くにさくロゴ
1947/10/20 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 図書館運営委員会 第6号
姉妹サイト
 
1947/10/20 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 図書館運営委員会 第6号

#1
第001回国会 図書館運営委員会 第6号
昭和二十二年十月二十日(月曜日)
    午後一時四十七分開議
 出席委員
   委員長 中村 嘉壽君
   理事 石井 繁丸君
      松尾 トシ君    山口 靜江君
      松田 正一君    多田  勇君
      圓谷 光衞君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 圖書館運營に關する件
    ―――――――――――――
#2
○中村委員長 これより會議を開きます。
 まず私より、去る十四日の兩院合同打合會の經過の大要を報告申し上げ、次に本委員會の態度を協議決定いたしたいと思います。以下簡單に両院打合會の經過の大要を御報告申し上げます。
 この打合會の問題になりましたことは、顧問來訪後の日程の件、それから兩院合同審査會、あるいは合同打合會を、今後原則として行いたいという件について協議いたしたいと思います。この點について何か御意見がございましたならば、この機會においてどうかお聽かせを願いたいと思います。それからその兩院協議會の經過をここに申し上げてみたいと思います。
 參議院の羽仁君からアメリカ顧問招聘に關して、次の點について御説明がありました。すなわち、一、館長設置に關する件、二、顧問招聘に關する經費の件、三、顧問滯在中の日程に關する件、右三點のうち、館長設置の問題につきましては、羽仁君のお話といたしましては、關係方面の意向としては、顧問來訪まで館長を設置することは待てという意向があるが、當方としては、急速に設置の必要があるから、今月中ないし來月初旬までに顧問が來ない場合は、きめるからということを返事しておいた、こういうことなのであります。それから顧問招聘に關する經費の問題については、豫算請求として、衆議院調査部案を細野課長から説明がありまして、參議院側もこれに大體同調して決定を見るに至つたのであります。但し、派遣費の負擔は當方ですべきかどうかは、顧問來訪を待つて相談しなければならぬということにいたしました。第三の顧問滯在の日程に關する問題については、參考として參議院日程案を提出、羽仁君よりその説明があつたのであります。その説明というのは、案として第一日は兩院委員による歡迎懇談會、第二日目には議員有志、竝びに圖書館關係者に講演會を開き、圖書館の原則機構一般論を聽くということ、それから第三日目から九日目までの間は國會圖書館に關する概論的の技術的、專門的な講義を、將來の圖書館關係者に聽かす。それから十日から十五日までの間には、議院圖書館及び都内の重要なる國書館の視察をする。それから十六日から三十日までの間には、關西方面國書館の視察を行い、その間先方の希望による旋行日程を組むということであります。これだけが羽仁君から出された日程案であります。これについて私はこういうことを申し上げましたから御參考に供します。兩院委員による歡迎懇談會というのは、委員長によつてやるというお話でありましたけれども、そうでなしに、議長の歡迎會にすることがほんとうの行き方ではないかという提議を私がいたしまして、それには兩院の方々も御同意なさつたと思います。それからこちらで日程をきめてやるということは、いろいろな人の御都合もあることですから、ここできめておくことは早計ではないか。むしろ向うの人々が著かれてから、希望を聽いた方がいいじやないかと、こう私は考えているのであります。そのこともその場合に私は申し上げておきました。ということは、ただひとり私がそう感ずるのみならず、ウイリアムスさんあたりにも相談してみますると、やはり日程は相當な餘裕を與えて考えた方がいい、こつちの方できめたものをつくることは差控えたらどうだというので、私の意見も一致したのであります。どちらかと言いますと、外國の人を迎えるときに、日本ではあまりにごちそうし過ぎたり、窮屈な日程をつくつて歡迎をしておる氣持を、ほんとうにアツプリシエートしてもらえないことが往々にしてあるのであります。なるべく樂に、彼らがせつかく日本に來て、自分たちの任務を果すと同時に、自分たちもエンジヨイするというような日程にしてあげた方が、いいじやないかと、こう思つております。このことは私がその當時お話をしまして、これもまたほぼ御同意があつたように思つております。ただここに申し上げますのは、羽仁君からの御希望がこういうことであつたというので、それを記録に殘しておく必要があるかと思いますから御報告するまでのことであります。
 さらに、ロツクフエラー・インステイチユートのフアースという人が、この間から日本に來ておりまして、その人から、アメリカン・ポリテイカル・レヴユーという雜誌を參議院あてに送つてくれたので、そのことの報告竝びにその雜誌の説明が、羽仁君竝びにそのほかの參議院の方からされたのであります。それからまたカーネギー財團から圖書寄附の申入れがありましたが、種類選別等のため、これらは顧問が來てから相談をしようということを御相談いたしたのであります。こういう御相談のありました後に、私が特に、ちようどいい機會だと思いましたから、參議院の方のおいでの所で、私の考え方を申し上げておいたのであります。このごろ新聞とかあるいは雜誌なんかに、いろいろ參議院側だけが圖書館の委員會では働いておつて、衆議院の人たちは不勉強であるということがよく書かれておるのを、皆さん方もごらんだろうと思つております。あるいはある一部の參議院の人たちが、衆議院の人々の頭の程度が低級であるから、參議院がこれをリードしなければならぬというようなことを公開の席上で言われたということもあつて、はなはだ不快に感じておりましたから、こういうこともあつたそうであるが、さようなことがあつてはならぬし、一つのりつぱな圖書館をつくるということは、對立的であつてはならぬ。また拔けがけの功名をするという、さもしい根性があつてはならぬのであるから、兩方協力してやるというような氣持になつてもらいたいということを、私はお話しておいたのであります。羽仁君は、自分はそういうことを言つたことはないということを辯明しておりましたが、それはだれが言つたか、ともかくそういうような氣分がいけないから、これは一掃しようではありませんか、今後はなるべくわれわれは圖書館をつくるということによりまして、他の委員と違つて、何か政策を對立的に研究するとか、論議するのとは違うのであるから、なるべく連合委員會を頻繁にやることにしようではないかということを、私は提議いたしました。皆さんもさように御同意くださつたのであります。以上、この間の連合會における懇談會で申し上げましたことをここに御報告申し上げる次第であります。
 何か御意見がありましたならばこの際お聞かせを願いたいと思います。――それでは別に御質疑がありませんければ、委員會はこれで散會することといたしまして、以下なお御相談申し上げたいことがありますから、しばらく懇談會に移りたいと思います。いかがでございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○中村委員長 それでは本日はこれにて散會いたします。
    午後二時散會
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト