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#1
第033回国会 社会労働委員会 第14号
昭和三十四年十二月二十四日(木曜
日)
   午前十一時二分開会
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     加藤 武徳君
   理事
           高野 一夫君
           吉武 恵市君
           阿具根 登君
   委員
           鹿島 俊雄君
           山本  杉君
           小柳  勇君
           坂本  昭君
           藤田藤太郎君
           竹中 恒夫君
  政府委員
   通商産業省鉱山
   保安局長    小岩井康朔君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       増本 甲吉君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○理事の補欠互選
○継続審査要求の件
○労働情勢に関する調査の件
 (最近発生した炭鉱爆発事件に倒す
 る件)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(加藤武徳君) それではただいまから開会いたします。
 理事補欠互選の件についてお諮りいたします。委員外転出のため欠員となりました前理事阿具根登君の補欠互選を行ないます。その方法は、便宜上成規の手続を省略して、委員長の指名とすることにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(加藤武徳君) 御異議ないものと認めます。それでは理事に阿具根登君を指名いたします。
  ―――――――――――――
#4
○委員長(加藤武徳君) この際、お諮りいたします。結核医療法案(第三十一回国会参第九号)、身体障害者雇用法案(第三十一回国会参第一一号)、保健婦、助産婦及び看護婦等の産前産後の休業中における代替要員の確保に関する法律案(第三十一回国会参第一三号)、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律の一部を改正する法律案(衆第一四号)、失業保険法及び職業安定法の一部を改正する法律案(衆第二三号)、厚生年金保険法の一部を改正する法律案(衆第二四号)、日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案(衆第二五号)、船員保険法の一部を改正する法律案(衆第二六号)以上各法案は、今会期中に審査を完了することは困難でありますので、本院規則第五十三条によりまして、継続審査要求書を議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(加藤武徳君) 御異議ないものと認めましてさよう決定いたしました。
 なお、要求書の作成等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(加藤武徳君) 御異議ないものと認めましてさよう決定いたしました。
  ―――――――――――――
#7
○委員長(加藤武徳君) それでは次に、労働情勢に関する調査の一環として、一般労働行政に関する件を議題といたします。ただいま政府からは、通商産業省小岩井鉱山保安局長、労働省労働基準局山口安全課長が出席をいたしております。
 主としてきょうは、最近発生した炭鉱爆発事件について御質疑を願いたいと、かように思うわけでありまして、御質疑の御希望の万は御発言をお願いいたします。
#8
○阿具根登君 去る二十一日に起こりました福岡県の三井山野鉱、三菱新入鉱の爆発の件についてお尋ねいたしますが、私どもが現地で調査した範囲内によりますと、山野におきましては、いわゆる特免区域、全然ガスがない、しかもその周辺には火薬庫も存在しておる、そういう状態の中で爆発が起きて、七名の人が死亡し、二十数名の人が重軽傷で入院いたしております。そういたしますと、どういうところにその欠陥があったのか、原因がわかっておればどういう原因であったのか、これをお知らせ願いたいと思います。それから新入につきましては、御承知のように、四名の死亡者を出して、しかも十八名の行方不明者が現在まだ切羽に残っておる、そうして、きよらの新聞では十回目の爆発を起こして、収拾がつかないので、十八名を残したまま注水をする、いわゆる水で坑内を密閉して火を消してしまう、こういう最悪の状態がきておる、こういうことが報じられておるわけでございます。こういうことにつきまして、保安局としてはどういう態度をとっておられるのか。たとえば、十八名のおそらく生存は不可能と思いますが、その人たちの遺体の収拾ができなかったのか、それとも他に火が回るのを懸念されてこのたびの水没処置をとられようとするのか。しかも新入においては、通常〇・五%のガスが出ておったために相当の設備もしてあったはずでございます。それがこういう大きな惨害を起こすようになったということは、山野、新入両方とも考え合わして見まして、いわゆる政府が最近鳴り物入りで炭価の値下げ、重油との競争を非常に叫び、それに追従するように坑内の人員減を極端にやっておる、そういうところからこういう手落ちが出てきたのではないか。いわゆるコスト減になるために、通常保安要員あるいはガス検定書というものは、業者から見てみれば遊んでおるようなふうに見えるのじゃないだろうか。で、ガスが爆発さえしなければそういう人はおってもおらなくても同じことである。そういう点から非常に手を抜いておるのではないか、それがこういう大きな惨事を起こしたとするならば、これはゆゆしき問題でございますので、両炭鉱における原因と、とられておる処置について非常な疑義がございますので、小岩井局長から詳細御説明を願いたいと思います。
