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1947/10/18 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第37号
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1947/10/18 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第37号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第37号
  付託事件
○新憲法の活用に関する陳情(第二十
 七号)
○戰爭犠牲者の負担公平を自由討議の
 問題とすることに関する請願(第百
 三十二号)
○國会の会期に関する件
○國会法第三十九條第二項の議決に関
 する件(労働委員会委員、斡旋員及
 び船員中央労働委員会委員)
○議員派遣に関する件
○行刑問題に関する調査承認要求に関
 する件
○水害対策に関する調査承認要求に関
 する件
  ―――――――――――――
昭和二十二年十月十八日(土曜日)
   午前十時二十二分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○國会の会期に関する件
○國会法第三十九條第二項の議決に関
 する件(船員中央労働委員会委員)
○議員派遣に関する件
○水害対策に関する調査承認要求に関
 する件
○行刑問題に関する調査承認要求に関
 する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それでは委員会を開きます。議会の延長問題についてお諮りいたしたいと思います。
#3
○議長(松平恒雄君) ちよつと申上げますが、会期の延長について衆議院議長の方から話が今朝ございまして、衆議院では運営委員会で会期を四十日間延ばすということに決定しまして、それを今日の本会議で決めるのだそうでございます。それでそれまでの間休会をするということは向うでは考えておらないということでございます。若し休会という議が出れば、正式の休会でなくて、議院別々事実上の休会に入ることは別であるけれども、正式の休会ということは考えておらん、こういうことでございますから、それだけちよつと申上げておきます。
#4
○委員長(木内四郎君) 尚参議院規則第二十二條によりまして、議長は各常任委員長の意見を去る十五日に徴せられたのでありますが、その点について事務総長から御報告願いたいと思います。
#5
○事務総長(小林次郎君) この前運営委員会に西尾氏が見えまして、三十日ということで大体お話になりました。それから今委員長の言われましたように、議長が各常任委員長に現在の樣子を伺つたところが、大体治安及び地方制度の委員長は十日くらいの休会を含めて四十日ぐらい延ばしたい。予算委員長は三十日間ぐらいあればできるだろう。それから財政委員長は少くとも三十日くらい延ばしてもらいたい。決算委員長は現在のままならば二十日ぐらいで済むだろう。司法委員長は民法、家事審判法、農地業資産相続法とかいろいろむつかしい問題があるので、そういうものが若し簡單に済むということになれば、二十日ぐらいでよいだろうというようなことで、労働の方も失業手当法は十一月の一日までにぜひやつてもらいたいという要望があるので、それはそのくらいかかるとして、その外には大して時間はかからないというような大体の御意見がございました。それから衆議院と今朝交渉いたしました模樣を申しますと、衆議院では大体予算が二十六七日頃出る予定で、衆議院の予算委員会は公聽会を開く関係から二十日くらいかかるということで、参議院の方では十日ぐらいかかるだろうというようなことを委員長が言つておられました。両方寄せますと三十日くらいはどうしてもかかる。而も予算が二十六七日に出ることになりますと、十一月の二十六七日ということになり、そうすると日が丁度三十七八日ということになりまして、非常に端数が出ますから、むしろ四十日くらい延ばして十一月の二十九日までにしよう。尚こちらで成るべくならばもう少し延ばしついでに延ばして十二月の通常会に接着するようにしたらよいというような意見があるのだという話をしたのです。ところが十二月の一日からはもう十二月の初旬だから、これは政府としてはいくらでもこちらと話合いの上召集日の都合もつけることができるのだから、大体四十日とか、五十日とかというラウンド・ナンバーで延ばすことがよいと思うから、ともかくも四十日延ばして十一月二十九日まで、こういうことにしたい意向だつたということを申しておりました。
 尚休会のことはいろいろの重要な法案があるので、両院一致したいわゆる國会の休会ということは困るのだ、できるならば各院別々に適当なる方法でやるということの方が願わしい。それで一昨日の運営委員会では休会の問題は触れないということになつておつたということでございます。それだけ御報告申上げます。
#6
