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1948/10/21 第3回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第6号
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1948/10/21 第3回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第6号

#1
第003回国会 議院運営委員会 第6号
昭和二十三年十月二十一日(木曜日)
    午前十一時十四分開議
 出席委員
   委員長 淺沼稻次郎君
      石田 博英君    工藤 鐵男君
      高橋 英吉君   山口喜久一郎君
      笹口  晃君    山下 榮二君
      吉川 兼光君    小島 徹三君
      椎熊 三郎君    石田 一松君
      成重 光眞君    榊原  亨君
      林  百郎君
 出席國務大臣
        内閣総理大臣  吉田  茂君
        國 務 大 臣 林  讓治君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        副  議  長 田中 萬逸君
        議     員 竹山祐太郎君
        議     員 寺崎  覺君
        議     員 内藤 友明君
        議     員 中村元治郎君
        議     員 細川 隆元君
        議     員 山口 武秀君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 休会に関する件
 開会式の日取に関する件
 常任委員及び特別委員の選任に関する件
 常任委員長及び特別委員長の選挙に関する件
 両院法規委員会規程の一部改正に関する件
 小委員の選任に関する件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 ただいまから会議を開きます。
 今日は協議事項がいろいろございますが、さしあたり常任委員の選任のことについて御協議を願いたいと思います。今皆さんのところに各派の割当表がまわつておりますが、この割当表について事務総長から御説明を願うことにいたします。
#3
○大池事務総長 お手元に協議事項として差上げましたものが八項目ございますが、これはとりあえず本議会が始まる前に一應決定しなければならぬ事柄だけをあげてございます。
 第一に常任委員の選任をしていただかなければなりません。それには各党にどういう常任委員を割当てるかという割当を先におきめ願いまして、その各委員の申出を頂戴しなければできないことになつておりますから、お手元に差上げました表に基きまして、各党の常任委員の割当の確定をお願いいたしたいと思います。常任委員の割当につきましては、この前の運営委員会で御決定を願いました召集日正午現在の各党の所属人員に基いて割当をいたしてあります。從つて一應この割当に基いて割当てて、さらにそれが比率上不公平になつて、將來それを変えなければならぬということになりますれば、國会法をお変えを願うことといたしまして、一應この正午現在によつて割当を願いたいと思つております。從つてこれによつて割当てますと、國民協同党の方からは、七人割当が多過ぎますので、七人をどの委員会からか出していただく。新自由党からも七人だけ出していただく。ほとんど全部に一人ずつわたつておりますから、その中で七箇所出していただく。第一議員倶樂部では八箇所、労働者農民党準備会の方からは九箇所出していただく。その出したものを他の党の方へ振り向けなければなりませんので、出していただく場所を御決定願えますれば、各党の正式の割当数がきまるわけでありますから、その点を御願いいたしたいと思います。
#4
○淺沼委員長 何か御意見はございませんか。
#5
○笹口委員 出す方を早くきめていただきたい。
#6
○淺沼委員長 そうすると國民協同党の方の七つ出すのはすぐきまりますか。
#7
○竹山祐太郎君 あとから申し上げたい。
#8
○淺沼委員長 新自由党の方は出すのはわかりますか。
#9
○榊原(亨)委員 午後わかります。
#10
○淺沼委員長 第一議員倶樂部も労働者農民党もわからぬようで、午後になればどこを出すかということがみんなわかるようですが、そうするとこの割当は午後まで延期しましようか。
#11
○林(百)委員 その際実は私の方で第一議員倶樂部と労働者農民党にお願いして、優先的に讓つてもらいたいという内交渉がしてあるのです。よその党はみんなずつと一つずつ割当があるのですが、われわれの方は一つもないので、とる場合には一つもないところをなるべく優先的にもつて來られるようにしていただきたい。これは希望條件ですが御了解願いたいと思います。
#12
○淺沼委員長 これは一旦出すことがきまりました後に、どういうぐあいにとるかということをきめることにして、午後までに各派でもつて出すべきものを御決定願つておきたいと思います。
 まだ常任委員長の選挙以下いろいろな事項がございますが、ただいま政府の方から林厚生大臣がお見えになつております。またできれば総理大臣にもと考えてお話を進めておつたわけでありますが、総理大臣は外國記者團と今外務省で面会中だそうでありまして、十二時ごろになればここへ出席ができるという話であります。從つて総理大臣がお見えになつてから、政府の立法計画、予算案提出の時期、あるいは議会に対して法案を提出する考え方、そういうことを伺うことにして、もう少しあとまわしにしておきましようか。林さんが見えておりますが、いかがですか。
