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1947/10/30 第1回国会 参議院 参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第39号
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1947/10/30 第1回国会 参議院

参議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第39号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第39号
  付託事件
○新憲法の活用に関する陳情(第二十
 七号)
○戰爭犠牲者の負担公平を自由討議の
 問題とすることに関する請願(第百
 三十二号)
○國会法第三十九條第二項の議決に関
 する件(労働委員会委員、斡旋員)
○政党法制定反対に関する陳情(第四
 百三十九号)
○衆議院議員選挙法中船員不在投票制
 度改正に関する陳情(第四百八十九
 号)
○政党法制定反対に関する陳情(第五
 百九号)
○人事院の臨時委員長及び臨時人事委
 員の任命に関する件
――――――――――――――――
昭和二十二年十月三十日(木曜日)
   午前十時十八分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○人事院の臨時委員長及び臨時人事委
 員の任命に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(木内四郎君) それでは只今より委員会を開会いたします。先ず臨時人事委員の任命に対する國会の同意の件につきお諮りいたします。議事部長から説明して頂きます。
#3
○参事(寺光忠君) 先般両院を通過いたしました國家公務員法の附則第二條第六項とそれに伴ないます同法第五條の規定によりまして臨時人事委員長及び臨時人事委員の三名を任命したいということなんであります。その任命につきましては両院の同意を要しますので、政府から二十五日附を以て議長宛同意を求めたいということの要求を持つて参りました。臨時人事委員長の候補として参つておりますのは淺井清君、それから臨時人事委員は上野陽一君と山下興家君のお二人であります。衆議院の方は本日の本会議か、明日の本会議において可決したいという予定のように聞いております。淺井清さんは慶應義塾大学の教授であられ、法学博士、それから昭和十一年の七月に貴族院議員に任ぜられております。(「二十一年の間違いでしよう」と呼ぶ者あり)プリントには十一年と書いてあります。現在行政調査部の公務員部長であり、政府委員を命ぜられております。
 それから上野陽一君はこれは能率増進についての研究をいろいろしている人でありまして、能率学校の理事長だとか、能率協会の常任顧問だとかいう仕事をしております。現在は行政調査部の顧問であります。
 それから山下興家氏はやはり鉄道省にずつといた工学関係の人でありまして、鉄道省工作局長とかをやつて來て、それから鉄道会議議員、今は日本安全協会の顧問、行政調査部の運営部長を命ぜられております。それから日立製作所の顧問になつておりました。現在は嘱託になつております。
#4
○委員長(木内四郎君) なにか御質問ありませんか。
#5
○松本治一郎君 こういうときの人選はどういう趣旨からやられますか。
#6
○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めておいて下さい。
   〔速記中止〕
#7
○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。いかがでしようか。政府から同意を要求された本件に同意を與えることに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(木内四郎君) 板野委員何か……。
#9
○板野勝次君 私はただできれば政府の方で、例えば全官公の労組関係の中から三人の中の一人は出して貰いたい。今この三人の経歴からして見ても、どうも労働問題に対して明るいという人もないから、從つて人事の上にもそういう方面の意向を反映するために、最低一人はそういう人を加えて欲しい、こういう希望を申添えて置きます。
#10
○委員長(木内四郎君) 只今板野委員から御希望がありましたが、同意を與へることに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(木内四郎君) それでは異議ないものと認めます。
#12
○事務総長(小林次郎君) 事務当局の方から三件ばかり申上げたいと思います。第一点は只今お手許に上げております職員組合からの要望事項でありますが、これは少し時間がかかろうと思いますから、この他に二点申上げることがございますから、その方から申上げます。その第一は予算の削減のことでございます。今度の予算を編成するに当りましては、政府としては相当苦心をしたようでございます。結局既定予算の一割を削減するということに決まりまして、こちらへも協力を求めて参つたわけであります。併し御案内の通り國会というものは、衆議院にいたしましても、参議院にいたしましても、新らしくいろいろ計画を立てておる最中でございますから、なかなかこれを削減することはむずかしい、やはりむずかしいからと申しまして、國会から一割減に反対ということはちよつと言いにくいので、できるだけ政府の希望に副うように骨は折つておりますけれども、まだなかなか一割なんというところには行きません。ただそういう状況で、大体政府としては一般経費で百五十万円、それから営繕費で二百万円減らして貫いたいということを申して参りましたが、衆議院でも折衝し、いろいろ只今のところ折衝中でありますということだけ皆様に御報告申上げて置きます。
 それから第二点はこの前運営委員会でご同意を得まして、議長官舎として李王邸買收することに相成つたのでありますして、これは追加予算に計上してあつたのでございます。ちよつと速記を止めて下さい。
#13
○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#14
○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。
#15
○木下盛雄君 今の第一点の事務総長の報告の問題に対しては、予算の削減に政府が努力しておる、その点はよく分るが、民主議会の完成のために必要な予算というものは、冗費であつてはならないが、これは当然先ず最も優先的に取らなくちやならんということがあるとするならば、これは重要な問題であつて、僅かな金の問題で無理な予算の削減を必要としない、もつと幾らでも國家は削減すべきところがあるやにこの間の新聞発表なんかを見ても、幾らでも予算を削るべきところがあると思います。そういう方面から削ることにして、そうしてこの國会の予算というものに対しては、余り無理をして減らさんように、これは國会としての独善の問題ということでなく、國会が中心になつて國の政治を運営しなければならん現段階において、國会の予算を減らすということは、これは私は実に大きな問題だと思います。そういう関係から、事務当局としては無理をしてこの議院の運営に支障のあるのを忍んで予算の削減をして、政府の要望に應えるという態度に絶対に出ないことを要求する。そういうことでなければならんものだと思います。譬えて言うならば、國営事業の赤字の問題等においても、幾らでも改善の途もある。そうして予算においての削減を当然しなければならん問題は幾らでもあると思います。そういうようなものを削減しないで置いて、基本になつて日本を建直して行こうという予算を減額するということは、これは冗費でない限りは当然減らしてはならんということを私は強く主張して置きますから、その点よく事務総長も心得て予算の編成に当つて貰いたい、こういうことを要求いたします。
#16
○事務総長(小林次郎君) 今の木下議員の御発言は尤もと思いますから、できるだけそういう御意見のあつたことを向うへ傳えて置きます。
#17
○委員長(木内四郎君) 外に御意見がなければ、又外に問題がなければ、今日の委員会としてはこの程度にいたしまして、ちよつと特に御懇談申上げたいと思います。いかがでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○委員長(木内四郎君) それでは本日はこれを以て委員会を閉じます。
   午前十時三十九分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     木内 四郎君
   理事
           藤井 新一君
           結城 安次君
   委員
           島   清君
           松本治一郎君
           木下 盛雄君
           黒川 武雄君
           左藤 義詮君
           伊東 隆治君
           稻垣平太郎君
           櫻内 辰郎君
           竹下 豐次君
           板野 勝次君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
ソース: 国立国会図書館
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