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1950/12/07 第9回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第009回国会 電気通信委員会 第5号
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1950/12/07 第9回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第009回国会 電気通信委員会 第5号

#1
第009回国会 電気通信委員会 第5号
昭和二十五年十二月七日(木曜日)
    午後一時四十八分閣議
 出席委員
   委員長 關内 正一君
   理事 庄司 一郎君 理事 高塩 三郎君
   理事 辻  寛一君 理事 松井 政吉君
      井手 光治君    江崎 真澄君
      岡西 明貞君    小峯 柳多君
      中村  清君    松本 一郎君
      畠山 重勇君    田島 ひで君
 出席政府委員
        電気通信政務次
        官       加藤隆太郎君
 委員外の出席者
        電気通信事務官
        (大臣官房人事
        部長)     楠瀬 熊彦君
        電気通信事務官
        (大臣官房人事
        部長給與課長) 藤田 榮吉君
        専 門 員   吉田 弘苗君
        専 門 員   中村 寅市君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 電気通信事業に関する件
  請願
 一 粟野村に電話増設等に関する請願(松本善
   壽君紹介)(第一七九号)
 二 宇津野駅に公衆電話架設の請願一(山本猛
   夫君紹介)(第一八〇号)
 三 鳥海郵便局に電話交換事務開始の請願(山
   本猛夫君紹介)(第一八一号)
 四 浪打村に電話架設の請願(山本猛夫君紹
   介)(第一八二号)
 五 川口村地内南、北山形小学校に電話架設の
   請願(山本猛夫君紹介)(第一八三号)
 六 種市村に電話架設等に関する請願(山一本
   猛夫君紹介)(第一八四号)
 七 葛巻町郵便局に電信、電話事務開始の請願
   (山本猛夫君紹介)(第一八六号)
 八 高田、坂下両郵便局間に直通電話架設の請
   願(菅家喜六君紹介)(第二三九号)
 九 小鳥谷郵便局にケーブル設備拡充の請願(
   山本猛夫君紹介)(第二四三号)
一〇 電気通信管理所庁舎新築の請願(山本猛夫
   君紹介)(第二四四号)
一一 秋野村に電話交換事務開始の請願(前田正
   男君紹介)(第二八二号)
一二 忠見村を福島町内通話区域に編入の請願(
   甲木保君紹介)(第三五二号)
一三 高松市東部地区の通話区域を高松局に編入
   の請願(玉置實君紹介)(第四〇八号)
一四 赤萩小学校外三小学校に電話架設の請願(
   淺利三朗君外一名紹介)(第四〇九号)
一五 一関市赤萩出張所等に電話架設の請願(淺
   利三朗君外一名紹介)(第四一〇号)
一六 田頭村に電話架設の請願(山本猛夫君紹
   介)(第四一一号)
一七 富岡町に電報電話局設置の請願(松井政吉
   君紹介)(第四一二号)
一八 仙台、山形間市外電話ケーブル線敷設促進
   の請願(圖司安正君紹介)(第四七二号)
一九 対馬通信施設拡充整備に関する請願(田口
   長治郎君紹介)(第四九七号)
  陳情書日程追加
 一 土崎電報電話局の事務庁舎建設の陳情書(
   秋田市土崎港土崎振興会長加藤助吉)(第
   二七〇号)
 二 大鷹沢局より大張局間電話線架設の陳情書
   (宮城県伊具郡大張村長佐藤萬外五名)(
   第二七一号)
 三 警察電話施設費並びに料金減額に関する陳
   情書(東京都自治体警察委員会連絡協議会
   会長特別区公安委員長小畑清)(第三二九
   号)
 四 小谷郵便局に電話交換事務開始に関する陳
   情書(滋賀県東浅井郡小谷村長木村五郎)
   (第三二二号)
 五 電気通信施設政府予算に関する陳情書(東
   京都千代田区丸の内三丁目十四番地東京商
   工会議所会頭高橋龍太郎)(第三三七号)
    ―――――――――――――
#2
