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1965/12/01 第50回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第050回国会 議院運営委員会 第13号
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1965/12/01 第50回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第050回国会 議院運営委員会 第13号

#1
第050回国会 議院運営委員会 第13号
昭和四十年十二月一日(水曜日)
   午後六時二分開議
 出席委員
   委員長 坪川 信三君
   理事 伊能繁次郎君 理事 佐々木秀世君
   理事 久野 忠治君 理事 金丸  信君
   理事 柳田 秀一君 理事 中嶋 英夫君
   理事 安宅 常彦君 理事 鈴木  一君
      岩動 道行君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    海部 俊樹君
      鯨岡 兵輔君    澁谷 直藏君
      田中 六助君    田村 良平君
      竹内 黎一君    服部 安司君
      角屋堅次郎君    島口重次郎君
      西村 関一君    藤田 高敏君
 委員外の出席者
        副  議  長 田中伊三次君
        事 務 総 長 久保田義麿君
    ―――――――――――――
十二月一日
 委員小山省二君辞任につき、その補欠として岩
 動道行君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員岩動道行君辞任につき、その補欠として小
 山省二君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 次回の本会議の件
     ――――◇―――――
#2
○坪川委員長 これより会議を開きます。
  〔発言する者多し〕
#3
○坪川委員長 御静粛にお願いいたします。
 この際、発言を求められておりますので、これを許します。柳田君。
#4
○柳田委員 副議長おられますか。副議長にお尋ねいたしますが、あなたは現在の御心境はどういう御心境ですか、大きい声で願います。
#5
○田中副議長 お答えを申し上げます。すみやかに国会の正常化をお願いいたします。
#6
○柳田委員 すみやかに国会の正常化を願うのは、あに副議長一人ではありません。むしろわれわれ社会党が最もその心境であります。それには、現在あなたが副議長として、将来も副議長として、議長を補佐していって、国会の正常化が達成できるとお考えですか。
#7
○田中副議長 非常な困難はございましょうが、誠心誠意をもって努力をするならば、正常化はできると思います。
#8
○柳田委員 国会の運営は、各政党間において、もっとはっきり言うならば、与党と野党の間でお互いに信頼があってこそ私は国会の正常な運営ができると思います。今日遺憾ながら議長、副議長に対しては、われわれは信頼を持っておりません。したがって、その議長、副議長が国会の正常化を願われても、これは木によって魚を求むるようなものと思いますが、それでもなおあなたは国会の正常化をやっていく自信がおありでありますか。
#9
○田中副議長 お答えをいたします。この場合の国会の正常化は、国会の運営の事実上の責任を有する各党の執行部が中心となり……
  〔「何を言っているか」と呼び、その他発言する者多く、聴取不能〕
#10
○坪川委員長 御静粛に願います。
#11
○柳田委員 各党の執行部がそれぞれ正常化のため努力することは当然であります。したがって、われわれ社会党の執行部も正常化に努力するでありましょう。あるいはまた自民党もその気持ちはあるかもしれません。しかしながら、去る十二日午前零時十七分の事態があった以後において、副議長、あなたは、われわれ社会党の執行部に、正常化に対して協力せよと言うだけの心臓がありますか、ありませんか。
#12
○田中副議長 議長並びに副議長は、これに尽力をする信念を持っております。
#13
○柳田委員 尽力をたとえ副議長がしても、その副議長に対して、あるいは議長に対して、一片の信頼もしておらぬ社会党が協力するとあなたはお考えになりますか。
#14
○田中副議長 ぜひ御信頼を願うべく努力をいたします。
#15
○柳田委員 先般十一月十二日に、議長は前古未曾有の議長職権を行使されましたが、あなたは議長とあの事態について何らか事前に御相談されましたか。
#16
○田中副議長 やや詳細に申し上げます。私が十一日最終の議長席に着きまして、数時間にわたる職をつとめておりてまいりましたときに、ただいま終了して明日に延会をした旨の報告を議長にいたしました。そのときに議長は、この本会議の行き詰まりの現状が継続してはいかんともいたしがたい、また、院外においては当時すでに百名をこえる負傷者が出ておる、翌日を迎えるならばさらに数百名の負傷者が出るであろう。
  〔発言する者多し〕
#17
○坪川委員長 御静粛に願います。
#18