#9
○政府委員(小岩井康朔君) 最初の、山野炭鉱の、ガス爆発の原因でございますが、これはただいまのお話のように、今月二十一日の七時三十分、朝であります。山野炭鉱では、七時半ですから一番方のこれから入坑して現場に着きかかっておるというような状態のときであります。坑日からは割合に近くで、縦坑で約五百メートル下がりまして、さらに水平坑道で五百メートル行って斜坑に移りがかるというような個所で爆発が起こっておるわけであります。まだ現場にそれぞれ配番されてついておりません関係で、これから斜坑に前番の方々が入りかかるというときに事故を起こしておりますので、ちょっとその、実際に原因と思われるはっきりしたものはなかなかわからないのでありますけれども、一応現地調査の結果、私の方に報告がきておりますのは、まあ自然発火ではないかということが言われております。で、爆発後すぐ山の関係者が入坑いたしまして、私の方の現地の監督官、中火から参りました監督官が入坑いたしまして状況を見ました結果では、この斜坑の上部の方の下部に旧坑がございまして、その田尻と斜坑との一部が貫通いたしておるのであります。で、初めは、おそらく斜坑に崩落があって斜坑から旧採掘跡に貫通してしまって、そして旧坑からガスが出てきて、旧坑内の自然発火による引火ではないかというふうに当初見ておったのでありますけれども、その後いろいろ実情がわかって参りました結果では、やはり斜坑の下に相当広範囲の旧坑がございまして、旧坑と連絡しておる個所が何ヵ所かありまして、もちろん、手は打ってあったのでありますけれども、まあそれらの旧坑との関連で、自然発火によってふき出されて、崩落は爆発によって崩落したのではないかというふうに見ておるわけでございますが、しかし、その後、自然発火という判定から、二次爆発、三次爆発という非常に危険がございますので、とりあえず緊急対策を立てまして、斜坑の崩落しております個所に岩粉、ドライアイス、水、こういうものをさっそく注入いたしまして、まず第一段階としては直接の消火をいたしたわけであります。しかし、なかなかその後の状況が一進一退であまり好転いたしておりませんので、もちろん直接の消火と並行いたしまして四ヵ所の密閉作業の準備をいたしたわけであります。私どもも、その方向でよろしいということで、直接消火と密閉と両方並行して進ましたわけであります。しかし、現在におきましては、なお直接消火も密閉も両方やっておりますが、直接消火はかなり困難である。従って、現在続けてはおりますけれども、もう方向としましては、密閉に切りかえております。そして今晩までにその密閉が完了いたすことにしております。従いまして、明地につきまして十分に実情の調査ができない、非常に残念でありますけれども、密閉せざるを得ないという状況になりまして、現地の詳しい調査ができませんので、まあ関係者の聞き取りを中心に原因の究明をいたしたいという方向で進んでおります。
 それから、新入炭鉱の方でありますが、新入炭鉱も同じ口に、これはもう夜おそくでありますけれども、二十一日の二十三時五十分、これは全く山野と逆で、三番方で、翌日はストで休むという予定の最後の番のときでございます。それで、ここは斜坑で開坑いたしておりますので、斜坑で下がりましてわずか水平坑道に移り、それから第二段目の斜坑に入りました六坑の深の一卸左十片という払いで、これはもちろん作業中であったわけであります。作業中でありましたが、ちょっと休憩をしようというので休んでおったようですが、肩部の方では抜柱の作業をやっておったようであります。そのときに卸一回の爆発がございまして、一部の者が負傷いたしまして、まあ一部、下の坑道から逃げた者もありますが、片の方の坑道に七名ばかり閉じ込められた関係で、行方不明という報告になっておるのでございます。そこで、坑務課長以下この行方不明の七名を何とか確認しなきゃいかぬ、救出しなきゃいかぬという関係から二町前後に――入りましたのは一町四十分ごろでありますが、坑務課長以下十六名が救出に、救出と中しますか、この行方不明者の確認のために下がりましたわけでありますが、ちょうどその十片の払に近づいたときに第二回目の爆発がありまして、それでほとんど全部罹災したわけであります。しかし、一部の者は負傷で、一名出たのがございますけれども、このうちの大半が途中の崩落のためにまたその条件がわからなくなってしまった。