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1947/11/05 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 電気委員会 第15号
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1947/11/05 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 電気委員会 第15号

#1
第001回国会 電気委員会 第15号
昭和二十二年十一月五日(水曜日)
    午前十時五十五分開議
 出席委員
   委員長 前田榮之助君
   理事 櫻内 義雄君 理事 村上  勇君
      石野 久男君    境  一雄君
      成瀬喜五郎君    本藤 恒松君
      八百板 正君    小平 久雄君
      根本龍太郎君    吉田  安君
      加藤隆太郎君    本田 英作君
      秋田 大助君    川越  博君
 出席政府委員
        商工政務次官  冨吉 榮二君
 委員外の出席者
        總理廳事務官  中島 征帆君
       商 工 技 官 三ツ井新次郎君
        專門調査員   落合 高次君
        專門調査員   大石 主計君
    ―――――――――――――
十月三十一日
 夜間學校の配電確保の請願(角田幸吉君外一名
 紹介)(第一〇一七號)
 熱海市に電力割當増加の請願(勝間田清一君外
 四名紹介)(第一〇五八號)
の審査を本委員會に付託された。
十月二十三日
 茨城縣久慈郡における節電中止の陳情書(茨城
 縣久慈郡町村會長宮田重文)(第四三六號)
 九州地方電力危機に關する陳情書(九州商工會
 議所連合會長山脇正次)(第四六一號)
 電力割當制實施につき金屬鑛業の順位引上に關
 する陳情書(關東信越鑛山復興會議議長簗瀬
 武)(第四八四號)
を本委員會に送付された。
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 一 茨城縣久慈郡における節電中止の陳情書(
   茨城縣久慈郡町村會長宮田重文)(第四三
   六號)
 二 九州地方電力危機に關する陳情書(九州商
   工會議所連合會長山脇正次)(第四六一
   號)
 三 電力割當制實施につき金屬鑛業の順位引上
   に關する陳情書(關東信越鑛山復興會議議
   長簗瀬武)(第四八四號)
    ―――――――――――――
#2
○前田委員長 これより會議を開きます。
 本日は陳情書を審査いたします。日程第一は商工省政務次官冨吉榮二氏が出席になることになつておりますが、まだ見えられませんので、後囘しにいたしまして、日程第三に繰りかえることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
#3
○前田委員長 それではさように決定いたします。
    ―――――――――――――
#4
○前田委員長 日程第三、電力割當制實施につき金屬鑛業の順位引上に關する陳情書を議題といたします。專門調査員をして陳情文書表によつてその趣旨を説明いたさせます。落合專門調査員。
#5
○落合專門調査員 電力割當制實施につき金屬鑛業の順位引上に關する陳情書、陳情者、關東信越鑛山復興會議議長簗瀬武、今般經濟安定本部において發表した昭和二十二年度電力調整方針によれば、金屬鑛業に對する電力需給は、第一種需用區分甲類(イ)に指定されていない。かかる電力制限は本業の生産に重大支障を來すから右(イ)に指定するよう要望する。こういう趣意であります。
#6
○前田委員長 次に政府當局の御所見を質します。經濟安定本部中島説明員。
#7
○中島説明員 電力の需用順位の問題でありますが、これ先般安定本部で電力の需給調整要領を決定いたしました。その實施方法といたしまして、今度の需給調整要領によりますと、各需用部門ごとに電力の割當量を決定いたしまして、それぞれその割當量の範圍で使用していただく、こういう方針になるわけでありますが、この割當量の決定に際しましては、電力の供給量がどの程度あり得るかということを豫想いたしまして配當いたしますので、大體供給量が豫想通りいけば、割當量を全部使えるわけであります。ところが、電力は水あるいは石炭の關係等よりして、ときどきその供給量が増減いたしますので、殖えた場合には使う方法もまた考究されておりますが、主として減つた場合につきまして、從來のような制限の措置ということを離れて考えることはどうしてもできないわけであります。
