くにさくロゴ
1964/12/17 第47回国会 参議院 参議院会議録情報 第047回国会 逓信委員会 第4号
姉妹サイト
 
1964/12/17 第47回国会 参議院

参議院会議録情報 第047回国会 逓信委員会 第4号

#1
第047回国会 逓信委員会 第4号
昭和三十九年十二月十七日(木曜日)
   午後一時二十七分開会
    ―――――――――――――
   委員の異動
 十二月十六日
    辞任         補欠選任
     鈴木  強君     野上  元君
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         占部 秀男君
    理 事
                新谷寅三郎君
                鈴木 恭一君
                松平 勇雄君
    委 員
                植竹 春彦君
                郡  祐一君
                白井  勇君
                谷村 貞治君
                横川 正市君
                白木義一郎君
                須藤 五郎君
   政府委員
       郵政政務次官   服部 安司君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        倉沢 岩雄君
   説明員
       郵政省監察局長  稲増 久義君
       郵政省貯金局長  武田  功君
       郵政省人事局長  曽山 克己君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に
 関する調査
 (郵政事業の運営に関する件)
○特定郵便局局舎の整備促進に関する請願(第三
 二号)
○福島県内の電話即時化に関する請願(第一五六
 号)
○電気通信事業の日本電信電話公社に引継ぎに伴
 い、特定郵便局長のこうむる損失補償に関する
 請願(第五三〇号)(第五三一号)(第六〇七
 号)
○松山郵政局庁舎新築に関する請願(第六〇八
 号)(第六〇九号)(第六一〇号)(第六二九
 号)(第六三〇号)(第六四九号)(第七〇〇
 号)(第七〇一号)
○有線放送電話に関する法律並びに関係法令の改
 正等に関する請願(第六三二号)
○継続調査要求に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(占部秀男君) ただいまから逓信委員会を開会いたします。
 この際、委員の異動についてお知らせいたします。
 昨十六日、鈴木強君が委員を辞任され、その補欠として野上元君が選任されました。
    ―――――――――――――
#3
○委員長(占部秀男君) 郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査を議題といたします。
 郵政事業の運営に関する件について、御質疑のある方は、順次、御発言を願います。
#4
○横川正市君 本年大体最後の委員会ですから、いままでの関係した事項で二、三未処理の項目について明らかにしていきたいと思いますけれども、その第一は、岩手県の大船渡で起きた郵便排送についての郵便法違反容疑ですでに係争事実になっている件でありますが、業務の運行上の問題から郵政省の実際の取り扱いについての意見をお伺いいたしておきたいと思います。
 概略のことはもうすでに調査をされておわかりのことだろうと思いますので、具体的な事例についてお伺いいたしますが、郵政省が繁忙時における臨時職員の雇用をする場合に、手続上の方法としてどういう措置をとられているのか、同時に、この大船渡で行なわれました大船渡市会議員の選挙のときの臨時職員の採用については、どういう処置をとられておったのか、その点についてまずお聞きいたしたいと思います。
#5
○説明員(稲増久義君) 大船渡の場合に関しましては、辞令簿に各非常勤の方々の判をいただきまして、辞令、それで非常勤の任命行為を終わっております。
#6
○横川正市君 大船渡の場合に限らず、臨時職員の場合には、臨時職員としての採用をする手続と、それから毎日出勤をされた証拠等々が、これが手続上の問題として私は行なわれるのが正当な取り扱いだというように思うんですが、そういう取り扱いで大船渡もやったということになるわけですか。
#7
○説明員(稲増久義君) さようでございます。
#8
○横川正市君 事実は少し違うところがあると思うんですがね。たとえば協力会の会員が、局長と協力会会員との間の意思の疎通というのは、これはあったようであります。それから手続上も、あとでこれは修正をされたという事実がありますけれども、まあ事後であっても、取り扱いについては、正当といわれないまでも、指摘をされるようなかっこうで処理をされておったようではありませんが、その、局長と協力会の会員との関係ではなしに、協力会の会員で必要に応じて郵便排送の事務に当たらせたものについては、これは全く関係なしに採用し、委託をしておったという事実があるわけでありますが、そういう事実については、調査の結果出ておりませんか。
#9
○説明員(稲増久義君) 調査の結果、七名ほど連絡員の子供さんあるいは奥さんが配達したというようなことがございました。
#10
○横川正市君 そういう手続は間違いなわけですね。
 それからもう一つは、たまたま、これは選挙の問題で大船渡に新聞取り扱いの出先機関があそこに六つばかりあるわけですが、その六社の新聞記者が共同して、郵便局長に対して、郵便物の取り扱いに対し公職選挙法違反の容疑があると思われるけれどもどうかという申し入れをしているはずなんですが、その事実については知っておりますか。
#11
○説明員(稲増久義君) 採用の際にも、よく局長のほうから間違いのないように注意いたしておりますし、その後、各連絡員にお聞きいたしましたところ、そういうことはやっておられない、こういうふうなお話で、さよう了解いたしております。
#12
○横川正市君 いや、新聞記者の決議が局長のところへ屈いておるはずなんですが、それを知っておられるかどうかというんです。
#13
○説明員(稲増久義君) 新聞に載りましたことは存じております。
#14