#13
○椎熊委員 それは総理大臣が來られてからやりましよう。今までこういう重大なものには総理大臣が來ておる。議会を軽視しない限りは、総理大臣に來ていただきたい。
#14
○淺沼委員長 それでは総理大臣がお見えになるというのは事実だから、そういうぐあいにいたしましよう。
    ―――――――――――――
#15
○淺沼委員長 それでは常任委員長の選挙、特別委員の選任(委員長の互選)、両院法規委員の選挙、こういうものを一括して協議を進めていきたいと思います。
#16
○林(百)委員 まだ委員がきまらない。
#17
○淺沼委員長 きまらなければきまるまで延ばすという御意見であれば、それでもよろしい。第三番目の特別委員の選任、これについて人の割振りは、表の下の方に載つておる通りでよろしいかどうか、御協議を願いたいと思います。
#18
○山下(榮)委員 從來通りですか。
#19
○淺沼委員長 從來通りですけれども、共産党には不当財産の割当が行つておりません。
#20
○林(百)委員 やはり一つもらいたい。
#21
○淺沼委員長 前の関係は社会党からわけてやつてあるということですね。
#22
○林(百)委員 そうしてもらえるならばけつこうです。
#23
○椎熊委員 民主党からわけてもらつては困る。
#24
○吉川(兼)委員 われわれの方も共産党にわけてもらつては困る。
#25
○淺沼委員長 社会党でわけたというのは、この前民主自由党と抽籤をやつた結果、社会党が負けて出したということですが、何かいい方法はありませんか。
#26
○山口(喜)委員 抽籤であれば私の方は承知します。
#27
○吉川(兼)委員 社会党は抽籤の余地はありません。
#28
○椎熊委員 われわれにもそういう余地はない。
#29
○林(百)委員 これをつくるときは、超党派的につくつて、各党派から出すことになつておる。これは隠退藏物資特別委員会をつくるときに、われわれ小党の方から提唱してやることになつた。向うからの指示も、各党から代表者を出して超党派的にやれということで、今までわれわれ小さいけれども委員を出して、十分実質的な活動もして來たと思う。どういう建前でもいいが、やはり一人は委員がほしいと思います。
#30
○淺沼委員長 海外同胞はこれでよろしゆうございますか。災害地対策委員は、一番最後の共産党と無所属で一という取扱いになりますが、これはどういう取扱いにいたしましようか。いずれからでも一名出していただく。
#31
○林(百)委員 共産党をひとつやつていただきたい。
#32
○淺沼委員長 これは無所属と共産党で話し合つていただけませんか。それでは四十五名の割振りはこれでよろしゆうございますか。
#33
○淺沼委員長 さよう決定いたします。それで不当財産の委員会のことについては、もう一ぺん御懇談願います。最後の決定は午後までもう少しお考え願うことにいたします。
 そうすると割当がきまらぬから、委員長選挙をあとにまわしておきますか。それとも常任委員長、特別委員長、両院法規委員の選挙の方を相談いたしますか。
#34
○細川隆元君 これは割当がきまらぬでも、建前の問題があります。
#35
○淺沼委員長 それでは委員長問題を御協議願いたいと思います。
#36
○工藤委員 これは党の方で選考しておるようだし、政務官のこともあるから、今決定はできないでしよう。
#37
○淺沼委員長 それでは一つずつわけて、常任委員長の選挙の問題についておはかりいたしますが、これについて前に原則的なきまり方をして、この間の交渉会で、――昨年度の交渉会のときに問題になつたのですが、これを山口君から御発表になつて、さらにこの間の運営委員会でも発言を再確認したのですが、これに異議がなければ……。
#38
○榊原(亨)委員 この常任委員長の選挙は、前の再確認された場合には與党の方が多い。大体内閣をおとりになる場合には、議員の数も多いということを前提として、われわれはああいうことを考えたのでありますが、今の場合は與党の数が非常に少い。その場合には、これはやはり第二十五條の法規によつて選挙にしていただかなければいけない。これを全部與党にまわすことはできないと思います。
#39
○石田(博)委員 第一に申し上げたいことは、すでにきまつたことについて、何もおはかりいただく必要はないと思います。一事不再議の原則に基いて、これは前回の本委員会で決定通り御決定を願いたい。
#40
○榊原(亨)委員 そういたしますと、委員長が與党の方から出る。野党の方の委員の数が多いという場合、委員会が非常に混乱に陥るような場合も考えられますが、そういうことを御考慮になつて、前の御決定の通りやろうという御意思でありますか。
#41
○淺沼委員長 一事不再議の原則も、当然一つの原則だろうと思いますが、今榊原君の言われておるのは、前のときはこの内閣が成立の過程にあつた。その成立の過程においては、投票は別として、おのずから與党工作というものができて、多数派工作の上に立つて常任委員長の選挙が行われる。そういう考えのもとに自分はあのときに賛成したと言つておられるのです。問題はその多数派工作に成功しない結果になつておるが、それではどうかという議論が出たので、強く言えば一事不再議の原則に触れる余地があるかもしれませんが、そういう心組みであつたからといつて、意見を開陳されることは、必ずしもいけないことではないと思います。
