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1948/11/13 第3回国会 参議院 参議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第9号
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1948/11/13 第3回国会 参議院

参議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第9号

#1
第003回国会 議院運営委員会 第9号
昭和二十三年十一月十三日(土曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○公聽会開会承認要求に関する件
○自由討議に関する件
○災害対策に関する補正予算の今期國
 会に提出に関する決議案に関する件
○特殊物件処理の実情調査のための議
 員派遣要求に関する件
○輸送力増強に関する調査承認要求に
 関する件
○観光事業に関する調査承認要求に関
 する件
○議院運営小委員の補欠選任に関する
 件
  ―――――――――――――
   午前十時四十分開会
#2
○理事(梅原眞隆君) これより委員会を開きます。本日は委員長が御出席になれませんので代つて私が司会させて頂きます。先ず公聽会開会承認要求についてお諮りいたします。委員部長より説明いたさせます。
#3
○参事(河野義克君) 人事委員会より公聽会開会承認要求書が提出されておりますので朗読いたします。
   公聽会開会承認要求書
 一、事件の名称 國家公務員法の一部を改正する法律案
 一、公聽会の問題 國家公務員法の一部を改正する法律案について
 一、公聽会の月日 昭和二十三年十一月二十二日
 右本委員会の決議を経て、参議院規則第六十二條第二項により要求する。
  昭和二十三年十一月十二日
    人事委員長 中井 光次
 参議院議長 松平恒雄殿
#4
○理事(梅原眞隆君) 只今説明のありました公聽会開会承認要求について御質問のある方はお述べを願います。
#5
○委員外委員(水橋藤作君) 人事・労働連合委員会において多数を以て本要求書の提出を決定いたしましたので議院運営委員会においてこれを否決する権限はないと考えております。
#6
○参事(河野義克君) 公聽会の開会は委員会が議決して、これを議長が承認された場合に行うのでありますが、議長はこれを承認するか否かについて、議院運営委員会に諮問されているわけであります。そして本件については開会の日取りは準備の関係上二十二日と決定されたものでありますが、これを承認することは先般の國家公務員法の一部を改正する法律案を十一月十六日までに議了して貰いたいという政府の申入れに対して、本院の態度を間接的に明らかにすることになるわけでありますのでお含みを願います。
#7
○堀末治君 私は與党の立場として政府の申入れを聽いて欲しいと思います。
#8
○大隈信幸君 公聽会開会に賛成であります。
#9
○城義臣君 與党の立場上堀君と同意見でありますが、公聽会については必ずしも反対ではありません。
#10
○理事(梅原眞隆君) いろいろ御意見もあるようですが、政府側の申入れについては一應聞き置くことにして、本公聽会開会承認要求についてはこれに承認を與えることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○理事(梅原眞隆君) 御異議ないものと認めます。次に次回の自由討議についてお諮りいたします。事務総長より説明いたします。
#12
○事務総長(小林次郎君) 國会法の規定によりまして、次回の自由討議は十一月十五日に行わなければなりませんので、その議題、発言時間等についてお決め願います。
#13
○委員外委員(水橋藤作君) 本件については、一旦会派に持ち帰つて相談したいと思います。
#14
○委員外委員(星野芳樹君) 議題は自由としてはどうですか。
#15
○理事(梅原眞隆君) それでは本件については、委員会を休憩して午後再開の上改めてお諮りすることにいたします。
#16
○事務総長(小林次郎君) 次に小川久義君外二十六名提出の災害対策に関する補正予算の本國会提出に関する決議案の委員会審査省略並びに本会議上程の日取りについてお諮り願います。
#17
○参事(寺光忠君) 本件については、すでに関係方面の了解を得ており、又委員会審査省略の要求が出ております。
#18
○理事(梅原眞隆君) 本件について御質問乃至御意見のある方はお述べ願います。
#19
○委員外議員(三好始君) 十一月十五日の本会議に上程することを希望いたします。
#20
○堀末治君 本決議案の内容につきましては、政府においてもその実現に努力いたしておることでありますから、本決議案を提出することには反対であります。
#21
○委員外委員(水橋藤作君) 決議案上程に賛成いたします。
#22
○理事(梅原眞隆君) 委員会審査を省略するか否かは如何いたしますか。
#23
○岡元義人君 私は國会の決議案を権威あらしめる見地から、決議案の濫発には反対です。本件については幸い午後も委員会が続行されることになる模様でありますから、決定をそれまで延期して頂きたいと存じます。
#24
○理事(梅原眞隆君) それでは委員会はこれを以て休憩し、午後一時より再開することといたします。
   午前十一時休憩
   ―――――・―――――
   午後一時二十五分開会
#25
○理事(梅原眞隆君) それでは会議を始めます。先程お話がありました自由討議の題目について御相談したいと思います。
#26
○岡元義人君 緑風会からは、丁度時期的にもいろいろな関連もあると思いますので、「國会運営改善について」こういう標題で、できますならばこれをば皆さんの方にもお願いいたしたい。若し御了解願えませんでしたならば、緑風会だけでこの標題でやらして頂きたい。こういう趣旨でございます。
#27
○松本治一郎君 社会党では咄嗟のことでありますから題を自由にして貰いたいと思います。
#28
