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1962/03/23 第43回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第043回国会 石炭対策特別委員会 第12号
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1962/03/23 第43回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第043回国会 石炭対策特別委員会 第12号

#1
第043回国会 石炭対策特別委員会 第12号
昭和三十八年三月二十三日(土曜日)
   午前十時二十二分開議
 出席委員
   委員長 上林山榮吉君
   理事 有田 喜一君 理事 岡本  茂君
   理事 多賀谷真稔君
      安藤  覺君    赤城 宗徳君
      小川 平二君    倉成  正君
      周東 英雄君    高橋  等君
      竹山祐太郎君    中村 幸八君
      井手 以誠君    島上善五郎君
      細迫 兼光君    松井 政吉君
 出席政府委員
        通商産業政務次
        官       廣瀬 正雄君
        通商産業鉱務監
        督官(鉱山保安
        局長)     八谷 芳裕君
    ―――――――――――――
三月二十三日
 委員有馬英治君、木村守江君、藏内修治君、齋
藤邦吉君澁谷直藏君及び北山愛郎君辞任につき、
その補欠として安藤覺君、小川平二君、竹山祐太
郎君、高橋等君、赤城宗徳君及び島上善五郎君が
議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員安藤覺君、赤城宗徳君、小川平二君、高橋
等君、竹山祐太郎君及び島上善五郎君辞任につき、
その補欠として有馬英治君、澁谷直藏君、木村守
江君、齋藤邦吉君、藏内修治君及び北山愛郎君が
議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
三月十六日
 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、
 鉱山保安監督署の設置に関し承認を求めるの件
 (内閣提出、承認第三号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、
 鉱山保安監督署の設置に関し承認を求めるの件
 (内閣提出、承認第三号)
     ――――◇―――――
#2
○有田委員長代理 これより会議を開きます。
 委員長が所用のため、指名により私が委員長の職務を行ないます。
 去る十六日付託になりました内閣提出、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、鉱山保安監督署の設置に関し承認を求めるの件を議題といたします。
    ―――――――――――――
#3
○有田委員長代理 まず、政府に提案理由の説明を求めます。廣瀬政務次官。
#4
○廣瀬(正)政府委員 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、鉱山保安監督署の設置に関し承認を求めるの件につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。
 石炭鉱山にかかる保安につきましては、今後とも監督の強化徹底をはかる必要がありますが、このためには、特に現地監督組織を整備充実することが最も効果的であると考えるのであります。
 このような現地監督体制確立の重要性にかんがみまして、北海道及び九州の炭鉱密集地区である夕張、岩見沢、滝川、釧路、飯塚、田川、直方、佐賀及び佐世保に鉱山保安監督局が派遣しております地区現地監督班につきまして、三十六、三十七両年度にわたり、人員の増強、施設の整備等をはかってきたところであります。しかしながら、今後現地の監督班にさらに重要かつ広範にわたる現地保安監督業務を実施させるためには、現行の体制は必ずしも十分とは認められませんので、この際これを鉱山保安監督局長に直属する鉱山保安監督署として法制化し、責任体制の明確化をはかることとしたのであります。
 以上の理由によりまして、地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づいて、国会の御承認を求める次第であります。
 何とぞ慎重御審議の上、御賛同下さいますようお願いいたします。
#5
○有田委員長代理 これにて提案理由の説明は終わりました。
    ―――――――――――――
#6
○有田委員長代理 これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、これを許します。井手以誠君。
#7
○井手委員 ただいま提案になりました、鉱山保安監督署を現地に設置されることは非常にけっこうだと思いますが、これに関連して一言お伺いいたしたいのは、最近非常に炭鉱の災害がふえて参りました。合理化が進むに従って災害がふえておるのは非常に遺憾でありますが、その点に対してどういうふうにお考えになっておるか、それが第一点であります。
