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1960/06/08 第38回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第038回国会 本会議 第54号
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1960/06/08 第38回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第038回国会 本会議 第54号

#1
第038回国会 本会議 第54号
昭和三十六年六月八日(木曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第四十三号
  昭和三十六年六月八日
   午前零時十分開議
 第一 仮議長選任の件
          (前会の続)
 第二 衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案(山
  本幸一君外三名提出)
   (委員会審査省略要求案件)
 第三 衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案
  (益谷秀次君外十三名提出)
   (委員会審査省略要求案件)
 第四 日本国有鉄道法の一部を改正する法律案
  (内閣提出)
 第五 輸出入取引法の一部を改正する法律案(
  内閣提出)
 第六 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正
  する法律案(内閣提出)
 第七 産炭地域振興臨時措置法案(内閣提出)
 第八 臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法
  律案(内閣提出)
 第九 石炭鉱山保安臨時措置法案(内閣提出)
 第十 低開発地域工業開発促進法案(内閣提
  出)
 第十一 小型自動車競走法の一部を改正する法
  律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第十二 自転車競技法の一部を改正する法律の
  一部を改正する法律案(内閣提出)
 第十三 電気用品取締法案(内閣提出、参議院
  送付)
 第十四 農業近代化資金助成法案(内閣提出)
 第十五 農業信用基金協会法案(内閣提出)
 第十六 農林中央金庫法の一部を改正する法律
  案(内閣提出)
 第十七 公立高等学校の設置、適正配置及び教
  職員定数の標準等に関する法律案(内閣提
  出)
 第十八 国民年金法の一部を改正する法律案(
  内閣提出)
 第十九 児童扶養手当法案(内閣提出)
 第二十 水資源開発促進法案(内閣提出)
 第二十一 水資源開発公団法案(内閣提出)
 第二十二 第二次国際すず協定の締結について
  承認を求めるの件
 第二十三 関税及び貿易に関する一般協定に附
  属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げ
  る譲許を修正し、又は撤回するためのアメリ
  カ合衆国との交渉の結果に関する文書の締結
  について承認を求めるの件
 第二十四 関税及び貿易に関する一般協定に附
  属する第三十八表(日本国の譲許表)に掲げ
  る譲許を修正し、又は撤回するためのドイツ
  連邦共和国との交渉の結果に関する文書の締
  結について承認を求めるの件
 第二十五 日本国とフィリピン共和国との間の
  友好通商航海条約の締結について承認を求め
  るの件
 第二十六 農業災害補償法の一部を改正する法
  律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第二十七 肥料取締法の一部を改正する法律案
  (内閣提出、参議院送付)
 第二十八 オリンピック東京大会の馬術競技
  に使用する施設の建設等のための日本中央競
  馬会の国庫納付金等の臨時特例に関する法律
  案(野原正勝君外一名提出)
 第二十九 モーターボート競走法の一部を改正
  する法律の一部を改正する法律案(内閣提
  出)
 第三十 踏切道改良促進法案(内閣提出)
 第三十一 自作農維持創設資金融通法の一部を
  改正する法律案(農林水産委員長提出)
 第三十二 中央卸売市場法の一部を改正する法
  律案(内閣提出)
 第三十三 家畜商法の一部を改正する法律案(
  内閣提出)
 第三十四 家畜改良増殖法の一部を改正する法
  律案(内閣提出)
 第三十五 畜産物の価格安定等に関する法律案
  (内閣提出)
 第三十六 大豆なたね交付金暫定措置法案(内
  閣提出)
 第三十七 年金福祉事業団法案(内閣提出)
 第三十八 通算年金通則法案(内閣提出)
 第三十九 通算年金制度を創設するための関係
  法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第四十 あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道
  整復師法等の一部を改正する法律案(内閣提
  出、参議院送付)
 第四十一 昭和三十三年度一般会計歳入歳出決
      算
      昭和三十三年度特別会計歳入歳出決
      算
      昭和三十三年度国税収納金整理資金
      受払計算書
      昭和三十三年度政府関係機関決算書
 第四十二 昭和三十三年度国有財産増減及び現
  在額総計算書
 第四十三 昭和三十三年度国有財産無償貸付状
  況総計算書
 第四十四 昭和三十三年度物品増減及び現在額
  総計算書

    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 日程第一 仮議長選任の件
            (前会の続)
  仮議長の選挙はその手続を省略して議長にお
   いて指名せられたいとの動議(山村新治郎
   君外二十二名提出)
 議長不信任案上程に先立ち一時間休憩すべしと
   の動議(柳田秀一君外三名提出)
 本日の議事における発言時間の制限
 日程第二 衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案
  (山本幸一君外三名提出)
  討論終局の動議(山村新治郎君外二十二名提
   出)
 日程第三 衆議院副議長久保田鶴松君不信任決
  議案(益谷秀次君外十三名提出)
  討論終局の動議(山村新治郎君外二十二名提
   出)
 副議長久保田鶴松君辞職の件
 副議長の選挙
 副議長の選挙に次いですでに提出した常任委員
  長解任決議案を議題とすべしとの動議(柳田
  秀一君外二名提出)
 議員楢崎弥之助君、同松本七郎君、同八木一男
  君、同石田宥全君、同田邊誠君、同大原亨君、
  同芳賀貢君、同安宅常彦君を懲罰委員会に付
  するの動議(益谷秀次君外六名提出)
   午前零時十八分開議
#2
○議長(清瀬一郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 日程第一 仮議長選任の件
            (前会の続)
  仮議長の選挙はその手続を省略して議長において指名せられたいとの動議(山村新治郎君外二十二名提出)
#3
○議長(清瀬一郎君) 仮議長の選任の件を議題として、前会の議事を継続いたします。
 昨日、山村新治郎君外二十二名提出の動議の採決中、延会となったのであります。
 よって、あらためて記名投票をもって採決いたします。
 山村君の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#4
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔客員投票〕
#5
○議長(清瀬一郎君) どうかすみやかに御投票を願います。――あまり長くやりますと時間制限をするかもわかりません。
  〔各員投票を継続〕
#6
○議長(清瀬一郎君) 申し上げます。衆議院規則第百五十五条の二によりまして、議長が時間を制限したときは、その時間内に投票しない者は棄権したものとみなすことができます。(拍手)まだ投票されておらない方は今から五分以内に投票されるようお願いいたします。
  〔各員投票を継続〕
#7
○議長(清瀬一郎君) 投票される方は、なるべくすみやかに、時間内に投票されるようお勧め申し上げます。
  〔各員投票を継続〕
#8
○議長(清瀬一郎君) もはや四分を経過いたしました。しかしながら、皆さんの投票権を尊重する意味において、さらに三分延長いたします。それ以上は決して延長いたしません。
  〔各員投票を継続〕
#9
○議長(清瀬一郎君) すみやかに御投票願います。諸君の尊い投票権は棄権とならぬように、すみやかに御投票願います。――すみやかに御投票をお願いします。――すみやかに御投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#10
○議長(清瀬一郎君) 制限時間が近づきました。
  〔各員投票を継続〕
#11
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはありませんか。(発言する者多し)すみやかに御投票願います。
  〔各員投票を継続〕
#12
○議長(清瀬一郎君) 制限時間が参りました。この瞬間に御投票にならぬ方は、すみやかにして下さい。投票にならぬ方は棄権となります。
  〔各員投票を継続〕
#13
○議長(清瀬一郎君) 投票箱の閉鎖を命じます。(発言する者多し)投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#14
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#15
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百四十六
  可とする者(白票) 二百三十四
  〔拍手〕
  否とする者(青票)  百十二
  〔拍手〕
#16
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、山村新治郎君外二十二名提出の動議は可決いたしました。(拍手)
    ―――――――――――――
 山村新治郎君外二十二名提出仮議長の選挙はその手続を省略して議長において指名せられたいとの動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田 勇人君
      池田正之輔君    石田 博英君
      稻葉  修君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大平 正芳君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      岸本 義廣君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    河本 敏夫君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐藤 榮作君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    篠田 弘作君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    竹内 俊吉君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      塚原 俊郎君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中山 榮一君    中山 マサ君
      永田 亮一君    永山 忠則君
      灘尾 弘吉君    楢橋  渡君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      西村 直己君    野田 卯一君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 正信君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    福田 赳夫君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      細田 義安君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    牧野 寛索君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松本 一郎君    松本 俊一君
      松山千惠子君    三池  信君
      三浦 一雄君    三木 武夫君
      三和 精一君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      村上  勇君    毛利 松平君
      森   清君    森下 國雄君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口喜久一郎君    山崎  巖君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    渡邊 良夫君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      淺沼 享子君    足鹿  覺君
      飛鳥田一雄君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    石川 次夫君
      石橋 政嗣君    石村 英雄君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡本 隆一君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    高田 富之君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    中島  巖君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      藤原豊次郎君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八百板 正君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    渡辺 惣蔵君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
    ―――――――――――――
#17
○議長(清瀬一郎君) よって、議長は、田中伊三次君を仮議長に指名いたします。
 仮議長田中伊三次君に御着席を願います。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#18
○議長(清瀬一郎君) 田中伊三次君を仮議長に指名いたします。田中君に御着席を願っておるのであります。
  〔仮議長田中伊三次君議長席に着く〕
#19
○仮議長(田中伊三次君) 御推挙によりまして、しばらくこの席を汚します。
 諸君の御協力によって大過なきを期して参りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
     ――――◇―――――
 議長不信任案上程に先立ち一時間
  休憩すべしとの動議(柳田秀一
  君外三名提出)
#20
○仮議長(田中伊三次君) 柳田秀一君外三名より、議長不信任案上程に先だって一時間休憩すべしとの動議が提出されております。
 この動議は記名投票をもって採決いたします。
 この動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#21
○仮議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#22
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。ただいまより五分以内に御投票あらんことを望みます。(拍手)
 なお、この制限時間内に御投票なき方は棄権したるものとみなします。なお、この五分間の制限時間は延長いたしません。(拍手、発言する者あり)
  〔各員投票を継続〕
#23
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。急ぎ御投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#24
○仮議長(田中伊三次君) 重ねて諸君に申し上げます。まだ投票されない方は、急ぎ御投票を願います。
  〔「仮議長不信任」と呼び、その他発言する者多し〕
  〔各員投票を継続〕
#25
○仮議長(田中伊三次君) 投票をお急ぎ願います。
  〔各員投票を継続〕
#26
○仮議長(田中伊三次君) 制限時間が参りました。投票漏れはありませんか。(「まだある」と呼び、その他発言する者多し)それでは、急ぎ投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#27
○仮議長(田中伊三次君) 大急ぎで投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#28
○仮議長(田中伊三次君) 制限時間が参りました。(「仮議長横暴」と呼び、その他発言する者多し)投票箱の閉鎖を命じます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#29
○仮議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#30
○仮議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百三十八
  可とする者(白票) 百五
  〔拍手〕
  否とする者(青票) 二百三十三
  〔拍手〕
#31
○仮議長(田中伊三次君) 右の結果、柳田秀一君外三名提出の動議は否決されました。
    ―――――――――――――
 柳田秀一君外三名提出議長不信任案上程に先だって一時間休憩すべしとの動議るを可とする議員の氏名
      志賀健次郎君    安宅 常彦君
      淺沼 享子君    足鹿  覺君
      飛鳥田一雄君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石村 英雄君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      小川 豊明君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡本 隆一君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      角屋堅次郎君    川村 継義君
      河野  正君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    小林 信一君
      小林  進君    小林 ちづ君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島本 虎三君    東海林 稔君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    高田 富之君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中島  巖君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      楢崎弥之助君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      畑   和君    原   茂君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      藤原豊次郎君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八木 一男君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    湯山  勇君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      渡辺 惣蔵君    志賀 義雄君
      谷口善太郎君
 否とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田 勇人君
      池田正之輔君    石田 博英君
      稻葉  修君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大平 正芳君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      岸本 義廣君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    河本 敏夫君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐藤 榮作君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      重政 誠之君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 仙八君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋清一郎君
      高橋  等君    竹内 俊吉君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      塚原 俊郎君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      中山 マサ君    永田 亮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本登美三郎君
      橋本 龍伍君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      服部 安司君    濱田 正信君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      原 健三郎君    原田  憲君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤田 義光君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦 東介君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      松野 頼三君    松本 一郎君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三木 武夫君    三和 精一君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口喜久一郎君
      山崎  巖君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 猛夫君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      渡邊 良夫君    井堀 繁雄君
      伊藤卯四郎君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      鈴木 義男君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西尾 末廣君
      西村 榮一君    門司  亮君
      本島百合子君
     ――――◇―――――
 本日の議事における発言時間の制限
#32
○仮議長(田中伊三次君) 本日の議事における発言時間は、趣旨弁明については十五分、質疑、答弁、討論その他の発言については十分と制限いたします。
 発言の時間制限に対して、成規により異議の申し立てが出ております。よって、記名投票をもって採決いたします。
 議長の制限した発言時間に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#33
○仮議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#34
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。あとがつかえておるようでありますから、急ぎ御投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#35
○仮議長(田中伊三次君) なるべくすみやかに御投票願います。
  〔各員投票を継続〕
#36
○仮議長(田中伊三次君) 重ねて申し上げます。お急ぎを願います。
  〔各員投票を継続〕
#37
○仮議長(田中伊三次君) ただいまより三分以内に投票されんことを希望します。この制限時間内に投票されない方は棄権とみなします。この制限時間は延長いたしません。(発言する者多し)
  〔各員投票を継続〕
#38
○仮議長(田中伊三次君) すみやかに御投票願います。
  〔各員投票を継続〕
#39
○仮議長(田中伊三次君) 制限時間はあとわずかでございますから、急ぎ御投票を願います。
  〔「議長、時間」「あとまだ二分ある」と呼び、その他発言する者多し〕
  〔各員投票を継続〕
#40
○仮議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――重ねて申し上げます。投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#41
○仮議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#42
○仮議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長をして報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百六十四
  可とする者(白票)  二百三十
  否とする者(青票)  百三十四
#43
○仮議長(田中伊三次君) 右の結果、本日の議事における発言の時間は、趣旨弁明については十五分、質疑、答弁、討論その他の発言については十分とすることに決しました。(拍手、発言する者あり)
    ―――――――――――――
 発言の時間制限を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田 勇人君
      池田正之輔君    石田 博英君
      稻葉  修君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    岡崎 英城君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤常太郎君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川村善八郎君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 守江君    岸本 義廣君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉成  正君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐藤 榮作君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋清一郎君    竹内 俊吉君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      塚原 俊郎君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      中山 マサ君    永田 亮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本登美三郎君