○堀末治君 私共の方でもやつぱり松本さんの御発言の通り咄嗟のことだから演者の自由にさして頂きたい。こういうふうな趣旨であります。
#29
○理事(梅原眞隆君) 外の方はどうですか。
#30
○板野勝次君 私の方も自由にやらして貰う方がよいと思います。
#31
○委員外委員(三好始君) 私の方は特別な注文はありません。決まつた通りやりたいと思います。
#32
○委員外委員(岩間正男君) 無所属はやつぱり自由で、題なしで。
#33
○理事(梅原眞隆君) 題目は自由の方が多いのですが、一つ自由にお願いすることにしたらどうですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#34
○理事(梅原眞隆君) それでは自由に一つお願いすることにいたします。所見の開陳に限る、ということにいたします。それから人数はどういうふうにいたしましようか。
#35
○堀末治君 我が党は一人決めて参りました。
#36
○松本治一郎君 社会党も一人。
#37
○岡元義人君 録風会は前例がありますからその前例に做いまして、時間で頂きたいということをお願いいたしたいのであります。
#38
○理事(梅原眞隆君) そうすると議事部の方からこの前の時間の参考をちよつと出して貰つたらどうですか。
#39
○参事(寺光忠君) 今までの時間と現在の時間の割当は殆んど違いないと思いますが、今までは録風会五十分、民自党二十分、民主党二十分、社会党二十分、無所属懇談会十分、共産党十分、只今大体こういうふうになつております。今度新政クラブは十分というようにまあなつております。
#40
○理事(梅原眞隆君) するとどうでしようかね。この前の時間の通りに一つなにしたらよいかどうか、一つ御相談下さいませんか。時間の割当ですね。
#41
○堀末治君 会派が一つ殖えておりますね。
#42
○参事(寺光忠君) 合計いたしまして二時間二十分ということに只今申上げた数字ではなります。
#43
○橋本萬右衞門君 比率はどうですか。
#44
○参事(寺光忠君) 比率はこれは非常に大まかな大体数字ですから間違いはないと思います。
#45
○理事(梅原眞隆君) 今の比率の時間にして貰つて、その中の人数は各派で御任意に出して貰う。一人にするなり、二人にするというふうに願つたらどうですかね。
#46
○川村松助君 それでよいじやありませんか。
#47
○委員外議員(岩間正男君) そうですね。結構だと思いますね。それでよいと思いますね。無理にその時間はその会派で例えば一人しか希望者がないという場合には多く使う必要はない。
#48
○理事(梅原眞隆君) そういう場合に余裕が出れば又御相談願うということにして、一應今のようなことにして人数は各派に委せる。今お話がありましたように、特に時間が余つて一方では足りないということになれば、その会派会派で御相談願うという程度にしたらどうですか。
#49
○堀末治君 そのことは別に大したことではありませんが、録風会から新政クラブというものができておるのですから、そちらの方に十分を割くということになりますれば録風会が十分を削つてもよいということになります。
#50
○事務総長(小林次郎君) それからもう一つお願いしたいことは、一人十分ということで如何でございましようか。一人二十分おやりになるところもございましようか。
#51
○岡元義人君 できますならば時間で頂きまして、人数は内輪で調整さして頂きたい。こういう趣旨なんであります。
#52
○事務総長(小林次郎君) 十分のを五分ずつにお分けになるところがございましようか……。時間を余計持つているところは、十分以上になることもあるということでよろしいでしようね。
#53
○参事(寺光忠君) 只今申上げました数字のうち録風会の五十分というのは、現在の比率から申しますと、不均衡に多過ぎるので、只今録風会の方の御了解を得て四十分ということに……。
#54
○委員外議員(岩間正男君) 今までの仕來りもございますけれども、或る場合には時間を平均にして各会派から一人ずつやるというような方法もあり得ると思いますがどうですか。
#55
○川村松助君 そういうことを含んで、最初にお話があつたように、時間を決めて、その範囲内でお決め願つたらどうですか。
#56
○岡元義人君 勿論時間が余りますればそういうような調節もできると思うのでありますが、併し人数で決めます場合におきましては、やはり一人十分ということになればそれだけの人間を出すということになると思いますから、一應時間的にはこういうふうにして頂いて置いて、尚余るという場合においては、申出て調節して頂く。そういうふうな取計らいをして頂きたいと思います。
#57
○佐々木良作君 今岩開議員から言つたのは、そういう意味ではなくして、これまでは時間を人数によつて分けて、その時間内で何人かがするということは、会派の自由でやられたわけですが、そういうやり方も一つの仕來りではあるが、自由討議の際に全然別個の立場から各会派からおのおの一名ずつ出して討論して見るのも一つの方法ではないか。これまではそういう後の方法は一遍も採られたことがないので、一遍この辺でそういうふうな形式の討議をやつて見たらどうか。こういうことだと思いますが。
#58
○理事(梅原眞隆君) 今佐々木議員からお話がありましたように、岩開議員の言われた意味が、各会派が人数に全く拘泥しないで各会派から一人ずつ出て話すという新らしい形式を採つたらどうかという、こういう意見なんですね。
#59
○委員外議員(三好始君) 只今の御意見に私もそういう場合があつてよいと思います。特に問題を決めて討論する場合には、そういうやり方を一度やつて見る必要があるのじやないかと思いますが、今回の場合には所見開陳で題目は自由となつておりますので、従來の時間による方法によつてよいと存じます。
#60
○理事(梅原眞隆君) 佐々木さん、参議院規則の百四十八條に「議長は、自由討議における発言者の数を、各派の所属議員の比率により、各派に割当て、予めこれを各派に通告する。」こういう規定がありますから、やはり前のやり方にして貰つたらどうでしようかね。
#61