#42
○石田(博)委員 この前の御決定の際には、多数派工作云々ということを御議論しておられる方々のおなかの中に、どういうことがあつたか知りませんが、そういうことが表立つた決定の際の材料になつたとは承つていないのであります。從つてすでに速記録その他を調査してきまつたものを、再びここで覆えすというのは、先ほど申しました議事審議の原則に反する。
 第二点は、ただいまたまたま榊原君から話がありましたので、その御論旨について私どもの意見を申し上げてみたいと思うのですが、常任委員長を與党がとるというのは、政府がその施策を実行するにあたつて、常任委員会と行政府との間の密接な連絡をとつていく。そういう建前から常任委員長を與党でとるというふうに、今まできまつておつたのであります。今まで與党は多数党であつたわけでありますが、多数派工作云々という言葉を含みとしておられるということも、ここであらためて申すまでもないと思いますが、そのおつしやることを材料といたしましても、それが今日なお不成功に終つておるか終つていないかは、まだ決定する時期ではないと思うので、あらためて今日それを議題とせられる必要はないと思います。從つて一事不再議の原則に從つてやつてもらいたい。
#43
○山口(喜)委員 ただいまの一事不再議の原則ですが、何ゆえに委員長は今日これを議題にされたのですか。
#44
○淺沼委員長 私は議題にはしませんが、榊原君から御意見が出たから許したのです。
#45
○山口(喜)委員 しからばそれは御意見として承つておきまして、前の議院運営委員会の決議として、確認していただきたい。
#46
○成重委員 私どもはすでに前回の運営委員会でその辺は決定しておることですから、原則的にその通りに進むことが、將來に悪例を残さぬと思う。きまつた通りに進んでいただきたい。但し少数党の與党が委員長をみなとることによつて、今言われたような意見が出るかもしれぬが、それはおのおのの委員会で議論をしたらいいと思う。
#47
○小島委員 これは與党に渡すことにしたらいい。
#48
○淺沼委員長 それでは榊原君よろしゆうございますか。
#49
○榊原(亨)委員 各党の御意見がそうであれば、むりに言うのではありません。
#50
○淺沼委員長 それでは今の程度で、この問題は一應議論を打切つておきます。
 不当財産の委員長は、今まで通り互選ということにして、その互選するについて候補者をどこから立てるかということの議論があると思います。今までは互選の形式がとられてまいつたのですが、これについて意見はございませんか。
#51
○椎熊委員 特別委員会の方は常任委員長の方と違いますから、規定にある通りに互選ということで、與党、野党のことは考えずにやつた方がいいと思います。
#52
○石田(博)委員 しかしこれは私の記憶しておる一つの前例は、災害特別対策委員会ができたときの委員長は、本間俊一君であつたと思う。その本間俊一君が民主党を脱党して野党になつたときに、與党が委員長をとるという原則に基いて、本間君は辞任をせられたはずである。從つて前例はかくのごとく明らかになつておるので、特別委員会もまた当然國政調査審議の委員会である以上は、常任委員会と本質において何ら変るところはない。
#53
○椎熊委員 特別委員会は本質上まるで変つておる。
#54
○石田(博)委員 災害特別対策委員会は、ただいま申し上げた前例で明らかである。特別委員会といえども、現在まで與党が委員長をとつておる。そうして本間俊一君は自発的に辞任したのでなくして、その原則に基いて辞任を要求せられたのである。そうするとただいまの皆さんの御議論を承つておりますと、自分の方が與党の場合にはその原則を主張し、反対党が立場をかえれば自己の都合のいい主張をせられることになつて、その間一貫性を欠くことになる。
#55
○椎熊委員 特別委員会の方は初めから互選です。その当時與党側が多数派であつたからとれたので、あなたがおつしやるように常任委員会とは性質がまつたく違う。その会期だけより権限がない。
#56
○林(百)委員 今椎熊氏の意見を聞いても、不当取引委員会というのは特別の委員会であることを、みずから認められておる。だから話は別だが、そういう性格のものなら、われわれの先ほど言つた主張も肯定される。委員長のときは特別だといつて、委員の場合は普通にやるということは成り立たない。
#57
○椎熊委員 特別の委員会だから、特別という名の通りやればいい。
#58
○細川隆元君 社会党の方は党の機関にかけて、常任委員長の方は先ほど吉川君の言いました通り、原則として與党に渡すことに異議はない。いろいろな議論はありますけれども、そのように決定する。特別委員会につきましては、民主党からの御提案通り、数によつて互選をするという民主党の提案に、全面的に賛成します。
#59
○石田(博)委員 われわれは反対します。あくまで災害地対策委員会の前例が示すごとく、與党が委員長をとる。特別委員長はどうの、常任委員長はどうのという意味はもたなかつたはずである。
#60
○山口(喜)委員 議論を区分していただきたいと思います。これも一事不再議の原則に基きまして、前回の運営委員会におきましては海外同胞と災害地対策は原則に從うが、不当財産だけはまたあらためて御相談をしよう、こういうことになつておつたはずです。そうすると海外同胞と災害地対策は原則に從うが、不当財産の問題だけをどうするかということが、今日の議題でなければならぬと思う。だから不当財産の問題についてのみ話を進めていただきたい。これは速記録をごらんになつたらはつきりそうなつておる。当日の皆さんのお考え方は、海外同胞引揚の委員会と災害地対策の委員会は、やはり政府の施策と非常に連関性がある。こういう意味が含まれておる。不当財産は超党派的の委員会であるから、この委員長についてはさらに御協議をしよう、こういうことであつた。