○關内委員長 これより電気通信委員会を開会いたします。
 本日公報に掲載いたしました請願日程第一、粟野村に電話増設等に関する請願、松本善壽君紹介、文書表番号第一七九号ないし請願日程第一九、対島通信施設拡充整備に関する請願、田口長治郎君紹介、文書表番号第四九七号を一括議題といたします。
 前回の委員会におきまして、ただいま議題といたしました十九件の各請願の紹介説明並びに政府の意見を聽取いたしましたが、この際十九件の各請願について採否を決したいと存じます。
#3
○庄司委員 この際動議を提出いたします。すなわち先般来本委員会に付託されました十九件の各請願につきましては、他の委員の方々とともに特に愼重に検討いたしましたが、日程第七、第八、第九、第十、第十七、第十八、第十九の各請願は、いずれも議院の会議に付して採択すべきものとし、議院において採択の上は、内閣に送付すべきものと決すべきであるとの結論に達しました。よつて委員各位にお諮りを願い、以上のごとく決せられんことを望みます。なお残余の請願につきましては、さらに愼重に検討する余地ありと認めますので、本日はこれが採否を保留されんことを望みます。
#4
○關内委員長 庄司一郎君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○關内委員長 御異議なしと認め、庄司君の動議のごとく決します。
 なおお諮りいたします。ただいま議決いたしました各請願の報告書につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○關内委員長 御異議なしと認め、さよう決します。
#7
○關内委員長 次に日程追加の件についてお諮りいたします。本委員会に送付になりました陳情書、すなわち土崎電報電話局の事務庁舎建設の陳情書、陳情者秋田市土崎港土崎振興会長加藤助吉、文書表番号第二七〇号、大鷹沢局より大張局間電話線架設の陳情書、陳情者富城県伊具郡大張村長佐藤萬外五名、文書表番号第二七一号、警察電話施設費並びに料金減額に関する陳情書、陳情者東京都自治体警察委員会連絡協議会会長特別区公安委員長小畑清、文書表番号第三二九号、小谷郵便局に電話交換事務開始に関する陳情書、陳情者滋賀県東浅井郡小谷村長木村五郎、文書表番号第三三一号、電気通信施設政府予算に関する陳情書、陳情者東京都千代田区丸の内三丁目十四番地東京商工会議所会頭農橋龍太郎、文書表番号第三三七号、以上五件を日程に追加して審議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○關内委員長 御異議なしと認めます。陳情書の要旨をごく簡単に申し上げます。
 第二七〇号の要旨は、土崎電報電話局の事務室は、土崎郵便局の一部を借用していたが、郵便局が改築されるので、別に予定地に事務庁舎を建築されたいというのであります。
 第二七一号の要旨は、現在刈田、伊具両部間の電話は、柴田郡大川原局を経由するため不便を感じているので、刈田那大鷹沢局と伊具那大鵬局との間に電話線を架設して、両部間に直接通話できるようにされたいというのであります。
 第三二九号の要旨は、警察用電話の施設費及び料金が、本年六月電気通信省に移管とともに、一般並になつたが、警察の公共性、自治体の窮迫にかんがみ、特別扱いにして料金を減額されたいというのであります。
 第三三七号の要旨は、わが国現在の電気通信施設の弱体を強化するため、昭和二十六年度電気通信省の予算を昨年度と同様に、最低三百億円程度を確保されたいというのであります。
 第一二三二号の要旨は、当村には電話新規申込者が三十名以上あるので、小谷郵便局に電話交換事務を開始せられたいというのであります。
 これらの陳情書の趣旨は、大体におきまして先般来愼重に審査いたしました請願の趣旨と同様のものであります。従いましてこれらの陳情書につきましては、その趣旨を了牽いたしまして、今後ともその趣旨に沿いまするよう、本委員会におきましても、十分に検討を加えることにいたしたいと存じます。さよう御了承願いたいのであります。
#9
○關内委員長 次に電気通信事業に関する件を議題として調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。田島ひで君。
#10