      橋本 龍伍君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      服部 安司君    濱田 正信君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      原 健三郎君    原田  憲君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤田 義光君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦 東介君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      松野 頼三君    松本 一郎君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三木 武夫君    三和 精一君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山崎  巖君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    渡邊 良夫君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石村 英雄君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      小川 豊明君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中島  巖君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八百板 正君
      八木 一男君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口シヅエ君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
 日程第二 衆議院議長清瀬一郎君
  不信任決議案(山本幸一君外三
  名提出)
    (委員会審査省略要求案件)
#44
○仮議長(田中伊三次君) この日程第二は、提出者より委員会の審査省略の申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○仮議長(田中伊三次君) 御異議なしと認めます。
 日程第二、衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案を議題といたします。
#46
○仮議長(田中伊三次君) 提出者の趣旨弁明を許します。島上善五郎君。
  〔島上善五郎君登壇〕
#47
○島上善五郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました衆議院議長清瀬一郎君の不信任決議案について、その趣旨を御説明いたします。(拍手)
 まず、最初に、決議の案文を朗読いたします。
  本院は、衆議院議長清瀬一郎君を信任せず。
  右決議する。
  〔拍手〕
    理由
  衆議院議長清瀬一郎君は、安保国会の責任者でありながら、何んら反省もなく、政暴法、農基法等の審議において、再び三度自民党の多数横暴に加担し、議会政治をふみにじつた。
  特に清瀬議長は、議長としての自主性に全く欠け、自民党の指令が出るや唯々諾々とこれに屈従して恥じるところがない。
  かくの如き清瀬議長のもとでは正常なる国会運営はとうてい期しがたく、また一党一派に偏せず、厳正中立を堅持し、毅然として、議会運営を守るべき光栄ある議長の資格に全く欠けるものである。
  これが、本決議案を提出する理由である。
  〔拍手〕
 次に、この提案理由につきまして、いささか敷衍して御説明を申し上げたいと存じます。
 まず、第一に申し上げたい点は、昨年春の第三十四回国会、いわゆる安保国会といわれました国会におきまして、日米新安保条約の審議に際してとった清瀬議長の態度であります。日米新安保条約は、賛成すると反対するとにかかわらず、この条約は国の運命を左右するほどの重大案件であることは、いなむことができません。従いまして、これが審議にあたりましては、慎重の上にも慎重を期し、国民の世論をこの審議の過程において十分に取り上ぐべきものであることは、申し上げるまでもございません。(拍手)しかるに、政府と与党は、アイクの訪日に時間を合わせて、しゃにむに両院の通過をはからんがために、十分に審議を尽くさず、ほうはいとして起こって参りました国民の声を無視して、しゃにむに強行採決を行なおうといたしました。そして、これを清瀬議長に求めまするや、議長は、御承知のように、院内に警察官を導入し、野党の議員を議場から締め出して、単独採決を強行したのであります。(拍手)これは、まさに、かつて韓国において李承晩政権下において行なったあの暴挙をほうふつたらしめるものであります。(拍手)このために、わが国の国際信用を失墜せしめたことがいかに大きかったか、また、国民の議会政治に対する信頼をいかに失わしめたかは、はかり知れないものがあります。清瀬議長の責任たるや、まことに重大であります。もし、清瀬一郎君にして、責任を重んずる政治家として一片の良心だにあるならば、当然その職を辞して国民に謝すべきであったのであります。(拍手)しかるに、清瀬君は、辞任どころか、何らの反省の色なく、再び便々として議長の席に着き、今日に及んでいるのであります。
 次に申し上げたいことは、昨年の総選挙におきまして、今申し上げましたような事態のあった後でありましただけに、自民党におきましても国会の正常化を公約し、自民党の新政策の冒頭には、寛容と忍耐による話し合いの政治なる、まことにりっぱな言葉まで公約してございました。このような公約をした後の初めての通常国会であります今度の国会における強引、不公正なる議事運営と、これに関連する清瀬議長の態度について申さなければなりません。(拍手)
 さすがに、政府と与党も、公約の手前があってか、最初のうちは、いわゆる低姿勢といわれました。ところが、会期もだんだん迫って参り、池田渡米のおみやげでありまする防衛二法案の審議、さらに、農業基本法の審議に入りまするや、いわゆる低姿勢はがぜん高姿勢に変わって参りまして、農業基本法、防衛二法案の審議は、皆さんがよく御承知のように、十分に審議もしないで、委員会が混乱のまま採決をいたしました。
 特に、農業基本法につきましては、提案者でありまする政府自身が言っておりまするように、農民の憲法であるといわれるほど重要な法案であります。私たち社会党は、農民の声を取り入れまして、独自の農業基本法を提案いたしました。従って、この両案につきましては、並行して十分に審議すべきものであることは申すまでもございません。ところが、これまた審議がようやく序論に入ったにすぎなかったのに、例によって委員会の強引な採決を行ないました。混乱のまま、速記録には何ら記録されない状態の中で、それが採決だと言っております。しかも、四月二十九日から、いわゆる連休がございまして、参議院におきましては、よしんば連休前に衆議院が上がりましても、連休後の五月八日でなければ審議に入らぬ、こういうことが参議院においてきまっておったにもかかわらず、そして、野党が勉強して、連休を返上してもよろしいから、あと数日間の審議をしようと申し入れたにもかかわらず、これをも聞き入れようとしないで、二十九日の祭日に本会議を開いて強行するというような、これまた、民社党が入ったとは申しましても、事実上の単独採決でございます。(拍手)なぜ、一体、審議の時間的な余裕がこのようにあるにもかかわらず、祭日に強行するというような異例な採決をしたのでございましょうか。もし、清瀬議長が、真に公平な立場に立って国会運営をする議長でありますならば、連休のうちの半分、三日だけでもこの審議に充てて野党の言い分を聞くというのが当然ではございませんか。(拍手)このような国会運営に対して、世論のごうごうたる非難が起こりましたことは、当然であります。
 しかるに、その後、政治的暴力行為防止法案が自民、民社両党によって提案されるや、この強引、不公正なる国会運営を、議長みずから三たび繰り返すというような暴挙をあえてしたのであります。(拍手)皆さん、この法案につきましては、公聴会におきまして自民党、民社党推薦の公述人さえもがきびしく批判しておった事実は、よもやお忘れではないでしょう。(拍手)それほどに問題の多い法案であり、特に、国民の自由と権利に関するきわめて重大な法律でございます。このような重大な法律につきましては、十分に審議に時をかし、もし会期が切れましたならば次の国会であらためて提案するとか、是が非でも今国会に成立させなければならぬという理由はいささかもないのであります。(拍手)皆さんがしゃにむに強行するからこそ、国会の外が騒然たる状態になるのであります。(拍手)皆さんがこの法律によって押えつけようとするような事態を皆さん自身が生んでおるということを反省すべきでありましょう。(拍手)
 この政防法につきましては、社会党は九名の質問者を通告してございましたが、そのうち、わずか二名、それも、完全に終了しておりませんでしたが、そうして、社会党は、理事会において、建設的に、審議日程をきめようと、こういう申し出をしたのです。三日じゅうに審議を終了するように日程をきめようという提案をした。しかるに、毎日々々、その日に理事会を開いて、慎重審議をしよう、慎重審議をしようという約束をしておりましたが、慎重審議をしないで、二日の夜に、委員会の会場を何個所も変えまして、最後には、第十一委員室で――第一委員室で委員会を開くことができなかったから、帰りに、十一委員室がちょうどあいておったから、そこでやろうといって委員会をやりました。委員会開催に際しては、当然のことながら、各党の委員にも周知徹底せしめ、参加する時間的な余裕を与えて、委員長が委員長席に着いて、議題について宣告し、討論、採決をする、こういう順序をとらなければならぬのであります。
#48
○仮議長(田中伊三次君) 島上君に申し上げますが、時間が参りましたから、結論をお急ぎ願います。
#49
○島上善五郎君(続) そのようなことを全然無視して、委員会で採決したと称しております。われわれは、この採決の事実は存在しないものである、こう解釈しております。(拍手)三日の夜の本会議に至っては、なおさら醜態でございます。議長は、この議長席に着席しようとしない。
#50
○仮議長(田中伊三次君) 島上君に申し上げます。島上君――島上君、時間が参りましたから、お急ぎを願います。
#51
○島上善五郎君(続) 妨害されたとおっしゃるけれども、現に、この階段を上がってこない。階段を上がってこないで、その辺の自民党の議員席に着いて、もがもがと二言、三言言っただけです。それが、一体、採決というものでしょうか。われわれは、この採決もまた存在しないものであると解しております。
 皆さん、清瀬議長は、公正な運営をするためと称して、党籍を離脱しました。参議院の松野議長は、党籍を離脱しておりませんが、必ずしも自民党の言いなり次第にはなっておりません。しかるに、党籍を離脱した清瀬議長は、まるで、極言さるならば、自民党のかいらいではありませんか。(拍手)それではとうてい公正なる議事の運営はできません。地に落ちた国会の信頼を回復することもできません。私は、そこで、個人としては情において忍びないものがありまするけれども、国会の信頼を回復し、民主政治を守るために、この際、清瀬議長を不信任し、新しい公正なる議長を選びたいと存じます。
#52
○仮議長(田中伊三次君) 島上君――島上君に申し上げます。制限の時間が超過しましたから、結論を急いで下さい。結論を急いで下さい。
#53
○島上善五郎君(続) かつては、清瀬一郎君は、革新倶楽部に属し、かんかんがくがくの正論をもって政府に肉迫した、さっそうたる政治家でございましたが、今や、お年のせいもありましょうけれども、あまりにも変わり果てた今日の姿は、まことに哀れというべきであります。(拍手)この提案の採決の前に、みずから辞任すべきでありましょうけれども、とうていそのような良心をお持ち合わせないでしょう。
 そこで、私は、ぜひとも皆さんにこの提案に対して御賛成をいただきたいことをお願い申し上げまして、提案の理由にかえたいと存じます。(拍手)
#54
○仮議長(田中伊三次君) これより討論に入ります。順次これを許します。まず、小泉純也君。
  〔小泉純也君登壇〕
#55
○小泉純也君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま提案されましたる清瀬議長不信任決議案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手)
 ただいま提案者の御説明を承りましたが、その論旨きわめて明確を欠き、説明者自身、清瀬議長不信任に対する自信の喪失を露呈された以外の何ものでもなかったのでございます。ことに、過去の清瀬議長の実績に対しまして、これを非難せられましたけれども、その前提が社会党の暴力であったことに対しまして、われわれは大なる反省を求めんとするものであります。(拍手)
 今回の不信任案の上程は、審議を妨害し、議事引き延ばしのための、社会党の党利党略以外の何ものでもないと私は信ずるものであります。(拍手)国会正常化を口に唱え、国会の権威を高め、実力行為に出ないことを国民に誓いながら、社会党みずからそれを破り、委員室を占拠いたし、議長の議場への入場を暴力をもって阻止し、国会の神聖なる議長席を暴力をもって占拠するがごときは、国会正常化を裏切るものといわなければならぬのであります。(拍手)
 清瀬議長は、大正九年国会に議席を占められて以来、三十二年にわたって国会議員として活躍をせられ、副議長一回、議長二回の実績を上げてこられ、しかも、その高潔なる人格と高邁な識見とは、日本の国会における長老として異彩を放っておるのであります。(拍手)今や、よわい七十有余、なおかくしゃくとして議会政治の発展と民主政治の確立にその心胆を砕いておられる清瀬議長の真意に至りましては、国民ひとしく絶対の信頼と尊敬をしておるゆえんでございまして、私どもは、かくのごとき名議長を不信任する社会党の態度に強く猛省を促し、本決議案に反対をいたすものであります。(拍手)
#56
○仮議長(田中伊三次君) 次に、田中織之進君。
  〔田中織之進君登壇〕
#57
○田中織之進君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする本院清瀬議長不信任決議案に対しまして、遺憾ながら、賛成の討論をいたすものでございます。(拍手)
 ただいま、与党の小泉純也君は、多年清瀬議長との親交関係もありまして、清瀬氏が、戦前、革新倶楽部に所属いたしまして、国会の中において、当時の軍部のファッショ政治に対し、リベラリストとしてこれに抵抗して参りましたことについて申されたのでありまするが、この点につきましては、わが党の不信任決議案の提案の趣旨説明をいたしました島上善五郎代議士会長からも申し上げた通りでありまして、私ども、過去における清瀬さんの議会政治の発達のために貢献をして参りましたことを認めるにやぶさかではございません。しかしながら、清瀬さんの、少なくとも議長としての国会運営の手ぎわを見まするとき、昨年の安保国会といい、(「選挙前のことじゃないか」と呼ぶ者あり)今回の農基法、政防法案等の取り扱いをめぐる議長の国会運営のやり方に対しましては、遺憾ながら、賛成をするわけに参らないのでございます。(拍手)
 今、与党の諸君は、安保国会のことは選挙前の問題であると申しましたけれども、ちょうど一年前、五月十九日に、通常国会の会期八日間を残して、自民党が一カ月の大幅会期延長を持ち出して参りましたときに、清瀬議長が、何を血迷うたか、その日のうちにこれを強行するために、島上趣旨説明でも指摘いたしましたように、多数の警官を導入いたしまして、これを一挙に強行採決をいたしますると同時に、暁国会において、安保特別委員会において何ら結論を得ておらないところの日米新安保条約を、委員会を通過成立したものだというにせの報告を小澤君にやらしめて、これを強行通過さしたのであります。かかる国際条約の批准について、このような暴挙をあえてした清瀬君が、今日わが国権の最高機関たる衆議院の議長の職にあるということについては、われわれ最も遺憾とするところでございます。(拍手)清瀬さんが現在なお議長の職責にある限り、私どもは、日本の憲政史上ぬぐうことのできないこの重大なるミスを犯した清瀬さんの責任を痛撃しなければならないと思うのでございます。(拍手)
 この国会における重要法案でありました防衛二法あるいは農業基本法の衆議院通過にあたって清瀬さんがとった態度、これは、少なくとも、衆議院の各委員会をも統括する議長の立場から、まず、委員会におけるこれら重要法案の審議状況についても、議長の職責の怠慢をわれわれは指摘しなければならないと思うのでございます。(拍手)
 農業基本法の衆議院農林水産委員会の状況につきましては、坂田農林委員長みずからが、質疑打ち切りの動議を提出したことになっておる藤田義光君の発言は何を意味したかわからないということを、この委員会の混乱直後に告白をいたしておるのでございます。何らの記録もないところの、こうした委員会において結論を得ておらないものを、いきなり、本会議において、野党の参加を求めずして単独採決を行なうということは、ただいま小泉君も指摘されましたけれども、過ぐる国会において衆議院の総選挙において、確かにわが党の江田委員長代理あるいは自民党の池田総裁が約束をいたしました国会正常化の問題について、少なくとも、与党は、多数の暴力を頼んで、単独採決をやらないということを強行してこれを打ち破ったということは、私どもはその責任を痛撃しなければならないと思うのでございます。
 政防法案の取り扱いの問題につきましては、多くの国民からの反対陳情に対して、清瀬議長が冷静に応対をせられた場面に私も連なっております。問題はきわめて政治的でありまするから、議長としてこの法律案自体に対する可否の意見は差し控えるとして、少なくとも、取り扱いについては、安保国会のような轍を踏まないということを約束せられておったにもかかわらず、去る二日の衆議院法務委員会、あの委員室を転々として取りかえ、また、第十一委員室においては、この政防法案に対する委員会の採決が行なわれたという事実はないのであります。池田法務委員長から議長に対して虚偽の報告がなされておるのを取り上げまして、三日の本会議の日程の第一に取り上げて、社会党の反対を押し切って、議長職権をもって本会議を強行しようとし、ついに議長席に着くことができずに、自民党の議員席において何か言って、それでこの法案が衆議院を通過したということが言えるでありましょうか。
#58
○仮議長(田中伊三次君) 田中君――田中織之進君、時間はあとわずかでありますから、結論を急いで下さい。
#59
○田中織之進君(続) わかりました。
 議長席に着いておらない議長が、正常なる本会議の議事運営を行なっておらぬということについては、諸君がすでにこの国会にわが党の同僚議員八名を懲罰に付する動議を提出したことが、少なくとも、三日の本会議は正常なものではないということを暴露したものだと私はいわざるを得ないと思うのでございます。(拍手)だから、どんなに清瀬議長が与党のさしがねに基づいて強行採決をいたそうとも、政防法案が、現在、参議院において、諸君の参議院自民党によって、いかなる取り扱いになろうとしておるかということが、この衆議院における議決の不当であったということを私は裏書きしておるものだと指弾せざるを得ないと思うのでございます。(拍手)
#60
○仮議長(田中伊三次君) 田中君――田中織之進君、制限時間が参りましたから、急いで下さい。
#61
○田中織之進君(続) その意味において、私は、最後に、もう一つの問題を指摘しなければならないのであります。それは、ILO条約に関する条約の批准案、並びに、諸君が提出をいたしました国内法改悪の問題でございまするが、これが国会に提出せられてからすでに二カ月半、もし、清瀬さんが公正な議長でありまするならば、ILO八十七号条約は外務委員会に直ちに付託すべきであり、さらに、これに伴う国内法の改正案にいたしましても、それぞれ内閣、地方行政あるいは運輸委員会等にこれを付託すべきであるにもかかわらず、これまた、自民党の条約審議に条件をつけるような暴挙に加担をいたしまして、今日までこの付託委員会が決定をしないというようなことは、清瀬議長として断じて許すことのできない処置であるとわれわれは糾弾しなければならないと思うのでございます。(拍手)
 この意味において、われわれは、清瀬議長の多年議会政治に尽くした功績を評価するといたしましても、ここ二回、三回にわたりまする、国会運営に示したところの、この旧態依然たる、まるっきり保守反動の手先として公正を欠いたところの議長を、われわれは信任することはできないのであります。本決議案が採決せられる以前に、清瀬氏は、老政治家らしく出処進退を明らかにする意味において辞職することを私は強く要求いたしまして、清瀬議長不信任案に対する賛成の討論といたすものでございます。(拍手)
#62
○仮議長(田中伊三次君) 次に、春日一幸君。
  〔春日一幸君登壇〕
#63
○春日一幸君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提出されました衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案に対しまして、ここに反対の意思を明らかにするものでございます。(拍手)
 この議長不信任案の特質は、社会党が政治的暴力行為防止法案の成立を阻止せんがための戦術、戦略の一こまとしてこれを行使されておるところにありまして、これは、議長本来の実績について公正なる検討を行なわれたものとは了承いたしかねるのであります。(拍手)提案者は、議長を信任せざる理由として、昨年の新安保国会における責任を問われておるのでありまするが、これを、本日、この機会における不信任理由とされることにつきましては、いささかその時期を逸しているきらいなしとはしないのであります。(拍手)特に、また、政防法に対する議長の議事運営についてでありますが、これは、当時あのように社会党によって議長席が占拠され、議事が暴力によって妨害された以上、あの際、議長として、その職務を遂行するためには、遺憾ながら、あの議事運営は事態やむを得なかったものと、これを容認せざるを得ないのであります。(拍手)
 いずれにいたしましても、本不信任案の提出は、その動機において、また、その目的において、これは政防法の成立を阻止せんがための社会党の戦術手段以外の何ものでもありません。(拍手)わが党は、国会の正常なる運営を確保いたしますことのために、かかる党略的不信任案については断固反対せざるを得ないのであります。(拍手)
 以上をもって私の討論を終わります。(拍手)
#64
○仮議長(田中伊三次君) 次に、野原覺君。
  〔野原覺君登壇〕
#65
○野原覺君 私は、日本社会党を代表いたしまして、衆議院議長清瀬一郎君の不信任決議案に賛成の討論をいたさんとするものであります。(拍手)
 先ほど、自民党を代表いたしました小泉純也君が、今日の議会の混乱の因は社会党にあると言われたのでございますが、(「その通り」と呼び、その他発言する者あり)自民党の諸君がそのようなことを言っておるから今日の事態が混乱しておるのであります。(拍手)今度の国会について考えてみましても、最も混乱をしたのは農業基本法案の審議であります。次に混乱をしたのが、ただいま参議院で審議をされております政防法案の審議であります。
 私ども社会党は、農基法案の審議において何を主張いたしましたか。農民にとってきわめて重大なる法案であるから慎重に審議しなければならない。(「したじゃないか」と呼ぶ者あり)少なくとも農民の声を聞かなければならぬということを主張いたしたのであります。これを強引に押し切ったのはだれでございました。だれでございましたか。このように、慎重審議をやらないで、多数の暴力で押し切るところに議会の混乱があるということを、私は指摘せざるを得ないのであります。(拍手)
 政防法案においてもしかりであります。私ども、政防法案においては、提案の趣旨弁明にありましたように、二名の者が質問をしただけで、まだ残り七名あるという、しかも、政防法案の内容は、自民党の諸君といえども御承知でありましょう、憲法違反の疑いがある、大衆運動に対する弾圧ではないか、民主運動に大きな抑圧を与えるおそれがある、この法案については慎重に審議をしてもらいたいというので、たくさんの請願者が昼も夜も来ておることを君らは知らないのかと言いたいのであります。(拍手)この政防法案の審議で、私どもは、内閣委員会との連合審査を要求したのであります。これを多数の暴力で押し切ったのは自民党の皆さんではございませんか。ここに議会混乱の因があったということを私は申し上げたいのであります。(拍手)
 民社党の春日一幸君が反対の討論に立たれたのでございますが、民社党は、どういうものか、社会党が白を唱えれば黒と言うのであります。(拍手)山と言えば川とおっしゃるのでございますから、これはもう論外であると私どもは考えておるのであります。(拍手)
 先ほど、島上善五郎君の提案の趣旨弁明にございましたように、清瀬一郎議長は、昨年の安保国会において警官を導入したのでございます。いまだかってない汚点を日本の議会史にしるしたのであります。その責任がかわく間もないのに、今度の国会においては、委員会の委員室を、委員長が飛び込んだならば委員室と認めるという、とんでもない、いまだかつてない悪例を、この国会議事運営の上に残したのであります。(拍手)
 およそ、議会の品位と秩序を守る最高の責任は衆議院議長にあることは言うまでもないのであります。そのために、本院は、議長、副議長とも党籍を離脱して、議事の運営にその公正を期しておることは、自民党の皆さんも御承知のところであります。ところが、清瀬一郎議長の言動を見ておりますと、全く自民党の走狗となって、公正なるべき衆議院議長としての議事運営がされていないというところに、私どもは不信任決議の大きな理由があると思うのであります。(拍手)私は、ただいま上程されているこの不信任決議案の中で最も重要なる点は、次の点ではなかろうかと思うのであります。
 言うまでもありませんが、議長たる者が第一に必要とすべきものは、きぜんたる態度であります。自主性を持つということであります。いかに与党であろうとも、いかに多数党であろうとも、間違いは間違いとして指摘して、これに場合によっては抗する気慨がなければ、議長としての資格はないと思うのであります。(拍手)議長は、しかも、日本の最高の光栄ある地位であります。国会は国権の最高機関、その長が議長でございまするから、自民党が何を言おうとも、どのようなことを要求して参りましょうとも、きぜんとしてこれをはねつける、場合によっては、その間違いを指摘して、すべての国民が安心してまかせることのできる態度を持ってこそ、初めてりっぱな議長といえると思うのであります。(拍手)しかるに、清瀬議長はいかがでございますか。これは、もう自民党の皆さんがよく御承知の通りであります。いかがでございますか。今日の清瀬議長は、全くあなた方の言う通り、する通り、少数派の言には耳をかさず、多数党、自民党の走狗になっておることを、私ども指摘せざるを得ないのであります。(拍手)
 私が次に申し上げたいことは、たとえばILO条約批准の問題を見ても言えるのでございますが、議会に提出されてから三カ月近く条約の批准案件はたなざらしになっておるのであります。このような前例は、日本の議会史にはないのであります。委員会に付託する責任は議長にあるはずであります。その議長が三カ月近くもたなざらしにしておるということは、いかなる理由によるものであるか。ここにも不信任の大きな理由があろうかと私どもは考えておるのであります。しかも、清瀬一郎議長は、自民党、社会党、私どもに対して、あっせん案なるものをILO条約の批准で出して参ったのでございますが、そのあっせん案たるや、自民党の総務会で作った案、国会対策委員会で承認した案そのままのものが、いつの場合にも出されておるのであります。(拍手)これで、どうして公正なる議長といえるでありましょうか。