 そこで制限をする場合にはどういうふうにするかということになりますが、普通のものでありましたら、これは結局出荷の調整であるとか、あるいは引取未濟のところは不換切符で殘るというようなことで、おのずから調整することもできるわけでありますが、電力につきましては、そういう方法が講ぜられませんので、あらかじめ供給量が豫定通りいかなかつた場合の制限の方法を一應きめておかざるを得ないのであります。その場合に、まずその割當量はおのおのその産業の重要度において決定されておりますので、これを一律に引下げる。供給量が一割減つた場合には一律に一割だけ引下げることもできるわけでありますけれども、需用部門の内容によりましては、たとえば保安用のものであるとか、あるいは交通通信用といつたようなものにつきましては、これはたとえ一割でも引下げることはできだいというようなこともあり得るわけであります。從つてそういう制限をしなければならない場合におきまして、どの部門にどの程度の制限をするかということを順位をつけまして、それによつて制限をするというのがこの需用順位であります。そういう意味の需用順位が、この金屬工業に對しましては、必ずしも高い順位になつておりません。現在におきましては鐵鑛石が乙、それから硫黄が甲のロであります。銅は乙、鉛と硫化鑛は甲のロ、こういうふうになつておりまして、甲のロ又は乙が一部あります。それからその他若干のものが乙に上つておりますが、それ以外のものといたしましては大體丙、こういうことになつておりまして、大部分が乙、または丙、そういう順位になつております。これは現在の産業構成上の點から考えられた順位でありまして、各方面において打合せは濟んでおりますが、この順位を引上げるということは、これは必ずしも不可能ではございません。しかしただこの順位が低いということがすなわちその工業自體の重要性を非常に低く認識しておるというわけではありませんので、たとえば鑛山需用のうちで、排水その他の保安というような電力につきましては、たとえ丙でありましても、その部分だけはいかに制限をする場合でも確保するということは、これは當然のことでありまして、そういう考慮は拂われておるのであります。それからさらに先ほど申しましたように、各需用部門ごとの割當數量というものは、やはりそのときの需用量とその産業の實際の必要性というものとを十分勘案いたしまして、その數量がきまりますので、從來のように過去の實績というものを基礎にいたしまして、それから何割減というふうな制限を機械的にやるのでありません。その點におきましても、從來の制限方法よりはよほど實際に即應したような考慮が拂われております。從いまして必ずしもこの順位そのものを引上げるということが、その産業に對します電力の不可缺な數量を確保するという趣旨を達成するための唯一の手段とは考えられません。いろいろな點から、今度の方法で一應スタートするということで、大體やつていけるのではないか。こういうふうに私どもは考えております。ただこれは必ずしも固い順序でも何でもありませんので、實施いたしました上で、必要があれば變更もいたしますし、またこの順位そのものの實施の點につきましては、これはやはり各商工局の方で實行をいたしますので、その際の實際上の運用というものは、また相當實際に即應するような方法で行い得るわけでありますから、まず一應はただいまの程度でいいのじやないか、かように私どもは考えておる次第であります。
#8
○前田委員長 本陳情書に對する御質疑はありませんか。――櫻内義雄君。
#9
○櫻内委員 ただいまの御説明で大體了承したのでありますが、この際一、二お尋ねしたいことがあるのであります。生産業者のほんとうの氣持としては、この順位よりも、いかにして必要電力量を確保するかということにあると思います。昨今業者からのいろいろな話を聽きますと、現在お話のありましたような電力の割當制に判つて、一面わく外の電力量を商工省でおもちになつておるということでありますが、そのわく外の電力につきましては、どういう方法によつてこれを特配せられるか、配當するのであるかということをひとつお聽きしたいのであります。
#10
○中島説明員 割當制を實施いたします場合に一應留保分をとるわけでありますが、これは大體におきまして危險保留のつもりをいたしております。またその數量はおそらく大きな數字には上り得ませんので、一般的に期待をしていただくと困ると思いますが、ただこれが實際の進行に際しまして、それだけの電力が必ず餘るという見透しがつきましたならば、これは各商工局――これは主として商工局にもたしておくつもりでありますが――におきまして實際の地域内の實情に應じて必要方面に配當する。この順位等は經濟安定本部から一律に指示するということは必ずしも考えておりません。ただ場合によりましては、電力量の餘裕のあるときは、こういう産業からこういう順序で配當するようにと指示することもありますが、必ずこれをやるというようには考えておりません。