○田島(ひ)委員 この前の委員会で、私は大臣に今度の賃金のベース・アツプについて、大まかなことを質問いたしましたのです。それは大体平均一千円あての賃金が上ることになつておりまするが、実際上の方に厚くて下の方に薄い。その上、電通関係でも号俸調整の関係で、ずつと下の方は、かえつてあるところではマイナスになるのじやないかということを、私は大まかに質問いたしましたのです。それに対して大臣は、そんなとこは、ないとお答えをいたされました。そういう点につきまして少し詳しく御説明いただきたいと思つております。大体電通関係の現業の特別職というのは何名ぐらいございますか。その点のお答えをひとつお願いいたします。
#11
○藤田説明員 現業の特別職ということでございますが、特別会計には属しておりますが、一般公務員法の適用を受けておりますので、臨時に使用せられる者以外は、一般職に包含されておる次第であります。従いまして大多数は国会に上程されましたところの、給與引上げ案の適用を受けるものでございます。
#12
○田島(ひ)委員 その数字はわかりませんですか。
#13
○藤田説明員 電通関係といたしましては、十四万弱と相なつております。
#14
○田島(ひ)委員 この数字で行きますと、大体電通従業員は大方全部ということになりますか。大体そうなんですね。
 もう二一御質問いたしますけれども、そうしますと現場の号俸調整を受けている人々が、これだけというお答えなんですか。号俸調整を受けている人たちはどのくらいあるのか、それをちよつとお伺いいたしたい。
#15
○藤田説明員 号俸調整を受けておます者は、その十四万名のうちの九〇%強に相なつております。
#16
○田島(ひ)委員 そうしますと、今度の号俸切下げになりますると、これの給與の実態はどうなるか、その点少し御説明いただきたい。
#17
○藤田説明員 今度の給與法案では最低絶対増加するものが、一割ということは保障されております。私の方で各級別に一号ないし八号という調整号俸を受けている人について、一々調べた結果でございますが、最低一号の人で、確かな数字は今わかりませんが、三百円から四百円ぐらい、それでこの一号俸の人はきわめて少数でありますが、四号俸ないし五号俸というところでありますと七、八百円、大体平均ベースに近いところは、大級から七級ということに相なつております。
#18
○田島(ひ)委員 私はあまり数字のことも号俸のこともよくわかりませんけれども、大体地域給なんかが今度減つて参りますので、その関係で、一番下の方へ行きまして五%ぐらい下ると聞いておりますけれども、それと号俸切下げなんかで、一番被害といいますか、それを受ける人えの数字をお出しになつていただきたい。たとえばマイナスにほならないと言つておりますけれども、事実上マイナスのような実態が現われておるのじやないか。これはたしか菅野副官房長官がどこかでそういうことを言つておられたかと思いますけれども、その点の詳しい数字をひとつ出していただきたいと思います。
#19
○藤田説明員 数字的に申し上げますと、大体三級程度のところが一八%、四級程度のところが二二%、五級程度のところが一九%、六級程度のところが一八%、七級のところが一〇%、八級のところが一〇%、大体こういう数字になつております。それでこの地域給の問題から申しますと、地域給は現在三割のところから一割のところが、おのおの五分ずつ底くなります。ただしかし本来の俸給表が上つておりますので、絶対額において下るという例は、私の調べましたところではございません。端的に申し上げますと、四級俸程度の人、こういう人はまあ女の人でございますが、現在本俸が三千四百六十六円ということになつております。これは新しいところでは四千三百円になります。それで勤務地手当の方は、現在は一千七十円でございますが、これが一千七十五円というふうになります。総体の合計といたしまして、現在のところ四千五百三十六円というのが五千三百七十五円、結局トータルで、所得税関係全部を考慮に入れまして、手取り七百十五円上るという計算でございます。あと五級、大級、七級という実例もございますが、いずれもそれ以上の数字と相なつております。
#20
○田島(ひ)委員 そうしますと、最低でも七百十五円は上るという、これは確実にそういうお答えでございますか。それ以下のところは絶対にないということでございましようか。
#21
○藤田説明員 今申し上げました実例は、大体独立して生計を営むと目されるところから調査をいたしたのでありまして、たとえば給仕というクラスでありますとか、いわゆる最低の号俸のところでは、先ほど申し上げましたように、大体三百円程度という実例はございます。けれども現在の俸給よりも下るという実例は、私の調査の範囲におきましてはございません。
