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1959/08/13 第32回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第032回国会 逓信委員会 第3号
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1959/08/13 第32回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第032回国会 逓信委員会 第3号

#1
第032回国会 逓信委員会 第3号
昭和三十四年八月十三日(木曜日)
    午前十一時一分開議
 出席委員
   委員長 佐藤洋之助君
   理事 秋田 大助君 理事 淺香 忠雄君
  理事 進藤 一馬君 理事 橋本登美三郎君
   理事 片島  港君 理事 小松信太郎君
   理事 森本  靖君
      椎熊 三郎君    武知 勇記君
      塚田十一郎君    寺島隆太郎君
      中村 梅古君    平野 三郎君
      星島 二郎君    山口六郎次君
      渡邊 本治君    伊藤よし子君
      大野 幸一君    風見  章君
      金丸 徳重君    栗原 俊夫君
      佐々木更三君
 出席国務大臣
        郵 政 大 臣 植竹 春彦君
 委員外の出席者
        郵政政務次官  佐藤虎次郎君
        郵政事務官
        (郵政局長)  板野  學君
        郵政事務官
        (簡易保険局
        長)      大塚  茂君
    ―――――――――――――
七月七日
 委員栗原俊夫君辞任につき、その補欠として吉
 川兼光君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員吉川兼光君辞任につき、その補欠として栗
 原俊夫君が議長の指名で委員に選任された。
同月九日
 委員木下哲君及び栗原俊夫君辞任につき、その
 補欠として久保田豊君及び中嶋英夫君が議長の
 指名で委員に選任された。
同日
 委員久保田豊君及び中嶋英夫君辞任につき、そ
 の補欠として木下哲君及び栗原俊夫君が議長の
 指名で委員に選任された。
同月二十日
 委員椎熊三郎君辞任につき、その補欠として山
 口六郎次君が議長の指名で委員に選任された。
八月十日
 委員山口六郎次君辞任につき、その補欠として
 椎熊三郎君が議長の指名で委員に選任された。
同月十三日
 委員上林山榮吉君、本村武雄君及び木下哲君辞
 任につき、その補欠として山口六郎次君、中村
 梅吉君及び伊藤よし子君が議長の指名で委員に
 選任された。
同日
 委員中村梅吉君、山口六郎次君及び伊藤よし子
 君辞任につき、その補欠として木村武雄君、上
 林山榮吉君及び木下哲君が議長の指名で委員に
 選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 郵政事業に関する件
     ――――◇―――――
#2
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
 郵政事業、郵政監察、電気通信、電波管理及び放送に関する件について調査を進めます。
 質疑の通告があります。――金丸さん、大臣が見えてからにしますか。
#3
○金丸(徳)委員 この前も大臣がおられないので……。
#4
○佐藤委員長 では暫時休憩いたします。
    午前十一時二分休憩
     ――――◇―――――
    午前十一時四分開議
#5
○佐藤委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
#6
○淺香委員 議事進行。大臣を初めとして、これはまあ大臣ですが、厳重に御注意を申し上げます。御承知の通り、きょうの委員会は公報によって何日か前から知らされてあるはずです。きょうは定刻十時から理事会を開きまして、十時三十分から委員会を開く。それで今もう十一時五分です。きょうは御承知の通りずいぶん御出席数も多く、みなあなたの来られるのをひた待ちに打ちわびて、委員長が十一時に暫時休憩を宣せられた。こういうことは委員会を軽視しておるということをいわれても一言も答弁できないだろうと思う。これは連絡が不十分だったのか、もしくは他に事情がおありだったのかわかりませんけれども、こういうことでは私ども与党の理事としては非常に困ると思う。今後において特に御注意を願いたいと思います。同時にきょうおくれました理由を皆さんに釈明していただきたい。
#7
