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1947/12/01 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第47号
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1947/12/01 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第47号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第47号
昭和二十二年十二月一日(月曜日)
    午後一時三十七分開議
 出席委員
   委員長 淺沼稻次郎君
   理事 坪川 信三君 理事 大石 倫治君
      安平 鹿一君    笹口  晃君
      佐々木更三君    森 三樹二君
      小島 徹三君    後藤 悦治君
      稻田 直道君    小澤佐重喜君
      石田 一松君    川野 芳滿君
      中野 四郎君
 出席政府委員
        法制局長官   佐藤 達夫君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        事 務 總 長 大池  眞君
        參議院議員   藤井 新一君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 次囘の自由討議に關する件
 昭和二十二年法律第八十號(國會議員の歳費、旅費及び手當等に關する件)の一部を改正する法律案に關する件
 國會議員の歳費、旅費及び手當等支給規程の一部改正案に關する件
 議員宿舎に關する件
 衆議院の豫算に關する件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 これより會議を開きます。
 まず最初に次囘の自由討議に關する件を議題といたします。事務總長から御説明を願います。これは議長の諮問事項であります。
#3
○大池事務總長 ただいまの自由討議の問題は、この前十一月十一日と十三日に緊急質問を自由討議に織り込んでお願いをしたわけであります。それから二週間に一遍開かなければならぬという最後の日が二十七日で、二十七日にお願いした結果、そのときの問題としては、前から延ばされておつた臨時農業生産調整法案の殘部を行うという豫定になつておつたのが、そのまま延期になつておるが、結局その延期のし放しになつておつたものをどう取扱うか、跡始末がありませんと、二週間に一遍開くようなことになつておりますから、ずつと流し切りにも行きませんので、最近の機會に何とか形をつけて、たとえば臨時農業生産調整法案の方はこれで打切るなら打切る、あとの自由討議は特殊なものをやるとか、やらぬとかいうことを、おきめ願いたいと思います。
#4
○中野(四)委員 この問題については、農林大臣が決行するまで待とうということで、今日まで待つたわけである。從つて農林大臣を急速にきめるという先決問題がきまらなければならぬもので、それはかかつて社會黨あるいは民主黨の都合によるものだと思うのですが、これが早くきまるとなれば、速やかに臨時農業生産調整法もかける方がいいし、まだ臨時農業生産調整法案のわれわれの方の質問がまわらないうちに、ほかの題に切りかえるということは贊成いたしかねるのですが、まず農林大臣は大體いつきまる豫定だということを委員長の方から御報告願いたい。この委員會から急速に政府に向つてこのことを委員長から質問をして聽いていただいたらどうか。大體この臨時農業生産調整法案は、全國農村民にとつては重大なる案件であつて、この問題を自由討議において議したということ自體が、大きな意義のある問題なのですから當然これは運營委員會の委員長という職責上、職權において政府側にまず聽いていただきたい。
#5
○淺沼委員長 政府に聽けという要望があれば、委員各位から委員長を通じて政府に聽くこともできると思いますが、政府に聽いてみたところでなるべく早い機會にきめるといつた程度で、具體的にいつ幾日までにという囘答を求めることは困難ではないかと思います。
#6
○中野(四)委員 そうなりますと、臨時農業生産調整法案というものは、農林大臣の確たる答辯がなければ意味をなさぬというので、今日まで延びてきたが、自然的に題材をかえなければならぬという過程にはいるので、これは今まで質問を續行している關係上、特にこの問題を取上げる農民黨などは、非常に困惑を感じるのですが……。
#7
○淺沼委員長 ただ問題は、今中野さんの言われたようなことで延ばしてまいつたのでありますが、延ばしてから約二週間經つて、まだ後任農林大臣の決定を見ないというのが現實であります。しかし農林大臣の職務を代行している總理大臣がおられるし、その他農林當局は政府委員として出席しておるわけでありますから、今までにきまらなければ、討論の題材にならないということで延びてきたけれども、今の段階においてきまらなくても、これをやらないということも私はいかがかと思うのです。どうでしようか。それでは自由討議の題目に關しては、臨時農業生産調整法案を繼續するということで御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
