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#1
第049回国会 議院運営委員会 第7号
昭和四十年八月十一日(水曜日)
   午後九時五十八分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 八月五日
    辞任         補欠選任
     日高 広為君     丸茂 重貞君
  出席者は左のとおり。
    委員長         田中 茂穂君
    理 事
                亀井  光君
                栗原 祐幸君
                鍋島 直紹君
                大矢  正君
                柳岡 秋夫君
                渋谷 邦彦君
    委 員
                江藤  智君
                北畠 教真君
                熊谷太三郎君
                田村 賢作君
                玉置 和郎君
                土屋 義彦君
                温水 三郎君
                長谷川 仁君
                山内 一郎君
                小野  明君
                瀬谷 英行君
                前川  旦君
                森中 守義君
                山崎  昇君
                渡辺 勘吉君
                田代富士男君
        ―――――
       議     長  重宗 雄三君
       副  議  長  河野 兼三君
        ―――――
   国務大臣
       自 治 大 臣  永山 忠則君
   政府委員
       内閣官房長官  橋本登美三郎君
       内閣官房副長官  竹下  登君
       大蔵政務次官   竹中 恒夫君
       農林政務次官   後藤 義隆君
   事務局側
       事 務 総 長  宮坂 完孝君
       事 務 次 長  岸田  実君
       議 事 部 長  海保 勇三君
       委 員 部 長  小沢 俊郎君
       委員部副部長   浅原 喜文君
       記 録 部 長  佐藤 忠雄君
       記録部副部長   福地 和正君
       警 務 部 長  二見 次夫君
       庶 務 部 長  若江 幾造君
       管 理 部 長  佐藤 吉弘君
       渉 外 部 長  荒木外喜三君
   法制局側
       法 制 局 長  今枝 常男君
   説明員
       日本専売公社副
       総裁       大槻 義公君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○社会保障制度審議会委員、地方制度調査会委員
 及び選挙制度審議会特別委員の推薦に関する件
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(海外移住審議会委員)
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(売春対策審議会委員)
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(在外財産問題審議会委員)
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(蚕糸業振興審議会委員)
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(畜産物価格審議会委員)
○国会法第三十九条但書の規定による議決に関す
 る件(甘味資源審議会委員)
○旧軍港市国有財産処理審議会委員の任命に関す
 る件
○公正取引委員会委員の任命同意に関する件
○議員の外国派遣に関する件
○議院及び国立国会図書館の運営に関する件の継
 続審査要求に関する件
○各委員会提出の継続審査及び継続調査要求の取
 り扱いに関する件
○閉会中における本委員会所管事項の取り扱いに
 関する件
○今次通常選挙に関する件
○議員小林章君の議員辞職勧告に関する決議案
 (決議第四号)の継続審査要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。
 社会保障制度審議会委員、地方制度調査会委員及び選挙制度審議会特別委員の推薦に関する件を議題といたします。
 事務総長の報告を求めます。
#3
○事務総長(宮坂完孝君) ただいま議題となりました三種の委員は、本院議長の推薦を得て、内閣が任命いたすことになっておりますが、現在、議員の任期満了等により欠員がありますほか、選挙制度審議会特別委員の館哲二君から辞任を申し出られております。
 欠員中の委員及び辞任を申し出られた委員の後任を議長は推薦しなければなりませんが、これにつきましては、本委員会の理事会におきまして各会派の割り当てを調整いたしましたので、その割り当てに基づき、お手元にお配りした資料のとおり、当該会派から後任者の推薦がございました。
 つきましては、これらの方々を、社会保障制度審議会委員、地方制度調査会委員及び選挙制度審議会特別委員として、内閣に推薦いたしたいと存じますが、御審議をお願いいたします。
#4
○委員長(田中茂穂君) 本件につきましては、ただいま報告のとおり推薦することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
#6