○植竹国務大臣 きょうはほんとうに貴重なお時間をおくれまして、申しわけございませんでした。どうぞ御宥恕を賜わりたいと思います。実はきょうは早くから参議院の会館に出ておりました。時間は早く参っておりました。ところがいよいよ時間が参りまして、来客と対談をいたしまして、それから御質問にお答えする書類を実は急いで役所の方から参議院の会館の方まで取り寄せたのでございますが、それは自分自身行かないとどうしてもわからないというので、その時間をお許し願えるかどうか、こちらに御連絡した。ところが大急ぎで行けば御迷惑かからぬのじゃないかというふうなことで、自分で実はそれを持って参りましたので、貴重な時間をおくれましてまことに恐縮に存じます。今後十分注意いたします。どうぞ御了承願います。
#8
○佐藤委員長 委員長としてこの際一言大臣に申し上げますが、ただいま淺香理事からの議事進行に対するお話はもっともだと思うのでして、今後かかることのないように十分御注意を願いたいと思います。
 質疑の通告があります。これを許します。金丸徳重君。
#9
○金丸(徳)委員 私はあえて大臣の御出席を願って大臣の御所見を承わりたく、実は前回の委員会からお待ち申しておったのであります。大臣御就任早々の委員会においてごあいさつがございました。その後先月初めの委員会にはぜひ御出席をいただいて、第一回のごあいさつがあまりにも簡潔でありましたので――当時御就任早々でもありましょうから、こうした簡潔なるごあいさつでもわれわれといたしましてはやむを行ないことと了承をいたしておったのでありまするが、しかしながら第二回の委員会におきましては、新大臣としての郵政事業に対する構想、特に幾つかの重要な問題をかかえておるこの事業の運営に当られる責任者といたしまして、そういう問題についてはいかなる御所見また確信をお持ちの上で対処なさるかを承わりたいと思っておったのであります。ところがその委員会には大臣お国というようなことで欠席なさった。私非常に残念にも思いましたけれども、幸いにしまして政務次官がいらっしゃったものですから、政務次官に当面の緊急やむを得ないことについてだけお伺いをいたして、いずれ大臣から直接一つその辺のことを、承わる機会を得たいと思っておったのであります。けさもそのような意味で実は振り切って定刻前に参っておったのでありましたが、何か号数をとる、探すというようなことでおくれて御出席になりました。実は淺香委員からは十一時までに私の質問を終るようにというような御注意もございました。私はその板ばさみになってはなはだ困るのでありますが、これは私の罪ではございません。私がなぜ大臣にあえて御出席をいただいて大臣の御所見を承わっておきたいと思ったかにつきまして、まず初めに申し上げたいと思うのであります。
 前回の委員会で大臣にもお打ち合せの上で御検討いただくようなつもりで政務次官にお尋ねをいたしておいたのでありますが、通信、交通関係において最近目ざましい計画がそれぞれの部門において進められておる。電気通信におきましては五カ年計画をさらに改討しようとする案が見えておりまするし、また道路関係、港湾関係、鉄道関係あるいはその他バス事業、一般の交通事業においても目ざましい整備の方途が講ぜられつつあるのであります。これはもとよりなべ底景気から脱却して、新しい経済関係に入ろうとする今の日本の経済あるいは文化の状況からいたしますと当然のことに思われる。しかしながら、それと歩調を同じくして進むべき運命にあるところの郵便事業については、果してそういう方途が講ぜられておるかどうか。それらについてどういうお考えであるかというようなことが心配になりましたものですから、大臣に御就任早々ではございましょうが、この辺で一つ承わっておきたい、こういうことで実はお尋ねをいたしておったのであります。その委員会には大臣御出席にはならなかったのでありますが、その後先月の二十四日でありましたか、私は確かな記憶はございませんけれども、地方新聞によって承わるところによりますれば、大臣は記者会見において御自分の構想を発表されておるように聞きました。これは地方新聞の報ずるところでありますから、その事実があるかないかは私もつまびらかにするところではございません。しかし新聞紙上に伝えられることが事実かどうかは別といたしまして、大臣といたしましてはそのような構想をお立てになり、同時に公けになさる時期がきておると私は信じます。さような意味におきまして、この席上で一つその大綱をお示しいただければありがたいと思います。
#10
○植竹国務大臣 金丸委員の御質問にお答え申し上げます。まずその前に、先ほど淺香委員からのお話もございましたその点につきまして、おそくなりましたことを特に御質問者の金丸委員におわび申し上げます。