 私が次に申し上げたいことは、先ほども申しましたように、この国会を顧みて最も残念でなりませんのは、委員室が委員長の意のままに変えられたということであります。私も、かつて議会運営の席末を汚しておりましたが、委員室というものは、公報に記載せられた部屋が委員室であります。この部屋が変えられなければならぬ場合には、委員長は、多数の委員に、野党の諸君にも十分に周知徹底をさせねばならぬのであります。このことがなされないで、委員室が勝手に変えられて、池田清志委員長が入った部屋が委員室である。第三委員室から第七委員室に入って、第七委員室から第一委員室に入り、第一委員室から第十一委員室に入る。皆さん、私は、真剣に考えていただきたいのであります。いかに野党の抵抗があったかしれませんけれども、勝手に、委員長が入った部屋が委員室であるというに至っては、このような委員会の審議を認める清瀬一郎議長の態度は断じて承認するわけにいかぬのであります。(拍手)
#66
○仮議長(田中伊三次君) 野原君――野原覺、時間がわずかであります。お急ぎ下さい。
#67
○野原覺君(続) 清瀬一郎議長のことを、今日、国民は、あれはロボット議長ではないかと評する人もあるのであります。また、最近では、あれは万歳議長ではないかと評する人もあるのであります。私は、ロボット議長はわかるが、万歳議長とはどういうことでございますかと尋ねましたら、万歳と言ったら採決があるということにあの人はするじゃございませんか、というのであります。私どもは、きわめて残念でならぬのであります。日本の国会をこのような状態に置いたのは、議院の最高の責任者である議長であると私どもは思うのであります。自民党の諸君にも責任があります。しかし、議会がこのような状態になったならば、だれが責任をとるのでございますか。その責任は、最高の責任者たる議長がとらなければならぬのであります。議長は、議会の品位を守り、秩序を保たなければならぬ責任者でございまするから、日本の国会をかくのごとき状態に置いた点から考えて、特に、昨年の安保国会の混乱、話し合い国会といわれたこの国会の混乱、この二つの理由から、事実の上に立って考えるならば、私は、清瀬一郎議長は、みずから責任を感じて、みずから引退をするのが当然であろうと思うのであります。(拍手)
#68
○仮議長(田中伊三次君) 野原君――野原覺君、時間であります。お急ぎ下さい。
#69
○野原覺君(続) 私は、時間もありませんから、これで終わりますが、どうか、私どもの清瀬一郎議長不信任の決議案に賛成されまするよう、自民党の皆さんにも、民社党の皆さんにもお願いを申し上げまして、賛成討論を終わる次第であります。(拍手)
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(山村新治郎君
   外二十二名提出)
#70
○仮議長(田中伊三次君) この際、諸君に申し上げます。山村新治郎君外二十二名より、討論終局の動議が提出されております。
 この動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。山村新治郎君外二十二名提出、討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#71
○仮議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#72
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。急ぎ投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
#73
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。投票者の通路をふさがないように、投票を急いで下さい。――重ねて申し上げます。投票を急いで下さい。――ただいまより三分以内に投票されんことを望みます。この制限時間内に投票のない場合は棄権とみなします。なお、この制限時間は延長いたしません。
  〔各員投票を継続〕
#74
○仮議長(田中伊三次君) 制限時間間近であります。お急ぎ願います。
  〔各員投票を継続〕
#75
○仮議長(田中伊三次君) 投票漏れはありませんか。――急いで御投票願います。――急いで投票して下さい。――投票漏れはありませんか。
  〔各員投票を継続〕
#76
○仮議長(田中伊三次君) 重ねて申し上げます。投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――閉鎖。
  〔議場開鎖〕
#77
○仮議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#78
○仮議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百六十三
  可とする者(白票)  二百三十
  〔拍手〕
  否とする者(青票)  百三十三
  〔拍手〕
#79
○仮議長(田中伊三次君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 山村新治郎君外二十二名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田 勇人君
      池田正之輔君    石田 博英君
      稻葉  修君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    岡崎 英城君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤常太郎君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川村善八郎君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 守江君
      岸本 義廣君    久野 忠治君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐藤 榮作君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋清一郎君    高橋  等君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    中馬 辰猪君
      津雲 國利君    塚原 俊郎君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中山 榮一君    中山 マサ君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 正信君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    福田 赳夫君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      細田 義安君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    牧野 寛索君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三木 武夫君    三和 精一君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山崎  巖君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    渡邊 良夫君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石村 英雄君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中島  巖君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      藤原豊次郎君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    八木 一男君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口シヅエ君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君    志賀 義雄君
      谷口善太郎君
    ―――――――――――――
#80
○仮議長(田中伊三次君) 衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#81
○仮議長(田中伊三次君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#82
○仮議長(田中伊三次君) 申し上げます。投票者の通路をふさがないように、投票をお急ぎ下さい。
  〔各員投票を継続〕
#83
○仮議長(田中伊三次君) 申し上げます。投票を急いで下さい。――投票を
 急いで下さい。
  〔各員投票を継続〕
#84
○仮議長(田中伊三次君) 諸君に申し上げます。ただいまより三分以内に御投票を願います。この制限時間内に御投票のない場合は、遺憾ながら、棄権とみなします。この制限時間は延長はいたしません。
  〔各員投票を継続〕
#85
○仮議長(田中伊三次君) 制限時間が切迫いたしました。お急ぎを願います。投票をお急き願います。――重ねて申し上げます。制限時間切迫であります。お急ぎを願います。急いで御投票を願います。――制限時間寸前であります。お急ぎ下さい。
  〔各員投票を継続〕
#86
○仮議長(田中伊三次君) 投票漏れはございませんか。――重ねて申し上げます。投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#87
○仮議長(田中伊三次君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#88
○仮議長(田中伊三次君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百五十七
  可とする者(白票) 百三十四
  否とする者(青票)  二百二十三
  〔拍手〕
#89
○仮議長(田中伊三次君) 右の結果、衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
 山本幸一君外三名提出衆議院議長清瀬一郎君不信任決議案を可とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石村 英雄君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡本 隆一君
      加藤 勘十君    加藤 清二君
      片島  港君    勝澤 芳雄君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小林 ちづ君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中島  巖君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    中村 英男君
      永井勝次郎君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      藤原豊次郎君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    渡辺 惣蔵君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
 否とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      有馬 英治君    井原 岸高君
      井村 重雄君    伊藤 五郎君
      伊藤 郷一君    伊藤宗一郎君
      伊藤  幟君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    池田 清志君
      池田 勇人君    池田正之輔君
      石田 博英君    稻葉  修君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    遠藤 三郎君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小川 平二君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    岡崎 英城君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤常太郎君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      木村 守江君    岸本 義廣君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐藤 榮作君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      重政 誠之君    澁谷 直藏君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋清一郎君    高橋  等君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    中馬 辰猪君
      津雲 國利君    塚原 俊郎君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中山 榮一君    中山 マサ君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 正信君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    福田 赳夫君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦 東介君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      松野 頼三君    松本 俊一君
      松山千惠子君    三池  信君
      三浦 一雄君    三木 武夫君
      三和 精一君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      村上  勇君    毛利 松平君
      森   清君    森下 國雄君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山崎  巖君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 猛夫君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      渡邊 良夫君    井堀 繁雄君
      伊藤卯四郎君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      鈴木 義男君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西尾 末廣君
      西村 榮一君    門司  亮君
      本島百合子君
    ―――――――――――――
#90
○仮議長(田中伊三次君) この際、議長清瀬一郎君に本席を譲ります。御協力まことにありがとうございました。(拍手)
  〔仮議長退席、議長着席〕
     ――――◇―――――
 日程第三 衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案(益谷秀次君外十三名提出)
    (委員会審査省略要求案件)
#91
○議長(清瀬一郎君) 日程第三、衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案は、提出者より委員会の審査省略の申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#92
○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。
 日程第三、衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案を議題といたします。
    ―――――――――――――
 衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案
右の議案を提出する。
#93
○議長(清瀬一郎君) 提出者の趣旨弁明を許します。鈴木仙八君。
  〔鈴木仙八君登壇〕
#94
○鈴木仙八君 私は、自由民主党を代表して、衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案の趣旨説明を簡単に申し上げます。
 久保田副議長は、衆議院における重要法案、会期の延長等の審議にあたり、清瀬議長に協力せず、ことに、農業基本法案、政治的暴力防止法案等の審議の際、衆議院内の混乱に対し、何ら議長に協力しなかったことは、副議長としての職務にはなはだしく怠慢であり、その誠意ごうまつもなく、われわれは、断固として、かかる副議長の存在を一日たりとも許すことができません。
 以上、本決議案提出の理由といたします。(拍手)
#95
○議長(清瀬一郎君) これより討論に入ります。西村力弥君。
  (西村力弥君登壇)
#96
○西村力弥君 私は、日本社会党を代表して、ただいま決議案として出されました久保田副議長不信任について、憤激をこめてその反対の意思を表明しようとするものであります。(拍手)
 まず、ただいまの提案者の提案理由をお聞きしますると、何ら具体性のない不信任をして、うさを晴らそうとする、そういう言いがかりをつけてやっておるにすぎないことは明らかであると思うのです。自民党の諸君は、こめような、理由のないところに理由をつけてやるようなことはやめて、きょうは、皆さん方は、胸に喪章をつけて、池田内閣の葬送曲を、自民党の挽歌を、涙を流しながらかなでる、これが、きょうあなた方のなすことなんだ。
 一体、久保田副議長が、就任以来、いかに清瀬議長に協力してきたか、このことにつきましては、私から申すまでもなく、議員諸君は十分に承知しておることと思うのです。その顕著なる例を申し上げますならば、ILOの特別委員会を設置する問題につきましては、わが党は絶対に特別委員会設置には反対であります。しかるにかかわらず、久保田副議長は、清瀬議長とともに、特別委員会の設置について提案をして参りました。このことは、久保田副議長が完全に不偏不党の立場に立っておるということを証明して余りあるものであります。こういう具体的な事例をもってしても、この久保田副議長の不信任の決議というものは全然当を得ないものだということをはっきり申し上げることができると思うのであります。(拍手)
 久保田副議長は、大阪の府会議員に三期当選、その後、衆議院議員として七回連続して当選しております。その間、大阪府議会の土木、文教各委員長、本院の公職選挙法特別委員長、皇室会議議員、日本社会党執行委員、代議士会長等を経て、そして、その間の業績が十分に評価せられて、本院の副議長に選任されて今日に至っておるのであります。諸君の御承知の通り、久保田副議長の性格は重厚であり、篤実である。これを否定される方はないでしょう。また、思慮はあくまでも沈着である。そうして、全力を傾けて清瀬議長の補佐のために努力して参った。国会の正常化のために、頑迷固陋なる清瀬議長を補佐して今日に至うておる。こういう事実は、事実として、あなた方は認めたらどうです。この事実を認めもしないで、理由のないところに理由をつけて、病気で休んでいることを取り上げまして、会期延長に協力しないとか、あるいは政防法の採決の重大段階に協力をしない、こういうようなことを言うことは、あなた方の人間性が疑われる。(拍手)あなた方でも、あなた方がいつ病気になるかわからぬでしょう。これは、だれだって、あす病気にならないと保証することはできないはずなんです。病気になったならば、お互いに十分に静養を願うことは当然であります。しかるにかかわらず、病気になって休んでいる者に対して、病気になったがために協力しないという、そういうような言いがかりをつけて、そうして、不信任をたたきつけているということは、これは、明らかに、はっきり申して、人間性が疑われる、こういわざるを得ない。ただいまは、また、清瀬議長に対する不信任案につきまして、あなた方は多数の力でこれを否決しましたが、清瀬議長不信任を否決するそういうあなた方が、今度は久保田副議長を不信任するということは、これは矛盾しているじゃないですか。それはおかしいです。どこから見ましても、これはいけない。あなた方は、理由の明確なる清瀬議長に対しては、はっきり不信任に賛成をすべきなんです。そうするならば、久保田副議長の不信任を出すことも、あるいは肯定されるかもしれません。しかるにかかわらず、多数の力でこれを否決して、便々として、理由のない久保田副議長の不信任をするということは、これは自己矛盾ですよ。明らかに自己矛盾です。
 私は、清瀬議長の不信任について、否決はされましたけれども、もっともっと申し上げなければならない。それはどういうことか。第一、六月六日の夜、あなた方は、この国会を自民党の私物化して、勝手に本日は散会だときめたじゃないですか。ああいうことは、われわれ社会党の立場というものを一切無視した、この国会を私物化した、あなた方の横暴なるやり方である。しかも、また、清瀬議長の権威というものは完全に踏みにじられた。あのときに、私たちは、国会の権威を守るために、清瀬議長の部屋にお話し合いに参りました。そういうときにとった清瀬議長の態度というものは、国会の権威を守ろうとする熱意は何一つない。ただ、いたずらに戦々きょうきょうとして、自民党の思惑をおそれておる、それだけだ。まことに議長としての権威というものをみずから失っておる、捨てておるといわなければならないのです。しかも、その前日の六月三日、政防法の採決の場合には、ちょうどその辺の席で採決をしたと称しておりまするが、ちょうど私はその近くにおりました。そのときに、何か口をもぐもぐさせましたが、諸君が万歳をすると議長も万歳をしておる。一体、議長という立場を厳正に保持する人が、賛成の万歳をしたからといって、自分もそれに唱和するなどということは許されることでありますか。私はあの事態を見まして……
#97
○議長(清瀬一郎君) 西村君、時間が参りましたから、簡単に結論に入って下さい。
#98
○西村力弥君(続) 公正なる、中正なる立場を堅持すべき議長の立場は、議長自身の立場から捨てられておるのだ。こうなれば、議長自体はみずからを決さなければならない。
#99
○議長(清瀬一郎君) 西村君、時間が参りました。
#100
○西村力弥君(続) 議長からの時間の切迫の御注意でございまするが、先ほどの討論時間の制限は、あれは仮議長が議事を執行する、その時間内の討論時間の制限です。仮議長は、自後の討論の時間を制限する権限はない。
#101
○議長(清瀬一郎君) 西村君、時間が参りました。
#102
○西村力弥君(続) ですから、私は時間の制限はないものと心得てやっている。どうせ、昼の間はのうのうと休んでおって、夜になって、十二時近くなってから国会をやる。皆さんがやろうと言うから、われわれはやらざるを得ない。こういうときに、時間を十分や十五分に制限することはおかしい。そんなに時間が必要ならば、なぜ昼間のうちからやらぬのか。
#103
○議長(清瀬一郎君) 西村君、残念ながら、御降壇を願わなければなりません。先ほどの制限は本日中の議事についてでございます。その制限の時間が参りました。はなはだ遺憾ではございますが、降壇をお願やいたします。
  〔「仮議長にはそういう権限はないのだ」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#104
○議長(清瀬一郎君) 発言の禁止をいたします。西村君、大変遺憾ではございますけれども、制限の時間が参りましたから、発言をやめて、降壇をお願いいたします。院議にはお従い下さいませ。(発言する者多く、議場騒然)西村君、西村君、院議できめた制限にはお従い下さいませ。西村君の降壇を命じます。任意に降壇しなければ、執行しなければなりません。
  〔西村力弥君発言を継続〕
#105
○議長(清瀬一郎君) 発言を禁止します。発言を禁止します。それ以上発言されてはいけません。
  〔西村力弥君なお発言を継続〕
#106
○議長(清瀬一郎君) これ以上発言してはいけません。禁止します。
  〔西村力弥君なお発言を継続、降壇〕
#107
○議長(清瀬一郎君) 堀昌雄君。
  〔堀昌雄君登壇〕
  〔「待て待て」と呼び、その他発言する者多し〕
#108
○議長(清瀬一郎君) 堀君、始めて下さい、時間が経過しますから。
#109
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました副議長久保田鶴松君の不信任決議に反対の討論をいたします。(拍手)
 まず、第一に、ただいま自由民主党を代表して鈴木君の述べられました不信任の理由は、まことに根拠薄弱、何人も、これをもって不信任の理由とすることを認めるわけにはいかないと思います。(拍手)これは、ただに、この議場におられる皆さんだけが納得をすればそれで済むというような、軽々たる問題ではありません。いやしくも、一議院における副議長を不信任するにあたっては、ひとしく、日本国民のすべてがその理由を納得するだけのものがなければ、国民の権威を無視することになることは明らかであります。(拍手、発言する者あり)あなた方は、まず第一に、今夜のこの会議の姿を、胸に手を当てて、一回冷静に考えてみる必要があると思うのであります。すべての国民は、今夜行なわれておることを、大きく目を見開いて見詰めておるのであります。あなた方が、この議場でわれわれしかいないと思って見ているその背後には、九千万国民が、われわれの一挙手一投足を、日本の政治がどうなるかという不安を持って見詰めておるということを、あなた方は謙虚に考えるだけの余裕がないのですか。われわれは、このような常識にはずれたことが行なわれておるときに、この壇上から皆さんを見渡して、私よりははるかに年配の皆さんが多数の席を占めておるではありませんか。皆さん方のお孫さんがこの姿を見て、うちのじいさんは一体何をやっておるかと、まさに恥ずかしい思いをしておるのは間違いないのであります。(拍手)皆さん、あなた方は、当世流行の言葉で言うならば、いささか頭にきておるのではないかと、国民はすべて驚いておると思うのであります。(拍手)
 まず、われわれは、このような問題を取り扱うのには、少なくとも、さらに冷静なる態度で、さらに真剣な態度で物事を取り運ぶだけの熱意と誠意を持たずして、一体、あなた方は、選挙区に帰って国民の前に何と言って言いわけができますか。(拍手)自由民主党の内部においても、私は、このようなことに対して反対をされた勇気のある人があると信じておりますが、皆さんは、一人片々として考えるならば、決してこのような非常識なことが行なえる方たちではありません。たまたま集団をなして、一部に、この人たちのしりをたたいて、自分たちの利益をこのような混乱の中で求めておる者が皆さんの中にあるために、国民をあやまっておるということを考えていただかなければなりません。どうか、皆さん、皆さん一人々々が冷静になって、良識のある国会議員の立場で、いま一度反省をしてみられる余裕はないのですか。私は、このようなことが次々と行なわれていくならば、われわれの国民から受けておるところの権威は、一体、だれが認めることになるか。われわれの権威を、お互いがみずからの手や足で踏みにじっていくようなことを続けておる限り、民主主義の政治の発展は望まれないのであります。
 時あたかも、ウィーンにおいては、アメリカのケネディ大統領とソ連のフルシチョフが、世界の重大なる事件を論議し、彼らは真剣に世界の平和を願っておるというときに、一体、あなた方のやっておられることは、世界の平和、日本の平和繁栄とどれだけの関係があるのですか。(拍手)国民は、建設的なわれわれの仕事に対しては賛意を表するでありましょうが、今夜のこのことが、国民の生活に一片の建設的なものでももたらすものとは、だれも考えることはできないのであります。(拍手)どうか、皆さん、世界の政治のレベルに立って、われわれも、ただ所得が倍増するだけではなくて、政治家の意識とわれわれの良識のレベルが世界のレベルに達せずして、何が日本の繁栄でありましょうか。あなた方は、今夜、ここで、いま一だび謙虚に心のうちに反省をする余地がないとするならば、あなた方を推薦した選挙民は、今夜から深い悲しみの中に閉ざされ、日本の将来に対して深い憂慮を持つことは、疑いのない事実であります。(拍手)
