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1947/11/05 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号
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1947/11/05 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号

#1
第001回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号
昭和二十二年十一月五日(水曜日)
    午前十一時二十二分開議
 出席委員
   委員長 天野  久君
   理事 庄司 彦男君 理事 中嶋 勝一君
   理事 原   侑君
      川合 彰武君    高瀬  傳君
      松谷天光光君    松原喜之次君
      吉川 兼光君    中曽根康弘君
      中山 マサ君    松本 一郎君
      最上 英子君    竹尾  弌君
      吉川 久衛君    寺崎  覺君
 出席國務大臣
        外 務 大 臣 芦田  均君
        厚 生 大 臣 一松 定吉君
 出席政府委員
        外務事務官   大野 勝巳君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 海外同胞引揚促進及び厚生に關する件
    ―――――――――――――
#2
○天野委員長 それではこれから會議を開きます。
 この際お諮りいたしますが、前囘の本委員會は祕密會を開きまして、外務大臣及び厚生大臣よりそれぞれ所管事項について、説明あるいはこれに關連する質疑應答をいたしたのでありますが、當日の會議録は内容を檢討いたしましたところ、特に祕密を要するものとして公表しないのが適當と考えられますので、さよう取計らいたいと思いますが御異議はありませんか。
#3
○天野委員長 御異議がないと存じまして、さよう決定いたします。
 なお一つ御報告いたすことがあります。本委員會において要求した復員者が上陸即時生家または關係者へ歸還の即報をする電報料を無料で扱うように遞信省に要求いたしましたところ、當委員會の要求通り、無料で扱うということになりましたので御了承願いたいと思います。
 なお引續きまして本日は、先般對日理事會におきまして特に歸還促進に對する討議が行われたのでありますが、これに對しまして當委員會といたしましては何らかの方法に出すべきではないかと考えまして、委員會を開いたような次第であります。まずその委員會の大體の要旨を當局から承りたいと存じますが、これは速記を止めて伺いたいと思います。
#4
○天野委員長 速記を始めてください。
 本委員會といたしましては、委員會においての質問のみならず、この際本會議において緊急質問を行い、そしてこれが促進の一助ともなるならば、本委員會のまことに望ましいことでありますが、本委員會におきましても、對日理事會の討議、あるいはこの受入態勢等に對して緊急質問を行うということに對しての可否について、忌憚ない御意見を大臣から承りたいと思います。
#5
○芦田國務大臣 本會議において引揚促進に關する緊急質問を行われてることは、委員會の多数の御意向であるならば、これは至極適當な御措置であろうと思います。これに對して政府は隔意なき答辯をいたすことに取計つて差支ないと思います。ただ政府の答辯といたしましては、御承知の通りのような情勢でありますから、諸外國を刺戟するごとき言葉を用いることは、十分愼まなければならぬ立場にあります關係上、あるいはそれらの點について多少齒がゆくお感じになるような場合があるかもしれないと思います。その邊のことはすでに各位において十分御承知のことでありますから、あらためて申し上げるまでもないことでありますけけども、その點はあらかじめ御了承を願いたいと思います。
#6
○天野委員長 委員諸君にお諮りいたしますが、ただいま大臣の御答辯の通りでありますが、本委員會といたしまして、對日理事會の四十四囘の會議におきましての引揚に閣する討議に對して、緊急質問は試みたいと存じますが、御意見はいかがでしようか。
#7
○天野委員長 それでは御異議がないようでありますから、緊急質問を行うことにいたしたいと存じます。
 なお續いてこの緊急質問をどういう人が行つたらよろしいか、これに對する御意見を承わりたいと思います。――委員長一任で御異議はありませんでしようか。
#8
○天野委員長 それではさようにいたします。なおこの引揚關係に對して、外務大臣に對する御質問はありませんでしようか。
#9
