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1948/10/15 第3回国会 参議院 参議院会議録情報 第003回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号
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1948/10/15 第3回国会 参議院

参議院会議録情報 第003回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号

#1
第003回国会 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第1号
昭和二十三年十月十五日(金曜日)
  ―――――――――――――
昭和二十三年十月十二日(火曜日)議
長において本委員を左の通り指名し
た。
           天田 勝正君
           木下 源吾君
           三木 治朗君
           淺岡 信夫君
          池田宇右衞門君
           草葉 隆圓君
           水久保甚作君
           伊東 隆治君
           小畑 哲夫君
           木内キヤウ君
           紅露 みつ君
           岡元 義人君
           北條 秀一君
           穗積眞六郎君
           宮城タマヨ君
           矢野 酉雄君
           細川 嘉六君
           千田  正君
           星野 芳樹君
           駒井 藤平君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員長及び理事の互選
○請願及び陳情処理小委員会設置に関
 する件
○委員会の運営に関する件
○帰還者課税特別法案に関する件
○引揚同胞対策審議会設置法中改正法
 案に関する件
○職員派遣の件
○中共地区引揚促進問題に関する件
  ―――――――――――――
   午前十一時三十七分開会
#2
○仮委員長(木内キヤウ君) これから委員会を始めます。参議院の規側第八十條によつて、私、年長の故を以て仮委員長の席を汚します。これから特別委員会の委員長の互選をすることにしたいと思います。
#3
○岡元義人君 私はこの際委員長は民自党の方から出して頂くように、ここに改めて動議を提出します。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#4
○矢野酉雄君 民自党の方から出して頂くことは結構でございますが、更にその動議を採決しなければいかんのですか。それならそれを採決して下さい。
#5
○仮委員長(木内キヤウ君) 今、岡元委員から民自党の方から委員長をということでございましたが……。
#6
○北條秀一君 私は岡元委員の動議に賛成いたしませんが、投票することが最も宜いと思います。第二回國会においても投票いたしましたので、この際も先例に倣つて投票したが宜いと思います。
#7
○木下源吾君 それでは先程の懇談会における岡元委員の動議に賛成したことがさつぱり根柢から逆になるわけですから、もう一應御相談願つて、岡元委員の懇談会の決定を今の会議でスムースに移行するように願いたいと思います。
#8
○岡元義人君 今の北條委員の言われることも理窟があるのですが、ただ互選になつておりますから、何も投票によらないでも、お互に了解ができ合うものでありましたならば、これに越したことはないのでありますから、この動議に対して賛否の決を採つて決定して頂きたいと思います。
#9
○矢野酉雄君 そういうふうになると、二段になると面倒ですから、こういうことを岡元議員の動議に附加えてお諮り願いたい。それは四十五條の二によつて当然互選の途を経なければなりませんけれども、この委員会が承認するならば、委員長において民主自由党から適当なる委員長を選考して頂くような方法も可能でありますので、私はその委員長に選考の任をお預けするという動議を岡元委員の動議に加えて提出することにいたします。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#10
○仮委員長(木内キヤウ君) 賛成がありましたが、如何ですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○仮委員長(木内キヤウ君) 御異議ないと認めます。ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#12
○仮委員長(木内キヤウ君) 速記を始めて……。
#13
○木下源吾君 只今の動議が成立いたしまして、それに甚いて引続き民主自由党から一つ委員長候補を推薦して頂くことにしたいと思います。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#14
○淺岡信夫君 只今木下委員の動議に基きまして一つ甚だ僣越ではございますが、民主自由党から委員長を出せということで、推薦をして頂きたいということでございますならば、一つそのお言葉に甘えまして推薦をさして頂きたいと思います。如何でございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○淺岡信夫君 それでは候補者として私は民主自由党の草葉隆圓氏を推薦いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#16