#11
○櫻内委員 次にお聽きしたいことは、先般關東地區あるいはその他の地區におきまして大きな水害をこうむつたのでありますが、この水害地の立直りのために、各生産業者は、税金を免じてもらうとか、そのほかいろいろなことをわれわれに考えてもらうよりも、むしろ電氣を十分に送つてもらつて、そうして生産を大いに起さしてもらいたいのだということを言つている向きがあるのであります。この水害地に對する電力の割當の上におきましてどういう手心を加えられたか。また今後そういう手心をお加えになる御意思があるかどうか。そういう點につきましてちよつとお聽きしたいのであります。
#12
○中島説明員 そういう緊急需用に對しましては、從業におきましても、その地方の商工局の電力部の方で緊急に手配をいたしているはずであります。今後につきましては、この割當制を實行する場合には、ただいまのようなわく外の電力があるときには、もちろんこれからまず第一に配當すべきものでありますし、またそれがない場合におきまして、特にそういうふうな災害地の電力を最優先的に確保しなければならぬというような事情がありました場合には、これはやはり中央から指示をいたしまして、他の部門を多少削減いたしましても、そちらへまわすということが可能であります。これはやはりその緊急需用の逼迫度に應じて考慮すべきものでありまして、あらかじめ必ずこれをやるということは言えない。大體そういうことであります。
#13
○前田委員長 ほかに御質疑はありませんか――御質疑がないものと認めます。本陳情書は本委員會において了承することに御異議ありませんか。
#14
○前田委員長 御異議なしと認め、さように決します。
    ―――――――――――――
#15
○前田委員長 日程第一、茨城縣久慈郡における節電中止の陳情書を議題といたします。專門調査員をして陳情文書表によつてその趣旨を説明いたさせます。
#16
○落合專門調査員 茨城縣久慈郡における節電中止の陳情書、陳情者、茨城縣久慈郡町村會長宮田重友、茨城縣久慈郡においては、夜間一般農村は葉タバコの調理作業を、その他水田地帶は早場米供出の製俵作業等を行う關係上、近時の節電には多大の障害を受けている、ついては、今後秋作、收穫終了まで、消燈を中止されるよう要望する。
#17
○前田委員長 次に政府當局の御所見を質します。商工政務次官冨吉榮二君。
#18
○冨吉政府委員 最近の電力事情は御存じの通り、また皆さんの御了承の通り渇水事情その他のために一般的にきわめて悪いのでありまして、緊急制限を強度に實施することを餘儀なからしめているのでございます。これがために農村の各種作業に少からず障害を與えつつありますことは、私どものまことに遺憾とするところでございますが、現在の配電線の施設の上からいたしましても、また負荷の状況からいたしましても、全面的にこれらの使用電力について制限をするということは困難でございます。しかしながら區域内の需用者の自主的協力によりまして、負荷を合理的に調整する、そして可及的に制限の度合を輕減せられるように努めていただきたいと考えております。なお當局といたしましても、新しく改正公布、施行せられました電氣需給規則に基く電力の割當制の實施その他によりまして、極力計畫的配電を行いたい、そしてこの事態の緩和を圖りたい、こういうふうに考えておりますし、電力對策につきましては、商工省といたしましても種々なる方法をもつて對策を講じつつある次第でございます。
#19
○前田委員長 本陳情書に對する質疑はありませんか――質疑はないようであります。本陳情書は本委員會において了承することに御異議ありませんか。
#20
○前田委員長 御異議なしと認め、さように決します。
    ―――――――――――――
#21
○前田委員長 次に移ります。日程第二、九州地方電力危機に關する陳情書を議題といたします。書表によつて專門調査員に説明させます。落合專門調査員。
#22
○落合專門調査員 九州地方電力危機に關する陳情書、陳情者、九州商工會議所連合會長山脇正次、九州地方の電力危機解消のため、政府は速やかに(一)中國よりの融通電力を最大限度まで常時確實に實行すること(二)管内火力發電所の修理補強(三)管内鑛山工場その他に保有する自家發電設備の活用(四)勞働意欲の向上等、諸事項を應急對策として措置するとともに、本地方の特殊事情に鑑み、水火力發電に關する的確なる早次計畫を樹立實施し、更に地熱利用發電等に關し研究調査に着手するよう要望する。