○竹尾委員 私の質問は先ほどの松谷委員の質問とちよつと關連しておると思いますが、これは眞疑のほどははつきりわかりませんが、最近共産黨の機關紙でありますアカハタに、引揚促進に關して、アカハタの記者がソ連の當局に折衝したところが、引揚げの進まないのは日本政府の責任であつて、日本政府が非常に不熱心である結果、引揚げが促進しないのだというような記事を見ましたけれども、そういう點から考うても、ソ連との折衝の點において相當考えてみなくちやならぬ點があると思うのでありまして、この促進に關しては大ぴらに大いにやつてよろしいというような今の御説明もございましたけれども、そういう點について、特にソ連關係についてもう少し折衝を密にして促進を具體化する。もう少し促進について拍車をかけていただく、そういう方法につきましてもう一度外務大臣の御所見を伺いたいと思います。
#10
○芦田國務大臣 ただいまお尋ねになりましたアカハタに關連の記事でありますが、私は實は題る機會を得ませんで讀んでおりませんが、促進が遅れるのは日本側に責任があるというふうな説は、しばしば先方から出ておるのでありまして、具體的に一體どういう點が行き届かないのであるか、政府においてははなはだそれが了解できないのであります。昨年來引揚げに當つておる當局においては、極力受入態勢を整備して、未だかつて先方の引揚げに對してこちらが行き届かなかつたという例は起つていないのであります。ソ連側との折衝は、御承知の通りに、これは平和條約が調印されて國交が囘復するまでは、日本政府においてソビエト官憲と交渉する權能は一切もつていないのであります。引揚問題についても、一に連合國の最高司令部とソビエと政府との間の話合いにみの頼つておるのであります。わが方としてはこの問題についてソビエトと話すことは、今日の情勢ではまつたく方法をもつていないわけで、その點は御了承を願いたいと思います。
#11
○松谷委員 ただいまの大臣の御説明、あるいはまた現状を考えたときに、ソ連代表と直接交渉のできないということは、十分了解ができるのでございますが、先ほど私の申し上げた點について、それでは總司令部の方へでも何か具體的に政府の方から嘆願をしていただいたことがあるのでございましようか。あるいはまたその點についてはまだ具體的にその限りではないという現状でございましようか、それをお伺いいたしたいと思います。
#12
○芦田國務大臣 松谷君にお答えいたしますが、この問題は、御承知の通りに、司令部においてもよく事情は知つております。個々の場合の引揚げの樣子、船の大きさから全部先方の方がよく承知しておりまして、司令部においても何ゆえかようなぜいたくな送還方法をとつておるのか、一向十分の理由を了解できないというふうなことを言つおるのでありまして、こちらから説明いるまでもなく、先方は前後の事情をよく知つておるのであります。のみならず單に船に一ぱい積んでもらいたいとかいたようなこと以上に、過去數箇月にわたつて、殊に今年の六月以降引揚げ數の増加についても、しばしば折衝を重ねておるのであります。私どもの立場としては、事務當局の熱心に先方と連絡をとつておりますから、現在までのところ、でき得る限りの手を盡したと考えておる次第であります。しかし將來といえども、なおその邊については十分先方と連絡をとることに注意いたしたいと思います。
#13
○天野委員長 なおいま一つお諮りいたしますが、緊急質問をいたすことは先ほどきめていただきました。これは相當研究を要する問題ではないかと存じますが、當衆議院及び參議院の院議をもつて、ソ連國の議會に對して議長の名をもつて歸還促進に對する陳情と申しましようか、要請と申しましようか。できることならこれをやつてみたらどうかと考えますが、この點について大臣の御意見と委員各位の御意見を承りたいと思います。
#14
○川合委員 私はソ連の國情についてはあまり最近詳しくないのでありますが、ソ連は日本のようなこういう代議政體ではないと思うので、そういう日本の國會に代るべきようなものはないと私は了承しますし、從つてそれに代るべきものは黨の最高會議だと思つておりますし、また連邦會議だと思つておりますが、そういう方面の一應の下調べが必要かと思います。そういうことに關しては芦田外務大臣はお詳しいから、むしろソ連のそういう國情に關する根本問題を了承しなければ、それに對する可否が述べられない、かように考えます。
#15
○芦田國務大臣 ただいまの御意見は、たしかに政治の實際の運用等についての御意見をお述べになつたものと思うのですが、御承知の通り、ソ連の國家構成の上から申しますと、地方の村のソビエトが郡のソビエトを構成して、それから縣に及び、さらにこのごろはウクライナとか、白露とかいつたような、各共和國を構成し、さらに全ロシヤにわたる連邦會議というものができておるのでありまして、この議長は今なおたしかカリーニンが勤めておるのだと思います。從つてその全ソビエトの意向によつて選ばれるソビエト連邦の會議というものがございますから、一應その議長がソビエト連邦の代表的の地位を占めておる。スターリンその他はこれは連邦の總會議によつて選ばれる一つの政治機關であり、執行機關でありまして、わが國の國會に相當するものは連邦會議と民族代表會議というもので、それぞれ國政を擔任しております。從つて國會の兩議長からソ連の會議の議長にメッセージを送られるということは方法はあると思います。今日の郵便が再開された時代から考えれば、これに意思を通ずる途はある、かように私は考えます。
#16