 次にお答えでございますが、どうも最近は郵便物が年々三億も四億もふえて参りまして、三十三年度にはもう六十億通といったような、非常な実数を示しております。そういうわけでございまするから、それに伴いまして局舎の力もそれに合せたような整備をいたさなくちゃならないと考えまするし、また要員につきましてもついこの間、郵政省全体につきましてあの通り国会の御決定によりまして、定員をふやしてはいただきましたものの、まだまだ要員も非常に不足しておりまするので、その点も検討いたしまして、ぜひとも万全の対策をとっていきたい、さように考えまして実は省内の各係の者に検討を命じましたようなわけでございまして、この検討を命じたということを新聞記者の人たちにお話しいたしましたようなわけでございます。なおこれは局舎を建て要員を充実いたしましただけでは十分なことができませんので、これらの多くなりました物を処理いたしますために、どうしても近代的な作業能率を上げるような方法を講じていかなければならない。そのためにはやはり機械力をさらに活用、拡充いたしまして、たとえばリヤカーで運んだところはモーターのつきましたバイクを、あるいはバイクを使っておりましたようなところはさらにスクーターとか自動車とかいうような機械化をいたしまして能率を高めていく。さらにはものによりましては、速達等におきましては航空機までも使用してこそ、初めて非常にこのスピード化が要請されておりますところにあわせて御期待に沿えるのであろう。そういう考えをもちましてこれまた検討させておるような次第であります。このほかにも自動発売機なども便利かと存じますので、それらに加えて検討させていきたい。しかしそのために一員たちの間におきまして完全雇用の破綻と申しましょうか、今まで働いてくれております者がそのために必要でなくなるというようなことは絶対にないように配置転換、職種転換等をあわせて考えておるわけでございますが、しかしこれはただでさえ要員が不足しておりますので、機械化いたしましてもその点につきましての要員の充足ということはまだまだ不十分であると存じます。そういったような考え方で検討を続けておるつもでございます。はっきりとその結論の出ました場合には、また国会の皆さんの御審議をいただく段階にこようかと存じます。以上お答えいたします。
#11
○金丸(徳)委員 郵便事業の運営についてかねがね問題になっておるところの局舎なり要員なり、その他逓送集配用の器具、施設というようなものについて改善策を講じなければならないという考え、そうしてそれに基いて当局に検討を命ぜられたということが、新聞紙にあたかも大臣がもう具体的な構想を持って臨まれておるかのように伝えられたというように承わっておるのでありますし私は実はあの記事を見まして、大臣非常に急いで検討をなさって腹をきめられたのかと、これは私がかねがね希望しておったものですから、そういう希望的観測もあったかもしれませんが、そういうふうに受け取りまして私は非常に愉快にも思いましたし、また御期待をいたしておったのであります、しかしそれはまだ構想、考えの基本であって、具体的にはまだ検討中である、こういうことであります。しかももう三十五年度予算の編成期に入っておるのであります。そうして今までずいぶん歴代の郵政大臣が御苦労なさったのにもかかわらず、郵便事業においては幾多の問題が未解決のままで残されつつある、ますますその問題を深め、あるいは拡大しつつあるように思われてなりません。もしここで一日をゆるがせにせんか、もうどうにもならないような事態にも立ち至るのではないかという心配を持つものでございます。三十五年度予算編成期をもしたた従来のように構想のままで、困ったことたというふうに首をかしげたままで送るというようなことがありといたしましたならば大へんなことになるのではないかという心配を持つのであります。もちろん局舎の整備にいたしましても、また要員の充実にいたしましても、器具その他の配備にいたしましても、もとよりこれ多額の金を要するわけでございますが、どだいそうした多額の金を要すべきことについて、大臣はどういうふうに根本的な解決策をお持ちになって臨まれるのでありますか。具体的に申しますと、事務当局にこれが策を立てるようにお命じになります場合に、どういう財源を与えてこれか対策の樹立を命ぜられましたかそれについて具体的にお伺いをいたしたいと思います。
#12
