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1948/11/28 第3回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第27号
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1948/11/28 第3回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第003回国会 議院運営委員会 第27号

#1
第003回国会 議院運営委員会 第27号
昭和二十三年十一月二十八日(日曜日)
    午後二時四十四分開議
 出席委員
   委員長 山口喜久一郎君
   理事 石田 博英君 理事 細川 隆元君
   理事 椎熊 三郎君
      東  舜英君    今村 忠助君
      倉石 忠雄君    佐々木秀世君
      笹口  晃君    田中織之進君
      小島 徹三君    櫻内 義雄君
      坪川 信三君    長谷川政友君
      多賀 安郎君    内藤 友明君
      成重 光眞君    堀江 實藏君
      榊原  亨君    中野 四郎君
 出席國務大臣
        國 務 大 臣 殖田 俊吉君
 出席政府委員
        檢 務 長 官 木内 曽益君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        副  議  長 田中 萬逸君
        議     員 齋藤  晃君
        議     員 徳田 球一君
        事 務 総 長 大池  眞君
        法 制 局 長 入江 俊郎君
    ―――――――――――――
十一月二十八日
 議員芦田均君、同北浦圭太郎君、同川橋豊次郎
 君の逮捕について許諾を求める件
の審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 議員芦田均君、同北浦圭太郎君、同川橋豊次郎
 君の逮捕について許諾を求める件
    ―――――――――――――
#2
○山口委員長 これより議院運営委員会を開きます。
#3
○松岡議長 午後二時七分に受付けたのでありますが、一應簡單な点だけ私が読みまして、あとは説明していただきます。
 内閣閣甲第四五五号
  昭和二十三年十一月二十八日
    内閣総理大臣 吉田  茂
   衆議院議長松岡駒吉殿
 衆議院議員芦田均君、北浦圭太郎君
 及び川橋豊治郎君の逮捕につき、別
 紙寫のとおり、東京地方裁判所裁判
 官から要求があつたので、憲法第五
 十條、國会法第三十三條及び第三十
 四條の二の規定により貴院の許諾を
 求める。
 以下は事務総長から説明を願います。
#4
○大池事務總長 私から簡單に御説明申し上げますが、会期中の議員の逮捕につきましては、新しく國会法を改正いたしまして、第三十四條の二の手続をどうとるかということで、手続上の規定を入れたわけでありますが、その手続によりますと、各議院の議員の逮捕についてその院の許諾が必要でありますが、その許諾を求める場合には内閣が、所轄裁判所または裁判官が令状を発する前に、内閣へ提出をした要求書の寫しを添えて、これを求めなければならぬということに相なつております。從つてただいま議長より御報告申し上げました議員芦田君、北浦君、川橋君の三君の問題について、内閣に所轄裁判所から出ました要求書の寫しを朗読いたします。
  昭和二十三年十一月二十八日
     東京地方裁
     判所判事  加納 駿平
   内閣総理大臣吉田茂殿
  衆議院議員の逮捕につき許諾を求
  める件
    住居 東京都大田区大森山王
       一丁目八百五十番地
      衆議院議員 芦田  均
            当六十二年
    住居 東京都港区赤坂青山南
       町五ノ四五、五味厚方
      衆議院議員 北浦圭太郎
            当六十二年
    住居 東京都杉並区西高井戸
       一ノ一〇二、辻太一方
      衆議院議員 川橋豊治郎
            当六十六年
  右芦田均に対する收賄、北浦圭太
 郎及び川橋豊治郎に対する贈賄被疑
 事件につき、東京地方檢察廳檢事馬
 場義續より当廳に対し、別記の被疑
 事実について逮捕状の請求があり、
 令状を発付するを相当と認めるので
 憲法第五十條、國会法第三十三條、
 第三十四條の二より許諾を求めるこ
 とを要求する。
 芦田均に対する被疑事実
  被疑者は衆議院議員にして昭和二
 十二年六月より同二十三年三月迄外
 務大臣として在任しその間内閣の一
 員たる國務大臣として予算案その他
 内閣の職権に属する事項に関し審議
 決定する等の職務を鞅掌し居りたる
 ものなるところ昭和二十二年十月下
 旬頃東京都中央区新富町三丁目九番
 地岡組東京事務所に於て岡直樹より
 同人に対する床板納入代金の政府支
 拂、日本興業銀行等よりの融資等に
 関し便宜の取扱を受けたる謝礼並に
 今後も同様の取扱を受けたき趣旨の
 下に供與せらるるものなるの情を知
 悉し乍ら外務大臣祕書官下河辺三史
 を介し多額の現金の供與を受け以て
 前記職務に関し收賄したるものであ
 る。
 北浦圭太郎及び川橋豊治郎に関する
 被疑事実
  被疑者等は衆議院議員の職にある
 ものなるところ岡直樹等と共謀のう
 え昭和二十二年十月下旬頃東京都中
 央区新富町三丁目九番地岡組東京事
 務所において、内閣の一員たる國務
 大臣として予算案其の他内閣の職権
 に属する事項に関し審議決定する等
 の職務を鞅掌し居りたる外務大臣芦
 田均に対し右岡に対する床板納入代
 金の政府支拂、日本興業銀行等より
 の融資等に関し、便宜の取扱を受け
 たる謝礼、並に今後も同様の取扱を
 受けたき趣旨の下に同人をして外務
 大臣祕書官下河辺三史を介し多額の
 現金を交付せしめ以て芦田の前記職
 務に関し賄賂を供與したものであ
 る。
 これが一應の事実でございます。
#5
○山口委員長 しばらく速記をとめてください。
#6
○山口委員長 ただいま殖田法務総裁が御出席になりましたから、芦田君、北浦君及び川橋君の逮捕について許諾を求める件について説明を求めることにいたします。
#7
○殖田國務大臣 栗栖氏を涜職罪によりまして強制收容の後、同氏が別に岡直樹より復金融資に関しまして賄賂の提供を受けた事実を述べましたので、岡氏を逮捕しました。十月下旬に賄賂提供罪で岡を起訴いたしました。岡氏を取調べております間に、同人が芦田元首相の祕書官下河辺三史氏に別に贈賄しておりますことを自白いたしました。そこで下河辺氏を逮捕して、十一月十一日に收賄罪で起訴をいたしました。岡及び下河辺両氏を取調べております間に、岡が北浦、川橋両氏と共謀の上、政府支拂いの促進及び融資等に関しまして、便宜を得るため芦田氏に金員を贈賄し、芦田氏がこれを了承して收受した事実を自白いたしましたので、引続きその傍証固めをいたしまして、本月二十五日に至りまして捜査の現段階において緊急に芦田、北浦、川橋の三氏を逮捕の上、取調べることを必要とするに至りました。二十六、二十七両日にわたりまして、愼重協議の上逮捕状請求に決したのでございます。二十七日の夕刻、東京地方檢察廳より東京地方裁判所に対しまして、右三氏の逮捕状の請求をなしました。一應請求した経過を申し上げます。
#8
○山口委員長 何かこれについて御質疑等はありませんか。
 それではこれより祕密会にしたいと思いますが、御異議はありませんか。
#9
○山口委員長 御異議がないようでありますから、本委員会はこれより祕密会といたします。議員以外の方、事務担当者を除いて、その他の方の退席を願います。
     ━━━━◇━━━━━
#10
○山口委員長 本日はこれにて散会いたします。
    午後七時十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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