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1956/02/14 第26回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第026回国会 議院運営委員会 第9号
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1956/02/14 第26回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第026回国会 議院運営委員会 第9号

#1
第026回国会 議院運営委員会 第9号
昭和三十二年二月十四日(木曜日)
    午前十一時三十一分開議
 出席委員
   委員長 保利  茂君
   理事 荒舩清十郎君 理事 佐々木秀世君
   理事 福永 健司君 理事 池田 禎治君
   理事 野原  覺君
      生田 宏一君    大野 市郎君
      岡崎 英城君    鹿野 彦吉君
      徳田與吉郎君    古川 丈吉君
      小牧 次生君
 出席政府委員
        内閣官房長官  石田 博英君
        内閣官房副長官 田中 榮一君
 委員外の出席者
        議     長 益谷 秀次君
        副  議  長 杉山元治郎君
        事 務 総 長 鈴木 隆夫君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 国会法第五十六条の二による本会議における議
 案の趣旨説明聴取の件
 議案の提出時期に関し、内閣官房長官及び内閣
 官房副長官に質疑
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
#2
○保利委員長 これより会議を開きます。
 政府側から内閣官房長官が出席されております。内閣官房長官は参議院の方でも出席を要求せられておりますので、官房長官に何か事新しいことがあれば、その方から一つお願いいたします。
#3
○小牧委員 この際官房長官にお伺いいたします。ただいま手元の方に、今国会提出予定の法律案その他の書類をお配りいただいたわけでありますが、国会提出の準備、これは予算との関係もありますが、どうなっておりますか、御説明をお願いいたします。
#4
○石田(博)政府委員 大体、A、B、C、Dの四つくらいに分けまして、Aは明日の閣議、それからBは二十六日の閣議、Cは三月五日の閣議をめどといたしまして、国会に提出できるように督励いたしております。Dはそれからおくれるものでありますが、これについても、あとう限りすみやかにするはもちろん、Dの部類に入るもので、急を要さないものについては、できるだけ整理をして御審議を願いたいというふうにいたしております。お手元に差し上げておりまする各案件のA、B、C、Dの分け方につきましては、今副長官から御説明願いますが、若干変動のあることは、あらかじめ御了承いただきたいと存じます。
#5
○田中(榮)政府委員 ただいまお手元に差し上げました第二十六回国会提出予定法律案及び条約件名調、このお手元に差し上げてある分の中にはA、B、C、Dはないわけであります。そこで現在Aと申しますのは大体十五日、あすの閣議までに持ち込まれるものと予定したものが今のところ三十一件、それから二十六日ごろの閣議に持ち込まれると予想されるものが六十一件、それから三月五日ごろまでに持ち込まれるというものが五十二件、それ以後になると見込まれるものが大体四十四件、多少異動がございますが、四十四件くらいでございます。その中で、衆参両院の国会対策委員長とのお話し合いで、参議院を先議にしてもらいたい、今まで大体参議院先議ときめられておりまするものが、以上の中で四十二件ほど参議院先議ということになっております。そこでこのAの中でも、今調べて参ったのでありますが、実は三十一件と申し上げておりますけれども、若干これがおくれまして、きょうの次官会議に出るものが十四件提出されておりまして、これが明日の閣議に出ますので、三十一件のうち、十七件がどうもBになるおそれがあるということでございます。これはこの十七件のうちから、なるべく来週の閣議にかけるように督励いたしております。
#6
○野原委員 このA、B、C、Dに分けた基準、これは何を基準にしてA、B、C、Dと分けたか。提出する日の先後によって分けておるわけですか。このAだBだCだというふうに分けたについては、何か基準があるのですか。
#7