 私どもは、西欧の裁判に、かつて魔女の裁判というものがあったことを思い起こします。一体、この魔女の裁判とは何であったか。自分たちに都合の悪いことが起きたときに、無辜の民にその責任をなすりつけて、これを火あぶりにして、自分たちの非行をおおい隠そうとしたのが、あの魔女裁判の西欧の歴史であります。今諸君がやったこの久保田副議長の不信任こそは、彼らと同じような、きわめて卑劣なやり方であります。われわれは、もっと、あなた方が、正々堂々と、真に理由のあることをもって理由とするならば、よって受けて立つ気持にもなりますが、理由も何もないことをもって理由として、久保田副議長を不信任しようとするような誠意のないことに対しては、絶対に承服することができないのであります。(拍手、発言する者あり)どうか、皆さん、私は、何ら党利党略の上でものを言っているのではありません。国民の純真なる気持を代表して、日本の将来を憂える余り、あなた方のこのような愚かなる行為に対する反省を求めなければならないという、この心からなる声を、あなた方は心静かに聞いていただかなければならないと思うのであります。
 最後に、一体、それでは、政治はだれのために今行なわれておるのでしょうか。私に言わせるならば、あなた方の中のある派閥片々のために政治が混乱をさせられておる。(拍手、発言する者あり)一体、こんなことでいいのでしょうか。政治は、すべからく、リンカーンも申したように、まず、何よりも国民のために行なわれなければなりません。国民のために本日のようなことが行なわれておると、だれ一人国民は信じません。(発言する者あり)どうか、皆さん、私が申したことを、これから――今からでもおそくはないのです。心静かに反省して、この不信任決議案を取り下げて、広く国民に謝罪をすることこそ、正しい政治の道を発展させる唯一の道と信じて疑わないのであります。
 以上をもって私の反対討論を終わります。(拍手)
#110
○議長(清瀬一郎君) 春日一幸君。
  〔春日一幸君登壇〕
#111
○春日一幸君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいまここに議題となりました衆議院副議長久保田鶴松君に対する不信任案に対しまして、反対の意思を明らかにするものであります。(拍手)
 この不信任案は、明らかに、さきに社会党が提出いたしました議長に対しまする不信任案に対して報復的に提出されたものであるのでありまして、これは、久保田鶴松君の副議長としての本来の実績について検討されて提出されたものとは了承いたしかねるのであります。(拍手)
 特に、私どもは、この際明らかにいたさなければ相なりませんことは、およそ国会の正常なる運営を確保いたしますることのためには、各党各派の協力に待たなければ相ならぬでありましょうが、特に、第一党は、その責任を最も多くになっておると思うのでございます。このような重き責任の立場にあられまする第一党が、目には目を、歯には歯をというような形で、このような報復的な措置を次々と展開されて参りまするならば、動が反動を呼んで、その悪循環の招来するところ、まさに事態憂うべきものがあると存ずるのでございます。特に、また、久保田君が副議長に就任されまして以来のその実績に徴しまするとき、特に久保田君は人格識見高邁でありまして、また、その職務におきましても、過ぎたるもなく、及ばざるもなかったのであります。
 そういうような意味合いにおきまして、本不信任案は、明らかに党利党略的な性質のものでございまして、われら民主社会党は、国会の正常なる運営を確保することのために最も熱意を抱くものといたしまして、このような不信任案に対しましては絶対賛成するわけには参りません。
 以上をもちまして、わが党の反対討論を終わるものであります。(拍手)
    ―――――――――――――
  討論終局の動議(山村新治郎君
   外二十二名提出)
#112
○議長(清瀬一郎君) 山村新治郎君外二十二名より、討論終局の動議が提出されました。
 本動議を採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。山村新治郎君外二十二名提出、討論終局の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  議場閉鎖
#113
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#114
○議長(清瀬一郎君) なるべくすみやかにお願いいたします。
  〔各員投票を継続〕
#115
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#116
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#117
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百五十三
  可とする者(白票)  二百二十
  否とする者(青票)  百三十三
#118
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、討論は終局するに決しました。
    ―――――――――――――
 山村新治郎君外二十二名提出討論終局の動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田正之輔君
      石田 博英君    稻葉  修君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      遠藤 三郎君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    岡崎 英城君
      岡田 修一君    岡本  茂君
      加藤常太郎君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金子 岩三君
      金丸  信君    亀岡 高夫君
      鴨田 宗一君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川村善八郎君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 守江君
      岸本 義廣君    久野 忠治君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐藤 榮作君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    始関 伊平君
      椎熊 三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋  等君    竹内 俊吉君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      塚原 俊郎君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野原 正勝君    橋本登美三郎君
      橋本 龍伍君    長谷川四郎君
      長谷川 峻君    八田 貞義君
      服部 安司君    濱田 正信君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      原 健三郎君    福田 赳夫君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三木 武夫君    三和 精一君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山崎  巖君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      渡邊 良夫君    井堀 繁雄君
      伊藤卯四郎君    稲富 稜人君
      受田 新吉君    内海  清君
      春日 一幸君    佐々木良作君
      鈴木 義男君    田中幾三郎君
      玉置 一徳君    西尾 末廣君
      西村 榮一君    門司  亮君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    足鹿  覺君
      飛鳥田一雄君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井伊 誠一君
      井岡 大治君    井手 以誠君
      猪俣 浩三君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石村 英雄君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      小川 豊明君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡田 利春君
      岡田 春夫君    岡本 隆一君
      加藤 勘十君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中島  巖君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八百板 正君
      八木 一男君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口シヅエ君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君    志賀 義雄君
      谷口善太郎君
    ―――――――――――――
#119
○議長(清瀬一郎君) 衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#120
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#121
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#122
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#123
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百五十七
  可とする者(白票)   二百七
  否とする者(青票)   百五十
#124
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、本決議案は可決せられました。(拍手)
    ―――――――――――――
 益谷秀次君外十三名提出衆議院副議長久保田鶴松君不信任決議案を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井原 岸高君    井村 重雄君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      伊能繁次郎君    飯塚 定輔君
      池田 清志君    池田正之輔君
      稻葉  修君    今松 治郎君
      宇田 國榮君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    浦野 幸男君
      江崎 真澄君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大石 武一君    大上  司君
      大倉 三郎君    大高  康君
      大竹 作摩君    大野 市郎君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      木村 守江君    岸本 義廣君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    河本 敏夫君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐藤 榮作君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      重政 誠之君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      白浜 仁吉君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 仙八君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      高田 富與君    高橋  等君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    津雲 國利君
      塚原 俊郎君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中野 四郎君
      中村 梅吉君    中村 幸八君
      中村 寅太君    中山 榮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      八田 貞義君    服部 安司君
      濱田 正信君    濱野 清吾君
      早川  崇君    原 健三郎君
      原田  憲君    福田 赳夫君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤田 義光君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      古井 喜實君    古川 丈吉君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松野 頼三君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三木 武夫君    三和 精一君
      水田三喜男君    南好  雄君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      森山 欽司君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山崎  巖君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      渡邊 良夫君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    赤松  勇君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石村 英雄君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    角屋堅次郎君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      久保 三郎君    栗原 俊夫君
      栗林 三郎君    黒田 寿男君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    田原 春次君
      多賀谷真稔君    高田 富之君
      高津 正道君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    辻原 弘市君
      坪野 米男君    戸叶 里子君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中島  巖君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    永井勝次郎君
      楢崎弥之助君    成田 知巳君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      西村 関一君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      松本 七郎君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山花 秀雄君    山本 幸一君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
      志賀 義雄君    谷口善太郎君
     ――――◇―――――
#125
○議長(清瀬一郎君) 本日午前十時より再開いたすこととし、それまで休憩いたします。
   午前四時二十三分休憩
     ――――◇―――――
   午後一時十二分開議
#126
○議長(清瀬一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
 副議長久保田鶴松君辞職の件
#127
○議長(清瀬一郎君) 副議長久保田鶴松君から、副議長の辞職願が提出されております。これにつきお諮りいたします。まず、その辞職願を朗読いたさせます。
  〔参事朗読〕
   辞職届
              私儀
昭和三十五年十二月七日、衆議院副議長就任以来、党籍を離脱し、純粋に国会正常化えの努力をつづけてきましたが、この度の政治暴力防止法案をめぐる一大混乱は、極めて悲しむべき事態に発展いたしました。茲にに副議長としての責任を感じ職を辞すべくお届け致します。
  昭和三十六年六月八日
           久保田鶴松
   衆議院議長清瀬一郎殿
#128
○議長(清瀬一郎君) この辞職の件につき採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。辞職を許可するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#129
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
  〔発言する者多し〕
#130
○議長(清瀬一郎君) すみやかに投票して下さい。――すみやかに投票して下さい。――すみやかに投票して下さい。
  〔各員投票を継続〕
#131
○議長(清瀬一郎君) 通路をあけて下さい。――すみやかに投票して下さい。
  〔「議長、投票妨害だ」「投票ができぬじゃないか」と呼び、その他発言する者多し〕
#132
○議長(清瀬一郎君) 秩序を乱さぬように願います。――どうか通路をふさぎ、または秩序を乱すことは慎んで下さい。
  〔発言する者多し〕
#133
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。――静粛に願います。――通路をあけて下さい。
  〔各員投票を継続〕
  〔発言する者多し〕
#134
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。――静粛に願います。――すみやかに御投票をお願いします。――すみやかに投票をお願いします。――すみやかに御投票をお願いします。
  〔各員投票を継続〕
#135
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#136
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#137
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百六十九
  可とする者(白票)  二百二十八
  否とする者(青票)  百四十一
  〔拍手〕
#138
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、辞職を許可するに決しました。
    ―――――――――――――
 副議長久保田鶴松君の辞職を許可すべしとする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井出一太郎君    井原 岸高君
      伊藤 五郎君    伊藤 郷一君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      石井光次郎君    一萬田尚登君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      小笠 公韶君    小川 半次君
      小沢 辰男君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大竹 作摩君    大野 市郎君
      大平 正芳君    大村 清一君
      大森 玉木君    岡崎 英城君
      加藤常太郎君    加藤鐐五郎君
      賀屋 興宣君    海部 俊樹君
      金子 一平君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    川島正次郎君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      菅野和太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      久保田藤麿君    草野一郎平君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小島 徹三君    小平 久雄君
      小山 長規君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤 榮作君    佐藤洋之助君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      坂田 道太君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 仙八君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 角榮君    田中 龍夫君
      田中 正巳君    田邉 國男君
      田村  元君    高田 富與君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高橋  等君    竹内 俊吉君
      竹下  登君    竹山祐太郎君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    塚田十一郎君
      塚原 俊郎君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村三之丞君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    中山 マサ君
      永田 亮一君    永山 忠則君
      楢橋  渡君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      丹羽 兵助君    西村 英一君
      野田 卯一君    羽田武嗣郎君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      服部 安司君    濱田 幸雄君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田  一君
      福永 一臣君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      船田  中君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      細田 義安君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    牧野 寛索君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松澤 雄藏君
      松田 鐵藏君    松永  東君
      松野 頼三君    松本 一郎君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三池  信君    三浦 一雄君
      三和 精一君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      村上  勇君    森   清君
      森下 國雄君    森田重次郎君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口 好一君    山口六郎次君
      山崎  巖君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      山本 猛夫君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    渡邊 良夫君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      淡谷 悠藏君    井岡 大治君
      井手 以誠君    石川 次夫君
      石田 宥全君    石橋 政嗣君
      石村 英雄君    石山 權作君
      板川 正吾君    稻村 隆一君
      小川 豊明君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    大原  亨君
      太田 一夫君    岡  良一君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      片島  港君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小林 ちづ君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      堂森 芳夫君    中澤 茂一君
      中島  巖君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    原   彪君
      日野 吉夫君    肥田 次郎君
      平岡忠次郎君    広瀬 秀吉君
      藤原豊次郎君    穗積 七郎君
      細迫 兼光君    堀  昌雄君
      前田榮之助君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    矢尾喜三郎君
      安井 吉典君    安平 鹿一君
      柳田 秀一君    山内  広君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山崎 始男君    山田 長司君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
      志賀 義雄君
     ――――◇―――――
   副議長の選挙
#139
○議長(清瀬一郎君) つきましては、これより副議長の選挙を行ないます。
 選挙の手続につきましては衆議院規則によることといたします。なお、念のため申し上げますと、投票は単記無名投票であります。諸君のお手元に配付してありますところの投票用紙に被選人の氏名を記載せられ、木札の名刺を添えて御持参あらんことを望みます。
 これより点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#140
○議長(清瀬一郎君) すみやかに御投票願います。――すみやかに御投票願います。――時間制限をしなければならぬ事態になりまするから、どうぞすみやかにお願いします。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#141
○議長(清瀬一郎君) 順序よく御投票願います。――すみやかに投票願います。――すみやかに投票願います。