それが今罹災者の数を非常に大きくしているわけでありますが、この新入の方の罹災者の数字は非常に大きくなっておりまして、現在、死亡が四名、重傷が八名、軽傷が十二名、不明者が十八名、この十八名の不明者が出ておるのでありますが、もちろんこれはもうガスも充満いたしておりますし、私どもといたしましても全然見込みはないというふうに考えておりますので、死亡者は二十二名という非常に大量の死亡者を出してしまったわけであります。その後何回も爆発がございまして、五時、六時、九時ともうほとんど続いて爆発が起こりまして、大体一時間から三時間ぐらいの間隔をもって次々の爆発が起こって、現在十回に及んでおるわけであります。従いまして、救護隊を四班坑内の事務所に待機はさせておりますけれども、どうしてもその爆発と爆発の門隔の非常に不規則なために、普通でありますると爆発の間の時間を想定しまして救助作業をいたすのでありますけれども、一時間のときもあるし、また一時間半のときもあるし、長いのは三時間というようなときもありまして、どのくらいの時間でやれるかという見通しがなかなかつきません関係で、四班の救護隊を坑内に入れながらほとんど救護作業が危険なためにできないという状態を続けておったわけであります。現在、ガス量その他を観測してみますと、九片の排気ではもうメタンガスも一〇%をこえておりますし、一酸化炭素もかなりな濃厚なガスになっておりまして、とうてい普通ではなかなか救助作業はできないという断定になりまして、会社、現池の保安局から参りました監督官、現地の組合関係、家族、それらと十分協議をいたしまして、水没やむを得なかろうということで、現在では水没をいたす方針に決定いたしております。今晩の八時ごろから準備が完了しまして注水にかかることになっておりますが、おそらくこの注水も、払跡がございますので、注水には数日を要するのではないか。従いまして、この注水によって消火が完全にできましたという認定がつきまして、これをまた排水にかかって死体の収容という段階までには、とても年内にはできないのではないか。一番上におると予想されております九片の七名の収容もおそらく年を越すのではないか、そういうような想定をいたしております。これはもう全然監督官も現場に入っておりません。入れないままに水没をせざるを得ないという状態になりまして、原因その他につきましては、まことに残念でありますけれども、これも山野と同様、関係者の聞き取りに重点を置きまして原因の究明に当たりたい、かような方針で進んでおります。
#10
○阿具根登君 山野の問題で自然発火じゃないかということが言われておりますが、ただいま説明されたように、縦坑五百メーター下がって、それから五百メーターの水平坑道区域でこれが起こっておるわけでありますね。そういたしますと、ここには相当の風圧があるはずです。おそらく排気になっておると思うのですが、相当風が強く流れておる。だから自然発火等が旧坑であったとするならば、これは当然その前には予知されるものである、こういうふうに感じるわけですが、そういう徴候は全然なかったのですか。
#11
○政府委員(小岩井康朔君) 山野炭鉱に対しましては、私の方で坑務地の格づけというものを作っておりまして、各炭鉱の坑務地別にいろいろの種類の危険性の順位に従って格をつけてございます。その格の中では山野は、ガスの関係では二種と言って二番目に危険であるというような概念の中に入れておるわけです。それから自然発火の点につきましても、山野はやはり二種という形で入れておるわけであります。そこで監督官も、非常にガス自然発火の点でかなりな危険性が予想されておりますので、監督もかなり厳重にいたしておりまして、五月、八月、十月と最近監督をいたしております。それでまあ山野につきましては、ごく一番新しい十月の十四日に監督をいたしておるわけでありますが、そのときの監督の状況はかなり保安が優良でありまして、別に特に指示するという点はないという監督官からの報告を受けておるわけであります。それで自然発火の点につきましても、もちろん自然発火を起こす場合には温度も上がって参りますし、臭気も伴って参りますし、いろいろな発見できる点が出てくるわけでありまして、大体普通ならわからないはずはないわけであります。ことに斜坑に入ります坑道を通っておるのでありますから、特免の区域でありますれば人がしょっちゅう通っておりますし、特に普通の坑道でないわけでありますから、自然発火の傾向がありさえすればいつでもわかるはずでありますが、そういった点は災害前にはほとんど感じられていなかったというふうに言われているわけであります。私どもの現在までの判定では、たまたま斜坑の下に前の旧坑がございました関係で、旧坑の処理がどういうふうにできておるか、この辺が十分判明いたしませんけれども、旧坑内の爆発によって、まあ先ほども御説明のように、斜坑と貫通したり、あるいは従来の坑道に旧坑から抜けてきた。従って、煙なども旧坑から災害後出ておりまして、旧坑の中でやったのではないかということはかなり明瞭にわかるような実情にございまして、全然われわれの視角の外にあった、旧坑からの爆発で、従って発見が非常にしにくかったんじゃなかったかというような気がいたしておるわけであります。
#12