#61
○淺沼委員長 それではこれは午後までにもう一ぺん考えておきましよう。
 それから両院法規委員長の選挙はいかがですか。
#62
○吉川(兼)委員 これは全然新たなものだ。
#63
○椎熊委員 これは前から樋貝君がなつておつた。
#64
○山口(喜)委員 これは前例があるから、前例通りやればよろしい。われわれの方も主張しない。
#65
○淺沼委員長 それでは両院法規委員長については前例がありますけれども、いろいろ話合いをつければ、つけた方がいいと思いますので、これも関連してあとへ残しておきます。
    ―――――――――――――
#66
○淺沼委員長 それでは両院法規委員会規程中改正案を議題に供します。
    ―――――――――――――
#67
○大池事務総長 從來この両院法規委員会は、両院が一緒になつてやる形になつておりましたところ、今度國会法が変りまして、各議院でおのおの委員長を選んでおいて、その委員長が交互に両方合わさつて合同になりましたときに、会長という名前で委員長の職務を行うことになりました関係から、今まで両院で合同して一緒にやつておつたことを、一院ずつ別々にやつていかなければなりません。その点だけを改正願つておきたいということで、ただいまお手元へ上げました改正案ができたのであります。これは当然両院で議決を別々に必要といたしますので、両院で事務的にさらに打合せをしなければなりませんが、大体こういう程度で機構の変つたのに対應するのではないかということで、事務的には折衝は済んでおります。從つてこの委員会で一應仮決定を願いまして、向うと打合せをして、向うもよろしいということになれば、それをもつて本決定の手続をお願いしたいということであります。
 ごく簡單に御説明申し上げますれば、第一條は委員ができますれば、一院ずつに委員長、こちらの方の委員長の互選はその当日または翌日無名投票で行う。無名投票で行うというのは現在の規定もその通り、ただ当日または翌日という日附は、特別委員会と同じように日を指定するだけであります。從つて多数を得た者が当選人であつて、それがないときはくじでやる。
 第二條は、現在の第二條が不用になります関係で削つたのであります。第二條というのは「いずれかの議院から選挙された委員がすべて改選せられたときは、新にその委員長を互選しなければならない。」という規定でありますが、これは今度一院だけでございますから、その必要がなくなつたのであります。
 第三條は、「その委員長が属する」という言葉が別々になつた関係上、必要になるのであります。第四條以下別に内容的に変つておりません。
 第十七條の「及び内閣」、これは今度は両院法規委員会は國会法が変りまして、内閣に勧告ができないことになりますので、「内閣」ということを削つたのであります。
 第十九條はやはり一院になつた関係上、必要がなくなりまして、これを削つたのであります。両議院の議長に通知するというような規定があつたのを削つたのであります。
 あと委員長というのを会長ということに直しましたので、第二十四條のところで「委員長及び理事」というのが、「両議院の委員長」ということに改まつただけでありまして、事務的な從來の修正をいたしたわけであります。
#68
○淺沼委員長 異議ありませんか。
#69
○淺沼委員長 異議なければ説明通り決定いたします。
    ―――――――――――――
#70
○淺沼委員長 あとは休会に関する件です。
#71
○林(百)委員 これは政府の方針を聽かなければきまらないでしよう。
#72
○大池事務総長 一應議院側の状態だけを御説明申し上げておきますが、これは休会をせずにずつと今のように自然休会の形で進むという場合と、休会決議を必要とするという場合と、二つ起つてくるのでありまして、特に休会の件を御協議願いたいと思いましたのは、やはり一應國会の休会決議をした方がいいのじやないかということを考えたのであります。もちろん政府の方の対策がきまつて、早急に本会議が開けることになれば、これは必要なくなります。なぜそれを申し上げるかというと、自由討議の規定が、三週間に一遍開かなければならぬということになりました関係上、本月一ぱい、三十一日までありますが、三十一日は日曜日でありますので、三十日までに今の規定のままで休んでおれば、一度開かなければならないという結果になりますので、開会式もあげない、または施政方針もないのに、自由討議をやるということもおかしいということになれば、やはり休会の決議をお願いしなければならぬという問題が出てまいります。從つてその休会を決議するときに、政府の御都合がありましようが、最大限度どの程度まで休会ができるかということが、疑問であろうと思います。それで本会期は一箇月と御決定を願いました関係で、十一月九日に会期が終ります。会期の延長を必要とすることに相なろうと考えますから、休会の決議をしても十一月八日までしかできないことになります。その休会の決議をする前に会期の延長をしておけば、これはいくらでも延びます。そういう問題になりますから、一應かりに今日は二十一日でありますから、二十三日までに常任委員長の選挙をしていただいて、二十三日の土曜日に本会議でも開いていただき、休会を最大限度八日まで、從いまして十六日間でありますが、決議していただく。それだけしか実情においてやり得ないということを申し上げます。
