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#1
第033回国会 議院運営委員会 第15号
昭和三十四年十二月十七日(木曜日)
    午後一時四十分開議
 出席委員
   委員長 荒舩清十郎君
   理事 佐々木盛雄君 理事 長谷川 峻君
   理事 松澤 雄藏君 理事 三和 精一君
   理事 山村新治郎君 理事 柳田 秀一君
   理事 下平 正一君 理事 小林  進君
   理事 池田 禎治君
      安倍晋太郎君    天野 公義君
      天野 光晴君    飯塚 定輔君
      池田正之輔君    加藤 精三君
      鍛冶 良作君    椎熊 三郎君
      長谷川四郎君    栗原 俊夫君
      小林 正美君    兒玉 末男君
 委員外の出席者
        議     長 加藤鐐五郎君
        副  議  長 正木  清君
        議     員 北條 秀一君
        事 務 総 長 鈴木 隆夫君
    ―――――――――――――
十二月十七日
 委員服部安司君及び毛利松平君辞任につき、そ
 の補欠として加藤精三君及び鍛冶良作君が議長
 の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求
 する決議案の取扱の件
 加藤議長の去る十一月二十七日の国会乱入事件
 関係議員を本日の本会議において懲罰委員会に
 付する旨の発言
 本日の本会議の議事等に関する件
     ――――◇―――――
#2
○荒舩委員長 これより会議を開きます。
 まず、決議案の取り扱いについてでありますが、去る九日日本社会党の淺沼稻次郎君外四名から日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議案が提出されました。
    ―――――――――――――
   日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議案
  本院は、政府がアメリカ政府との間に行っている日米安全保障条約の改定交渉を即時打切ることを要求する。
  右決議する。
#3
○荒舩委員長 右決議案の取り扱いについては、先ほどの理事会での話し合いの通り、本日の本会議の劈頭に上程することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の原彪君が行なうことになっております。
 また、討論につきましては、自由民主党の小泉純也君から反対討論の通告があり、日本社会党の柳田秀一君、社会クラブの廣瀬勝邦君、民社クラブの菊川君子君から賛成討論の通告があります。討論の時間は、先ほどの理事会での話し合いの通り、おのおの十五分程度とすることに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行なうことといたします。
    ―――――――――――――
#6
○加藤議長 去る十一月二十七日の国会乱入事件関係議員については、一面議員の身上に関し、他面国会の権威保持に関する重大な問題でもありますので、慎重の上にも慎重に検討して参りましたが、この際、遺憾なことではありますが、やむを得ない方々を本日の本会議において懲罰委員会に付することにいたします。
    ―――――――――――――
#7
○荒舩委員長 次に、本日の本会議の議事について事務総長から説明を願います。
#8
○鈴木事務総長 御説明申し上げます。ただいまの議長の発言によりまして、開会いたしますと、劈頭議長の宣告がございます。その次に、日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議案を緊急上程に相なりまして、まず、その趣旨弁明が行なわれまして、それから反対討論の小泉さんがお立ちになります。それから賛成討論を柳田さん、廣瀬さん、菊川さんの順序でおやりになることになります。なお、この採決は、ただいまの御決定によりまして、記名で行なうことになります。
    ―――――――――――――
#9
○池田(禎)委員 私は、この際、加藤衆議院議長に一言お尋ねいたしたいと思います。議長は、先ほど議長の職権をもって、去る十一月二十七日の国会乱入事件に対する責任の所在を明らかにする旨を表明されました。私は、国権の最高機関の最高責任者としての議長の政治的信念につきまして、この際お尋ねをいたしたいと思うのであります。議長は、この際自分の信念についての所信を表明することができるでしょうか、いかがでしょうか。
#10
○加藤議長 私のことにつきましては、先般度々申し上げた通りでございます。
#11
○池田(禎)委員 私は、その先般申された政治家としての所信について疑うものではありませんけれども、巷間とやかくのことを言われていることを聞くと、私ども一まつの危惧なきを得ないのであります。私は、議長みずからが申されたごとく、国会の権威のために、政党の領袖といえども、この際懲罰にかけてでも責任の所在を明らかにするという以上は、当然私は、国権の最高機関の議長たるの責任においても、十分善処されることをこの際要望して、これ以上のことは申し上げませんが、政治家としての信念について誤りなきを十分期待いたしております。以上であります。
    ―――――――――――――
#12
○荒舩委員長 それでは本日の本会議は、二時予鈴、二時十分本鈴といたすことに御異議ございませんか。
#13
○柳田委員 委員会に臨むまでは大体そういう腹でおりましたが、ただいま議長さんから意思表明があり、そういう意思表明があるならば、われわれ諮問機関である議運の理事会にでも、いつの本会議にかけるくらいの御決意の表明があってしかるべきだと思います。これは、議長の権力を行使されることをどうこう言うのではなしに、議事の円満なる運営のために言うのであります。従って、きょうはこの決議案以外は一切やらないということを先ほどの理事会でも打ち合わせておった。今突如として議長さんからそういうような御発言があって、議事が変更になった、こういう重大なことでありますので、われわれは、党に帰りまして、このことについては十分相談いたさなければなりませんから、ただいま委員長が言われたことを目途として本会議に臨む努力はいたしますが、その間、多少の時間的な留保を願いたい。それだけ申し上げておきます。
#14
○荒舩委員長 それでは、ただいま社会党の柳田理事からの御発言がございましたので、二時予鈴、二時十分から開会することを目途として、本会議を開くことにいたしたいと思います。
    ―――――――――――――
#15
○山村委員 ただいま議長さんから、先般の国会乱入事件の責任問題の一端につきましての所信の御表明があった次第でございますが、この責任問題と同時に、議長さんから国会周辺のいわゆるデモ規制の立法化の問題についての御諮問が、党の機関並びにわれわれにあった次第でございます。従いまして、幸いきょうは委員会も本会議が終わりましてから開かれる予定になっておるようでございますので、その委員会におきまして、この法案の立法化の問題につきましても、委員長におきまして提案をされて、これを御協議願われることを望む次第でございます。
#16
○荒舩委員長 ただいま山村君から御発言がありましたが、それでは、この委員会は暫時休憩をいたすことといたしまして、また、本会議終了後に、委員会あるいは理事会を開くというようなことのできるようにいたしておきたいと思います。
    ―――――――――――――
#17
○荒舩委員長 なお、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十八日、定例日でございますから、定刻から開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開くことといたします。
 この際、暫時休憩をいたします。
    午後一時四十八分休憩
     ――――◇―――――
    〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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