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1947/12/05 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 水産委員会 第31号
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1947/12/05 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 水産委員会 第31号

#1
第001回国会 水産委員会 第31号
昭和二十二年十二月五日(金曜日)
    午後一時五十九分開議
 出席委員
   委員長 青木清左ヱ門君
   理事 庄司 彦男君 理事 鈴木 善幸君
   理事 西村 久之君
      加藤 靜雄君    鈴木 雄二君
      藤原繁太郎君    矢後 嘉藏君
      宇都宮則綱君    神山 榮一君
      小松 勇次君    石原 圓吉君
      關内 正一君    多賀 安郎君
      内藤 友明君    外崎千代吉君
 委員外の出席者
        農林事務官   高木  淳君
        農 林 技 官 太田 國廣君
        專門調査員   小安 正三君
    ―――――――――――――
十二月二日
 様似村に漁港築設の請願(三好竹勇君紹介)(
 第一二八二號)
 鹿部村船入澗修築の請願(川村善八郎君紹介)
 (第一二九五號)
 尾札部村船入澗擴張工事施行の請願(川村善八
 郎君紹介)(第一三一〇號)
 尾札部字木直に船入澗築設の請願(川村善八郎
 君紹介)(第一三一九號)
 小田原市に漁港築設の請願(鈴木雄二君紹介)
 (第一三三六號)
 出雲崎港を漁港に指定の請願(稻村順三君外一
 名紹介)(第一三三七號)
の審査を本委員會に付託された。
十二月四日
 生鮮食糧品の統制撤廢に關する陳情書(九州各
 縣議會正副議長會幹事福岡縣議會議長稻員稔)
 (第六三五號)
 專用漁業權開放に關する陳情書(新潟縣佐渡郡
 加茂村齋藤善一外二名)(第六六一號)
を本委員會に送付された。
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 一 大澤村字大澤に船入澗築設の請願(川村善
   八郎君紹介)(第七五三號)
 二 涌元に漁港築設の請願(川村善八郎君紹
   介)(第七五四號)
 三 松前町に漁港築設の請願(川村善八郎君紹
   介)(第七五五號)
 四 大島村原口に船入澗築設の請願(川村善八
   郎君紹介)(第七八二號)
 五 小島村館濱に船入澗築設の請願(川村善八
   郎君紹介)(第七八三號)
 六 大島村清部に船入澗築設の請願(川村善八
   郎君紹介)(第七八五號)
 七 様似村に漁港築設の請願(三好竹勇君紹
   介)(第一二八二號)
 八 鹿部村船入澗修築の請願(川村善八郎君紹
   介)(第一二九五號)
 九 尾札部村船入澗擴張工事施行の請願(川村
   善八郎君紹介)(第一三一〇號)
一〇 尾札部字木直に船入澗築設の請願(川村善
   八郎君紹介)(第一三一九號)
一一 小田原市に漁港築設の請願(鈴木雄二君紹
   介)(第一三三六號)
一二 出雲崎港を漁港に指定の請願(稻村順三君
   外一名紹介)(第一三三七號)
 一 魚の統制撤廢に關する陳情書(福島縣相馬
   郡中村町加藤吉太郎)(一三號)
 二 第四次漁船建造計畫實現に關する陳情書(
   全日本造船勞働組合中央執行委員長安江義
   藏)(第五二號)
 三 マニラ麻等漁業用綱索原料繊維輸入懇請に
   關する陳情書)(青森、岩手、宮城、福島
   マニラ麻等輸入懇請協會長、岩手縣水産業
   會長佐藤佐十郎外十五名)(第一〇二號)
 四 魚價引上等に關する陳情書(佐賀縣水産會
   副會長原口熊一)(第一三三號)
 五 生鮮魚介類の配給促進に關する陳情書(神
   戸商工會議所會頭菊地義藏)(第一七四
   號)
 六 式見漁港浚渫工事施行に關する陳情書(長
   崎縣西彼杵郡式見村長高守正俊外四名)(