○仮委員長(木内キヤウ君) 草葉委員長に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
   (拍手)
#17
○仮委員長(木内キヤウ君) 御異議ないようでありますから、特別委員長は草葉委員に決定いたしました。木変不手際な仮委員長でしたが、有難うございました。(拍手)
   〔草葉隆圓君委員長席に着く〕
#18
○仮委員長(木内キヤウ君) 御異議
#19
○委員長(草葉隆圓君) それでは一言御挨拶を申上げます。本日図らずも皆様の御推挙を忝けのういたしまして、我が國現下の問題といたしまして最重要であります在外同胞の引揚に関する特別委員会の委員長の要職に就きまする光栄を得まして、誠に御厚情に対しまして謹んで感謝を申上げる次第でございます。私至つて生來不敏でございまして、この重要なる職責の遂行に誠に心配をいたしておりまするが、どうぞ皆様方の御熱心なる御指導と御援助によりましてこの重要なる仕事の遂行に遺憾なきを期したいと存じておる次第であります。どうぞ今後とも宜しく御支援御指導の程をお願いを申上げます。一言御挨拶申上げました。(拍手)
#20
○北條秀一君 只今委員長から非常に御鄭重なお言葉がございましたが、引揚同胞に関する問題は全く緊切な問題でありまして、その本質については委員長も十分了承せられていると思いますが、どうか第一回第二回國会の経験に徴しまして本委員会におきましては、全く遠慮なしにすべての問題を積極的に処理して頂くように私は特に委員長に希望いたしたいと思います。
#21
○委員長(草葉隆圓君) 承知いたしました。それでは、かねてお手許にお配りしてありまする案件の第二の理事互選を議題といたしたいと思います。
#22
○木下源吾君 暫時休憩を願います。
#23
○委員長(草葉隆圓君) 御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○委員長(草葉隆圓君) それでは暫く休憩といたします。
   午前十一時二十七分休憩
   ―――――・―――――
   午後零時一分開会
#25
○委員長(草葉隆圓君) 休憩前に引続いて委員会を再開いたします。
#26
○木下源吾君 只今議題になつておる理事の互選でございますが、これはその数を五名といたしまして、次に述べる各党各派から一名ずつとして、その候補の人選は各党各派においてそれぞれここで御報告願つて決定したいと、かように考えますので動議を提出します。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○北條秀一君 只今の木下委員の提案に対して賛成をいたします。
#28
○委員長(草葉隆圓君) 木下委員の提案に対して北條委員の賛成がありましたが、御異議ありませんか。
#29
○木下源吾君 只今の動議の中に各党各派を落しましたから附加えます。それは緑風会、民主党、日本社会党、それから無所属墾談会、その他小会派、この中から一名ずつという意味であります。
#30
○岡元義人君 今の木下委員の動議にもう一つ附加えます。委員長を出している……。
#31
○木下源吾君 それを言わなきやいかん、入れないのです。各派の中に。
#32
○岡元義人君 いや、五名としますと、委員長を出している所は理事は出さないということを、やはり一應取上げて決めて頂かなければいかないのじやないですか。
#33
○委員長(草葉隆圓君) 只今木下委員の提案に対しての説明には、各党各派の内容は申された通りでありまするから、從つて民主自由党は含まないという意見でございますね。左様御了承願います。
 それでは只今の御提案の五人として、各党各派は只今御説明になりました通りとして、一名ずつ理事を互選するということで御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○北條秀一君 直ちに理事を各党は指名するがいいと思いますが、緑風会においては岡元義人君を理事に推薦いたします。
#35
○木下源吾君 日本社会党は三木治朗君を候補に推薦いたします。
#36
○小畑哲夫君 民主党からは木内キヤウ委員を推薦します。
#37
○北條秀一君 無所属墾談会、共産党、新政クラブ、その他純無所属の皆さんから特に依頼を受けまして、私はここに発言したいと思います。それはこれらの各派が理事を二名出すわけでありますが、一名は無所属墾談会から星野芳樹君、その他新政クラブ、共産党及び純無所属からは駒井藤平君を理事に推薦します。
   〔「緑風会は」と呼ぶ者あり〕
#38
○委員長(草葉隆圓君) 只今北條委員その他の動議通りに決定して御異議ございませんか。
#39
○岡元義人君 緑風会は出ましたか。(「出た」と呼ぶ者あり)それじや異議なし。
#40
○委員長(草葉隆圓君) それでは社会党から三木治朗君、民主党から木内キヤウ君、緑風会から岡元義人君、墾談会から星野芳樹君、新政クラブその他から駒井藤平藤以上決定いたします。
 第三、請願及び陳情処理小委員会設置に関する件を議題に供します。
#41
○岡元義人君 引揚者問題は非常に厚生対策におきましても、漸く軌道に乘つたときでありますので、陳情請願が可なり多いのであります。この際第三國会におきましても、陳情請願処理をいたしますために、小委員会を設置されんことをば提案いたしますと同時に、小委員会はでき得るならば七名程度の委員で構成して頂くように提案いたします。