  〔発言する者多し〕
#142
○議長(清瀬一郎君) すでに時間制限などをしなければならぬ事態に立ち至りました。投票の……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を進めて下さい。
  〔「議場はあいてるじゃないか」と呼び、その他発言する者多し〕
#143
○議長(清瀬一郎君) なお、明らかに申し上げますが、選挙手続の際は、ドアを締めないのであります。すみやかに投票を願います。――すみやかに投票を進めて下さい。――すみやかに投票を進めて下さい。――どうか、すみやかに投票をして下さい。――投票していない人は、すみやかに投票して下さい。
  〔「議長、休憩して理事会をやれ」と呼び、その他発言する者多し〕
#144
○議長(清瀬一郎君) ただいま時間の制限はいたしておりませんが、何とぞすみやかに御投票あらんことを願います。――すみやかに投票願います。
  〔発言する者多し〕
#145
○議長(清瀬一郎君) 先刻以来、すみやかに御投票を願っておりまするが、御投票になりません。よって、やむを得ず、ただいまから五分以内に投票せられない方は棄権されたものと認めます。
  〔各員投票を継続〕
#146
○議長(清瀬一郎君) すみやかに御投票願います。――時間もあとわずかになりましたから、すみやかに御投票願います。――もはや時間も終局に近づきました。すみやかに御投票願います。
  〔各員投票を継続〕
#147
○議長(清瀬一郎君) すみやかに御投票願います。――投票意思のある方は、すみやかに投票願います。−制限時間が迫っております。すみやかに御投票願います。――投票意思のある人は投票して下さい。投票されない方は投票意思のないものと認めます。――投票漏れはございませんか。
  〔「あるぞ」「目で見たらわかるじゃないか」と呼び、その他発言する者多し〕
#148
○議長(清瀬一郎君) あれば、すみやかに投票して下さい。
  〔各員投票を継続〕
#149
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはありませんか。
  〔発言する者多し〕
#150
○議長(清瀬一郎君) 投票意思があって、まだ投票しておらぬ諸君は、この瞬間に御投票を願います。――投票意思のある方は御投票願います。――先刻来の経過で、この上投票をなさらない方は、投票の意思がないものと認めます。投票箱閉鎖。開匣。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#151
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。
 これより名刺及び投票の計算を命じます。
  〔発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#152
○議長(清瀬一郎君) 演壇をおりて下さい。議長は諸君の降壇を命じます。――演壇をおりて下さい。
  〔「投票させないとは何事だ」と呼び、その他発言する者多し〕
#153
○議長(清瀬一郎君) あなたの席に戻って下さい。どうか静かに演壇をおりて下さい。
 これより名刺及び投票の計算を命じます。
  〔「やり直せ」と呼び、発言する者多し〕
#154
○議長(清瀬一郎君) 名刺及び投票の計算を命じます。
  〔「議長々々」と呼び、その他発言する者多し〕
#155
○議長(清瀬一郎君) 演壇をおりて下さい。――演壇をおりて下さい。
  〔「投票権の剥奪だ」「選挙妨害だ」と呼び、その他発言する者多し〕
#156
○議長(清瀬一郎君) 先刻の宣言が徹底しなかったと思いまするから、あらためて宣言いたします。投票箱閉鎖。開匣。
 これより名刺及び投票の計算を命じます。
  〔発言する者多し〕
#157
○議長(清瀬一郎君) お聞き取りにくかったかと思いますから、なお、あらためてもう一度宣言いたします。
 投票箱閉鎖。開匣。
 これより名刺及び投票の計算を命じます。
  〔参事名刺及び投票を計算〕
#158
○議長(清瀬一郎君) 申し上げます。
 投票総数三百六十八、名刺の数は三百六十七でありまして、投票の数が名刺の数に一票超過いたしております。衆議院規則第六条第二項によりますと、投票の数が名刺の数に超過したときは、さらに投票を行なわなければならない、ただし、選挙の結果に異動を及ぼさないときは、この限りでない、とあります。選挙の結果に異動を及ぼすやいなやは点検の結果を見なければ判明いたしませんから、このまま点検をすることといたします。
 本投票の過半数は百八十五であります。
 これより投票の点検を命じます。点検の方法は、便宜上、同一投票は十票ずつ合算して読み上げることといたします。
  〔参事投票を点検〕
#159
○議長(清瀬一郎君) 投票中、白票が二票あります。これは当然無効であります。
 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
     二百六十点 原 健三郎君
  〔拍手〕
       百五点 久保田鶴松君
  〔拍手〕
        一点 田中伊三次君
      外に白票 二
#160
○議長(清瀬一郎君) ただいま報告いたしました通りでありますから、投票の数が名刺の数に一票超過いたしておりましても、選挙の結果には異動を及ぼしません。(拍手)よって、衆議院規則第六条第二項ただし書きによりまして、本投票はこれを有効といたします。
 右の結果、衆議院規則第八条により、原健三郎君が副議長に当選せられました。
  〔拍手〕
    ―――――――――――――
 副議長選挙投票者の氏名
      安藤  覺君    相川 勝六君
      逢澤  寛君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋田 大助君
      秋山 利恭君    天野 公義君
      綾部健太郎君    荒木萬壽夫君
      荒舩清十郎君    有田 喜一君
      有馬 英治君    井出一太郎君
      井原 岸高君    伊藤 五郎君
      伊藤 郷一君    伊藤宗一郎君
      伊藤  幟君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      石井光次郎君    一萬田尚登君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    江崎 真澄君
      遠藤 三郎君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大沢 雄一君    大高  康君
      大竹 作摩君    大野 市郎君
      大野 伴睦君    大平 正芳君
      大村 清一君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      加藤鐐五郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    鴨田 宗一君
      唐澤 俊樹君    仮谷 忠男君
      川島正次郎君    川村善八郎君
      菅  太郎君    菅野和太郎君
      簡牛 凡夫君    木村 公平君
      岸本 義廣君    北澤 直吉君
      久野 忠治君    久保田円次君
      草野一郎平君    倉石 忠雄君
      倉成  正君    藏内 修治君
      黒金 泰美君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      河本 敏夫君    纐纈 彌三君
      佐々木秀世君    佐々木義武君
      佐藤洋之助君    佐伯 宗義君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      笹本 一雄君    薩摩 雄次君
      志賀健次郎君    椎熊 三郎君
      椎名悦三郎君    重政 誠之君
      澁谷 直藏君    島村 一郎君
      正示啓次郎君    白浜 仁吉君
      周東 英雄君    壽原 正一君
      鈴木 正吾君    鈴木 仙八君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      瀬戸山三男君    關谷 勝利君
      田川 誠一君    田口長治郎君
      田澤 吉郎君    田中伊三次君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋 英吉君    高橋清一郎君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      中馬 辰猪君    津雲 國利君
      塚田十一郎君    塚原 俊郎君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    徳安 實藏君
      床次 徳二君    富田 健治君
      内藤  隆君    中垣 國男君
      中島 茂喜君    中曽根康弘君
      中野 四郎君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村三之丞君
      中村 寅太君    中村庸一郎君
      中山 榮一君    中山 マサ君
      永田 亮一君    永山 忠則君
      灘尾 弘吉君    楢橋  渡君
      南條 徳男君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 武夫君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    八田 貞義君
      服部 安司君    濱田 幸雄君
      濱田 正信君    濱野 清吾君
      早川  崇君    林   博君
      原 健三郎君    原田  憲君
      廣瀬 正雄君    福田 赳夫君
      福田 篤泰君    福永 健司君
      藤井 勝志君    藤枝 泉介君
      藤田 義光君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      船田  中君    古井 喜實君
      古川 丈吉君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      星島 二郎君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      増田甲子七君    松浦 東介君
      松澤 雄藏君    松田 鐵藏君
      松永  東君    松野 頼三君
      松本 一郎君    松本 俊一君
      松山千惠子君    三池  信君
      三浦 一雄君    水田三喜男君
      南好  雄君    宮澤 胤勇君
      村上  勇君    森   清君
      森田重次郎君    森山 欽司君
      八木 徹雄君    保岡 武久君
      山口喜久一郎君    山口 好一君
      山口六郎次君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山中 貞則君
      山村新治郎君    山本 猛夫君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      渡邊 良夫君    安宅 常彦君
      飛鳥田一雄君    有馬 輝武君
      淡谷 悠藏君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      岡  良一君    岡田 利春君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      川俣 清音君    川村 継義君
      河上丈太郎君    河野  正君
      木原津與志君    北山 愛郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小松  幹君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    滝井 義高君
      楯 兼次郎君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中嶋 英夫君
      中村 重光君    中村 高一君
      中村 英男君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 力弥君
      野口 忠夫君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      三木 喜夫君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安平 鹿一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山中 吾郎君    山中日露史君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    渡辺 惣蔵君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
      川上 貫一君    志賀 義雄君
      清瀬 一郎君
     ――――◇―――――
#161
○議長(清瀬一郎君) これより副議長を御紹介いたしたいと存じます。
  〔議長清瀬一郎君副議長原健三郎君を演壇に導く〕
#162
○議長(清瀬一郎君) ただいま本院副議長に御当選になりました原健三郎君を御紹介申し上げます。
  〔拍手〕
  〔議長清瀬一郎君議長席に着く〕
#163
○副議長(原健三郎君) 本日、はからずも、諸君の御推挙により、衆議院副議長の職につくことに相成りました。まことに光栄の至りでありまして、感激にたえない次第でございます。
 今後、私は、副議長の職責の重大なることに思いをいたし、公正事に当たり、国会の正常にして円満なる運営の確立をはかり、よって、議会政治の権威の高揚のために全力を尽くしたいと存じております。
 何とぞ諸君の御支援と御協力をお願い申し上げて、就任のごあいさつといたします。(拍手)
     ――――◇―――――
#164
○議長(清瀬一郎君) この際、暫時休憩いたします。
   午後三時二十二分休憩
     ――――◇―――――
   午後四時十七分開議
#165
○議長(清瀬一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
#166
○議長(清瀬一郎君) この際、加藤鐐五郎君から発言を求められております。これを許します。加藤鐐五郎君。
  〔加藤鐐五郎君登壇〕
#167
○加藤鐐五郎君 私は、先例によりまして、年長のゆえをもって、議員一同を代表し、新副議長に対してはお祝いの言葉を、前副議長に対しては謝辞を申し述べたいと存じます。
 ただいま、副議長に原健三郎君が当選されました。原健三郎君は、多年本院に在職し、議会政治についてすぐれたる見識と豊かな経験を持っておられる練達の士でありまして、今日、副議長の重職に同君のごとき適任者を得ましたことは、まことに喜びにたえません。(拍手)
 私は、同君の人格と力量とは必ずや国政の審議を最も円滑に進め、わが国議会政治の健全な発展に大いに貢献されることを信じて疑わないものであります。同君の御健闘を祈ってやまないものであります。(拍手)
 次に、このたび御退職になりました久保田前副議長の御在職中は、まことに多事多端でありまして、その御心労はなみなみならぬものがあったと存じます。
 ここに、久保田君の御努力に対し謝意を表するとともに、今後一そう国家のため御自愛あらんことをお祈り申し上げる次第でございます。(拍手)
 簡単ながら、これをもって新副議長に対するお祝いと前副議長に対するお礼の言葉といたします。(拍手)
     ――――◇―――――
 副議長の選挙に次いですでに提出
  した常任委員長解任決議案を議
  題とすべしとの動議(柳田秀一
  君外二名提出)
#168
○議長(清瀬一郎君) 柳田秀一君外二名から、副議長選挙に次いですでに提出した常任委員長解任決議案を議題とすべしとの動議が提出されております。
 この動議は記名投票をもって採決いたします。
 本動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#169
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#170
○議長(清瀬一郎君) 通路をあけて下さい。――すみやかに投票されんことを望みます。――すみやかに投票して下さい。――すみやかに投票して下さい。――どうかすみやかに御投票を下さいまして、時間制限などしないでも済むように、一つお計らい願います。
  〔各員投票を継続〕
#171
○議長(清瀬一郎君) どうぞすみやかに願います。――すみやかにお願いします。――すみやかにお願いします。さもないと、また時間制限など、不愉快なことが起こりますから、すみやかにお願いします。――すみやかにお願いします。
  〔各員投票を継続〕
#172
○議長(清瀬一郎君) すみやかにお願いします。――すみやかにお願いします。――すみやかにお願いします。立ちどまらないで、すみやかに投票をお願いします。
  〔各員投票を継続〕
#173
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れはありませんか。
  〔発言する者多し〕
#174
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れなしと認めます。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#175
○議長(清瀬一郎君) 取り消します。投票を許します。取り消して、柳田君の投票を許します。
  〔投票継続〕
#176
○議長(清瀬一郎君) ほかに投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場騒然〕
#177
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
#178
○議長(清瀬一郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百四十七
  可とする者(白票)  百三十一
  否とする者(青票)  二百十六
#179
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、柳田君外二名提出の動議は否決せられました。
    ―――――――――――――
 柳田秀一君外二名提出副議長の選挙に次いですでに提出した常任委員長解任決議案を議題とすべしとの動議を可とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石田 宥全君
      石橋 政嗣君    石村 英雄君
      石山 權作君    板川 正吾君
      稻村 隆一君    小川 豊明君
      緒方 孝男君    大柴 滋夫君
      大原  亨君    太田 一夫君
      岡田 利春君    岡田 春夫君
      岡本 隆一君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    片島  港君
      勝澤 芳雄君    勝間田清一君
      角屋堅次郎君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      黒田 寿男君    小林 信一君
      小林  進君    小林 ちづ君
      小松  幹君    兒玉 末男君
      五島 虎雄君    河野  密君
      佐々木更三君    佐藤觀次郎君
      佐野 憲治君    坂本 泰良君
      阪上安太郎君    實川 清之君
      島上善五郎君    島本 虎三君
      下平 正一君    東海林 稔君
      杉山元治郎君    鈴木茂三郎君
      田口 誠治君    田中織之進君
      田中 武夫君    田邊  誠君
      田原 春次君    多賀谷真稔君
      高田 富之君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中島  巖君
      中嶋 英夫君    中村 重光君
      中村 高一君    楢崎弥之助君
      成田 知巳君    二宮 武夫君
      西宮  弘君    西村 関一君
      西村 力弥君    野口 忠夫君
      野原  覺君    芳賀  貢君
      長谷川 保君    畑   和君
      原   茂君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      穗積 七郎君    細迫 兼光君
      堀  昌雄君    前田榮之助君
      松井 政吉君    松井  誠君
      松平 忠久君    松原喜之次君
      松本 七郎君    三宅 正一君
      武藤 山治君    村山 喜一君
      森島 守人君    八百板 正君
      八木 一男君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口丈太郎君
      山口 鶴男君    山崎 始男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      山本 幸一君    湯山  勇君
      横路 節雄君    横山 利秋君
      吉村 吉雄君    和田 博雄君
      渡辺 惣蔵君
 否とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    愛知 揆一君
      青木  正君    赤城 宗徳君
      赤澤 正道君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    荒舩清十郎君
      有田 喜一君    有馬 英治君
      井出一太郎君    伊藤宗一郎君
      伊藤  幟君    伊能繁次郎君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      今松 治郎君    宇野 宗佑君
      上村千一郎君    植木庚子郎君
      臼井 莊一君    内田 常雄君
      内海 安吉君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小沢 辰男君
      小澤佐重喜君    小澤 太郎君
      尾関 義一君    大石 武一君
      大上  司君    大倉 三郎君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      加藤鐐五郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川島正次郎君
      川村善八郎君    菅  太郎君
      菅野和太郎君    木村 公平君
      岸本 義廣君    北澤 直吉君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      倉石 忠雄君    倉成  正君
      藏内 修治君    小泉 純也君
      小枝 一雄君    小金 義照君
      小坂善太郎君    小島 徹三君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    佐藤洋之助君
      齋藤 邦吉君    坂田 英一君
      坂田 道太君    櫻内 義雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      椎熊 三郎君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      正力松太郎君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 善幸君    砂原  格君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中 榮一君    田中 角榮君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      舘林三喜男君    谷垣 專一君
      千葉 三郎君    津雲 國利君
      塚田十一郎君    塚原 俊郎君
      綱島 正興君    寺島隆太郎君
      渡海元三郎君    床次 徳二君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中村庸一郎君    中山 榮一君
      中山 マサ君    永田 亮一君
      永山 忠則君    灘尾 弘吉君
      楢橋  渡君    南條 徳男君
      二階堂 進君    丹羽喬四郎君
      西村 英一君    西村 直己君
      野田 卯一君    野原 正勝君
      羽田武嗣郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    服部 安司君
      濱田 幸雄君    濱田 正信君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤井 勝志君
      藤枝 泉介君    藤原 節夫君
      藤本 捨助君    藤山愛一郎君
      古井 喜實君    保科善四郎君
      保利  茂君    坊  秀男君
      星島 二郎君    細田 義安君
      細田 吉藏君    堀内 一雄君
      本名  武君    前尾繁三郎君
      前田 正男君    前田 義雄君
      牧野 寛索君    益谷 秀次君
      松浦 東介君    松本 俊一君
      松山千惠子君    三池  信君
      三浦 一雄君    三木 武夫君
      三和 精一君    水田三喜男君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森田重次郎君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山口六郎次君    山崎  巖君
      山田 彌一君    山手 滿男君
      山中 貞則君    山村新治郎君
      吉田 重延君    米田 吉盛君
      米山 恒治君    早稻田柳右エ門君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君    本島百合子君
    ―――――――――――――
#180
○議長(清瀬一郎君) 盆谷秀次君外六名から、成規の賛成を得て、議員楢崎弥之助君、同松本七郎君、同八木一男君、同石田宥全君、同田邊誠君、同大原亨君、同芳賀貢君、同安宅常彦君を懲罰委員会に付するの動議が提出されております。
 右動議を議題といたしたいと存じます。
 これについて採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行ないます。懲罰委員会に付するの動議を議題とするに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。――閉鎖。
  〔議場閉鎖〕
#181
○議長(清瀬一郎君) 氏名点呼を命じます。
  〔参事氏名を点呼〕
  〔各員投票〕
#182