#73
○淺沼委員長 これは政府の方は別として、衆議院自体としてきめることができれば、一應その態度を決定したらいいと思います。それで常任委員長その他の選挙は二十三日で間に合いますか。間に合わなければ一應選挙を控えて、政府の都合を開いてから本会議を開いて、幾日か休会ということにいたしますか。
#74
○山口(喜)委員 間に合うと思います。
#75
○淺沼委員長 もしそれができれば、今事務総長の説明があつたような段取りで、政府の都合を聞いて、休会の日取りをきめるということにすれば一番よろしいと思いますし、もしその日に委員長がきまらなければ、二十三日に一ぺん本会議を開いて、休会決議をして休んで、その間にいろいろなものをやつて、政府の都合よりかも一日か二日早目に会議を開いて、開会式及び常任委員長の選挙ができますから……。
#76
○山口(喜)委員 開会式は再開の劈頭にやつたらいい、それが順序でしよう。だから常任委員長などは二十三日にやる。万一いけない場合には延ばすことにして、二十三日に開くことに決定しておこうじやないですか。
#77
○淺沼委員長 それではここで休憩することにしますが、お手元に差上げてある議院運営小委員協議会要綱というのを読んでおいていただきます。
 もう一つ御報告申し上げておく事項がございます。それは國鉄労働組合の中央執行委員長加藤閲男君から申入れの陳情書が参つておりますから、御紹介申し上げておきます。
 國鉄労働組合は、過般の第五回臨時大会の決議に基き別紙要求書を政府及運輸当局に提出し要求貫徹のため強力に運動する事を表明した。
 しかるに今次國会に於ては我々の生活破局の実情を外に他法案を優先上程の予定と聞くので我々は我々の要求事項中特に新賃金については、他法案に優先審議せられるよう申入れする。
 それでは午後三時に再開することにいたします。
    午後零時十分休憩
     ━━━━◇━━━━━
    午後三時三分開議
#78
○淺沼委員長 それでは休憩前に引続いて会議を開きます。
 委員を出す方でありますが、新自由党の方はきまりましたか。
#79
○榊原(亨)委員 きまりました。内閣、人事、法務、逓信、労働、決算、懲罰。
#80
○淺沼委員長 國民協同党は……。
#81
○内藤友明君 内閣、地方行政、外務、運輸、逓信、決算、懲罰。
#82
○淺沼委員長 労働者農民党は……。
#83
○山口武秀君 地方行政、経済安定、法務、外務、大藏、農林、水産、決算、懲罰。
#84
○淺沼委員長 第一議員倶樂部の方は……。
#85
○中村元治郎君 内閣、地方行政、法務、外務、水産、逓信、決算、懲罰。
#86
○淺沼委員長 それではこれの配分をどういたしましよう。
#87
○吉川(兼)委員 一應供出したものの合計を出してみましよう。
#88
○大池事務総長 内閣が三、人事が一、地方行政が三、経済安定が一、法務が三、外務が三、大藏が一、農林が一、水産が二、運輸が一、逓信が三、労働が一、決算が四、懲罰が四であります。
#89
○淺沼委員長 これはどうでしようか。理屈でいけば結局発言順位というようなことも出てくるだろうし、そうでなければ多数のものから漸次とつていく。要するによけいもらうものからとる。
#90
○成重委員 これは発言順位を優先的に一つずつ與えていつたらいい。
#91
○淺沼委員長 それではきめて行きましよう。
#92
○淺沼委員長 それでは今の結果を党派別に申し上げます。
#93
○大池事務総長 内閣委員会は民自党が九、社会党が七、民主党が五、國協党が一、社会革新党が一、新自由党、第一議員倶樂部はなし、労働者農民党が一、日本農民党が一、あとはなし。なし。人事委員会が八、六、五、二、一、〇、一、一、〇、一、〇。地方行政が九、六、五、一、一、一、〇、〇、一、一、〇。経済安定が八、六、六、二、一、一、一、〇、〇、〇、〇、。法務が九、七、五、二、一、〇、〇、〇、一、〇、〇。外務が九、七、五、一、一、一、〇、〇、〇、一、〇。大藏が八、七、五、二、一、一、一、〇、〇、〇、〇。文部、厚生、商工は変りなし。農林が九、六、五、二、一、一、一、〇、〇、〇、〇。水産が八、六、五、二、二、一、〇、〇、一、〇、〇。運輸が八、六、五、一、二、一、一、一、〇、〇、〇。逓信が九、六、五、一、一、〇、〇、一、一、一、〇。労働が八、七、五、二、一、〇、一、一、〇、〇、〇。建設と予算は変りなし。決算が九、六、五、一、一、〇、〇、〇、一、〇、二。議院運営は同じ。懲罰が九、六、五、一、一、〇、〇、〇、一、〇、二。
#94
○淺沼委員長 そこで問題になるのは、議院運営委員会に共産党及び農民党の申出がなかつたわけですが、これなりでよろしゆうございますか。
#95
○林(百)委員 出せないのです。とれるなら申込みたいのですが……。
    ―――――――――――――
#96
○淺沼委員長 今総理大臣がお見えになりましたから、今まで協議したことは暫時あとまわしにして、先ほど留保になつておりました議会の運営についておはかりすることにいたします。
 総理大臣に申し上げますが、今日午前中議院運営について協議をいたしまして、一体いつまで休会をして、さらに休会明けの日取りはいつにしようかといろいろ協議したわけですが、結局政府の方の議会対策についてのお考えを伺つてから、われわれの態度を決定したがよかろうということになりまして、午後まで持越したわけですが、先ほど林副総理からも午後閣議を開いて、大体の決定をして臨みたいということでありましたから、その決定について述べていただきたい。