#42
○委員長(草葉隆圓君) 只今岡元委員の御提案に御異存ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#43
○木下源吾君 只今岡元君の動議に附加えて七名の人選は委員長に一任するということにして、一つ賛成したいと思います。
   〔「賛成」「賛成」と呼ぶ者あり〕
#44
○委員長(草葉隆圓君) 御異議はございませんか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#45
○委員長(草葉隆圓君) それでは請願及び陳情処理小委員会を設置することにいたします。人員は七人、その人選は委員長に御一任ということに決定いたします。
 第四の委員会運営に関する件、これを議題にいたします。
#46
○岡元義人君 委員会の運営につきまして、從來引揚対策を処理します各委員の方の中で、自分で身をもつて体驗をした人はよく内容が廣範囲に亘つて分るのでありますが、併しながら今までそういうような経驗を持つておらない議員の方々には、ややもすると委員会に出ましても、内容が何処までどういうふうになつておるかということが分らない場合があつて、ややもすれば特別委員会は限られた委員だけの発言に終るという傾向があるのであります。これでは本当の運営はできないと思いますので、今後は委員会の運営につきましては、十分各資料をば前もつてお配りいたして、そうして各委員が十分に檢討して委員会に臨む、こういうふうな方法で進めて行つたら如何かと考えるのであります。尚ここに出しております企画、厚生、渉外、促進とありますが、こういうような関係は範囲が非常に特別委員会の処理します案件が、廣範囲に亘つておりますから、この際北條委員の提案もございますし、できますならばこういうものをば、尚制度を設けて、そうして問題全部のことをやるのでありますが、特にこういう方面の問題が或る場合には專門的に掛つて頂くというような制度を設けてはどうかと考えますので、一言私の卑見として申上げて置きたいと思います。
#47
○委員長(草葉隆圓君) 他に御意見はございませんか。
#48
○木下源吾君 この制度というのは飽くまでもいわゆる國会法に拠らざる申合せの制度でありますね。
#49
○岡元義人君 そうです。
#50
○木下源吾君 異議ありません。
#51
○北條秀一君 只今岡元委員の提案は極めて有効適切でありますが、從つて本特別委員会の中に四つのセクシヨンを分けて、仕事を合理的に進めるということは最もよいと思います。但し誰をどうするかというのは今直ぐ決らないと思いますから、これは委員長及び理事各位に至急御相談願つて、至急にそれを御報告願うということにしたいと思いますが。
#52
○木下源吾君 只今北條君の動議に附加えて先程の第三の小委員会の委員の選定に当つても同一方法によつて一つ決めて、只今のように第二回に御報告願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#53
○委員長(草葉隆圓君) それでは委員会の運営に関しましては、在外同胞引揚問題は特別に急を要し、且つ重要でありますので、企画、渉外、厚生、促進等、特別の制度を設けて万全を期することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#54
○委員長(草葉隆圓君) つきましては、その各々の小委員会に対する人選などにつきましは、理事会などで十分お打合せを申上げて、成るべく皆さんの御希望に副うそれぞれの分野にお就きを願いたいというふうに進めたいと思ます。
 第五の帰還者課税特例法案について北條委員から御説明願います。
#55
○北條秀一君 帰還者課税特例法に関する法律案がありますが、これは第二回國会中におきまして皆さんの御承認を経てお手許に差上げました法案を作つたのであります。ところがその後の國内の経済状勢の変化に應じまして、どうしてもその一点を修正する必要があると考えましたので、今回提出しようと考えております法案はその点が修正されているわけであります。どういう点かと申しますと、先に所得金額は一ヶ年十万円以下でよろしいと規定しておりましたが、今回は二十万円以下というふうに所得金額を二十万円まで上げる必要があると考えますので、その点を修正したのであります。第二回國会中にこの帰還者課税特例法案を成立せしむる必要がありまして、鋭急これに努力いたしました。この特例法案が通過しないことには、先に衆参両院で決議されました引揚同胞対策に関する決議の重要なる第二項が実際に実行されないという結果になりまして、國会は國民に信を失うという結果になりますので、鋭意特例法案の通過に関係方面と折衝したのでありますが、関係方面におきましても非常に熱心に研究願いまして、その間に種々な質問があり、我々との間に論争があつたのでありますが、遂に第二回國会におきましては、先方におきまして審議未了になつたのであります。審議未了になりました理由につきましては、民主主義の原則に基いて、特定な人間に特定の利益を付するというために單行法を出すことは好ましくないというのが最後の結論であります。併しそれは我々とも根本的な考えの差がありますし、同時の先の決議案の趣旨もありますので、重ねてこれを第三國会中に処理したいという事前の申込みをいたしましたところ、関係方面においては至急本特例法案を理由を付して再提出されたいということでありますので、改めて今日まを論議されましたところの理由と付けまして、本日の特別委員会において皆さんの御賛成を得ますならば、早急に関係方面に具体的な折衝にかかりたいと、こういうふうに考えておる次第であります。つきましてはお手許に出しましたところの特例法案を御審請願いまして、これでよろしいという判定が下されますならば、直ちに折衝を進めて行きたい。こういうふうに考えるのであります。よろしく御審議を願います。