○議長(清瀬一郎君) どうか投票者の通路をあけて下さい。あけて下さい。――他の投票者の通路をふさがないで下さい。――どうか正常なる状態で投票して下さい。
  〔各員投票を継続〕
#183
○議長(清瀬一郎君) 通路をおあけ願います。――十分投票ができるように、皆さんの御協力を切望いたします。
  〔各員投票を継続〕
  〔「あまり押すな」「議長整理して下さい」と呼び、その他発言する者多し〕
#184
○議長(清瀬一郎君) 静粛に御投票を願います。――御投票を願います。
  〔各員投票を継続〕
  〔「投票をじゃまするな」「牛歩戦術は昔からあるんだ」と呼び、その他発言する者多し〕
#185
○議長(清瀬一郎君) 静粛に願います。――お先の方からどんどん投票して下さい。
  〔各員投票を継続〕
#186
○議長(清瀬一郎君) 投票の済んだ方から降壇を願います。
  〔各員投票を継続〕
#187
○議長(清瀬一郎君) 前の方から御投票願います。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#188
○議長(清瀬一郎君) どうぞ通路をあけて下さい。そうでないと、こういうことになります。静粛に願います。どうかすみやかに御投票願います。――すみやかに御投票願います。――どうか立ちどまらないで、すみやかに、順次投票をお願いします。――順次、すみやかに投票をお願いいたします。――お立ちどまりにならないで、すみやかに御前進願います。――すみやかに投票して下さい。
  〔「傍聴規則違反をしている」「現行犯で懲罰せよ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
#189
○議長(清瀬一郎君) どうか投票をお続け下さい。――投票を続けて下さい。――今投票進行中であります。投票を続けて下さい。――ただいま投票進行中であります。未投票の人は続けて下さい。――時間制限などはなるべくしたくないんであります。ただいま投票進行中であります。投票を続けて下さい。――どうか投票を続けて下さい。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#190
○議長(清瀬一郎君) まことにやむを得ませんが、……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)ただいまから五分以内に投票を願います。その時間内に投票をされない方は棄権とみなします。ただいま投票中であります。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#191
○議長(清瀬一郎君) もう一度申し上げます。ただいまから五分以内に投票されぬ方は、棄権と認めます。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#192
○議長(清瀬一郎君) 所定の時間が経過しましたが、何とぞ御投票願います。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#193
○議長(清瀬一郎君) 投票漏れはございませんか。
  〔「議長々々」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
#194
○議長(清瀬一郎君) 所定の時間が経過いたしましたから、御投票のない方は棄権と認めます。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#195
○議長(清瀬一郎君) 投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。――もう一ぺん言います。投票箱閉鎖。開匣。――開鎖。
  〔議場開鎖〕
#196
○議長(清瀬一郎君) 投票を計算いたさせます。――投票を計算いたさせます。
  〔参事投票を計算〕
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#197
○議長(清瀬一郎君) 暴力を使わないで下さい。
 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
  〔事務総長報告〕
 投票総数 三百四十二
  可とする者(白票)  二百三十一
  〔拍手〕
  否とする者(青票)   百十一
#198
○議長(清瀬一郎君) 右の結果、懲罰委員会に付するの動議を議題とするに決しました。
    ―――――――――――――
 益谷秀次君外六名提出の懲罰委員会に付するの動議を可とする議員の氏名
      安倍晋太郎君    安藤  覺君
      相川 勝六君    逢澤  寛君
      愛知 揆一君    青木  正君
      赤城 宗徳君    赤澤 正道君
      秋田 大助君    秋山 利恭君
      天野 公義君    綾部健太郎君
      荒木萬壽夫君    有田 喜一君
      有馬 英治君    井出一太郎君
      伊藤宗一郎君    伊藤  幟君
      飯塚 定輔君    生田 宏一君
      池田 清志君    池田 勇人君
      今松 治郎君    宇田 國榮君
      宇野 宗佑君    上村千一郎君
      植木庚子郎君    臼井 莊一君
      内田 常雄君    内海 安吉君
      浦野 幸男君    小笠 公韶君
      小川 半次君    小川 平二君
      小沢 辰男君    小澤佐重喜君
      小澤 太郎君    尾関 義一君
      大石 武一君    大上  司君
      大倉 三郎君    大沢 雄一君
      大高  康君    大竹 作摩君
      大野 市郎君    大橋 武夫君
      大平 正芳君    大森 玉木君
      岡崎 英城君    岡田 修一君
      岡本  茂君    加藤常太郎君
      加藤鐐五郎君    賀屋 興宣君
      海部 俊樹君    金子 一平君
      金子 岩三君    金丸  信君
      上林山榮吉君    神田  博君
      亀岡 高夫君    唐澤 俊樹君
      仮谷 忠男君    川村善八郎君
      菅  太郎君    簡牛 凡夫君
      木村 公平君    木村 守江君
      岸本 義廣君    北澤 直吉君
      久保田円次君    久保田藤麿君
      草野一郎平君    倉成  正君
      藏内 修治君    黒金 泰美君
      小泉 純也君    小枝 一雄君
      小金 義照君    小坂善太郎君
      小平 久雄君    小山 長規君
      纐纈 彌三君    佐々木秀世君
      佐々木義武君    齋藤 邦吉君
      坂田 英一君    坂田 道太君
      櫻内 義雄君    笹本 一雄君
      薩摩 雄次君    志賀健次郎君
      始関 伊平君    椎熊 三郎君
      篠田 弘作君    澁谷 直藏君
      島村 一郎君    正示啓次郎君
      正力松太郎君    周東 英雄君
      壽原 正一君    鈴木 正吾君
      鈴木 仙八君    鈴木 善幸君
      砂原  格君    瀬戸山三男君
      關谷 勝利君    田川 誠一君
      田口長治郎君    田澤 吉郎君
      田中伊三次君    田中 榮一君
      田中 龍夫君    田中 正巳君
      田邉 國男君    高田 富與君
      高橋  等君    高見 三郎君
      竹内 俊吉君    竹下  登君
      竹山祐太郎君    舘林三喜男君
      谷垣 專一君    千葉 三郎君
      津雲 國利君    塚田十一郎君
      塚原 俊郎君    綱島 正興君
      寺島隆太郎君    渡海元三郎君
      徳安 實藏君    床次 徳二君
      富田 健治君    内藤  隆君
      中垣 國男君    中島 茂喜君
      中曽根康弘君    中村 梅吉君
      中村 幸八君    中村 寅太君
      中村庸一郎君    中山 榮一君
      中山 マサ君    永田 亮一君
      永山 忠則君    楢橋  渡君
      南條 徳男君    二階堂 進君
      丹羽喬四郎君    丹羽 兵助君
      西村 英一君    野田 卯一君
      野原 正勝君    羽田武嗣郎君
      橋本登美三郎君    橋本 龍伍君
      長谷川四郎君    長谷川 峻君
      服部 安司君    花村 四郎君
      濱田 幸雄君    濱田 正信君
      濱野 清吾君    早川  崇君
      林   博君    原 健三郎君
      原田  憲君    廣瀬 正雄君
      福田 赳夫君    福田 篤泰君
      福田  一君    福永 一臣君
      福永 健司君    藤枝 泉介君
      藤原 節夫君    藤本 捨助君
      藤山愛一郎君    古井 喜實君
      保科善四郎君    保利  茂君
      坊  秀男君    星島 二郎君
      細田 義安君    細田 吉藏君
      堀内 一雄君    本名  武君
      前尾繁三郎君    前田 正男君
      前田 義雄君    牧野 寛索君
      益谷 秀次君    増田甲子七君
      松浦 東介君    松本 一郎君
      松本 俊一君    松山千惠子君
      三浦 一雄君    三木 武夫君
      三和 精一君    水田三喜男君
      宮澤 胤勇君    村上  勇君
      毛利 松平君    森   清君
      森田重次郎君    八木 徹雄君
      保岡 武久君    山口 好一君
      山崎  巖君    山田 彌一君
      山手 滿男君    山中 貞則君
      山村新治郎君    吉田 重延君
      米田 吉盛君    米山 恒治君
      早稻田柳右エ門君    渡邊 良夫君
      井堀 繁雄君    伊藤卯四郎君
      稲富 稜人君    受田 新吉君
      内海  清君    春日 一幸君
      佐々木良作君    鈴木 義男君
      田中幾三郎君    玉置 一徳君
      西尾 末廣君    西村 榮一君
      門司  亮君
 否とする議員の氏名
      安宅 常彦君    阿部 五郎君
      赤松  勇君    淺沼 享子君
      足鹿  覺君    飛鳥田一雄君
      有馬 輝武君    淡谷 悠藏君
      井伊 誠一君    井岡 大治君
      井手 以誠君    猪俣 浩三君
      石川 次夫君    石橋 政嗣君
      石山 權作君    板川 正吾君
      小川 豊明君    緒方 孝男君
      大柴 滋夫君    太田 一夫君
      岡田 利春君    加藤 勘十君
      加藤 清二君    勝澤 芳雄君
      勝間田清一君    川俣 清音君
      川村 継義君    河上丈太郎君
      河野  正君    木原津與志君
      北山 愛郎君    久保 三郎君
      栗原 俊夫君    栗林 三郎君
      小林 信一君    小林  進君
      小林 ちづ君    小松  幹君
      兒玉 末男君    五島 虎雄君
      河野  密君    佐々木更三君
      佐藤觀次郎君    佐野 憲治君
      坂本 泰良君    阪上安太郎君
      實川 清之君    島上善五郎君
      島本 虎三君    下平 正一君
      東海林 稔君    杉山元治郎君
      鈴木茂三郎君    田口 誠治君
      田中織之進君    田中 武夫君
      田邊  誠君    高津 正道君
      滝井 義高君    楯 兼次郎君
      辻原 弘市君    坪野 米男君
      戸叶 里子君    堂森 芳夫君
      中澤 茂一君    中嶋 英夫君
      中村 高一君    中村 英男君
      二宮 武夫君    西宮  弘君
      野口 忠夫君    野原  覺君
      芳賀  貢君    長谷川 保君
      畑   和君    原   茂君
      原   彪君    日野 吉夫君
      肥田 次郎君    平岡忠次郎君
      広瀬 秀吉君    藤原豊次郎君
      堀  昌雄君    松井 政吉君
      松井  誠君    松平 忠久君
      松原喜之次君    三木 喜夫君
      三宅 正一君    武藤 山治君
      村山 喜一君    森島 守人君
      八百板 正君    八木 一男君
      矢尾喜三郎君    安井 吉典君
      安平 鹿一君    柳田 秀一君
      山内  広君    山口シヅエ君
      山口丈太郎君    山口 鶴男君
      山田 長司君    山中 吾郎君
      山中日露史君    山花 秀雄君
      湯山  勇君    横路 節雄君
      横山 利秋君    吉村 吉雄君
      和田 博雄君
    ―――――――――――――
#199
○議長(清瀬一郎君) 右動議を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。長谷川峻君。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#200
○議長(清瀬一郎君) 御静粛に願います。
  〔長谷川峻君登壇〕
#201
○長谷川峻君 私は、提案者を代表して、趣旨弁明をいたします。
 去る六月三日、政防法の本会議開会に際し、計画的に議長席を占拠して議長の着席をはばみ、その職責の遂行を妨害し、議事進行を停滞せしめた社会党の暴力行為は、議院の品位をはなはだしく失墜し、議会の秩序を乱したもので、われらは断じて許すべからざるものであると思うものであります。(拍手、発言する者多く、議場騒然)
 終戦後のわが憲法の特色の一つは、国会は国権の最高機関であるということであります。しかして、議長は、その議院の代表であると国会法は規定し、わが議院民主制の象徴となっているのであります。よって、われわれ議員は、議場の内外を通じて、目に見えざる国民の前に厳粛に行動せねばなりません。しかるに、昨年のハガチー事件、安保改定反対の集団暴力、国会乱入等は、民主主義への危険信号として、国民から強く糾弾されてきたのであります。(拍手)これに関連して、河上、浅沼、嶋中事件等の凄惨な個人テロがまた横行せんとする風潮について、社会はあげてこれが対策を望んできたものであります。
 社会党は、今国会に政治テロ行為処罰法案を提出、民社党も政治的危害防止法案を用意しました。わが党もまた、昨年来の研究に基づき得たる案を共同提案とすべく、三党の間に慎重、綿密に十数回の熱心なる話し合いを積み重ね、ようやく民社党と政治的暴力行為防止法案を共同提案するに至ったものであります。(拍手)法務委員会においては、学界その他の権威者延べ十二名から聴取した意見を取り入れて修正案も提案いたし、慎重なる審議をしてきたことは、皆様が御承知の通りであります。(拍手)
 この際、集団暴力並びに個人テロを断ち切るべしという世論と、修正案さえ用意してきた良識ある委員会の運営と相まって、世間一般はこの法案の通過を非常に期待していたものであります。(拍手)この種の法案で世論からかくのごとく支持を受けたことは初めてでありましょう。(拍手)それを見ても、いかにこの法案を社会が必要としているかは御了解がいくと思うのであります。ここにおいてか、社会党の議員も、三党の話し合いの間に猪俣私案を提案したことによっても、彼らが、世論の動向にかんがみ、この法案そのものの正当性を認識したことについては、さらにまた御了解がいくと思うのでございます。(拍手)
 しかるに、共産党は、この政防法を故意に曲解し、解釈を捏造して、総評、全学連、全自連にいち早くデマを流し、これを扇動してきたため、組織の上から、これらに突き上げられた社会党は、猪俣私案を破棄し、さらに、自民、民社の共同提案に対しては、からだを張って反対すると決議し、天下に声明するに至ったことは、政治的良心をかなぐり捨てた党利党略以外の何ものでもないと断ぜざるを得ません。(拍手)これが直ちに行動となっては、院内において計画的に法務委員会室の占拠、法務委員長の軟禁となり、最後は、議長の本会議入場阻止、議長席の占拠となったものであります。
 さきに、加藤議長は、社会党議員団の指導による国会構内乱入によって職をなげうち、今また、清瀬議長は、社会党議員の抵抗によって議長席に着けず、かろうじて見つけた同僚の議席から、自分がすわるべき神聖なる議長席を占拠し、わめき騒いでいる議員諸君の暴状ぶりをまのあたり見つつ、議長の職権を公正に行使できない心境を思うとき、議会政治を守るわれらとしては、心の底から義憤を感ぜざるを得ないのであります。(拍手)しかも、この醜態ぶりは、マイク、ニュース、テレビを通じ広く報道されて、世界の物笑いにさえなっておる実情じゃありませんか。(拍手)憲法、国会法に基づく議院の権威を傷つけ、一票一票を信託してきたわが国民への冒涜といわざるを得ないのであります。(拍手)
 社会党は、最近、構造改革論を唱え、従来の左派偏向を是正するような態度を示してきましたが、世間はその本領に疑義を感じておりました。はたせるかな、結局、事あれば共産党、総評の突き上げに負けて、暴力革命のきずなを断ち切り得ざる無力、本質を暴露しているといわざるを得ません。(拍手)
 懲罰に付さんとする八名は、党籍こそ違うが、いずれもわれわれの同僚であります。しかし、彼らは、思慮なくも、まさに議会民主政治の破壊、暴力革命の尖兵に陥った感さえあるのは、はなはだ遺憾であります。(拍手)議員は、国権の最高機関として、常に進退を正しくしなければなりません。院内の暴力行為絶滅については、世論は強くこれを要求しております。デマと宣伝に踊らされて連日連夜院外に響く数万の無届けデモの革命歌と喚声を耳にしながら国政の審議に当たっているわれらは、遺憾ながら、ここに関係議員諸君を懲罰に付し、その責任を明確ならしめ、議院の品位と秩序を確保せしめんとするものであります。
 この動議に大方の御賛成をお願い申し上げます。(拍手)
#202
○議長(清瀬一郎君) 懲罰委員会に付するの動議に対する質疑の申し出がありますが、衆議院規則第二百三十七条の規定の趣旨にのっとり、これを許可いたしません。
  〔「なぜ質疑をさせないのか」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#203
○議長(清瀬一郎君) この際、石田宥全君、安宅常彦君、松本七郎君、大原亨君、楢崎弥之助君、田邊誠君、芳賀貢君、八木一男君から、それぞれ弁明をいたしたいとの申し出があります。順次これを許します。石田宥全君。
  〔発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#204
○議長(清瀬一郎君) 石田宥全君、御弁明下さい。――石田宥全君、弁明を許します。御登壇願います。−御登壇がなければ棄権とみなします。
  〔石田宥全君登壇〕
#205
○議長(清瀬一郎君) 石田宥全君――石田宥全君、あなたに発言を許しております。――あなたに発言を許しております。
  〔「議長、質問を許せ」と呼び、その他発言する者、離席する者多し〕
#206
○議長(清瀬一郎君) 石田宥全君、あなたに発言を許しております。
#207
○石田宥全君 私は、ここに一身上の弁明を申し上げたいと存じます。(拍手)
 私は、明治三十四年一月、新潟県五泉市の一小作農民の家に長男として生まれたのであります。当時の農村は、封建制土地所有のもと、完全な地主の支配下にあったのであります。小作料は物納小作料でありまして、中には全収量の八割まで小作料として収奪され、はなはだしきは、わらともみがらがもうけであるという地方すらあったのであります。私の近所の地主には、ある暴風の年に大凶作を招いたときに、不作減免を要求に参りました小作人に対し、その凶作は風がもたらしたものであるから、風から引いてもらえ、という暴言をなす地主すらあったのであります。(拍手)従って、まともに小作料を納入すれば、生活ができるはずはございません。小作料の未納が続き、それが借金となり、複利計算で雪だるまのように負債はかさんで参りました。ついに、その借金のために、娘やむすこが下女、下男奉公に地主の家に連れていかれるという状態であったのであります。私の幼友だちは、小学校を終えると、すぐに地主の家に下男奉公にとられましたが、一日、彼のところをたずねると、馬小屋の二階に住まわせられていたのであります。当時、ブルジョア学者は、日本には奴隷の歴史はないなどと言ったのでありますけれども、小作料の未納がかさんだ、その借金のために娘やむすこが地主の家に持っていかれて、牛や馬と同じように酷使されることが、奴隷でなくて何でありましょう。(拍手)私の家も生活は苦しかったのでありますが、この状態を見て、一体これでいいのだろうか、四民平等とは何だろう、借金のために持っていかれるその小作人の心情を思うとき、私の胸には、ぼつ然と人道主義的正義感がわき上がったのであります。(拍手)私の家は昔から代々宗教家でありましたし、私の祖母は、きわめて信心深い、やさしい人でありました。その影響を受けた私は、人道主義的な正義感の強い青年であったのであります。(拍手)この多感な青年時代にデモクラシー思想の風潮が全国を風廃して参りまして、百姓だって人間だという考え方がだんだん行き渡っていたのであります。私は、農民を、経済的な、かつ、封建的な圧制から救い出さねばならないと考えるようになりました。しかし、地主の農村支配は強く、青年が髪を伸ばすと、地主に呼びつけられて丸坊主にさせられる、というような状態でありました。農民組合を作る相談を始めると、農地を全部取り上げられて、農村から追い出される始末であったのであります。当時の警察官は完全に地主の番犬となり、新潟県の大地主は、今なお邸宅の門前に駐在所が残って、そのなごりをとどめているのであります。私どもが農民組合を作って、初めての立ち入り禁止仮処分をされようとしたときには、警察に動かされている消防団は、警鐘を乱打し、動員して、農民を抑圧いたしました。農民組合が強まってくるに従って、警察は地主の番犬ぶりを発揮して参りました。私どもが近所の地主のうちに不作減免を要求に参りましたとき、そこのうちの番頭さんが派出所に電話をかけさせて、巡査部長以下数名の警察官が参りますると、その番頭さんが、「おい、部長、こいつらを検束していけ」、一地主の番頭がこのように巡査部長に命令を下すほど、彼ら警察官は地主の番犬そのものであったのであります。(拍手)しかし、そのような事実がありました所轄の警察署長は、地主から莫大な金品を受け取っていたことが暴露して、後に免官となったのでありますが、現われざる多くの事実を、私どもはあまりにも知り過ぎておったのであります。警察官は、また、みだりに私どもを検束し、警察犯処罰令による、翌日の日没後に至ることを得ずとの法律を無視して、数十日も拘留をし、また、ときには死に至らしめる拷問をあえてしたのであります。私は、今頭がはげておりますが、私の頭のはげておるのは、かつて、新潟警察署の楼上刑事室において、私の長い髪の毛をつかんで八畳の畳の部屋を数十分にわたって引きずり回して、一週間ほどのうちに、私の髪の毛は半分に抜けてしまったのであります。(拍手)しかし、皆さん、私がなぜこんなことを言うか。そういうふうな拷問を指導し、われわれの農民運動の弾圧の指揮をした人たちが、今、自由民主党の中に国会議員として議席を持っておるということを指摘しなければなりません。(拍手)
 同時に、裁判もまた公正を欠くものでありまして、ある小作争議で、私どもは、争議団本部の家屋を借りまして、六カ月の前払いをいたしたのでありますが、後に、消防団を動員いたしまして、屋根をまくってしまった。屋根をまくってしまったから、われわれは逃げ出した。再びそこへ行って入った私どもが住居侵入罪に問われて、ついに有罪の判決を受けるというほど、裁判所もまた、きわめて不公正そのものであったのでございます。
   〔議長退席、副議長着席〕
 大正十五年、暴力行為等処罰に関する法律が制定せられました。この制定後、直ちに私は検挙され、この新しくできた暴力行為等処罰に関する法律によって起訴せられたのでありますが、当時、この法案の成立過程において、司法大臣も法務局長も、口をきわめて、この法律は小作争議や労働争議の取り締まり、弾圧に使うものではないと数回述べておるのであります。今はなくなりました三輪寿壮氏や、上村進氏などが私の弁護に当たりまして、これらの国会の記録を持って参りまして、司法大臣も法務局長も、これは労働運動や農民運動に適用しないということを、かくも国会で明言しておるものを、なぜこの犯罪に適用するかと、その不当をなじったのでありまするけれども、ついに、私は、暴力行為等処罰に関する法律違反として有罪の判決を受けるに至ったのであります。私は、ここに、今度の政防法というものの本質を遺憾なく物語るものがあるといわざるを得ないのであります。(拍手)
 こういう状態でありまして、国家権力はわれわれ農民や労働者の味方ではないということを身をもって体験して参ったのであります。自来四十年、私は、一身一家を顧みず、ひたすら農民や労働者の解放のために身命をささげて参りました。昭和三十年二月総選挙に当選し、今日に及んでいるのでありますが、三十年以来、警職法や小選挙区制等の審議にあたり、国会法や議事規則、慣例、先例等が、多数党のため、しばしばじゅうりんされ、議会制民主主義は名のみあって、ようやく成長せんとしておる民主主義が、国会の運営よろしきを得ないために危機にあるのではないかと憂うるものであります。(拍手)もし、それ、多数決の原理をみだりに主張するとすれば、総選挙が終われば多数党に一切をゆだねるにひとしいのでありまして、議会制民主主義の名に値しないものといわなければなりません。(拍手)先般審議されました農業基本法のごときは、きわめて難解であり、かつ、その方向を示すにとどまる宣言法であり、その趣旨は、われわれにさえ理解の困難な点がたくさんあるのでございます。農業人口削減論を、池田総理は貧農切り上げだと言っておるのでありますが、農村から追い出された農民を、一体どこへ持っていこうとするのでしょうか。なるほど、今日、優秀なる労働力は求人難でございます。しかし、相当な年令に達した者は就職難の現状にあるのであります。この状態の中において、一たび農業に従事した人たちが農村から追い出されたら、どこにその職を求めることができるでございましょう。(拍手)こういうふうな法案を、逐条審議も全然行なわないで、多数決の名のもとに理不尽な取り扱いをしたものでありまして、これを委員会において議決したというがごときは、国民の前に、また、先進諸国民の前に、まことに恥ずべき行為といわなければならないと信ずるのであります。(拍手)
 私は、今日、家に二町余の田畑を耕し、四頭の乳牛を飼っておるのでありますが、池田総理が言うところの所得倍増というものがどんな実態にあるかを、皆さんに考えていただかなければならないと思うのであります。
 政府は、農林漁業基本問題調査会の答申に基づきまして、十年後の日本の畜産は三倍になるであろう、果樹は二倍になるであろうと想定をいたしましたが、これに刺激された農民は、盛んに畜産に転向いたしました。しかし、畜産が盛んになればなるほど、ぼろもうけをしたものは家畜の飼料商人だけでありまして、この状態のもとにおいては、農民はえさ屋の食いものになる以外の何ものでもないということを身をもって知らなければなりません。(拍手)かくて、農村には、北海道においては平均三十万の借金がある。内地においては七万円の借金がある。農業基本法の中において、これらの借金については、全然これが解決についての何の糸口も、また、方針も明らかにされておらないのであります。私どもは、このような法案の審議を、ただいま申しましたような状態に陥って――事実、あの委員会の採決は、採決でも何でもございません。何にもわかりません。私は、終始委員長のそばにおったのでありますけれども、何を諮り、また、いかなる結論を出したかは、全然何もわからないのであります。この状態が、後に、りっぱな議決となって記録に残されるというような事態を、私どもは日本の議会制民主主義の名の前に恥じなければならないし、そういうことをあえてした多数暴力を許すことはできないと思うのであります。(拍手)