○天野委員長 ただいま大臣のお話によると、それは通ずる途はある、こういうお話でありますが、しかしこれは對日理事會との關係もありまして、必ずしも行えるとか行えないとかいうことは、ここで決定はできませんが、もし行う途があり、これが理事會に惡影響を及ぼさないとしましたら、これを行うことはいかがでしようか。
#17
○天野委員長 それでは御贊成のようでありますから、委員長におきましてそれぞれ關係方面と連絡をとつてみたい、そして差支えなかつたら行いたいと存じます。
 それからなお引續いて皆さんにお諮りいたしますことはて先ほど緊急質問をいたすということに對しまして、その文案の作成に對してどういう取計いをいたしましようか。委員長一任でよろしゆうございましようか。
#18
○天野委員長 御異議がないようですからそういたします。何かかに外務大臣に御質問はありませんでしようか――大臣は閣議でお忙しいようですから、もし御質問がなければ、そちらへ行つていただきます。
#19
○中嶋(勝)委員 私はこの機會に厚生大臣にお尋ね申し上げてみたいと思うのでございますが、私どもはこの間國立病院を參觀竝びに慰問にまいつたのでありますけれども、その際私どもが非常に感じたことについてお尋ね申し上げたいと思います。
 まずその第一に、軍醫將校の退職問題でございます。國立病院からもと軍醫將校が逐次退職し、もしくは退職せしめられる。そのため今度來られたところの人々は老年者であるとか、あるいは學校を出たての若い方であるというようなことで、醫師としての素質能力に劣るのみならず、從來缺員が相當あるというような状態でありますので、病院としての診療能力が非常に低下しておるように聞くのでございます。これはどうしてであるかというと、つまり待遇の問題でありまして、すなわちその俸給給與等が非常に低給である。この結果そうした事態が起つておると聞くのであります。そうしたような状態でありますから、傷病軍人、軍屬の患者のためには、もと軍醫將校以外の醫師が來られましたために、一般と理解と温情ということが少くなつて、從つて統御力を缺くのみならず、恩給診斷書等の調製等には不慣れでありますから、支障を來す場合が多い。しかもその熱意に缺かれておるために、現在入院しておる人にとつては重大な問題が起つておると聞くのでありまして、傷病恩給の受給も、そのために非常に遲延しておるというような不幸な状態にあるということを聞くのであります。その點に關して何か改善の方法はないものでございましようか。これをお伺いしてみたいのでございます。
#20
○一松國務大臣 國立病院に勤務いたしておりますいわゆるもとの軍醫の方に對する追放問題で、後任者を得るという問題竝びに待遇の問題等につきましては、ただいま御質問のような事實が考えられますので、當局といたしましては實にこの點を憂慮いたしております。まず第一にこれらのいわゆる技官、これらの醫者の人々の手腕力倆というものは、厚生省としては非常に信頼をいたしておるのであります。そういう方が今追放令のためにその職を去らなければならないということになりまして、補充せらるべき人が必ずしも技術が劣つておるとは申しませんけれども、今までの關係上多少親疎の間柄はあろうと思うのであります。私どもといたしましてきでき得る限りそれらの人を現職に留めておいて、そうして同じくお國のために働いてもらいたい、かような考えをもつておりますから、そういう方面に對しましてはなるたけ追放ということの緩和を努力しようという考えをもつて、今やはりそういう方面にも努力中でございます。どうしても追放しなければならぬということでありますれば、相當の期間延長していただいて、そういうような支障のないようにいたしたい、こういうように考えております。
 また待遇問題でありますが、これは御承知のごとくどの官公職員にいたしましても、今日の物價高では十分の生活ができない、そういうことのために給與のよろしい方に向つて移動するという傾向のあることは、これまた大いに憂慮すべきことでありますが、こういう特別の技能をもつておる人が、その待遇つためにその職を去らなければならぬというようなことでは、これらの人々の保健衛生の上から考えましてまことに憂慮すべきことでありますから、できる限り待遇を改喜いたしたい。しからばどういうようにするかというと、今申し上げましたように、他の官公職員との比例もございますから、特にこの病院だけの人々の待遇改善ということは、これは政府として大いに考えなければなりませんので、そういう人に對しましては、たとえば他の方法によつて待遇の實を上げる、世にいわゆる實質賃金――給與形式がそうであるけれども、實際上收入の面から考えれば、こういう方法によつてこれらの人の生活を幾分でも緩和しようというようなことを考える、同時にまたこれらの人々が當院に勤めておる以外に、宅において病人を診察するというようなことは、これを黙認するということになりますと、そういう方面でも多少の收入の増加ということがはかられることによつて、生活を幾分でも緩和することができよう、こういうようなことも考えております。要はこれらの人が待遇改善のできないということのために、すぐにこの貴い戰を去つてしまうということのないように、厚生省といたしましては努力いたしておるということを御了承を賜わりたいのであります。
#21