#97
○吉田國務大臣 政府としてはなるべく早く議会を開会したい。今しきりに準備を進めております。何分二、三日前に組閣いたしたばかりで、公務員法がどういうものであるか、從つてそれに要する費用がどのくらいであるか、大藏省でも計算しておりますが、まだ成案を得るに至りません。なるべく早く成案を得て、同時に関係筋の相談を了したい。私の希望としては十日以内くらいと思いますけれども、それにゆとりをとつて二週間内外で開会をしていただく。政府としては極力早く開会をしていただきたいという希望でありますが、もう二、三日余裕をおいていただかないと、GHQの関係、その他のために見当がつきにくいのです。予算の関係がなければ存外簡單に行きますけれども、何しろ財源のないときに相当の費用を見積らなければならぬわけです。といつてバランス・バジエツトをとつておる以上は、財源を見出すために大藏省としては困つておるようであります。そのために今日いつ何日と、責任をもつて申すだけの準備はまだ整つておりませんが、なるべく早く開会したいと思います。
#98
○淺沼委員長 ただいま総理大臣から、大体政府の考え方としては十日間以内に開会したいという考えだが、しかし二週間は必要であろう。こういうようなお話でありますが……。
#99
○小島委員 二週間というのは、今日から二週間ということでありますか、それとも組閣から二週間でありますか。
#100
○吉田國務大臣 正確なお答えはできませんが、要するに今日から二週間、二週間以内にでもできたら開会するようにいたしますが、正確なことはもう三、四日待つていただかないと、はつきりいつからとは申しにくいのであります。
#101
○山口(喜)委員 ただいま総理大臣のお話を承つておると、要するに二週間とすれば六日ということになると思います。そうすると日曜が七日でありますから、八日程度ということになります。そうした場合において会期の問題がここに生じてくる。もしも八日以降になる場合においては、この委員会において会期の延長を議決しておかなければならぬ問題が生じてくると思います。だからそれを委員長においてどういうふうに取扱われるか。
#102
○細川隆元君 それは総理大臣との間にいろいろな話をしたあとで、われわれだけで協議すべき問題です。まだわれわれが聞き質すことがあるのでありますから、そのあとで御相談したい。それで発言を許されましたから、ついでに申しますが、大体二週間あとぐらいに開いてもらえるというお話でありますが、二週間ぐらいすればどういう法律案なり予算案なりをお出しになるような御予定ですか。
#103
○吉田國務大臣 それは正直に申すと、私はこの間まで寢ておつたので、公務員法がどつちへ向いておるのかわからない。いわんや財源等においては知らない。今日初めてこの問題について閣議を開いたようなわけで、大藏大臣自身も成案が実はないように思います。そういう状態でありますから、今ただちに御希望のような正確なお答えをして、諸君の御満足を得ることはちよつとできにくいのです。
#104
○細川隆元君 内容をお聽きするわけでないけれども、案件の題目、たとえばこういう問題を議会に出したいというおよその題目くらいは……。
#105
○吉田國務大臣 主として公務員法及び附属の予算、災害復旧、それから各省からいろいろな事務的の経費について申出があります。これは厖大な経費の申出があります。千何億という、お話にならぬような、厖大な経費の要求があります。これをうんとたたかなければならぬと思います。これに対して財源は三百何億とかいう話で、とてもお話にならぬような状態で、その折衝も相当いると思いますが、政府としてはなるべく儉約をするつもりでおります。
#106
○細川隆元君 逓信省なり運輸省なりの行政機構改革というか、これはお出しになる御予定はございませんか。
#107
○吉田國務大臣 そこまで研究はまだついておりません。今公務員法及びその財源を見出すのに、一生懸命になつておるようなわけであります。
#108
○石田(一)委員 ただいま総理大臣は、明確なことは言えないが二週間ぐらいということをおつしやいます。その二週間を目安として、われわれは総理のお帰りになつたあと、休会の件をここで議決してもいい。
#109
○吉田國務大臣 一應そうしていただきたい。二週間内外と言いたいのですけれども、二週間とお考えくだすつて、私も政府を督励しますが、諸君も督励をしていただきたいと思います。國会本位で行くのですから、なるべく國会に早く成案を出すのが義務と考えますので、督励をいたします。諸君におかれても十分御督励を願いたい。
#110
○椎熊委員 第三國会を召集するに至つたのは、当時の政府の必要もあつたろうが、当時野党であつた民主自由党が強力にこれを主張せられた。文書をもつて、しかも召集せられる劈頭において、公務員法案並びに取引高税を全廃する法案の用意があつて、それを野党から出す。そういうことで政府に第三國会を早く開けという請求がありました。それとはかかわりなしに、第三國会は開けたのですが、今日は野党の立場でなくして、政府側に立つておられるのでありますから、なおさらのことであります。從つて野党時代主張せられた國会の召集まで請求せられたる民主自由党の総裁としては、今度の議会に公務員法案と取引高税全廃の法案を出される考えだろうと想像しますが……。
#111
○吉田國務大臣 財源さえあればそうしたいと思います。
#112
○椎熊委員 あなたの方が國会召集を要求したときには、財源をも予定して文書に書いてあります。ですからすでに確信があられると思いますが、出せるのですか。
