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#1
第049回国会 建設委員会 第2号
昭和四十年八月十日(火曜日)
   午前十一時七分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 八月九日
    辞任         補欠選任
     岩沢 忠恭君     内田 俊朗君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    理 事
                稲浦 鹿藏君
                熊谷太三郎君
                村上 春藏君
                小酒井義男君
    委 員         内田 俊朗君
                小沢久太郎君
                大森 久司君
                奥村 悦造君
                小山邦太郎君
                平泉  渉君
                森田 タマ君
                山内 一郎君
                竹田 現照君
                前川  旦君
                村田 秀三君
                白木義一郎君
                片山 武夫君
                春日 正一君
   国務大臣
       建 設 大 臣  瀬戸山三男君
       建設政務次官   谷垣 專一君
       建設大臣官房長  鶴海良一郎君
       建設省計画局長  志村 清一君
       建設省都市局長  竹内 藤男君
       建設省河川局長  古賀雷四郎君
      建設省道路局長  尾之内由紀夫君
       建設省住宅局長  尚   明君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        中島  博君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○建設事業並びに建設諸計画に関する調査(建設
 行政の基本施策に関する件)
○県道一宮大垣線にかかる濃尾大橋渡橋料金の減
 額改定に関する請願(第一〇号)(第六〇号)
○海岸浸食防止恒久対策の強化促進に関する請願
 (第三七号)
○東北高速自動車道の早期着工等に関する請願
 (第三八号)
○阿武隈川の一級河川指定に関する請願(第三九
 号)
○地方行政水準の向上と地域格差是正のための建
 設公債発行に関する請願(第四七号)(第七五
 号)
○発電水利使用料の増額改定促進に関する請願
 (第八八号)(第八九号)
○継続調査要求に関する件
○委員派遣承認要求に関する件
    ―――――――――――――
  〔理事小酒井義男君委員長席に着く〕
#2
○理事(小酒井義男君) ただいまより建設委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨九日、岩沢忠恭君が委員を辞任され、その補欠として内田俊朗君が選任されました。
    ―――――――――――――
#3
○理事(小酒井義男君) まず、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたします。
 建設大臣から建設行政の基本施策について所信を承りたいと存じます。瀬戸山建設大臣。
#4
○国務大臣(瀬戸山三男君) 所信を申し上げます前に一言ごあいさつ申し上げます。
 先般不肖私が建設大臣を命ぜられまして、御承知のようにわが国の道路、河川あるいは住宅、下水道あるいは都市建設、各般にわたってきわめて重要な段階になってまいっております。建設行政の任の重いことを痛感いたしておるわけであります。けれども、その職を受けました以上は、全力をあげて努力を続けたい、かように考えておりますが、国会の皆さん、特に建設行政に格別の御尽力を願っております建設委員会の皆さんには特にごやっかいになることと存じます。どうかひとつ忌憚のない御叱声と強力な御協力をお願い申し上げたいと存じます。よろしくどうかお願いいたします。
 そこで、いま所信を申し述べよということでありますから、ごくかいつまんだ考え方を申し上げておきたいと思います。
 第四十九回国会の建設委員会審議に臨みまして、当面の建設行政に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。
 まず、建設行政に関する施策の基本といたしましては、国土の改造を通じて過密都市の弊害の除去と地域格差の是正をはかり、およそ十五年後に公共施設の水準を現在の西欧水準に引き上げ、全国民が豊かな生活を享受し得ることを目標としたいと存じます。このため、各種の長期計画に基づき・道路・河川・住宅・都市施設等の公共施設の整備充実を積極的に推進する所存であります。
 特に、最近の経済情勢にかんがみ、公共投資を大幅に拡大し、なかんずく社会開発の中核として、立ちおくれの目立つ住宅の建設に最重点を置いてまいりたいと存じます。
 第一に、住宅対策といたしましては、昭和四十五年度までに、すべての国民が適正な水準の住宅を確保することを目標に「一世帯一住宅」の実現をはかることとして努力してまいりましたが、人口の都市集中、世帯の細分化等による住宅需要の増大に伴い、現在の住宅建設七カ年計画を最近の資料に基づいて再検討し、住宅事情に即応した住宅建設に関する計画を新たに策定し、住宅の建設、供給を強力に推進してまいる所存であります。
 なお、当面の問題として、現下の沈滞した経済の早期回復をはかるため、関連産業への波及効果の大きい住宅建設に対する財政投融資を拡充して、公団、公庫住宅について、建設戸数の増大、建設計画の繰り上げ実施等必要な措置を講じてまいる方針であります。
 次に、土地対策につきましては、最近における地価の高騰が、はなはだしい宅地入手難、公共川地の取得難、無秩序な市街地形成等の弊害を生じ、国民生活の安定及び公共事業の遂行に支障を来たし、経済の成長にも悪影響を及ぼしている現状にかんがみ、土地の公共性を重視する観点に立って、宅地対策及び公共用地取得対策を強力に推進する所存であります。