   第二五六號)
 七 魚價引上竝びに統制撤廢に關する陳情書(
   西日本水産協議會福岡縣水産業會長理事田
   村延一外八名)(第二七九號)
 八 鰹節類の公定價格撤廢に關する陳情書(全
   國鰹節業聯合會代表者松村良太郎外一名)
   (第三六六號)
 九 大津漁港擴張工事施行促進に關する陳情書
   (茨城縣多賀郡大津町長村山清藏外一名)
   (第四〇四號)
一〇 川尻漁港修築工事施行促進に關する陳情書
   (茨城縣多賀郡豊浦町長日渡和一郎外十七
   名)(第四一二號)
一一 田之浦漁港増築竝びに浚渫工事施行促進に
   關する陳情書(岡山縣兒島郡下津井町田之
   浦漁業會長中西松之助)(第五一四號)
一二 生鮮食糧品の統制撤廢に關する陳情書(九
   州各縣議會正副議長會幹事福岡縣議會議長
   稻員稔)(第六三五號)
一三 專用漁業權開放に關する陳情書(新潟縣佐
   渡郡加茂村齊藤善一外二名)(第六六一
   號)
    ―――――――――――――
#2
○青木委員長 これより會議を開きます。
 都合によりまして請願より先に付議いたします。紹介議員の御出席のないものはあとまはしといたしまして、まず第一、一小田原市に漁港築設請願、鈴木雄二君紹介、文書表第一三三號について、紹介議員の御説明を願います。鈴木雄二君。
#3
○鈴木(雄)委員 小田原市に漁港を建設していただくことを請願いたしたいのであります。
 小田原市は相模灣に面しておりまして、相模灣は全國でも有數な漁場をもつておるのでありますが、相模灣には良港が一つもないのであります。そしてそのために漁民があらゆる不便を感じておりまして、小田原市に漁港をつくることによつて、その近在の定置漁業からとれますところのぶりあるいはあぢ、さば、すべての魚が小田原市に集荷され、また小田原市を中心として遠洋漁業を營んでいる者は、港がないためによその港に行つて漁をする状態を續けておるのであります。最も有數なるぶり漁場であります米神という漁場は、年額相當量の漁獲をいたしますが、それを小田原市に陸揚げいたしますときに、ぶりは大體氣候の荒れたあとほど漁がありまして、そのためにわざわざ小田原市に魚をもつてまいりますが、陸揚げできずに遠い小さい港にそれをもつていつて、水揚げするような不便が多々あるのでありまして、そのことは必然的に漁獲高を下げるおそれが多分にあるのであります。もし小田原市に漁港をつくつていただきますならば、その隘路が打開されまして、小田原を中心としております東海道線あるいは東京急行線、そういう陸の交通を利用して魚類を各地に輸送することができるのであります。また小田原市を中心としておりました遠津漁業をやつております漁民が、自らの住んでおりますその港において漁業ができ、安心して自分の家におることができるのでありまして、そういうことを考え併せますときに、ぜひ小田原市に漁港をつくつていただくことは、われわれ漁業に關係する者、あるいは漁民の數年來の熱望でありまして、一時戰前にその計畫もあつたのでありますが、戰爭によつてその計畫は中絶された状態でありまして、ぜひとも今日この蛋白資源の不足しておる日本において、小田原市に漁港をつくつていただいて、相模湾の漁獲高をあげていただくことを切にお願いする次第でありまして、ここに請願する次第であります。
#4
○青木委員長 本件に關し政府の意見を求めます。
#5
○太田説明員 小田原漁港の修築については、その重要性を十分認めておりますから、具體的な計畫については十分檢討の上、財政の許す限り速やかに實現するよう考慮したい、さように考えております。
    ―――――――――――――
#6
○青木委員長 次に日程第一二、出雲崎港を漁港に指定の請願、稻村順三君ほか一名紹介、文書表第一三七七號は、先に出雲崎町に漁港築設の請願として本議場に紹介されたものでありまして、政府の意見もすでに求めてございますから、紹介竝びに政府の意見を求めることは省略いたしたいと思います。御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○青木委員長 御異議なければさよう決定いたします。