○阿具根登君 そうしますと、密閉してある旧坑の中で自然発火が起こって、それで爆発をしてそれが特免区域の坑道に突出してきたのだと、そうなって参りますと、旧坑は密閉してあったのに自然発火をしておるというなら、それはどこからか空気が入っておるはずですね。そうすると、空気が入っておるということは、それからガスが相当漏れておらねばならない、こういうことになるんじゃなかろうかと思うのです。もしもこれが全然密閉されておって、ガスが出ておらぬとするならば、自然発火もあり得ぬだろうと思いますし、そういう爆発の事故もない。旧坑で密閉しておるならば、人がおるわけじゃない、電気があるわけじゃないし、火種が全然ないのですから、そうすると、どこかやっぱり割れ目ができておったとか、それから空気が入っておった。こういうふうに考えられるわけですか。
#13
○政府委員(小岩井康朔君) 全く仰せの通りでありまして、もちろん旧坑と申しますのが二十四年ごろに採掘をいたしました旧坑でございまして、一応密閉はいたしてございます。しかし、密閉の位置、その後の密閉の状況というものが、おそらくその後の状況で変わりまして、亀裂ができたり、あるいはいろいろの関係で空気も入り、従って、それが従来の坑道にも出てきたんではないかということも当然考えられます。従いまして、私の方では、さっそく日誌類は全部押収いたしておりまして、目下これの検討に最重点を置いて調査をいたさせております。おそらく何かの記録が日誌に残されておらなければならないというふうに考えております。
#14
○阿具根登君 この山野の状況を見てみますと、爆発のあったところが、ほとんど水平坑道で特免区域になっておりまするので、非常にそれに安心感があったのではないか。さらに、旧坑で密閉してあるので、これまた非常に手を抜いていたんじゃないか。これが詰めである切羽であった場合には、相当ガス等にも神経を使って仕事をするのですが、もうすでに旧坑である、しかも密閉してあるというところには非常に関心が沸くなって、水が出たりガスが出たりする例はほとんど旧坑が原因になっておるようです。いつもそれが原因になっておるというようなことが多いようですが、やはりそういうところに対しては、監督官などが行かれた場合には、ほとんど切羽を見て、そういう旧坑の密閉跡とか何とかというのはあまり検査されぬのじゃないですか。
#15
○政府委員(小岩井康朔君) 自然発火の点につきましては、三年ばかり前に非常に続きまして、私の方でも、これは根本的な対策をとらざるを得ないということで、中央の専門家に集まっていただきまして委員会を組織しまして、自然発火に対する対応措置としては一番完全なものに近いというものをもうすでに作り上げまして、各監督部にも回し、各山にもずっとお回ししてあるわけでございます。これには、自然発火はどうしても早期に発見して手を打つということ以外にはいい方法がないわけでありまして、まず、とりあえず自然発火を起こしかかっているものを早期に発見してそうして手を打つということが一番肝心でありますので、特にもう自然発火のおそれのあるような、特に今問題になっておりまする旧坑と連絡をして密閉をしておるというような個所につきましては、必ず各山で当てて巡回をさしておるわけであります。しかし、なかなかこの発見がうまくいきませんで、ちょっと時間が長くなったり、あるいは一回ずぼらしたりいたしますと、間々こういうことにぶつかる場合がありまして、特に山野は、自然発火につきましては最も代表的な自然発火の山であります。もうストライキが起こります場合は、いつでも北海道の赤平、九州では山野、端島、高島、こういうところが私どもの方で一番注意の対象にいたしておるところであります。従って、山野炭鉱におきましては、私どもの方の格づけでも、二種ではありまするが、いの一番にあげておるわけでありまして、特に自然発火対策という点につきましては、監督官も入念に見ておるつもりでございます。しかし、今回の場合は、私ども、災害が起こりましてさっそく図面を調べ、会社からも話を聞きましたけれども、なかなか旧坑との連絡が各所にあって、どの程度の密閉がしてあったかという点については中央では十分にわかっておりませんでした。しかし、現地でも、もちろん密閉してあるという点についてはもうはっきりわかっておりますけれども、監督官が監督に行きますときに、その辺について十分入念に見ているかどうかという点については、やはりそれ以外の問題が非常に多い関係で幾らか手ぬかりがあるのではないかというふうにも考えております。
#16
○阿具根登君 ことしは非常にガスの災害が大きいのがなかったので、非常にまあ安心しておったのですが、まあこういう大きな事故が相次いで起こった。ところが、毎年どこかでこういう大きな事故が起こって数十人の人がガスで死んでおる。だから私はどうも非常に重災害が炭鉱に少なかったということで、いつも大体二百六、七十名だと思うのです、今までの犠牲者は。非常に少なくなって喜んでおったやさきにこういう問題が起きてくる。これは非常にどこかにやはり気のゆるみがあるんじゃないか、まあこういうように思うので、新入の場合まあ十一時五十分に爆発があった。そうして七名の人が行方不明になった。そうして時を移さずまあ招集されて坑務課長以下下がっておる方々は、大体救護隊の面々ですね、こういうものに対しては非常なベテランばかりが下がっておるわけです。そうしてそのときの話を聞いてみますと、竹で編んだまあばらといいますか、そういうのでさくをこしらえておる。そのさくにすでに火がついて燃えておった。それをこの救護隊の方方が、今会社では何といいますか、探検隊、こういうようなことをいっておるようですが、これを水で消しておった、こういうようなことも聞いておるのですが、そういう事実があったとすれば、実際爆発の直後に水をかけて消すのが常識であるかどうか、こういう問題をちょっとお聞きしておきたいのですが。