○田中副議長 この状態はこのままにしておけぬ、この場合においては、この重要な案件をいかに処理すべきかということについて議長が意見を述べました。その意見の要領を一口に言うならば、このままでは捨ておきがたい、これは何とかして議長に与えられた権限の最大限を活用して処理する以外に道はないと思う。よって副議長、これはいかがであろうかというので、ポケットより出しましたメモを拝見いたしましたときが協議を受けた初めてであります。
#19
○柳田委員 私は、そんな院外のことが議長の責任であるとは思っておりません。それはおのずと政府がきめることであります。ただ、あなたは先般の問題に対して事務当局と御相談になりましたか、どうですか。
#20
○田中副議長 柳田君に申し上げます。喧騒にして、仰せになることの全体がわかりません。もう一度仰せをいただきたいのであります。
#21
○柳田委員 先般議長のとった態度に対して、あなたは御相談されたと言われますが、そのとき事務当局も介在して相談されましたか、どうですか。
#22
○田中副議長 お答えを申し上げます。事務当局にはこれに関して何ら相談をいたしておりません。ただ、事務当局と相談をいたしました内容を申し上げます。次の延会の席においては、日程第一において石井法務大臣の不信任案が記載をされておりましたことは御承知のとおり。事務当局の意見は、この石井不信任案を処理すべきものと考え、それを処理するための原稿を作成いたしまして、それを議長並びに副議長に慣例によって示しました。両議長はこれを拝見いたしまして、このとおりでよろしいと、これを下げたのでございます。これだけの関連はございますが、この強行採決といわれる議長独自の考え方に基づく採決のやり方の中身に関しましては、一言半句事務当局に相談をいたさなかったのであります。
#23
○柳田委員 議長が読み上げられた文書は、事務当局が作成しましたか。議長と副議長で作成されましたか。あの読み上げられた文書はどこでおつくりになりましたか。
#24
○田中副議長 議長が作成したものと存じます。私が示されて拝見をいたしましたときには、議長の自筆による文書でありました。
#25
○中嶋(英)委員 ただいま柳田理事の質問に対する田中副議長の答弁がありましたが、社会党の代表団と田中副議長が会見した際に、敵に情報を知らせるのは利敵行為である、国会のアンパイアであるべき副議長が、自分は敵味方のこっちのほうだというような、みずから審判者の地位を去っておるという事実、こういう事実を公言し、あるいはだまされた社会党の諸君がばかだ、こういう侮辱的なことを言っておる段階で国会を軌道に乗っけようということ自身私は無理だと思う。したがって、先ほどの議運理事懇談会は、もちろん私どもは監視の立場で傍聴でありますけれども、本日委員会を開いて、本会議を開きたいなどというようなことは、まずその前提となるべき副議長の言動について、これは読売新聞にも明々白々に記載されておりますが、自民党自身がこれは放置しておいていいかどうかというような、そういう諸問題を先に解決するのが至当であって、本日の委員会はそのことを先決にするということで、そのことから始めるならば、私どもはこの会議に今後臨みますけれども、そうでないならば、きょうの委員会はこのまま散会をしてもらうことを要求します。
#26
○坪川委員長 他に御発言ございませんか。
#27
○田中副議長 委員長、副議長に発言がございます。
 委員会の皆さまに私よりつつしんで一言お願い申し上げます。本日は、柳田、中嶋両先生をはじめ……(発言する者多く、聴取不能)何とぞこの機会に、副議長に対し当時の事情に関して、さらに御質問を続行せられんことを希望いたします。
#28
○柳田委員 副議長に質問します。現在船田議長は病気中であります。かりによしんば本会議が開かれたときには、船田議長が病気でありますから、勢い、田中とは申しませんが、議長事故あるときは副議長が議長席に着かなければなりません。現時点においては、船田議長に事故があるときには、遺憾ながら、法文の上においては田中副議長が議長席に着くことになっております。しかしながら、いまの答弁を聞いても、あなたには何ら反省の実がない。しかも、手のよごれたあなたは議長席に着く資格はないとわれわれは思っておりますが、それでもなおあなたは議長席に着く、そういう御意思がありますか。
#29
○田中副議長 私は事実を申し上げておるのでありまして、私見を加味して事実を曲庇して申し上げておるのではございません。事実に対する御報告を申し上げておるのでございます。したがって、議長事故あるときは私がかわってその職務を代行するわけでございます。
#30
○柳田委員 田中副議長には、その議長席に着く資格がないとわれわれは断じておるのです。したがって、このような副議長が議長席に着くような本会議をやることは、断固われわれは反対いたします。
#31
○坪川委員長 他に御発言ございませんか。
  〔「散会しろという動議が出ている」と呼び、その他発言する者多し〕
#32
○坪川委員長 伊能君。
#33
○伊能委員 ……
  〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
#34
○坪川委員長 おはかりいたします。
 明日本会議を開くに御異議ありませんか。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#35
○坪川委員長 ……(聴取不能)
 これにて散会いたします。
   午後六時十四分散会
ソース: 国立国会図書館
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