 以上請願第一一、第一二はいずれも次の適當なる機會に審議を繼續することといたしまして、本日はこれを留保いたしたいと思います。御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○青木委員長 さよう決定いたします。殘餘の請願はこれを延期いたします。
    ―――――――――――――
#9
○青木委員長 次に陳情書を議題といたします。第一、魚の統制撤廢に關する陳情書、福島縣相馬郡中村町加藤吉太郎君提出のものは、文書表第一三號に記載してあるものでありまして、その内容は文書表によつてすでに御承知のことと存じます。これは政府の意見を特に求めるまでもなく、今までの本委員會において發表濟みでありますから、これを省略いたしたいと思います。
 次に第二、第四次漁船建造計畫實現に關する陳情書、全日本造船勞働組合中央執行委員長安江義藏君提出は文書表第五二號にございます。本件に關し政府の意見を求めます。
#10
○高木説明員 この問題につきましては、十月の終りに三次までの建造許可漁船の修正という形で司令部への許可の申出をいたしまして、すでに許しを得ております。その次に代船の建造という形で修正できなかつた分は追加して申請して、十一月の下旬にお許しを得ました。大體現實に今の陳情のお申込みの分は解決した形になつております。以上お答えいたします。
    ―――――――――――――
#11
○青木委員長 次に第三、マニラ麻等漁業用綱索原料繊維輸入懇請に關する陳情書、青森、岩手、宮城、福島マニラ麻等輸入懇請協會長、岩手縣水産業會長佐藤佐十郎ほか十五名提出、これは文書表第一〇二號にございます。本件に關し政府の意見を求めます。
#12
○高木説明員 右につきましては、第二四半期六十萬ポンド、第三、四半期四十二萬五千ポンドを水産用として割當てになり、全輸入中内地に振向けられる八〇%を割當てされている現状で、今後とも引續き輸入される見込でありますが、年間需要量七千萬ポンド輸入につき、極力G・H・Qと折衝中であります。
    ―――――――――――――
#13
○青木委員長 次に第四、魚價引上等に關する陳情書、佐賀縣水産會副會長原口熊一君提出、これは文書表第一三三號に記載してございます。その要旨は、まず現行鮮魚介價格は他の物價に比し著しく低廉であつて、生産隘路の眞因をなしているから、現在の價格を漁業採算のとれるまで引上げること、及び漁業資材の適正適量配給を即時實施することを陳情しておるものであります。これも本委員會においてしばしば政府當局より説明されたものでございますから、特に意見を求める必要はないものと考えます。
    ―――――――――――――
#14
○青木委員長 次に第五、生鮮魚介類の配給促進に關する陳情書、神戸商工會議所會頭菊地義藏君提出、これは文書表第一七四號にございます。本件は標題の内容をもつておるものでありまするが、その中に、特に高級魚については斷固公價を撤廢していただきたいという旨の記載がございます。これもまた本委員會において政府より數次にわたつて意見を述べられた點でありますから、特に意見を求める必要はないものと存じます。
    ―――――――――――――
#15
○青木委員長 次に第六、式見漁港浚渫工事施行に關する陳情書、長崎縣西彼杵郡式見村長高守正俊ほか四名提出、これは文書表第二五六號にございます。本件に關する政府の意見を求めます。
#16
○太田説明員 式見漁港浚渫工事の必要性は十分認められますから、具體的計畫につきましては愼重檢討の上、なるべく速やかに實現するよう考慮したいと考えております。
    ―――――――――――――
#17
○青木委員長 次に第七、魚價引上竝びに統制撤廢に關する陳情書、西日本水産協議會福岡縣水産業會長理事田村延一君ほか八名提出、これは文書表第二七九號にございます。本件も標題の趣旨内容でございまするが、その中に、特にいわし、あじ、さば等の大衆向魚價は現行價格の三倍引上げ、その他の高級魚類に對しては統制規則竝びに價格統制撤廢するよう特に記載がなされております。本件に關しても、數次にわたり本委員會において政府の意見を發表されておりまするから、政府の意見を求むることを省略いたします。