○委員外議員(岩間正男君) それがこれまで行われていなかつたし、又そういう事例が沢山あつたと思うのです。それで自由討議そのものについて、根本的に検討して、これを最も質的にも機能を発揮するということになつたら又違うと思いますが、従來のやり方については異論があると思います。今日やられておるのは大体そういうように間に合せに行われておるところがあるのじやないかと思う。一つの慣例としてやらなければならないという恰好で、やつておる恰好なので、本当に自由討議の内容を充実してやるなら、根本的に檢討して見る必要があると思います。そういう意味から言つて、非常に過渡的のものですから、各会派から一人ぐらいにして所見開陳というようなところがいいのじやないか。各会派の意向は、そういうところにあるのじやないか。録風会は違うようですが、録風会の方はそれに同調して頂けないかどうか。
#62
○理事(梅原眞隆君) 今の話は、あなたの御意見は分かつておるのですが、今紹介したのは参議院規則にこういう規定がある。こういうことを御紹介したのです。議院規則にこうあるから、今はこの前の通りなさつたらどうかと言つておるので、私の意見を吐いておるのではない。
#63
○城義臣君 私共は規則通りやはりその線に副つてやるということに……。
#64
○理事(梅原眞隆君) そういうことに願つてはどうでしようか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#65
○理事(梅原眞隆君) それでは一つそういうことに……。
#66
○佐々木良作君 そうすると、その規定が生きておる限りは、今のような討議はできないということですか。
#67
○理事(梅原眞隆君) それは御相談なさつて……。
#68
○事務総長(小林次郎君) 実際問題として割当てた時間を放棄される場合がある。録風会に五十分やつても、あとの三十分だけ放棄されることは、致し方ない。やはり割当だけはこれによつて割当てて、実際の問題として岩間さんの言われる通り各派一人になる場合があるかも知れない。
#69
○佐々木良作君 だからそういう方法であればできないことはないわけですね。今まで或いは今度に限るわけではないが、とにかく一遍そういうことをやつて見たらどうかと思うのが中心なんです。それを分けて各派の自由でやるということになれば、やはり大概これまでの仕來りに従うと思います。併しやり方によつてはそれを分けたことにして、形式的に分けて、そうして各派代表とか、そういうことで討論ができるわけですから、僕はできない相談ではないと思う。それは今の自由討議自身がさつき岩間君が言つた通り、規則はそのまま行われていないと思う。その辺からもそういうことが必ず規則通りで身動きできんというならば、これまでの自由討議にしても探して見れば相当の問題が出て來ると思う。私の言いたいのは規則の上でこうなつておる、絶対に不可能だと判定されぬことが望みたい。それならばこの次にこういう方法をやつて見ようじやないか、或いは三好さんが言われたように特別な論題を決めたとき、最近のうちそういう恰好のやつをお願いしたい。
#70
○橋本萬右衞門君 規則にある以上は、どこまでも規則に順應してやつて頂きたい。
#71
○理事(梅原眞隆君) そうしますと、この際これでおやり願つて、今佐々木さんなり岩間さんが言つておられることは、この次のときにもう一遍おやり願うということにしては如何ですか。ここで打切らずにこういうふうに御処理願つて、この次にもう一遍御提案願つて御審議願うということにしてはどうでしようか。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#72
○委員外議員(岩間正男君) 今日決定されて、この次に自由討議をされるならば、自由討議のやり方についてというような題で、自由討議を願いたいというふうに考える。そうして自由討議を根本的にここで檢討する。これが非常に重要じやないかと思うのですが如何でしよう。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#73
○事務総長(小林次郎君) 念のために申上げますが、國会法の七十八條に「各議院は、國政に関し議員に自由討議の機会を與えるため、少なくとも三週間に一回その会議を開くことを要する。」今の自由討議の方法を如何にするかということも國政に関することということに御了解になれば……。
#74
○委員外議員(岩間正男君) 國政の基礎的なものですから……。
#75
○事務総長(小林次郎君) そういうことがあるということを申上げて置きます。それでは只今の通りお決め願います。御発言の順序等は運営小委員会の方で明後日の朝決めます。
   〔理事梅原眞隆君退席、理事大隈信君委員長席に着く〕
#76
○事務総長(小林次郎君) それから自由討議の日は月曜日でよろしうございますか。月曜日が丁度二十一日目でございます。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#77
○理事(大隈信幸君) それでは自由討議は月曜日にいたすことに決まりました。
 それから午前中御相談いたしました災害対策に関する補正予算の本國会提出に関する決議案、これをどう扱いますか、御審議をして頂きたいと思います。これは上程の日を決めるだけの問題でございます。
#78
○岡元義人君 午前中一應留保をお願いいたしましたのは、それは運営委員会を省略するかせんかをお諮り願つたのでその点に関しまして留保を願つたのであります。というのは、この問題はやはり帰りまして会務委員の方々とも御相談いたしたのでありますが、その趣旨は、一時も早く災害対策の補正予算をば具体化さして頂くということは全面的に賛成なんであります。ただ委員会を省略いたしまして、そうしてこの問題を上程するということは、その内容が、できる限りもつと具体的に、そうして本当に収穫あらしめなければならんのであります。こういうことが問題になりまして、むしろ段階といたしましては、建設委員会で一應これをば決議されまして、十分に政府の肚をたたいて、その上で尚且つ分からないというときに初めてこの決議案は本会議に持出される、これが順序なんじやなかろうかという意見なんであります。それでその趣旨には決して反対する者ではありませんが、むしろ現在の國会におきましては、立法措置というものが十分にまだできていない。それに代るものが決議案というようなふうにも一應考えていいのじやないかと思います。そうすれば決議案の内容につきましては、そのくらいの権威のあるものでなければならない。こういう意味からおきましても、もう暫く段階を経て、そうしてその後になされてはどうか、こういう御意見でございましたが、一應できる限り委員会を省略せずにやはり委員会に諮つて処理して頂きたいと思います。
