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1947/12/05 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第49号
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1947/12/05 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第49号

#1
第001回国会 議院運営委員会 第49号
昭和二十二年十二月五日(金曜日)
    午前十一時十五分開議
 出席委員
   委員長 淺沼稻次郎君
   理事 坪川 信三君
      安平 鹿一君    笹口  晃君
      佐々木更三君    森 三樹二君
      吉川 兼光君    工藤 鐵男君
      小島 徹三君    小澤佐重喜君
     山口喜久一郎君    石田 一松君
      田中 久雄君    林  百郎君
 出席政府委員
       法制局長官    佐藤 達夫君
 委員外の出席者
          議長    松岡 駒吉君
         副議長    田中 萬逸君
        事務總長    大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 議院における證人の宣誓及び證言に關する法律案に關する件
 彈劾裁判所裁判員、及び同豫備員、訴追委員會の委員及び同豫備員の選任に關する件
 第二囘國會の運用に關する件
 各常任委員會豫予算の内示及び分配に關する件
 開會式に專門調査員參列に關する件
 請願の取扱に關する件
 常任委員會制度の運用とその改善に關する件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 それではこれより始めます。
 本日御相談願います議題は、相當ございますが、まず第一に、議院における證人の宣誓及び證言に關する法律案の件を議題に供します。この件につきましては、過日委員會の決定に從いまして、昨日司法委員會との間に連合審査會を開催したのでありますが、その結果、何らの修正意見もございませんでした。從いましてこの前決定をいたしました本委員會の決定を、最後の決定にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○淺沼委員長 それではさよう決定をいたします。
 それから本案の取扱方についてお諮りいたします。委員長發議とすることに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
 それから明日、本會議に報告することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○淺沼委員長 さよう決定をいたします。
    ―――――――――――――
#6
○淺沼委員長 その次に彈劾裁判所裁判員、訴追委員及び豫備員の選定に關する件を議題に供します。昨日の各派交渉會におきまして、比率のことが問題になりまして、比率の配分について、今日案文を出してもらうことになつておつたのでありますが、今お手もとにお配りいたします。内容ついては事務總長から御説明を願います。
#7
○大池事務總長 ただいま差上げました裁判員及び訴追委員割當比率――正式に今認めて具體的になつておりますところの同志クラブは、二十一名になつておりますが、同志クラブから正式にお屆出になつたのは二十五名であります。參考のために、その下の方のページに二十五名の分も一應載せてございます。これはこの間四名の差がございますので、ただいま御本人に照會中でありますが、まだ囘答が參りませんから、一應こういうことになつております。たまたまさいわいなことに二十一名になつても、二十五名になつても、比率の割當については變更がございませんから、その意味でごらんおきを願ひたいと思います。從いまして、一番上のページで申しますと、「四」というのは裁判員の豫備員でございまして、それが社會黨二、自由黨一、民主黨一とこういう割合になります。
 その次の二段目の「七」は、裁判員の比率でありまして、社會黨二、自由黨二、民主黨二、國民協同黨一、こういうことになります。
 それから三段目の「十」というのは訴追委員の豫備員でございまして、社會黨三、自由黨三、民主黨二、國民協同黨一、同志クラブ一と、こうなつております。
 次の「二十」と書いてありますのは、訴追委員の數でありまして、これは社會黨六、自由黨五、民主黨五、國民協同黨二、同志クラブ一、第一議員倶樂部一と、こうなつております。