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(海外移住審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#7
○政府委員(竹下登君) 海外移住審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求める件について御説明申し上げます。
 今回、参議院議員青柳秀夫君を海外移住審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。
 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、海外移住審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#8
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、海外移住審議会委員に本院議員青柳秀夫君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#10
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(売春対策審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#11
○政府委員(竹下登君) 売春対策審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求める件につき、御説明申し上げます。
 今回、衆議院議員松山千恵子及び参議院議員柏原ヤス、田中寿美の三君を売春対策審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。
 以上主君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも売春対策審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#12
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ売春対策審議会委員に、衆議院議員松山千恵子君、本院議員柏原ヤス君、同じく田中寿美君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#14
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(在外財産問題審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#15
○政府委員(竹下登君) 在外財産問題審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求める件につき御説明申し上げます。
 今般、参議院議員青木一男及び大和与一の両君を在外財産問題審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。
 両君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、在外財産問題審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#16
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、在外財産問題審議会委員に、本院議員青木一男君、同じく大和与一君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#18
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(蚕糸業振興審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#19
○政府委員(後藤義隆君) 蚕糸業振興審議会委員任命につき両議院一致の議決を求める件につき御説明申し上げます。
 今回、衆議院議員小渕恵三及び参議院議員鈴木強、八木一郎の三君を蚕糸業振興審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。
 以上三君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、蚕糸業振興審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#20
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、蚕糸業振興審議会委員に、衆議院議員小渕恵三君、本院議員鈴木強君、同じく八木一郎君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#22
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(畜産物価格審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#23
○政府委員(後藤義隆君) 畜産物価格審議会委員の任命につき両議院一致の議決を求める件について御説明申し上げます。
 今般、衆議院議員伊東正義、及び参議院議員温水三郎の両君を畜産物価格審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。
 以上の両君は、いずれも畜産物価格審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#24
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、畜産物価格審議会委員に、衆議院議員伊東正義君、本院議員温水三郎君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#26
