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1964/11/27 第47回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第047回国会 法務委員会 第1号
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1964/11/27 第47回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第047回国会 法務委員会 第1号

#1
第047回国会 法務委員会 第1号
本国会召集日(昭和三十九年十一月九日)(月曜
日)(午前零時現在)における本委員は、次の通
りである。
   委員長 濱野 清吾君
   理事 上村千一郎君 理事 大竹 太郎君
   理事 唐澤 俊樹君 理事 小金 義照君
   理事 三田村武夫君 理事 坂本 泰良君
   理事 細迫 兼光君 理事 横山 利秋君
      賀屋 興宣君    草野一郎平君
      小島 徹三君    河本 敏夫君
      四宮 久吉君    篠田 弘作君
      田村 良平君    中垣 國男君
      馬場 元治君    早川  崇君
      前尾繁三郎君    森下 元晴君
      山手 滿男君    赤松  勇君
      井伊 誠一君    神近 市子君
      田中織之進君    中嶋 英夫君
      松井 政吉君    竹谷源太郎君
      志賀 義雄君
―――――――――――――――――――――
昭和三十九年十一月二十七日(金曜日)
    午前十時四十七分開議
 出席委員
   委員長 濱野 清吾君
   理事 上村千一郎君 理事 大竹 太郎君
   理事 唐澤 俊樹君 理事 小島 徹三君
   理事 坂本 泰良君 理事 細迫 兼光君
   理事 横山 利秋君
      賀屋 興宣君    草野一郎平君
      四宮 久吉君    森下 元晴君
      井伊 誠一君    田中織之進君
      中嶋 英夫君    竹谷源太郎君
 出席政府委員
        法務政務次官  大坪 保雄君
 委員外の出席者
        専  門  員 高橋 勝好君
    ―――――――――――――
十一月九日
 委員河本敏夫君辞任につき、その補欠として千
 葉三郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月十六日
 委員竹谷源太郎君辞任につき、その補欠として
 門司亮君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員門司亮君辞任につき、その補欠として竹谷
 源太郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十日
 委員田村良平君辞任につき、その補欠として和
 爾俊二郎君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員和爾俊二郎君辞任につき、その補欠として
 田村良平君が議長の指名で委員に選任された。
同月二十四日
 委員三田村武夫君が死去された。
同月二十七日
 理事三田村武夫君同月二十四日死去につき、そ
 の補欠として小島徹三君が理事に当選した。
    ―――――――――――――
十一月二十六日
 領置目録または領置証書の交付に関する請願(
 中川一郎君紹介)(第二八一号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 理事の補欠選任
 国政調査承認要求に関する件
     ――――◇―――――
#2
○濱野委員長 これより会議を開きます。
 本日の議事に入るに先だちまして、この際御報告を申し上げます。
 本委員会の理事でありました三田村武夫君が去る二十四日急逝せられました。同君は多年法務委員会の審査に尽力されました。ここにつつしんで同君の御冥福を祈り、哀悼の意を表するとともに、御報告申し上げます。
     ――――◇―――――
#3
○濱野委員長 次に、理事の補欠選任に関する件についておはかりいたします。
 先ほど御報告申し上げましたとおり、理事三田村武夫君の逝去により理事が一名欠員となっております。この補欠選任につきましては、先例により委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○濱野委員長 御異議なしと認めます。よって、小島徹三君を理事に指名いたします。
     ――――◇―――――
#5
○濱野委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
 すなわち、裁判所の司法行政、法務行政及び検察行政等の適正を期するため、本会期中において
 一、裁判所の司法行政に関する事項
 二、法務行政及び検察行政に関する事項
 三、国内治安及び人権擁護に関する事項以上の各事項につきまして、小委員会の設置、関係各方面より説明聴取及び資料の要求等の方法によりまして国政調査を実施することとし、規則の定むるところにより、書面をもって議長に対しその承認を求めることといたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○濱野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
     ――――◇―――――
#7
○濱野委員長 次に、国会法第七十二条の規定による最高裁判所の長官またはその指定する代理者の出席説明に関する件についておはかりいたします。
 今会期中におきまして、本委員会の審査または調査に関し、最高裁判所の長官またはその指定する代理者から出席説明の要求がありました場合は、その承認に関する決定につきましては、その取り扱いを委員長に御一任を願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○濱野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
     ――――◇―――――
#9
○濱野委員長 この際、横山委員より発言を求められております。これを許します。横山利秋君。
#10
○横山委員 きょうは時間の関係で十分な質疑応答ができないそうでありますから、次の機会に本委員会において政府側から十分な御答弁をいただきたい諸点について提案をしておきたいと思います。