○横川正市君 私は、このことは、老婆心ながら申し上げておきたいと思うのは、こういう事実が起こらないことを将来において保証してもらうということに力点を置いて、実はきょうは質問しているわけですから、そういう点でお答えをいただきたいと思うことは、当時の大船渡に起こった事件の中に、局長とか、あるいは取り扱い責任者である郵便課長とか、あるいは郵便協力会の会員等は、ほとんど郵便法とか公職選挙法等々に抵触をし、ないしは違反をするような事案にはならないものであって、それから委託を受けて実際の郵便の取り扱いをした者が、実は公職選挙法違反とか、あるいは郵便法違反とか、こういう事例に該当する行為を行なっているという、そういう事実があるわけです。ですから、もしこれを厳密にいえば、責任者は処罰されないけれども、郵便排送に協力をした者が処罰を受けるという、そういう問題に発展しかねない内容を持っておりますので、これは、このことによってここで黒白をつけようとは思いませんけれども、私は、郵政当局の非常勤の採用等については、もっと事業内容から来る厳格さといいますか、正確さといいますか、少なくとも法に完全に一〇〇%忠実であってほしいとまでいかなくても、もう少し大衆から信頼のおける行動というのがとられてしかるべきじゃないかと思うわけなんです。いま、事実行為というのを認めるか認めないかと私が言っていけば、七、八人もいたという話やら、それから事実上、地元の新聞記者の指摘でもって問題が表に出たということやら、それからもう一つ、これは証言の中に、立候補者の郵便物を持って買いものかごに入れて配達したという事実や、それから、その郵便物を持っていって、あなたのところにこういう候補者から手紙が来ているけれども、私の支持しているのはこっちの候補者なんだから間違いないようにという、そういう配達のしかたをしたり、いわば、この大船渡の市議会議員の選挙の乱脈が、郵便の排送事務の中に非常な大きな汚点となって出てきているというふうに、事実調査としては出ているんです。その事実を事実だと私が追及すれば、あなたのほうは、結果は非常に困難をされるでしょうから、そういう事実があったようです、これは私の言い方をかえれば。そういうことを一体――これから実際上取り扱いとしておそらくやられないと思いますけれども、そういうような事実を、将来にわたって、どういうふうに下部を指導して再び間違いを起こさないようにしているか、この点だけは明確にしておいていただきたいと思うんです。
#15
○政府委員(服部安司君) ただいま御指摘の大船渡局の問題でありまするが、在来も極力こういった、たとえ疑惑を受けるような行為でも厳に慎むよう強く指示をしてまいったわけでありまするが、現実に、いろいろ事例をあげられて非常に遺憾な点があるやにも考えられますので、今後はどうする、どういう方途をもって再びこういう事態を起こさないようにするかという点でありまするが、もちろん、意を十二分に体して、厳重に監視、監督し、また手続、また、その内容においても十二分に吟味いたしまして、こういった問題が起きないように、また、疑惑を受けないように十分注意をしてまいりたい、かように考えております。
#16
○横川正市君 起こってしまったことですから、私はあまりこの点でとやかく言わないでいたいとは思うのでありますけれども、どうしても納得のしかねるのは、この間提出していただいた、大船渡へ郵政局、監察局から行かれた方々ですね、全部で、この前二十日間と言いましたけれども、実際は五十二日間ですが、そのうちに百八十六人延べ人員で人が行っております。だれが行ったかと言いますと、少なくとも郵政局の中では管理監督の立場にあり、郵便法とかあるいは雇用の関係については十分承知のはずの人事関係の係官というのが、郵便の排送についても人の雇い方についても十分承知の者が現場に派遣をされているわけです。そういう現場に派遣された者が、そういう第三者から指摘をされて表に出てくるようないわば不当な取り扱いというものに、全然一言半句も注意を与えておらぬという事実ですね。これはどういう責任をとろうとされるか、非常に私としては心外な問題だと思うんです。ここに資料というのが出ておりますけれども、実際上のこの期間中に、何日にだれが行ったかという、これはあなたのほうが出した資料ですから、間違いないのですが、そういう人たちが行っているのに、全然――政務次官、まあ聞いていてくださいよ。全然、行った人がそういう点について注意をしなかった。そういうことは、どうとればいいのでしょうかね。この点はひとつはっきりしておいていただきたいと思うのです。これは、資料このとおりですから、どうぞひとつ見てください。
#17
○説明員(稲増久義君) 監視班、指導班は、なるほど、御指摘のとおり、大ぜい行ったわけでありますが、それにはそれなりの事情もございますが、監視班、指導班は、管理者に対しまして、いろいろ管理者能力の足らぬ点を補強するというふうな意味で、直接、職員には指示等はしておりませんが、管理者にはよく注意指示をやっております。
#18
○横川正市君 残念ながら、それは答弁にならぬですよね。局長の能力が十分でないからまあその補佐で行ったと言っても、非常にたくさんの人数です。これは、一人や二人ではないのですから。それから人の雇い上げの仕事とか、郵便の取り扱いについてとかということは、たまたま、これは選挙期間にぶつかっておるわけですから、事実それは知っているはずです。そういう、知っているのにもかかわらず、重要なことについて、一言半句も触れないで帰ってきているという、こういう事実は、一体どうとったらいいのか。私どもとしてはわからぬことなんですね。
 それからもう一つ、たとえば郵便の排送が非常に停帯しておったから、それに力点を入れたんだ、こういうことなら、私が行ったときに、おそらく郵便というのは滞留していなかったはずなんです。ところが、私が現地に行ったときに、すでに郵便の滞留物というのは慢性化してしまって、全然動きがとれないでいる。いまもってそういう状態なんですね、大船渡というところは。だから、これは労務関係になりますから、労務関係はあまりきょうは触れたくありませんので、実際上の郵政とか監察局あたりのこういう事件の取り扱いについて、いわば業務の正常ということよりか、人を罰するための何か調査とか、あるいは厳重な監視とか、こういうことに人が使われ過ぎているのではないかと、こういうふうに思われる節が、大船渡の場合にはあるわけなんです。そういう点で、非常に私は遺憾だと思うのでありますけれども、ところが、これは人事局長に聞けばわかりますが、おそらく、これは職員側に処分者が出ております、大船渡に。ところが、そういう、行って何の職務も遂行してこなかった者については、おそらく、何のおとがめもないはずであります。少しおかしいと思うのですがね、実際上は。業務を推進し、しかも、そういった点については十分熟知しておる者が行っておって、いま言ったような選挙郵便の取り扱いのようないまいましい事実というのが残されておって、たまたま、出張の途中にちょっと寄ったんじゃなくて、そこに行く日的で、延べ人員にいたしますと百八十六人、しかも、責任ある地位の者が行って、一向にそういう事実について指摘してこなかった。これは私は、結果から言いいますと、処分の問題についても片手落ちだと思いますし、それから、行った者自体の責任の度合いから言ってみても、これは何らかの処置があってしかるべきだと私は思うのですがね、どうでしょうか。――事実の認識が違っているのなら、認識からまた入っていきます。
#19
