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1956/12/05 第25回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第025回国会 議院運営委員会 第14号
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1956/12/05 第25回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第025回国会 議院運営委員会 第14号

#1
第025回国会 議院運営委員会 第14号
昭和三十一年十二月五日(水曜日)
    午後十一時四十一分開議
 出席委員
   委員長代理 理事 園田  直君
   理事 荒舩清十郎君 理事 長谷川四郎君
   理事 福永 健司君 理事 松岡 松平君
   理事 井上 良二君 理事 野原  覺君
      内田 常雄君    荻野 豊平君
      鹿野 彦吉君    菅  太郎君
      薩摩 雄次君    田村  元君
      坊  秀男君    松澤 雄藏君
      山中 貞則君    山本 正一君
      池田 禎治君    石山 權作君
      栗原 俊夫君    山本 幸一君
      渡邊 惣藏君    小山  亮君
 委員外の出席者
        議     長 益谷 秀次君
        副  議  長 杉山元治郎君
        事 務 総 長 鈴木 隆夫君
    ―――――――――――――
十二月五日
 委員渡邊惣藏君辞任につき、その補欠として石
 山權作君が議長の指名で委員に選任された。
同 日
 委員小牧次生君辞任につき、その補欠として渡
 邊惣藏君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 委員長不信任動議
    ―――――――――――――
#2
○園田委員長代理 それでは、ただいまより運営委員会を開きます。
 指名によりまして、私が委員長の職務を行います。
 これから委員長不信任の動議について議事を進めます。まずその趣旨弁明を願います。今までの経過によって、なるべく簡単にお願いいたします。
#3
○山本(幸)委員 それでは私から、ただいま委員長の御注意もございましたので、できる限り簡単に述べたいと思います。
 ただこの際、お断わりをしなければなりませんことは、御承知のように、議院運営委員会は、皆さんが常に言われておる通り、国会の運営をどのようにスムーズにやるかということが、われわれに与えられたきわめて重大な審議だと、このように私は考えております。特に運営委員会は、国会がいろいろ混乱する場合の緩衝地帯であることも、これはもうお互い運営委員として十分認識をいたしておると思うわけであります。
 そこで私は、まず今度の国会の性格を考えましても、二十四国会が終了して、七月と思いますが、わが党から臨時国会開会の要求を出したことは御承知の通りです。わが党が臨時国会の要求をいたしましたのは、これは言うまでもなく、災害の問題、それからさらに給与ベースの問題、こういうような問題で、私どもは急遽臨時国会を開いてもらいたい、こういう御要求を申し上げたわけです。ところがどんな御都合か、政府与党では臨時国会にはなかなか応じられなかった。そうしてその間、日ソ交渉を継続せられて、幸いに日ソ交渉は、御承知の通り締結せられたわけです。そこで日ソ交渉が終ると、今度は政府側から臨時国会の要求に応じたような形で、ほとんどせとぎわへきて臨時国会を召集せられた。
 そこで臨時国会が開かれるに際して、いろいろな問題が起きてきたのであります。これは私が言うまでもなく、最初にはスト規制法で、まずこの運営委員会でその扱い方について非常な混乱をした。ところがそのスト規制法は、政府与党が幸いに反省なすって、大体委員会省略というのを撤回せられて、そうしてこれを委員会へ付託された。それから同時にまた、当時国会の開会当初に、会期の問題がこの委員会で議論になったことは、御承知の通りであります。その会期の問題のときに、わが党から特に井上理事が党を代表して発言をせられて、会期は、日ソ交渉、あるいはスト規制、あるいは災害問題、給与ベースの問題等々、相当重要な問題が山積をいたしておりますので、そこで会期は、十分な審議がかりにできないかもしれないけれども、党は三十日を要求する、こういうことを井上理事から強く説明があったわけです。その当時に、政府与党の諸君の態度は、わが党の三十日の要求に対しまして、これに応ずるような様子は毛頭なく、二十一日間の会期を主張してこられたわけです。私どもは、そこでいろいろ与党と懇談をいたしました結果、その中間案をとりまして、会期は二十五日、こういうように両者間の妥結ができたわけです。その会期に基いて、私どもは本院をいかにスムーズに運営するかということに、全力をあげてあなた方にも協力する態度をきめておったことは、言うまでもございません。ところが、先ほど申し上げたように、その会期をきめる前後において、すでにスト規制法で、政府与党から、むしろこの扱いで混乱を巻き起すような手続をとられた。(「議長はどうした」「議長は病気だよ」と呼ぶ者あり)それが今申し上げたように、混乱の結果、やっと反省によって委員会へ付託せられたわけであります。そこで私どもは、いろいろ議長のあっせん等もありまして、スト規制法の委員会における審議の日程について皆さんと相談をいたしたわけです。その結果、審議の日程については、一応衆議院と参議院とが仲よく半分くらいに折半をすることにいたして、二十六日までに衆議院は大体スト規制法の審議を終了する。(「簡単にやれ」と呼ぶ者あり)今その経過を申し上げているのです。