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1962/08/21 第41回国会 参議院 参議院会議録情報 第041回国会 内閣委員会 第4号
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1962/08/21 第41回国会 参議院

参議院会議録情報 第041回国会 内閣委員会 第4号

#1
第041回国会 内閣委員会 第4号
昭和三十七年八月二十一日(火曜日)
   午前十時十七分開会
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     村山 道雄君
   理事
           石原幹市郎君
           下村  定君
           鶴園 哲夫君
           山本伊三郎君
   委員
           源田  実君
           野知 浩之君
           林田 正治君
           田畑 金光君
           小林 篤一君
  国務大臣
   国 務 大 臣 川島正次郎君
  政府委員
   行政管理政務次
   官       宇田 國榮君
   行政管理庁行政
   管理局長    山口 一夫君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       伊藤  清君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○参考人の出席要求に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(村山道雄君) これより内閣委員会を開会いたします。
 川島行政管理庁長官及び宇田行政管理政務次官から発言を求められておりますので、この際これを許すことといたします。
#3
○国務大臣(川島正次郎君) 先般内閣改造の際、私はそのまま行政管理庁長官に留任をいたしました。これからどうぞ皆様の御支援をお願い申し上げます。
 行政管理庁としましては、前国会に行政不服審査法案を提案しております。この内容につきましては、寄り寄り各方面にお話し申し上げて御了解を求めておりますが、大体御賛成を願っておるように承っております。前国会におきましては、各省の設置法が殺到しまして、それが急ぐために、衆議院におきましては行政不服審査法の審議があと回しになりました。結局、継続審議ということに相なったのでありますが、今回の臨時国会におきまして、せんだって一回委員会を開きまして、きょうまた引き続いて委員会を開いて、きょうは委員会で御決議を願いまして、二十三日に予定されておりまする衆議院本会議で可決して、参議院回付と相なるように大体予定はなっております。本格的に当委員会で御審議願う際、担当大臣から詳細御説明申し上げるつもりでおります。
 実は、きょうの閣議におきまして、私は明日出発をいたしまして、インドネシアのジャカルタで開かれまするアジア・オリンピック大会、これはインドネシア政府の招待によるものであります。開会式にぜひ出席してもらいたいという要請がありまして、それに出ることにきめました。同時に、日本から二百五十名選手が参りまして、今度のアジア・オリンピック大会の競技が六四年に控えておりまする東京オリンピック大会の前哨戦でありまして、ぜひいい成績をもってひとつアジア・オリンピック大会を終わらせたいと考えまして、行きましたついでに選手の激励等もいたしまして、親しく選手の活動状況等も視察いたしたいと考えております。
 アジア・オリンピック大会は、二十四日に開会いたしまして、九月四日まで競技をやるのでありますが、私は一日の口には日本に帰る予定を組んでおります。大体インドネシア政府の組みました予定によって行動することにいたしておるのであります。したがいまして、行政不服審査法の審議の際に出席して、いろいろ御説明申し上げ、御質問に応じる機会があるいはないかと、もちろん一日には帰りまして、二日の会期には出ますが、はなはだ申しわけございませんが、その間は私の代理国務大臣として自治大臣の篠田弘作君がきょう閣議で指名されましたので、篠田国務大臣が出まして説明並びに御質疑に対して答弁等に当たる準備をいたしておりますから、どうぞそれで御了承願いたいと思うのであります。
 行政不服審査法は、行政改革としては非常に重要な法案でありまして、内容的には国民の権利義務をきわめて広く拡大するのでありまして、性質は重要でありますが、内容にはそう異議がないのじゃないかと思います点は、この行政不服審査法を作りまするにつきまして、政府に審議会を拝むまして、民間の学者、有識者等にお集まりを願いまして、約一年半にわた勢まして詳細に検討をした結果できた法案でございまして、現在あります訴願法は、明治二十三年にできまして、それ以来今日まで一回も改正を見ておりません。