○説明員(曽山克己君) 先生御指摘のとおり、大船渡の局の分会の書記長が、春闘の際におきます非違行為でもって処分を受けたことは事実でございます。ただ、そのとられました非違行為は、いま御指摘になりましたいろんなものの問題と直接関係はないわけでございまして、業務の阻害をしましたり、あるいは暴力的行為があったりいたしましたために、それに対して問責をいたしたのでございます。
 なお、監視班及び指導班の職責等については、先ほど監察局長が申し上げましたとおり、参りまして業務の指導を管理者を通じていたすことになっておりまして、したがって、その際、当然選挙郵便物等の扱い等につきましても、細心周到な注意を払うような指示を与えたように記憶しております。
#20
○横川正市君 だから、そういうふうにやったはずなのに、事実がこういう結果になって出てきたということは、この結果に対してどういうふうなことなんでしょうか、実際は。まあ、あなたたちの考え方はそういうかっこうで出たわけです。しかし、実際には、こういう形になって出てきている。それから選挙郵便の取り扱いについても、あんまりこれはあとですから、具体的にあれする必要はないと思いますけれども、たとえば、いま言ったように、戸別訪問の材料に使ったとか、それから買いものかごに入れて郵便を配達したとか、それから、いま監察局長の言うように、雇っておりますところの雇い人だとか、学生だとか――まあ学生といっても、中学生みたいなものですね。その郵便は継ぎ越し地とか、それから何といいますか、前送地といいますか、そこを、郵便協力会のうちにあてて、そうして、行ったらすぐ区分するわけじゃないんですね。そこのうちの仕事が終わってしまってから、まあ郵便が来ているから、それじゃ、おまえちょっと来いというわけで集まって、郵便を区分して、そうして、それじゃ、こっちのところはおまえ行ってこい、これはおれが行こう、そういうかっこうで出て行っているわけです。非常勤の雇用、いわゆる事務上の手続も行なわれていないし、大体また、どんなかっこうで郵便が排送されたか。ひどいのになると、一回持ち出したやつを束にしてポストへ入れて、それがもう一回郵便局へ戻ってきたというやつもあるわけなんです。それはもう取り集めの者が、そのことを明確に承知をしているわけです。それは、そういうことを指摘すると、そういうことはないというわけなんです。なぜないかというと、選挙郵便物だけを全部局長室へ持ち込んでいって、だれも入れないで、局長と課長だけでやったものなんですよ、これは協力会の人とあわせて。こういう扱いというのは、これは特殊な例かもしれないけれども、私はこれは、まあ、あなた方のほうでは、暴力行為だとか不法行為があったから処分をしたと。片一方においては処分をされた人間もおります。しかし、こういう実際にやったことについては、何にも知らないで――いや、何にも処置をしないでおいて、それで対人関係とか、労使関係とか、あるいは対世間に対して、郵便物の取り扱いについて信用の度合いを増してくれと言っても、私はこれは無理だと思うんですよ、実際上は。だから、大船渡はいまもって正常化しておらないんですよ。だから、そういう点を私は結論的に言っているわけで、事実をどうかこうかと言って、認めるかどうかという点は言っておりませんけれども、結論については、あなたのほうで、もう少し、自分のほうに悪いことがあれば、自分のほうの悪いこともはっきりしないと、相手側の悪いことだけ責めておいたって、みせしめにも何にも私はならぬと思うのですがね。
#21
○政府委員(服部安司君) 御指摘の点、まことに遺憾な点が多々あるやにも考えます。今後は、そのようなことを再び繰り返さないように、十二分に監視、監督して、業務運営がスムーズにいくように努力したい、かように考えますので、御了承願います。
#22
○横川正市君 これは曽山人事局長ね、あなたの答弁で非常に私不十分だと思うのは、相手を責める前にみずから姿勢を正せというのに、その職務も行なわないでおいて、この間も、私は、ちょうど速記録に残っているから、もう一度申し上げますがね、この人たちのいわゆる昼めし代をだれが出したと思いますか。全部これは出張で行っているのに、局長、課長が持ち寄りで出している、昼めし代どこからも出ないで。そういうかっこうで業務指導というものはできぬですよ。現場の局長がどんなに苦労しているか、課長がどんなに苦労しているか、私はその点は十分知っているから、その点については、私は同情してきたんです。ところが、万のつく金のものが、おそらく経理に要求すれば来るだろうと思って、郵政局へ要求しているんですね。そうしたら、そんなものは払う筋合いのものじゃないと、そこで、しかたなしに、局長、課長が全部持ち寄りで昼めし代の支払いを行なった。そんなことをやっているのに、何のおとがめもないということは、私はこれはおかしいと思うのですよ、実際上。これは行った人全部そうです。全部昼めし代は局長、課長からごちそうになってきている。そんなことで、まあ局員が言うことをきかないですよ、実際上こういう問題が出ていると。だから、悪いことをしたから処分しましたというのは、あなたのほうは処分権を持っているんだからいいと思うのです。しかし、自分のほうの直接の部下に対しても、それはやはりびちっとしてもらわなきゃ私はいかぬと思うのです。だから、これはペンディングとしておきますから、事実が明らかになったら、あなたのほうでどういう処置をおとりになるか、これは後の問題にしておきたいと思うのです。
 それからもう一つは、問題としてありますのは、現局へ行きますと、郵政局が考えているとか本省が考えていることよりかも、もう数歩勇み足をやっているわけです。その勇み足をどういうふうにあなたたちのほうで監督するか、管理するか、あるいは指導するか、これをお聞きしたいと思うのですが、たとえば一例を言いますと、本所郵便局の組合掲示板というのがあります。そこに参議院議員野上元が集会のためのビラを張ったわけなんです。そうしたら、そのビラに何か検閲の判がないとかなんとかということで、それをむしり取ってしまって、戻してよこさないという問題がある。たまたま、これは新宿の郵便局でもありました。私は、新宿の郵便局の局長に、少なくとも議員の集会の通知のビラが張ってあるやつをはぐというのは非常識じゃないかと言ったら、いや私もそれは非常識だと思いますので、実はそれをはぐつもりはありませんでした、ほかのビラをはぐのでそれを一緒にはいだというので、すぐ返しましたと言う、そういう局長もいるわけです。ところが、本所の場合には、持ち去って返してよこさない、こんなことは、おそらく、あなたのほうでは、ビラは検閲を受けないものについては張ってはならぬという指示をする、それを忠実に局長は守って勇み足をする、こういうことに私はなるんじゃないかと思うのですがね。だから、これはまあ一つの例ですけれども、具体的にはどういう指導をされるか、この際ですから、つけ加えてお聞きいたしておきたいと思います。これは全国的に非常にたくさん、もう全く何といいますか、乳くり合っているような小ちゃなけんかがあって、それがもう郵便排送や何かに大きな影響力になっている事件が非常にたくさんあるのです。行ってみてびっくりするわけですね。こんなもので局長がなぜ組合とけんかをしなきゃいかぬかというと、それはなぜかというと、本省や郵政局の指示、指令ということにもう一分一厘間違いなしに、少しばかりはみ出しても確実にやっておこうという考え方でやられているところに、私は問題があると思うのですよ。そういう事実がたくさんあるわけですから、まあ、それに対しての指導方針ですね、をお伺いしておきたいと思います。
