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1948/11/25 第3回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第24号
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1948/11/25 第3回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第24号

#1
第003回国会 議院運営委員会 第24号
昭和二十三年十一月二十五日(木曜日)
    午後一時一分開議
 出席委員
   委員長 山口喜久一郎君
   理事 石田 博英君 理事 細川 隆元君
   理事 椎熊 三郎君 理事 田中 久雄君
      今村 忠助君    倉石 忠雄君
      淺沼稻次郎君    島上善五郎君
      田中織之進君    安平 鹿一君
      小島 徹三君    櫻内 義雄君
      多賀 安郎君    内藤 友明君
      成重 光眞君    堀江 實藏君
      榊原  亨君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        議     員 北  二郎君
        議     員 野坂 參三君
        事 務 総 長 大池  眞君
十一月二十五日委員岡田春夫君辞任につき、その
補欠として堀江實藏君が議長の指名で委員に選任
された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 國会費の追加予算に関する件
 國会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律
 の一部改正に関する件
 專門員の退職金に関する件
    ―――――――――――――
#2
○山口委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。
 先日の榊原君の提案の新聞記事に関する調査の方法をいかがいたしましようか。
#3
○榊原(亨)委員 それは皆さんの御意見によりますが、私の考えはこれをできれば祕密会にしていただいて、まず新聞社の方の責任者を呼んでその実相を調査していただきたい。
#4
○石田(博)委員 私の方は祕密会にされることは困る。これはいろいろ議論があり、あたかもそういう事実があつたかのごとく言われている際ですから、この実相はあくまで明らかに公開の席上でやつていただきたいと思います。
#5
○榊原(亨)委員 私の申し上げた趣旨は十分御了解が行つておると思うんですが、これが政爭の具に供せられることのないように、特に祕密会ということを申し上げた。けれども民自党がそれは公開した方がいいというお話であれば、何も私どもは祕密会を固執するものではありません。
#6
○山口委員長 ちよつと速記をとめてください。
#7
○山口委員長 それでは運営委員会が済んで本会議の始まつている間に、ここで祕密会で小委員会を開いたら、かえつて混雜しないでいいかと思いますが、そういうことにいたして御異議ありませんか。
#8
○山口委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#9
○椎熊委員 先ほどの小委員協議会で、私の方から参議院の緊急集会に関する緊急質問というのを二番目にやることになつておりますが、今幹部会の模様を聞きますと、午後三時に吉田総理から野党の代表者に会見を申し込んでいるそうです。おそらくこういう問題も会見の内容に含まれるんじやないかと思われますので、これを三時まで留保して、三時の会見の結果やる、やらぬをきめることにしたいと思いますから御了承を願います。
#10
○石田(博)委員 そうすると、きまつたことはあれですが、追加予算に関する決議案、衆議院解散に関する内閣の権限に関する緊急質問、これも三時の会見というのに関係があると思いますから、これと関連させて適当に延ばされたらいかがですか。
#11
○淺沼委員 総理が出席ができなければ、そういうものはあとまわしにして、ほかの議案をどんどんやつていただきたい。
#12
○山口委員長 それでは椎熊君から申出の件はこれを了承することにして、爾余の問題については院内で交渉するということに御異議ありませんか。
#13
○山口委員長 しからばさように決定いたします。
    ―――――――――――――
#14