○田中(榮)政府委員 このA、B、C、Dを基準にやりましたのは、御承知のように各省との折れ合いがつかないというような場合もございます。それから党との折衝に相当ひまどるのではないか、それから特別会計と実体法の関係で、実体法がかたまらないために、特別会計がまたかたまらないであろうというような予想、そのほかいろいろな法案の取扱い上、また、これが国会提出までのいろいろな準備作業等の関係を分析いたしまして、その結果、なるべく予算に関係したものをA、Bといたしまして、しからざるものは、C、Dに回すとか、あるいはまた予算に関係したものでも、内容が非常に複雑であるというようなものにつきましては、やむを得ずCに回したものも若干ございますが、大体におきまして、予算に関係したものはAもしくはBとし、そうでないものはC、Dとしておるというのが、本来の建前であります。そのほか法案の構成上、非常にむずかしいもの、各省の折衝が非常に困難を予想されるもの、というようなものがC、Dに分れておる、こういうことであります。
#8
○野原委員 どうもただいまの御説明を聞いておると、私はわからぬ。官房長官にしても、副長悟にしても、いろいろ党との折衝だとか、この法案の取扱い作業上困難を来たすもの等々という説明でありますけれども、私がただいま率直に受け取った感じは、出すのに大体四段階ある。最も早く出せるものがAでありまして、その次に出すのがB、その次に出すのがC、一番おそく出すのがDだ、率直にいえば、僕はそう受け取っておるのですが、そう考えてよろしいのですか。
#9
○石田(博)政府委員 その通りであります。その場合の選考の基準は、予算関係法律案はなるべく早く出さなければならぬから、A、Bの中に入れております、こういう説明でございます。
#10
○野原委員 そういうふうに率直に最初から話をしてもらわぬと、ややこしくなる。こういうところに出てくると、もっともらしい理屈をつけたがるくせがある。これはやめてもらいたい。それからAのところで三十一件あるという官房長官の説明だったのだが、副長官によると、実はAは十四件で、十七件はBに回します、こうなると、Bは七十八件だ。それならBは七十八件と訂正をして私どもは聞かないと、速記録に残りますよ。そこがあいまいだ。あなた方の説明は、そこはどうなっておるのですか。
#11
○石田(博)政府委員 それは十五日の閣議を終るものが、予定よりも少くなった件数です。ですけれども、それをはずれたものは、二十六日までほうっておくという意味ではありませんで、できるだけ早く、その次の閣議でも議了いたしましてお回ししたいと考えておる、こういうことであります。
#12
○野原委員 予算関係の法案はAとB、これは大体わかりますけれども、Bの提出は二十六日だ。一体、衆議院の予算案がいつ上るか、これは予算委員会でただいまやっておるわけですけれども、もちろんこれは総理の登院等との関係もあろうかと思いますが、先ほどの副長官の説明では、予算関係の法案がCに回ることがある。そうなれば、これは三月五日なんだ。そうなると政府は、予算が衆議院では三月の五日を過ぎて上ってからでもよいとお考えなのか。私どもは予算関係の法案というものはいやしくも衆議院は予算について責任があるわけです。院はどうでもいいかわからない。しかし衆議院は責任がある。その責任のある衆議院が、予算関係の法案を、予算が上ってから提出して審議するということは、これは国会としてはできない。そこのところはどうなっておるかということをお聞きしたい。
#13
○石田(博)政府委員 予算関係のもので月を越すものは、ほとんどないつもりであります。全然なくするように努力をいたしております。
#14
○野原委員 これはあっては大へんだと思うから、もしあった場合には、私どもはやはり重大なる態度を決定いたします。
 それから、二十六日に予算関係の法案だということですけれども、二十六日に閣議決定をして出すのだということになると、予算審議中の法案の検討というものには、その間に休日もありますから、数日しかないわけだ。こういうような提出の仕方というものは、私どもとしては了解ができないのですよ。すでに国会が開かれるということはわかっておるのだから、あなたの方では、この提出予定法案というものは、一月二十五日ごろから、もう出されておるわけでしょう。この予算に関係した法案を二月二十六日に閣議決定、そうなれば二十七日か二十八日に提出だ。閣議決定後提出だから、委員会に付託するのはどうなんだ。委員会付討について、やれ所管事項がどうだこうだと問題が起りますと、議運では審議しなくてはならぬ。一体審議の期間というものは、予算というものに対して何もないではないですか。この辺をどう考えておるか、お聞きしたい。二十六日六十一件という、相当膨大な件数がありますからね。それにわずか二日か三日の期間しか与えない、予算関係の案件が二日か三日の期間しかないということになると、これは大へんなことだと思う。これでは予算関係に関する限り、衆議院では法案審議はできませんよ。この辺をどう考えておるか、お聞きしたい。
#15