#23
○説明員(曽山克己君) ただいま御指摘のございました地方の現業段階におきますいわゆる労務管理の勇み足ということにつきましては、私ども残念ながら、そういった事実は認識しておらぬのでございます。ただ、それぞれの管理者の性格等におきまして、ある者は個性の強い者もございましょうし、また、ある者はそうでない者があるという形の中で、若干性格的な差異から、組合のほうとのトラブルが起こるということもあり得るかと思います。しかし、私ども本省の指導といたしましては、いつかもこの委員会で申し上げましたが、正常な、近代的な労使関係のあり方というものを十分管理者が認識をいたしまして、そのあり方に従って十分な労務管理を行なっていくよう指導いたし、また、現場の管理者も忠実にそれを守っておると認識しておる次第でございます。
 なお、掲示板の問題でございますが、ただいま先生御指摘になりました各局の例は、事実そういう例があったようでございます。ただ、私どものほうといたしましては、まず基本といたしましては、現在、省が組合に対してきめましたあるべきルールというものは、たとえ、それが組合において不満といたしましても、守っていただく必要がある。もしそれが不満であって、どうしても直してほしいと言うんであれば、省が組合に対してきめました規則の改定とかというようなこともあるのでございますから、またいろいろものを申す機会もございますので、申していただいて、お互い十分な検討をし合うという労をとるのにやぶさかでないわけでございます。そういった態度に立っておるのでございますが、残念なことに、現在、ルールといたしましては、先生もすでに御承知と思いますが、省の定めております就業規則第十三条によりまして、この七項では、「職員は、庁舎その他国の施設において、演説若しくは集会を行ない、又はビラ等のちょう付、配布その他これに類する行為をしてはならない。ただし、これらを管理する者の事前の許可を受けた場合は、この限りでない。」ということがあるわけでございます。また、それに付随いたしまして運用通達が出ておりまして、第七項の運用通達を――ちょっと長うございますので、関係以外のところは省略させていただきますと、「管理者は、職員または組合等からビラ、ポスター等の掲示について申出のあった場合には、その内容を審査して、政治的目的を有するもの、庁内の秩序維持もしくは災害の防止のため適当でないもの、郵政事業もしくは官職の信用を傷つけるようなもの、または人身攻撃にわたるものは許可しないこと。」とありまして、第二に、「管理者は、掲示等について許可した場合には、掲示許可簿に所要の事項を記載するとともに、掲示物等に「許可番号」「掲示期間」および「許可年月日」を記した許可済みの表示をすること。」、さらに第三としましては、「管理者は、ビラ、ポスター類の掲示場所を特定すること。」となっておりまして、掲示板に張っていただくことになっているわけでございます。ただいま具体的にあがりました先生方、つまり、省の先輩の諸先生方のおいでになりましたときの演説会あるいはお話等の内容を記載いたしましたビラを、管理者に事前に許可を受けてまいりました場合に、私どもの実行上の措置といたしましては、ここに明らかにございますように、「政治的目的を有するもの」ということに引っかかってもいけませんし、また、御案内のように、国家公務員法第百二条によりまして、政治的行為の制限を国家公務員は受けておるわけでございます。そういった点から申しまして、はなはだ恐縮でございますが、たとえば衆議院議員何のだれだれ先生云々というようなことでお書きいただくのでなくて、省の先輩であるだれだれ先生が逓信事業のことについてお話しになるというような内容のことであれば、端的に申しまして、この百二条にも触れないことにもなるし、また、私ども就業規則を定めております就業規則にも違反しないことになるというようなことまで、よく私ども内面指導いたしましておるわけでございます。それこれ考えますときに、先ほどの原則論に帰りまして、あくまで現在ございますルールというものを守っていただく。もしルールにいろいろ御不満があるようでございましたら、本省、本部間でいろいろ話し合っていただくということにつきましてはやぶさかでないという態度でございますので、御了承願います。
#24
○横川正市君 返事をもらうと、しかし、返事だけでは済まされない問題もあるから、私のほうでは、そういう通達や就業規則なんて読み上げてもらわなくても、裁量でもってできる分野についてやれるものというふうに理解しているわけなんです。それは、たとえば牛込郵便局で、私が、「明けましておめでとうございます」というビラを張ったら、当時の佐久間局長がこれをはがしました。はがしたという事実を野上君が知って、野上参議院議員が知って、ここで前人事部長に質問したら、たいへんそれは申しわけないことをしたという、たしか速記録が残っているはずです。私どもは、まあ、そういうことで目くじらを立てて就業規則を出して説明しなければならぬぐらい大きな問題だとは思わないんですよ。たとえば、その中に、組合掲示板というのを許可するなら、組合掲示板に張ってあれば、そのことについてとやかく文句を言わなくても、平常であればこれは済んでいるわけなんです。たまたま、闘争時や何かに入りますと、お互いに神経を使ったり何かして、その巻きぞえになって、そういったものがはがされるというような場合が出てくる。そういった点を局長あたりの現場の管理者に――たとえば本所局ははがしてしまって戻さない。新宿の局長は、はがしたのは他の理由によってはがしたので、そのもの自体ではないから組合に返す、組合でまた張る、私が行ったときはちゃんと張ってありましたね。事実上、そういうふうに取り扱いがまちまちになって、前者では紛争を起こし、後者ではその問題について解決をするというふうになっているわけですね。だから、一例として私はその問題を申し上げたわけなんです。あなたがもし通達そのとおりやるというんだったら、私のほうでも、通達どおりやられている管理者がいるかどうかということで、実際上こまかな問題で質問せざるを得なくなってくるわけです。再度ひとつ通達と実際の運用とは、どういうふうに運用されるつもりか、お聞きしたいと思います。
#25
