1964/11/20 第47回国会 参議院
参議院会議録情報 第047回国会 本会議 第2号
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第047回国会 本会議 第2号昭和三十九年十一月二十日(金曜日)
〇開 会 式
午前十時五十八分 参議院議長、衆議院参議院の副議長、常任委員長及び議員、内閣総理大臣その他の国務大臣及び最高裁判所長官は、式場に入り、所定の位置に着いた。
午前十一時 天皇陛下は衆議院議長の前行で式場に入られ、お席に着かれた。
〔一同敬礼〕
午前十一時一分衆議院議長船田中君は式場の中央に進み、次の式辞を述べた。
式 辞
天皇陛下の御臨席をいただき、第四十七回国会の開会式をあげるにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。
さきに、わが国において開催された第十八回オリンピック東京大会が多大の成果をおさめて終了したことは、まことに慶賀にたえないところであります。
現下の重大な内外の情勢にかんがみ、われわれは、政治、外交、経済の各般にわたり、当面する諸問題に対処して、すみやかに適切な施策を講じ、もつて国家の繁栄を図らなければなりません。
ここに、開会式を行なうにあたり、われわれに負荷された使命達成のために最善をつくし、もって国民の委託にこたえようとするものであります。
次いで、天皇陛下から次のおことばを賜わった。
おことば
本日、第四十七回国会の開会式に臨み、全国民を代表する諸君と親しく一堂に会することは、わたくしの喜びとするところであります。
現下の国際情勢は、まことに多端であり、国内もまた、多事でありますが、これに対処して全国民が諸外国との友好親善を深め、国民生活の向上、安定に努めていることは、わたくしの深く多とするところであります。
しかしながら、内外の諸情勢にかんがみ、今後さらに国運の発展を期するためには、なおいつそうの努力を要することと思います。
ここに、国会が、当面の諸問題を審議するにあたり、国権の最高機関として、その使命を遺憾なく果たし、国民の信託にこたえることを切に望みます。
〔一同敬礼〕
衆議院議長はおことば書をお受けした。
天皇陛下は参議院議長の前行で式場を出られた。
次いで一同は式場を出た。
午前十一時七分式終わる