○石田(博)政府委員 かなり前の本委員会におきまして、同様の御質問がございましたときに、予算関係法律案は、二月一ぱいに提出をする見込みで努力をしておるということを申し上げてあるのでありますが、もとより、それで審議の時間が十分あって完全な措置とは考えておりませんけれども、あとう限りすみやかに出すように努力をいたして参るつもりでありますし、それから二十六日に閣議決定を見ましたら、即日提案の運びになるようにいたすつもりでございますから、何とぞ一つ御寛容のほどを……。
#16
○保利委員長 野原君にちょっと申し上げます。官房長官は参議院の方に先に出席するというのを、こっちに来ていただいた関係もありますから、なるべく一つ簡単に……。
#17
○野原委員 なるべく簡単にやります。私はあとう限りすみやかにということで了解します。二十六日は了解しません。二十六日ということであれば、了解できない。これだけ申しておきます。
#18
○小牧委員 ただいま予算関係の法案について野原君からいろいろお話がありまして、政府の方ではできるだけ二月一ぱいに提出をしたい、こういうことですが、あるいはその通りにいかないかもしれない。そうなりますと、先ほどの御説明では、まずDの中に予算関係もあるいは入るかもしれないし、件数も四十四件、こういうようなたくさんな件数ですが、これは従来の例から見ますと、会期末になってたくさんの法案が一ぺんに提出をされる、こういうことになるのであります。そうなりますと、会期の問題にもからんで参りまするし、審議については国会は責任が持てない、こういうことも考えられるわけでありますが、その辺の見通しについては、政府ではどうお考えですか、御答弁をお願いいたします。
#19
○石田(博)政府委員 予算関係法律案は、月を越すもののないように努力をいたすつもりでありますし、またその見通しであります。従って、Dの中に予算関係法律案が入るということは、まずないものとお考えを願います。それからDが四十四件ございますが、冒頭に申し上げましたように、あとう限りふるい落すつもりでございます。ふるい落すつもりでもあり、同時に、提出時期も早めるつもりでありますから、御了承いただきたいと思います。
#20
○保利委員長 官房長官はこれでよろしゅうございますか。
#21
○佐々木(秀)委員 もういいでしょう。
#22
○保利委員長 それではどうも……。
    ―――――――――――――
#23
○保利委員長 本日の本会議は、支障ない限り定刻に開会いたしたいと思いますから、両党におかれてもそういうふうにお運びを願いたいと思います。
 本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出の所得税法の一部を改正する法律案及び法人税法の一部を改正する法律案の両案につき、国会法第五十六条の二によりまして、本会議においてその趣旨説明を聴取したいとの社会党よりの申し出がありますから、御協議をお願いいたします。社会党提議の趣旨説明を聴取することについて……。
#24
○荒舩委員 社会党さんのせっかくの申し込みでございますから、わが党においても賛成いたします。
#25
○保利委員長 それでは、両案は本日の本会議において、その趣旨説明を聴取することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#26
○保利委員長 その通り決定いたします。
 つきましては、右両案は大蔵大臣より趣旨説明を行い、これに対して社会党の横山利秋君より質疑の申し出がありますが、十分間程度ということで、これを許可するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○池田(禎)委員 この十分間というのは、先ほど理事会でも申しましたように、やはり本会議における質問というものは、そういう時間の制限をするとかいうことはどうか。ただ冗漫にわたらぬように、これは党で責任を持って、もし冗漫にわたるようなおそれありとしたらという、この趣旨でわれわれはそういう申し合せをしたのだから、その点了解しておいてもらいたい。われわれは質問者に対してあらかじめ注意もし、同時に忠告を与えますから、大体その趣旨を目途として、そうしてもらいたいということで……。
#28
○保利委員長 それでは、そういう趣旨で、十分程度ということに御了承願いたいと思います。
#29
○荒舩委員 これは従来の慣例もあって、池田君のせっかくのお話ですから、そういうことでせいぜいお願いしたい。私の方も十分注意をいたしますから……。
#30
○保利委員長 本日の本会議は一時十分前に予鈴、一時に本鈴ということで……。
#31
○野原委員 時間励行でいいでしょう。
#32
○保利委員長 別に御発言もないようですから、本日はこれをもって散会いたします。
    午前十一時四十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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