#56
○木下源吾君 只今の説明によりますと、第二回國会からの引続きの縣案のように承りますが、新たに構成されましたこの委員会においては、内容などがまだ檢討しなければよく納得が行かんという委員が沢山あると思うのでありまして、この法案については七名の小委員会を設けて、急速にこれを審議決定してこの委員会に報告して貰いたい。こういうふうにいたしたいと思いますからお諮りを願いたいと思います。
#57
○委員長(草葉隆圓君) 只今木下委員の小委員を設置し、小委員は七名として帰還者課税特例法案の審議をして、その上にしたいという御意見でございますが……。
#58
○岡元義人君 この法案につきましては、北條君が渉外関係においても非常に努力されて、ここまで持つて來ておられるのでありますが、もう帰還の期日も或いは非常にこの冬の間止められるかも分らんというような状態でありまして、できるだけ速かにこの法案の通過を希う者でありますが、併しながら只今木下委員のおつしやつたように、この法案の内容は多少まだ檢討を加えなければならん点が多々あると思います。地方税法の第六十七條とそれから百二條という條文がございまして、住民税の條文でありますが、それとの関連性もありますから、各委員において十分御審議願つて、そうして特別にこの法令で行くことがいいか、或いは地方税法の改正で行つた方がいいかというようなことを御檢討を願つてその檢討の審議委員としては木下委員の提案に穂成いたします。
#59
○委員長(草葉隆圓君) 木下委員の御提案に対しまして岡元委員の御賛成がありましたが、木下委員の御提案の通り、この法案は七人の小委員を選んで、それによつて十分審議をして成るべく速かにその態度を決定したいということでありますが、御異議はございせんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#60
○木下源吾君 委員の選定については委員長に一任ということにしたしたいと思いますが、飽くまでも各会派並びに各党から選んで頂くように希望を付けて、そういうふうにお願いいたしたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#61
○委員長(草葉隆圓君) 只今木下委員の、委員長の選任についての御意見に御賛成でございますか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#62
○委員長(草葉隆圓君) それでは帰還者課税特例法案は、七名の小委員を選んでその小委員は、委員長で後刻お願いを申上げることにして、成るべく速かにこの審議をして頂して、委員会の態度を決定いたしたいということで、決定いたしたいと存じます。
 次に第六、引揚同胞対策審議会設置法中改正法案を議題といたします。
#63
○岡元義人君 この法案は、先頃第二回國会の一番最後の日に通過いたしました法案が非常に急いだために、多少欠陷があつたのであります。それを是正しようとしておるのでありまして、最初委員は十五名でございましたが、これを二十人に殖やして頂かなければ本当の成果は期し得られない。この二十人に殖やすことと、あの法文の中で、経済安定本部の副長官が字句の関係から入れないような結果になつておりましたので、それでは本当に運営の実を期することができないというような状態から、ここにこういう法案の改正案を、而もこれを速かに処置しなければならんという理由で以て案をここに出したのであります。どうぞこれも速かに審議して頂きまして、この実を挙げられるようにお願いいたしたいと思うのであります。
#64
○木下源吾君 只今の件は、先程の第五番目の帰還者課税特例法案小委員会に付託して、速やかにこれを決定したい、こういう動議を提出します。(賛成」「異議なし」と呼ぶ者あり)
#65
○矢野酉雄君 それは誰が提案しますか。そうすると、今その草案ができていないのかな……。
#66
○北條秀一君 矢野委員の発言は、本特別委員会がこの設置法の一部を改正する法律案を出すといたしましても、特別委員会ではできないと思います。そこでこれは少数の人間、特殊な或る特定されたところの人間の名前でこれを出す、法律案を出すという措置をとれというのは、只今矢野委員の発言でありました。その点は間違いのないようにして頂きたいと思います。
#67
○岡元義人君 今北條委員から御説明がありましたが、尤もなことであります。これは内閣委員会に多分かかるものだと思うのでありますが、併しながら一應特別委員会で案を審議いたしまして、特別委員会の意向として内閣委員会の方に廻す、そういう意味でありますから……。
#68
○委員長(草葉隆圓君) 只今の問題について、木下委員から第五の課税特例法案に付議して一緒にやつたらどうだという動議が出しおりまするが御意見如何でございますか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#69
○委員長(草葉隆圓君) それでは第六の改正法案も、第五の特別法案と共に、七人の特別委員で審議して、これの形式内容等につきましては、只今矢野委員なり北條委員の御説を汲んで進んで行くということにして、引揚同胞対策審議会設置法中改正法案は、第五の特例法案の特別委員で御審議を願うことに決定したします。