#113
○淺沼委員長 財源さえあれば出したい、という総理大臣の答弁です。それでこの問題について最後に総理大臣にお聽きしたいと思うのですが、二週間延期しろということで、かりに二週間延期しますと、会期がほとんどなくなつてしまうという結果になります。從つて、衆議院としてはあと会期をどれくらい延長したらいいかということを決定しなければなりません。從つて会期の延長をするについては、政府ではどういうような法案を提出されるか。ないしはその法案の内容もある程度知り得ないと、先に延長するわけにまいらぬのですが、いつごろになりましたら大体政府で提案するであろうと思われる法案及び予算案の決定を見るでしようか。
#114
○吉田國務大臣 今日初閣議におきまして、各省からいろいろな法律案を提出しております。この中で緊急やむを得ざるものの選定を今命じておりますから、この次の閣議、といつても連日閣議を開きますから、両三日うちにお答えができるだろうと思います。なるべく早くきめたいと思います。
#115
○林(百)委員 今総理の二週間と言われるのは、大体ここで二週間休会すると、ただいま申しました公務員法、給與、災害の経費の問題が、國会へ出し得る程度の具体性と責任をもつた法案になるということですか。それともこれがどうなるかということに、もう二週間いるということですか。
#116
○吉田國務大臣 なるべく早く決定しますが、もう二、三日お待ちください。今日初閣議をしたようなわけであります。その財源等の問題についても、大藏大臣において、まだ成案を得ないわけであります。両三日待つていただかないと今日初閣議をしたような始末ですから、ここで責任をもつてお答えをするまでの用意がないので、二、三日お待ちください。
#117
○淺沼委員長 そうすると、この問題についてはこれでよろしゆうございますか。
#118
○林(百)委員 先ほど十日から二週間と言われておるのは、その期間をたつと大体國会へ提出し得るような責任をもつた法案なり、予算がきまるということですか。そういうことに解釈してよろしゆうございますか。
#119
○小島委員 二週間で大体できるというふうな総理大臣のお考えですが、もう一ぺん念を押しておきたいのは、実は二週間たつてしまえば來月の六日になつて本会期がくるのですから、もしも二週間でできない、もう少しかかるのだというならば、明日でも明後日でも本会議を開いて、会期を延しておけばいい。また六日に会議を開いて延ばすこともできる。
#120
○吉田國務大臣 これは議会のこれまでの慣例もありましよう。御都合もありましようから、しかるべくおきめを願いたい。
#121
○石田(一)委員 來月の六日というと二週間になります。六日から向うは約三日ですから、それでは結局通したくても通せません。通常國会を十二月の上旬に始めなければならぬから、その点で第三國会は一ぱい一ぱいまで継続するようになるということだけは不可避なものですね。
#122
○淺沼委員長 そうすると会期の延長の問題と、われわれの審議計画については、あとで相談することにしてはどうでしようか。
#123
○吉川(兼)委員 せつかく総理大臣がお見えでありますから、簡單にお伺いいたします。それは議院運営に関することです。組閣当時の吉田内閣の御発表について、運営委員としてこういう公開のところでお尋ね申したいことがあるのです。それは新たに内閣顧問を置くということが新聞その他で喧傳されております。あれは國会議員であります場合は、御存じのように第三十九條で國会の承認を得るわけです。從つてまず議長から運営委員会へ諮問せられまして、國会の承認を要することになつておりますが、そういう御用意があるかどうかということをお伺いしたい。
#124
○吉田國務大臣 これは希望を放棄いたしました。
#125
○吉川(兼)委員 もう一つ、これは総理大臣というより民自党の総裁として伺いたいのですが、この間民自党の決定ということで、議長の候補に星島氏、副議長の候補もどなたかあげておりましたが……。
#126
○吉田國務大臣 それは全然誤報であります。
#127
○淺沼委員長 ほかにございませんか。――ありがとうございました。
 それでは今の結論をつけたいと思いますので、引続いて協議を願いたいと思います。
#128
○山口(喜)委員 今の総理大臣のお話の過程からすれば、先ほど懇談会で申したように六日となれば七日は日曜だし、結局この運営委員会の常識としては、八日に再開するということが、政府の今の御意見を取入れた日時の決定になるのでないかと思います。
#129
○淺沼委員長 それでどうでしようか、先ほど議論のありました二十三日に本会議を開くか否かということですが、いろいろな議論のまとまつたところで、もう一ぺんきめることにして、大筋のところでは休会を一ぺん議決して、休会明け再開を八日にする。会期の点はさしあたり今日はきめずにおきますか。それとも一應十一月一ぱいなら十一月一ぱいとか、あるいは九日から三十日間とか、どういう扱いにしますか――。それでは二十三日に一應開いて、二十三日にきまるものがあればきめるし、きまらなければ先へ延ばして七日まで休会をし、八日再会する。そういうことでよろしゆうございますか。
#130
○石田(一)委員 二十三日に本会議を開いて、休会だけを議決するのですか。
#131
○淺沼委員長 委員長その他がきまりますればきめます。
#132
○石田(一)委員 民自党とされても二十三日までというとあとあすあさつてですが、そう簡單にいかないと思います。