#17
○政府委員(小岩井康朔君) 自然発火その他の原因と坑内に火災が起こりました場合には、もちろん第一段階といたしましては直接消火という方法をはっきり考えております。これがどうしてもできないときという場合には、もちろんほかの方法をとりますが、自然発火の場合ですと、直接消火ができなければ小範囲の密閉をやる。これもごく簡単な仮密閉で、それでもなおかつ困難であるならば範囲を広げて本密閉に移っていく、それでもなおかつなかなか十分にいかないというような場合には、この新入のように最後に水をつぎまして水びたしにしてしまうというふうな段階に考えておるわけであります。
#18
○阿具根登君 そうすると、新入の場合は密閉ということは考えられなかったのですか、密閉ですね。
#19
○政府委員(小岩井康朔君) もちろん新入の場合、密閉という段階を考えたわけでありまして、密閉をいたしますというには、あまりにその爆発が何回も起こっておりまして、もう先ほどのお話のように、以往までに十回も爆発をやってしまっておる。そうしますと、密閉をするにも相当な危険が伴うわけであります。これは何人か入れて坑道にふたをするわけでありますから、この密閉作業というものも相当な危険作業になるわけであります。おそらく私どもの想像ではまあ密閉作業も困難であるという点から最後の注水に断を下したんではないかというふうに考えておるわけであります。
#20
○阿具根登君 この密閉の場合は、会社としては密閉を相当私は考えると思うのです。しかし、遺族から考える場合、あるいは従業員から考える場合は、密閉した場合はほとんど遺骸は上がりませんから、だからやはり注水ということを考えるだろう、私はまあそう思うわけなんです。だから注水についてまあ反対をしておるというわけではないのです。私はやはり密閉ということを考える場合には、まあ遺体は永久に上がらない、こういう考え方で密閉しなければ、おそらく密閉ということは考えられない、それはそういうふうに感じるわけです。しかし、ここは通常〇・五%ぐらいのガスがあったところなんですね。そうして爆発をまあ調べてみますと、最初が二時間、それから一時間半、さらに一時間なんぼというような間をおいて爆発をしておるのですが、これは炭塵じゃないですか、炭塵の爆発じゃないですか、それともやはりこれはガスと見ておられるのですか、どっちですか。
#21
○政府委員(小岩井康朔君) 私どもはもう炭塵ではない、自然発火によるガス爆発で何回もやっておるというように考えております。
#22
○阿具根登君 そうすると、ガスは炭壁から相当出ておって、そして一ぺん爆発すると、そのあとまあ二時間なり一時間半なりの間にまた爆発の許容範囲のガスがたまるとそれがまた爆発する、これを繰り返しておるわけですか。
#23
○政府委員(小岩井康朔君) もちろんそういうことであります。一度爆発をいたしますとガスをほとんど焼いてしまいますが、またあと、新入の場合は扇風機で主扇をとめておりますから、またわずかの自然通風で、極端な場合は、ガスはないというわけではありませんけれども、主扇を動かしておりました当初から見ますとずっとゆるやかなものであります。わずかな風で動いておるということでございますので、炭壁から出ております適当なガスの爆発濃度になりますれば、中に火がありますから何回でもやります。やればまたガスを焼いてしまう。ガスがたまれはまた火があるから爆発するということで、自然発火のごく代表的な形をとっているわけでありまして、私どもは自然発火による爆発であるというふうに考えております。
#24
○阿具根登君 私もちょうど九州におりましたので、何方の炭鉱を見て回ったのですが、今局長が言われるように、できれば新入に私も入りたいと思ったのですけれども、全然入れるような状態でなかったわけです。だからおそらくその原凶についてもこれは不明だと思うのですが、今までのガス爆発を見てみましても、ガスが爆発した場合には、その現場におる人がほとんど死んでおりますので、原因というものがほとんどつかめないのがこれが実情じゃなかろうかと、こう思うわけです。
 それで今後の対策になりますが、こういう爆発が起こって、注意されておる炭鉱に対しては、何か局長として指示、指令を出されておるかどうか。再度こういうことが起こらないように各山に対しあるいはあなたの所管の保安部に対して何か適切な処置をとっておられるかお尋ねいたします。
#25