#8
○林(百)委員 この豫備員を、本委員のまわらない共産黨に一名まわすという考慮はできませんか。
#9
○淺沼委員長 今、共産黨から、豫備員の配分について御意見が出ておりますが……。
#10
○林(百)委員 正式な割當はこれにしても、やはり各黨から、本委員が出ないところは豫備員を出すというような配慮はできないものでしようか。
#11
○淺沼委員長 これについて御意見はありませんか。
#12
○小島委員 林君の御意見ごもつともだと思います。なるほど、そういうことも考えられますが、しかし實際問題として、缺員が社會黨から出た場合には、社會黨から補充するということも考えられることですし、大體こう見ても、社會黨、自由黨、民主黨というようなところで缺員が出るおそれもありますから、やはり豫備員もこういうふうにしておいたらどうでしようか。訴追とか裁判というのは、格別黨派によつて偏頗な措置があるとも思われませんから、やはり原則に從つて御辛抱願つた方がいいかと思ひます。
#13
○淺沼委員長 ちよつと懇談の形でやりたいと思いますから、速記を止めてください。
   〔速記中止〕
#14
○淺沼委員長 速記を始めてください。
 それではこの比率に從つて候補者を選ぶということに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
#16
○大池事務總長 そこで今の豫備員の選び方はどうしましようか。各黨から候補者を申し出ていただいて、議長の指名ということにいたしますか。――候補者の選び方は、今申された通り比率によつて選ぶことにきまりましたが、今度はその候補者について、いかようにして委員の選定を行いますか。
#17
○小澤(佐)委員 選擧を省略して、議長指名でいいでしよう。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○淺沼委員長 さように決定いたします。
#19
○大池事務總長 そこで指名いたしますのに、二十名、七名の本委員については、問題はございませんが、豫備員の選擧の際には順位をつけなければなりません。選擧であれば、得票數によつて順位がつくわけでありますが、議長指名のときは、比率によつて一應順位をつけて、指名の順序によつて豫備員の仕事をするということにしていただかなければなりません。今裁判員豫備員の四人の比率上の順位を申し上げますと、第一順位社會黨、第二順位が自由黨、第三順位が民主黨、第四順位が社會黨、こういう順位になります。
 それから訴追委員豫備員の十人の順位を申し上げますと、一が社會黨、二が自由黨、三が民主黨、四が社會黨、五が自由黨六が民主黨、七が社會黨、八が國民協同黨、九が自由黨、十が同志クラブ、こういう順位になります。
#20
○淺沼委員長 そうすると豫備員の選定にあたつての順位は、比率によるということに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
 それでは選擧を行う日取はいつにいたしますか。
#22
○小島委員 八日あたりにどうでしよう。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○淺沼委員長 それでは八日までに候補者を決定して、八日の本會議に上程することにいたします。
 そうすると彈劾裁判所の裁判員の裁判長の問題については參議院との關係で決定すること、それから訴追委員會の委員長のことについては、各派で話がまとまれば、選擧を用いないでやるという方法もあろうかと思いますけれども、これは本會議上程の日の交渉會できめることにしていかがでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○淺沼委員長 では、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#25
○淺沼委員長 次に第二國會の運用に關する件が本日の主たる議題でありまして、法制局長官においでを願うことになつているのでありますが、まだお見えにならぬようですから、次の各常任委員會の豫算の内示及び分配に關する件を議題にいたします。事務總長から御説明願うことにいたします。
#26
○大池事務總長 これはこの前一應御説明申し上げておいたのですが、各常任委員會に對して、その運用に關する費用として平均三萬圓の豫算があります。さらに各常任委員會に對して二十二年度分のもの以外に、いろいろの謝金的なことが必要と認められるので、謝金を一萬圓ずつとつてありますが、すでに各常任委員長の手もとで相當支出のものもあろうと存じますので、その配分方法を早目におきめいただいて早くお渡しする方法を講じたいと存じております。