○石田(博)委員 この場合淺沼君に一言聞きたいことがある。昨日総理がここへ出席せられたときに、いわゆる予算と國家公務員法の一部改正案の可分、不可分の問題、それからひいて憲法の改正にからんだいろいろの質疑がありましたが、その際に出たことでぜひともこの際聞いておきたいと思いますことは、あの際政府の御見解は別といたしまして、淺沼氏としては、この予算と公務員法との可分、不可分の議論、あるいはそれに関連した問題については関係方面との間に違つた情報を聽取しているんだ。自分はそれを持つているんだということをしばしば言われて、速記録にもこれは載つているはずです。ついては淺沼氏はいかなる人から、いかなる資格においてそういう情報を聽取せられたのであるか、この際承つておきたいと思います。
#15
○淺沼委員 それは私が総理大臣にお聞きしたときにも総理大臣に申し上げたのでありまして、問題は関係方面ということでいろいろなことが言われるけれども、そういうことでなく、われわれは自主的に問題を解決しなければならぬということを考えるから、それを前提として申し上げるのでありまして、從つて私は速記録を見ませんからどういう発言をしているか知りませんが、今どういう方面からどういうふうに情報をとるかということについては言明の限りではないと思います。
#16
○石田(博)委員 私もけさほどから速記録を調べようと思つてやつておりましたが、不幸にしてまだその翻訳ができていなかつたので、これは翻訳を見た上であらためてお聞きしなければならぬことだと思つておりますが、私が耳で聞いたところによりますと、明らかに政府の方はどういう情報に基いてやつておられるかは知らぬけれども、自分の方はそれと反対の情報を持つているということを申されておる。そういう言葉を明らかに言われたことは事実なんですが、そういう言葉を言われるということ自身が、あなたが自分で立てられた前提を自分で否定せられることになるので、特に近來の傾向として、関係方面の情報、あるいは指示というようなものを、いかにもまことしやかに歪曲せられて、あるいは事実そのままであるかどうかは別問題として、そういうものを背後にくつつけてものを言う傾向、これは何人にかかわらず、私どもは非常ににがにがしいことと思つているわけですが、この際政府にあなた方としてお聞きになるということならば当然お聞きになつてもいいことであるが、さらにわれわれとしてもこの委員会にこの議論が出た以上、淺沼氏のそういう情報の的確性、信憑性についても、速記録に明らかに載つた以上は、どうしてもこれを伺つておかなければならぬと思います。
#17
○淺沼委員 この問題は私が今冒頭に申し上げました通り、私の昨日総理大臣と質疑應答をした速記録を読んでいただけばわかると思うんですが、そういう傾向があつてはなはだ遺憾に考えます。從つてそういうようなことを言わずに、自主的に問題を解決すべきであるという観点から申し上げたので、その点はひとつ御了承おきを願いたいと思います。しかし私の発言した内容については、これを拒否するものではない。ただそれを弁明しろと言われても、それは弁明の限りではないと私は考えております。
#18
○石田(博)委員 速記録がまだ手元に來ておりませんので、速記録を明らかに見た上でなければ水掛論に終る可能性もあると考えますので、速記録が手元に來るまでこの問題は留保しておきます。
    ―――――――――――――
#19
○山口委員長 それでは衆議院の追加予算の要求と、人事について事務総長から当委員会の了解が得たいことがあるとのことでありますから、その説明を願います。
#20
○大池事務總長 ただいまお手元へ一應御配付いたさせますけれども、御承知の通り衆議院の、この臨時國会に関する費用であります。これは事務的の折衝等もありまして、まだこちらから正式の追加予算を出す時期になつておりませんことを遺憾とするのであります。私どもの方といたしましては、正式の追加予算として出します分については、いずれ当委員会の精細なる御審議を願いました上で出したいと思つておりますが、ただいまの状態のもとにおきましては、通常國会以外の四月以降の分で、すでに立てかえ済みのものが相当あるのでありまして、それはたとえて申しまするならば、閉会中議員の審査手当に一日、三百円という費用を法律で求めまして支拂いをいたしております。また議会中以外の不当財産の調査費用月百万円というものも決議によつて出しているわけでありまして、そういうものの費用で今日まで立てかえをしなければならなかつた費用が、現在の予算の中にどれだけ含まれておるかということの数字を一應調べさせたのでありますが、それがただいまお手元に差上げました金額であります。これは一般のいろいろの追加予算の金額以外にどうしても、今期臨時國会を済ましますれば、これだけの費用が不足をいたしてまいりますから、これだけのものはいかなる方法においても、かりに追加予算が間に合わない場合には、予備金支出その他の便宜処置を取つていただくにしても、必要と考えますので、こういう数字だけの立てかえ分があるから、これを何とかしてもらいたいということで、一應事務的に正式の個々の委員会の追加予算という意味でなしに、おそらく追加予算といたしましても第一号、第二号、第三号となつて出て來ると思いますが、今日まで並びに十二月までの立てかえ支拂い分に当然なるべき数字を概算いたしました分が、お手元に配付をいたしました一千二百万円ぐらいに相なるわけであります。それだけの金額のマイナスが出て來ることに対する追加予算の編成について……。