 私は、さらに、二日、三日の政防法の審議にあたりまして、あの状態は、やはり私どもの所属しておりました農林水産委員会の扱いと少しも変わっておらない、いな、むしろ、とれよりもはるかに醜悪なるものであったことを、この目で見ておったのであります。(拍手)私は、こういう状態であっては、これこそ、日本の近い将来の運命を左右するきわめて重大なる民主主義の崩壊の突破口であると信じておったのであります。従って、三日の本会議において、清瀬議長に対して、少なくとも、この実情について、慎重な態度をもって日本の議会制度を収拾するの決意を促すべく、当議場に参りました。しかし、議長は、議場の中ほどで何事かをごそごそやって、私どもの近くには参らなかったのであります。(拍手)私は、清瀬議長に対し、真情を吐露して、日本の将来のために、議会制民主主義のために、あえて反省を促さんと欲したのでありまするが、今日ここに懲罰の動議を提出されたということについて、私は、何といたしましても了解をすることができないのであります。(拍手)
 今日、国会の状態は、与・野党の間にきわめて遺憾な状態がまた繰り返されておるのでありまするけれども、私どもは、多数党であると少数党であるとを問わず、これは、お互いに反省すべきは反省し、日本の将来のために自重しなければならないときであると考えるのでありまして、私は、ここに、一身上の弁明をするにあたりまして、皆さんに対し深くこの点の反省を求め、私みずからもまた反省すべきは反省いたしまして、私の弁明にかえる次第でございます。(拍手)
#208
○副議長(原健三郎君) 安宅常彦君。
  〔「議長、定足数が足りない」「ある、ある」「休憩々々」「進行々々」と呼び、その他発言する者、離席する者多し〕
#209
○副議長(原健三郎君) 安宅常彦君。
  〔安宅常彦君登壇〕
#210
○安宅常彦君 私は、私を懲罰委員会に付するという、まことにもって不思議な動議に対しまして、どうしても承服することができません。従いまして、一身上の弁明を申し上げる次第であります。
 私は、今まで、敵を作らない、こういうことを信念として、いろいろな行動をとって参りました。それは、私どもが小さいときからそのように育てられて、そして、いろいろと教えられて、こういう性質が備わったものと思うのであります。(拍手)このようなおとなしい男を懲罰委員会に付するというのでありますから、どうしても、私自身はもちろんのこと、大方の皆さんも、なるほどおかしいと思われるのではないかと思うのであります。
 その動議の提案の理由の内容を見ますというと、議長席を取り囲み、暴力をもって議長の着席を拒み、こういうことが書いてあるのでありますが、私は、とても、そういうおそろしいことは、品行方正なこのおとなしい私には絶対にできないのであります。(拍手)ただ、これをできるかのごとき幻想を持っておる人々が世の中にはたくさんあります。特に、昔は知識があまり発達しないで、世の中には幽霊というものがいると信じられていた時代がありました。それはそれは大へんおそろしいものとして、これが原始的な頭しか持たない人々の目に映ったのであります。どうしてでしょう。これらの、少し程度がよくない頭しか持たない人々は、社会的には非常に平和な暮らしをしておる農家の皆さん、つまり、農民やその他小市民の人々を圧迫し、みずからのその利益のためには、略奪も強姦も侵略もほしいままにしていたのであります。これらの連中は、家庭では、たくさんのおめかけさんや、または侍女などと称する召使いの女性などを、金と権力でおどしながら姦淫をして、大ぜいのまた下僕を奴隷として、その自由を奪っていたのであります。そういう連中が昔おったということです。だから、これらの悪をその人々は正当づけるためには、さらに悪いことを重ねていかざるを得なかったのです。だから、正しい人々を幽霊にしか見えないというような頭が、目が、だんだんと年を経るに従って、そういうふうに作りかえられていったのであります。(拍手)こういう精神錯乱に陥っておるような、そういう人々が、今の時代に私はいないことを信じたいのであります。私も昔の人間ではありませんから、古いことわざや歌などはよく知りませんが、ただ、幽霊の正体見たり枯れ尾花ということがあります。私の頭は、若いくせに、枯れ尾花のようになっておりますが、しかし、この私の花も、非常に若い、枯れ尾花でない時代があったわけです。こういうふうになったわれわれのからだというものは、皆さん、この幽霊を信じて、さらにそれを拡大して人民に押しつけていくような、そういう立場でわれわれのからだは作りかえられていったのではなくて、これら圧迫をされておる人々を救い出すために、大衆の一員として、懸命に、ともに戦って、それらの生活の向上のために、平和を願うこれらの人々のほんとうの願いをかなえさせるためにがんばったのが、枯れ尾花になったわけであります。(拍手)従って、こういうものを見て、皆さんは、すぐ非常に大きなおそれを心に抱く、こういうようなことがあるために、懲罰のような動議が出たのではなかろうか、と私は思うのであります。
 しかしながら、われわれは、こういう問題を今の世の中に合わせて考えてみなければなりません。現在、私どもがこの日本の現状を見ますと、現実に、われわれの生活というものが、どだい、楽になっておるのか、決してなっておりません。税金というものは安くなっておるのか、安くなっておりません。あるいはまた、物価は安くなっておるのか、安くなっておりません。従って、これらのことを、その通り、これはおかしい、それはおかしい、こういうふうに言いますと、物価は安くなっておるんだ、おかしくないんだ、こういうふうに言う方々がたくさんおるわけであります。それで、それではおかしいから、こういう間違ったことをおっしゃる人々は、この際、考え方を改めてもらわなければならない。こういう行動を起こし、そういう考えを持つ人々に対して、今度は、おかしなことを言う方の人々が、昔の悪業をさらにさらに重ねていくと同じような寸法で抑圧をしなければ、言いくるめることができない世の中になりつつあるのが現状ではないかと思うのであります。(拍手)皆さん、そういうために、このたびの政防法という法律が生れました。団体規制の問題などは、特に民社党さんの方で懸命になったそうでありますが、そういういろいろ弱い面を持っておられる方々が、さらに悪業を重ねていかなければならない世の中になっておるために、この政防法というものが出されてきた。これを、今、生活を正しくりっぱなものにしよう、われわれの税金をもっと下げてもらおう、物価を下げてもらおう、われわれの権利というものをはっきりと確認してもらおう。こういうふうに言っておる多くの国民から、すばらしいところの反撃を受けて、皆さんが、大きなよろめきをしておるのが現状だと思うのであります。(拍手)だから、何とかして、最後のあがき、こういう気持があるのかどうか知りませんが、通したい。通したいから、自分の家庭の事情などは、何個師団あるのか知りませんが、意見が調整できなくともゴリ押しをする。だから、自分のうちは中からもめ出してしまって、非常に今困った事態にある。こういうふうになっておるのだと思うのであります。私は、こういう事態というものを、皆さん自体反省をしてもらわなければならぬと思います。そういう悪いことをさらにさらに重ねていく人々が、私のような何も悪いことをすることを知らない人を懲罰に付するというのでありますから、絶対にこれはわれわれ承服できないのであります。(拍手)
 さらに、私が申し上げたいのは、きょう、特に議事の運営について非常に大きな問題点が、懸命に仕組まれたそのプランの中にさえ二つ三つあったようでありますが、このような、皆さんが何とかしてわれわれを懲罰にかけてまでこの政防法を通し、みずからの面子を何とか立てようなどと不遇な心を起こすときには、どうしても間違いが起こります。この政防法を通した法務政務次官の古川という人が、あそこから、これをやっていたので、これを閉ざされてしまったということを合図をしておるではありませんか。皆さん、古川さんがそういうことをやって、今この神聖な議場を嘲笑しながら皆さんをながめているではありませんか。こういう人を懲罰に付するのが、私は最も正しいと思うのであります。ある人は、また、たくさんその辺にもその辺にもおられますが、議員の行動として、牛歩戦術などがいいのか悪いのかなどというヤジを飛ばしている人がおるようでありますけれども、皆さん、とにかく、この議会の中で、最も重要な国会法なり、規則なり、慣行なり、こういうものをすべてもう空文にして、そうしてまで何とかこの議会を運営したい、こういうような考え方から、今までなかったことをやってきたのであります。皆さんは特にやってきたのであります。たとえば、裁判でさえも、被告からはいろいろなことを長い時間かけて聞きます。ところが、われわれのいろいろな問題について弁護人が聞こうとする、そういう質問も絶対に許さない。こんなことのやり方があるでしょうか。絶対にないのです。これは、ファッショの国の、たとえば、隣の韓国みたいなところで行なわれておる。(拍手)そういう議会の運営のやり方といわなければなりません。
 私は、こういうことしの一つの事件を見ながら、さらに、所属しておるのが議院運営委員会でありますから、特に皆さんに申し上げたいことがあるのです。たとえば、ILO八十七号条約の問題がございます。これは、きのうまで、皆さんは、何とか通してもらいたいというので、議院運営委員会の話では、そちらを先議しなければはなはだ困るということを盛んに言ってきておったのであります。ところが、ゆうべになったら、急にお家の中の騒動が因った状態に変わってきたので、今度は、派閥の騒動が非常に空気が変わってきたので、ILOはどうでもよろしい、全部の法律は捨ててしまうから、どうか一つ懲罰だけ先にやってくれ、
 そんなばかな話は、私は世の中にないと思うのであります。(拍手)こういう
 ことをやって参りました……。
#211
○副議長(原健三郎君) 安宅君に申し上げます。一身上の趣旨弁明の範囲を越えないように願います。
#212
○安宅常彦君(続) そういうようなやり方をやるような方々によって、私は懲罰委員会に付せられるということは承服できない、こう申しておるのでありますから、御了解をお願いしたいのであります。
 たとえば、このILO八十七号条約にいたしましても、本来、日本の政府がどうしてもこれを批准するのだ、こういう話をしておりました。ところが、途中から、これの批准をするならば、先ほど幽霊の話をいたしましたが、そういう人々を言いくるめて、だましてしまう法律を先に作らなければ、これの批准はできないのだ、というふうに変わって参りました。今度は、そういうことでは間違っておるという、これを支持するところの多くの国民大衆の勢力が大へん広がりつつあって、そういう皆さんの御主張が正しくないということがわかったので、八十日も議院運営委員会で投げておいてあったILO八十七号条約の批准を、やっともう最終日の前の日にこの本会議に出さざるを得ないような、まことにもって議会史上例のないところの失態を皆さんの方では演じておるではありませんか。(拍手)そういうようなやり方をやっておいて、そうして、議長席がどうのこうのという、こんな理屈はない。私がなぜそういうことを申し上げるかと申しますと、議長席には(発言する者多し)この神聖なとおっしゃる議長席には……
#213
○副議長(原健三郎君) 安宅君に申し上げます。制限時間をはるかに越えておりますので、結論をお急ぎ願います。
#214
○安宅常彦君(続) 議長席には着席もしておらなければ何もしておらないのであります。なぜ私が幽霊の正体を見たり枯れ尾花ということを申し上げたかと申しますと、どういう気の迷いか、上がっておられる方々が、見たのか判定をしたのか知りませんが、私は、との神聖な議長壇に上がるようなことはしておらぬから申し上げておるのでありますから、誤解のないようにお願いいたします。
 そうして、このようなILO条約の問題から私は話をしているのでありますから、そのときの議会運営の問題について私は批判をしたいことがある。特に、日本の衆議院の議長という職責にある人が、たとえば、私どもに対してカミナリ族と言ったと新聞に書いてあります。ところが、わが党の川俣清音議員に対しては、さきおとといの晩、こういうふうに言っておる。あなたは車夫、馬丁のたぐいではないか、こう言うのであります。車夫、馬丁のたぐいではないか、これが議長の言葉でしょうか。なぜかと申し上げますと、間違ったことをして、皆さんが大きな独占の資本に追従をして、大衆を言いくるめて、弾圧をしておる。そういう気持の人々の中では、労働の神聖さ、労働の尊さということを知らないから、車夫、馬丁のたぐいなどという言葉が出てくるのであります。皆さん、車夫、馬丁のたぐいというのは、非常に下品な、非常に階級的に下な、見下げられるべきところの人々だという、非常に強い感情を現わした、そういう言葉であります。今、この議事堂に模様が書いてありますが、今から数十年前作られたときでさえも、これは何か四民平等という象徴を表わした模様にしたのだそうでありますが、ILO批准しなければならないような、そういう時代に、衆議院の議長をしておる人が、車夫、馬丁のたぐいなどというようなおつむでおられるということは、これは一世紀ほどお古いのではないかと私は思うのであります。(拍手)こういう人々が、どうしてもカミナリ族みたいな諸君は懲罰に付さなければならないと言い、そうして、皆さんも、そうだそうだ、こういうやり方で、古い間違った考え方で、そうして、懲罰委員会に付するという動議を無理押しに――しかも、一身上の弁明に対しても、清瀬さんは、昔、二時間やったそうです。自身言っておる。ところが、皆さんは、何とかかんとかして、これを詰めようとしておる。議長さんが、ただいま、はるかに時間が過ぎたと言っておりますが、私は、しゃべり出してからまだ二十分にしかなりません。そういうようなばかな話がありますか。先ほど申し上げましたように、皆さんの中では、さらに動議を出して、われわれの動議というものをみな押えておきながら、皆さんの動議だけを通して、そうして、われわれに一身上の弁明に対する質問をさせない、さらには、皆さんから動議を提出した人に対する全般的な質疑さえさせない、こういうような態度で、何とかして、この際、早くいえば、政防法は通らない、八十何件の法律はみんなおしゃかになった、くそおもしろくないから、どうだ、江戸のかたきを長崎でとってやれなんという、こんな気持でわれわれを懲罰に付そう、そうして、また、第二の理由は、みずからのお家、三百人ものお家が、もはや、てんやわんやの大騒ぎになっているから、何とかこれを押えなければならない、だから、懲罰を出していって、少しでもしゃんとして、そうして、社会党の悪いところをやってやるのだというようなごまかしの言いくるめをして、まず、お家を押えなければならない、こういうような家庭の事情のために、われわれ国民の代表が懲罰を受けなければならないような、そういうばかな話では、私は絶対に承服することができないのであります。
#215
○副議長(原健三郎君) 結論をお急ぎ下さい。
#216
○安宅常彦君(続) さらに、私が皆さんに申し上げたいのは、このようにわれわれを懲罰委員会に付託する、こういうような考え方でおられることが、日本の将来にとってどういうことになるかということについては、ぜひとも御認識を願い、この懲罰委員会に付する動議というものは、大へんな誤りであるということをぜひとも知ってもらい、正しい、りっぱな将来の日本を作るために、私どもも懸命になってがんばりまするから、皆さんも頭を切りかえて御努力を賜わりたいと思っておるのであります。(拍手)でありますから、いかにこの懲罰委員会に付することが間違いであるかということについて、私は申し上げてみたいと思うのであります。
 先ほど、そのように私は申し上げましたが、二、三点の例を申し上げて、議事運営のやり方がすでにファッショ、そういう様相を示しておる。それから、また、この懲罰というものが、みずからのグループの安全を期するためにやることであって、国民のためにやる懲罰とはまことに違った方向にいっておるという、二つを私は申し上げたのであります。従って、これらの考え方の基礎の成り立つのは、昔のまだ進まない考え方しか持っていない人々が幻想を抱く、そうして、言いくるめるために悪業を重ねていかなければならない、こういうところにぴしゃっと一致をするのだという意味でお話をいたしたのでありますが、この悪業を重ねていくに従ってどのようになるかということを、われわれは心配しなければなりません。
 この間、私は東南アジアに行って参りまして、ベトナムの国に……
#217
○副議長(原健三郎君) 安宅君、重ねて御注意申し上げます。制限時間をはるかに過ぎておりますから、結論を願います。
#218
○安宅常彦君(続) 四、五人集まりまして、私にこういうことを言ったのであります。このベトナムという国は、表面はいいように見られておるかもしれないけれども、日本でいえば東京、その南ベトナムのサイゴンでは、川一つ隔てたところでは、夜になると銃声が聞こえるのです。しかも、その国家そのものが支配をしている地域は、中小都市と主要道路だけである。しかも、これは、昼間だけしか支配ができないのであります。なぜかと申し上げますと、政府そのものに対して信頼がない。ダレスが作った最後の国でありますから、もはや、その国家という成り立ちは、その寿命があまり長くないのではないでしょうかということを、南ベトナムの青年の諸君が私に言うのであります。皆さん、その国の祖国を愛していなければならない人が、他国の国会議員に、その青年が言わなければならない心情というものは、まことに哀れなものであり、まことにもって気の毒なものであるといわなければなりません。(拍手)皆さん、私どもが今こういうことをやって、お家の事情のために人を懲罰委員会に付したり、あるいは言論の自由をこの国会の中においてさえも封じたりしておるときには、必ず韓国のような問題が起き、(拍手)あるいはトルコのような問題が起き、ラオスのような問題が起き、いろいろな形で日本の平和と独立というものは脅かされていくのではないかということを真剣に考えてもらいたいと思うのであります。皆さんは笑っておいでになりますが、しかし、これらの非常に気の毒な立場にある国々の青年は、近い将来、アメリカは韓国において大きな一芝居を打つかもしれませんね、ということを言っておりました。ところが、皆さん、その通りになっておるではありませんか。ほんとうにつらい生活で、つらいところのそういう経済の中で、非常にファッショ的な政治の中で痛めつけられておる人々は、こういう歴史的な流れというものを自分のからだで感じ取りながら生活をしておりますから、アメリカが韓国で一芝居打つということを、ほんとうに、われわれよりも早く、ぴしゃっと当てておるではありませんか。こういう感覚というものを皆さん持ち合わせないで、そうして、この不当な、理不尽な、そういう懲罰委員会に付するの動議を成立させようなどという不遇な考え方は、ぜひ起こさないでもらいたいのでありましたが、起こしてしまったのでありますから、ぜひとも反省をし、直していただきまして、私どもの行動が正しく、皆さんのそのお家の事情で、そうして、江戸のかたきを長崎で討つような懲罰委員会に付する動議というものは誤りであったということが、歴史的に一その歴史的な事情の中で、流れの中で将来証明されるような、そういう、皆さん自身、天につばを吐いたところがびしゃっと落ちたようなことにならないうちに、撤回をされるように、切に念願をいたしまして、私の一身上の弁明にかえさしていただく次第であります。(拍手)
     ――――◇―――――
#219
○副議長(原健三郎君) この際、暫時休憩いたします。
   午後七時一分休憩
     ――――◇―――――
   午後八時四分開議
#220
○議長(清瀬一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
#221
○議長(清瀬一郎君) 盆谷秀次君外六名提出の動議を……(発言する者、離席する者多く、議場騒然、聴取不能)松本七郎君。
  〔発言する者、離席する者多く、議揚騒然〕
#222
○議長(清瀬一郎君) 松本七郎君。――松本七郎君。
  〔松本七郎君登壇〕
  〔発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#223
○議長(清瀬一郎君) ……。
  〔議場騒然、聴取不能〕
#224
○議長(清瀬一郎君) 松本君――松本君、一身上の弁明でありまするから、よく承りたいと思っておるのです。ただ、一応は十分という……。
  〔「なぜそういうことをするのか」「討論と同じじゃないか」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然、聴取不能〕
#225
○議長(清瀬一郎君) よく聞くということに重点があるのです。――よく聞くということに重点があるのです。――松本さん、自由にやって下さい。(拍手)十分聞くことに重点があるのです。どうぞやって下さい。(拍手)
#226
○松本七郎君 私は、ただいま議題になっております懲罰事案に関連いたしまして、一身上の弁明をいたさんとするものでございます。(拍手)
 諸君のすでに御承知の通り、米国の議会におきましては、一身上の弁明をする際には、時間的にはもちろん無制限、そして、あるいは……
  〔発言する者多し〕
#227
○議長(清瀬一郎君) 静粛に聞いて下さい。重大な御発言ですから、どうか十分に聞きなさい。静粛に聞いて下さい。(拍手)
#228
○松本七郎君(続) もちろん、時間的には無制限に、あるいは自己のおい立ちから、あるいは政界入りをした経過や心境を述べ、さらには、自分の政治的信条を詳細に述べることを例としておるのであります。その間には、バイブルを克明に読んだり、あるいは自己の尊敬する政治家の伝記を詳しく披露したりなど、広範にわたる論説が行なわれていることが記録されておるのでございます。(拍手)もちろん、私がその通りやろうというのではありません。私のおい立ちから政界入りの心境など詳しく述べれば、数日をかけてもなお足りないのです。(拍手)従って、私は、これらにつきましては、今回の懲罰問題に直接関係のある最小限にとどめたいと思うのです。そして、主として最近の重要問題を中心に弁明したいと思うのでございます。(拍手)
 ただいま、議長さんから、一身上の弁明であるから十分に聞くようにというお話がございました。私は、先ほどからのこの本会議の運営ぶりを見ておりましても、特に、この点は念を押したいと思っておったのです。議長並びに議員諸君におかれて、この懲罰動議及びこれに対する一身上の弁明が、国会議員としての私の政治生命にかかわり、また、国権の最高機関たる国会の死活にかかわる重大問題であるということを深刻に認識されて、かりそめにも、私の弁明を中断あるいは妨害されることのないようにお願いしたいのでございます。(拍手)むしろ、これから述べる私の弁明は不十分な点が多いと思います。この点、一つお許しを願いたいのです。
 しかし、弁明の前に、私は、まず、第一に、明らかにしておきたいのは、懲罰動議の理由がさっぱりわからないということ、それから、第二には、私自身の行為についてでございます。もともと、今やり玉に上がっておりますわれわれ八人の行為は、この前後の事情や国会運営全般から考えてみますると、何ら懲罰の対象になるようなものではないと確信いたします。(拍手、「恥を知れ」と呼び、その他発言する者多し)先ほど、提案の理由を長谷川議員から聞きましたが、これを聞いても、今度の懲罰事件というものが全く党略にすぎないということが明らかになりました。(拍手)党略というよりも、むしろ、自民党の党内のお家騒動の飛ばっちりにすぎないのです。(拍手)自民党にも、ずいぶん良識のある方がたくさんおられる。二十幾つの大切な法案を流してまで、お家騒動の飛ばっちりのこの懲罰問題にうき身をやつして、国民に済まないと思われないのでしょうか。(拍手)このようなことを考え、それと、この懲罰事件が起こって参りました経過を考えてみますると、私どもの行為の以前に、すでに院の秩序は自民党の暴力及びこれに同調した民社党によって完全に乱されており、全くの混乱状態に陥っていたからであります。(拍手)憲法の精神も踏みにじられてしまったばかりか、国会法も議事規則も、あらゆる議事運営のルールは無視されていたといわざるを得ません。(拍手)民主主義国家としての国権の最高機関たる国会を破壊せんとする元凶こそ、自民党とそれに追随した民社党にほかならない。(拍手)この現実をほおかぶりして、いたずらに他を罰しようとする態度ほど、盗人たけだけしいことはないのであります。(拍手)民主主義の名のもとに処断されねばならないのは、むしろ、この懲罰を発起した諸君ではないか。(拍手)
 この明らかな証明として、私は、去る二日、衆議院の法務委員会における政防法強行可決のいきさつを諸君に思い起こしていただきたい。あの日、法務委員会理事会はどういう申し合わせになっておりましたか。内閣委員会から申し入れのあった連合審査を議題とし、与・野党で話し合う予定であったのです。それを自民党は一方的に拒否して委員会を強行したために、わが党議員はそれを不当とし、あくまで休憩中に引き続き理事会を開くよう主張したのであります。しかるに、自民党は、何らはばかるところなく、勝手に委員会室を変更し、採決を強行しました。大体、委員会の部屋を変える場合は、委員長から院内警察小委員長に対し、委員会室変更の十分な理由を添えて連絡し、小委員長は議長にこの旨を報告、議長から当該委員長に許可がおりて、初めて変えることができるのでございます。そして、当該委員長は、その旨を委員各位に周知徹底させる義務を持っております。池田委員長は、はたしてその手続を十分にとったでしょうか。いな、全くとっていないのです。(拍手)そうして、衆議院の法務委員会は、最初の第三委員会室から第七委員会室へ、第七から第一委員会室、そして、最後に第十一委員会室へと、実に三回も転々と変わっておるのでございます。変えたといっても、これでは、池田法務委員長が勝手にこれらの委員会室に出入りしたにすぎないのです。(拍手)この池田法務委員長の理不尽な行為については、与党たる自民党の佐々木衆議院警察小委員長ですら、党執行部に対して、自分に何の連絡もなくやるとはひどい、こう言って抗議したと私どもは聞いておる。(拍手)そして、第十一委員会室では何が行なわれましたか。自民党、民社党は、その委員会室で政防法が議題とされ、討論を省略して直ちに採決した結果、起立多数で修正可決された、と称しています。これは完全なうそです。(拍手)これほど卑劣なうそを、私はこれまで見たことも聞いたこともない。(拍手)第十一委員会室には、速記者が一人も入っていない。議事録は完全に空白です。また、池田委員長は、法案可決に必要な発言を一言もしておりません。(拍手)ただ、二十数人の自民党議員が部屋に入り込み、万歳々々を唱えて、あっという間に部屋を出てきただけなのであります。(拍手)これこそが真実なのです。こんな状態で、なおかつ採決は合法的に行なわれたというならば、今後は、十幾つかの委員会室に二、三十人ずつの委員を入れておいて、そうして、委員長が、そのうちどこかの委員会室に飛び込んで、何やらわけのわからないことを口走り、万歳々々さえ唱えれば、一切の法案は委員会を通ることになってしまうのであります。(拍手)これを国会の慣行、議事規則を無視した多数党の一党独裁といわずして、何といったらいいのでしょうか。(拍手)これは、悪名高い国家保安法を通した李承晩のやり方と全く同じです。(拍手)その李承晩は、昨年四月に、英雄的な朝鮮人民のために、ついに故国を追われました。今では、ハワイでむなしく配所の月をながめているのでございます。この独裁者の哀れな末路は、池田総裁以下、自民党の議員諸君の落ち行く先を示しているとはいえないでしょうか。(拍手)