○説明員(曽山克己君) お答えします前に、先ほどちょっと舌足らずの点がございましたので、補正さしていただきますと、例としまして、先生方がお聞きになりました場合に、衆議院議員何がしということを申し上げましたが、衆議院議員といいますのは肩書きでございますから、私ども、それがついておっても差しつかえないというぐあいに理解して指導しておるのでございますが、ただ、それに社会党、自民党という特定の政党の名前がついていますと、先ほど申しますように、百二条にも触れるということで、そういう点を私どもよく注意しておるわけでございます。じゃ、そういうのを現実に掲示板にビラ、掲示物等を貼付いたします場合に、事前に検印をもらっていないところがあるではないかという御指摘でございますが、御指摘のとおり、確かにございます。ございますが、繰り返して申して失礼でございますが、先ほど申しましたように、私どもは、やはり現在のルールというものは守っていただくという趣旨で、その取り扱いは不当な取り扱いであるというぐあいに理解しておる次第でございます。
#26
○横川正市君 まあ非常に厳格なやり方をしておるようですから、私もそれじゃ、厳格な意味でこれからしばらく質問をしていきたいと思うのです。
  〔委員長退席、理事鈴木恭一君着席〕
 いまのこの大船渡の問題にもう一度戻って、具体的な事例で説明を求めたいと思いますが、たとえば現局に事実上の問題があって人を派遣されたという場合には、これは局長の業務上の問題に対しての指導、こういうふうに言われておるようですが、その局長は、事実上、郵政局から行った者に対して、こまかく接待をしたり何かをするというような点について、これはやらなきゃならないという規則があるわけですか。それから接待を受けて帰ってくるというような、そういう者について、あなたのほうじゃ取り扱いとしてどういう取り扱いをするわけですか。しかも、これは私はこれからひとつ具体的に聞きますけれども、本省の局長、それから本省から行く、下部へのいろいろ行く者の出張、そういったもの等についても、それをひとつ明らかにしていただきたいと思うのです。
#27
○説明員(曽山克己君) 御指摘のように、本名、郵政局あるいは監察局の職員が現場の局に参りました際に、現場の管理者から、たとえ昼めしにいたしましてもごちそうになるということにつきましては、好ましくないと存じます。私ども、そういったいわば綱紀の振粛と申しますか、という点につきまして、大臣の強い方針もございますので、数回、通達等を、あるいは訓示等を出しまして、依命通達、訓示等を出しまして、十分に指導をしておるつもりでございますが、なお、その点、先生御指摘のような点があるようでございまして、たいへん残念に思います。私どもといたしましては、事実、地方の郵政局長自身でも、きわめてこまかい、まあ、いわば手とり足とり的な感じのする公用所信を出しましたり、あるいは通達を出しまして、一切ごちそうになってはいけない、さらに、たとえ、ささいなみやげものであってももらってはいけないというようなことを、十分、郵政局員あるいは監察局員のみならず、地方の管理者等に対しましても注意しておるつもりでございますが、なお、その点が徹底を欠いておるといたしましたらば、全く申しわけないことでございますので、今後とも、十分注意いたしまして、そういうことのないように気をつけていきたいと存じます。
#28
○横川正市君 十分気をつけたらなくなるのですか、それは。
#29
○説明員(曽山克己君) もっとも、決して弁解するわけではございませんが、局におきまして若干の雑費等が、きわめてわずかでございますがあるわけでございまして、私、弁解するわけじゃございませんが、たとえばお茶を出す場合のお茶の葉の代とかいった程度の、これも厳密に言えば接待の一つに入ろうと思いますが、そういった、あるいはお菓子を出す、コーヒーを出すといった場合の支出等につきましては、私ども、その雑費からこれを支払いましても、別に不法あるいは不当な行為だというぐあいには考えておりません。いずれにいたしましても、しかし、厳正に服務規律を守るということは、私ども国家公務員としましても非常に必要なことでございますので、そういうことのないように、今後とも十分気をつけてまいりたいと思います。
#30
○横川正市君 私の言っているのは、社会通念上、ある程度のことならば、これはお互いに規程とか規則だとかいうことに縛られないで運用のできるような処置があってしかるべきだということを言っているわけなんです。あなたが就業規則を出すから、それじゃ一体どうかと言ったら、できないでしょう、そういうことは。あなたはもう厳重に出張旅費でやっているかもしれませんけれども、あなたのほかの局長は、行った先々で何をやっているかというくらいのことは、これは社会通念上常識なんじゃないですか。ゴルフ場へ行くとか、あるいは私用でもって車を使うとか、そういうことを私は追及するとは言っておらぬわけだね。だから、一人の局長は、検印がなくて張ってもどうぞと言う。一人の局長は、絶対張っちゃ困ると言って没収してしまう。そういう事例が出てきたときに、一体、下部でしゃくし定木に通達事項を一〇〇%それ以上に守ろうとするような、そういうことから起こってくるトラブルについて、もっと常識的な指導というのがあっていいじゃないか、こういうふうに私は言っているわけです。ところが、これは通達文書を読み上げるから――できないことをあなたたちはできるできると言うけれども、できないと思うのですよ、そんなことは実際上。どうですか、それは。
#31
○説明員(曽山克己君) いろいろと議論が、先生のおっしゃるような御議論もあろうかと思いますが、私ども、先ほど先生のあげられました例の場合には、やはり運用の問題とはちょっと離れておりまして、あくまで職員の守るべき規則あるいは命令の内容というものは、約束どおりやっていただくということが必要だと考えておる次第でございます。ただ、いろいろと規則等の取り扱い等が厳重であるとかないとかというような議論もあることは事実でございます。したがって、そういった面につきましては、私ども先ほど来申しておりますように、労使関係というものが、お互い相互信頼関係の中で安定し、掲示板の問題等を戦術に使用しないというような関係が醸成されます暁におきまして、これをどうしていこうかという再検討の機運は出てまいってしかるべきじゃないかというぐあいには考えております。
#32
○横川正市君 それは逆じゃないですかね。三百六十五日のうち闘争時間というものはあまりないわけですね、実際上平常になるわけですから。だから、平常として、ものごとがスムーズにいくやつを、非常事態の問題でものごとを持ち込んでくるから、平常というやつがこわされてくるわけでしょう。昔のように一年も二年も連続的に闘争をやっているということとは、いまは違うわけです、実際上。ところが、昔一年も二年も連続的に闘争をやったというときのあなたのほうの取り締まり方針とか通達文書というものをいま生かすから、現地で問題が起こってくるわけでしょう。そのくらいのことは、私が言わなくたって、あなたのほうでわかっているから、いまの末尾についたような注釈がつくのだと思いますけれども、その点はこれからの運営上の問題ですから、どういうふうに運営をするのですかと私がここで聞いても、実際上答えられない点もあるでしょうが、実際上、どういうことが現場であなたたちの指導の結果として生まれてくるか、これはもう少し時間をかけて見ることにしましょう。