○中嶋(勝)委員 ただいま厚生大臣のお答えを承りまして、現在その點については努力中である、かように仰せになりますし、またその改善方法についてもきわめて御理解のあるお答えをいただきましたので、私はなはだ滿足いたす次第でありますけれども、特になお私どもの聞きましたことを、參考にいたしましてお願いを申し上げておきたいと思います點は、一般開業醫や地方醫師が普通毎月一萬圓、もしくはそれに以上の收入をあげているに比して、國立病院、療養所等の醫師は一般官吏なみの低い報酬で、しかも官吏であるから現在では内職ができないそうであります。そうしたことが禁じられておりますために、良醫を得ることができないのである。こういうぐあいに承つたのでありますが、この點はただいま大臣のお話のように、自宅において患者を診ることも許されるということになるとするなれば、それは非常に都合よくいくのではないかと思いますから、その點に關しても十分御考慮の上、しかして大臣のお話のように實現いたしますように、お取計らいが願いたいと思うのであります。しかしあまり自宅の方が盛んになると、また本職の方がおろそかになるおそれがありますから、そういうところは十分考慮して待遇をよくしていただきたい。そうして良醫を得るということに向つて御努力が願いたいと考えるのであります。
 第二にお伺いいたしますことは、患者の榮養の問題でございます。現在の病院、療養所の正規に食事等ではとても病氣のために必要な榮養量は攝取し得ない状態であるのでございまして、從つて患者は家庭の許すものは仕送りを受けて補助食をいたしておりまするけれども、家庭の許さないものは、患者自身で内職などによつて榮養を補給しているという状態のものが多いようであります。この點に關しましてもいくら病院がよくても、その榮養が患者に伴わないということになれば、その治療の期間が非常に遅れる、あるいは全然治療ができなくなるという結果も生ずることと思いますので、これらの點に關しても十分に御考慮が願いたいと思うのでございます。特に私は前囘の委員會におきましても、ずつと以前でございましたが、大臣に十分お願いいたしておいたのでございますけれども、治療費の有料の問題でございますが、これがどうも思うように、生活保護法の問題でありましても、いつておりません。いつておらないというのは、どういうぐあいであるかというと、生活保護法の適用を受けることについては、市町村長の證明を必要とする。ところが市町村長が證明をすることになりますと、その市町村が一割の負擔をしなければならない。こういうことになりますと、かりにその市町村が一箇月三百圓の負擔をするといてしましても、貧弱な町村になりますと、それだけの税金を餘分に徴收することも、けう日では困難であるというような見地からでございましようか、證明を拒否するような點が非常に多いように聞くのでございます。そのためにせつかく治療をしておつたそれらの患者が、やむを得ず中途で、まだ治癒しないうちに、どんどん退院していくという状態が非常に多いと聞くのでございます。殊にその一例としましては、茨城縣の村松晴嵐莊、これあたりは主として結核の治療にあつたつておると聞くのでありますけれども、最も著しくそうした状態が起つたように聞くのでございまして、この前にもこの點について私お願いしておいたのでございまして、そのときの大臣のお答えにも、この點は十分に徹底せしむる親心をもつていると仰せになりましたのでありますが、大臣のそのお氣持はよくわかり、まことに感謝いたしているのでありますが、これらが末端に徹底をしないということは、現在においてもまだ徹底しておらないのがほんとうなのでございます。でき得るならば保護法というような、市町村が分擔しなければならないというようなことをなんとか制度をひとつ改正せられることができないものであるか、そうしたら徹底するであろう。しかもそう大勢の者がいるのではございません、けれども、今入院している患者は、大臣もこの前御視察になつておりまして、おわかりと思いますが、いかにもお氣の毒な人である。殊に第一國立病院に集まつてくるのは、全國で治療の困難な人が集まつてきているのでございますから、親戚であるとか、あるいはその他自分の親、兄弟であるというような者は、なかなか東京まで面會に來られないという遠隔地におつて、そうして戰爭犠牲者が今治療を受けているその實情をみましたときには、涙なくしては見られないように私どもは氣の毒に思つているのてございます。何とかしてこれらの人をひとつ、滿足しないまでも、不滿を感じない程度にしていただきたいと思うのでありますが、いかにしても軍人であつたことによつて特別の取扱いのできぬことになつておることはよく了承しておるが、私どもが憂えることは、これらの人々にそうした不滿の感じを考えることは、思想上においても憂うべき状態でありまして、これらが結局赤化するという問題の非常に起つてくるであろうということは想像にかたくないのであります。日本再建のためにもぜひこれらの人を早く治癒させて、そうして滿足な人にして日本再建に協力してもらうようにしてもらいたいと思いますので、この點に關しましてくどくどしくて恐縮でありますが、もう一度大臣の御所見を伺いたい。
#22