#133
○淺沼委員長 きまらなければ休会だけきめておくことになります。それではそういうことにして、会期をいくら延長するかということについては、その間また運営委員会を開いて、政府の都合も聞いて大体幾日ときめる。そういうことでよろしゆうございますか。
#134
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#135
○山口(喜)委員 各派の委員の割当の中で残つておるものが一つあります。社会党と共産党との運営委員の問題はどうしますか。私の方は農民党に讓りました。水産ととりかえました。
#136
○林(百)委員 それは今日は社会党の方も無理でしよう。いずれ相談して何とかきめましよう。
#137
○淺沼委員長 それはそれでもよろしい。
#138
○山口(喜)委員 われわれの方だけは、それで確定しておいてよろしゆうございますね。
#139
○淺沼委員長 これは社会党と共産党の間で解決するよりも、共産党の部分は未解決ということで残しておいていただきたい。農民党と民主自由党の話はついたわけです。
#140
○榊原(亨)委員 先ほど新自由党は逓信を出すと申しましたけれども、逓信を保留して運輸を出します。農民党と今話ができました。
#141
○淺沼委員長 入れかわりしてよろしゆうございますか。
#142
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
 これで常任委員の割当は済みました。それから委員長の話も先ほど大体ついて、特別委員の問題が残つておりますが、いかが取扱いましようか。
#143
○椎熊委員 特別委員の問題については、さつき私は主張したのですが、前の運営委員会の速記録なるものを調べたところによると、特別委員の問題は速記録に載つてない。ですからこれは今日初めて出た問題です。特別委員会は常任委員会と違うのですから、特別の議決をやつて行くことがよろしい。
#144
○山口(喜)委員 速記録に出てないということは、いわゆる常任委員会の申合せに準ずる。こういう意味で委員長を與党がとつたのであつて、速記録に出てないということが、すなわち常任委員会において申合せができたことを踏襲したということの証左にもなるような次第です。
#145
○成重委員 私は將來のこともありますし、今の政府側の與党は不幸にして少数であるという建前のもとに、いろいろ御意見が出ておると思います。しかし原則として、常任委員会にせよ、特別委員会にせよ、やはりこれは與党の方々が委員長をとるのが原則だと思います。但し超党派的にやらなければならぬ不当財産取引委員会だけは、特殊の事情にあるので、これは委員会において適当に超党派的におやりになるのがいいと思います。將來のこともありますから、これは與党側が大体委員長をおとりになり、あるいは御自由にお任せしておく方がいいと思つております。
#146
○山下(榮)委員 普通の常任委員会は先ほどきまつた通りで、何ら異議をさしはさむものではありませんが、特別委員会は不当財産が超党派的なものなら、災害対策にしても海外同胞引揚にしても、一切が特別な事情のものであつて、超党派的なものだと考えなければならぬのであります。それでわれわれは普通の常任委員と同じようにこれを取扱うわけにいかぬ。こういう考え方の上に、特別委員会だけは常任委員会と同じような委員長の取扱いをしない、こういう建前に立つたのです。
#147
○石田(博)委員 そういう水掛論を繰返す意思は全然ないのですが、不当財産特別調査委員会のことはともかくとして、災害地対策委員会、海外同胞の委員会においては、すべて施策を伴い、予算を伴うものであります。從つて常任委員会と委員会の構成あるいは基礎は違つておりましても、その行うべき國政審査の形式というものは少しも変つていない。今の山下君の意見は、私どもとしては受取れない。やはり前例によつてやつていただくのが当然だと思う。しかしこの水掛論を繰返してもしかたがないが、私どもの方としてはこの決定を本日中にどうしてもしていただきたい。
#148
○高橋(英)委員 われわれの方は党議として、特殊な事情だ、特例だというので、かたつぱしから破られていくのでは、原則というものの價値がなくなるということに決定しました。
#149
○淺沼委員長 原則的に言えば特別委員は互選ということになつておるが、これはどうでしようか、もう少し各派で話合つてみたらどうでしようか。
#150
○林(百)委員 実は不当財産取引委員会の徳田氏の問題について、私の方は関係筋へ意見を問い合せに行つたのですが、向うとしてはこうしろああしろという指示はしないけれども、結局問題の解決は不当財産取引委員会の活動の問題で、徳田氏がいる方が委員会としての活動ができるかどうか。そういう質的な問題を考慮して、結局委員会の方の意見を参酌して、運営委員会で決定されたらどうかというような意見を言つておりました。この点、参考までに聞いておいていただきたい。
#151
○淺沼委員長 それではどうでしようか。不当財産委員会の委員の問題もあるし、運営委員の問題もあるし、さらには委員長の問題もありますので、各党間でもう少し話を進めたらどうでしようか。それでは明日の午後一時に開くことにいたしまして、本日はこれで散会いたします。
    午後四時二十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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