#27
○淺沼委員長 ただいま議題になりました常任委員會の豫算の内示分配に關する件は、大體において一人千圓平均で頭割で各委員會に分配する。それから特別委員會及び兩院法規委員會の件については、豫備金からの支出を願つて、他の常任委員會との均衡を保つていただくというように決定して御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#29
○淺沼委員長 その次に開會式に專門調査員の參列に關する件を議題に供します。
#30
○大池事務總長 第一囘國會におきましては、御承知の通り專門調査員制度はあつても、正式にはできていなかつたわけでありますから、この問題は起りませんでした。從つて第一囘國會の開會式に列席する範圍竝びに位置等については、御協議を願つた範圍でやつたわけでありますが、今囘は專門調査員は二十數名になつておりまして、われわれ事務局の職員が昔通り部長級の參事等がはいつている以上、專門調査員だけを二階の陪觀席に參列願うこともいかがなものか、やはり式場にはいつていただく方がいいのではないかと私は考えております。ところで數が非常に多いので、席の關係で今まで事務局の者がはいつている場所では、とうてい困難であり、また事實不可能であります。そこで私ども考えておりますのは、議員さんはみな席につきますから、その後方に相當の空席があり得ると思いますので、そういう所へ、適宜中へはいつていただくことにでもしたらどうかと考えておりますが、御意見を承つて、當然はいつてもいいということになりますれば、專門調査員の方とも相談して、場所は議員さんの後方、あるいはその他適當の場所を御相談の上で決定したいと考えます。
#31
○淺沼委員長 ちよつと速記をやめてください。
   〔速記中止〕
#32
○淺沼委員長 それでは開會議に專門調査員參列の件は、特別に席をつくつて陪觀の形で參列していただくということに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#34
○淺沼委員長 法制局長官がお見えになつておりますので、第二國會の運營に關する件を議題に供して、政府の大體の方針を承りたいと思います。この間の委員會において法制局長官から今議會に提出する法案の大體の見透しを話されたのでありますが、まだこれから出てくるかどうかという點も、念のために十分承つておきたいと思います。
#35
○佐藤(達)政府委員 今日以後の提案の見込みでありますが、實は十二月にはいつてから、政府部内總動員で關係の向きへ陳情いたしました結果、昨日に至つて十數件の承認が參つたのであります。私どもの方は印刷能力等の關係もあり、やむを得ざる措置として謄寫版をもつて今日中に仕上げるという作業をやつております。まず市街地建築物法の適用に關する法律案、船員保險特別會計法案、國が施行する内國貿易設備に關する港灣工事により生ずる土地または工作物の讓與または貸付及び使用料の徴收に關する法律案、經濟力集中排除法の施行に伴う經濟の再建整備の特別措置に關する法律案、貿易資金特別會計法を改正する法律案、金融機關再建整備法の一部を改正する法律案、勸業債券の割増金等の非課税に關する法律案、舊日鐵券の未囘收發行殘高に相當する金額の一部を國庫に納付するに伴う日本銀行への交付金に關する法律案でありますが、次の三件は給與關係のものでありまして、政府職員に對する一時手當の支給に關する法律案、勞働基準法等の施行に伴う政府職員に係る給與の應急措置に關する法律案、これは例の居殘り手當に關するものであります。それに伴つて國家公務員法の規定が適用されるまでの官吏の任免等に關する法律という經過の規定があつたのでありますが、それを一部改正していただきたいというのであります。それから船舶法及び船舶安全法の一部改正の法律案、理容師法案、榮養士法案があります。なお地方税法の一部を改正する法律案は、例の給與の關係で地方税法の一部改正の必要が起りまして、本日閣議決定をとつて、至急措置ができると思つております。もう一件は家畜用血清の取締法案であります。以上申し上げましたのは全體で十六件になりますが、但しこの中の五件は、この間ちよつと御説明申し上げました法律第七十二號の中に組みこんで、一應五月二日まで延長の措置をとつているものと並行して前に出しておつたものであります。その意味では結局結果においては七十二號の延長の措置と竝行した二段構えの措置ということになるわけであります。
#36
○淺沼委員長 これが議會の方に正式に提案になるのは、いつですか。
#37