#22
○田島(ひ)委員 これはたしか郵政委員会か何かで、菅野副官房長官が申されたと思いますけれども、絶対に下らないというが、もし下つた場合にはどういう考えをお持ちになつておりますかという質問に対して、たしか(年号ぐらいの救済をする考えだというお答えがなされておると思いますが、電通関係ではどうなんでしよう。
#23
○楠瀬説明員 ただいま私どもが調べました結論といたしましては、大体マイナスになるものは出ないつもりでございます。もし出ました場合には、それは特殊の場合でございまして、十分検討いたしました上でできるだけ是正をいたしたい、こういう考えでございます。
#24
○田島(ひ)委員 ついでにあなたにちよつとお尋ねいたしますけれども、参議院の人事委員会で、あなたは一箇月分の年末手当、それから号俸調整には反対しておられたということを聞きましたけれども、そうでございますか。そういう人事委員会でのあなたのお言葉があつたと聞きましたけれども、どうですか。
#25
○楠瀬説明員 ちよつとお伺いいたしたいのですが、一箇月分に反対ということでございましようか。
#26
○田島(ひ)委員 いや、一箇月分の年末手当と、それから号俸調整には反対だということを申されたということですが……
#27
○楠瀬説明員 号俸調整をとるということについての反対でございましようか。――その通りでございます。
#28
○田島(ひ)委員 そうしますと、政府部内でも意見が相当対立しておるのでございますか。大体今度の給與ベース引上げについては、政府部内、電通関係内でも、意見が一致してないのでございますか。
#29
○楠瀬説明員 この問題は非常に急ぎました関係と思うのでありますが、私ども各省の人事担当官といたしまして、十分討議を盡すいとまがなかつたのでございます。従いまして号俸調整の問題、それから年末手当におきましても、私どもは十分参画して意見を述べる機会がございませんでしたが、後日になりまして、人事委員会に参考人としての意見を求められました際に、やはり一箇月は出してもらいたい。また号俸調整は、性格からいたしまして、当然の既得権と考えて、それを含めたもので調整をしていただくのがよくはないか、こういう意見を申し上げたのであります。
#30
○田島(ひ)委員 御承知のように今度のベース・アップは、下の方も絶対額においてはマイナスがないと言われましたけれども、上りましてもこれはほんとうの三階か四階からの涙金で、ここに出ております最低三百円という程度は、最近の物価の値上り、主食の値上り、特に朝鮮内乱以来のいろいろなものの値上りからいたしますならば、これは問題にならないと思いますが、政府部内においてすらそういうような、年末一箇月分の手当支給、号俸調整切下げについてのいろいろな反対の御意見がおありになるとすれば、これは重大な問題だと思うのであります。こういう点について参議院の電通委員会では、やはりこの問題で電通委員会自身が一致して、決議までしておられるということを聞いておるのであります。こういう点についてちよつと、これはここの電通委員会の委員長にお伺いいたしたいと思いますけれども、ここの委員会でも、やはり私は参議院あたりのこの御決議に同調いたしまして、そういうような決議に持つて行く御意思があるかないか。少くとも今度のベース・アップについては、浅井人事院総裁自身がすでにこれには反対しておられまして、このような程度では責任が持てないということを言つておられます。そうしてまた一部官僚によつてこれはでつち上げられた案だということも、これはもう公然とそう言われておるのですから、ぜひとも私はこの衆議院の電通委員会も、一箇月分の年末手当、それから号俸調整の切下げに対する反対の決議に持つて行きたいと思いますが、それに対する委員長のお考えをお伺いいたしたいと思います。
#31
○關内委員長 お答えいたします。ただいま田島君の委員長への御質疑に対しましては考慮中であります。以上お答えいたします。
#32
○田島(ひ)委員 考慮中という御返事がございまして、これはたいへんお含みのある御返答でございましたけれども何らか手を打つておられるのでありますか。今臨時国会でそのような方面に持つて行かれる運びがなされておりますか。具体的にどうですか、その点もう一つお伺いいたします。