○委員長(田中茂穂君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(甘味資源審議会委員)を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#27
○政府委員(後藤義隆君) 甘味資源審議会委員の任命につき、両議院一致の議決を求むる件につき御説明申し上げます。
 今回、参議院議員谷口慶吉君を甘味資源審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。
 同君は甘味資源審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
#28
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、甘味資源審議会委員に、本院議員谷口慶吉君がつくことができると議決することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#30
○委員長(田中茂穂君) 次に、旧軍港市国有財産処理審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#31
○政府委員(竹中恒夫君) 旧軍港市国有財産処理審議会委員任命につき両議院の同意を求むる件について御説明申し上げます。
 旧軍港市国有財産処理審議会委員荒井誠一郎、田中治彦の二君は七月三十一日任期満了となりましたが、両君を同審議会委員に再任し、また、同日任期満了となりました千金良宗三郎、中村建城及び渡辺武次郎の三君の後任として、江澤省三、櫛田光男、佃正弘の主君を同審議会委員に任命いたしたく、旧軍港市転換法第六条第四項の規定により、両議院の同窓を求むるため本件を提出いたしました。
 五君の経歴につきましてはお手元の履歴井で御承知願いたいと存じますが、いずれも、旧軍用財産の処理及び普通財産の譲与に関する重要事項を調査審議する同審議会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。
#32
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、旧軍港市国有財産処理審議会委員に、荒井誠一郎君、江澤省三君、櫛田光男君、田中治彦君及び佃正弘君を任命するにつき同意を与えることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#34
○委員長(田中茂穂君) 次に、公正取引委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
 政府委員の説明を求めます。
#35
○政府委員(竹下登君) 公正取引委員会委員任命につき両議院の同意を求める件について御説明申し上げます。
 公正取引委員会委員石井幸一君は、八月十一日任期満了となりますが、同君の後任として梅田孝久君を任命いたしたく、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第二十九条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。
 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、法律に関する深い学識経験を有するものでありますので、公正取引委員会委員として適任であると存じます。
 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。
#36
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、公正取引委員会委員に梅田孝久君を任命するにつき同意を与えることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#38
○委員長(田中茂穂君) 次に、議員の外国派遣に関する件を議題といたします。
 本件につきましては、理事会において協議いたしました結果、次のとおり意見が一致いたしました。すなわち、
 カナダのオタワにおいて開催の第五十四回列国議会同盟会議に出席のため、議員七人を派遣し、その構成を、第一班−自由民主党二人、日本社会党及び公明党各一人、計四人、第二班−自由民主党二人、日本社会党一人、計三人とすること。
 欧米各国における議院運営の実情及び政治経済事情等調査のため、議員六人を派遣し、その構成を、第一班−自由民主党二人、日本社会党一人、計三人、第二班−自由民主党、日本社会党及び公明党各一人、計三人とすること。
 欧亜各国の政治経済事情等調査のため、議員四人を派遣し、その構成を、自由民主党三人、日本社会党一人とすること。
 以上のとおりでありますが、右理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#40
○委員長(田中茂穂君) 次に、継続審査要求の件についておはかりいたします。
 本委員会といたしましては、前例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件について継続審査要求書を議長に提出することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#41
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#42
○委員長(田中茂穂君) 次に、各委員会提出の継続審査及び継続調査要求の取り扱いに関する件を議題といたします。
 委員部長の報告を求めます。
#43