○政府委員(小岩井康朔君) ガスに対する監督と申しますか、対策と申しますか、一瞬大切な問題でありますので、私どもの監督方針というものは毎年立てておりますけれども、ガス爆発に対する防止対策というものは毎年抜くことができずに一番最初に出しておるわけであります。私どもの方も限られた予算で効率的な監督をしなければならぬという点から、ここにありますように、これは極秘で絶対外には出しておりませんけれども、冬全国の炭鉱の坑口別に、あらゆる柿類あるいは坑内出水だとか、自然発火だとか、爆発だとか、そういうような大きい災害を起こすような種類の危険性の度合いに応じて格づけがしてございます。分けてございますが、どこの山のどんな坑口が、どんな点で危険を持っておるかということをまあ監督官は十分これで知っておりますし、また、これは従って監督の度数を変えておるわけであります。従って、山野の方は割合に監督が少なかったのでありますけれども、新入の方はもう非常に何回も監督しておりまして、今年に入りましてからも、四月、七月、九月、十月、十一月と、こういうふうにほとんどまあ毎月に近いくらい監督官を出しております。それで山野の場合は、先ほどほとんど指示がなかったというふうに言っておりますけれども、新入の方では先生のおっしゃるように、非常にやはりガスが多いという点を指示しておりますので、ちょっと一つ例に読んでみますと、「六鉱左十一肩」――ですから、今の災害の起こりました下の坑道でございます。「六鉱左十一肩風道昇りにおいては、坑道及び掘採作業場付近に二%をこえる可燃性ガスが認められるので、二%をこえる個所には、柵囲その他の方法により通口を遮断しろ。」ということ、これはほんの一つでありますが、たくさんこういうふうに具体的に監督官が指示をいたしております。かくのごとく、どこの山ではどういう点が危ないかという点は十分に監督官も頭に入れて参りますので、特に新入とか山野の場合には、ガス、特に山野におきましては自然発火という点がこの格づけに載せてございますので、監督官もその点につきましては、ほかの項よりも重点的に監督をするという方法をとっておるものと確信をいたします。
#26
○阿具根登君 そうすると、新入の場合は、扇風機はどういう扇風機が使われておったのですか。相当風があるということは聞いておりましたが、これがどれだけガスのあるところでどういう扇風機を使っておられたか。いわゆるどこかにガスがたまるような車風になっておった傾向はないのか。二回、三回目は、これは不可抗力ですから、一回目の爆発は何かそこに原因がなければできぬ。こう思うわけですがね。
#27
○政府委員(小岩井康朔君) 新入の通風量の点でありますけれども、これはもちろんガス・マインでありますから、払いの通風としては先ほど先生がおっしゃっておりましたように、后でも普通ならコンマ五前後でありまして、危険性のガスがたまるような風の送り方はしていない。十分に薄める。肩においてもその程度に薄めて通風をとっておったということは、私はっきりわかると思うのであります。変災が起こりましてすぐ先ほどのお話のように、坑内で火災を起こしておる、燃えておるという連絡も私ども受けておりますし、もちろんそういう報告も山では受けたと見えまして、従って、危ない坑内火災になるという懸念から直ちに扇風機をとめておるわけであります。従って、もう所定の通気がとれなくなっておるわけであります。従って、主扇をとめますと、あとはもう広い坑口の落差による自然通風以外にないのでありまして、たまたま、新入はかなり自然通風でも八百ぐらいの風は通っておるというふうに聞いておりますので、陶風機をとめましても、わずかな風は通っておったんじゃないかというふうに考えております。従って、風の通りが少なくなった関係で、次々にガスがたまって、適当な濃度になったときに火源がありますから、絶えず何回も爆発をやったというように考えております。
#28
○阿具根登君 まあすでに原因を探究する前に水没するような最悪の事態になっておるので、これ以上質問も続けませんが、当初申し上げましたように、非常に石灰が不況である。岩戸景気だと言われておるその中で、日没産業だということで、労使が非常な鋭い対立をしておる。その対立の原因は人員減でございます。人間を減らしさえすれば炭価が下がるのだ、こういうような感党で業者がやっておられるように私は思うのです。そういたしますと、人を減らす場合に一番先に考えるのはこういうことです。直接石炭を掘っておるところは人を少なくして石炭を多く出すというのが、業者の考え方ですが、これは間接的なところの人間が一番減るわけです。これが一番危険だ。坑内の実態も知らずに、特に通滝省あたりが千二百円の単価に値下げせねばならない。こういうようなことを言っておられるが、保安も何も度外視されて、ただ重油単価に見合う値段にしなければならない。こういうしろうと考えで、ただ経済面からだけ炭鉱を論じている国民が非常に多いと思うのです。審議会の中も、審議会の方りっぱな方ばかりだけれども、私はこういう保安のことをどれだけ考えているか。実際炭鉱に下がったことがあるのか、実際こういう危険な区域を知っておるのか、そういうことを知らぬただ経済の専門家が漫然として通産省の、通産大臣の諮問機関となって一千二百円下げろの一千五百下げろというのは全く危険なやり方だと思うのです。そうしますと、通産省としては十分こういう点は考えていただかねばならない。値段を下げるのもけっこうだけれども、まず値段を下げるためには坑内が特殊な地帯であるということを念頭から離さないように考えてもらわなければ、ただ経済面でこういう対策、政策を立てようとされるから、私はこんな事放が起こってくるものと思う。いよいよ来年度は石炭の政策が考えられるのですけれども、こういう事故ということ、坑内の特殊事情ということを十分考えて石炭政策を立てていただかねば、私はこういう尊い犠牲が次から次にできてくるのではないだろうか。かように考えるわけです。炭鉱で一番心配なのは、不況になれば必ず災害がつきまとう、まあこういうことです。一つ局長の方でも十分その点留意して、大臣ともお諮りの上に石炭政策を立てていただきたいと、かように強く要望いたしまして、私の質問は終わります。