#79
○理事(大隈信幸君) 只今の岡元委員のお説に対しまして御意見がございましたら。
#80
○佐々木良作君 それも一つの意見ですけれども、先だつて上つた決議案の内容と比べて見ると、大体似ておるもので、片一方の方は賃金関係の予算を早く出せ、これも委員会を省略して出されたので、そういう意味から見れば、内容を審議する必要があるとすれば、前の奴だつてあつたことになる。そういう意味で、而も今のこの決議案はその予算の内容の問題ではなくて、早く出せということだろうと思うのですから、僕はわざわざ委員会で審議しなくても、委員会省略ということでもいいんじやないかと思うのです。早くそれを決議することの方が意味が大きいのじやないかと思うのです。
#81
○岡元義人君 一應そういうことも考えられるのでありますが、先の決議案は、これは公務員法と非常に密な関連性があるという一つの解釈ができると思うのです。尚災害対策の予算ということになりますと、又これと関連いたしまして、越冬資金という問題も当然起きて來なければならん。次から次にそういうような決議案が上程される。而も決議案というものはすでに御存じと思いますが、往々にして陳情、請願等に批判も國民の中から出ておるのであります。それとこれとは違いますが、併しながら苟も國会において決議されるということでありましたならば、当然その決議案は実質的なものになつて現れて來なければならないと思うのであります。その意味において、政府当局においても、現在これをやつていないというのじやなくて、明らかに災害対策は最も重点を置いてやつておるのだということを表明しておるのでありますから、できますならば、こういう決議案は、他の方にも影響があるのじやなかろうかということを一應考えて、只今の意見を申上げたわけであります。
#82
○堀末治君 これは午前のときにも、私は與党の立場から、大体反対をいたしたものでありますが、今承わりますると、私は録風会の御意見に大体同調する者であります。從つてこの間のいわゆる新給與問題、このときは、或る程度内容が大体はつきりしておつた。或いは五千三百万円乃至或いは人事委員会の六千三百七円というようなことで、ほぼ予算の額等も決まつております。併しこの災害対策ということになつて來ると、見ようによつては、額が非常に下る。さようなことをただ決議案で出すということは、今録風会の御意見の通り、甚だ穏当でないと思いますから、これはやはり委員会に掛けて、政府の意のあるところを尋ねるだけ尋ねて、そうして相当額等も、このくらいは必要だというくらいの見極めを以て決議案を出すということが、決議案をして権威あらしめるためには是非必要であると、私はかように思うのであります。私は大体申上げれば、與党の立場から、それにも及ばないと思いますが、併し今の録風会の御意見に賛成いたします。
#83
○委員外委員(三好始君) 私は、先程の佐々木さんの御意見と大体同じでありまして、この決議案の趣旨は、決して災害対策の予算の内容に重きを置いておるというのではなくして、早く災害対策の予算を編成して出せといつたような、いわば緊急性に重きを置いておるわけでありますので、委員会の審査を省略して上程することに賛成いたす者であります。又こういう種類の決議が沢山出ると、決議の重要性が軽くなりはしないかというような御意見もある模様でありますが、決議は本國会に入つてから一つ出ただけでありまして、我々は考えなければいけないのは、決議の対象となつておる問題の重要性なり緊急性そのものでありまして、問題が重要であり緊急である以上、すでに決議が一つ出ておるからといつて、別にこれに対して遠慮したりするものじやなかろうかと思うのであります。今回の問題はその重要性と緊急性というような立場から考えまして委員会の審査を省略して、直ちに本会議に上程することにいたしたいと思うのであります。
   〔理事大隈信幸君退席、理事梅原眞隆君委員長席に着く〕
#84
○理事(梅原眞隆君) そうしますと、御意見が二つあるということですが、これはこうなれば議場で採決をせらるべきでしようが、それの下工作にここで話合いができるものならば一應話合いを願つたらどうかと思いますが、御意見如何でしようか。
#85
○岡元義人君 今三好議員の申されることに対しまして、私もう少し伺つて見たいと思いますが、成る程早く出せということが主であるというお話でございますが、併しながらやはりこれは実質的にこの予算が具体化されるということが、本当の念願でなければならんと思います。ただ早く早くということは、政府といたしましても急いでいるということは、これはもう十分分つておるのであります。その内容は議員である以上は恐らく御存じだと思います。むしろそれよりも、先程私が申上げました通りに、これをば実質的なものを得るという見解から考えました場合には、その決議案が法的処置と同じだけの力を持つというところまで持つて行つてこそ初めて私は権威があるものだということを主張しているのであります。若しただ早く早くと言うだけでありますならば、これをば國民が惡く解釈しますと、飛んでもない方向に私は解釈するのじやないかと思います。それは我々議員として慎まなければならんことだと思いますので、できる限り実質的に、そうして実が取れるような考え方で一つお考えを願いたいと切に私は希望いたします。
#86