 なお、宅地対策を強力に推進していくため、本省に宅地部を新設することとし、このため、建設省設置法の一部を改正する法律案を今国会に提出いたしております。
 第三に、都市の整備の促進につきましては、近年の人口、産業の都市への急激な集中及び今後の都市化に対処し、都市整備を強力に推進し、都市における土地利用の適正化、都市施設の整備をはかる必要があると存じます。このため、過密の弊害の著しい大都市の整備をはかるとともに、新産業都市等地方開発の拠点都市の整備を推進する方針であります。
 特に、過密の弊害の著しい大都市につきましては、既成市街地内に必ずしも立地する必要のない工場等の移転を促進し、そのあと地を道路、公園、駐車場、中高層住宅等に計画的に利用する方途を講ずる所存であります。
 また、都市施設のうち最もおくれている下水道につきましては、さきに閣議決定した総投資規模三千三百億円の下水道整備五カ年計画の大綱に基づき、近く同計画を確定し、その整備を促進する所存でありますが、現下の景気対策の一環として、住宅建設と並んで下水道に対する財政投融資を拡充する措置を講ずることといたしたいと存じます。
 第四に、道路整備につきましては、最近における道路交通需要の増大に対処するとともに、国土の総合的な開発と均衡ある発展をはかるため、国土を縦貫する高速自動車道を軸とし、全国の主要都市及び開発拠点都市を結ぶ高速自動車国道網を策定し、その計画的な建設を促進する方針であります。このため、青森から鹿児島にいたる高速道路を今後十年間で貫通させることを目標にし、さしあたっては、すでに着工している東名高速道路及び中央高速道路(東京−富士吉田間) を、それぞれ昭和四十三年度及び昭和四十二年度に供用開始できるよう建設を促進するとともに、すでに予定路線が決定した東北、北陸、中央(富士吉田−小牧間)、中国、九州の各高速道路についても、緊急を要する区間から建設に着手する予定であります。
 また、道路整備五カ年計画の第二年度として、一般国道及び地方道の整備を促進することとし、特に最近における交通事故激増の趨勢に対処し、ガードレール、道路照明、横断歩道橋等の交通安全施設の整備を強力に推進する所存であります。
 第五に、河川につきましては、新河川法の施行に伴い、水系を一貫した河川管理を行なうとともに、水防体制の整備をはかりその万全を期することとし、新治水事業五カ年計画の実施にあたっては、重要水系及び水害多発地域の河川改修、新産業都市建設、農業構造改善事業等の地域開発に関連して必要な各種治水事業等の推進並びに用水需要が逼迫している重要地域における水資源の開発に重点を置き、治水利水対策の総合的な推進をはかる所存であります。
 最後に、建設業につきましては、その近代化と中小建設業の育成をはかり、特に輸出振興と国際協力の見地から海外進出基盤を整えるための積極的方策を進める方針であります。
 以上建設行政の基本的施策につきまして、所信の一端を申し述べましたが、建設行政の憲政に占める役翻りがいよいよ重要となりつつあるおりから、全力を尽くして、責務の遂行に邁進する覚悟であります。何とぞ委員各位の一そうの御指導、御協力をお願いする次第であります。
#5
○理事(小酒井義男君) 次に、谷垣政務次官から発言を求められておりますので、この際これを許します。谷垣政務次官。
#6
○政府委員(谷垣專一君) 先般、内閣改造に伴いまして、政務次官を命ぜられました谷垣專一でございます。たいへん不敏でございますが、建設行政の重要な時期に際会いたしております。全力を尽くしたいと思っております。何とぞ委員各位の御援助、御指導を賜わりますようお願い申し上げます。
 ごあいさつといたします。
#7
○理事(小酒井義男君) 速記をとめて。
  〔速記中止〕
#8
○理事(小酒井義男君) 速記を起こして。
 ただいまの建設大臣の所信に対する質疑は、後日に譲ることといたします。
#9
○理事(小酒井義男君) 次に、請願第一〇号、県道一宮大垣線にかかる濃尾大橋渡橋料金の減額改定に関する請願外八件を一括して議題といたします。
 まず、職務員から説明を聴取いたします。
 速記をとめて。
  〔午前十一時十九分速記中止〕
  〔午前十一時四十二分速記開始〕
#10
○理事(小酒井義男君) 速記を起こしてください。
 それでは、ただいま御審議願いました九件の請願は、すべて、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものとすることにいたしまして、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○理事(小酒井義男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
 なお、報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○理事(小酒井義男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
#13
○理事(小酒井義男君) 次に、継続調査要求についておはかりいたします。
 建設事業並びに建設諸計画に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○理事(小酒井義男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○理事(小酒井義男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
#16
○理事(小酒井義男君) 次に、委員派遣承認要求についておはかりいたします。
 閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱い等を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○理事(小酒井義男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十一時四十五分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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