#21
○今村(忠)委員 その金額は合計すると幾らぐらいになりますか。
#22
○大池事務總長 三千五百六十五万三千円ぐらいになります。それを出すことの事務的の手続として、大藏省の方へ一應事前にこれだけの数字は考えておいてもらいたいということを申しておきたいと思いますので、この点を御了承願いたいと思います。この内容は今申し上げました通り、通常國会以外の四月以降すでにいたしました議会並びに今期國会十二月までの分に対する委員会の調査費用、その他不当財産等の調査費用であります。それ以外の正式の追加予算は、これはまだ政府の方の方針がきまつて参りませんので、事務的の折衝も十分にいたしかねているのでありますが、その点はでき次第御審議を願いたいと思つております。とりあえず会期末になつて参りましたので、これだけのものを向うへ差出したいと思つております。どうぞ御了承を願います。
#23
○山口委員長 別に御意見はありませんか――御意見がなければこれを承認することに決したいと思いますが、御異議ありませんか。
#24
○山口委員長 それではこれを承認することに決定いたします。
    ―――――――――――――
#25
○大池事務總長 次に人事のことで御了承を得たいと思います。地方財政委員会の臨時調査員の吉田嘉一郎さんが退職されまして、その退職金の問題でございますが、專門調査員でありますれば、三月分以外に本人の意思によらざる退職の場合には、五箇月分まで出せることに相なつておりますが、御本人は病氣等の関係で專門調査員にはなつておられませんが、今日まで專門調査員の仕事をずつとしておられた方でありまして、この際この退職金を專門調査員並の扱いにさせていただきたいということの御了承を得たいと存じます。
#26
○山口委員長 別に御異議はありませんか。
#27
○山口委員長 御異議がないようでありますから、事務総長報告の通りこれを決定いたします。
    ―――――――――――――
#28
○山口委員長 なお議員の政務調査費の問題について、法律案が事務局で一應できておるそうでありますから、これについて御相談を願います。
#29
○大池事務總長 当委員会の福利小委員会で御決定に相なりましたものですが、議員が会期中その他閉会中もずつと政務調査をやつている、その政務調査費として相当の金額をもらうことは当然であるということで御決定を願つたのであります。從いまして政務調査費として月額一万円をもらうことに両院とも了承がつきましてそういうことに相なつておりますが、この点は法律を改正しませんと支出ができませんので、法律を改正する場合に当委員会においても各派代表一名ずつお出かけになりまして、その筋と交渉をするということに相なつております。しかしこの法案ができませんと、交渉の手続も遅れますので、きわめて簡單でありますが、この法案をこしらえまして、それでオーケーをいただくよう交渉していただくことが便宜かと考えます。現在國会議員の歳費旅費及び手当等に関する法律というのがありますが、その第八條の次に八條の二として「各議院の議長、副議長及び議員は、政務に関する調査を行うため、政務調査費として月額一万円を受ける。」という條項を入れます。その一万円の出し方につきましては、歳費と同じ取扱いをいたすことになります。そこでこの一條を入れますから、從つて十一條の中の「前二條」とあるのを「前三條」ということにいたします。そうして附則で「この法律は昭和何年何月一日からこれを施行する」これをもつて一應の案といたしまして、当委員会で御決定を願いますれば、参議院とも打合せをいたしまして、両院の代表者が向うへ参つて御相談をするということにいたしたいと思います。
#30
○椎熊委員 これはまだ向うと下相談がしてありませんか。
#31
○大池事務總長 この案を向うへ出しまして御相談いたしたいと思つております。
#32
○山口委員長 それではただいま事務総長から御説明の、國会議員の政務調査費の件についての法律案を、本委員会において承認することにいたし、なお参議院とも打合せの上、それぞれの関係筋と交渉を開始するということにいたしたいと思いますが、御異議はありませんか。
#33
○山口委員長 御異議がないようでありますからさように決定をいたします。
    ―――――――――――――