○佐藤(達)政府委員 本日中に提案するということで謄寫版でやつております。ただ政府職員の一時手當、居殘り手當の關係は、どうしてもお願いしなければならぬと思います。また私はよく知りませんが、貿易資金特別會計法案というものも、大藏省は非常に熱意をもつているようでありまして、これはまた關係の大臣の方からお願いするだろうと思います。それから地方税法の一部を改正する法律案も、今日閣議決定して承認をとるはずであります。
#38
○淺沼委員長 それで今議會のものはわかりましたが、第二國會の豫定をつけておかなければならぬと思いますが……。
#39
○佐藤(達)政府委員 私どもとしては、今期國會に今申しましたものも含めて提出したものを、全部御無理を願つて上げていただけるとすれば、第二國會の劈頭に早く出さなければならぬというものは別にないと思います。但しひつかかりのあるものとして中小企業廳の問題、海上保安廳の問題がありますが、これは準備は濟んでおりますので、あるいは適當にお願いするようになるかもしれませんが、ただいまのところでは、新しくお願いする豫定のものはありません。
#40
○淺沼委員長 大藏省でなければわからぬかもしれませんが、補正第十何號というのが第二國會の初めに出ると言われておつた。それはありませんか。
#41
○佐藤(達)政府委員 第十何號というのは、私も聞いておりますが、第二國會の初めに出るということは、はつきり聞いておりません。
#42
○淺沼委員長 今の法制局長官の説明について御質問はございませんか。
#43
○小島委員 そうすると、かりに開會式が十二月の十四日にしても、政府の立場としてぜひ通さなければはらぬというものは、今のところないと了解していいのですね。
#44
○佐藤(達)政府委員 私ども實は第三者の立場でありますけれども、給與關係以外のものは、年内にかけていただくまでの必要性はないように思つております。なお申し上げ方が惡かつたかもしれませんが、今日の閣議でも話をしたのでありますけれども、とにかく政府は全力をあげて今會期中にやつていただくように、できるだけお願いするつもりであります。
#45
○淺沼委員長 第二國會の運用に關しては、今法制局長官の意向を伺うと、豫算のことは別とする、また中小企業廳の問題、海上保安廳の問題等が出てくれば別だが、そうでない場合は、今のところ豫定がないということでありますから、第二國會の運用のことは、第二國會の開かれる直前、もう一遍運營委員會で議論する事にして、本日はこの程度に止めたらどうでしようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#46
○淺沼委員長 ではさようにいたします。
    ―――――――――――――
#47
○淺沼委員長 もう一つ、事務總長から、開會式の日取を一應考えてみたらどうかという御意見でありますので、開會式についてのいろいろな見透しを、事務總長よりお話願います。
#48
○大池事務總長 開會式は、いろいろに考えられると思いますが、まず十日の召集日は、午前十時に議員さんにお集まりを願いまして、議席の指定が行われます。その際に役員等において缺員がありますならば、その場合には役員の選擧等もしなければならないと思います。さらに特別委員會等、特に第二國會においても設置すべきものがあるならば、その設置を決定することも、召集日のにやつておいていいのじやないかと考えております。その以降におきまして、開會式をいつあげるかという問題でありますが、陛下の御留守の關係もありまして、十二日にはお歸りになるということでありますから、十三日以降ならば、いつでもあげ得るというただいまの見透しになつておりますので、最近の機會に上げるとすれば、十三日ということになります。十四日は日曜日ですから、場合によれば十五日になろうかと思います。また先ほど申し上げました通り、十日以後に新しく法案も何もないのだという場合であるならば、開會式をあげてそのままずつと年末年始の休會に入る。そうすると開會式はあげたけれども仕事は何もないという情勢になつて、これがおかしいということであれば、休會後の再開の前に開會式をあげることも考えられるわけであります。その點ちよつとわかりませんので、まだここ一日、二日はよろしいと思いますが、十三日あるいは十五日にあげるということになれば、兩院議長より御臨幸の奉請をしなければならぬという關係もございます。また開會式にこちらから招待状を出すというような手續が殘りますので、その點を大體――今日すぐおきめ願うことは困難かと存じますが、一兩日の間に各黨でお考えおきの上、どちらかに御決定を願いたいと思います。
#49
○淺沼委員長 それでは今事務總長から申されたように、召集日當日の議事竝びに開會式のことについては、各派でそれぞれ意見をとりまとめて、二、三日中の運營委員會でもう一遍諮ることとして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#51