#29
○小柳勇君 私は一つだけ聞いておきたいのですが、そういうような逐次検討した報告は取っておられるようですが、その辺たくさん似たような山がありますが、二つの事故にかんがみましてこの資料から危険ではないかと、危険までいきませんけれども、注意しなければならぬというような山もあるかと存じまするが、そういう山に対して通産省はどのような処置をなすっておられるか、一つだけ聞いておきたいと思います。
#30
○政府委員(小岩井康朔君) 先ほど申し上げましたように、毎年中央におきまして監督方針というものを立てております。これは予算が限られておりますので、これをいかに有効に使うかという点から一つの方針を立てておるわけでありまして、それにはいつも骨になりますのはガス爆発の対策であるとか、あるいは中小灰鉱に対する特別の対策、それから最近はなくなりましたが、坑内出水に対する対策と、非常にその年々の大きく予想されるようなものに重点を置きまして、また、各地区によりましても趣がかなり違います。九州と北海道でも違いますし、また、宇部、平地区でも様和が違いますので、それぞれの監督部が中央の方針に従って、また、その部の実情に応じて一番重点を置くべきところに監督の中心を向けるという方向をとっております。危険な炭鉱につきましては毎月監督官を派遣いたします。それから程度の低いものは二ヵ月に一回、三ヵ月に一回というふうに期間を延ばしておりますが、監督官が現場を回りました場合に、法に違反している事項があれば全部書き上げまして山に注意をいたしますし、また、特に違反事項につきましては、その内容を本省の方に伝えて参ります。私の方では特にひどいものにつきましては本社の方に特にまた注意をいたしまして、本社からもまた逆に現地の方へ注意を流してもらうというような二面作戦で、現場からも、現地からも注意をするし、特に問題の大きいものについては中央を経て本社からも、予算を伴うような関係もございますので、本社にも十分に認識してもらって、現地の改善をはからせるというような方向をとっておりますので、十分とはもちろん私ども自信を持っては申し上げられませんけれども、まあだんだんわずかではありますけれども、災害も減少して、実はことしは非常にかなりいい成績で進んできておったのであります。例年六百名余りの石炭だけでも死亡者を出しておるのでありますが、十一月までで四百七十九名、おそらくいい記録が出るのではないかというふうに非常に喜んでおりましたところ、こう続けて三井、三菱と、日本の代表会社の炭鉱で大きな災害を起こしまして、非常に成績を悪くしたわけでありますけれども、それでも全体通算いたしますと、例年よりもかなりの数字が出ておるのですが、しかし、私ども決してこんな数字に満足しておるわけではございません。さらに一そういろいろの手を打ちまして、災害の減少をはかって参りたいというふうに考えております。特に今矛算も査定を受けたばかりでありまして、今復活要求に大わらわになっておるのでありますが、来年度からは現地におりますいろいろのエキスパートの方々を指導員にお願いしまして、大手といわず中小といわず、それぞれの専門の指導員にいろいろな保安の面で十分なアドヴアイスをしてもらいますように、今予算の要求をいたしております。まあ保安教育などの点では全面的に削られておるようでありますけれども、従来保安教育は鉱業権者でやれということになっておる関係で、大蔵省あたりでも保安教育という面については全く予算を見てもらえないのであります。しかし、私ども見たところでは、どうしても中小炭鉱には鉱業権者にやれといっても下実やれないのであります。そうかといって炭鉱をつぶすわけにも参りませんので、中小についてはやはりどうしても政府みずからが保安教育に当たらなければ、鉱業権者にその力がないのではないかという断定を下しておるわけであります。従って、特に中小向けの保安教育用に経費を要求しておるのでありますけれども、これらはほとんど現在のところ、なかなか通らないというような実情になっております。
#31
○藤田藤太郎君 私も一つお聞きしたいのですが、今までここ三年ほどの間に、炭鉱爆発や浸水の問題が論議されました。一つは浸水からくる被害を見ますと、これもまた旧坑の水が侵入した。そのときには監督官が前日か前々日かに現場に行って見てもわからない。旧坑の図面というものがはっきりしていないので、出水を来たすという事故がある。非常にたくさんの被害がある。それからもう一つの面を見ると、電灯のスイッチの開閉によって、そのスパークで爆発をする。その払いの中で正常〇・五以下というのであったけれども、その場合にくぼみのところにガスがたまっておったことがわからなかった、そういうものによって爆発したのじゃなかろうかと、こういうことで、そのときも悲惨な犠牲者が出たわけです。だから私の聞きたいのは、たとえば第一の問題は、旧坑の図面、それから地形上旧坑というものと、それから今掘っておるところとの間に五十メートルとか何メートルとかいう、近寄ったらいかぬという規則があるのだから、旧坑に水がたまっておるとかガスがあるのですから、そういう問題の完備というものが第一の条件ではないかと思う。今度の新入の爆発を見ましても、旧坑の壁が破れて空気がそこに漏れておったから、こういう爆発が起きたんじゃないかと思う。私はだから、たとえば旧坑の図面と今の掘っておる所との的確性というものをどういう工合にして把握しておられるかが一つ。