○塚本重藏君 事務総長から各常任委員会の事情のお話があつた中で厚生の方のが洩れていたので申上げます。実は今兒童福祉法が或る特別な事情があつて、今月の二十五日までにぜひ両院を通過するように取計らつてくれという大臣の申入れがありまして、両院の合同打合会を開きました結果、尤もだということで議案の取扱について打合せをいたしましたところによりますと、衆議院の方は今日委員会を終了して、來週の火曜日の本会議にこれを上程する。而して参議院の方では二十五日までに本会議を通過するように取計らうということの両院の打合会でそういう打合せをいたしておるものが一件あります。お含みのほどを願います。
#7
○下條康麿君 会期の延長、長さの問題は今衆議院の方の案を伺いまして、大体それでよいのじやないかと思います。つまり四十日ぐらい延ばすということでよいのじやないか、ただその場合、実は議員各位も地方から來ておられる関係もありますので、滯在が長きに及んでおりまして、又この際四十日も延びるということになれば、多少そこに帰郷の期間も與えて貰いたいという希望もあります。一方議案の方を見ますと、今の兒童福祉法案は別としてその他の案は差当り今ここで一週間や十日審議を延ばしても差支ないように思いますので、この際延ばすことは延ばしますが、休会はいわゆる自然休会本会議、委員会も開かないで事実上の休会を一週間なり十日なりおやりになりましたらどうかと思つております。ただ今厚生委員長のお話のように兒童福祉法案がそういう関係であれば、それが終つてから延ばすかどうかということが問題だと思います。
#8
○委員長(木内四郎君) それでは先ずお諮りいたしたいと思いますが、先程事務総長からも御報告がありましたように、常任委員長の意向を徴しましたところ、十日位の休会をも含め四十日くらいあれば大体議案の審査もできるだろうということでありますので、会期を四十日間延長するということに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(木内四郎君) それでは御異議ないものと認めます。尚この際特に当委員会として明らかにして置きたいと思いますのは、巷間往々國会の審議が非常にだらだらしておつて、能率が挙らないというようなことを言つておるのでありますが、この前総理大臣が來てここで説明されまして、突発事項のない限り、予算案、経済力集中排除法案その他の案件は、会期を延長しないでも十分審議できるように取計らうということを政府の方で言つておつたにも拘らず、今日尚そういうものが提出されませんで、そのために突発事項は別としても、予算案等のためだけでも会期を延長しなければならんというようなことになりましたので、この責任は一に政府にあるのであつて、國会には全然そういう責任がないということを当委員会として明らかにして置きたいと思います。
 尚先程下條委員からお話のありました自然休会の件につきましては、いずれ各会派においてお打合せを願つたらどうかと思いますが、いかがでありますか。
#10
○下條康麿君 もう決められてはいかがでありますか。大体各派でもいろいろ打合せておられると思いますから……。
#11
○委員長(木内四郎君) それじや問題は今の厚生委員長のお話の点だけが、一番大きな問題になりはしないかと思います。ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#12
○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて……。
 それでは國会法第三十九條第二項の議決に関する件についてお諮りいたしたいと思います。
#13
○政府委員(吉武惠市君) それでは私から簡單に御説明申上げたいと思います。先般の運営委員会にお諮りをいたして御審議を願つたのでありまするが御意見がございまして、次会に、もう一遍やるということに相成つておつたのでございます。その後、衆議院の方及び関係方面と折衝いたしましたところ、次のようなことに相成りましたので、御報告かたがた御依頼を申上げたいと思います。
#14
○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#15
○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて。只今中央労働委員会委員の任免につきまして、國会法第三十九條第二項の承認を求めたいということでありましたが、この点につきましては、中央労働委員会の急速なる発足を助ける意味におきまして、來年の三月末まで又若しその前に改選できれば成るべく速かなる機会において改選するということで、同意を與えることに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
 尚議員派遣要求についてお諮りいたしたいと思います。
#17
○参事(河野義克君) 議員派遣要求書が三通出ておりますから朗読いたします。
   議員派遣要求書
一、派遣の目的 体育界の実情を把握し、以てつ今後の体育施策に資する。
一、派遣議員 安達良助、鈴木憲一松野喜内
一、派遣期間 十月二十九日から十一月四日まで七日間
一、派 遣 地 金澤市(第二囘國民体育大会)
一、費   用 概算八、四〇〇円
   内 訳
議員派遣旅費(一名一日四〇〇円)三名七日分
右本院規則第百八十條により要求する。
 昭和二十二年十月十五日
      文教委員長 田中耕太郎