 次に日時ですが、いつごろがいいでしようか。
#9
○森(三)委員 四日頃はどうですか。
#10
○大池事務總長 ついでに、明日の議事日程に上げようと思つておるものを申し上げますと、民法の改正法律案は、もし態度が決定すれば一番最初にお願いして、以下民法の改正に伴う關係法律の整理に關する法律案が一つ、それから配炭公團法の一部を改正する法律案、それから地方税法の一部を改正する法律案、全國選擧管理委員會法案、企業再建整備法等の一部を改正する法律案、昭和十四年法律第三十九號災害被害者に對する租税の減免、徴收猶豫等に關する法律を改正する法律案、印紙等模造取締法案、漁業法の一部を改正する法律案、最高法務廳設置に伴う法令の整理に關する法律案、昭和二十二年度一般會計豫算補正第九號、昭和二十二年度特別會計豫算補正特第四號等、十一法案が上つているわけであります。なお明日上る日程としては、きよう上りますものが三件あつて、それは北海道に在勤する政府職員に對する越冬燃料購入費補給のための一時手當の支給に關する法律案、關税案の一部を改正する法律案、食糧の輸入税を免除する法律案等であります。
#11
○淺沼委員長 四日という議論がありますが、これはどうでしようか。――それでは、自由討議に關しては、議長の諮問にこたえまして、第一點が從來の取扱いました臨時農業生産調整法案を取扱う、それから日時は十二月四日にこれを行う、各黨の所要時間は從前各黨の持ち時間の殘餘の時間をもつてこれに充てる、こういうことに決定して御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#13
○淺沼委員長 次に議員の滯在旅費及び事務補助員の給與に關する件を議題に供します。事務總長から御報告を願います。
#14
○大池事務總長 ごく簡單に御報告申し上げます。
 過般來問題になつておりました議員滯在旅費を一日二百圓に上げたいという問題と、議員の事務補助員の給料を公務員並に、超過手當その他を加えた二千四百十四圓まで引上げたいということと、通信手當をクーポン式で月千圓までの範圍に上げたいということが、兩院の運營委員會の御決定に基きまして、案をこしらえて向うへ出しておつたわけであります。これに關しまして、二十八日の午前十時に衆議院から淺沼委員長と私、參議院から木内委員長と藤井委員、それに大藏當局の責任者を出してもらいたいということで最後の決定をするために參つたわけでありますが、大藏當局が前日の都合で當日御缺席になつたために、衆參兩院の意向はそこではつきりするが、肝腎な豫算的措置を必要とする當局がいないから、その場では私どもの方の兩委員長初め皆さんがこの案に對する一應の説明をしただけでありまして、最後の決定をするわけにはいかなかつた。從いまして兩委員長もお歸りになりまして、その日の午後三時に、衆議院の方から代表者として私、參議院の方から近藤次長、大藏省から主計局の東條部長、柏木、末弘兩事務官が集まりまして、最後の向うの御意見を承ることになつたわけであります。兩委員長は當日御都合で行かれませんものですから、ただいまここへお見えになりました藤井委員が兩委員會を代表いたしましてお立會いを願つたわけでございます。そこで最後の御決定を願つたわけでありますが、最後の考え方は、一つには、議員滯在旅費の増額は高過ぎるというのが第一點の見解であります。それは、歳費が實收三千八百圓くらいであるのに、六千圓近い滯在旅費をとるということは何としても高過ぎるという點が第一點。第二點は、この金には税金がつかない、税金がつかない金がそれ以上こういう莫大なものを取ることはどうであろうか。むしろ今の歳費三千五百圓にプラスされた二千圓の手當の法律があるから、あの二千圓の法律の方を上げることが至當であろうということ。第三に、かりにそれがよろしいにしても、時期が惡い今千八百ベースを討議の際に、議員側からこういうことをもち出すということは、理論はよくわかるが、時期が惡い。それから第四點は、五月まで遡及するということの法案になつておるが、これは絶對に認められない。こういう點の主張をされまして、結論といたしましては、事情は十分了承できるけれども、千八百圓ベース問題解決まで一時延期をしたらよかろう。こういう最後の御意見の發表があつたわけであります。そこでいろいろ私どもの方で向うの誤解のある點だと思いました點を主張いたしました結果、最後の容認され得べき最大限度のものをつかんできたわけであります。それは、一つは、現行の滯在額四十圓を百圓まで、その施行期日は九月一日以降、これが滯在費に關する問題であります。それから、秘書の給料については、今千百五十圓でありますが、それを二倍いたしました二千三百圓まで、それも九月一日以降、通信手當の問題はかりにクーポンといたしましても、補正豫算に間に合わないから、本議會はこれは保留してもらいたい。