 もう一点、これはあなたのほうからもらった文書で、ちょっと私のほうで理解しがたい問題がありますから、このままだと少しおかしいと思うのですね。これは盛岡の貯金課長が奨励費の目的でもって使用したということであって、三十八年の通達奨励費、総額にいたしますと二十七万五千九百九十円、支出額二十七万五千九百三十三円、残額五十七円、これだけの使用について、たとえば業務打ち合わせ講習会という名目で十三万六千五百三十九円、物品購入費八万七百六十七円、研究会費一万一千七百三十二円、マスコット祭開催費二万六千四百十円、その他二万四百八十五円というふうに、支出内訳というものが出されておりますけれども、奨励費という性格と使用目的というのは、一体どういうふうに使用されるのが目的なのか。その点、奨励費の性格からひとつお聞きいたしたいと思います。
#33
○説明員(武田功君) 奨励施設費は、貯蓄の奨励のために、部内あるいは部外を含めまして、いろいろ打ち合わせ会をするとか、あるいは部内の業務の打ち合わせ会、あるいは懇談会、それから、そういうような研究会、そういったような際の費用として使ってもいい。また同時に、いろいろと奨励上の物品を買いまして、奨励関係に御協力願うところとか、そういう方面に配付する、そういったようなものを買います経費、それらを含めまして使用できるようにしてございます。
#34
○横川正市君 これは課長裁量で、奨励費については自由に、その目的に合致しておれば使ってもいい。すなわち、課長の判断で、たとえば貯金課長は、郵便課長から貯金の奨励について何かと世話になっているから、郵便課長を連れて一ぱい飲みにいく、この支出もここから出すというようなことに使われても、それは、奨励費の目的に合致した使い方、こういうことになりますか。
#35
○説明員(武田功君) 個々の局で、あるいは局長から課長に権限委任をしている場合があるかもしれませんが、
  〔理事鈴木恭一君退席、委員長着席〕
私、実はそのお尋ねの件につきまして存じませんけれども、大体の局は、やはりその支出を決定いたします文書の決裁は局長裁量だと思っております。ただ、いま御指摘の点は、あるいは当日何かの都合でそういったようなことがあったかもしれませんけれども、大体各局とも局長決裁で支出をきめるようでございます。
#36
○横川正市君 いまの、どうですか。奨励に貢献があったということで、局長が、あれも貢献あった、これも貢献あったというので、貢献あった者というので、連れていって飲む経費がここから出されても正当ですか。
#37
○説明員(武田功君) まあ、あんまり自分たちのためにだけ使うというのは、これはよくありませんけれども、局内で、たとえば貯金といえども郵便のほうの関係もございますし、そういう意味合いで、局内の各課同士が打ち合わせ会をする、あるいは、その際に多少の懇談会的なことをするということは、間々あると思いますが、使い方でございますので、ただ奨励上効果のないことは、これは使ってもらっては困る、こういうことです。
#38
○横川正市君 私も、これはそうたいした金じゃありませんから、具体的にいい悪いということで申し上げるのはどうかと思いますけれども、さきに私の要求したものに対するあなたのほうから出したこの文書を見ると、奨励費というのは、いわゆるその目的に、というのは、貢献があったという、これは主観的な判断だと思うのですが、あったと思われれば、それが何に使われても一向かまわない金だというふうな性格に、この説明がついておるものですから、それは少しおかしいのじゃないか、もう少し厳密に見て、金の使われ方について、責任者あるいは会議等に付して、その結果、何に使うかと、きめられた目的に向かって使う、これがしかるべきじゃないかと思うのですが、それはどうでしょう。
#39
○説明員(武田功君) 私どもも、御指摘のように、奨励上ほんとうに有効であるというふうに使ってもらうよう、ふだんから指導しております。また、この奨励施設費を全部そういう懇談会に使うということは、これは効率的でございませんので、できるだけ物品を購入することに生かして使うように、ある程度、懇談会も、全体の額の半分なら半分程度にするとか、多少その局状で違いますけれども、有効に使うように指示しております。
#40
○横川正市君 そうすると、これは具体的な例ですが、盛岡郵便局の貯金課長の倉内英治という人が貯金課長を拝命して、実際上使われた二十七万五千九百三十三円の金の支出については、まあ現地からおそらくこれは資料を取ったんだろうと思いますけれども、まあ、この現場から出てきた資料に基づいて妥当だと、こういうふうに判断をされたかどうかですね。貯金局としてはどうですか。
#41
○説明員(武田功君) 私ども、この資料を見たのでございますが、大体打ち合わせ会あるいは懇談会、物品購入、研究会、まあ、この程度ならば奨励上差しつかえないのじゃないかと思います。
#42
○横川正市君 まあ私は、この程度ならという程度の問題でですね、回数だとか金額だとかだけを見ないで、少し裏側を見てもらいたいと思うのですね。まあ裏側には何にも書いてありませんから、判断のしようがないと言うかもしれないけれども、この資料を出すに至った経緯というのは、私のほうから要求したから出てきた。要求をするには原因があったわけですね。というのは、いま言ったように、貯金課長裁量で、郵便課長も一緒に飲み屋に行く金まで使われたという事実があるから、そういう事実について、その具体的な金の使われ方はどうかということで出したから、この資料になってきた。いわゆる、つじつまの合った資料になった。ところが、事実はつじつまが合っておらない。そういうふうなことで、わずかな金だけれども、少なくとも、あそこには三十人なり三十五人貯金課員がいて、闘争時のためにこの奨励費というものでお茶一ぱい飲んでおらないのです。そうして、これはまあ懇談会、研究会とかなんとかとありますけれども、これは貯金課の課員とやったんではなくして、まあ、ほかの課の課長や何かとやったという会合がこの中にあるわけです。そういう事実も通して見てもらわないで妥当か妥当でないかということの結論は、私はつかないと思う。まあ、これは調べておらないと思いますから、よく検討してみてください、内容を。おそらく、これは、課長はどこかに転勤していると思うのですがね、それは、問題が起こったから転勤さしたか、定期だから転勤さしたか知りませんけれども。まあ、こういうことがあるからですね、問題としては、奨励施設費ということについては、私は、もっと課員なら課員のいろいろなこの労苦に対しても、ある程度のまあ報われ方というものがあってしかるべきだと思うのですが、闘争時でそれができなかったら、残しておいたって私はいいんじゃないかと思う。けんかをしているときに一ぱいおまえと飲むのいやだというならば、けんか終わったんだから、じゃあ、ひとつここでという機会もあると思うのです。それを、おまえとは飲まないで、ほかの者と飲もうと言って、郵便課長の手を引っ張って行くから何だということになってくるわけなんです。そんな点の使用のしかたについても、もう少し事実上の問題は注意をしていただきたいと思います。