○植竹国務大臣 ただいまの御意見同感でございまして、私も検討を命じましたとは申しますものの、やはりここに強い意欲がございますので、この意欲の現われとして検討を命じたようなわけであります。おっしゃる通り、三十五年度の予算計上はいたしますものの、全部それが御審議いただいて合格しないまでも、これはできるだけすみやかにやっていきたい。しかしただいまおっしゃられました通りに、この一年というものは実に大切な一年だと存じますから、今回の予算については強く郵政省の考え方を打ち出して、そして皆さんの御協力をちょうだいいたしたいと存じております。実は大蔵大臣にも閣議のあとで強く要請いたしまして――郵政省の予算は大蔵大臣もかつて郵政大臣をやったことがあってよく御理解になっているところだと思うので、ぜひ一つ強力なるあと押しをお願いしたい、御理解がほしいという旨を頼んでおいたようなわけでございます、そういったような熱意をもちましてこの問題を解決していきたいと存じますので、何分にもよろしく御協力をお願いいたします。
#13
○金丸(徳)委員 その財源の検討につきまして、大蔵大臣にすでに交渉をお始めになったという御熱意については、私も深く敬意を表します。しかしただ大蔵大臣に向って郵政事業の財源的困難さを訴えたというだけでは、大蔵大臣としてもなかなか困るのじゃないかと思います。それでたとえば局舎の建設などにつきましては、他の会計方面から特別に融資を受けるというような例もあります。それを拡大するというようなことも一つの方法でもありましょうし、また特に私がこの際大臣の御決意を承わっておきたいと思いますことは、実は先般私は二、三の現業局を見せてもらいまして、やっぱり私どもの心配が決して軽くないということを見てとったのであります。それは今の郵便物が六十億というような数字を大臣はおあけになりました。そういう数字の大きさもさることでありますが、その六十億を数える郵便物の内容が、これは先般の委員会におきましても、私は特にそれに対する対策をお願いいたしておったのでありますが、第三種以下と申しますと、大臣はすでに御勉強なさっておられると思うのでありますが、現場において扱い上非常な労力を要し、場所を要し、めんどうさを要するもののふえ方が非常に多いのである。そしてこれは実は郵政事業にとって財政上の大きなマイナスをもたらしつつあるものであります。これがますますふえつつある。片や非常に金も労力もかかるもの、しかも欠損をする元がますますふえつつあるというこの状況において、従って問題は、私は郵政特別会計の根本をなすところの料金なりその他の問題に端があるように思われるのであります。これらについては大臣はどんなお考えを持っておられるか。
#14
○植竹国務大臣 お答え申し上げます。その料金の問題につきましては、国民経済あらゆる面に非常な影響があるわけでございますので、この問題の具体的なことは、第一上げるか上げないか、またかりに上げるとすればどのくらいにすべきかということにつきましては、まだ構想が固まっておりませんのですが、しかしこの料金の問題は十分に検討すべきであるとは考えております。それから設備の問題でございますが、局舎の狭隘につきましても、例の八ヵ年計画などももう修正して参りませんければ、ただいまの御質問の御趣旨に沿ったようなこともできないんじゃないかというような、そっちの方は具体的にただいま数字を出して検討しておるわけでございます。
#15
○金丸(徳)委員 非常にお答えが抽象的でありまして、はなはだ失礼な話でありますけれども、私はこれをもって満足するというわけには参りません。従って私はいろいろ現場の方でその処理に困っている実情を見るにつけましても、またよく訴えられることでありますが、はがき、手紙の量がその他の郵便物の量に比較して少いということからして、一枚の原因になっているというようなこともちょいちょい聞いておるのであります。また現に私どももそういう目にあったこともあるのでありますが、そういう意味におきましては、かりに料金問題がこれはあまりに影響するところ大なりとして直ちに手をつけることができないとしまするならば、次の段階としては一種、二種の扱いとその他の郵便物との扱いを根本的に見直す時期がきておるのではないかそれは鉄道で申しますれば、従来貨申と客車と同じ線路を走らしておったのを別の線路を走らせるような方法を構じなければならないときがきたのではないか。いなかの方へ行きますれば、貨車のしりっぽへ客車をつけたというようなことからして、たとい一、二両でも客車は客車で別に走らせるようなときがきた。郵便物もそういう意味において、運営の根本について私は何か改革を考えなければならないときがきたのではないかというふうに思われるのであります。そしてこれは急いでやりませんと大きな事故を起す、混乱してしまうというような事態も心配される。この際において私は大臣に根本的なるお考えを立てていただいて、事務当局にこれをお命じになるときがきたのではないか、かように考えるのでありますが、それについて大臣は大急ぎで御検討になり、事務当局に対策を立てるように命じてあると言われますが、一体いつごろそれはお示しいただいて、われわれが利用者に向って安心を願えるようなときが参るでありましょうか、承わりたいと思います。