#70
○木下源吾君 大体協議の事項が済んだようでありますから、一つお諮りをして頂きたいと思うのでありますが、それは先程も北海道の中一部状況調査の個所が残つておりますので、自然休会にやりまするならば、その期間中において約十日間調査團を、人数三名以内ぐらいに、一つ派遣をすることに決めて頂きたい、こういうことであります。
#71
○北條秀一君 只今木下委員の緊急提案でありますが、これは極めて筋の通つた簡單な話でありますので、この際皆さんに御賛成願つて、北海道に早急に受入れ施設の強化促進のために議員を派遣するということはいいと思います。
#72
○淺岡信夫君 只今の木下委員の緊急提案並びにそれに対する北條委員の御発言、これに対しても私は異議はないのでございますけれども、当然やるべきことでありますが、これに対しては救急態勢の問題もありますし、又引揚者が立ち上つて行くという立場において、この第二回國会が終了し、その休会中北海道或いは九州、中國各地を見てみますると、中央におけるこの特別委員会の活躍によつてなされたところのこの政府のあらゆる施設というものは、末端まで徹底していないのです。これは一北海道の問題でなくいたしまして、こうした問題に対しては中國地なり、近畿地なり、東海地なり、東北地なり、そうした方面にこの休会中の期間を利して、そうして特別委員会は三名なり、或いは二名なりということで派遣をして、この徹底を期さなかつたならば、第一回國会以來この特別委員会がやつて來たことは、ただ單に絵に画いた餅であつて、実際は何らの供與を引揚げて來た者或いは留守家族の人たちが受けていない。そうした点について、一北海道という問題でなくして、全般的にこれは特別委員会が、先程北條委員が言いましたように、それは機関がなかつたのである、計画がなかつたのであるというような欠点を言われたんでありますが、それはそうした欠点を今後において補わなければならんと思いますから、今の木下委員の提案に対しましてのこの問題は、北海道の問題のみに止まらず、全國的に一つこの委員会において考えて頂きたいということを、別途に提案いたしまして、今日はこの中共地区引揚促進問題に対してのこの議題となつておる案件を済ました後に、一つお取上げ頂きたい、こう思うのでありますが……。
#73
○岡元義人君 今の淺岡議員の七項の問題でありますが、これはそのように取計つて頂きたいと思うのです。ただ多少そこに木下委員との間に食違いが生じたのは、淺岡委員は先程席を立ついおられたと思いますが、北條委員から懇談会においてこの点は一應説明があつたと思います。それでこんなことになつたと思いますから……。
#74
○木下源吾君 今の淺岡さんからのお話で、全國のことは私もそれは賛成です。そうしたいと思うのでありますが、ただ北海道の場合、この前の視察の中に、調査の中に一部残つておる所があつて、現地からも非常に要望があるわけでありますから、実はこの以前に直ぐ引続いてお願いしたいと思つたのですけれども、北海道視察が予定よりも非常に長くかかつて、予定外にあつたもんで、この前矢野委員が丁度九州、近畿視察にそのお計らいがあつたときに間に合わなかつたもんで、これは別途に一つ以前の北海道調査の補充の意味でこれを取上げて頂きたい。
#75
○淺岡信夫君 了解。
#76
○矢野酉雄君 木下委員の案はすでに案があると思いますが、それは二人くらいでもいいのですか。
#77
○木下源吾君 結構です。
#78
○矢野酉雄君 一人でもいいのですか。
#79
○木下源吾君 一人でも結構です。
#80
○矢野酉雄君 それは却つて一人で……。
#81
○木下源吾君 二人なら尚結構です。
#82
○矢野酉雄君 二人で賛成いたしますが、それは即決して頂いて結構ですが、先程淺岡委員の提案された問題は、これは今回全國を大体見まして、そうして非常に僕も痛感した重大問題であります。如何にここに論議を加えて一つの結論に達し、それが法律となり或いは予算に現われても、それが現場においてどう生きておるか、或いは政府の指令、通牒が如何に福岡縣なら福岡縣にこれが生かされておるかということを調査し視察して、その欠点を是正し、足らざるを補うという一つの行政措置を行わせるところの機関は、國権の最高機関である結局國会のこの特別委員会以外には、引揚問題に対する一切の更生施設というものはその成績を挙げることは不可能だと思うのです。殊に只今は引揚者が一番立つか立たんかという瀬戸際に立つておる時期を失したら、折角ここまで事業を運んで來たのが全面的にこれが瓦解してしまうというような虞れのある丁度状態でありますから、これは全面的に取上げて、而してこれを実施するためには一應如何なる方針で、如何なる方法で、その視察調査をやるかという一つの研究懇談会を開いて、その効果を挙げるように愼重なる態度をとらなければならんと思います。更にここに出ておる第七の問題の目的遂行のためにも、これはどうしても留守家族の擁護というものが十分にでき、そうして受入れ態勢が強化されなければ、引揚促進ということは結局は口先ばかりになりますから、そういう方面から考えても、今淺岡議員が提案せられた、いわゆる視察調査の特別班を各地に出張せしめて、而して翼くば法律を全國に普く活かして、そうして一軒と雖も引揚者その他の未帰還者の留守家族が、所を得ないで生活に困ることのないように、一つの事態を我々の力で大いに促進して行くというようにこの問題は改めて又一應討議をして頂いて、そうして愼重に、実施に当つては研究会或いは懇談会を開いて頂くように要請して置きます。