 それからもう一つは、火気といいますが、マッチとかライターとか、そういうものは使うべきでないと思うけれども、たとえば電灯の開閉器なんかでも、密閉をしてスパークが外に出ないというような処置を講じなければ、この前のような事故がまた起きると、そういう指導をしてもらえるかどうか、こういう二点を私はお聞きしたい。
#32
○政府委員(小岩井康朔君) 旧坑につきましては非常に不完備でありまして、なかなか実情がつかめてないのがほんとうでございます。これは特に戦災で焼いてしまった関係もありまして、従来はかなり整備しておったのでありますけれども、ほとんど焼いてしまった関係で、会社側から再提出をさしております。従って、原図がございませんので、これのチェックができていない。出されたままの図面で判定をいたざるを得ないというような事情もございまして、私どももこれから仕事をする面と旧坑との関連というものにつきましては、ほとんどまあ十分に把握ができないというような実情にあるわけでありまして、これではいかぬというので、石炭局の方でも予算を、わずかではありますが、取りまして、今旧坑図の整備に当たっております。しかし、まあ私どももいろいろな方法で旧坑の正確な図面を作りつつありますけれども、なかなか完全なものはもうとうてい望めない。まあ従来よりももちろんベターではありますけれども、これで十分というところまでにもっていくことは、もうまず困難ではないかというような気がいたしておるわけであります。それからスイッチの点でありますけれども、もちろんガス・マインにつきましては、防爆の油入りのいわゆるスイッチを使っております。スイッチを入れましても火花が出ないものを使っております。ガスが非常に少ないという山につきましては、特にそれだけ金のかかる高いものを使わせる必要がないという関係で、これは監督部長に十分認定させまして、ガスのない山では裸スイッチを使っております。これは善通ならば事故を起こすことがないのでありますけれども、ガスの検定をやってスイッチを入れさえすれば、停電の場合でもちっとも問題が出ないのでありますけれども、ガスをはからずにスイッチを入れてしまうわけでありまして、そのときにたまたまガスがあれば爆発を起こしてしまうというような場合がたまたまあるわけであります。しかし、スイッチを決してでたらめに入れるということではないのでありまして、ガス・マインにつきましては、火花が出ないようなスイッチを全面的に使用さしております。それから停電のときでもスイッチが自然に切れてしまうというような、自動切断できるようなものも使わしておりまして決してむちゃくちゃな放任をしておるわけではございません。
#33
○藤田藤太郎君 私は、スイッチの問題を一つとりましても、この前の標準以下のところに、安全だというところでスイッチ爆発をしたのですから、ただ平常〇・五ですか、五以下云々というようなことでなしに、平常な場合に、スパークが出ないスイッチを使わせるようにこれは指導してもらいたい、どれだけ費用がかかるか知りませんけれども、スイッチの費用は大した費用ではないので。それからもう一つ、旧坑の図画のために、この前石炭局長が五千万円の予算を取ってそれでかかりますということを、われわれのこの委員会でたしか言明したのです。だから今微々たるものだということでなしに、これはやはり爆発事故、それから浸水事故の起きているのはもう旧坑との関係が一番多いのです。だから非常に残念ながら戦争で焼いたから、ないので、微々たるものはやっているのだということでなしに、石炭局長もたしか実はこの委員会だったか、私が質問したときに――商工委員会だったか、どちらだったか、ちょっと記憶がないのですが、議事録を調べてもろうたらわかりますけれども、三十四年度から五年度にかけてさしあたり五千万円ぐらいの費用を取ってやる、あの事故が三つ四つ起きたときに、そういう言明を私は聞いて確認をしておるのです。この点は保安局長もよく石炭局長と通産行政の中でこれはもっと――そういうあいまいな状態に、事故が起きてあいまいだということで過ごされたら、犠牲になった者は困るのです。だからこの点は一つ一段と努力をしてほしい、これだけ私は特に強く要望をしておきます。
#34
○委員長(加藤武徳君) 速記落として。
   〔速記中止〕
#35
○委員長(加藤武徳君) 速記を起こして下さい。本件に対する本日の調査はこの程度にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○委員長(加藤武徳君) 御異議ないものと認めます。本日は、これで散会いたします。
   午後零時二分散会
ソース: 国立国会図書館
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