#16
○植竹国務大臣 ただいまの御質問に対しましては、次の委員会までにお答え申し上げたいと思いますけれども、次の委員会があまりに早いと何でございますが、大体休会中でいらっしゃいますから、来月の十日か十一日、大体それまでにはむろんのこと、すっかりこちらの方で準備いたしてお答え申し上げます。なお第三種と第五種は、今日では全体の四五%になっておるわけでございます。ただいまの金丸委員の御報告、まことにごもっともだと存じます。その御意見を尊重して検討をうんと急いで参るつもりでございます。
#17
○金丸(徳)委員 次回の委員会までにお示しいただくことでありますので、私もそれを待ちます。つきましては、郵便事業につきましては私の言う根本の問題についてお答えをいただいたのでありますが、あわせて貯金事業につきましても同様な問題があるように私は承知いたしております。これはせんだっての大臣の記者会見における記事の中にも触れておりまするので、問題としてお取り上げになり、すでに事務当局の方にはこれをお命じになっておることと存じまするので、繰り返すことはいたしませんで、次回の委員会におけるお示しをお待ちいたすのであります。また保険事業につきましても、私はやはり次回の委員会あたりで根本の問題について一つお示しをいただきたいと思います。保険につきましては、昨年家族保険の制度が創設されまして以来、現場におきましてはかなり明るい気持を持って張り合いよいよ仕事を込めておるようにお見受けいたすのであります。しかしながら、まだその明るい気持を実証づけるだけの実績が上るかどうかにつきましては、幾多の心配の種を打っておるやに了解いたしておるのであります。それらの問題、たとえば最高限度額があまりに低過ぎはしないかということについての現場職員の訴え、というよりもむしろ保険契約者側からの要望というようなもの、それからもう一つは、積立金の運用権が郵政大臣の手元に戻ったとは申しながら、しかしまた理想の域には決して達したと申しかねておるのであります。これは大臣が事務当局にその実情をお尋ねになり、かつての簡易保険事業が持っておったところの積立金運用の実情と比べてみますれば、どんなに隔たりがあるかについてお気づきになられることと思います。そして現地の契約者たちがどういうことを望み、どう期正するかについて一つ評しくお調べの上で、この辺で根本的なる問題の解決に向って出発していただきますれば、私は非常にありがたいのであります。それだけについて、あわせて次回の委員会でお示しがいただけるかどうか、承わりたいと思います。
#18
○植竹国務大臣 ただいまのお話は、簡保ばかりでなく、最高額の方は貯金においてもやはり同じことで、それならば、具体的に三十万をどれくらいまで上げるか、二十五万をどのくらいまで上げるかということにつきましては、すでに自分の気持はもちろんでございますが、気持ということでなしに、具体的に、科学的に、数理的によく勘案いたしまして、また市中の保険会社の状態、市中銀行の状態、金融界の情勢、保険界の情勢もにらみ合せまして、最後の結論を出したいと存じます。
 それから運用面につきましてはお話の通りでございまして、積立金の問題につきまして、数年前でざいましたが、国会で激しい御論議がございました。そのときに私も、あの当時は名前は郵政省と申しましたかどうかちょっと失念いたしておりますが、郵政関係、通信関係の方でぜひともぞの運用がうまく参りますように一生懸命やりました一人といたしましても、この問題につきまして、できる限りの御発言の御趣旨に沿ってやっていきたい、さように考えておりますが、次会にまた十分にお答えを申し上げたいと存じます。
#19
○金丸(徳)委員 時間も過ぎてしまいましたので、私のお尋ねはもうこれで終りますが、私は、大臣が非常にまじめに事業を御心配なさり、常に御勉強なさっておられることを実は事務当局から承わっておりますだけに、大臣に御期待いたすのであります。数字的にほんとうに一つ一つ掘り下げていただいて、問題をこの辺で片づける方向に持っていっていただきたい、こう念願いたすものでありますから、あえてきょうも大臣の御出席を願って御質問申し上げたのであります。次会を御期待申し上げまして、私の質問を終ります。
#20
○佐藤委員長 次会は九月十日午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
    午前十一時三十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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