○参事(小沢俊郎君) ただいま決定されました本委員会の継続審査要求を含めまして、お手元の資料のとおり、決算委員会ほか一委員会から六件の案件について継続審査要求書が、また、内閣委員会ほか十九委員会から二十二件の調査について継続調査要求書が提出されております。
#44
○委員長(田中茂穂君) 本件につきましては、各委員会要求のとおり決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#46
○委員長(田中茂穂君) 次に、閉会中における本委員会所管事項の取り扱いに関する件について、おはかりいたします。
 本件につきましては、慣例により、特に重要なものを除き、その処理を、委員長、庶務関係小委員長または図書館運営小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#48
○委員長(田中茂穂君) 次に、大矢君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。
 なお、永山自治大臣、橋本内閣官房長官、大槻日本専売公社副総裁が出席いたしております。大矢君。
#49
○大矢正君 専売公社副総裁に、私はこの際お尋ねをいたしておきたいと思います。
 それは、本日の大蔵委員会におきまして、先般来重大な問題になっておりまする小林章君の選挙違反に関連をする専売公社の今日の実態、並びにまた、これが専売公社の運営等に及ぼしている影響について、種々私どもの立場を申し上げ、かつまた専売公社の考え方を承ってまいりました。このような悪質と思われる違反行為が、専売公社の職員によって、特に高級職員によって行なわれたということは、今日重大な問題であります。したがって、再びこのような事態が起こることにつきましては、われわれとして重大な関心を払わざるを得ませんし、あわせて、これらの問題を未然に防止するために、これから専売公社は、どのような運営の方針を持ち、どのような方向で今後対処していくおつもりか、この面についてのお尋ねをいたしましたが、大蔵委員会では最終的に明確な御答弁がいただかれないままに、この議運委員会に持ち越される結果となりました。
 そこで私は、先般の大蔵委員会で強調いたしましたとおり、この際、専売公社の権威を失墜し、しかもまた、今日国民の中から専売公社に対する非常に大きな不信感が持たれている中で、専売公社の名誉を回復し、そしてまた国民に与えていろ不信感というものをぬぐい去るためには、積極的に、専売公社みずから、再びこういう事態がなぐなることのための方針、考え方というものが表示されなければならないと思うのでありまするが、副総裁として、これから具体的に、この選挙違反の事実問題の解決もさることながら、再びかかる事態が起こらないために、どうなさるおつもりか、この際お答えをいただきたいと思います。
#50
○説明員(大槻義公君) お答え申し上げます。
 最初に、今回の事件に関連しまして、たいへん皆さまの貴重なお時間を費やし、またわずらわし、まことに恐縮に存じております。私といたしましても、今回の事件はまことに遺憾に思って去りまして、その監督上の責任についても、深くこれを感じております。
 お尋ねの、今回の事件にかんがみまして公社として今後事業の運営について具体的にどのような点について考えを持っているのかという点について、お答え申し上げたいと思います。
 今回、問題が販売の仕事に関連して数多く起こっているということにかんがみまして、まず、販売業務に関してどのような問題を考え、今後運営上施策を講ぜんとしているかという点について、御説明申し上げます。
 第一は、たまたま今回の参議院選挙の直前に、たばこの指定の更新の日が七月一日に当たったということにつきまして、いろいろ疑問をお持ちいただくことの結果になったわけでありまするが、七月一日という更新日は、長年そういうことで今日に至っておりまするけれども、今後三年の指定期間ということになりますれば、再びこのような事態に遭遇するということもいかがかと思いまして、この指定期日は、これを短縮するということは法律的に問題でございますので、延長しながら七月一日という期日を具体的に変えていきたい、このように考えております。
 第二点は、たばこの指定に関連しまして最近特に異議の申し立てが多い。この点につきましても、私どもは、現在指定の基準というものを持って具体的な申請を処理しているわけでありまするが、その指定の基準そのもの、距離の制限とか、あるいは販売方の見込み等につきまして、これは、最近の経済情勢の変化、住宅事情等の変化等に即応して、適切な基準になっていないという点を反省いたしまして、これらの点についても、すみやかに規定を改正して、新しい事態に対処できるように改正いたしたい、このように考えております。
 それと関連しまして、いま一点は、指定の取り消しの問題でありまするが、これは従来、指定の更新のときに一括してやるというくせがございます、と申しますか、平生、取り消しにも一定の手続が要る。どれでも取り消しできるというものではございません。きめられた原因がなければ取り消しができないわけでありまするが、従来の取り消しの運営は、指定更新日にあたって、まとめて指定の取り消しということが行なわれていたということで、業務の通常の運営ぶりから考えますれば、常時必要な指導をし、手続をとって、もし取り消しを必要とするものがあれば、随時そのときに、このような措置を行なうことが正常な運営ではないか、このような反省もいたしております。
 第四に、公社は、日常業務におきまして、注文をとる、あるいは配達をする、あるいは販売上の指導をするというような必要から、常に小売り店との接触を業務上持つわけでありまするが、その他、小売り店の販売の組合等とも、そのような意味におきまして、会合を持ち、打ち合わせる必要があることは、業務上認められるわけでありまするが、今回の事件が、そのような点について疑惑を持たれたという点も反省しまして、今後、一そう小売り店等に接触する態度としまして、十分規律を保っていくように考えたいと思っております。
 以上は販売の業務に関連してのわれわれのただいまの考え方でございまするが、さらに、予算、資金、経理の問題に関して、われわれの現在考えている点を申し上げたいと思います。
 先般の大蔵委員会においても御指摘があったわけでありまするが、予算と決算とが著しく異なっているではないか、そのことは、経理のしかたとして、あるいは予算の実施のしかたとして疑問を持つものであるというような点につきまして、特に販売報償費等の例をあげて御指摘があったところでございます。私ども公社の予算の運営にあたりましては、予算総則等において、かなり弾力的運営が認められているのでありまして、この点、一般の官庁とはやや性格を異にしている点はございますものの、やはり予算と決算とは、たとえそれが予算の参考資料に表示されているところであるにしても、やはり費目ごとに、説明ごとに一致することが、できるだけそれに近いもので決算の行なわれるということが、望ましいというふうに考えまして、今後予算の編成、要求にあたっては、公社の実態に即してそのような要求をし、予算が編成されるように努力いたしたいと思っております。
 次に、経理の適正化あるいは明確化、こういう問題でございます。経理が適正に行われるべきであることは申すまでもないわけでありまするが、同時に明確でなければならない。特に公社の予算におきましては、予算の流用等、弾力的運営が認められておりますものの、それだけに経理が、事後、あとからみて明確でなくてはならない、こういうような点についても、今後注意して実施してまいりたい、このように考えております。
 また、それに関連いたしまして、監査の強化でございます。私ども、従来とも、内部監査は、中央、地方を通じて組織的に行なってきているわけでございますけれども、今回の事例にかんがみまして、一そう、その監査の方法と申しますか、監査のつぼ、何を監査すべきやという点につきましても、十分新しい立場から、この点について思いをいたし、監査の内容の充実と申しますか、強化をはかりたい、このように考えております。
 以上が、現在の時点におきまして私どもが考える今後の施策の内容となるわけでありますが、最後に、綱紀の粛正の問題でございます。私ども、先ほど申しましたように、深くこの点については反省もいたし、今後も改善を期したいと考えておりますので、自今再びこのような事態が起きないように、私ども幹部が率先して万全の措置につとめることにいたし、なお、部下職員に対しましても、この趣旨の徹底をはかりたいと、このように考えております。以上。
#51
○大矢正君 ただいま副総裁から、今般の選挙違反に関連をして公社がとるべき措置等についてお話がありました。もちろん、いま言われたことは、そのとおり、けっこうなことであります。そういうことがすみやかに実施に移されることは、もちろん私どもも望んでおるところでありまするが、ただ、この際、私どもの意見を言わせていただきまするならば、今回の選挙に対する非常に大きな国民の中における疑惑の一つは、地位を利用して選挙を行なったんではないかということであります。行なったんではないかというよりも、むしろ、行なわれたということが問題であります。いま一つは、専売公社の公金が選挙のために使用されたのではないかということであろうと思うのであります。
 そこで、いま副総裁は、たばこの免許あるいは塩の免許、それを与える場合における基準について十分検討したいというお話でありまするが、それ自身も、まことにけっこうなことであります。しかし、それだけでは、これからもなお今日のような事態が起こり得る心配を私どもは持つわけであります。したがって、この際もっと積極的に、たとえば、たばこ、塩等における免許、あるい片葉タバコ耕作者に対する専売公社の地位なり権限なり、こういうものについて、できる限り、専売公社の高級職員がこれを持つものではなしに、第三者を入れた審議会等にそれらの権限を移すような方向で、これからやることが必要ではないか。また、専売公社の公金が選挙に使われた云々ということが大きな問題にたっておりまするが、これまた非常に重大な問題でありまして、一つには、実際にそういう金が選挙に使われたかどうかということもありますが、かりにその結果はどうあろうと、そういう疑いを差しはさむことのないような経理体制というものを、公社としては確立する必要があるということを感じておるわけであります。
 そこで、この際、官房長官に重ねてお尋ねをしておきまするが、いま私が申し上げましたような、公社の、たとえば販売における免許の問題、また耕作者に対する今日の専売公社の地位とか権限とかいうものについて、十分これから検討をして、専売公社の職員というものが地位を利用して選挙をやるのではないかという、また、事実そういうことが今日認められつつある段階でありまするが、こういうことが再度行なわれることがないような、また、そういう疑惑を生むことがないような、そういう方向で政府みずからが指導をし、また指示をしていくべきであると私は思うが、この点についての官房長官のお答えをいただきたい。
#52
○政府委員(橋本登美三郎君) ただいまの大矢さんのお話は、高級公務員の立候補の制限に関する御意見であろうと思います。この問題につきましては、いずれ自治大臣からも詳しく御報告があることと思いますが、この高級公務員の立候補の制限につきましては、次期公選法の改正に際しまして、これを、ひとつ、ぜひとも実現すべく最善の努力を払って、かようなことのないように措置いたしたい、かように考えております。
#53