    ―――――――――――――
#18
○青木委員長 次に第八、鰹節類の公定價格撤廢に關する陳情書、全國鰹節業連合會代表者松村良太郎外一名提出、これは文書表第三六六號にございまして、さきに本委員會において水産局長よりの發表がございました。
    ―――――――――――――
#19
○青木委員長 次は第九、大津漁港擴張工事施行促進に關する陳情書、茨城縣多賀郡大津町長村山清藏外一名提出、これは文書表第四〇四號にございまして、さきに本件同様の請願書を本委員會に付託し、紹介議員の紹介及び政府委員からの意見の發表がございましたからともにこれを省略いたします。
    ―――――――――――――
#20
○青木委員長 次に第一〇、川尻漁港修築工事施行促進に關する陳情書、茨城縣多賀郡豊浦町長日渡和一郎外十七名提出、これは文書表第四一二號にございます。本件に關し政府の意見を求めます。
#21
○太田説明員 川尻漁港の修築の必要性は十分認められておりますから、將來財政の許す限り考慮したいと考えております。
#22
○青木委員長 以上陳情書第一より第一〇に至るものは、いずれも次會に審議を繼續することとし、本日はこれにて留保いたしたいと存じます。御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○青木委員長 御異議なければさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#24
○青木委員長 次に日程を追加いたしたいと存じます。いずれも陳情でございまして、その第一は、田之浦漁港増築竝びに浚渫工事施行促進に關する陳情書、岡山縣兒島郡下津井町田ノ浦漁業會長中西松之助君提出、これは文書表第五一四號にございます。本件に關し政府の意見を求めます。
#25
○太田説明員 田之浦漁港修築の必要性は認められますから、縣から具體的な計畫の提出をまつて愼重檢討の上、財政の許す限り考慮したいと思います。
    ―――――――――――――
#26
○青木委員長 次に追加日程第二、生鮮食糧品の統制撤廢に關する陳情、九州各縣會正副議長會幹事福岡縣議會議長稻員稔提出、これは文書表第六三五號にございます。本件に關しても本委員會において政府より意見の發表濟みのものでございますから、これを求めることを省略いたします。
    ―――――――――――――
#27
○青木委員長 次に追加第三、專用漁業權開放に關する陳情、新潟縣佐渡郡加茂村齋藤善一外二名提出文書表第六六一號にございます。その陳情の趣旨は、新潟縣佐渡兩津湾においては古くよりたら、ひらめの專用漁業が行われ、百三十二名の權者の獨占となつており、他の無權利漁民はこれにより生活上脅威を受けることはなはだしく、過般實情を縣當局に訴え、該專用漁業權の開放を嘆願したところ、權者と數囘折衝の機會を與えられ、結局十隻入漁を認められることとなつたが、無權利漁民は二百數十名の多數で、なお生活上苦難の日を送つている。しかもこの權者中には名儀のみにて漁業を營まぬもの等もあり、かかる獨占權の存在は許さるべきでないと思われるについては、この實情を調査の上、速やかに特別の措置を講ぜられたい。という意味のものでございます。本件に關しては政府擔當の説明員が参つておりませんから、次會に政府の意見を求めることといたします。以上追加日程第一ないし第三はいずれも次會に審議を繼續することとし、本日はこの程度で留保いたしたいと存じます。御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○青木委員長 御異議なければさよう決定いたします。
 ちよつと休憩いたします。
    午後二時二十六分休憩
    ―――――――――――――
    午後二時四十分開議
#29
○青木委員長 休憩前に引續き會議を開きます。
 次會は公報をもつて御通知いたします。
 本日はこれをもつて散會いたします。
    午後二時四十一分散會
ソース: 国立国会図書館
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