○淺沼委員長 次は請願の取扱いに關する件を議題に供します。
#52
○大池事務總長 請願の取扱いとしては、私どもから別に申し上げるまでもないわけでありますが、請願ですでに採擇してしまつた分については、當然本会議において結末をつけていただくことになろうと思いますけれども、まだ相當數おもちのように拜聽しておりますので、かりに審査未了になり得る状態にあるものは、これをどう處置するか。それについて考えられますことは、一應全部參考送付するという考え方、もう一つは、本會期中に審査未了のものは、紹介議員の申出があれば、第二囘國會に提出にしたものとして、さらにそれを引取つて取扱うという便宜的な考え方、この二つがあり得ると思いますので、その點どちらがいいかということをお考え願いたいと思います。
#53
○森(三)委員 請願で今會期にパスしないものがあるわけですね。それを申出があれば、本國會で請願がパスしなくても繼續したものとみなすというのですか。
#54
○大池事務總長 繼續ではなくて、新して出てきものと同じように取扱うのです。
#55
○小澤(佐)委員 參考送付というのは、ただ請願を關係官廳に送るだけでしようが、少くとも會期中にやらなければならない。そこで私の考えでは、たとえば紹介議員が今お話のように來る第二國會においてこれから再提出するという意思表示をしたものは、新しく出したものはみなして扱つてもらいたい。そういう手續のないものも參考送付するということはいけない。
#56
○淺沼委員長 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#57
○淺沼委員長 今の話合いの結果として、請願の取扱いのことについては、今會期中審議を終了して、九日の本會議に委員長の報告ができるように取計らいを願いたい。そのうちで採擇、不採擇の決定しかねる問題については參考送付という形で、今會期中の請願は今會期中に處理するという方針でやつてもらいたいということで、よろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#58
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#59
○淺沼委員長 その次は、常任委員會の制度の運用とその改善についてお諮りしたいと思います。これは常任委員長の補缺も行わなければならないことになつているし、さらに委員の按分が初めて按分と今の按分と各黨派間において變ついているのが現状でありまして、これらの點をどう調整するかということが問題になると思つてお諮り申し上げたのでありますが、御意見はごがいませんか。
#60
○小島委員 常任委員の選任は、各黨派が按分によつて定めて、定められた後は動かないということになつておりますが、これは過日の運營委員會においてきめるときにも、今後變更があつた場合には、運營委員會でよく相談して運營するということになつているのでありまして、とにかく黨の變更がある、黨員數の變更があるということになつたならば、これは當然變更すべきものであると考えれておるのであります。のみならず、御承知の通り運營委員會の決議で、委員長は與黨から出すべきものだということになつておりまして、與黨としての委員長の資格において出ているのでありますから、それもかえなければならぬ。強制的に辭表を出させる方法があるかないかは知りません、おそらくないと思いますが、運營委員會の方針として、そういう人には辭表を出してもらつて、委員長を變更するということにしなければならぬのではないかと思うのです。
#61
○工藤委員 常任委員長には恆久性をもたせることが必要で、政黨の分野が變つても、黨派が變つても、かえないようにすべきである。按分比できめることはいいでしようが、本人の意思に反してこれをかえることは、運營委員會の權限にないということが言える。また常任委員制度には相當重きが置かれてあつて、國務について大いに慣熱させようというところにある點から考えても、本人の意見に反し、もしくは反對がある以上は、打合せで納得もさせずに強制すべきものではない。
#62
○小島委員 工藤さんの御主張は、私は一應理論的には認めていいと思う。しかしながら、運營委員會は議會の運營を圓滿にやつていこうというのが目的であつて、もしもそういうことになれば、この間も非常に問題になつておつたが、委員會で否決されたものを本會議でひつくり返すということが常態になつて、委員會に權威が全然なくなつてしまうということがしばしば出てこなければならなぬのではないかと思う。そこで問題を調節して圓滿にやつていつて、特殊の場合にはまた考え直してやつていくのが運營委員會の義務だと思う。それは委員長に強制的に辭表を出させる方法もなかろうし、常任委員に任命された人をかえることもできないかもしれませんが、それでは議會の運營はできなくなるし、何の必要があつて運營委員會があるかわからないことになる。