○大矢正君 この際、自治大臣にお尋ねをしておきたいと思うのでありますが、一つは、専売公社、その他公社、公団といわれるもの、これは公務員を含むのでありますが、そういう立場にあるもの、及びそれらの組織というものが、国民から疑惑を招くような、疑惑だけではなく、現に大量の違反容疑者を出すような、こういう行為をこれから一切行なわないということが大事なことであると思うのであります。しかし、それと関連してまた重要なことは、国家公務員、これはまたもちろん高級公務員でありまするが、高級公務員、あるいはこれに準ずる者が、実際に役人やあるいは職員を辞して直ちに選挙に出るということが、一つには大きな問題として今日指摘されなければならないと思うのであります。したがいまして、私どもとしては、こういう問題をなくするためには、高級公務員に対して、またこれに準ずる者に対して、立候補の制限を具体的にするということがぜひ必要である、こういう立場を持っておりまするが、自治大臣としては、公職選挙法を所管する所管庁として、どう具体的にお考えになっておられるか。いま、官房長官がある程度の意思表示をなさいましたが、あなた自身、具体的にどうお考えになっておるか。この際お答えをいただきたい。
#54
○国務大臣(永山忠則君) 高級公務員の立候補の制限につきましては、次期公選法の改正の際は、これを実現すべく最善の努力をいたしたいと存ずる次第でございます。
#55
○大矢正君 重ねてお尋ねしますが、先般来、高級公務員の立候補問題については、選挙制度審議会等において答申がなされて、高級公務員は、やめたあとの次の選挙には立候補すべきではないと、こういうことが答申として出ておることは御存じのとおりだと思うのであります。したがって、今日は、その答申をいかに実現をするかということが問題であって、いまの時点では、再びこれを審議会にはかるなどという、そういう問題ではない。すでに答申が出ている問題でありまするから、残された道は、これをいつ法制化し、これを議会に提案するかということが残っているのであって、私どもとしては、少なくとも次期の臨時国会なり、そのあとの通常国会までには、必ず政府はこれを提出するものと判断しておりまするが、そのように解釈していいかどうか、お答えをいただきたい。
#56
○国務大臣(永山忠則君) 先刻申しましたとおりに、高級公務員の立候補の制限につきましては、次期の公選法の改正の際には実現をすべく最善の努力をいたしたいと存じておる次第でございますが、なお不足の点があればお示しいただきたいと思います。
#57
○大矢正君 自治大臣も、選挙で出てこられるのだから、公職選挙法というものはどういうものかということは身をもって経験されていると思うから、私は具体的なことは申し上げないけれども、あなたの御答弁、まことに何というか、つかみどころのないような答弁であって、あなたの話を聞いてこのまま納得するわけにはいかないので、この際、重ねて私は官房長官にお尋ねします。
 公職選挙法の改正案というものは、次の臨時国会か、おそくてもその次の通常国会には提出をされるものというふうに一般的に言われているし、事実そういう方向に進みつつある。したがって、われわれとしては、幾らおそくても、通常国会には提出をされるものだという確信を持っておるわけです。官房長官は、私どものそういう考え方をこの際確認してもらえるかどうか、重ねてお尋ねをしておきます。
#58
○政府委員(橋本登美三郎君) ただいま、御承知のように、公職選挙法の審議会が続行されておりまして、八月末には答申が間に合いませんので、いまの方針といたしましては、なお引き続き審議会が継続して、従来諮問されました問題等を、この結果を見て、いわゆる答申案が出ると思います。いま大矢さんのおっしゃったように、高級公務員等の立候補制限については、かつて二回答申案が出ておりまして、それらについて、政府は従来ともに鋭意これが検討を加えておったわけでありまするが、いろいろ学者間の問題等がありまして、いまなおこれが具体化されておりません。いま大矢さんのお話は、当然、そういういわゆる公職選挙法改正が、審議会の答申によって行なわれるであろう、それはまあ、来たるべき臨時国会あるいは通常国会になるであろう、こういう御見解のようであります。したがって、この臨時国会に――まあ、臨時国会はいつになるか知りませんが、臨時国会までに、その答申案が出るかどうかは、まだ見当はつきませんけれども、おっしゃるように、あるいは通常国会に間に合うように出ることも考えられます。その場合において、いわゆる公職選挙法の改正が行なわれるわけでありますから、次の通常国会にその公職選挙法が出ます際は、いま御意見のありました高級公務員等の問題につきましても、これが改正に織り込むように努力をいたしたい、かように考えておりますので、この点を御了承をお願いいたします。
#59
○委員長(田中茂穂君) ちょっと速記をとめて。
  〔速記中止〕
#60
○委員長(田中茂穂君) 速記をつけて。
 ここで、おはかりいたします。八月の六日付で日本社会党から提出されました「議員小林章君の議員辞職勧告に関する決議案」、これが本日撤回されまして、あらためて、同じく「議員小林章君の議員辞職勧告に関する決議案」が、委員会審査省略要求書を付して提出されましたので、この点を、あとで議事協議会で御相談いたしたいと存じまするので、御了承を願います。
 暫時休憩いたします。
   午後十時三十九分休憩
     ―――――・―――――
   午後十一時九分開会
#61
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を再開いたします。
 継続審査要求に関する件を議題といたします。
 理事会において協議いたしました結果、本日、本委員会に付託されました北村暢君外二名発議にかかる「議員小林章君の議員辞職を勧告する決議案」につきましては、継続審査要求書を議長あて提出することに意見が一致いたしました。
 右、理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#62
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
 暫時休憩いたします。
   午後十一時十分休憩
  〔休憩後開会に至らなかった〕
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
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