占めるとも思うのでありますが、これについての政府の作業は、これは殆んど大部分は法律案の形に仕上げまして関係の方へ送り込んでございます。それからその中の数件、五六件でありますが、それがまだその文体について話が纒らん分がございまして、法案の形に法制局が眼を通した法案の形というところまで行つておりません。これは数件に止まるので大部分は法案の形はすでにでき上つて向うの方の檢討を受けつつあるという段階にございます。
#48
○委員長(木内四郎君) 來月の五日から十日ぐらいまでの間、そのくらいまでには全部出揃うでしよう。
#49
○政府委員(佐藤達夫君) 全部出揃うということは申しかねますけれども、相当これは出揃うだろうという見通しは持ております。
#50
○國務大臣(西尾末廣君) ちよつとその点今度の憲法が新らしく改正されまして、これに伴うところのいろいろな細かい法律を小さいところを変えなければならん。恐らく國会においても形式的に、内容的にそう余り論議のないようなものが沢山あるのです。そういうものの立案に法制局の方も相当骨が折れておる。勢い審議を急ぐために十分内容的に時間のかかるようなものから先に提出するように努力いたしますので、案外数日前に國会に提出しても差支えないものもありますので、その点はできるだけ内容の重要なものから早く出すように努力いたしたいと思います。
#51
○藤井新一君 西尾官房長官がおられるからお伺いいたしますが、十一月一ぱい、或いは十二月五日までに会期を延ばすということは結構ですが、その会期を延長するにしても、自然休会せばして正式休会ということにして欲しい。政府においてはどうお考えになられておられるか、例えば司法委員会の如きは最も重要な案件、即ち家事審判法というものが目下審議されておるので、議会が若し自然休会になつてしまえばおじやんになつてしまう。この案件の如きは十一月の十二日が満了期限であります。どうしてもそれまでに審議完了しなければ無効になつてしまうものであります。そうなるとその間にどうしても正式に休会してくれればそれが通る。その法案はすでに衆議院は通つておる。そういう面もありますから、この面については正式な休会と自然休会ははつきりして置かないと重要な案件をふいにしてしまうことがありますから、十分に御考慮願つて、この会期を延ばすことを十分審議して頂きたい。それについての西尾官房長官はどういうお考えですか。
#52
○國務大臣(西尾末廣君) これは全く國会の方の御事情によるのでありまして、政府としてとやかく注文をつける筋合ではないのでありますが、各角の御好意あるお尋ねですから、政府の希望を言わせて頂きますと、重要な法案が相当山積すると思いますので、恐らくその間に休会しておるような暇はないような状態になるのではないか。從つて継続的に御審議を願えれば結構だと、かように考えております。
#53
○委員長(木内四郎君) 本会議の都合がありますから、若し特に御質問がなければこの程度に……。
#54
○左藤義詮君 西尾官房長官に滅多にお目に掛けませんから、時間が迫つておりますから極く簡單に申しますが、本会議にしても委員会にしても、閣僚政府委員の出席が非常に少い。これはいろいろな方面との折衡の御事情は十分お察ししますが、そのために是非質問したいことも、閣僚、政府委員が見えないために、そのまま散会してしまうということが、これが審議が遅れてきた原因になつておるのであります。從來は会期中は、短かかつたからでもありましようが、殆んど閣僚は院内に見えておりましたが、総理官邸などに殆んど詰め切つておる、最近どうも総理官邸に連絡がつかない。出席願つても十分も十五分も掛る。非常に時間のロスが多い。新憲法の精神で國会が総ての中心になつてくるということからしても、もう少し院内に顔を見せに頂きたいと思います。できるだけ我々の要望が聽いて頂けるような一つ御配慮を是非願いたいと思います。お考を一つ伺いたいと思います。
#55
○委員長(木内四郎君) 只今左藤委員からの御発言非常に重大な問題でありまして、当委員会としてもかねがねこういう意見が出ておつたのでありますから、西尾官房長におかれても、特に政府を御鞭撻願いたいと思います。
#56
○國務大臣(西尾末廣君) 只今の点につきましては、從來もそういう要望のあることは承知しておつたのでありますが、新たに正式にお話があつたのでありますから、このことは正式に閣議等において傳えまして、できるだけ御趣旨に副うようにいたしたいと思います。
#57
○委員長(木内四郎君) それでは本日はこれにて散会いたします。いずれ常任委員長に対して議長から意見を聽かれた後において、更にこの委員会を開きまして、会期の問題を議したいと思います。本日はこれにて散会いたします。
   午前十時五十七分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
           結城 安次君
   委員
           塚本 重藏君
           松本治一郎君
           黒川 武雄君
           左藤 義詮君
           伊東 隆治君
           稻垣平太郎君
           竹下 豐次君
           野田 俊作君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
   議長      松平 恒雄君
  國務大臣
   國 務 大 臣 西尾 末廣君
  政府委員
   法制局長官   佐藤 達夫君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  小林 次郎君
   参     事
   (法制部長)  川上 和吉君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (調査第一課
   長)      市川 正義君
   参     事
   (速記課長)  山田  到君
ソース: 国立国会図書館
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