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1948/11/08 第3回国会 参議院 参議院会議録情報 第003回国会 本会議 第6号
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1948/11/08 第3回国会 参議院

参議院会議録情報 第003回国会 本会議 第6号

#1
第003回国会 本会議 第6号
昭和二十三年十一月八日(月曜日)
   ○開 会 式
 午前十時五十五分 参議院議長、衆議院及び参議院の副議長、議院、内閣総理大臣その他の國務大臣、最高裁判所長官代理及び会計檢査院長は式場に入り所定の位置に着いた。
 午前十一時二分 天皇陛下は衆議院議長の前行で式場に出御、玉座に着かせられた。
   〔諸員敬礼〕
 午前十一時三分 衆議院議長松岡駒吉君は式場の中央に進み、次の式辞を述べた。
   式 辞
  親しく、天皇陛下の臨幸を仰ぎ、本日ここに第三回國会の開会式を挙げるにあたり、衆議院および参議院を代表して、所信を表明いたします。
  かえりみれば、戰後深刻な危機に見まわれたわが國の経済は、今日に至つてようやく復興のきざしをみせ、ともすれば動揺しがちであつた國民思想も、次第に安定をとりもどし、新しい憲法の精神もまた、深く國民生活にその根をおろそうとしていることは、わたくしどものかぎりない喜びとするところであります。しかしながら、そのことは單にわが國の再建がその緒についたというにすぎないのであつて、われわれの前途には、なお容易ならぬ困難が横たわつているのであります。
  したがつて、われわれが、眞に光栄ある復興の日を迎えるには、さらにうむことのない永い努力を必要といたします。
  されば、國民のおのおのの立場を忠実に反省し、その責務を正しく自覚して、日本國復興の大業にまい進されることを望んでやみません。
  ここに、國会は、國民の委託にそい、最善をつくしてその使命を完うし、もつて日本國永遠の理想を達成しようとするものであります。
  次いで侍從長は勅語書を天皇陛下に奉り、天皇陛下は次の勅語を賜つた。
   勅 語
  本日、第三回國会の開会式において、全國民を代表する諸君と親しく一堂に会することは、わたくしの深く喜びとするところであります。
  連合國の好意と援助を受けて、國民が、苦難に屈せず、努力を続けて來たために、今日、わが國には、ようやく、復興のきざしが見え、國民生活が、物心両面において、安定に近づく希望も持てるようになつてきたことは、諸君とともに、まことに喜びに堪えません。
  しかし、わが國が、眞に、文化國家としての実質を備え、國際社会の一員として復帰し、全世界の信頼をうるのには、今後もなお、たゆみない努力が必要であると思います。
  この時に当り、わたくしは、國会が國権の最高機関としての使命を、眞に、遺憾なく果たすことを望んでやみません。また、國民が互に励まし、互に戒め、平和國家の実現に向つて進むことを、切に望みます。
   〔諸員敬礼〕
 衆議院議長は御前に参進して、勅語書を拜受した。
 天皇陛下は参議院議長の前行で入御。
 次いで議員は式場を出た。
   午前十一時十分式終る。
ソース: 国立国会図書館
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