 さらに、私は、今回の政防法強行可決の際、民社党のとった態度について、どうしても一言触れておきたいのです。去る二日の夜、十一委員会室で、自民党が破廉恥な委員会開会を強行したときに、民社党はこれに加わったと称しております。しかも、民社党は、この委員会のあと、政防法は委員会で可決された、民社党は採決に加わった旨の書記長談話を発表いたしました。このために、民社党の記者クラブの諸君は、田中国対委員長、永末教宣局長、門司君らを特に招きまして、一時間近くにわたり、真相を問いただしております。記者諸君は、事実を正確に報道する義務を持つジャーナリストとしての良心から、次のように聞いております。門司さんは入室していないから、自民党の単独採決ではないか、民社党は、さきに衆議院農林水産委員会で自民党が農基法を強行可決した際、最前列にいたわが党委員ですら坂田委員長の発言は全く聞き取れなかった、従って、採決は有効ではあろうが、不当である、といって自民党を非難した、しかし、今回の法務委員会の採決は、速記者も入らず、議事録は全くない、これでも採決は有効であり、かつ正当なのか、こういう点を記者諸君から聞きただしたのであります。これに対して、田中委員長らは、門司君は入っている、採決は有効で正当だと繰り返し、記者諸君から、議会制民主主義を一枚看板とする民社党が、そのように白を黒と言い張るのは、立党の精神に反するのではないか、と突っ込まれ、記者諸君の軽べつと失笑を浴びた事実があります。民社党が、単に自民党の一党独裁的なファッショ行為に手をかしたばかりでなく、民社党みずから議会制民主主義の積極的な破壊を行なうものとして、強く糾弾せざるを得ない。(拍手)これでは、民主社会党は民主自由党と変名しなければ、日本の勤労大衆を欺くことになります。(拍手)われわれの同僚であり、また、かつては私どもの先輩でありましたこの民社党の諸君は、今や、自民党の頼もしい同盟軍として、平和と民主主義を圧殺しでしまう統一戦線の有力なにない手に転落しようとしている事実を、私は黙視することができないのです。(拍手)諸君は、今からでもおそくはない、決然として自民党と手を切り、日本と世界の平和を守り、明るく豊かな社会を作るため勇敢に戦う人民の戦列に戻るべきです。(拍手)私たちは、そのとき、諸君の罪をとがめず、友人として迎えるでございましょう。さもなければ、諸君は、民主主義の破壊者として恥ずべき被告席に立たなければなりません。(拍手)
 三日の衆議院本会議場の実情も、さらに奇怪千万です。清瀬議長は午後一時二十三分ごろ議場内に入り、議場中央に四、五分いたあと、二十七分には議場の外に出たことを直接確認していた人は多いのです。ところが、あわてた自民党の諸君は、全くこの時間を忘れてしまっている。あとで本会議時間のでっち上げが始まり、人によってその時間は全くばらばら、あるいは二十分ごろと言い、二十五分開会と言う人もある。めちゃくちゃだったというではないか。衆議院の事務当局に至っては、開会、休憩の時間も、議事内容も、これから自民党さんと相談してきめるのです。と放言しておるのです。(拍手)こんなでたらめな衆議院本会議がどこにありますか。山村国会対策委員長は、清瀬議長は一時二十九分に政防法を採決したと発表しておられます。二十七分に議場外に出たと確認されている人が、その二分後に議場内にあって採決をしているなどというのは、まさにファッショ国会の怪談といわなければなりません。(拍手)委員会室は、予告もしないで、ネコの目のようにくるくる変え、議長は、議長席にも着かずに勝手に議事を進めるという、こんなことが許されるのであるならば、国会法も国会議事堂も要りません。(拍手)どこか神宮外苑か何かに行って青空国会をやればいいでしょう。そのうち赤坂国会でも始めるつもりでいるのでしょうか。(拍手)議会民主主義というのは、手続を十二分に尽くすこと、それ以外にないという民主主義のイロハを、国民党の諸君はよくよくかみしめてもらいたい。(拍手)しかし、幾ら私が民主主義の大原則を説いてみましても、自民党の諸君の耳には入らないでしょう。自民党の諸君は、みずから反民主主義を実行しているからであります。
 一例をあげましょう。
  〔「詭弁だ」と叫び、その他発言する者多し〕
#229
○議長(清瀬一郎君) 論旨をしまいまでやって下さい。静粛に願います。大切な御弁明ですから、静粛に聞いて下さい。(拍手)
#230
○松本七郎君(続) 昨日まで耳に包帯をしておられた方があそこにおられます。伊藤五郎議員です。なぜ伊藤議員はけがをさせられたのでしょうか。この真相を私が暴露すれば、諸君はきっと驚くに違いない。報道関係の方々には、この真相を十分調査されるがいいと思います。伊藤議員は、事もあろうに、同じ自民党の某議員――私は、特にこの名前は遠慮して申し上げません。その議員に、公開の席上、衆人環視の中でなぐられ、負傷をされたのである。自民党は、おりから政防法のむちゃな強行の最中であったので、この大暴力事件をやみからやみに葬ろうとして今日に及んでおるといわれています。
  〔発言する者、離席する者あり〕
#231
○議長(清瀬一郎君) 一身上の弁明をやって下さい。討論ではございませんから、一身上の弁明をして下さい。
#232
○松本七郎君(続) この大暴力事件をやみにほうむる自民党に、私たちをさばく権利が一体あるでしょうか。(拍手)
#233
○議長(清瀬一郎君) 一身上の弁明を願います。今は討論じゃございません。
#234
○松本七郎君(続) 私たちが何の暴力をしたというのか。(発言する者多し)人をなぐって十日間以上の傷を負わせる行為は、暴力でなくて……。
#235
○議長(清瀬一郎君) 討論ではございませんから、一身上の弁明に限って下さい。
#236
○松本七郎君(続) 人のいない議長席のまわりに立ったことが暴力だなどといったら、これは小学校の一年生もあきれ果てて、人をばかにするなと怒るに違いない。(拍手)このような多数の暴力と不合理きわまる欺瞞に満ちた事実を、われわれは断じて認めるわけにはいきません。ましてや、そのような状態の中で、このような重要な法律を生み出していくことは、絶対に許すことはできないのです。(拍手)
#237
○議長(清瀬一郎君) 松本君、討論じゃありませんから、一身上の弁明に限って下さい。
#238
○松本七郎君(続) これが私の率直な心情である。
#239
○議長(清瀬一郎君) 松本君、一身上の弁明に限って下さい。
#240
○松本七郎君(続) 私が、何ゆえこの国会でこのように積極的に政防法阻止のために戦わなければならないかというと、ただ政防法だけにあるのではない。国会の運営の仕方、国の内外の情勢、そういう中から、池田内閣はいかにこの政防法を強引に通さなければならないかという、以前から、安保強行当時から私どもが見通しておった予想が的中して、今日の現実になっておればこそ、これをわれわれは指摘しておるのです。(拍手)従って、私は、一身上の弁明をするためには、私どもが何ゆえこのような積極的な反対行動をしなければならないか、その内外の情勢についてのわれわれの考え方、認識を詳細に述べなければ、ほんとうの私の一身上の弁明にはならない。(拍手)
#241
○議長(清瀬一郎君) 松本君、一身上の弁明の範囲を越えております。一身上の弁明をして下さい。
#242
○松本七郎君(続) 清瀬議長は、戦前に治安維持法が国会に上程されたときに、三時間にわたる反対演説をされたではないか。それは、今日は、名前は
 一身上の弁明でありますけれども、もっともっと深刻な背景のもとに私はこの弁明をしなければならぬ立場にあるのです。(拍手)清瀬議長は……。
#243
○議長(清瀬一郎君) 松本君、時間も相当超過しております。あなたの申しておることは一身上の弁明じゃございません。討論じゃございませんから、一身上の弁明をして下さい。
#244
○松本七郎君(続) 今では、清瀬議長は、年令のせいもあるでしょうけれども、自民党のお家騒動によって、すっかりぼけてしまってある。(「時間を守れ」と呼び、その他発言する者多し)われわれが国民から付託された崇高な義務と国民の期待とに対し十分にこたえるためにも、このような無法な状態を断固として許すわけにはいかないというのが、われわれの立場なのです。
#245
○議長(清瀬一郎君) 松本君、時間も相当経過しております。あなたの論旨は一身上の弁明ではありません。一身上の弁明を要領よく結論を出して下さい。−気分が悪いから薬を飲みたいそうです。これを許します。けれども、論旨は簡潔に結論を出して下さい。時間が相当超過しております。
#246
○松本七郎君(続) そこで、私は、さらに、諸君に対して、静かに思い起こしていただきたいと思う一つの事実を申し上げたいのでございます。昨年の十月にわが党の浅沼委員長がテロの凶刃に倒れた直後、国会で暴力排除に関する決議案が採択されました。この決議案は、わが党とともに、自民党、民社党も共同して提出したものでございます。その提出者として、自民党の益谷幹事長や保利総務会長、大橋副幹事長や民社党の諸君も名を連ねているのでございます。そこで、この決議案は、自民、社会、民社の三党が、こぞって一致して賛成をいたしました。そのときに、小澤佐重喜君は、次のような点を特に強調されております。すなわち、そこでは、この右翼のテロということを、暴力として大きくこの決議案の中心の課題として強調されておることを、われわれは見のがすことができないのでございます。(拍手)この際、私は、諸君がしばしば用いている多数の暴力という――決して、暴力は、単に飛び出しナイフばかりではない、議会における多数の暴力ということが議会主義を抹殺する凶器であるということを、十分諸君は胸に手を当てて考えていただきたい。(拍手)
#247
○議長(清瀬一郎君) どうか、一身上の弁明に限って下さい。どうも脱線しております。
#248
○松本七郎君(続) しかも、諸君は、われわれが議長席に上がったことをその理由にしておるようでございまするが、そのような理由も、また何らの根拠もない、ナンセンスきわまるものといわなければなりません。当日は、会議はまだ開かれておらない。議長は着席しようとさえしなかったじゃないか。むしろ、自民党議員が議長の着席をはばんでいたのです。(拍手)ましてや、私自身は、議長席には一歩も足を入れておりません。このようなでたらめな理由をもってあえて懲罰に付そうとするのは、われわれに一身上の弁明の機会を与えて、政防法をめぐる内外の諸情勢についてのわれわれの見解を披瀝させたいという意図によるものと理解するほかはないのです。(拍手)これも、先ほどから私が強調しておりまするように、私どもの今回の行動は、内外の情勢を正しく認識した、愛国の至情から出てきておるのだ。このことと、皆さんがそういうわれわれの立場を詳しく一つ聞きたいということと、ちょうど私は一致すると思うのです。われわれを懲罰に付するととは、多数を擁しておる自民党と、それから、これに追随する民社党の諸君が一致すれば簡単にできることでしょう。しかし、その前に、いま一度、議会人として胸に手を当てて考えてもらいたい。大正時代に咲いたデモクラシーの花が、昭和に入って急速にしぼんで参りました。そして、無謀な戦争へと進んでいった歴史を、もう一度ここでかみしめてみる責任がわれわれ政治家にありはしないか。池田首相が尊敬される宰相原敬を初め、浜口、犬養両首相が次々に右翼テロによって葬られたときに、一歩々々民主主義が虫ばまれ、ファシズムへの道が築かれていったことは、日本の歴史の持つ忘れがたい教訓であるといわなければなりません。(拍手)
 昨年、岸内閣が国民の意思を無視して安保新条約の成立を……
#249
○議長(清瀬一郎君) 松本君、よほど時間が超過いたしました。早く結論に達して下さい。
#250
○松本七郎君(続) 強行した結果として、戦後鳴りをひそめていた右翼が……
#251
○議長(清瀬一郎君) あまり長くなると、遺憾ながら禁止しなければならないことが起こります。
#252
○松本七郎君(続) 急速に台頭したのでございます。そして、ついに河上現社会党委員長や岸前首相が傷つき、昨年の選挙を前にして浅沼委員長の悲劇を生み、さらに、嶋中事件を引き起こす結果を招いたのです。この右翼の台頭という、民主主義の危機にいかに対処すべきかを党派を越えて真剣に考えることこそが、現在ここに議席を持つすべての政治家の第一の務めであります。(拍手)今、問題に供せられている政防法も、事の起こりは、この右翼テロという危険な傾向の芽を一刻も早くつみ取り、再び戦前のあやまちを繰り返さないためであったはずです。これこそが、民社党はもちろん、自民党も含めて、今国会に課せられた最大任務の一つであったといわねばなりません。それにもかかわらず、今や、問題は全くすりかえられてしまっております。変わり果てた政防法の姿が、静かな国会といわれた今国会の末期に突如として大きなあらしを呼んだことは、むしろ当然というべきです。(拍手)
 今度の、自民党の、この気違いじみた暴走の裏には、自民党内の権力主義者、冷戦主義者が池田体制のゆさぶりをねらって、池田首相はこのグループの謀略に乗せられて……
  〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
#253
○議長(清瀬一郎君) 松本君、松本君、松本君。
#254
○松本七郎君(続) 自民党内の定説となっておるのであります。(拍手)
#255
○議長(清瀬一郎君) 松本君、一身上の弁明でありますから干渉したくはないのです。本論から離れないで下さい。
  〔発言する者多く、議場騒然〕
#256
○松本七郎君(続) 諸君は、わが身になって考えてみて下さい。
#257
○議長(清瀬一郎君) 松本君、松本君、松本君。
#258
○松本七郎君(続) 懲罰ということは、場合によっては除名ということがあり得るのです。そうなれば、私どもはこの議席を失わなければなりません。
#259
○議長(清瀬一郎君) 時間があまりに・も超過しました。
#260
○松本七郎君(続) このような政治的な生命をかけた重大な時期に……。
#261
○議長(清瀬一郎君) これ以上続けるならば、発言を禁止しなければなりません。まことに残念であります。
#262
○松本七郎君(続) 必要な論述をしておる。あなた方は、そういう良識さえすでに失っておるのです。民社党の諸君は言うに及ばず、自民党の同僚諸君も、いま一度、昨年の浅沼委員長が倒れたときの実感を……
  〔議場騒然、聴取不能〕
#263
○議長(清瀬一郎君) 松本君、この程度で発言を禁止します。降壇を命じます。
  〔松本七郎君発言を継続〕
#264
○議長(清瀬一郎君) これ以上の発言は禁止いたします。
  〔松本七郎君なお発言を継続〕
#265
○議長(清瀬一郎君) 松本君、発言を禁止されておりますから、降壇を命じます。
  〔松本七郎君なお発言を継続〕
#266
○議長(清瀬一郎君) 発言を禁止いたします。降壇をして下さい。
  〔「最後までやれ」「降壇々々」と呼び、その他発言する者多し〕
  〔松本七郎君なお発言を継続〕
#267
○議長(清瀬一郎君) 降壇をして下さい。降壇をして下さい。
  〔松本七郎君なお発言を継続〕
  〔「議長どうした」「降壇だ、降壇だ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然〕
  〔松本七郎君なお発言を継続、降壇〕
  〔「せっかくいいところでやめさせるとは何事だ」「議員の身分に関するものを一時間や二時間やらせたっていいじゃないか」と呼び、その他発言する者多し〕
#268
○議長(清瀬一郎君) ただいまの松本君の御発言中に不穏当な個所があるとのことでありますが、速記録を取り調べた上、議長において適当な処置を講ずることといたします。
  〔「何を言うか」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
#269
○議長(清瀬一郎君) 大原亨君。
  〔大原亨君登壇〕
#270
○大原亨君 私は、ただいまより、議題となっておりまする懲罰動議に対しまする一身上の弁明をいたしたいと存じます。(拍手)
 まず、私は、議長さんにお願いをいたしたいと思うのであります。今、松本議員からも言われたように、戦前、清瀬さんが革新倶楽部にありまして、少数党の立場において懲罰に付されて、その際に、一身上の弁明を三時間にわたってなされた、こういう経歴を持っておられる方であります。当時は帝国主義国会の時代でございました。今日は民主主義国会の時代でございます。いやしくも、諸君と同じように、私は、七万五千人の有権者の支持を得て国会に議席を持っておる者でございます。(拍手)従って、私の一身上の問題につきまして重大なる影響のある本懲罰問題に対しまして、どうぞ、議長さんが、議会政治を守る、民主主義を守る、こういう立場に立って、私の一身上の弁明に対しまして、十分なる時間と寛容なる態度をもってお臨みいただきたいことを、最初に切望をいたしたいと思うのでございます。(拍手)今回の懲罰付託の動議は、これは、私個人に対して与えられた懲罰ではない、社会党に対する懲罰であり、あるいは民主主義や国民に対する懲罰である、と私は深刻に考えておるのであります。(拍手)私は、以下、この名誉ある、伝統ある壇上を通じまして、私か、なぜ、この懲罰に納得できないかという数点の問題につきまして、私の見解を述べるとともに、これに関連をいたしまする私の政治的な信念を明らかにいたしたいと存ずるのであります。今までの一身上の弁明、同志の諸君からもございましたけれども、今回の懲罰が私どもとして納得のできない最大の問題は、自由民主党の中における内部の矛盾の諸問題、そういう矛盾をかかえた自民党の諸君が、国会の最終段階において、少数党であるところの野党である社会党に対しまして、私ども八人に対しましていわれのない懲罰をやられたという点につきましては、安宅議員から、江戸のかたきを長崎で討つと、こういう表現がございましたけれども、まことにぴったりした表現でございまして、私どもとしては、この点、絶対に納得できないところであります。(拍手)わが党から、この懲罰の不公平であるという一つの証左といたしまして、六月二日午後十一時、わが党の勝澤代議士に対しまして加えられました暴行事件、この問題に対しまする動議が提出され、議長の手元にも出されておるはずであります。松本議員からいろいろとお話がございました。私は、その点について、詳細にはあとの方に問題を譲りたいと存じまするが、六月二日、第三委員室から第七委員室へ、さらに第一委員室へ、強行採決に失敗をいたしまして、第十一委員室に委員会を変えるというとき、そのときに、勝澤代議士が大きな声でそれを指摘いたしましたところが、その近くにおられたところの自由民主党の二十数名の諸君が、寄ってたかって、勝澤君にありとあらゆる暴行を加えたのであります。その結果、小指に対しまして一生全治不能の傷害を与えまして、身体の数カ所に対しましていろいろの打撃を与えて、現在治療中であるのであります。私どもに対する懲罰の理由といたしまして、議会の品位を汚し、権威を失墜したと言います。しかしながら、皆さん、勝澤君に対しまして、羽田武嗣郎君、中野四郎君、両シ郎君が加えましたところのこの暴行事件というものは、これこそ、私は、議会の品位を汚したものであると断定してよろしいと思うのであります。(拍手)私は、公正であるべき議長さんが、この社会党の問題提起に対しまして、なぜ取り上げられないのか、こういう点について、私どもの懲罰問題とともに不可解であります。少数党だけが、社会党だけが懲罰を受ける理由がどこにあるのか、私どもは、そういう懲罰には絶対納得できないのであります。
 そこで、趣旨説明に立たれましたところの自民党の長谷川君の方から、いろいろと見解の表明がありました。そこで、私は、以下、数点にわたって、私の一身上の弁明をなさんとするに先だちまして、その前提の問題といたしまして、今日のこのような危機に瀕しましたところの議会制民主主義に対しまして、懲罰を受けんとしておるところの私がどのような見解を持っておるかという点を、まず明らかにいたしたいと思うのであります。
 私ども社会党は、綱領におきましても、運動方針におきましても、議会制民主主義をとっておるのであります。(「うそを言え」と呼ぶ者あり)議会政治を建前といたしておるのであります。でありまするから、議会制民主主義は、当然の帰結といたしまして、多数決を原則といたすのであります。多数決を原則といたすところの議会制民主主義をとっておるのであります。しかしながら、この議会制民主主義が成立をするためには、少なくとも、最低三つの前提条件が満たされなければならぬと私どもは考えておるのであります。
 その第一は何かと申し上げますると、第一の前提条件、第一の土俵といたしまして、ここにありまする、冒頭にありまする、憲法を守るということであります。憲法の第九十九条におきましては、「天皇又は攝政及び國務大臣、國會議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」
#271
○議長(清瀬一郎君) 大原君に申し上げますが、一身上の弁明をして下さい。
#272
○大原亨君(続) このように書いてあるのであります。いやしくも、国の基本法である、政治の土俵であるところの憲法の解釈とか、あるいは運営という問題につきましては、少数意見といえども、一点の疑義をはさまないような、完全な運営をなす心がまえがなければ、議会制民主主義は成り立たないのであります。(拍手)憲法に対しまして、たとえば、第九条に対しましてもそうです。憲法の成立当初におきましては、同じ政治家が、自衛隊、自衛力も、この第九条においては禁止されているということを、国会においては明確にいたしております。しかしながら、だんだんと時間がたつに従って、戦力のない軍隊などという言葉が出て参りました。これは一つの例でございますけれども、こういうふうにいたしまして、憲法の解釈や運営等について疑義がある問題について、多数の意見をもって押し通すというふうなことは、これは議会制民主主義、多数決の原則にまず根底から反するということを知らなければなりません。(拍手)
 そうして、私どもがこのような懲罰事犯をお互いになくするために、私ども、反省を加えて考えなければならない点は、第二の前提条件といたしましては、私どもの社会党がしばしば主張をいたしておりますように、自由民主党と社会党との間において根本的に対立するであろうというふうな、そういう問題につきましては、少なくとも、現在開かれておる直前の国会において、主権者である国民大衆に対しまして公約をした以外のことについて、多数であるからといって押し切ることは許せないのであります。これが第二の土俵であります。
 多数決原理に基づくところの議会制民主主義を守っていく第三の道は、これは、議会の運営において論議を尽くす、議会の運営を民主化するということでなければならぬという、私は、この懲罰に関しまして、政治信念を持っておるのであります。
 従って、私は、時間がございませんから、この点につきましてはきわめて端折って申し上げましたけれども、このような三つの前提条件を頭に置いて考えますと、たとえば、このようなことは許されないのではないか、農業基本法の審議において、私どもは、両党の幹部会談において、四月二十九日から少なくとも……。
#273
○議長(清瀬一郎君) 大原君、農業基本法はこれにはずれておりますから、一身上の弁明に……(発言する者多し)一身上の弁明ならまだ聞きますけれども、どうも、御討論の方は、議場がやかましいから……。議会に対する信念は一身上の弁明になりませんよ。あなた御一身の弁明ならまだ聞きますけれども、議会政治に対する批判、信念は、一身上の弁明じゃございません。
#274
○大原亨君(続) 議長さんから御注意がございました。私の一身上の弁明はこうであります。私は、以下、私があとでゆっくり述べますけれども、いろんな理由によりまして、懲罰に対しまして私の一つの見解を持っておるわけであります。その見解の根本的な問題となる点について、長谷川君からも一つの見解が示されたのであります。だが、私は、その趣旨弁明に対しましては、私の原稿にはございませんでしたけれども、議会制民主主義について、懲罰を受けんとする私が、有権者の負託を受けて国会に出た私が、どのような政治信念を持っておるかという問題は、これは、私がないがしろにできない、一番大きな一身上の弁明であると信ずるのであります。(拍手)そのような私の意見や信念について、民主的な運営をすべき議長さんが、一々その内容について干渉をされますことにつきましては、私は了承できないのであります。
 そこで、四月の二十九日から五月の八日まで、連休日までかけまして、私ども社会党は、農業基本法については、連休を捨てて、そして一論議を尽くした上において、最後においては正々堂々と賛成、反対の討論をいたしまして、議事を進行させていこうという提案をいたしたのであります。だから、そういう問題について、自由民主党の皆さん方が一方的にこの意見をいれられなかったことについて、これは今回の議会の正常化を妨げた一つの大きな原因であるのであります。もう一つは、六月二日の法務委員会におきましても問題となりましたけれども、内閣委員会の理事会において決定をいたしました連合審査、たくさんの連合審査があるけれども、一つだけを取り上げた連合審査、この問題について話が進んでおるのに、途中からこれを腰を折って一方的に強行したところに、私は大きな原因があるというふうに信じておるのであります。だから、そういう私が、議会制民主主義を守る建前から考えてみまして、今日のこのような正常でない状況というものは、これは、私は、多数を持っておる自由民主党の暴力的なる横暴が原因をいたしておると考えてよろしいという私の所見を述べるのであります。
 そこで、私は、順序に従いまして、これから私の弁明を進めて参ります。
 第一番目に……。
#275
○議長(清瀬一郎君) 大原君、時間がだいぶ超過いたしました。どうぞ結論に入って下さい。まだ禁じておりませんが、だんだん時間がたちますから、要領を言って下さい。
#276
○大原亨君(続) 私が誤解をしておりました。議長は、だんだんと時間がたっておりますから、そういうお話でありましたら、私は論旨を進めて参ります。
 私は、第一に、弁明をいたしたい点は、六月三日の衆議院本会議で、暴力をもって議長の着席を阻止したからという、そういう理由をあげておられるのであります。しかし、かかる理由は全く的はずれであると私は考えておるのであります。確かに、私は、当日、予鈴後――予鈴が鳴りましてから、本鈴が鳴らなければ議場には入らないのですが、非常に切迫した情勢でございましたので、予鈴が鳴ったときに、この議場をのぞいてみましたところが、与党の皆さん方もどっと入っておられましたので、私は、あけてはならぬとびらがあいておりましたから入ったのは事実です。しかしながら、清瀬議長は、もちろん、議長席に着いて開会を宣告されてもおりませんでしたし、本鈴も鳴ってはいなかったのであります。そうして、私は、議長の着席を暴力で阻止したというお話なのですけれども、私が根本的な問題として申し上げましたそういう問題に関連をいたしまして、国会議員として、清瀬議長に、この六月三日の本会議の運営を誤ってもらいたくない、こういう誠心誠意をもって、涙を流さんばかりに忠告をいたしたい、説得をしたい、こういう気持で議長さんのところに近寄ってきたのは事実であります。
 だが、私が第一に明らかにしたい点は、暴力をもちまして……
#277
○議長(清瀬一郎君) それは討論ですよ。
#278
○大原亨君(続) 暴力をもちましてあくまでも阻止する意思は全然なかった、これが第一点であります。
#279
○議長(清瀬一郎君) 一身上の弁明は聞きます。私はそういう信念を持っておる、それは問題が討論にわたり、あまりにも冗長になりますというと、遺憾ながら禁止しなければなりません。一身上の弁明をやって下さい。一身上の弁明に入りなさい。一身上の弁明と認められるなら聞きますけれども……。
  〔発言する者多く、議場騒然、聴取不能〕
#280
○大原亨君(続) 私は、そういう観点から一身上の弁明を申し上げると最初から言ったのであります。私は、どういう観点から言っているかというと、暴力をもって、議長が、清瀬さんが議長席に着くのを私が妨害したというふうに書いてあるから。
#281
○議長(清瀬一郎君) 私の言うことを少しも聞いて下さらなければ、自然禁止しなければなりません。先刻からたびたび注意しました。同じことをおっしゃるならば禁止します。
#282
○大原亨君(続) 私は……。
#283
○議長(清瀬一郎君) 一身上の弁明を手ぎわよくやって下さい。
#284
○大原亨君(続) 第一に……。
#285
○議長(清瀬一郎君) それは討論と認めます。
#286
○大原亨君(続) 一身上の弁明といたしまして列挙いたしたい点は、一体、われわれは、どんなことをして……。
  〔発言する者、離席する者多く、議場騒然、聴取不能〕
#287
○議長(清瀬一郎君) 遺憾でございますけれども、発言を禁止しなければなりません。降壇して下さい。――時間が倍になりました。発言を禁止します。降壇して下さい。――降壇して下さい。
  〔発言する者、離席する者多く、議場騒然〕
     ――――◇―――――
#288
○議長(清瀬一郎君) この情勢にかんがみ、一時休憩いたします。――この情勢にかんがみ、これ以上平穏に議事を進めることはできません。……(議場騒然、聴取不能)机をたたき、怒号し、演壇に聚集し、これ以上は静穏に議事を進めることはできません。暫時休憩いたします。
   午後九時二十七分休憩
     ――――◇―――――
  〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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