  参議院議長 松平恒雄殿
 今度は労働委員会からであります。
   議員派遣要求書
一、派遣の目的 労働基準局、地方労働委員会、職業安定所、職業補導所、炭鉱労働事情等の状況を調査して、一般労働問題に関する審査に資する。
一、派遣議員、派遣期間、派遣地
 第一班 川上嘉市、赤松常子、天田勝正、竹下豐次、深川タマヱ
     十月二十三日から十月二十八日まで六日間
     愛知縣、大阪府、京都府
 第二班 原虎一、松井道夫、姫井伊介、中野重治
     十月二十三日から十月三十一日まで九日間
     山口縣、福岡縣
 第三班 堀末治、栗山良夫、千葉信山田節男
     十月二十三日から十月三十一日まで九日間
     北海道
一、費用 概算四〇、八〇〇円
   内 訳
議員派遣旅費(一名一日ニ付四〇〇円)第一班一二、〇〇〇円、第二班一四、四〇〇円、第三班一四、四〇〇円
右参議院規則第百八十條により要求する。
 昭和二十二年十月十八日
      労働委員長 原  虎一
  参議院議長 松平恒雄殿
 それからもう一件は國土建画委員会から出たものでありまするが、これは先般この委員会にかけましたところ、いろいろ御意見が出まして、その結果國土計画委員会でもう一遍檢討して頂くということになつたのでありますが國土計画委員会では檢討の末原案通りで行くことを再議決いたしましてこちらに出して來られたわけであります。
  水害対策に関する調査承認要求書
一、事件の名称 水害対策に関する請査
一、調査の目的 今次水害の原因を調査して今後の治水対策に資する。
一、利   益 水害の原因及びその実情を調査することは、水害対策及び治水治山対策を樹立する一助となる。
一、方   法 関係者から意見を聽取し及び資料を蒐集し又実地調査を行う
一、期   間 今期國会開会中
一、費   用 四、八〇〇円
   内 訳
一、議員派遣旅費(一名一日四〇〇円)六名二日分
右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
 昭和二十二年十月十日
       國土計画委員長
            赤木 正雄
  参議院議長 松平恒雄殿
 以上調査承認要求書、議員派遣要求書を朗読いたしましたが、御質問があれば私の存じておることは御説明申上げます。
#18
○竹下豐次君 只今労働委員長がお見えになつておりますから、委員長からお話があつた方がよいかもしれませんが、御参考のため私から申上げます。労働委員会の方では、実は休会になるだろうということを予想して、休会中に一つ勉強しようじやありませんかというような氣持でこの案ができておつたのでありますが、丁度委員長が見えておりますからお話を聽いて頂きたいと思います。
#19
○委員長(木内四郎君) 今議員派遣の問題が議題になつておるのですが……
#20
○委員外議員(原虎一君) 議員派遣の問題は、休会というものがなければできないわけでありますから、休会中に是非見る所を見て置きたいというわけでその予定を組んでおるわけなんです。ですから休会が決定にならなければ自然先になるわけであります。そのつもりで御審議を願いたいと思います。
#21
○委員長(木内四郎君) それでは労働委員会の方からの御要求の議員派遣の件は留保いたしまして、文教委員長、國土計画委員長からの議員派遣要求及び調査承認要求についてお諮りいたしたいと思いますが、何か御意見なり御質問なりありましたら……。
#22
○藤井新一君 異議ありません、がこの前の委員会において國土計画の問題がここに審議されたときに藤井委員が反対したために國土計画の派遣ができなかつたということを、私に社会党の原口委員から猛烈に喰つて掛かられたのです。私はその当時反対はしなかつたが、ただこの問題は愼重にすべきものであるということを言明いたしました。然るに或る委員から、藤井委員が猛烈な反対をしたということを言ひふらしたことは甚だ心外である苟くもこの運営委員会において発言したことを而も人事も関することについて、委員はお互いに言論を愼んで貰いたいと思うのです。外の委員会はさて知らずこの運営委員会は人事に関することが多いのですから、委員たるものは権威を持つて決して口外をしないようにして貰わないと、運営上に甚だ困難を來たす場合がございますから、委員長からその旨を一つお達しを願います。
#23
○委員長(木内四郎君) 只今藤井委員からお述べのような点もありますので常に各委員は十分注意していられると思いますけれども、今後においても勿論注意して行きたいと思います。併し委員が口外したからどうという問題じやないかと思いますが……。
#24
○藤井新一君 原口委員はこの出席の委員の或る者がそう言つたということで、非常に憤慨されて誠に收拾すべからざるところの場面にまで立至つたのです。甚だ遺憾に私は考えておりますが、この委員会は人事が多いのですから、出席した以上は絶対に人のことについては言わないようにして貰いたいということをここに重ねてお願いいたします。
#25
○委員長(木内四郎君) 先ず文教委員長からの議員派遣要求、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#26