○佐々木良作君 今の岡元さんの御意見は、そうすると、あの決議案に僕は反対だという意見になると思うのです。あの決議案は早く出せという決議案で、從つて予算の内容をいいのを出せという決議案でなくて、早く出せという決議案ですから、その決議案を慎重に審議するということは意味をなさないことである。問題は慎重ないい予算を早く出すか出さないかという問題ではなくて、予算を早く出せという決議案ですから、その決議案を審議するために予算案の内容に変更はないのだから、この論拠は私はちよつとおかしいと思うのです。今の岡元さんの御意見を推すならば、その決議案に反対だということにならなければいかん。決議案には賛成だが委員会でよく吟味しなければいかんというのは、これはちよつと理窟がおかしいと思うのですが。
#87
○岡元義人君 早くということとそれから実質的な問題と、こういう工合に分れて來たのでありますが、併しながら早くということも、やはり結論が具体化されるということが私皆さんの望んでおられるところであろうと思うのであります。だからできる限り早くこれが具体化されるという趣旨に対して我々は賛成なんです。だが併しながら一應の段階として委員会に諮られて、そうしてもつと内容をよく質して見て、それで尚分らないというときには出されたらいいのじやないかと、こういう意見を述べているのであります。委員会を省略するということは反対だという意見であります。今日言われているのは委員会の問題です。諮るか諮らんかという問題。
#88
○佐々木良作君 内容を聞くというのは何の内容を慎重に聞くことになるわけですか。
#89
○岡元義人君 委員会におきまして十分に政府の方針なり、或いは具体策というようなものをば十分に御質疑なすつて、そうしてその上で尚且つ分らないというときにお出しになつてもいいのじやなかろうかという意見なんです。
#90
○原口忠次郎君 私は今議題になつておりまする決議案の即時上程を希望いたします。それは災害復旧費の予算は緊急支出をする分と、次に支出する分と大体ございます。今までの内閣は、一つの内閣でありますと、緊急支出する分に対しては直ぐ支出することになつていた。併し今度内閣が変わりましたが、緊急支出しなければならない災害復旧費が今出ておりません。それがために各府縣の地方におきましては非常に困つておりますから、とにかく災害復旧は五百億もございまして、そうして僅かに今出ようというのは四十八億かそこらのものでございます。四十八億くらいの災害費は内容を調べる必要は余りないかと思うのです。私は建設委員会に諮りましても殆んど内容を調べる必要はないのであります。とにかく早く出すということが非常に大事だと思いますので、委員会を省略して直ぐ上程されることを希望いたします。
#91
○理事(梅原眞隆君) 相当に意見の対立がありますが、これが双方の了解が求められないとすれば自然これだけで議場に移すというより外に途がないかと思いますが、今ここでこのままにして議場へ移すことにいたしますか、又ここで採決を採るとすれば、決は採つて見て議場に廻すかです。
#92
○門屋盛一君 私ちよつと遅れて來たのですが、決議案を出すということを委員会に掛けるというのですか。
#93
○理事(梅原眞隆君) 今問題になつておるのは、委員会を省略するか、委員会を通すかというのです。そこが問題に……。
#94
○事務総長(小林次郎君) 省略して直ぐ本会議に掛けるか、委員会に渡すか、こういう問題なんです。
#95
○門屋盛一君 はつきり水害対策の委員会というものができている衆議院のごとき場合は委員会に掛けられましようけれども、ここでは掛ける委員会が少しむずかしいのじやないか。建設委員会だけでない。農林委員会にも関係しておればあらゆる方面に水害は関係しておるのですし、決議案の目的とするところは、そういう予算処置を早くとつて貰いたいという決議案なんですから、委員会省略の方が本筋じやないでしようかね。私はそう思います。委員会というのは建設省だけじやないのです。相当廣範囲に亘る。それでまあ遡つたことになるのですけれども、衆議院の方には水害対策の特別委員会があるのですけれども、こつちにはそういう総合したところの特別委員会はないわけです。ただ建設委員会だけに付託するといつても、建設が一番金額が多いでしようが、併し商工省関係の鉱山関係とか、農林省関係とか、厚生省関係とか、非常に廣くなる。
#96
○理事(梅原眞隆君) 委員会に掛けるとなれば今の件も考究願わなければなりませんが……。
#97
○門屋盛一君 そこで問題は原口委員の言われましたように、非常なる水害に対してどうかして早く予算処置を取つてやらないと各地方の府縣とか市町村は困つてしまつているのですから、昨日のこととはちよつと意味が違いますけれども、やはりこれは委員会は省略して本会議に掛けて要求する方が本当じやないかと思います。
#98
○三好始君 ちよつと岡元さんにお伺いしますが、委員会に掛けて、内容は分らなければ、決議案を出すとさつきおつしやつたのですが、分らなければというのは、予算の内容が判明しないという意味ですか、それとも不満だという意味ですか。
#99
○岡元義人君 実際に政府が速かにこれを処置するというような方面に進んでいないというようなことが一つと、それからこれではいけないからどうしても早く決議案を出さなければいかん、こういう理由が成り立つわけであります。それからもう一つの理由は、先程私が申上げました通りに委員会で一應政府当局と揉みまして、そうして尚又その決議案自体が先程から繰返して申します通りに單に早く早くというのじやなくてむしろ立法処置、今の國会が立法的な処置というものがまだ進んでいない、むしろ決議案というものがそれに代わるのじやないか、こういうような一應の考え方からもつと具体的に内容を……これはこういう工合に財源とかそういうものも一應その中に盛つてこうしようというような決議案に持つて行かれたらどうですかということを私は述べているわけです。
#100
