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1958/10/24 第30回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第030回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
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1958/10/24 第30回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第030回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号

#1
第030回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
昭和三十三年十月二十四日(金曜日)
    午前十一時二十三分開議
 出席委員
   委員長 早稻田柳右エ門君
   理事 加藤 高藏君 理事 高橋 禎一君
   理事 古川 丈吉君 理事 森 三樹二君
   理事 山下 榮二君
      岡崎 英城君    倉成  正君
      藏内 修治君    田中 正巳君
      服部 安司君    村瀬 宣親君
      柏  正男君    滝井 義高君
 出席政府委員
        自治政務次官  黒金 泰美君
        総理府事務官
        (自治庁選挙局
        長)      兼子 秀夫君
 委員外の出席者
        総理府事務官
        (自治庁選挙局
        選挙課長)   皆川 迪夫君
        総理府事務官
        (自治庁選挙局
        管理課長)   櫻澤東兵衛君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 公職選挙法改正に関する件
     ――――◇―――――
#2
○早稻田委員長 これより会議を開きます。
 加藤高藏君より発言を求められておりますので、この際これを許します。加藤高藏君。
#3
○加藤(高)委員 前の国会におきまして、当委員会に青木長官の御出席を得ましたときに、長官に質問をいたしたのございますが、議員の海外の選挙視察の件でございます。そのときにも、私申し上げたのでありまするが、過去に、当委員会に小選挙区法案が提出されました際に、異常な混乱を来たしたのであります。そして、わが党並びに政府与党のこの法案通過に際しましての党をあげての非常なる努力にもかかわらず、ついにこの法案は、日の目を見ることができなかったのであります。言いかえましたならば、この小選挙区法案に対して、国民並びに国会の認識が足らなかった。また、別の意味におきましては、PRが足らなかったということも言えるのであります。当時の論争の問題点を拾い上げてみましても、あるいは区割の問題にいたしましても、ただいたずらに世論の反撃を買うような、いわゆるゲリマンダーと称されるような区割も出現した。要するに、提出に至りまする期間の準備も足りなかった、こう言えると思うのであります。そうした意味から考えましたときに、やはり国会議員といたしまして、先進諸国の選挙の状況をつぶさに研究する必要があると私は存ずるのであります。前に一回、当委員会の議員諸公が外国へ視察におもむかれたこともあると聞き及んでおりますが、そのときは、視察の途上におきましてちょうど国会が解散になって、視察団はついに帰国のやむなきに至ったということもあると聞き及んでおりますので、この際国会議員として、ぜひとも海外の選挙視察をする必要があると存ずるのであります。
 承わりますると、昭和三十四年の一月には、フランスの総選挙が行われるということであります。同じく明年には、イギリスにおきましても、総選挙が行われると聞いておりますし、政府の方におきましても、小選挙区法案の提出ということも、ある程度まで考えておるように聞いております。その意味からいいまして、ぜひとも海外視察ということは必要であろうと存じますので、これにつきましての政務次官の御見解を承わりたいと思います。
#4
○黒金政府委員 当委員会におきまして、政府提案の法律案を初めといたしまして、非常に御熱心に審議を賜わっておりまして、常々感謝をしておる次第でございます。ただいま加藤さんからお話がございましたように、海外における状況も御調査に相なることはまことにけっこうなことに存ずる次第でございます。当委員会においてそのようなことを御決定になりますならば、自治庁におきましても、ぜひその実現のできますよう、御協力と申しては恐縮でございますが、善処いたしたいと存じます。
#5
○加藤(高)委員 政務次官の御答弁で、当委員会において議決されましたならば、それの実現について協力することにやぶさかでないというお話を承わりまして、私ども意を強うした次第であります。