 その第一は、本委員会が常に法律案について慎重審議をし、かつ、それに伴いまして附帯決議を付するのでありますが、これらの附帯決議は、私が整理いたしました二十六国会以来、裁判官の報酬、検察官の報酬に関する附帯決議、売春防止法に関する附帯決議、刑法に関する附帯決議、司法試験法の附帯決議、裁判官の報酬に関する附帯決議、同じく検察官の報酬に関する附帯決議、訴訟費用等に関する附帯決議、裁判所職員定員法に関する附帯決議、刑事訴訟法の附帯決議、下級裁判所の設立等に関する附帯決議、民事訴訟法の一部を改正する法案の附帯決議等、数々の附帯決議をいたしておりますし、参議院におきましても少なからぬ附帯決議をしておるわけであります。
 附帯決議というものは、審議の過程におきまして与野党が一致をいたしましたもの、ないしは一致はいたしませんにしても、重要な審議の過程としてこれをいたしたものでありまして、われわれ国会の権威の上につきましても、法的拘束力はございませんが、しかしながら、政府としてはこれを尊重し、実行すべき道義的、政治的責任を負うことは当然のことであります。しかるに、私がその後の状況を見てみますと、この附帯決議が空文にされておる。政府は法案を通すための一時しのぎにそれを形だけ譲ったというような印象がきわめて強いのであります。しいて言うならば、政府に都合のいいことだけは実行する、都合の悪いことについてはまあまあほうっておくというような状況もまた少なくないのであります。この際、ひとつ政府側といたしましては、本委員会において行ないました附帯決議の実行の状況について詳細な資料を提出されんことを望みます。それによりまして、国会のわれわれの意思が政治に反映をしておるかどうかを十分に念査をいたしたいと思います。
 第二番目に、先般本委員会におきまして取り上げております愛慈会の問題であります。一言でいえば、気違い病院の理事者たちが気違いのようになってお家騒動をしておるというのが愛慈会の現状でありました。本委員会はこれを取り上げまして、前政務次官から、前の国会会期中には、これを責任をもって解決をする旨、強力な答弁があったわけでありますが、きょう現在をもっていたしましても、解決をしていないのであります。私が入手いたしました状況によりますと、本年の九月、組合との間に協約書が取りかわされましたけれども、その後の協約書の実行はきわめて不十分で、再建委員もできておらない。そして山上院長は別に病院を新設いたしまして、愛慈会の職員二十名、患者七十名を転勤をさせて、持っていってしまう。そして、あとのけんかの一方でありました金重派は、山上派にそういうえさを与えて、自分たちがあとを占領するという、いわゆる愛慈会の実質資産の山分けをはかっておるというふうに見られる筋がございます。法務省は、この再建委員会並びに委員の構成につきまして、自分たちにはあまり手が届かない、医者のことはよくわからぬというようなことで、厚生省にこれをゆだね、厚生省は迷惑千万なことだけれども、しかたがないということでやっておる。したがって、一体どちらに最終的な努力、最終的な責任ありや、官庁側においてもきわめて望ましくない状況が続いておると私は思います。さらに、愛慈会の会計を調べてみますと、使途不明の金額が相当額ある。これが紛争中にどういうふうに使われたかということについてもまだ疑問がいっぱい残っておるわけであります。今日、愛慈会は日本全国の中で刑余者等の精神異常者を収容する唯一無二のものであり、日本全国におけるこういう施設というものの充実強化が叫ばれております際に、この愛慈会の現状はまことに目をおおうものがございまして、法務省としては一体どういう監督なりどういう責任感を持ってやっておるのか、まことに疑わしい限りだとわれわれは考えているのであります。したがいまして、次会において愛慈会についての現状並びにこれに対するすみやかな解決をすべき点について、責任ある答弁をされんことを望みます。
 第三番目は、先般最高裁が金利に関する判決をいたしました。いわゆる高金利は元本に繰り入れてもよろしいというきわめて注目すべき判決であります。私は最高裁の判決内容を云々するのは避けたいと思いますけれども、これが社会に及ぼす影響はきわめて重要なものでありまして、この判決そのものはけっこうではあるけれども、これによって起こる問題について、金融行政上いかに対処すべきかという点については看過することのできない問題でありますがゆえに、でき得るならば最高裁のそのいきさつなりあるいは行政上の問題について意向を承りたいと考えておるわけであります。
 最後は、先般佐世保に起こりましたいわゆる楢崎代議士の逮捕事件の問題であります。本件につきましては、すでに地方行政委員会等におきまして、また本会議におきまして取り上げられた問題ではありますけれども、われわれ法務委員会といたしましても、憲法並びに国会法の運用、それから法務大臣、検察当局等の処置のあり方につきましては、技術的といっては何でありますが、その当時の具体的実情の認識のほかに、政治的にわれわれ法務委員会としても十分に議論すべき必要があると考えられるのであります。したがいまして、この点につきましても、ひとつ大臣並びに政府側委員の所信をただしたいと考えておる次第であります。
 以上が私の意見でありまして、ほかに同僚委員も御意見があるそうでありますが、先般法務大臣は、本委員会を重視し、本委員会の審議については万障繰り合わせて出席すべき旨確認をされました。臨時国会におきましても十分その意を実行されるよう切望をいたしておく次第であります。
#11
○濱野委員長 坂本君。
#12
○坂本委員 私は横山委員の発言に関連しまして二つだけ要望しておきたいのは、一つは八王子警察におけるスパイ強要事件であります。この点は、警察手帳強奪問題をでっち上げて重大なスパイ強要についての問題が隠されようとしております。この点についての究明をしたい。
 もう一つは、横須賀における原潜寄港の際のデモに対して警察官の職権乱用の事犯があるのでありまして、これに対しましては、最高検察庁は警察官の行為に対してやはり積極的に捜査を開始すべきだ、こういうことを社会党の決議に基づきまして要望しておるわけです。そういう点についてどう処置をされておるか。これは緊急の問題でありますから、次の委員会でぜひひとつ質問いたしたいと思いますので、その点についてお願いをしたいと思います。
#13
○濱野委員長 法務次官に申し上げますが、ただいま要請のとおりでありますから、資料並びにそれらの準備をして次の機会にお答えを願いたいと思います。
#14
○大坪政府委員 了承いたしました。
#15
○濱野委員長 了承しておるそうであります。
 本日はこの程度で散会いたします。
   午前十時五十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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