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1960/12/26 第38回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第038回国会 逓信委員会 第1号
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1960/12/26 第38回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第038回国会 逓信委員会 第1号

#1
第038回国会 逓信委員会 第1号
本国会召集日(昭和三十五年十二月二十六日)
(月曜日)(午前零時現在)における本委員は、
次の通りである。
  委員長 山手 滿男君
   理事 秋田 大助君 理事 大上  司君
   理事 佐藤洋之助君 理事 廣瀬 正雄君
 理事 早稻田柳右エ門君 理事 片島  港君
   理事 松井 政吉君 理事 森本  靖君
      大高  康君    大森 玉木君
      上林山榮吉君    小泉 純也君
      志賀健次郎君    椎熊 三郎君
      正力松太郎君    鈴木 善幸君
      寺島隆太郎君    羽田武嗣郎君
     橋本登美三郎君    星島 二郎君
      渡邊 本治君    安宅 常彦君
      大柴 滋夫君    佐々木更三君
      原   茂君    松前 重義君
      八百板 正君    大矢 省三君
      谷口善太郎君
    ―――――――――――――
昭和三十五年十二月二十六日(月曜日)
    午前十一時三十二分開議
 出席委員
   委員長 山手 滿男君
   理事 秋田 大助君 理事 大上  司君
 理事 佐藤洋之助君 理事 早稻田柳右エ門君
   理事 片島  港君 理事 森本  靖君
      大高  康君    上林山榮吉君
      椎熊 三郎君    渡邊 本治君
      大柴 滋夫君    原   茂君
      大矢 省三君    谷口善太郎君
 委員外の出席者
        郵政事務官
        (郵務局長)  板野  學君
        専  門  員 吉田 弘苗君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 国政調査承認要求に関する件
 郵政事業に関する件
     ――――◇―――――
#2
○山手委員長 これより会議を開きます。
 まず国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
 今国会も従来通り本委員会の所管事項、すなわち郵政事業に関する事項、郵政監察に関する事項、電気通信に関する事項、電波監理及び放送に関する事項について国政に関する調査をいたしたいと思いますので、承認を得るため、この旨議長に申し出ることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○山手委員長 御異議なしと認め、さように決します。
 なお、議長に提出すべき国政調査承認要求書の作成並びに提出の手続につきましては委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○山手委員長 御異議なしと認め、さよう決します。
     ――――◇―――――
#5
○山手委員長 郵政事業、郵政監察、電気通信、電波監理及び放送に関する件について調査を進めます。
 質疑の通告があります。これを許します。片島港君。
#6
○片島委員 年末の郵便の疎通状況について一言お伺いをしておきたい。本年は例年になく、全逓との関係も早く妥結をいたしたわけでありますが、また例年にない郵便物の増加によって、特に年賀郵便などの遅配が懸念されておるわけでありますが、郵便物の増加の状況なり、あるいはまた、今の段階における年賀郵便の疎通の状況について、当局側から御説明をお願いしたい。
#7
○板野説明員 お答えいたします。今年度の年末初の関係につきましては、組合との交渉も早く妥結いたしたわけでございますが、ちょうど十二月の初めころから、株式関係の郵便物の出回りが相当ございまして、特にそれらが速達となってきたものが大へんたくさんございまして、十日ごろに一時これが滞留をして参ったわけでございますが、その後疎通状況もだんだんよくなりまして、現在では平常の状況に戻っております。ただし小包関係は、ちょうど十五日が普通はピーク時になるわけでございますが、今年度は引き続き二十日か二十一日ごろまでもどんどん出てきておる、このような状況でございまして、一部これらが一、二日おくれるというような状況もございましたが、現在ではそれを全部取り返しておるわけでございます。
 それからことしの疎通でございまするが、先ほど申し上げましたように、速達等の第一種の関係が大体三〇%ぐらい増加しておるというような状況でございます。
 それから年賀の関係でございますが、二十二、三日ごろで大体六〇%程度の差し出しがあったもの、このように推察しております。現在その状況はつまびらかでございませんが、昨年度と同様に大体そのくらいのものが出ており、それらの輸送状況も現在のところ大へん順調でございまして、到着郵便局に続々到着しておるような状況でございまするので、ことしの年賀の処理状況はいいのではないかというふうに考えておりまするし、また私どもも昨年のようなおくれのないように十分準備を整えつつ、これに対処しておるような状況でございます。
#8
○片島委員 昨年あたりは問題にならないのでありますが、年賀郵便が五日あるいは十日もおくれて着くということになりますと、実は年賀郵便としての値打はほとんどなくなるようなことであります。年賀郵便だけは少なくとも元旦に着かなければ松の内には必ず着くというくらいの御配慮がなければならぬと思う。それと同時に年末になると、第三種以下今御指摘のように小包郵便なども非常にふえるわけであります。しかし正月ならば年賀郵便、普通の場合なら第一種、第二種というのは、これはどうしても通信であります。第三種以下は現在ではただ運ぶ。区別をするならば、一方は通信であり、一方は輸送、運輸の部類に入るものであります。そういう点は区別をして取り扱って、早く着くべきものは早く着くように、多少おくれてもやむを得ないといったようなものはこれを同一に取り扱わないで、やはりある程度区分けをして取り扱う方がいいのではなかろうか。しかし、今、郵便法からいきますれば、郵便物である以上は、一種でも、二種でも、三種、四種でも、何でも同じように取り扱うようになっておるわけであります。しかし、実際の取り扱い上は、その軽重ということ、また受取人に与える影響ということを考えて、これを区別して取り扱うということが実情に即するものではないかと思うのでありますが、そういう点の取り扱い状況はどうなっておりますか。