○門屋盛一君 よく分りました。併し岡元委員の言われますようなことは、それが本当の國会の行き方なんでしようけれど、今の國会の機構では、本当の具体案で予算処置までどうこうということは困難だし、それから國民の代表としまして水害地の方が、私も水害地の縣から出ておりますが、非常に予算を渇望しておることは事実なんです。現在の憲法から行きましても、とにかく予算は國会で組むものじやなくて政府が予算を組む責任を課せられているのですから、この予算を早く組んで出すということは、國会が政府に要望する途はこれより外今の場合ないと思われます。こちらの方で研究してこういうふうに予算を取つたらよいのでございますので、立法処置から予算処置までこちらで決めるように、今の國会はそれまでの機能がないのだから、政府に早く予算を出して呉れというのが決議案の趣旨になつているのですから、それはそうですが、岡元委員の言われたのは、むしろ直ちに決議案を出さずに一應そのことに対して政府の所信を質すか、或いは緊急質問によつて政府の所信を一應質して決議案を出させればよいというのか、今委員会に付託と言いましたけれども、委員会が非常に廣範囲に亘るので、これは容易なことじやないと思います。この点岡元委員どういうふうにお考えになつているのですか。
#101
○岡元義人君 私はできる限り決議案というものは非常に慎重な態度を以て権威あるものにしたいということが本当の狙いなんでありまして、だから政府も急いでおるのだろうということは、これはもう分つておるのです。誰にも分つておるのですから、もつと突込んで決議案というものをもつと権威あるものにして行きたい、どれもこれも段々早く早くというので決議案を出しますと、必ずこれは越冬資金という問題が次にもう一つある。これも重要なのであります。でありますからもう一つ越冬資金の決議案が出る、こういうことになりはしないか、だからできるだけ一應委員会に掛けられて、そうしてその上で出さなければならん。こういう意見を持つております。
#102
○門屋盛一君 それは分るんだが、委員会というとどの委員会に掛けますか。
#103
○理事(梅原眞隆君) 委員会に掛けるということになれば建設委員会ですけれども、どうですか。
#104
○門屋盛一君 併し建設だけではないのです。
#105
○理事(梅原眞隆君) これは他の関係するところを一つ連合して貰うということにしてですね。
#106
○門屋盛一君 それでは間に合わないのです。
#107
○佐々木良作君 何のための決議案だか分らない。
#108
○原口忠次郎君 さつき岡元さんのお話の御意見よく分りますが、この災害復旧費の、さつきちよつと私申上げるのが言葉が足りなかつたのですけれども、災害がございまして、そうして政府が査定する、査定いたしまして、例えばその中でどうしても急にやらなければならん分がございます。それをやりませんと次の雨なんか來て直ぐ流されてしまう。そうすると査定が本格的に決まらんでも、それだけは、急にやる分だけは直ぐやらせることが現地で非常に多い。そういうものを全部集めまして、緊急補助費としてやつておる分がございます。それがまだ今年は出ていないのであります。地方ではすでにもうやらなければならんので、やつた部分に対して予算が來ない。そういう面が非常に沢山ある。私は解釈を間違つているか知りませんが、この決議案はそういう災害復旧費に対しても処置しておらん。それを早く出せという意味だと私は解釈している。災害復旧費全部を出さなければならんという意味じやなくて、どうしても緊急に出さなければならぬ災害復旧費が内閣が変わつたりなんかして出ていない。それを早く出して貰いたいという意味に解釈しておりますから、これは委員会に掛ける手間はいらんじやないか、こういうふうに私は解釈しておるのであります。それで成るたけ早く決議案を出して貰いたい、こういう意味でございます。
#109
○門屋盛一君 只今岡元委員のお考えはよく分りました。何も彼も決議案決議案と、できないようなことまで決議案を出すということは権威に関するというお氣持はよく分るのですけれども、私も水害縣から出ておりますし、又その他の水害地も視察しておりますが、この昨年の水害の後始末のついていないのに以て行つて今年の水害を受けて、本年の水害対策は本当にこれは昨日決議案になりましたところの公務員の給與よりもまだ急ぐくらいの問題なのでありまして、これは是非一つこういう決議案でも出して、政府に方に早く処置を取つて頂かなかつたらば、前申上げましたように各地方廳とか地方自治体というものは困まつてしまつておるのですから、これを委員会に掛けるというよりも、速かに予算化して貰わなければどうにもならんですから何とかその辺岡元委員の方でお考え下さいまして、こういう趣旨の決議案は是非一つ満場一致で通るように、本会議に送りたい、こういうふうに考えます。本年の水害地あたりは実際に非常にひどいのです。これは委員会でやるべき問題じやないのだ。
#110
○岡元義人君 まあいろいろなにもございましよう。皆さんのなにもあるのでございますが、緑風会といたしましては一應そういうような建前を取るということでございますから、一應その点採決をして頂くというようにお願いいたします。
#111
○門屋盛一君 では延期したらどうですか、これを採決しておつたら……。
#112
○佐々木良作君 議場でやるんだから……。
#113
○岡元義人君 そうして貰えば一番よいのですが……。
#114
○参事(寺光忠君) この委員会審査省略は、本会議で省略するかしないかを先ずお諮りいたしますから、それでそのときに反対の方は起立されないということになるのでございます。それで委員長からもお話があると思いますが、この委員会では満場一致で、或る場合は御意見も採決して満場一致ということにいたしましても、分れておる場合は決を採るということをせられない方がよいのじやないかというような考えを持ちますが……(「同感」と呼ぶ者あり)
#115
○門屋盛一君 そうするとこの委員会で決を採らないでも本会議に出せるのですか。
#116
○参事(寺光忠君) 本会議では必ず決を採らなければなりませんのです。ただ問題は、この案そのものを月曜日に載せるか、火曜日に載せるかということに問題が移るわけであります。
#117
○岡元義人君 尚私この趣旨に対して録風会は絶対に反対するものじやない、むしろ賛成してもいるのでございます。その点は一つご了承願いたいと思います。
#118
○理事(梅原眞隆君) そうしますというと、ここで決を採る話は一應止めて、そうして議場へ移す、こういうことになります。