#23
○前田委員長 次に政府當局の御所見を伺います。
#24
○冨吉政府委員 九州地方の電力の需給は、電力設備の能力低下と、長期にわたる異常の渇水のため、著しく窮屈になつております。これがために各方面に種々の弊害を及ぼしておることは、まことに遺憾でございます。この電力事情を極力改善するために、政府といたしましても、できる限りの手配を講じて努力しつつある次第でございます。すなわちまず第一に中國よりの電力融通につきまして、現在設備の許す最大限度、すなわち三萬五千キロ・ワツトまでの送電を實施しているのでございます。私は先般中國地方の電力事情を多少見てまいりましたが、中國地方といえども、決して樂ではないのでありまして、いろいろな御不滿、御不平も承つたのでございますが、その苦しい中から、今申し上げたようなことをお願いして、九州の電力危機を打開せんと努力をいたしておるのでございます。
 第二に火力發電力の修理補強については最も緊要でございますので、政府といたしましてもこの問題は特に重要視しまして、補修整備の促進をはかるために、中央、地方にそれぞれ特別の協議會を設けて、資材あるいは資金について特別の考慮を加えて、關係官民は一體となりましてその完遂を強力に實施中でございます。大體來年の一月末までに設備最大電力で二十五萬キロ・ワツト、合成最大で二十萬キロ・ワツトまでの囘復を目途として取進め中でありまして、目下のところではおおむね豫定通りの進捗を見ている次第でございます。
 第三に自家用發電の動員についてでございますが、現在までに工場自家消費用といたしましては二萬四千キロ・ワツト、一般供給用として一萬七千キロ・ワツト、合計四萬一千キロ・ワツト程度の自家用火力發電の動員を實施中でございますが、今後はさらに一萬四千キロ・ワツト程度の動員を増加計畫しているのでございます。
 第四番目に勞働意欲の向上の點でございますが、これはまことに御同感でございまして、供給能力増強のためには、關係從業員の一致した勤勞意欲の向上なしには、補修工事の遂行も困難でございます。政府といたしましては、側面的に食糧あるいは勞務用の物資等の配給の確保に能う限り努力をいたしているのでございますが、最近の情勢といたしましては、從業員各位におかれても、この電力の重要性と國家再建の意氣に燃えられて、政府が官民一體となつて立案したこの補修計畫その他に關しても御協力中で、先般も會社側と從業員側とが協力してこの補修實情について熱意を披瀝され、私ども非常に感激いたしたような次第でございまして、これらの方法を促進してこの陳情の御希望に副いたいと考えているのでございます。
 最後に地熱利用の研究についてでございますが、この御着想はきわめて適切でございまして、十分研究の價値あるものと考えておりまして、商工省の技術室においてこれが調査研究をいたしている次第でございます。さよう御了承願います。
#25
○前田委員長 本陳情書に對する質疑はありませんか。
#26
○櫻内委員 一、二點お尋ねしたいのでありますが、九州地區の電力危機につきまして、その需給を調べてみますに、いわゆる超重點産業に對する割當量というものは、大幅なものがあると存じているのでございます。この際全般的に――この重要産業に對する割當は、生産を興すために最も必要であることは言うまでもないのでありますが、しかしながらこの重要産業といえども、現在の電力危機に際しましては、もしでき得るならば、その部門内における電力使用の合理化をはかるということは、當然なされなければならない、また電力危機に對しても當然協力しなければならないと思うのであります。その點につきまして電力使用合理化の勸奬が超重點産業に對してはどのようになされているかという點をお尋ねいたしたいのであります。
#27
○三ツ井説明員 私から御説明いたします。電力使用合理化の問題は非常に重要な問題でありまして、戰時中電力の制限がありました時分から、この方法につきましては商工省として特別な委員會をつくりまして、特に大量の電氣を使用する産業、たとえば肥料工業であるとか、その他大量の電氣を使う産業については、專門の、すなわち實際に仕事をなさつている方を委員にいたしまして、合理化の委員會をつくり、それらの委員會において、たとえば水の電氣分解に對するもの、あるいは電氣爐の使用方法に關する問題等、まだほかにも數件ありますが、それらの問題について、ほんとうの現場の專門家の人から、電力の使用合理化についての具體的の研究討議をしていただきまして、それについてすでに電力使用に關する指導書というものをつくりまして、これらの關係の業者に配布いたし、それらによつて相當電力使用合理化の問題が促進されていると考えるのであります。