 きょうは、まあ曽山さんからたいへん固いお答えをいただいて、実際上、私はまあ、まだ具体的な内容で、そう固いばかしでは業務運営はできないという事実もたくさん示したい点もありますけれども、時間のようですから、きょうはこれでやめておきます。
#43
○委員長(占部秀男君) 本件については、本日はこの程度といたします。
    ―――――――――――――
#44
○委員長(占部秀男君) これより請願の審査を行ないます。
 便宜、お手元に配付いたしました請願一覧表の順序に従って行ないます。
 第三二号に関する請願を議題といたします。
 まず、専門員から、本請願の趣旨について説明を聴取いたします。
#45
○専門員(倉沢岩雄君) 御説明申し上げます。
 国営または公営等、国の責任において特定郵便局局舎の新改築による整備促進をはかるよう強く要望するとの請願でございます。
#46
○委員長(占部秀男君) 本件について、政府側の意見を聴取いたします。
#47
○政府委員(服部安司君) 請願第三二号の処理について申し上げます。
 郵便局の設置など、その改善整備にあたっては、立地条件、経済性その他事業財政等の見地から、大規模局など国費により局舎の建設または改善をすることが適当である局以外の局については、局舎等を借り上げることを方針といたしております。このような方針のもとに、従来借り入れによっていた特定郵便局舎であっても、国費をもって改善整備することを適当とするものについては、毎年度郵政業務の事情等を考慮の上、計画的に順次整備をはかっていくとともに、他方、今後も借り上げを予定する特定郵便局舎については、昨年度から緊急暫定方策として、行政措置による簡保積み立て金の融資措置をとるなど、その改築を促進してまいりましたが、昭和四十年度からは、地方公共団体を通ぜず、立法による促進措置を講ずるよう、目下検討中であります。
#48
○委員長(占部秀男君) 本件をいかが取り計らいましょうか。
  〔「採択」と呼ぶ者あり〕
#49
○委員長(占部秀男君) それでは、本請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと決定して御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#50
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さように決定いたします。
 次に、第一五六号に関する請願を議題といたします。
 まず、専門員から、本請願の趣旨について説明を聴取いたします。
#51
○専門員(倉沢岩雄君) 福島県経済の発展をはかたるめ、新産業都市地域内及び同地域と県内主要都市間の電話の即時化を早急に実現するよう強く要望するとの請願でございます。
#52
○委員長(占部秀男君) 本件について、政府側の意見を聴取いたします。
#53
○政府委員(服部安司君) 請願第一五六号の処理意見を申し上げます。
 市外通話サービスの改善につきましては、昭和四十七年度末までに市外通話のほとんどを即時通話とすることを目標に努力しておりますが、そのためには、膨大な経費を必要とし、一挙にこの目標に到達することは、とうてい困難でありますので、公社におきましては、通話度数、緊密度並びに関係局の局内外設備状況などを勘案の上、逐次即時化を実施することといたしております。福島県内の即時化、特に新産業都市地域関係につきましても、その方針に基づき検討を進めております。しかしながら、関係局の局内外設備などの関連もあり、主要区間全部を直ちに即時通話とすることは困難でありますので、長期計画により、逐次この御要望に沿うよう努力してまいりたい考えでおります。
#54
○委員長(占部秀男君) 本件をいかが取り計らいましょうか。
  〔「採択」と呼ぶ者あり〕
#55
○委員長(占部秀男君) それでは、本請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものと決定して御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#56
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
#57
○横川正市君 請願された方の趣旨も、それから電話の即時化についても、阻害をするわけではありませんけれども、いわゆる資金上の問題だけではなしに、労働力の移動の問題とか、それに付随する住宅とか、いろいろな問題等があって、労使間には協約等も結ばれていることですから、そういうことも十分尊重して、遺憾ないようにしていただくように要望いたしておきたいと思います。
#58
○委員長(占部秀男君) 次に、第五三〇号、五三一号、六〇七号、この三件の請願は、内容が同一に思われますので、一括して議題に供したいと思います。
 専門員の御説明を願います。
#59
○専門員(倉沢岩雄君) 御説明申し上げます。
 電気通信事業の日本電信電話公社への引き継ぎに伴い、特定郵便局長のこうむる損害に対して、一、昭和二十七年以降、電信電話業務が電電公社に分離された局はもちろん、現在同業務を取り扱っている全局(約七千局)長に対し、百万円ずつの補償金を交付すること。二、交換業務廃止の場合、局長住宅用電話を取り上げないこと。等の措置を講ぜられたいとの請願でございます。
#60
○委員長(占部秀男君) 本請願について、いかが取り計らいますか。
#61
○横川正市君 これは実は、林屋さん、高橋さん、櫻井さんから、それぞれ請願が出されておるわけで、直接のこの内容について承知をして出されたんでしょうけれども、だいぶ期間的には経過内容があるわけですね。それで、一時的には、五万円か何かで実際上の措置をする方策も私はとられたように聞いています、事前にですね。しかし、それだけでは、特定局長の物心両面からする電電事業に対する協力の喪失に伴う補償としては少ないというのが、おそらくこの請願の趣旨だと思うんですが、できれば、私は、請願は、これは保留ということになるようですが、電電公社と、郵政省は自分のところの特定局長ですから、また、その業務上委託をしておる特定局長の言い分ですから、これらは部内でもってひとつ十分に聞いて善処されるように、これを要望いたしておきたいと思います。
#62
○委員長(占部秀男君) 本件について、政府側の意見を聴取いたします。
#63
○政府委員(服部安司君) 請願第五三〇号、五三一号、六〇七号あわせてその処理意見を申し上げます。
 近時、電信電話拡充計画の進展に伴い、電電公社は電話交換方式の自動化を行なっており、これに伴って、それまでの手作業による電話交換業務等の委託は、自然廃止のことになっております。この委託業務の廃止に際し、電電公社は当該郵便局長の永年の功績に対し、感謝の気持ちの一端を示す意味において、従来より感謝状に添えて部外表彰の最高額である五万円を限度として報労金を贈呈しておりましたが、昭和三十八年度からは、特に最高十二万円まで贈呈し得るよう改正しております。