 ところで上程する日ですね、これを幾日の日にするか一つ。
#119
○門屋盛一君 早い方がいいですね。
#120
○理事(梅原眞隆君) 前に出ておるのは十六日という説が出ておるわけですね。
#121
○門屋盛一君 十五日にお願いいたします。
#122
○岡元義人君 できますならば私は十六日にお願いしたいと思います。十五日は自由討議もございますので、できましたら十六日にお願いしたい。というのは先程來の事情で一應私達もこの問題について十分録風会におきましても、今日は全部揃つておりませんし、もう一度皆さんと御相談したいと考えております。できますならばそういうふうに御了解願いたいと思います。
#123
○三好始君 私問題の緊急性から申しまして早い方がいいと思いますから、月曜日に賛成いたします。
#124
○門屋盛一君 岡元委員にお願いしますが、この十五日の上程時間については運営小委員会を又開くのですから、十五日の朝でも録風会の御意見を纏めて是非取上げて、是非一つ十五日の上程に御同意願えませんか、自由討議もありますけれどもこれは非常に緊急問題でございますから急ぐのですから……。
#125
○理事(梅原眞隆君) ちよつと速記を止めて。
   〔速記中止〕
#126
○理事(梅原眞隆君) 速記を始めて。録風会の方にお願いするのですが、やはりさつき申しましたように十五日の上程時間については小委員会がまだ残されておるのですから、十五日の朝でも御協議願えたら決まることじやないかと思いますが、十五日の上程に一つお願いいたします。
#127
○岡元義人君 分りました。
#128
○理事(梅原眞隆君) それでは十五日上程ということにいたします。
#129
○事務総長(小林次郎君) 説明者とか賛成者とか、仮に反対者があれば反対者というようなことは運営小委員会で決めますからお考え置き願いたいと思います。
#130
○参事(寺光忠君) 御了解だけ得て置きたいと思います。常任委員は始めの十六までの委員会の委員を必ず持つておらなければならんという建前になつておるのであります。ところがその委員を交替せられるときの手続といたしましては一應辞任せられるという手続をとりますので、辞めることができないのが辞めることになる恰好になりますが、それも手続上止むを得ませんので、例えば橋本逓信委員が辞任するということになりますと、辞任の許可をとりまして議場で御許可を得るという恰好になりますので、その点御了解を願いたいと思います。必ずしも更迭の場合以外は議長の方でかような場合に辞任をお諮りいたしませんから、その点だけお含み願いたいと思います。
#131
○佐々木良作君 大体この前そうなつておるでしよう。
#132
○参事(寺光忠君) 旧國会法の時代、改正前には辞めてもよいという建前になつておりましたが、今度辞められないことになつております。
#133
○佐々木良作君 この前大分変つたりしましたね。
#134
○参事(寺光忠君) 今度の改正からでございます。今度の改正からできないのでございます。更迭の場合は一應形式的にはちよつと恰好が惡いのでございますけれども、辞任させるという建前をとつてそれから議長の方で外の委員会の方に指名するという恰好になります。その点だけ御了解を得たいというだけでございます。
#135
○理事(梅原眞隆君) それから議員派遣の要求書が二つ出ておるのでありますが、決算委員会と厚生委員会から議員派遣要求書が出ておりますが、朗読いたします。
#136
○参事(河野義克君) 朗読いたします。
   議員派遣要求書
 一、派遣の目的 特殊物件処理の実状を調査し、昭和二十三年度歳入出総決算及び同年度特別会計歳入出決算の審議に資するため。
 一、派遣議員 奧主一郎、カニエ邦彦、中平常太郎、羽生三七、吉川末次郎、柴田政次、中川幸平、西山龜七、淺井一郎、竹中七郎、仲子隆、來馬琢道、姫井伊介、藤野繁雄、千田正、米倉龍也、阿竹齋次郎
 一、派遣期間 十一月十七日、十八日二日間
 一、派遣地 神奈川縣下
 一、費 用 概算四〇、八〇〇円
    内 訳
  議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円十七名二日分)
 右参議院規則第百八十條により要求する。
  昭和二十三年十一月十三日
   決算委員長    奥 主一郎
   参議院議長    松平恒雄殿
 それからもう一つ厚生委員会からでありますが、
   議員派遣要求書
 一、派遣の目的 大阪府豊中市の大阪脳神経病院における被収容者処遇問題調査のため。
 一、派遣議員 谷口弥三郎、草葉隆圓、中平常太郎
 一、派遣期間 十一月十八日より十一月二十二日までの五日間
 一、派遣地 大阪府下
 一、費 用 概算一八、〇〇〇円
    内 訳
  議員派遣旅費(一名一日一、二〇〇円三名五日分)
 右参議院規則第百八十條により要求する。
  昭和二十三年十一月十三日
   厚生委員長    塚本 重藏
   参議院議長    松平恒雄殿
 これは大阪府の大阪脳神経病院において死亡者が相当数出るので、患者の処遇についてとかくの噂があるので、そういうことをよく調べたいという派遣要求でございます。
#137
○理事(梅原眞隆君) それでは一つお諮りいたしますが、この決算委員長から出ておる神奈川縣下に派遣するのどうですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#138
○理事(梅原眞隆君) その次の厚生委員長から出ている大阪府下の派遣について如何ですか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#139
○理事(梅原眞隆君) 御異議ないと認めます。
#140
○参事(河野義克君) それから運輸委員会から調査承認要求書が出ておりますからこれについてお諮りを願いたいと思います。一つは輸送力増強に関する調査承認要求書。
   輸送力増強に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 輸送力増強に関する調査