ただ終戰後の事態といたしまして、これらのものが非常に弛緩いたしまして、現在においては補償が十分にいかないということも一つの原因でありますし、さらに電氣の供給が非常に計畫的にいかないという點もありまして、それらが相まつてさらに重要電力の使用合理化という運動がおあずけになつている氣味かあるように私どもも考えているのであります。この際、特に重點産業、電力を優先供給をしております産業については、戰時中にあつたようなこういう問題をさらにむし返すというか、さらにもう一遍力を入れ直さなければならぬと考えているのであります。これらの點については十分努力するつもりであります。
#28
○櫻内委員 電力危機を突破するために、最近特に便乗負荷の問題が取上げられているのであります。この便乗負荷に對するところの具體的な施策、また全國的に見ましてどれほどの便乗負荷を推定せられているのか、この點につきましてお伺いしたい。
#29
○三ツ井説明員 便乗負荷の問題でございます。これを關東配電と關西配電の例について申上げますが、關東配電では、これは推定になりますからそのつもりでお聞き願いたいのでありますけれども、大體現在電力を野放しというか、制限をしなかつたならば、關東配電の地域については電力がどのくらいかかるという問題であります。いろいろ見方もございますが、百五萬キロ程度のものじやないかと思います。この中でどうしても供給しなければならぬ要確保といいますか、便乘を除いた要確保でございますが、これが三十二、三萬キロあると考えます。その要確保の電力を供給しますために――ただいま申されます便乗でありますが、これがほとんど同量の三十萬キロ程度のものがあると考えられます。從つて現在電氣を送ればその六十數萬キロ・ワツトはどうしても供給しなければならぬという状況であります。ところがそれに對して、九月、十月の非常に渇水をいたした場合には、關東配電に對して發送電から割當てられた電力及び關東配電が自分でもつておられる電力、それを合わせて供給し得る能力が六十五萬乃至七十萬という日が相當あるのであります。そういうふうになりますると、それ以外の需用は全部切らなければやつていけないということになるわけであります。そういうのが現在の状況でございます。關西配電におきましても大體それと似たような状況であります。電力の量はそれより多少少いのでありますが、その要確保電力及び便乗電力の關係及びこれに對して現在割當てられておる最渇水期における電力というものは似たようなものであります。その便乗電力があるために、それ以外の一般の配電線に對するものが非常な強い制限を受ける形になるのであります。毎晩配電線が切られるというような状態が起るのは、今申し上げたような關係でございます。そこでその便乘電力の整理という問題につきましては、これは後ほど打合會のときに、配電會社の方から詳しく御説明があるように聞いておりますが、私どもとしましては、この際非常に拙劣な方法ではございますが、このどうしても供給しなければならぬ電力に對しては、これを整理いたしまして、專用の線にする、從つて便乗の電力に對しては、一般の電力と同じような制限になるように、すなわち公平に制限をわかつ方法にするよりほかないと考えておるのでありまして、これについては第三・四半期から特別に資材を優先的に割當ててもらうようにいたしまして、現在その計畫を進捗させるべく努力しておるのであります。具體的の問題につきましては、後ほど、配電會社の方も見えておりますから、打合會のときに御報告があるものと思います。それによつて便乗負荷の整理ということについてもやらなければならぬと考えております。
#30
○櫻内委員 ただいま例をおあげくださいました關東配電地區の、專門線を設けて便乗負荷を防ぐという計畫のもとにおきましては、何キロくらい防げるでしようか。確たる計畫はありませんか。
#31
○三ツ井説明員 その具體的の問題につきましては、大ざつぱなことは申し上げられますが、後ほど打合會のときに詳しく御説明があると思いますから、そのときにお讓り願えば結構だと思います。
#32
○前田委員長 ほかに質疑はありませんか、――本陳情書を本委員會において了承することに御異議ありませんか。
#33
○前田委員長 それではさように決定いたします。日程は終了いたしました。
 次會は公報をもつてお知らせいたします。
 本日はこれをもつて散會いたします。
   午前十一時二十八分散會
ソース: 国立国会図書館
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