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1947/10/16 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 財政及び金融委員会 第30号
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1947/10/16 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 財政及び金融委員会 第30号

#1
第001回国会 財政及び金融委員会 第30号
昭和二十二年十月十六日(木曜日)
    午前十時四十九分開議
 出席委員
   委員長 北村徳太郎君
   理事 島田 晋作君 理事 中崎  敏君
 理事 早稻田柳右エ門君 理事 葉梨新五郎君
   理事 吉川 久衛君
      川合 彰武君    川島 金次君
      河井 榮藏君    佐藤觀次郎君
      田中織之進君    西村 榮一君
      林  大作君    松尾 トシ君
      八百板 正君    中曽根康弘君
      松田 正一君    青木 孝義君
      島村 一郎君    周東 英雄君
      鈴木 正文君    苫米地英俊君
     山口喜久一郎君    井出一太郎君
      内藤 友明君    石原  登君
      河口 陽一君
 委員外の出席者
        專門調査員   圓地與四松君
        專門調査員   氏家  武君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 經濟力集中排除法案の審査方針に關する件
    ―――――――――――――
#2
○北村委員長 會議を開きます。
 本日は經濟力集中排除法案の審査方針につきましてお諮りをいたしたいと存じます。本法案はまことにその内容の重要性に鑑みまして、昨日委員會散會後打合わせいたしました通り、來る十八日午前十時から開會いたしまして、鑛工業及び商業委員會との連合審査にいりたいと思います。御異議がなければさように決したいと思います。
 それからなお事柄は重大でございますが、折入つて公廳會を開くだけの時間的な餘裕がございませんので、證人の出頭を要求いたしましてその意見を聽取したいと思うのであります。このことにつきましてもひとつ御了承願いたいと思います。證人につきましては專門調査員を煩わしまして、本案と重大な關係がありと思われる向きに交渉いたしたのでございますが、ただいまのところ大體豫定いたしておりますのは、金融團體協議會の會長であり、帝國銀行の頭取である佐藤喜一郎君、それから全日本各種産業の總合的な意味で、經濟團體連合會長及び日産協の理事である石川一郎君。東京商工會議所工業部副部長の、三共製藥の社長である鹽原禎三君、産業復興公團の總裁長崎英造君、大日本麥酒株式會社專務取締役山本為三郎君。これらの方々を呼びたいと思つておりますが、そのほかに鑛工業委員會の希望がありまして、鑛業の代表者と勞働關係を一人呼んで欲しいという注文があります。勞働關係まで呼ぶべきかどうか多少これは問題じやないかと思うのでありますが、今囘のこの法によつて集中性を排除せられる當面の關係者の聲を聽くことをもつて、まず一應の參考とすべきじやないかと考えるのでありますけれども、これは皆樣にお諮りいたしまして……。
#3
○佐藤(觀)委員 ちよつとお願いしたいのですが、こういう問題ですから公聽會をやつた方がいいと思うのですが、やはり技術上の困難な問題があるのですか。
#4
○北村委員長 審議が非常に急がれておりまして、それで公聽會を開くためには少くとも二週間を要する。それでは間に合わない。こういうことなんです。
#5
○佐藤(觀)委員 そういうことになれば、なるべくいろいろな意見を聽く意味で、證人で結構でありますから勞働組合からもお呼び願いたい。それから今の鑛工業委員會から要求せられた方も、なるべく多く出ていただくということにして結構だと思います。
#6
○北村委員長 それではどういう向きを選ぶかということは、委員長理事にお任せ願いまして、ただいま申し上げたほかに、なお追加を要するものがあると思いますが、御希望の通り勞働團體の方も聽いていただくことにいたしまして、御希望だけ承りましてお任せ願つて、實行にあたつては委員長理事にお任せを願いたいと思います。
#7
○周東委員 委員長理事にお任せ願つて結構だと思いますが、その際どうしても中小工業關係の代表者の方もお呼び願いたいと思うのであります。
 それからもう一つお伺いいたしますが、證人をお呼びになるのは十八日だけですか。
#8
○北村委員長 十八日に呼んでその日には濟まないだろうと思います。今まででも數が五人おりますから、たとえば午前午後やつても二日にわたるだろうと思います。
 それから今の案で中小商工業を入れなかつたのは、經濟力集中排除を受ける者の聲を聽きたい。受ける者はこれをどう感じているかということなんで、影響が絶無とは言いませんけれども、中小商工業者に直接關係がない。この點を考えて、この法によつて特にひどく排除をせられる方の意見を聽きたい。こういうことを考えたのですけれどもどうでしようか。
#9
○石原(登)委員 今の勞働關係という佐藤君からの要求があつたのですが、勞働者にしましても、中小商工業者にしましても、直接には影響はありませんけれども、間接にこういう人に非常な影響があると思います。そういう意味で私は勞働者竝びに中小商工業者の聲は、ぜひとも本委員會において聽いておく必要があるのじやないかと考えます。
#10
○北村委員長 委員長の意見としては、勞働團體を呼ぶということは贊成なんです。これは當然呼んだ方がいい、中小商工業を呼ぶということになると、中小商工業だけの何かまとまつた機關というものははなはだ少いのです。それで私の考えでは、商工會議所というものは近來内容が變つて、實は中小商工業を大部分とする團體に變つておるわけですから、それから代表者がくるということによつて大體代表できるのではないか。なお中小商工業を呼ぶということに私は反對ではありませんが、適正な方法で中小商工業者を代表する方をどうして選ぶかということは、やや困難ではないかと思いますが、何か御意見がありましたら參考に伺いたいと思います。しかし商業委員會にはまだはかつておりませんので、商業委員會の方の希望もあろうと思います。從つてただいまお話のような中小商工業者を入れるということについて、商業委員會の側で、こういうような團體から呼んでほしいという希望もあるかもしれませんから、そういう含みをもつてお任せ願いましたら善處したいと思います。
#11
○佐藤(觀)委員 この問題は一々當事者がやらなければだめですから、委員長、理事と商業委員、鑛工業委員とよく相談されて、一任して善處されたいと思います。
#12
○北村委員長 ただいま佐藤さんのお話しのように大體の御希望を聞きましたから、皆さまの御希望がはいるようにいたしまして、委員長理事にお任せ願いまして結構だと思います。
 それでは本日はこの程度で散會いたしたいと思いますが、十八日午前十時より第十三委員室で會餘いたしますから、どうか時間勵行で御出席を願います。これで散會いたします。
   午前十一時一分散會
ソース: 国立国会図書館
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