#63
○淺沼委員長 今常任委員會制度の運用その他についていろいろ論議されましたが、これは非常に重要な問題でありまして、あらゆる角度から再檢討すべき點も多々あるだろうと思います。從つて、第二國會に臨むにあたりまして、この點について根本的に審議するということで、一應この問題については、第二國會の前にもう一度再檢討するということに決するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#64
○淺沼委員長 ではさように決定いたします。
    ―――――――――――――
#65
○淺沼委員長 次に特別委員會の件について申し上げます。この間加藤隱退藏物資等に關する委員長から、繼續して次の議會においても委員會のやれるようにという話があつたのでありますが、ただいま事務當局から、今議會で一應切れて、すぐ次の議會が始まるのだから、繼續委員會ということにもならぬという話がありましたので、取扱いをどういうふうにするか、御協議願いたいと思います。これと同樣に引揚に關する委員會からも、繼續して委員會を設置してもらいたいという話がありますが、その他政黨法竝びに選擧法に關する特別委員會、水害地對策特別委員會の處置をどうするかについても御協議願いたいと思います。
#66
○森(三)委員 事務當局にお伺いしますけれども、事務當局としては繼續するということについて、どうお考えですか。
#67
○大池事務總長 繼續はできません。一遍なくなるのですから。
#68
○森(三)委員 國會法でできれば、一應解散しても、議會運營委員會でそのメンバーを委員として繼續するということに了承さえついておれば、できることではないですか。
#69
○林(百)委員 特別委員會に付託されている議案の審議はその間打切られるのですか。特別委員會委員は委員會自體が解消するのですか。
#70
○大池事務總長 本會期中こういう委員會を設けたのであつて、次の會期まで十日でも二十日でもあれば、休會中でもその期間繼續してやることができる。つまりその會期中だけ働けるというのが原則であります
#71
○淺沼委員長 それでは取扱い方として、第二國會の劈頭において必要な特別委員會をつくるということにして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#72
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#73
○淺沼委員長 今議會も九日ですむわけですが、九日は朝十時から本會議を開いていただいて、委員長報告その他すべてのものを議了するということでよろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#74
○淺沼委員長 ではさよう決定いたします。
#75
○淺沼委員長 なお福利委員會の皆さんの御報告があるそうであります。
    ―――――――――――――
#76
○吉川(兼)委員 福利委員會から皆さんへの御相談ですが、この前、衆議院の消費組合の中に議員部というものを設けて新しく發足することになつておつたのですが、その規約の案を大分前に皆さんにお届けして御檢討いただくことになつておりますので、何か御意見がなければ、この邊で案をはつきりした規約にしていただきたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#77
○淺沼委員長 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#78
○淺沼委員長 いま事務總長からお話がありまして、私もさよう考えるのですが、今會期中に設けられた特別委員會の委員長報告を求めて、總締括りをしていただくということを決定して、隱退藏物資等に關する委員會、海外同胞引揚に關する委員會、水害地對策に關する委員會、政黨及び選擧法に關する委員會の委員長に通達することに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#79
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
 ではこれで散會いたします。
   午後零時二十七分散會
ソース: 国立国会図書館
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