 一、調査の目的 輸送力の増強は將來の平和日本建設の基盤となるべきものであるから、経済復興の諸計画に即應し、交通機関の総合再建計画を速かに確率し、生産の増強、國民生活の確保、國民文化水準の向上のため必要な調査を行う。
 一、利 益 輸送力の増強は産業経済に影響するところ大であるので、これが緊急確保のため、食糧、石炭、その他重要物資の生産、配分に支障なきを期する。
 一、方 法 政府、民間関係者より実情を聽取すると共に必要なる資料の要求その他輸送に関する調査を行う。
 一、期 間 今期國会開会中
 右委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十三年十一月十三日
   運輸委員長     板谷順助
   参議院議長    松平恒雄殿
 これは第一回國会以來運輸委員会において、当時の運輸交通委員会においてやつて参りました調査でありましたために、尚調査の必要を認めますのでお願いするということでございます。
 それからもう一件はやはり運輸委員会から出ておりますが、
   観光事業に関する調査承認要求書
 一、事件の名称 観光事業に関する調査
 一、調査の目的 外客來訪の本格的段階に対処し、我が國観光事業の基礎的整備、特に外客受入体制の急速整備を推進するためその具体的整備方策並びに実行要領を調査檢討し、併せて観光事業関係の陳情及び請願の審査を行う。
 一、利 益 我が國観光事業の基礎を強化し、その健全なる発達を促進することにより再建國家経済並びに國民文化の向上に積極的に寄與する途を確立する。
 一、方 法 小委員会を設け政府並びに民間関係者より実情を聽取すると共に必要なる調査資料の提出を求め、観光事業を推進する。
 一、期 間 今期國会開会中
 右委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。
  昭和二十三年十一月十三日
   運輸委員長    板谷 順助
   参議院議長    松平恒雄殿
 本件につきましては、第一回國会までは本件が当時の文化委員会の所管でありましたために文化委員会で行い來つたのでありますが、今回の委員会の制度におきましては運輸委員会所管になりましたので、運輸委員会がこれを継承して調査を続行しようということでございます。
#141
○理事(梅原眞隆君) 今お聞きの通りでありますが、この輸送力増強に関する調査承認要求書はどういうふうに取扱いましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#142
○理事(梅原眞隆君) それでは認めることにいたします。その次の観光事業に関する調査承認要求書ですが……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#143
○理事(梅原眞隆君) それじや御異議ないと認めまして認めることにいたします。
#144
○参事(河野義克君) 議院運営小委員の民自党の方でありますが、小野光洋君、小林英三君が辞任されまして、その後任に城義臣君、堀末治君を御推薦になつておりますが、この小委員の推薦について、本委員会で御選定を願いたいと思います。
#145
○門屋盛一君 それでいいのじやありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#146
○理事(梅原眞隆君) それじや一つさよう願います。
#147
○参事(寺光忠君) 火曜日に、請願が水産委員会から上つておりますのが七、八件ございます。それと司法委員会から法律案が二件上りましたので、その件につきまして火曜日に本会議を開くことになりますので、その点だけを御報告申上げます。
#148
○門屋盛一君 月曜日も開くのでしよう。
#149
○参事(寺光忠君) さようでございます。
#150
○参事(河野義克君) 本委員会の理事の鈴木直人君が委員を辞任になりました結果、理事が一名欠員となつたわけでありますが、その補欠についてお諮りを願います。
#151
○理事(梅原眞隆君) 如何ですか。その後任の理事を任命するのを委員長の方にお委せ願うことに……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#152
○理事(梅原眞隆君) それでは一つお委せ願いまして高田君にその後任になつて貰いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#153
○理事(梅原眞隆君) それではどうぞ。これにて散会いたします。
   午後二時二十六分散会
 出席者は左の通り
   理事
           川村 松助君
           大隈 信幸君
           梅原 眞隆君
           高田  寛君
   委員
           原口忠次郎君
           松本治一郎君
           城  義臣君
          橋本萬右衞門君
           堀  末治君
           門屋 盛一君
           岡部  常君
           岡元 義人君
           板野 勝次君
           佐々木良作君
  委員外議員
           水橋 藤作君
           星野 芳樹君
           三好  始君
           岩間 正男君
  事務局側
   事 務 総 長 小林 次郎君
   参     事
   (事務次長)  近藤 英明君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  寺光  忠君
   参     事
   (委員部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  青木  茂君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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