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
 それから水害対策に関する調査承認求要。同意することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それでは原委員長がおいでになつておりますので、國会の自然休会に関連しまして、失業手当法の実施等に関する点について御意見を伺いたいと思います。ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#28
○委員長(木内四郎君) 速記を始めてそれではいろいろ御意見もありましたが、來る二十三日から二十九日までの間は本会議を開かないことにいたしまして、委員会も特に必要があるものの他、成るべく開がないということにいたしたいと思いますが、如何でしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それではその間におきまして、先程労働委員長からお話がありました議員派遣の問題ですが、日程には多数変更があると思いますが、この趣旨に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#30
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。尚一件調査承認要求書が出ておりますので、委員部長から説明がございます。
#31
○参事(河野義克君) 司法委員会から行刑問題に関する調査承認要求書が出ておりますから朗読いたします。
   行刑問題に関する調査承認要求書
一、事件の名称 行刑問題に関する調査。
一、調査の目的 刑務所作業の合理化收容者に対する戒護の実情、監房施設の整備状況、刑務職員殊に看守の待遇問題、行刑に関する行政機構の問題等を調査研究する。
一、利   益 現下の行刑上の緊急問題に解決に資する。
一、方  法 関係者から意見を聽取し、必要に應じ刑務所施設及び構外作業に適する産業施設を実地調査する。
一、期  間 今期國会開会中。
右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
 昭和二十二年十月十六日
      司法委員長 伊藤  修
  参議院議長 松平恒雄殿
#32
○委員長(木内四郎君) これは議員の派遣を伴わない調査承認の要求であります。御質問なり御意見は……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
 それから來年度の予算の要求に関しましては、調査機構等の拡充に関する小委員会において御審議願うように委員会で決まつておつたのでありますがまだその方で御審議を始めておられないようでありますし、この予算の問題は寧ろ庶務小委員の方で他の問題といろいろ関聯がありますので、お取扱い願つたらいいと思うのでありますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。勿論調査機構の拡充の予算の問題がありますれば、その点については、調査機構拡充に関する小委員会において予算の問題も勿論御研究になるものと思いますが、予算一般としては庶務小委員会の問題としてお願いいたします。速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#35
○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて。経済力集中排除法案が提出されておりますが、重要な法案でありまするので、次の本会議において政府から説明を聽取することにいたしたら如何かと思うのでありますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。外に何か議題ありませうか……。
 それでは本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時三十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
           駒井 藤平君
           結城 安次君
   委員
           島   清君
           塚本 重藏君
           松本治一郎君
           左藤 義詮君
           伊東 隆治君
           櫻内 辰郎君
           佐藤 尚武君
           下條 康麿君
           竹下 豐次君
           野田 俊作君
           東浦 庄治君
           佐々木良作君
  出席政府委員
   労 働 次 官 吉武 惠市君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (庶務課長)  宮坂 完孝君
   参     事
   (委員部勤務) 根本  驥君
   参     事
   (委員部勤務) 佐藤 義弘君
ソース: 国立国会図書館
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