#33
○關内委員長 御承知のように会期も明日一日になりましたので、その考慮中が具体的に参議院のように表現できるかどうかというのが、ちよつと疑問でありますけれども、その程度であります。できることなら、引続き通常国会も開かれることですふら、その上で考慮したい、かように考えております。
#34
○田島(ひ)委員 たいへんけつこうな御答弁をいただきまして、ぜひともこれは通常国会に引続きなされますように、年末も差追つて、今後一層働いておる人々の間でも、こういう要求が高まつて参りますから、ぜひともここで打切らないで、私はむしろ衆議院の電通委員会こそ、参議院に率先してこれをやらなければならなかつた。その点、われわれの手落ちもあつたのではないかと思いますから、ぜひとも各委員の方にもお願いいたしますし、委員長自身もぜひお骨折りをくださいますようお願いいたしまして、引続きこれは通常国会に持ち込みたいという私のお願いを申し上げておきたいと思います。
#35
○關内委員長 了承いたしました。
#36
○田島(ひ)委員 なお私少しベースアップの問題でもわからない点がありますけれども、この点はただいま郵政委員会の方でも柄澤さんが質問しておられますから、私はそう詳しくここでは質問いたしませんが、その他の点で、臨時雇いについてちよつとお伺いいたしたいと思います。電通関係は、定員法がしかれましてから、定員数が少くなつて、労働強化になつておりまして、臨時雇いも相当入つておると思いますけれども、その臨時雇いの数はどのくらいございますか。
#37
○楠瀬説明員 御承知のように各出御には定員が法律によつてきまつておりますが、仕事の繁閑等によりまして、やむを得ない場合には臨時雇いをいたしております。電気通信省といたしましても、いろいろの建設工事がございますので、場合によりましては臨時雇いを使つておりますが、工事が終りますごとに、そういうものは解散いたします。また新しい工事のときには募集してやる。次の工事に援続いたします場合には、引続いてやつていただいております。従いましてその数は一定しておりません。時々刻々かわつておりますので、ただいま確定的な数字をここで申し上げることは困難かと思いますが、私の記憶では大体三、四千内外が常時動いておるのではなかろうかと考えております。
#38
○田島(ひ)委員 この臨時雇いといいますのは、やはり公務員法の規定によつておりますものですか、どうなのですか。
#39
○楠瀬説明員 公務員法の規定によつておりません。
#40
○田島(ひ)委員 公務員法の規定によつておる臨時雇いは、現在ないと申されるのですか。
#41
○楠瀬説明員 この点はいろいろ待遇上の問題につきまして、たとえば共済関係の、取扱いをどういうふうにするか、医療その他の問題についで、普通の職員と、同じように取扱つた方がよいかどうかというような場合もございます。それらの職員は大体法令上、常勤とみなし得るような状態にある臨時雇いだけは、そういう関係に限りまして、一般公務員と同じような扱い方をいたしております。
#42
○田島(ひ)委員 そうしますと、この臨時雇いに対する今度のベース・アップの問題は、どういうような関係になりますか。その点を御説明願います。
#43
○楠瀬説明員 この点は法令上からは今回の給與改正に含まれないというわけになるのでございますが、実際問題といたしまして、賃金の単価を多少考慮しなければなるまい、こういうふうに考えております。
#44
○田島(ひ)委員 そうしますと、これは法規の上によつての考慮でございますか。具体的にどんな考慮がなされておりますか。その点もう少し具体的に御説明願います。
#45
○楠瀬説明員 これは主管といたしましては、経理御当局のことになるのでありまして、詳しいことは私から申し上げかねますが、大体予算面の賃金單価がございますので、それを多少増額する措置を講ずる必要が起つて来る、こういうふうに思つております。
#46
○田島(ひ)委員 お答えがたいへん漠としておりますけれども、今度のベース・アップとの関係で、漠然と上げるというような程度でございますか。それともそれに対する具体的な数字の上にはつきりした措置をとつておられるのかどうか。
#47
○楠瀬説明員 その点は大体今数字的に材料を持つておりませんので、ちよつとお答えいたしかねます。
#48
