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1960/06/06 第38回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第038回国会 議院運営委員会 第43号
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1960/06/06 第38回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第038回国会 議院運営委員会 第43号

#1
第038回国会 議院運営委員会 第43号
昭和三十六年六月六日(火曜日)
    午後九時四十七分開議
 出席委員
   委員長 小平 久雄君
   理事 福永 健司君 理事 佐々木秀世君
   理事 鈴木 正吾君 理事 塚原 俊郎君
   理事 天野 公義君 理事 柳田 秀一君
   理事 下平 正一君 理事 前田榮之助君
      飯塚 定輔君    宇野 宗佑君
      内田 常雄君    大野 市郎君
      金丸  信君    田中 榮一君
      田邉 國男君    服部 安司君
      細田 吉藏君    毛利 松平君
      安宅 常彦君    有馬 輝武君
      兒玉 末男君    阪上安太郎君
      安井 吉典君    佐々木良作君
 委員外の出席者
        議     長 清瀬 一郎君
        議     員 谷口善太郎君
        事 務 総 長 山崎  君
    ―――――――――――――
六月一日
 委員安倍晋太郎君、江崎真澄君、尾関義一君及
 び島村一郎君辞任につき、その補欠として金丸
 信君、内田常雄君、毛利松平君及び大野市郎君
 が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 永年在職元議員牧野良三君逝去につき弔詞贈呈
 の件
 決議案の取扱に関する件
 本日の本会議の議事等に関する件
     ――――◇―――――
#2
○小平委員長 これより会議を開きます。
 まず、永年在職元議員牧野良三君逝去につき弔詞贈呈の件についてでありますが、ききに永年在職議員として院議をもって表彰された元議員牧野良三君が、去る一日逝去されました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。
 つきましては、同君に対する弔詞贈呈の件についてでありますが、同君は、議員として二十九年三カ月在職し、さきに院議をもって表彰されたお方であり、また、かつて予算委員長、国務大臣等の重職にあられたお方でございますので、理事会の了承を得て、お手元に配付の印刷物にあります通りの特別弔詞を、去る三日の葬儀当日、議長において贈呈いたした次第であります。
 なお、前例に従い、本日の本会議において議長からこの旨御報告し、弔詞を朗読することと相なりますから、御了承をお願いいたします。また、その際は、前例により、議員の方及び議場におられる方は御起立を願うことになっておりますから、御了承を願います。
    ―――――――――――――
 衆議院は多年憲政のために尽力し特に院議をもつてその功労を表彰されかつて予算委員長の任につきまたさきに国務大臣の重職にあたられた正三位勲一等牧野良三君の長逝を哀悼しつつしんで弔詞をささげます
    ―――――――――――――
#3
○小平委員長 次に、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、昨日、日本社会党の山本幸一君外三名から、農林大臣周東英雄君不信任決議案が提出されました。
 それでは、本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○福永(健)委員 本不信任決議案は、題して農林大臣周東英雄君不信任決議案というように伺っております。そこで、従来、この種の形で出て参りました決議案が、先議案件的取り扱いを受けておる例があるのにかんがみまして、私は、当然にこの種のものが先議案件であるということを了承いたしませんので、この点について所見を開陳し、各位に御考慮をわずらわしたいのであります。
 本院は、内閣総理大臣というものはこれを指名をいたします。従って、内閣総理大臣ないしそのもとにある内閣全体に対して、これを信任する、しないというような不信任決議案というものは、これは国会法の定むる一定の形式を備うるならば、当然に先議案件と考えてしかるべきものであると私は思うのでありますが、今出てきておりまする農林大臣周東英雄君不信任決議案というものは、総理大臣が随時選任しまたは解任することができるところの一行政府の長に対して、本院みずからが信任するとか、しないとかということになるわけであります。そういう点から申しますと、私は、内閣総理大臣ないし内閣全体に対する不信任決議案とこれを同様に取り扱うということは、これは大へんな間違いである。こういうように思うわけであります。むしろ、一行政府の長たる農林大臣に対しましては、総理大臣にこれを解任せしむべしという意味における解任を求むる決議案という形において出さるるならば、これも一つの形であろう、しかし、そういう意味においては、いわゆる先議案件としての性格を備うるものでなくして、一般の決議案として、本委員会がいつこれを上程するかという話し合いを遂げた上でということであります。従って、今、委員長は、本日これを議題とするに御異議ありませんかというお話でありますが、私はあえて本日議題とするということに反対するのではありませんけれども、当然に右案件が先議案件であるということを了承した上で賛成するという意味ではありません。いろいろの都合上この際これを上程するということであって、後日のためにわれわれの所見を明らかにいたしておきたいと思います。
#5
○下平委員 今、自民党さんの方から、農林大臣周東英雄君の不信任決議案について、先議案件ではない、こういうお話がありました。これは議論の余地が十分あると思います。そこで、私ども、ただいまその議論をするということは別といたしまして、これらの問題についてお互いの立場を明らかにするということは賛成であります。しかし、今日の段階は、新憲法が実施されまして、国会も三十数国会であります。御承知のように、内閣総理大臣と各省大臣との関係が変わりましたのは、新憲法下においてであります。その後、国会におきまして、不信任決議案の取り扱いは何回となく行なわれております。それはすべて、速記録をごらんになればわかる通り、先議案件として取り扱われております。社会党の今日の立場は、先議案件であるという立場で提案をしていることだけは御了承いただきたいと思います。
#6
○福永(健)委員 今、下平君は、社会党の立場を明らかにされたので、私は、今直ちにわれわれの解釈に見解を統一していただきたいという意味で申し上げるのではなくて、今日上程することには賛成いたします。ただし、その賛成する意味は、先ほど申し上げたような意味である、こういうことであります。新憲法下に幾つかの例があると言われましたけれども、そのときどきにそれぞれの理由もあったし、私は、旧憲法下の思想、すなわち、いわゆる輔弼の任というものをそれぞれの閣僚が一緒になって負うておって、閣内不統一であれば当然内閣の総辞職を来たすというような事情にあったときの大臣というものと、総理大臣が任意に任免できる大臣というものとは、およそ、国会から見れば、旧憲法下の大臣と新憲法下の大臣というものは性格を異にする、こういうふうに思いますので、あえて主張したわけであります。ただし、先ほど申し上げた通りの趣旨であります。
#7
○前田(榮)委員 福永委員の御説は、一応意見として聞いておくことにいたしますが、ただ、私らはそれに賛成しておるものだと、こう誤解ないように一つお願い申し上げます。
#8
○小平委員長 それでは、御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の足鹿覺君が行なうことになっております。
 討論につきましては、自由民主党の小山長規君から反対討論の通告があり、また、日本社会党の角屋堅次郎君、高田富之君、石田宥全君から賛成討論の通告がありますが、賛成討論は角屋、高田の両君に限ることとすることに御了承を願います。
 それでは、討論時間は一応おのおの十五分程度とするに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行なうことといたします。
    ―――――――――――――
#10
○小平委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
#11
○山崎事務総長 まず、故牧野先生に対します弔詞贈呈の件を御報告申し上げます。続きまして、ただいま御決定になりました不信任決議案の趣旨弁明、討論、採決があります。終わりまして時間がありましたら日程に入るという順序でございます。
#12
○小平委員長 それでは、本会議は、十時二十分予鈴、十時三十分から開会することといたします。
    ―――――――――――――
#13
○小平委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、会期末でありますので、明七日水曜日は特に本会議を開くこととするに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、次回の委員会は、明七日水曜日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。
 本日は、これにて散会いたします。
   午後十時八分散会
ソース: 国立国会図書館
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