 本請願は、電気通信事業が電電公社へ引き継がれたことによって特定郵便局長がこうむった損失に対して、一局百万円ずつ補償すること、及び、交換業務の廃止の場合、局長住宅用電話を残置することを要望する趣旨のものでありますが、遺憾ながら要望に応ずることは困難である状態でございます。
#64
○委員長(占部秀男君) 本件について、いかが取り計らいますか。
  〔「保留」と呼ぶ者あり〕
#65
○委員長(占部秀男君) それでは、保留と決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#66
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 次に、第六〇八号、第六〇九号、第六一〇号、六二九号、六三〇号、六四九号、七〇〇号、七〇一号、これらはいずれも同内容の趣旨だと思いますので、一括して審議いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#67
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認めます。
 それでは、まず、専門員から、本請願の趣旨について説明を聴取いたします。
#68
○専門員(倉沢岩雄君) 松山郵政局庁舎は、はなはだしく老朽化しているから、昭和四十年度にぜひとも新築せられたいとの請願でございます。
#69
○委員長(占部秀男君) 政府委員の説明を求めます。
#70
○政府委員(服部安司君) 請願第六〇八号、六〇九、六一〇、六二九、六三〇、六四九、七〇〇、七〇一号、一括その処理てんまつを申し上げます。
 松山郵政局庁舎の窮状については、改善の必要性が認められるので、昭和四十年度予算において鉄筋コンクリートづくり八千九百平米、二千六百九十坪の規模をもって新築することとし、目下、大蔵省に対して予算要求中であります。
#71
○委員長(占部秀男君) 本件はいかが取り計らいますか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#72
○委員長(占部秀男君) それでは、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付を要するものと決定して御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#73
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 次に、第六三二号の請願を議題に供します。
 まず、専門員より、趣旨の説明を願います。
#74
○専門員(倉沢岩雄君) 全国有線放送電話施設者二千六百名は、昭和三十九年一月二十三日、東京において大会を開催し、次の、要望事項を決議したから、すみやかにその実現をはかられたいとの請願でございまして、簡単に申し上げますと、一、有線放送電話関係改正法令の実施に関する要望、二、有線放送電話業務の業務区域認定基準の改正に関する要望、三、市外接続通話範囲の改正に関する要望、四、有線放送電話施設に対する財政金融に関する要望、五、有線放送電話制度調査会設置に関する要望、以上でございます。
#75
○委員長(占部秀男君) 本件について、政府側の意見を聴取いたします。
#76
○政府委員(服部安司君) 請願第六三二号の処理意見を申し上げます。
 一の、有線放送電話関係改正法令の実施に関する御要望のうち、北海道の市外接続通話範囲については、道全域を他の都府県と同様に取り扱うことは適当でないので、これを改めることは困難であります。接続の技術基準、その他接続通話制度の施行に必要な事項につきましては、いま直ちにこれを御要望のように改めることは困難でありますが、なお、今後の運用の結果を見て、改善の余地があれば再検討いたしたいと考えております。
 二の、有線放送電話の業務区域の認定基準につきましては、すでに既存設備の統合、共同設置等の場合は、従来の区域をそのまま許可するとか、従来業務区域から除かれている狭小な区域を実態に即して救済するとか、役場、警察署、消防署等の公共的機関のある場所は、業務区域の認定上善処するなどの一部改善の措置を講じましたので、おおむね御要望の趣旨に沿うことができたものと考えております。
 三の、市外接続通話範囲についての御要望でありますが、接続通話の範囲は、有線放送電話制度の趣旨にかんがみまして、市町村の上位の地方公共団体である各都府県の区域内に限定されたものでありまして、これを都府県外に拡大することは適当でないと考えております。
 四の、有線放送電話施設に対する財政金融措置の御要望につきましては、困難な面もありますが、関係各省において現在行なわれている融資措置等につきましては、なお改善方検討中であります。
 五の、有線放送電話制度調査会設置に関する御要望でありますが、有線放送電話に関する諸問題につきましては、電電公社の電話との接続通話などについて関係法が改正され、本年一月からこの新制度が実施されたほか、業務区域の認定基準の改善もいたしましたので、当面の重要な問題は、おおむね措置されたものと考えております。したがいまして、当面このような機関を設置することは考えておりませんが、なお慎重に検討いたしたいと存じております。
#77
○委員長(占部秀男君) 本件をいかが取り計らいましょうか。
  〔「保留」と呼ぶ者あり〕
#78
○委員長(占部秀男君) それでは、本請願は、保留と決定することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#79
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと誌め、さよう決定いたします。
 なお、報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#80
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと誌め、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#81
○委員長(占部秀男君) 次に、継続調査要求についておはかりいたします。
 郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#82
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#83
○委員長(占部秀男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後二時三十八分散会
     ―――――・―――――
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト