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1947/07/09 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 労働委員会 第2号
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1947/07/09 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 労働委員会 第2号

#1
第001回国会 労働委員会 第2号
昭和二十二年七月九日(水曜日)
    午前十一時二十九分開議
 出席委員
   委員長 加藤 勘十君
   理事 辻井民之助君 理事 山下 榮二君
      川崎 秀二君    原   侑君
      菊川 忠雄君    田中 稔男君
      館  俊三君    山花 秀雄君
      天野  久君    小川 半次君
      尾崎 末吉君    小林 運美君
      寺本  齋君    山下 春江君
      伊藤 郷一君    石田 博英君
      江崎 真澄君    栗山長次郎君
      村上  勇君    吉川 久衛君
      綱島 正興君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 理事互選
 委員会運営に関する件
    ―――――――――――――
#2
○加藤委員長 ただいまより会議を開きます。お諮りいたします。去る六月三十日に保留いたしておきました理事一名の互選を行いたいと思いますが御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○加藤委員長 それでは理事の互選を行います。
#4
○辻井委員 理事の選挙については、選挙の煩を省略いたしまして、委員長指名によつて決定してもらいたいと思います。
#5
○加藤委員長 ただいまの辻井君の動議に御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり。〕
#6
○加藤委員長 それでは相馬助治君を理事に指名いたします。
#7
○菊川委員 この機会に本委員会の運営について希望を申し上げたいと思います。一つは開会時間並びに委員の出席の件であります。今後は時間を巖守していただきたい。それから委員会に出席ができない場合は、おそらく今までも欠勤届が來ておると思いますが、欠勤届なくして欠勤しないように、お互いに申し合わせておきたいと思います。なお欠勤届なくして休むような委員に対しては、委員長から巖重に注意をしていただきたいと思います。それから、この委員会の能率についてでありますが、今回からの常任委員会はきわめて重要な使命をもつておると思いますから、特に委員会が積極的に、自発的に仕事をしていくようにありたいと思うのであります。ところが政府の方でもいろいろの都合もありましようけれども、遅々として政府方面の提案がないといつた状態であります。こういう点についても、至急政府から本委員会に回付するように促進していただきたい。なお次回の委員会には、いかなる案がいつごろ出るかという大体の日程表を提示していただきたいと思います。それと並行して、今後本会期中におけるこの委員会の正常的な仕事についての予定表を作成していただくことを、委員長にお願いいたしたいと思います。これだけのことを一言申し上げておきます。
#8
○加藤委員長 ただいま菊川君から御発言のありました時間を巖守すること、これはごもつともなことでありまして、当然そうならなければならぬわけであります。委員の出席についても当然出席がなければならぬはずでありますから、これも御発言の通りに各委員におかれても御注意願いたいと存じます。きよう御欠席の方に対しては、それぞれの党派を通じて御注意願いたいと思います。それから議案が委員会にまわつてくる段取りが非常に遅れております。本來委員会は付託された事項を審議するという機関になつておりますが、まだ付託事項が何もありませんから、もし委員、あるいは他の議員諸君でも、何か労働関係に関する御発言があり、それが議長において委員会にまわすべきものということが認定されて、議長から委員会へ案がまわつてまいりますれば、それは政府の案でなくても十分に審議ができるわけであります。まだ何分にも初めての委員会運営でありますために、政府においても、議会においても、委員会においても、それぞれ慣れぬところがありますから、この点は順次習熟するに從つて能率も上つてくるようになり、運営方法も順次合理的になつていくであろうと思いますので、この点はお互いに注意して勉強したいと思います。日程表の問題でありますが、これは今度の議会においては主として、政府から提案されるものを中心として審議するということになると思います。日程は今のところちよつと立てにくいのではないかと思います。ただきよう私非公式ににある方面より聞くところによれば、労働省法案は木曜日か金曜日に議会に、府の方から提案されるようでありますが、提案されますところこちらへまわつてくることと存じます。そうすると早速審議にはいりたいと思いますが、そのとき運営方法をどうするかということについて、皆さんの御協議を願うことにいたしたいと思います。それから後に、どういう議案がいつごろ出てくるかという見透しがつくと、労働省法案をどのようにしてどのくらいの期間で審議を終るか、あるいは他の議案については、どういうように審議を進めていくかということについて、ほぼ見透しがついてくるだろうと思いますが、何分にも今付託された案がないために、ちよつと見透しが困難であります。この点御了承願いたいと思います。
#9
○寺本委員 私この際一つお願いしておきたいと思います。他の委員もそうですが、殊にこの労働委員は、今の日本で最も重要なものだと思います。それについて、私たちのような初めて今度出て來た者は、去年來の労働関係のことがよくわからないのであります。それで政府からの提出案を待つ前にやはり何か労働関係の法規集とか、あるいは関係資料を政府の方からいただければ勉強の参考になろうと思いますから、委員長においてはお計らいを願いたいと思います。
#10
○加藤委員長 実は先日打合会で、政府から提案される予定になつている労働省法案であるとか、失業保險法案であるとか、労働者の生活保障法であるとかいうような案についての概略だけは説明を聴いたのであります。案はまだその時にもできておらぬようでありました。しかし今までのそういう参考類を御希望でありますれば、早速議長を通じて政府の方へ請求することにいたします。どんなものが御入用ですか。
#11
○寺本委員 労働関係の法規集のようなものです。
#12
○加藤委員長 そうしますと主なるものとして労働組合であるとか、労働関係調整法であるとか、基準法であるとか、そういうものですか。
#13
○寺本委員 そうです。それから、それに関係したいろいろの規則が出ていると思います。
#14
○加藤委員長 そういうものを委員諸君に渡すだけの数が政府にあるかどうかわかりませんが、とにかく御希望のあつたことを傳えて、できるだけとるようにいたします。ほかに御意見はございませんか。
#15
○菊川委員 さつきの件に関連して、失業手当法と失業保險法はすでに案がある程度できたものがあるということが新聞に出ていて、現に今日の朝刊にもその一部要綱なるものが発表されていのるであります。もちろん政府が発表したわけのものでないと思います。そういうふうな状態であるにかかわらず、今なおわれわれの委員会にそういうものがまわつて來ないというふうな点について、委員長が何か御存じの事情でもございましたならば、御報告を願いたいと思います。
#16
○加藤委員長 先日政府の概略の説明を聴きました後に、まだ法案がどうしてこちらへまわつて來ないかということについて、私事情をよく知りませんし、今朝はまだ新聞をみておりませんが、新聞にそういうものが出ているとすれば、政府に注意して速やかに議会に提案させるようにしたいと思いますし、またそういうふうに新聞に要綱が出ておれば、委員に対して何も知らさぬということはおかしいと思いますから、その点はよく注意して、できるだけ早く草案だけでもいいから、委員の方に見せるように話をすることにいたします。
#17
○菊川委員 その点についていろいろ聞くところによると、あるいは適用の範囲の問題でなお未決定の点があるかあるいは予算関係について十分に成案を得ていないというようないろいろの事情があるらしい。本委員会としては公式の委員会でなくてもよろしうございますから、刻々のそういう進展をそのまま政府から関係者が來て報告をしていただいて、われわれがそういう個個の推展についても十分の予備知識を得つつ、その成案が出て來たときには即刻審議ができるというふうなことも必要じやないか。一向その点については秘密を要する点もないと思います。できましたならば、現在進行程度の準備でよろしうございますから、次会にはそういう資料一切を持つて政府から來て、両案についての説明をし
てもらうというふうに、委員長において御配慮が願いたいと思います。
#18
○加藤委員長 明後日理事諸君と政府委員と懇談会を非公式にやることになつておれますから、そこでよく御意思を傳えまして、できるだけ御意思に副うように努力することにします。ほかに御発議はございませんか。―なければ今日はこれで散会いたします。御苦労様でございました。
    午前十一時四十二分散会
ソース: 国立国会図書館
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