こういう三點の最後の結論を得たわけでありまして、この範圍において、大藏當局で他の影響がないとして豫算的に認めた場合には、自分の方も了承できるという最後の結論的な數字を承つてまいつたわけであります。從つて、今日お諮り申し上げますのは、運營委員會で、この程度でよかろうということの御制定になるか、あるいは、これではいかぬからやめるという御判定になるか。もしこれでよろしいということになれば、きわめて簡單でありまして、國會議員の歳費、旅費及び手當等支給規程の第十條の「日額四十圓」とありますのを「日額百圓」に改めること、第二には、國會議員の歳費、旅費及び手當等に關する法律案の第十條に「月額千百五十圓」とありますのを「二千三百圓」に改める。そしてこの二つとも九月分より支給することにするという、三點だけの簡單なことであります。從つてこの件をお諮り願つてよろしいということになれば、右の案文はきわめて簡單でありますから、兩院の事務局に御一任願えれば、すぐに案文をつくりまして、關係方面の了承を求めたいという、都合二點ございます。簡單に案文も一應できておりますから、もしこれでよろしいということになれば一應お目にかけて、法制部の方とも打合わせの上至急にとりまとめたい、かように考えております。
#15
○淺沼委員長 もし案文ができておつたら、おまわし願います。――取扱い方としてはどうでしようか。今事務總長から報告になりましたことを、ここに議題に供するに異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○淺沼委員長 それでは今御贊成を得ましたので大池事務總長から報告の通りに、第一點は現行の滯在手當を四十圓から百圓に改める。それから事務補助員の手當を千百五十圓から二千三百圓に改める。通信費の問題については、今議會はこれを留保する。こういうことを土臺にして協議を進めていただきたいと思います。ただいまお手もとに配りました法律案の改正、及び規程の改正を議題に供します。事務總長から御説明を願います。
#17
○大池事務總長 ただいま申し上げました昭和二十二年法律第八十號、國會議員の歳費、旅費及び手當等に關する法律の一部を改正する法律案、この案文の題名の「昭和二十二年法律第八十號の一部を改正する法律案」は、括弧の中の「國會議員の歳費、旅費及び手當等に關する法律」の方を題名にしていただきたい。そうでないと將來改正するたびに、法律第八十號改正ということになつて中みがわかりません。「國會議員歳費、旅費、及び手當等に關する法律」ということにしておきますと、將來の改正のときにすぐわかりますから、この括弧の中を本題に直したい。こういうことでございます。第十條の「千百五十圓」を「二千三百圓」に改めるというのがこの中みで、第十條の本文はこうなつております、「各議院の議長、副議長及び議員の事務補助員は、給料として月額千百五十圓を受ける。」こういうことになつておりますが、「給料として月額三千三百圓を受ける。」と改めていただきたいというのであります。この法律は昭和二十二年九月一日からこれを適用するのであります。
#18
○淺沼委員長 これは異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○淺沼委員長 御異議なければこの法律案を決定いたします。
#20
○大池事務總長 次に規程ははつきりと「國會議員の歳費、旅費及び手當等支給規程」と現われております。その十條の「當分の間議長、副議長及び議員は、召集に應じた日から會期の終了日までの間、日額四十圓の定額により滯在雜費を受ける。」その滯在雜費「四十圓」を「百圓」と改める。そうしてやはりこれは九月一日から適用する。
#21
○淺沼委員長 御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○淺沼委員長 御異議なければさよう決定いたします。その取扱いはどうなります。
#23
○大池事務總長 最初の方は法律案でありますから、やはり議院運營委員會で立案していただきまして、委員會を省略して本會議で御決定を願います。
#24
○淺沼委員長 それではただいま事務總長から御説明がありましたようにして、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○淺沼委員長 それではさように決定いたします。提案者は一人にしますか、全員にしますか。
#26
○大池事務總長 運營委員長の名義でやるのです。それから滯在雜費の四十圓を百圓にするのは、規程でありますから、兩院議長によつて定めることになつております。それで兩院の合同審査會の形式を履まなければなりませんが、向うでよろしいということになれば、兩方の議長の承認を得ればすぐでもできますから、豫算のでき次第できるようにしたいと思つております。
#27
○淺沼委員長 それでは兩院の議會運營委員會の合同審査會に付して、これを決定することにして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○淺沼委員長 それではそういうことにいたします。
#29
○佐々木(更)委員 實際の支給期はいつですか。
#30
○大池事務總長 九月一日からですから、豫算が補正十號に上つてくることと思いますので、それが上り次第差上げます。
    ―――――――――――――
#31
○淺沼委員長 それでは次の豫算に關する件を議題に供します。
#32
○大池事務總長 豫算の御説明を申し上げます。先日ちよつと運營委員會が交渉會でも議題になつておりましたが、議會職員の方の待遇改善の意味で、皆さんの御好意を受けまして、いろいろ交渉いたしました結果、衞視の七品料と宿料、速記者の手當等の件につきまして、その目途がついたので、あれだけのものを要求をさせていただくということで衞視の七品料は本年の分までで二十八萬九千圓を五月から支給することにいたしまして、衞視の宿料は三萬一千二百五十圓、速記者手當の方は四十萬四千百圓、それから一般職員を含めまして特別手當を出すことにいたしまして、これが二百五十六萬一千六百五十圓、合わせまして三百二十八萬六千圓の追加要求をいたしたいと思うのであります。これが補正第九號に對する追加要求分であります。
 それから補正第十號による追加要求を申し上げまするが、會期延長の分が千三百八十五萬圓、それから議員宿舎等の土地買收費といたしまして四百六十萬圓。それから議員特別日當の増が二百五十一萬七千圓、四番目が事務補助員の給料の増三百七十五萬一千圓、それから國會職員の特別手當、これは政府職員の同じように、危機突破の今度政府で一般に認める金額の率でございまして、これが二百三十二萬圓、それから豫算外國庫負擔の契約、これは營繕費關係で、今度建物その他の關係のもので千五百萬圓、これだけの中から、政府と一律のやむを得ない節減額として三百四十萬圓差引かれることになります。會計増額になります分が三千八百六十三萬八千圓、これだけを補正十號の追加要求、こういう結果に數字を整理いたしてありますから、御了承願いたいと思います。
#33
○淺沼委員長 御意見ありませんか。――なければ了承しておくことに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○淺沼委員長 ではさようにいたします。
    ―――――――――――――
 次に議員宿舎の件がまだ一つ議題として殘つておるわけでありますが、第一國會の會期は十二月九日までということに決定になつたわけであります。それできようは法制局長官に出ていただきまして、九日までに政府で提案しなければならない、また提案するであろうと思われる法律案について伺いたいと思います。さらに第二國會は十二月十日から始まるわけでありますが、十二月三十一日までに法律第七十二號に基いて勅令を政令と讀み替えて、そうして政令中立法化せなければならない幾多の法律案があるだろうと思うのでありますが、それを十二月三十一日までにどのくらい出されるのか、伺つておきたいと思いまして來ていただいたのであります。どうぞ御説明を願いたいと思います。
#35
○佐藤(達)政府委員 ただいまのお話は二つにわけまして、まず第一にこれから提案さるべきものを申し上げてみたいと存じます。實は閣議決定を濟ませまして提案準備中のものは四十件餘りあるのであります。しかしそのうちで重要と考えておりますものを一通り申し上げます。いろいろな都合もありましたが、まず建設院設置法案、これは今明日中に提案の運びになります。それから昭和二十二年法律第七十二號の一部を改正する法律案、これも今明日中に提案の運びになつております。それから給與關係で、これは私はつきり題名を忘れましたが、勞働基準法關係の公務員給與の臨時措置の法律案であります。それから政府職員に對する一時金または一時手當金に關する法律、それから裁判官、檢察官の報酬に關する關係、それから民事訴訟法、刑事訴訟法關係、これらのものが十二月三十一日に滿期になつておりますので、これを萬やむを得ず延長しようという法律案であります。裁判官、檢察官の報酬關係、民事訴訟法、刑事訴訟法の期限延長の法律案、それが一本になります。一應提案のつもりになつておりますのが食糧管理法の一部改正、これは例の食糧公團關係のものであります。それから中小企業廳設置法案、それから海上保安廳法案、それからなお大藏省關係の特別會計法とか何とかいうものの技術的の改正がございます。これは一々申し上げません。それで例の七十二號によりまして、本年いつぱいで期限が切れる命令を法律に直す措置はずつと準備を進めておりました。その中にはすでに今期國會において成立したものも若干あります。なお御審議中のものもあります。ただ何としても動きのつかぬものができてまいりました。主としてこれは厚生省關係のものであります。これは向うともよく打合わせて、それらの放つておけば失效する命令の名前をずらつとあげて、左に掲げる命令は來年の五月二日まではなお效力を存續する、五月二日までの間に必要なる立法措置をとらなければならぬという條項を設けまして、延期の措置をとることにいたしました。そしてこの七十二號の一部改正というものにそれを加えたわけであります。七十二號の本來の改正の主眼は、一つはポツダム宣言による勅令は、この期限の制限にかかわらず永久に效力を有するものということを念のために書け、それから勅令を政令に讀みかえるという註釋規定をどうしても入れろという話がありまして、政府の方にその申出がありましたために、それを實は中軸にして、ただいま申し上げました延長の分も便乘させるという形でお出しすることになつたのであります。これは明日ぐらいには提案できると思います。以上であります。