#34
○大池事務總長 それから最後にただいま成重さんから御発言のありました、去る十七日の内閣委員会の國家行政組織法の議決問題でありますが、これは本日の当委員会で一應お話をすることになつておりまして、この点は内閣委員長と私ども事務局と本日まで、いろいろ御相談をして参りました事情と、この御要求とがたいへん違つているように考えるのであります。内閣委員長の方からは、田中さんは委員会はその点については十分了承しているはずだということで、公報にこの議案がすでに委員会を通過したことを発表したのでありますが、その後においてこういう話になりました関係がよくわかりませんものですから、昨晩田中さんにお電話して交渉いたしまして、一應お話がわかりましたが、本日午前九時半に議院において、田中さんとよくお話をいたしまして、その結果田中さんといたしましては当時の委員会に自分が出席しておらなかつたために、委員会の議決後に至るまで定足数の問題というようなことがわからないので、その後においてそういう事実を聞いてああいう話をしたけれども、委員長といろいろお話をして、委員会の審議が済んだというその点は、一應了承しているという話を聞いておりましたものですから、その点で御相談を申し上げましたところ、委員会の方の問題については今さらどうこうしようというところまで行つていないが、きよう小菅の方へ出張しなければならないので、明日帰つてから党の方々とも相談をして、その取扱いについて返事をしたいから、明日まで待つてもらいたいということでございますので、この点本日は御留保願いたいと思います。
#35
○山口委員長 それではただいま問題となつております田中健吉君提案内閣提出第二十四号再審議要求の件につきましては、明日の運営委員会までこれを延期することに御異議ありませんか。
#36
○山口委員長 御異議がないようでありますからさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#37
○松岡議長 ただいま参議院議長から会いたいということで会つたのですが、これは正式の参議院の申入れのようなきゆうくつなものでなく、お聞きを願いたい。それは参議院内の緑風会の方で、今まで重要法案なんかについて、往々にして審議時間のないようなときに、参議院に議案が送付されることがしばしばあつて、中にはそれがために審議未了に終つたものもあり、ときには時計の針をとめてまで議案を通過したこともあつたりしたが、これではまことに困る。しかし事柄が事柄であり、参議院があまり衆議院を刺激するようなことを言うことも、これは控えるべきではないかという穏健な意見等もあつて、結局何とかして審議のできぬようなことにならないように御配慮を願いたいというお話がありました。このことを皆さんにお傳えしまして、特にこの際野党側の御配慮をお願いいたします。
 もう一つは、労農党から野老君が見えまして、不当財委の委員が自分の方に割当てられているけれども、大体自分が不当財委の委員に党内ではなつているにかかわらず、いまだに問題が解決しない。とにかくこれは私の方から一人出られるのだから、急速に解決をしてもらいたいというお話がありましたが、これは議長の一存でどうこうというわけにも行かぬから、運営委員会に諮つて何らかの方法を考えてみましようとごあいさつをしておいたわけです。これは何とか急速に解決をして差上げぬと、労農党としては実際お困りであろうと思います。
#38
○大池事務總長 新自由党は一名割当のところへ二人行つているんじやありませんか。
#39
○榊原(亨)委員 私の方は初めから一人で、私が辞退いたしました。
#40
○大池事務總長 そうしますと御自分はおやめになつたと思つても、まだ正式に届出が出ていないんじやありませんか。
#41
○榊原(亨)委員 あるいはそうだつたかもしれない。
#42
○山口委員長 それでは至急にひとつ正式な辞表を提出していただきたい。
 それからただいま松岡議長からの、いわゆる参議院の申出に対しては、これを了承することにいたしておいてさしつかえありませんか。
#43
○小島委員 了承というのは承つておくという意味ですか。
#44
○山口委員長 しかと承つたという意味です。
#45
○椎熊委員 総理大臣が各党との会見を四時に延ばしたそうですから、二時から本会議を開いていただきたい。
#46
○山口委員長 それでは二時から本会議を開いて、さつきの小委員協議会の約束に從つて進めることにいたしてよろしゆうございますか。
#47
○山口委員長 それでは二時から本会議を開きます。運営委員会はこれにて散会いたします。
    午後一時三十分散会
ソース: 国立国会図書館
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