#83
○淺岡信夫君 只今矢野委員から大体説明があり、いろいろのことが述べられたので、よく各位におかれましても御了承頂いたと思いますが、私は一つの例を報告を兼ねて九州方面に二回に亘つて派遣された結果について、簡單な報告を各委員の方々にいたしたいと思います。熊本に参りましたが、中央において法律化された問題なり或いは通牒なりをどういうふうに御処理になつておるか、この引揚者、復員者に対する擁護資材の問題或いは第二國会における衆議院或いは参議院におきましての決議、これに答える政府の答弁、そうしたものがどういうふうに末端に行つておるか、水産の問題を例に取つて見ますれば、例えば引揚者、復員者が水産課長の所にやつて來て、仕事をしたいがどういう御処置をなさるかということを聞きますと、大抵の水産課長は先ず資材を持ち、船を持ち、金融がつくという見透しがつけば認可を與えるという。又中央の出先機関であるところの農林省の資材調整事務所におきましては、縣の水産課の認可を取つてくれば資材の割当を考慮しようという。又金融方面に行きますと、認可と、資材、船そういうものをはつきり持つことが分つた場合において金融問題を考えよう、こう申します。水産課長は金融と船と資材がなければ許可は與えられないと言うし、更に一方では許可がなければ資材を割当てない、又許可、資材を持たなければ金融しないというようなことであつたならば、百年河清を待つても引揚者、復員者、そうした人達は起上れない、そこで衆参両院を通過したところの決議に基きましてなされたところの法律或いは処置に対して、先ず起上らんとする者には認可を與えなければいかんじやないかということを突込んだところ、そういうことをしては越権じやないでしようか。こういうふうなことが各府縣で見た状況であります。例えば衣料店の問題にいたしましても、選挙によることなくしてという通牒が出ておるに拘らず、選挙さして見たり、或いは除外して見たり或いは地方のそういう審議委員会というようなもので決定してしまつて、引揚者をその中に入れようとしない。こういう問題に対して経済部長なり商工課長を極端には面罵せんばかりに中央からの通牒を突きつけて読ましめてやつたのでありますが、これは煙草小賣店の問題にいたしましても、或いは農地法の問題にいたしましても、あらゆる面において実際末端においてはなされていない、九州を廻つた際、これは長崎縣或いは鹿兒島縣においても見られたのでありまして、こういうことでは引揚者、復員者、或いはその留守家族は起上るにも起上れない。こういつた点につきましては相当詳細に各地方調査いたしましたことを委員会に報告しなければならんのでありますけれども、今は時間もありませんから後日に讓りますが、大体各現地の状況というものは、廣島縣は殊に甚だしい。こういう点につきまして、どうか先程矢野委員が提案されたように方法において遺憾なきを期するように今後お願いいたしたいと思います。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#84
○委員長(草葉隆圓君) 只今木下委員から北海道視察は冬季に向う関係で特に至急を要するから約十日くらいの予定を以て二名乃至三名以内において現地を視察したいという動議が出ておりますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#85
○委員長(草葉隆圓君) それではさよう決定いたし、それぞれの手続を進めたいと思います。その人選を如何に取計いますか。
   〔「委員長一任」と呼ぶ者あり〕
#86
○委員長(草葉隆圓君) 委員長一任に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#87
○委員長(草葉隆圓君) それではさよう決定いたします。尚それに関連して、只今淺岡委員より全國各地における引揚者の定着援護の状態を詳細調査する必要に迫られておるという御意見がありまして、それに対して矢野委員から全國各地に亘つて視察調査特別班というがごときものを編成しながら、これはいろいろ重大な問題に関係するから、十分これが方法その他については研究懇談会を聞いて案を立てながら進んで行きたいという御意見がありましたが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#88
○委員長(草葉隆圓君) さよう決定いたしますが、これにつきましては理事会並びに委員会運営についての小委員会等において詳細案を練つて御相談申上げたいと存じます。(「賛成」と呼ぶ者あり)
#89
○委員長(草葉隆圓君) 次に中共地区引揚促進問題につきましては、墾談の時北條委員から大体の御説明がありましたが、あれで盡きておりますか。
#90
○北條秀一君 盡きております。
#91
○淺岡信夫君 私は墾談のときにいろいろお話願つたというということでありますが、ちよつと速記を止めて下さい。
#92
○委員長(草葉隆圓君) 速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#93
○委員長(草葉隆圓君) 速記を始めて……、第七、中共地区引揚促進の問題につきましては先刻墾談で北條委員より大体の御説明がありましたが、尚いろいろの点についての御説明等もあると存じますから、第七の問題に移ります。
#94