○田島(ひ)委員 そうしますとこの臨時雇いの方は、これは法規上はどうか知りませんけれども、実質的にはやはり働いて生活して、この年末を控えて相当困つておられる。その困り方には別にかわりないと思いますけれども、そういう人々に対してもつとはつきりとした法規上の正当な処置をやはりおとりになる考えがあるかないか。その点もう一つ伺いたいと思います。
#49
○楠瀬説明員 この点はただいま田島委員の仰せの通りでありまして、やはり臨時雇いでございましても、生活を保障して行ぐということにかわりはございませんので、詳しい法令上の根拠数字上の措置につきましては、ちよつと私この席でお答えいたしかねますが、その方針にはかわりはありません。
#50
○田島(ひ)委員 私もう少し質問をさしていただきたいのですけれども、今本会議から、何か決議を出すのに、人員が二十名ほど足りないから入つてくれというような申出が参りましたので、一応休憩にして、中にお入りいただくような措置はできませんでしよう
#51
○庄司委員 いまわれわれの同僚であり、当委員会の委員である田島君より、電通関係の職員等に対するあたたかい思いやりの御質問があられたことは、党は違つておりますけれども、私もまことに同感であります。私は予算委員もやつておりますが、予算委員会においても、半箇月分というようなけちなことを言わないで、大自由党を擁する憲政下においては、でき得べくんば一箇月程度のボーナスの給與をしてほしいということを強調したのであります。さような趣旨において、私は田島君が、われわれと政党は違つておるけれども、述べられたところの趣旨はまことに真理である、こういう点において同感でございます。ただわれわれのイデオロギーは、あたたかい、広い、深いヒューマニティーの上に立つて、働く者にでき得る限りの特に年末の給與を與えたいという、そういう念願から出発しておるのであります。階級的な意味において述べておるのではないのであります。田島君の御発言中に、委員長に対しても、またわれわれ委員に対しても呼びかけられて、適当な措置をできるだけすみやかな期間において善処されたいと、御依頼的な稔やかなお話がありまして、大いに胸を打たれるものがあるのでありますが、委員長におかれても、適当な時期にわれわれ委員会のあまり公でない――公でないというのは、懇話会的な会を一度お持ちくださいまして、もし不幸にして、ドツジ氏というわが国の財政監掛官がおられなくなりましたが、もし万々一この年末にわれわれの念願するような一箇月分の給與が不可能であつた場合には、さらに第十国会に予算をとつてもらつて、年度末等にその足らざるところを補つてあげるというような、十全の策があり得ると考えます。特にまた田島君の発言中には、臨時雇い的な労働者のためにも思いやりがあられました。まことにけつこうな御趣旨でありまして、クリスマス以後においては、屋外の自由労働者は大体仕事が切上げになりますが、その間働かなくても、働いたことに了承して、労働賃金を與えるという便法もあり得ると思います。私は青年の時代は、電信、電話関係の外線工事の職工、のその下の人夫をやつた人間であります。さような当時のことを思い出して、多少なりとも、特に家族を持つておる旨由労働者諸君、あるいは電通関係の臨時雇い的な筋肉労働者諸君にも、思いやりというようなことをやつてみたい。つきましては適当な機会に、委員長は懇談会といいましようか、懇話会といいましようか、そういう会を持たれて、皆様の総意をまとめ、適当な措置をとられることが望しいことであると思います。この際希望を言責申し上げておきます。
#52
○關内委員長 他に御質疑ございませんか。
 別に御質疑もないようでございます、から、この際一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。会期も余すところ一日と相なつたのでありますが、本委員会は会期がきわめて短時日でありました関係上、前後五回の開会をいたしたのみであります。しかしながら本委員会に付託されました請願並びに国政調査事件に関しましては、委員各位の御協力のもとに、つつがなく一応その審査を終了したのであります。ここに終始皆様の真摯なる御審議に、深甚なる謝意を表する次第でございます。以上簡単でありまするがごあいさつを申し上げる次第であります。本日はこれにて散会いたしまする
    午後二時二十四分散会
ソース: 国立国会図書館
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