#9
○板野説明員 現在法規の建前上は、一種から五種までの郵便物を同様に扱うというようなことになっておりまするが、実際の措置といたしまして、その処理方法が、一種、二種と三種以下の郵便物あるいは小包以下の郵便物につきましては異なっておりますので、事実上は三種なり五種が少しおくれと申しまするか遅達、あるいは小包は貨車便を利用するということになりますので、速達以外につきましてはやはり少しはおくれる、こういうことになるわけでございますが、先生の御意見のように、私ども、今後の法規の改正につきましては、高等信と申しまするか、一種、二種のいわゆる親書に属する重要なものにつきましては、これを優先的に扱い得るような法規的な措置を目下検討中でございます。
#10
○片島委員 検討と言われますが、私は実は、全逓と当局との間に紛争がありますときに、一種、二種というものは別に考慮すべきではないかということをある組合に行って話しましたところが、それは郵便法違反になりますというようなことで、私もうっかりしておったわけであります。ところが一種でも二種でも、たとい開封でありましても、いろいろな通知のようなものが文書になっておりますから、それがおくれると非常に困るというようなことで、この取り扱いについては、今日のように郵便物が大激増した場合には、当局側で早急に考慮をさるべき問題ではないか。それといま一つは、各府県に入ります入口の局で、第三種以下の分配局が指定をされておるわけでありますが、局舎の関係などで、一時にそこに殺到いたしますと、実際は取り扱いができない。現に、私の方の宮崎県で例を出して相済みませんが、延岡局が分配局になっておりますけれども、御承知のように非常に狭隘な老朽局舎であります。そういうところに分配局を指定されますと、実は、どんなに非常勤を雇い、また局員が真剣にはかそうとしても、はかし切れない。場所がない。そういうような場合は、位置としては都合がいいけれども、局舎の状況といったようなことを勘案して、指定がえをするとかあるいは二、三の局に分割をする、こういったような特別の配慮がなければ、なかなか郵便物の疎通に大きな影響を与えると思うのでありますが、そういう点はどういうふうにお考えでありますか。
#11
○板野説明員 おっしゃる通り、その分送局等につきましては、なるべく早急にその局舎の改善をはからねばならないというわけで、私どももこれは重点的に現在でもやっておるわけでございまするが、さらに今後五カ年計画等の遂行にあたりましても、そういう面を十分に考慮いたしましてやりたいと思います。とりあえず、現状におきましては、延岡の具体的の例につきまして、私ども先生からいろいろお話をお聞きしておるわけでございますが、どうしてもそこでは扱えないというものにつきましては、これをさらにとりあえず別の措置で疎通がはかり得るように早急に調査して処置いたしたいというように思います。
#12
○片島委員 局舎の問題につきましては、私たちはもとより、与党の方でも相当熱心に今日まで検討せられておるわけでありますが、いろいろ実情を調査いたしてみますと、局舎の状況が非常に狭隘で、労働環境が悪いというところが――どうもそういうと組合の方からお小言が出るかもしれませんが、労使間におけるいろいろな問題もうまくいっておらないように私は実は感じ取っておるのであります。やはり作業環境というのがいろいろ仕事をしておる従業員に対して与える影響というものは非常に大きいのではないか。ですから、局舎の問題は特に今後来年度の予算においても当局側で相当突っ込んで検討してもらいたいのでありますが、同時に、年末などにおける非常な繁忙な時期においては、その取り扱いにおいて最も疎通がうまくいくような特別の配慮をしていただかないと、郵便物のおくれが、ただ従業員側に責任が負わされるといったような傾向が非常に多いのであります。当局の施策がうまくいかないためにそういう非難を受けるということはまことに酷な話でありますから、特別にこの年末年始の繁忙期においては当局側の御配慮をお願いいたしたいと思うわけであります。本日は、以上をもって私の質問を終わります。
#13
○山手委員長 上林山君。
#14
○上林山委員 私は、この前の委員会において政府側に質問したことについて資料を要求しておきますから、次回の委員会までに提出を願いたいと思います。それは、三十五年度中に簡易郵便局を特定無集配局に昇格させた各府県別の数と、許可場所並びに許可をしたる年月日、以上をまず要求しておきます。
 次に、強く要望しておきたいことは、簡易郵便局を優遇する処置として、法の改正をいずれはわれわれとしてやらなければならぬと思っているけれども、次善の策として手数料その他経費を大幅に増額する処置をどうするのかという点。
 その次に申し上げておきたいことは、拠出制国民年金の証票の問題について厚生省と交渉したか、こういう私の質問に対して当日はあいまいであったが、その後私のところへの郵政当局から調べた回答によると、交渉はしたのであるが、手数料が四%ということであったから決裂をしてそのままになったのだ、こういう報告でありましたが、私はさらに角度を変えて、心を新たにして、最悪の場合四%でもいいじゃないか、これを切手売りさばき人に取り扱わした方が優遇になるではないか、また、今日国民の側から考えても便利ではないか、こういうことを考えますので、これも一つ御協議の上、どういう処置をとったか、また、とるかということを知らしてもらいたい。
 その次に、たばこ販売小売手数料が三十四年度、三十五年度二回にわたって引き上げられたのでありますが、三十六年度はまだ未確定ではあるが、見通しとしては相当な額の引き上げになることは確実だといってよいと思います。こういう場合に、切手売りさばきの手数料も三年前に是正したのでありますけれども、バランスをとる意味からこの際当局として引き上げる意思はないか、これを御協議の上お答え願えれば、それについてわれわれとしても自主的な立場をとって努力をしていきたい、こういうように考えるのであります。
 以上、この問題について、次の委員会までに、一つはっきりとした御回答を願いたいというわけであります。
#15
○山手委員長 本日はこの程度にとどめ、次会は公報をもってお知らせすることといたし、これにて散会をいたします。
   午前十一時四十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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