○北條秀一君 中共地区残留同胞引揚促進は全國は國民の等しく心を痛めておるところであります。大体この地区にはまだ十二、三万の同胞が残つておりまして、これらの中國共産地区は現在の連合國当局におきましても、全く交渉相手にならないという地区でありまして、この引揚促進につきまして殆ど術策を施すべき術もないような状態で今日まで來たのであります。併しながら我々といたしましては何らかの方法を取らなければならんと考えまして、第一回國会以來先ず考えましたのは、中共地区の中國共産党の首脳部と我々の代表との間に折衝を開始しよう、その最も適任者は日本共産党の野坂參三君であろうということになりまして、野坂參三氏を煩わして中共地区の特定の地点に行つて貰つて、そこで先方と折衝しよう、折衝の内容については引揚促進と同時に引揚げるまでの通信の自由を與えて貰う、この二つを根本にして折衝しようと考えまして、連合國当局と相談したのでありますが、これが遂に許可にならなかつたのであります。第二回國会におきまして更に特別委員会において、各委員諸公からいろいろ意見が出まして、改めてこの問題について折衝の必要があるというふうに言われましたので、九月の末になりまして私は皆樣の十分な御了承を得ていたかつたのでありますが、重ねて我々の代表を中國共産党地区に派遣しようとする折衝をする必要を感じましたので、その折衝に入つたのであります。この折衝の際には先に申しました野坂參三氏と北條秀一、即ち私でありますが、二人を大連まで派遣することを許可されたい。何故北條が野坂と一諸に行くかということにつきましては、私は満洲におりました関係が、中共の首脳部を数人知つております。特に満洲におりますところに中共軍の最高司令官であります林中將も数回会つておりますので、そういう関係からして私は行くことが適切であろう、こう考えましたので、この二人を大連まで派遣することを許可されたいという申入を九月の末にいたしたのでありますが、十月の初にG・H・Qの政治局から回答がありまして、シーボルト議長の言葉としての回答がありました。それはシーボルト議長は、中共地区の残留同胞の引揚促進についてはベストを盡す、併し野坂、北條を大連に派遣することはできない、こういう御回答がありました。先程墾談会の席上におきまして概略御説明申上げたのでありますが、以下本委員会におきまして御報告申上げまして、改めて各位の御意見を承われれば非常に幸であると考えるのであります。
#95
○淺岡信夫君 只今北條委員の説明におきましてよく了承できるのでありまするが、そのいけないということを言われたシーボルと議長の言葉を北條委員が受けた日はいつでございましようか。
#96
○北條秀一君 これは十月一日であります。
#97
○淺岡信夫君 それは対日理事会ででありましようか、場所はどこでありましようか、場所を一つ。
#98
○北條秀一君 G・H・Qの政治局の國会課であります。
#99
○淺岡信夫君 更に北條委員にお尋ねいたしますが、この問題につきましては十月一日において、それはいかんということを言われたのでありまするが、今日においてですね、それを重ねて二度、三度、或いは五度が六度でも懇請をするというようなことに対しての北條委員の見通しはどうでございましようか。ということは実は去る九月の二十七日の正午を期して全國から北海道或いは九州、各地からこの留守家族の人たちが海外にいる自分の兄弟、或いは息子、親、こうした問題の促進に対して、東京に相集まられて、誰が言出すともなくとにかく五百人に近い人が、二十七日から二十九日の午後六時まで、三晝夜に亘つて断食をされた。こうしたことは恐らくこの人類が始つて以來なされなかつたことだろうと思うです。この中に私は母性愛を見た、或いは父性愛を見た、血の繋りを見た時にいても立つてもいられない感情になつた。私の氣持を申しては甚だ済みませんが、それに対して政府、國会、政党も、そうして政府といたしましては芦田総理、或いは竹田厚生大臣、更に官房長官、或いは各政党といたしましては、殆どその首領格の人たちが代表して、それに対して善処すべきことを誓い、あらゆる角度から慰留をいたしたのでありますが、なかなかこの五百有余名の、年は廣島の藍原というお婆さん、七十二歳を頭として、或いは八歳、十一歳十二歳というような頑是ない子供までもこの断食をなされた。でもう三日以上経つて終つたならば、北海道地区がら來た人達は列車が止つてしまつて途中徒歩連絡をしてまでもやつて來た。これはそれ以上続いたならば非常な事態を惹起すような状態にまで立至つて來た。それに対してこの参議院の特別委員会におきましとは急遽特別委員会を開いて、そうしてこの善処方を要望し、とにかく今日の六時を期して参議院委員会が今後において善処する、特別委員会においてやるということで百万説得をし、了承を得て二十九日の六時を期して一應その集團断食というものは終つたのであります。私はこうした点を考えまするとき、今の中共地区の……勿論当局から十月一日は断わられたのでありましようが、こうしたこの血の繋りといいましようか、この声を二回三回と続けてそうして御懇請を願うということに対しての見通しは、これは甚だ北條委員にその見通しを聞くということは、これはむずかしいことであるかも知れませんが、それではもう十月一日で断わられたからこの儘で打切つてしまうか、その方がよいのか、或いは今後たとい断わられても二回三回でもやるのがよいのか。そうした点をこの委員会においてお知らを願いたいと思います。
#100
○北條秀一君 私は先程淺岡委員の御質問に極めて軽率に答えましたので、詳しく日誌を繰りましてもう一度それを訂正いたしたいと思います。
#101
○淺岡信夫君 日時の点ですね。場所はいいですね。