 第二には、私の地元においても最近相ついで炭鉱災害がございまして、五人ないし九人程度の気の毒な罹災者を出しておるのでありますが、その原因の究明がおくれまして、気の毒な遺族に対する労災保険金が、一年くらいたたなくては金が入らないという状態でございます。非常に気の毒なんです。これを、すみやかに保険金を交付するという方法はできないものか。災害を受けて遺族の人がどうしようか迷っておる、その遺族に対する保険金が一年もこないということでは非常に困るのですから、これをすみやかにする方法をお考えになっておるかどうか、この二点をお伺いしたいと思います。
#8
○八谷政府委員 ただいま二点につきましてお話がございました。まず第一点の災害でございますが、最近幸いにしまして大きなものはございませんし、また死亡者につきましては、昭和三十七年につきましては四百九十一名という、石炭鉱業の死亡者といたしましては大正五年以来非常に少なかったわけでございます。その点は、死亡という問題からは非常に幸いだったと思っておりますけれども、重傷、軽傷というような、いわゆる頻発災害につきましては、昭和三十三年以来五年間の実績をとってみましても、むしろ一四四%というような、重軽傷の罹災者数はほとんど横ばい状態になっておるわけでございますが、一方労働者はだんだん減ってきているというようなことで、労働者を分母にいたしましたいわゆる災害率におきましては、四四%も増加するというような状態になっておるわけでございます。これにつきましては、ただいま御審議をお願いいたしておりますような、第一番目には監督体制の強化をはかるということが表からは大事だろうと考えるわけでございますが、裏からは自主保安体制の確立というような問題が、また非常に重要であろうと考えるわけでございます。従いまして、昨年の通常国会で保安法の改正の御審議をお願いしまして、認めていただいたわけでございますが、これによりまして炭鉱の保安管理系列の、いわゆる自主管理体制の強化をはかったわけでございますけれども、あわせてさらに、今後できますならば、民間団体による保安団体をつくらせまして、こういうものによって保安の指導をはかって参りたい、かように考えておるのでございます。
  〔有田委員長代理退席、委員長着席〕
しかし、さらに保安関係で重要な問題は、いろいろ原因を調べて参りますと、保安教育の不足に関連いたします災害が、頻発災害としては非常に認められる、こういう点に思いをいたしまして、昭和三十八年度予算でも従来の約十二倍程度の保安教育に関します予算をとりまして、来年度はこの面にも力を注いで参りたい、かように考えておるわけでございます。
 それから次に、第二点の問題でございます。これは基本的には労働省の問題であろうかと考えるわけでございますが、労働省といたしましては、現地の監督局からの原因に関する報告が出て参らないということのためにおくれている、こういう理由が再三認められるわけでございます。従いまして、私も先般佐賀県でございました新長炭鉱の災害の直後にも、労働省の労働基準局長と会いまして、何かもう少し早く出す方法を考究したらどうだろうかということで、通産省の保安局サイドの面では最大限度にこういう必要な報告書は出す、ただし検察庁の指揮下に監督官が入りまして、最終的ないろいろ実験過程その他を経なければ正式の認定はできないけれども、暫定的な一つの見通しでよければ、そういう形で労働省とも連絡をとるから、すみやかに一つ両者の緊密な連絡のもとに出すようにしたらどうかということで、担当者同士の話し合いを進めておる次第でございます。さらに先般開かれました私どもの方の監督局部長会議でも、全般的に、監督官の災害に対する報告等の遅延によって労災保険等の出がおそくなるということのないように、厳にこの点は慎み、かつ促進するようにということは、私も厳重に申しましたわけでございますが、いろいろ理由はございましても、従来の経過を見てみますと、やはり遺族の方々に非常に迷惑をかけている点が多い、かように考えまして、労働省ともさらに研究を進めまして、一日も早くこういう金が渡るように努めたい、かように考えておる次第でございます。
#9
○上林山委員長 他に質疑の通告もありませんので、本件に対する質疑はこれにて終了いたしました。
    ―――――――――――――
#10
○上林山委員長 これより討論に入るのでありますが、別に討論の通告もありませんので、直ちに採決いたします。
 地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、鉱山保安監督署の設置に関し承認を求めるの件を承認するに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
#11
○上林山委員長 起立総員。よって、本件は承認すべきものと決しました。
 なお、本件に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○上林山委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
   午前十時三十五分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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