○一松國務大臣 國立病院に勤めております醫者の待遇改善に關して私の申し上げたことが少し誤解されておるのではないかと思いますが、つまり私の申し上げたのは、これらの人が、そういう特殊の疾病にかかつておる人に對して、特殊の技能を施す必要のある人が、待遇が惡いために辞職してほかに轉ずるというようなことがあつてはならぬから、なるたけこれらの人に對する待遇をよくするように努めよう、努める方法としていろいろあるが、その一例としてただいまの宅診のことを話したのですが、それは政府が公然と、お前さんは病院に勤めておつて宅に歸つて宅で治療に從事してもよろしい、許すぞ、こういう意味ではなくして、宅診するということは今日の状態からみれば、公然とは許されぬけれども、黙認してそれらの人の生活の幾分でも足しになるようなことにするということにしてやろう、こういう意味でありますから、それはひとつ誤解のないように御了承を賜わりたいのであります。そうすることによつてこれらの人人も宅におつて急患者とか、特別にその人を信頼してくる人に向つて治療の方法を教えるとか、診察してあげるということは、ある意味においては醫者の仕事としてはいいことでありますから、これを目標としてただ金を取ればよろしいというような態度でないことを希望いたしまして、これらの仕事を黙認する、こういうようなことでありますから、さよう御了承願いたいのであります。
 それからこれらの患者に對するいわゆる生活保護法の適用に關しての御質問でありましたが、御承知の通りに、その費用の十分の八を國庫がもち、十分の一を府縣がもち、十分の一を町村がもつということになつておるために、生活保護法の適用を受けねばならぬような財産上の状態にあるにもかかわらず、市町村がこれを證明してくれないというようなことのために生活保護法の完全なる適用を受けることができなくて困つておる者があるというようなことが、もしあるといたしますれば、それは法の精神をその町村長の一存で没却するものでありまして、國家としてこれを看過することはできませんから、そういうことにないように努力いたすことはもちろんであります。だだここで物價が非常に上つてきており、生活水準が高まつておるときに、ただいま現在行われておるところの生活保護法の救助だけでよろしいか、これは私は足らないと思いますから、こういう點につきましては追加豫算等においてそれらの金額を殖やして、十分の保護というところには達しないまでも、最低の保護くらいはすることのできるようにしてあげたい、こういう考えで豫算等も要求いたしておりますから、その點はひとつ御考慮を願いたいのであります。それから特に生活のできない、薬價を拂うことのできないような人々に對しまして、町村長の證明がないからということで、もうお前に對しての國家の救いの手はこれ以上はできぬのだということで、これをほつたらかしにするということは絶對にしないつもりでおりますので、それらの點につきましては、政府はできる限りそれらの保護の途を考えております。たとえば一つの病院におきまして、食糧に關しまするものを一手に買入れて、これを院内において適當に料理して、カロリーが少しでも多いような食事にしてあげるとか、あるいは病院の周圍の土地を借り受けて、そこに野菜類を植えさせて、それを病院の食糧に供するとか、その他いろいろな、あの手この手でなるたけ足らないところを補給するというような施策をすることを勸奬しておりまするから、そういう點もひとつなお一層手をのべていきたいと思うのであります。要するに政府といたしましては、お前さんはなかなか滋養分がたくさんいるのだ。生活保護法の費用だけではどうもできぬから、もうこれから先はいい加減にせいというようなことで放つたらかして、それだためにせつかく入院患者の治癒の道を辿りつつある人が、やむを得ず退院して、病勢の進むに任せるというようなことは、これははなはだ國家のために憂うべきことでありますから、そういうことのないように、どこまでも小さいところに注意をいたしまして、これらの者を救濟するということに下々の關係當局にも十分な指示をいたしまして、それらの弊風を是正いたしたい、かように考えております。
#23
○天野委員長 ちよつと關連して、ただいまの大臣の御答辯に對して衷心より感謝いたしますが、いわゆる患者の中には非常に榮養を必要とする者と、それから流動食でいかなければならぬ者といろいろありますが、現在の配給量でいきますと、大體千二百カロリー程度のものしか配給を受けられないと承つておりますが、もし千二百カロリーの榮養でいきますならば、傷を受けいその傷を治療して囘復するまでの榮養はないのではないか。こなふうに考えます。從つてどうしてもこれに對する榮養が必要であるということは、私たちこの間行つて參りまして、痛切に感じたのでありまして、これに對して何かいわゆる勞務者に對する加配米といつたような方法が、榮養を必要とするいわゆる傷を受けて、特にその傷を治さなければならない、榮養をとらなければならない患者に對して、特別な何か榮養配給方法が考えられないものでしようか。その點ひとつ厚生大臣に承りたいと思います。
#24
○一松國務大臣 これらの食糧の配給の點は御承知の通り各府縣からそれぞれ配給をいたしておるのでありまするから、今申し上げまするような考えのもとに、それらの患者の病の一日も速やかに治癒することを念願しておりまする厚生省といたしましては、その病人病人の適應するカロリーのとれるように、食糧の選擇だとかあるいは給與という點につきまして、十分滿足がいくことができないにいたしましても、幾分でも希望を達成する方向に向つて、今各府縣とそれぞれやはり協調いたしておりまして、なるたけそういうことのないようにと努めつつある實情であることを御了承賜わりたいのであります。
#25
○中嶋(勝)委員 生活保護法の問題で大臣の御説明、御答辯を承りましたが、これは先刻も申し上げましたように、以前にも大臣から今日と同樣なお答えをいただいておりますので、大臣のか氣持はよくわかつておるのでありまするが、しかしながら末端においてはどうも法文に拘泥いたして、大臣のお考えのようなことが徹底しておらないように思う。その點私どもはきわめて遺憾とするのでありまするが、いずれにしましても、これらの患者はみな公務に原因してああした不幸なことに陷つておるのでありまするが、これらの患者には生活保護法によらないで、何か他の方法でもつて、國家でこれを治療してやるということは、別にできぬものでございましようか。この點をお伺いしたいと思います。
 それから榮養の點におきましては今委員長からもお話がありましたことでありまするけれでも、今度私どもが病院を見まして、實にあの國立病院としても豫算がないために費用に困つているように見受けましたのは、その一例としまして流動物しか嚥下しない患者に流動物を與えるのに、ガラスのじようごを使つておる、そのガラスのじようごもこわれておる。それを紙をはつて使わねば新しいのを購入する費用がないというような、きわめてみじめな状態におかれておる。しかもそうした患者は多數いるにかかわらず、その一本のガラスのじようごを各患者に使つている。こういうことを言うておるのでありますが、これらもまことに氣の毒なものと思いました。それから今の榮養食糧の問題といたしましては、各府縣で配給しているから各府縣と連絡をとつて考慮するようにするというお話になるのでありますが、私どもが實際にそういう榮養食を取扱つておりまする關係におきまして感じましたことは、今小學校に配給になつておりまする輸入食糧の脱脂粉でございます。あれあたりも小學校の兒童給食に與えられておるものを、わずかなものでよいと思うのでありますが、病院あたりでは流動物を嚥下しなければならない患者はそう多數はおらないと思うのであります。しかし聽いてみますと、野菜スープなんかつくるのに、野菜をつちで叩いて汁をとるので、非常に勞働を要しておる。こういうように話しておつたのでありますが、今全國の生後七箇月以上一箇年間の乳幼兒には育兒食というものがつくられて配給されておりますが、育兒食あたりはたいへんに今よいものができておりますけれども、私が考えますのに、この育兒食でも東京都内では非常なよいものがつくられておりますから、それを幾分でもこの病院に下らないものであるか。こういうことも考えたのでありますが、この點も御研究と御考慮を願いたいのであります。それともう一つあそこの病院が燃料がない、石炭の配給が全然ないからというので、病院内にある植木を切つて患者の食糧をつくる燃料に使つておるという状態であつて、殊にあの治療室等においては、しかも手術室はずつと温度を保つておらねばならぬのに、ようやく電熱器によつて手術室一室だけに温度を保つておる程度であるが、しかしそういうような状態であるからもう朝九時から晩の五時までその部屋で終日手術をやつておるのであつて、醫員の人もへとへとになるような状態だ。こういうように聞いておつたのでありますが、こうした状態におかれておるあの現状を見ましたときに、何とかもう少しあの病院に對して改善の方法はないものであろうか、こういうように考えたのでありまするが、この點に關しまして大臣の御所見を伺いたい。
#26
○一松國務大臣 今御質問の點は東京第一國立病院に關することがおもになつているようでありますが、これはもちろん御質問の意味は、第一病院に限らず、全國のこういうような悲惨な状況にある病院に對する親心からの御質問であろうと私は思つておるのであります。先刻その流動物を飲ませる器物のことについて話がありましたが、そういうようなことは、これはその病院のいわゆる運營の仕方いかんによつて、そういうような器物の何か紙をはつたものを使わなくても――これはどうも衞生上よくない。こういうわけだからということで本省の方に要求すれば、本省の方でも適當にそれらの品物を配給することができるのでありますから、これはすべて病院々々の院長の權限でありますから、そういうことに院長はもう少し注意をしていろいろの御批判を受けないようにすればいいので、そういう行き屆かないところはひとつ大いに改めてもらわなければならぬと思うのであります。
 それから燃料の問題でありまするが、なるほど御承知の通り石炭三千萬トンを掘らなければならぬ、掘るについてはどうするかという國管問題が今やかましく出ておるように、この配給が各方面にある一定のもの以上にないものをそれぞれわけどりして、國家重要の産業に充てよう、國家に必要な方面に使おうということでありますから、思うように行き渡らないことは實際であります。しかしながら今お示しのような手術室には必ず温度を保つていなければならぬということであれば、その病院の院長の石炭運營に關する方法によつていかようとも――ある所を減らし、ある所に殖やすということは、できるのでありますから、そういう點につきましては非難を受けないように私からもよく實地について示達をいたしておくことにいたしましよう。
 それらの以外の點に對しましても、お話のように、厚生本省の思つていることが末端に行き渡らずして、いわゆる法文だけを正面に解釋して運用を誤るようなことは、これは病院に限りませんが、各官廳において往々にして見聞するところでありまするから、そういうようなことはいわゆる親の心子知らずであつて、ただ法文に拘泥して法文通りすればいいというようなことでは相濟まぬのみならず、ほんとうの政治じやないから、そういうような不心得を拂拭するような手段は、政府としてはひとり病院に限りません、どの方面にもそういうような態度をとらなければなりませんから、そういうことに向つて十分努力をいたしまするし、また國會議員諸君は國民を代表する偉大なる權利をおもちになつておるのでありまするから、そういう病院などに御臨場の際には國會議員としての遠慮なき意見をお示し賜わりまして、それらの末端の者の不心得を是正していただくようなお働きをしていただけばたいへん結構と思うのであります。
 先刻生活保護法の規定を少し改正して、もう少し保護の目的に達するようにする意思があるかどうかという御意見のあつたことについてお答えいたします。今の生活保護法については必ずしも完全なものとは考えておりませんから、それらの缺點に對して補正しなければならぬ點は、それぞれ檢討いたしまして適當の時期に適當の措置をとりたいと考えております。
#27
○竹尾委員 簡單に厚生大臣にお尋ねいたします、これは先日のお尋ねと大いに關連するのですが、滿州その他から引揚げました醫師及び齒科醫師の免許のことでありますが、この點につきまして限地開業の人たち、これらの人人に日本内地で十分活動していただきたいという見地から、簡單な試驗によつて資格を與えていただきたい、こういうお尋ねを申し上げたのですが、そのときに厚生大臣は滿州國から歸つたそうした人たちにごく簡單な試驗をして日本の醫師の免許を與えたい、こういうお話のようでございましたが、私の調べたところによりますとそういうことはないようでして、普通の國家試驗を通つた人はあるということでございました。そこでそうした優少なる醫師が相當多數歸還同胞として歸つてきておると思いますので、これらの人々に對して特別な、それこそ簡單な試驗によつて醫師の免許を與えていただきたいが、そういう御意思があるかどうかをひとつお尋ねしたいのでございます。
#28
○一松國務大臣 過般もそういう御質問があつたのでありますが、滿州、臺湾、朝鮮、あるいは樺太方面に行つて開業しておつた人が内地に引揚げたときに、いわゆる内地における開業資格をもつておつた人が向うに行つて開業しておつた人が内地に歸つて來た場合は議論はないですが、海外において資格をとつておつた人は、それは海外における資格であつて日本の醫師開業資格とはまた違うのでありまするから、それをそのまま無條件に認めることは法律上許されないのでありますから、今お示しのようにとにかく形式上なりとも試驗をして、その上で資格を與えるという以外には方法はありません。そういうことに關しまして厚生省といたしましても、すでにそういう試驗をやつておりまして、向うで試驗を受けて及第して醫業に從事しておつて歸つてきたような人には相當の試驗をして現に資格を與えつつあります。でありますから、その試驗に及第しないと、その人にすぐに、あなたはどこそこにおいて開業しておつたのだから内地においても資格を與えるのだ、というわけにはいきませんから、こりはやはり形式上試驗をして資格を與えることにいたします。しからば日本にまだ非常にたくさん無醫村がありますが、そういうところに限地開業を一時認めておつたこともあるのであります。日本におきましてもそういう無醫村であつて保健衞生上非常に支障を來すというような場合には、そういう限地開業を許すということは一通り考えてみなければならぬと思つております。ただ一つ御注意をお願いしておきたいことは、御承知の通り、連合軍がわが國における醫術の問題に對して、アメリカ等に比較して非常に劣つておる。ゆえにこれを向上せしめるためには、ただ醫科大學を卒業したとか、醫學專門學校を出たとかいうだけですぐに從來のように資格を與えることはよくない。やはりこれは相當の國家試驗をして、その上で及第した者に資格を與えるということにしなければいかぬ。いま一つは、醫學專門學校というようなことではいかぬ。これを醫科大學にまで引上げ、そうして卒業した後に相當實地の修習をさせて試驗をしてそれから資格を與えるというようにして、醫術の向上發展をはからなければならぬじやないか。こういうことが連合軍方面の御意見でありまして、今現にこれを厚生省としても實施し、もしくは實施に著手しておる状況であることは御承知の通りであります。ゆえにこういう意味におきまして今の無資格で限地開業する者に對しましても、自然にやはりそういう精神に從つて制限されることはやむを得ないと思つておるのでありますが、しかし歸つてきた人をまつたく失職させてしまつて生活を困難ならしめるということにつきましても、これは氣の毒でありまするし、また無醫村等には醫者のまつたくないものよりも、そういう經驗にある人に行つてもらつてそれらのことにお手傳いしていただくということはいいことだと思つておるのでございます。そういう點はひとつ大いに考慮いたす、こういうことを申し上げておきます。
#29
○松谷委員 簡單に厚生大臣に一二お願いしたいと思いまするが、詳しいことはなお厚生委員會等にまわしたいと思います。さきに中嶋委員の方からお話のございました有料の問題と生活保護法の問題であります。有料の問題は大體厚生委員會の方でも了承ができて、現状維持という内容をもつてということであつたと考えるのでございまするが、どうもその實體を伺つてみますと、先ほど中島委員もお話になつておられたように、患者の訴えによると、やはり各病院から請求書を個人個人に突きつけられたという現状があるということで、精神的な一つの不安、あるいは地方から扶助料の分擔等を受けるまでは、どうも精神的に安心ができないというような實情がいまだに訴えられておりますので、こういう點についてはなお厚生省の方も、ひとつ各病院に大臣の御意思を早急に漏れなく傳えていただき、そういう點もひとつ御調査をいただいて御善處方をお願いしたいと思うのであります。
 それから生活保護法の問題で、殊に扶助料がことしの五月に改正になり、また八月一日からより増額に改正されたにもかかわらず、末端では未だに四月以前のものが支給されているところがあるのでございます。これについては、徹底的な御調査と、徹底的な通達をお願いしたいと思います。
 それからこれは委員長にお願いしたいのですが、この生活保護法改正の問題、あるいは國立病院の有料問題について、厚生委員會の方でも委員はいろいろ意見をもつておりますが、できるならば、この委員會からも厚生委員會にあてて何か陳情書と申しますか、請願書と申しますか、委員會として出していただくことができるならば、非常に厚生委員會の方の動きも強くわれわれの希望しているところにいくのではないか。委員會から委員會に對する申入れというようなことができるのかどうか、私はまだ運營の點について十分了承しておりませんが、厚生大臣とも御相談いただきまして、そういうことができるのなら、まだ前例はないようでありますが、してもらいたいと考えておりますので、委員長にこれをお諮り願いたいと思います。
#30
○天野委員長 この點よく研究いたしまして、できるものならなるたけやることにいたします。
#31
○一松國務大臣 病院において、入院患者の支拂のできないような財政状態にある者に、請求書を突きつけるというようなお話がありましたが、そういう實際があるかどうかわかりません。もしあるとすれば、それはまだ病院と患者の間において、生活保護法において保護さるべきものであるかどうかということが十分徹底していないがためではないかと思われるからして、もしそういうようなことがありましたならば、自分はこうこうこういうような財政状態におるのであつて、生活保護法の適用を受ける立場にあるのだから、これらの點については調査の上適當に處置してもらいたいというような申入れでもして、お互いの意思の疎通ができさえすれば、そういうことは自然に解消すると思います。それは手續の問題だと思いますから、そういう點については、十分親心をもつて臨むように、これは私の方から各病院の方に折衝したしましよう。
 それから生活保護法の規定が改正せられて、この給與の金額が殖えたにかかわらず、まだ末端に行渡らない事實がある。そういうようなことがはたしてありとすれば、それはどうも申譯ないことでありますから、そういうことのないようにいたします。
 いま一つ、海外引揚同胞に關する特別委員會から厚生委員會の方に陳情だとか何だとかいうお話がありましたが、陳情とか何とかいうことは、これはもちろんできないので、委員會と委員會の對立ですから、陳情でも何でもなくて、それは私の解釋では、この委員會の諸君はもちろん國會議員であり、厚生委員會も國會議員で構成されたただ特別に選ばれた人でありますから、あなた方がそういう御意見を厚生委員會に列席して委員外の發言を求めて、厚生大臣に向つて意見を陳述し、厚生大臣の答辯を求めるということは、當然議院法において與えられた權限でありますから、そういうようなことをすることも非常に有效適切ではないかと思うのであります。それからまた委員長同士の間で、實はこういうこともあるのだから、君の方で委員長の資格において厚生大臣の意見を確かめてくれということも、運營上適當なことであろうと思います。要はただこれらの國政を運營する上において、皆樣が一致團結して國民のために善處するという適當な方法をおとりになるということが一番いいのでありまして、それについては、法の許す限りにおいて適當に御處置していただくことを私も希望し、また喜びます。
#32
○天野委員長 ほかに御質問はございませんか。
 それでは本日はこの程度で會議を閉ずることにいたします。
   午後零時五十三分散會
ソース: 国立国会図書館
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