こういうようなことから、結局二十六日に審議を終えることに話し合いがつきました。そこで私どもとしては、両党間の話し合いでもあり、皆さんと紳士協定もいたしました手前から、それを守って、予定通り二十六日に、このスト規制法を上げて、参議院へ送付になったことは言うまでもありません。ところが、参議院へ回りますと、参議院におきましても、やはり衆議院と同様に、わが党の同志諸君は、何とか一つスムーズに審議をしようという、非常な努力を払われまして、そうして昨日まではきわめてスムーズに、これらの問題が委員会で審議を受けて参ったのです。しかるに政府与党の参議院の諸君が、何を勘違いしたか存じませんが、昨日の委員会は私は存じませんけれども、新聞等の報道、あるいはわが党の参議院の諸君からの報告を承わりますと、社労の委員会におきましては、わが党の諸君と政府与党の諸君との話し合いが議運の理事会で行われて、その話し合いの結果は、要するに、鳩山首相以下二大臣、つまり三人の大臣に御出席を願い、さらに質疑を続けて結論を出し、なるべくスムーズにやろう、こういう話し合いがついたわけであります。ところが、その話し合いがついて、社労の委員会を開きましたところ、突如としてその話し合いを全く無視いたしまして、そうしていきなり質疑打ち切りの動議を出して、直ちに討論採決に入る、こういうような動議を出されたわけであります。そこで、それでは話し合いが違うということで、初めてそこに社労において混乱が起きた次第でございます。これは明らかに私は、政府与党があまり無理をするものですから、その無理がたたって、あらゆる個所で混乱が起きておると存じております。また、参議院の外務委員会においてもその通りでありまして、参議院の外務委員会においては、わが党の曾祢君が日ソ交渉についてきわめて紳士的な態度で質問をいたしておりますと、動議であるかないかわからぬような発言をいたしまして、それを動議であるかのごとく解して、そうして突如としてそれを打ち切る、こういうやり方は、今回の政府与党の諸君の国会運営が非常に不手ぎわであるということを、私は暴露いたしておると思うものであります。
 そこで、そういうような混乱を大体与党の諸君が起しておいて、そうしてことさらに社会党を挑発する計画をいたしまして、何とか国民大衆に会期延長の理由を合理化そう、こういうことで、わざわざ混乱を計画せられた。その結果、昨夜の会期延長の問題を引っぱり出した。そうして本日も、聞くところによりますと、参議院の常任委員長会議を招集なさったわけであります。ところが、その常任委員長会議で、わが党から出ておりまする常任委員長の諸君六名が全員出席をいたしまして、そうして会期延長の必要でない理由、並びに常任委員長がそれぞれ担当いたしておりまする各種の法律案の進捗状況について、精細に御説明を申し上げ、そうしておるうちに、参議院のいわゆる常任委員長会議における座長がそれぞれ意見を聴取せられた。その意見が、まだわが党の常任委員長が二、三名残っておるにもかかわらず、賛否について全然意見を発表しないのにもかかわらず、突如として議長は退席をせられる。そこでわが党の常任委員長の諸君が、それでは不当である、国会運営を無視するものであるというので、議長室に押しかけまして、議長に対し抗議をし、あるいは懇談を求めておるやさきに、寺尾副議長が衆議院の議長の席へ参られまして、そうして中間的な報告をせられたわけであります。その中間的な報告をせられたが、ところが実はその寺尾さんの報告は、中間的な報告というものを全くたな上げにして、いかにも参議院の常任委員長会議で正式に賛否がきまったかのごとき誤まった報告を、益谷議長になされたわけであります。そこで益谷議長は、もともと良心的な人ですから、当然参議院の副議長から参議院を代表してそのような申し出があったものと解されて、そうして常任委員長会議を招集せられる運びをなすったことと私は存ずるわけであります。
 そこで、私どもは参議院の諸君を呼んで、いろいろその間のいきさつを尋ねてみますと、寺尾副議長の申し入れば、全くこれは不当であり、誤まっておるという事実が明らかになったわけであります。それは、ただいま申し上げたように、わが党の常任委員長が、まだ二、三賛否の態度を明らかにしないやさきに、中途ですでに散会したというような形でございまするから、従って、参議院におけるところの各常任委員長の意見の結果は出ておらない。これは御承知のように、常任委員長会議というものは、私が説明するまでもなく、皆さんヴェテランは十分御承知であろうと存じますけれども、国会法の規定によりまして、常任委員長おのおのの意見を聴取するということの規定がございますので、おのずから法律に基けば、何人おろうと、全常任委員長の意見を完全に求めて、その常任委員長の賛否の態度を明らかにしてからでなければ、私は結論が出たとは解しかねるのであります。それをいかにも結論が出たかのごとく益谷議長をたぶらかしに来た。このことは私は、国会を代表する参議院の副議長の、まことに独断専行であり、国会の権威を傷つけるような行為だと考えております。それで私どもは、その点を賢明なる益谷議長さんにいろいろ懇談をいたしておりまするやさきに、参議院のわが党の議員総会長である、責任者の岡田さんが来られて、そこで今私が説明したような事実を具体的に、詳細に、議長に紹介をなされました。その結果、議長も非常に良心的な方ですから、ちゅうちょせられたような気配が多分にございました。ございましたけれども、議長さんといたしましては……。
#4
○園田委員長代理 山本君、発言中ですが、ちょっと待って下さい。本日は時間もございませんので、この程度にして、明日は零時五分から開くことといたします。
 これをもって散会いたします。
   午後十一時五十六分散会
ソース: 国立国会図書館
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