#36
○淺沼委員長 念のために伺つておきます。今重要な法案をあげられたのですが、それはいつころまでに出てまいるでしようか。
#37
○佐藤(達)政府委員 ただいま申し上げましたのは、ほとんど數日中に出るものでありますが、建設院と七十二號は今明日に出ます。それから公務員の給與云々のものは、少くとも一週間、十日の審議期間の餘裕がないと、國會に對して政府としては顔向けができないということを、きようまた十分念を押してまいりました。それによつて御判斷を願うほかないと思います。
#38
○淺沼委員長 もう一點、今の昭和二十二年法律第七十二號の改正と、その中で法律化されないものは延期するという條項によつて、第二囘國會の初頭には、法律案はあまり出てまいらぬでしようか。
#39
○佐藤(達)政府委員 われわれの心組みとしては、第二囘國會の御審議はどういうふうになるか豫測がつきませんから、一應今期國會ですべての仕上げをしてしまおうという意氣ごみで事を運んでいるわけです。
#40
○淺沼委員長 ほかに何か御質問ありませんか。――それではこれから提出される法律案については、大體樣子がわかつたと思いますから、これでよろしゆうございますね。
    ―――――――――――――
#41
○淺沼委員長 次に議員宿舎の件を議題に供します。
#42
○大池事務總長 議員宿舎の問題は、先ほど追加豫算の方で一千五百萬圓という金額の要求を申し上げたわけでありますが、豫定地も黒田侯跡を買取る契約を進めつつありまして、これも目途がついたわけであります。從つて一刻も早く宿舎の規模竝びにプランをきめませんと、本年度内に少しの仕事も取運びませんので、一應私の方で復興院等と打合せした案を御説明申し上げ、もしこのプランではいかぬというようなことがあれば、御協議を願つた上でさらに至急に修正いたしませんと、資材竝びに工事の關係で時間をとりますので、なるべく早く一應の目途を御決定願いたいというわけであります。このプランの内容については庶務部長からちよつと御説明いたさせます。
#43
○山崎説明員 これは六疊とした場合は六十二室、八疊とした場合は五十室で、六疊がよいか、八疊がよいかということを御決定願います。參議院では全部六疊となつておりますが、衆議院事務局としては八疊の方がよいのじやないかと考えております。そのほかに食堂、應接間、新聞閲覽室、浴室その他をおきます。
   〔速記中止〕
#44
○淺沼委員長 それではいかがでしよう。事務當局の説明の通りに決定することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○淺沼委員長 それでは他の事項は報告された通り了承することにいたします。
    ―――――――――――――
#46
○淺沼委員長 裁判官彈劾法の施行に基いて、裁判官七名竝びに訴追委員二十名を衆議院として選出しなけりばならぬわけですが、これは各黨派の比率できめることも一つの行き方と思うのでありまして、事務局の方から一度各黨派の比率表を出していただいて、それできめるということについて異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○淺沼委員長 それではなるべく安定するところを待つて出していただくことにしましよう。
#48
○石田(一)委員 今の問題とは別の問題ですが、せんだつて各派交渉會で、地下政府の問題に關する緊急質問をすることになつて、わが黨より多賀君がやることになつていたのですが、第一議員倶樂部の田中君がやりたいというので讓ることになつていた。その取計らいが政府の答辯の關係から一應保留の形になつていたのであるが、昨日の新聞を見ると參議院でこれをやつておる。われわれの方がこれを緊急問題と思つて緊急質問を要求したにかかわらず、衆議院の方では愼重な態度をとつて保留の形になつているのに、參議院の方が先にやつてしまつている。こうなると衆議院はこの問題を不問に附したのではないかという誤解を世間に與えると思う。これでは國會としても困ると思うから、一應申し上げておきます。
#49
○淺沼委員長 ほかにありませんか。――議院における證人の宣誓及び證言に關する法律案について、十二月四日午前十時より小委員會と合同審査會を開きますから御出席を願います。それで本きまりにしたいと思います。
 本日はこの程度で散會いたします。
   午後二時四十分散會
ソース: 国立国会図書館
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