 訴願法の趣意といたしますところは、行政が敏速に行なわれること、それから国民の権利義務を擁護する、並びに行政が正しく行なわれる、こういうことを内容といたしまして訴願法というものができ上がっておるのですが、現在の時世なり、また、新憲法に当てはめてきわめて不適当なところが多いのでありまして、そこで全面的に改正をいたしまして、訴願法をやめて、新たに行政不服審査法といたしたのでありまするが、一番大きな改正の要点は、従来の訴願法ですと、訴願をし得る事項を列挙しておりまして、列挙主義による――すべての行政処分に対して訴願の道が開かれるのでなくて、特定の法律にきめた、列挙された項目だけに訴願の道が開かれておったのでありますが、今度は列挙主義をよしまして、概括的に一切の行政処分に対しては、訴願、異議申し立てをできるようにいたしました。ただ幾つかの特定の事項、国会に関係する問題でありますとか、裁判に関係する問題、その他幾つかの特定事項につきましては、これは除外をしまして――訴願という文句でなしに審査請求ということにしましたが、審査請求のできないことにいたしましたが、根本といたしましては、全部の行政措置に対しては訴願の道を開いたということが、第一のおもな改正の要点であります。
 それから第二は、従来は訴願法におきましては、不作為の行為、国民が許可認可等を出願をした場合に、いつまでもこれをほっておく、何もしないというものに対しましては、新たに訴願の道を開きました。急速に措置するようにきめたのであります。これは戦時中特例を設けまして、許可認可事項については三十日以内とたしかありましたが、以内に処分しなければ許可認可したものとみなすという臨時法令を出したことがございますが、今その法令は解消しておりますが、あまり長くたな上げになることは、国民の権利義務を擁護するゆえんでありませんので、これに対しても審査請求することができるようにいたしました。
 その他、処分をして国民に通達する場合に、訴願し得る道があるという上級官庁、一体どこの上部官庁に訴願するかということの、いわゆる教示主義と申しますか、ちゃんと明記して、国民の注意を喚起するような、事務的な方法も幾らもとっております。大体が法律的の問題でございまして、政治的に非常にこれをどうということよりかは、国民の権利義務を擁護するための法律的の技術的の条文が多いのでございます。
 どうかひとつ、今会期中に通過するように御協力をお願い申し上げたいのですが、実は前国会に、この行政不服審査法と何時に、法務省所管といたしまして行政事件訴訟法という法律が、すでにこれは通過いたしました。法務委員会のほうでは非常にスピードが速くて通過しておりますが、これと並行いたしまして関連性のある法律でございますので、ぜひ審査法案の成立を政府としては希望している次第でございます。私が、前申し上げた事情で不在いたしますことは、まことに申しわけございませんが、代理大臣から十分責任をもって御答弁申し上げますから、ひとつ御了承願いたいと思いまして、ごあいさつ申し上げます。
#4
○政府委員(宇田國榮君) このたび、川島大臣のもとに行政管理政務次官に就任することになりました。微力でございますが、皆様方の御指導御鞭撻によって責任を全ういたしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
#5
○委員長(村山道雄君) 暫時休憩いたします。
   午前十時二十五分休憩
   ――――・――――
   午前十時五十一分開会
#6
○委員長(村山道雄君) これより内閣委員会を再開いたします。
 次に、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 理事会において協議いたしましたところ、先般来本委員会において調査を進めて参りました北富士演習場問題について、明後二十三日、関係者に参考人として出席を求め、意見を聞くことに意見が一致いたしました。本件について、右の理事会申し合わせのとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(村山道雄君) 御異議ないと認めます。
 なお、参考人の人選につきましては、これを委員長、理事に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○委員長(村山道雄君) 御異議ないと認めます。よってさように決定いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時五十二分散会
   ――――・――――
ソース: 国立国会図書館
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