#102
○北條秀一君 日時は第一回の折衝が十月の七日であります。それから回答が十月十二日であります。それは正式の話になつております。速記を止めて下さい。
#103
○委員長(草葉隆圓君) 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#104
○委員長(草葉隆圓君) 速記を取つて。
#105
○北條秀一君 更に淺岡委員からお話がありました今後の中共地区の引揚促進に関する点でありますが、先程私が冒頭に申しましたように、この折衝については野坂北條が大連に行つて方がよいのだということに本特別委員会、或いは同胞救授議員連盟等の十分な御決心を聞いた上で私は処置していませんから、そこで可なり私の個人的な見解が基いておるという折衝でありましたので、更にこの特別委員会は本日正式に成立したのでありますが、本特別委員会におきまして正式に書面を以て一方は対日理事会のシーボルト議長にどうして貰いたい、先ほど私が申しましたように、例えば野坂北條を派遣したいのだ、ここへ派遣したい、そうしてこういう折衝をしたいという具体的な要求を盛つた書類を作つて、それに対しては正式に対日理事会に申し出る。一方G・H・Qに対しても正式に我々がこの要求を持ち出すということは、今後私は積極的に特別委員会としてはやらなければならんとこう考えておる次第であります。同時に又同胞救援議員連盟におきましても、これは同胞救護議員連盟としての立場から、その運動を続けてやるということは絶対に必要であるというふうに考えますので、是非そういうふうに皆さんの力を結集して頂きたいということを、特に私は切望したいのであります。
#106
○淺岡信夫君 それで今北條委員の、この特別委員会において正式にこれを取上げておる。更にこの特別委員会としてですね、衆議院の特別委員会にもこれを呼びかける。そうしてその法的な根拠を持つた國会の衆参両院の特別委員会においてこれをやる。それから更に進んではこの同胞救援議員連盟の立場からも、これをやつて頂くというような立場におきまして、一つ一つ具体的に委員長から結論を取つて頂きたいと思います。
#107
○木下源吾君 この中共地区の引揚促進は、一般引揚者の中でも特別な性格を持つているということは申すまでもないのでありまして、この点に関して本委員会が十分調査をし、又活動をしなければならんと思います。そこでこの問題は、今突如として北條委員の御説明を承つたのでありますが、委員会が正式に取上げるということが当然であると同時に、この委員会においてもやはり小委員会を設けて、そうしてあらゆる方法を研究して、そこで結論が得た場合においては、衆議院の委員会とも連絡を取り、その他の引揚團体とも連絡を取り、そうしてこれは計画的に万全な策を立てて、そうして対日理事会等に折衝すべきだ。かように考えますので、その小委員会は私の考えでは五名乃至七名の小委員会で、議長指名の小委員会を設けたい、こういうように考えます。
#108
○岡元義人君  この問題は淺岡委員から提案されました通りに、参議院の特別委員会が、先きのいわゆる絶食の行動に出た、これを処理したのが当参議院の委員会である。その席上からも、この問題については十分に今後の処理を行なつて行かなければならないという意思があるわけであります。尚北條委員の今までの結果といたしまして、野坂氏、北條氏が派遣されたいということ。これも一應断わられて來た。これを尚もう一回再要請するか。こういうような問題は、これは一應特別委員会で愼重に私は檢討する必要があると思います。果してそれを尚要求することがよいのか惡いのかというようなことも檢討しなければならない。で、時間も非常に本日は経つておりますので、この次の委員会にこれをもう一度特別委員会でよく檢討いたしました結果、小委員会を設けるというようなこともそのときに一つ取計らつて頂いたらどうか。尚今日の委員会はこれで打切つて頂くような動議を提出いたします。
#109
○委員長(草葉隆圓君) お諮りいたします。第七の中共地区引揚促進の問題は、從來北條委員その他関係の委員の諸氏の多大な御努力を衷心より感謝を申上げまするが、今後更にいろいろな角度から檢討し、促進すべき重要な問題と存じますので、本日はこの程度でこの問題は止めておきたいと思います。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#110
○委員長(草葉隆圓君) それでは他に問題もありまするが、時間が随分進んでおりますので、本日はこれを以て散会いたしたいと存じます。
   午後零時五十四分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     草葉 隆圓君
   理事
           三木 治朗君
           木内キヤウ君
           岡元 義人君
           星野 芳樹君
           駒井 藤平君
   委員
           木下 源吾君
           淺岡 信夫君
           水久保甚作君
           小畑 哲夫君
           紅露 みつ君
           北條 秀一君
           穗積眞六郎君
           宮城タマヨ君
           矢野 酉雄君
           細川 嘉六君
ソース: 国立国会図書館
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