 これは事務当局の方にお伺いするのでありますが、選管は、すでにもう二回、外国の選挙事情視察のために海外出張をした。また、最近には、今年度のアメリカの選挙視察に出張したということを聞いております。これに対しまして私一言意見があるのでございますが、どうもこうした事情を見ますると、幾分国会軽視の感があるように思われるのであります。事務当局だけで選挙を視察すれば、それで国会議員の視察は必要はないというようにもとれるのであります。そういうふうに考えておられるということになりますと、政務次官のお話と少し違うのでありますが、その点について一つ承わりたい。
#6
○兼子政府委員 選挙制度につきましては、それぞれ各国その制度の沿革なり、また国民性から、御承知のごとくいろいろ制度が分れております。その国々に適しました制度の運用を調査いたしますことが、ひいては、わが国の選挙制度の改善発達に非常に効果があるものと考えるのでございます。ただいまお話のごとく、先般、地方団体の選挙管理機関の代表者を、近く十一月四日に行われますアメリカの中間選挙に際しまして、アメリカの選挙事情の調査に派遣をいたしたのでありますが、これは、府県の選挙管理委員会に、アメリカの選挙制度を視察しようではないかという議論がことしの夏ごろに持ち上りまして、一つ自治庁としても協力してほしい、こういう申し入れを受けたものでございますので、私どもといたしましては協力いたしまして、この実現に力を尽したわけでございます。現在、府県の委員長六名、それから市の委員長一名、合計七名の者がすでにアメリカに出発いたしまして、本日無事に着いたという電報が入っております。多数の者が、それぞれの立場は違いましても、制度に親しく接しまして調査をいたしますということは、非常に効果があると思うのでございます。私どもといたしましても、選挙管理機関だけでなく、制度の本質が国会の構成に関するものでございますから、国会はもちろんのこと、政府、われわれ事務当局といたしましても、できるだけそのような機会に恵まれますことを期待、かつ希望いたしておる次第でございます。
#7
○古川委員 ただいまの加藤委員の発言に関連いたしまして、私も一言申し上げたいと存じます。
 おそらく、国会が選挙制度の調査に行くことは全委員の希望でもあり、また自治庁当局も、ただいまお話のありましたように、非常に御賛成を願っておるわけでございまするが、実際問題としてこれが実現する方法を考えなくちゃならぬ、その方法の問題だろうと私は思うのであります。本委員会で決議をしていただきまして、これを具体的に実現するようにお骨折り願いたい。それには、ただいま選挙局長から選挙管理委員会の海外への視察の話がありましたが、これは、予算は国が持っておるのじゃなさそうでございまするが、問題は海外の旅費の問題であります。これが現在、国会議員の海外の出張につきましては、国会の議院運営委員会で大体取りまとめをいたしております。その中に海外出張の旅費を計上しておるわけでありますが、私も議運の委員の一人といたしまして、現在、国会側から大蔵省に要求しておる予算の内容を承知いたしておりまするが、なかなか、ただここで決議するだけじゃ、実現はしそうにありません。ただいま予算の折衝中でもありますので、この委員会で決議をなされた場合には、これはぜひとも国会の予算の面で、特に大臣及び委員長、政務次官のお力をかりまして、本委員会の海外の調査の費用として見てもらうように、お骨折り願いたいのです。それでなければ、幾らここで決議をしようという必要をお互いに感じましても、なかなか実現をいたしませんので、私も、また議運の委員の一人でもありますし、こちらの委員でもありまするので、できるだけ実現するようにいたしたい、かように考えておる次第でございます。
#8
○加藤(高)委員 ただいま、私の質問に対しまする政務次官並びに兼子選挙局長の御答弁がありました。また、同僚古川委員からの関連質問にもありまする通り、やはりこれが海外視察の実現をはかるためには、非常な努力が必要であるということでございます。つきましては、委員長におかれましてはこの趣旨を了とせられまして、一段の努力を賜わるようにお願いしたいと思います。
 私の質問はこれで終ります。
#9
○早稻田委員長 ただいまの加藤委員からの御発言につきましては、すでに星島衆議院議長を初め、それぞれの方面へも再々懇請をいたしておりますが、本委員会の皆様の総意を体しまして、さらに関係方面へ懇請をいたすことにいたしたいと存じます。ほかに御質疑はございませんか。
#10
○森(三)委員 大臣の出席を要求します。
#11
○早稻田委員長 それでは、大臣が出席願えるように手配いたします。それまで暫時休憩をいたします。
    午前十一時三十六分休憩
     ――――◇―――――
    〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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