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1955/02/29 第24回国会 参議院 参議院会議録情報 第024回国会 議院運営委員会 第21号
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1955/02/29 第24回国会 参議院

参議院会議録情報 第024回国会 議院運営委員会 第21号

#1
第024回国会 議院運営委員会 第21号
昭和三十一年二月二十九日(水曜日)
   午前十一時三十五分開会
    ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     石原幹市郎君
   理事
           剱木 亨弘君
           寺本 広作君
           天田 勝正君
           藤田  進君
           森田 義衞君
   委員
           石井  桂君
           斎藤  昇君
           佐藤清一郎君
           横川 信夫君
           阿具根 登君
           東   隆君
           岡  三郎君
           小林 武治君
           三浦 辰雄君
    ―――――――――――――
   議     長 河井 彌八君
   副  議  長 重宗 雄三君
    ―――――――――――――
  政府委員
   内閣官房長官  根本龍太郎君
  事務局側
   事 務 総 長 芥川  治君
   参     事
   (事務次長)  河野 義克君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
   参     事
   (記録部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (警務部長)  佐藤 忠雄君
   参     事
   (庶務部長)  渡辺  猛君
    ―――――――――――――
  本日の会議に付した案件
○議院運営小委員の補欠選任の件
○議院運営小委員予備員の補欠選任の
 件
○公聴会開会承認要求に関する件
○本会議における議案の趣旨説明並び
 に質疑に関する件
○公正取引委員会委員任命につき本院
 の同意を求めるの件
○今期国会における内閣の提出予定案
 件に関する件
○本院の警備に関する件
    ―――――――――――――
#2
○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。
 まず議院運営小委員及び同予備員の補欠選任の件を議題といたします。
#3
○参事(宮坂完孝君) 緑風会から、議院運営小委員に森田義衞君、議院運営小委員予備員に三浦辰雄君が推薦されております。
#4
○委員長(石原幹市郎君) ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。
    ―――――――――――――
#6
○委員長(石原幹市郎君) 次に、公聴会開会承認要求に関する件を議題といたします。
#7
○参事(宮坂完孝君) 法務委員長高田なほ子君から、公聴会開会承認要求書が提出されております。
 名称は、接収不動産に関する借地借家臨時処理法案、期日は、来たる三月十五日であります。
#8
○委員長(石原幹市郎君) 本要求に対し承認を与えることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。
    ―――――――――――――
#10
○委員長(石原幹市郎君) 次に、本会議における議案の趣旨説明、並びに質疑に関する件を問題といたします。
 理事会におきまして協議いたしました結果、健康保険法等の一部を改正する法律案及び厚生年金保険法の一部を改正する法律案につきましては、本会議においてその趣旨の説明を聴取し、なお次の要領によって二件を一括して質疑を行うことに意見が一致いたしました。
 すなわち時間は、自由民主党三十分、社会党二十五分、緑風会二十分、人数は各派一人、順序は大会派順。
 以上でありますが、理事会申し合せの通り決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。
    ―――――――――――――
#12
○委員長(石原幹市郎君) 次に、公正取引委員会委員任命につき本院の同意を求めるの件を議題にいたします。
 前回、田中官房副長官から大体の説明を承わり、一応の質疑もいたしたのでありますが、なお質疑の足らざるととろ、あるいは政府側の答弁の補足等が若干残っておったように思います。これを問題にいたします。
#13
○政府委員(根本龍太郎君) 先般田中副長官から御説明いたした通りでありますが、中村清君は、自由民主党結党のときには入党いたしておりません。自由党に所属しておりましたままその後政界に立たないという決意のもとに自由民主党結党のときには入党いたしておりません。従いまして現在党籍を持っていないのであります。
#14
○藤田進君 そういたしますと、自由党並びに民主党の統一に際しては、当時の党員のうち、特に佐藤榮作君のごとき入党しないという意思表示をした者以外は、一切包含されるものと解しておったわけでありますが、あらためて入党届による結党であったのかどうか伺います。
#15
○政府委員(根本龍太郎君) 当時国会議員につきましては、総括して、入党をしないという意思表示をした者以外は両党が合同するという党議に基いて決定しましたので、その当時は、すぐには入党の手続はとらない。しかし現役にあらざる人々につきましては、御承知のように支部結成が各地において行われ、そのときには、すべて入党書を取って党員に登録しておった、こういう状況でございます。
#16
○藤田進君 そうしますと、現在は中村清君については、結党当時入党しないという特に意思表示があって、いわゆる自由民主党員としての扱いを受けていないし、党員ではないということになるのですか。
#17
○政府委員(根本龍太郎君) さようでございます。
#18
○藤田進君 一月二十四日の解散のときに立候補せられておりますか。
#19
○政府委員(根本龍太郎君) この前のことですか。
#20
○藤田進君 昭和三十年の一月二十四日ですね。
#21
○政府委員(根本龍太郎君) 立候補していない状況でございます。
#22
○藤田進君 そういたしますと、二十八年四月十九日の選挙の際当選せられた、これは二十六回選挙ですが、それ以後は政界、衆議院議員に立候補されていないということで間違いありませんか。
#23
○政府委員(根本龍太郎君) 間違いありません。
#24
○藤田進君 それから今、官房長官のお話によると、これはただいま御説明のように、公正取引委員でありますから非常に重要だと思いますが、この委員に在任の期間は、ただしましたところ二月三日までということになっていまするので、いずれにしても、三十二年の二月三日ですが、約一年間あるわけですが、少くとも任期中というか、再度政界に立たないという意味の点から見れば、近き将来衆議院の総選挙あるいは参議院の選挙等があっても、御当人の決意としては、政界には出ない、立候補しないという意思表示があったわけでしょうか、どうでしょうか。
#25
○政府委員(根本龍太郎君) 本人は、今後政界に出るという意思は全然ないという旨を明確に私のところまで言って参りましたし、また党の方にも聞いてみましたら、本人もそう言うし、党としても、今後近く選挙等がありましても、立てるという意思はないということを確かめましたので、この公正取引委員会の委員に内閣が推薦するので、そのことも十分確かめた上でやったわけでございます。
#26
○委員長(石原幹市郎君) ほかに……。
#27
○藤田進君 以上の質疑がありましたが、なお私の方でも検討いたしたいと思いますから、次会以後にその決定をお願いしたいと思います。
#28
○委員長(石原幹市郎君) それでは、これはなお各会派で検討されているようでありまするから、この決定は次会以後に持ち越したいと思います。
    ―――――――――――――
#29
○委員長(石原幹市郎君) 次に、前回田中官房副長官から説明のありました内閣の議案提出予定につきまして、御質疑があればこれを許します。
#30
○藤田進君 資料について確かめますが、二十七日付でいただきましたものと違う点は、私ども当日提出予定日をただし、その発言がありましたので記録いたしましたが、それと、どのように違っているのか。ただ日にちが違うというだけなのかどうか。
 二十七日と二十八日の資料の違いです。見ればわかるでしょうが、一つお出しになった方で説明して下さい。
#31
○政府委員(根本龍太郎君) 先日副長官が申し上げましたうち一点だけ違っております。それは第一ページの九行目の消防団員等損害補償費補助法案、これは未定となっておりますが、それでございます。これは前回、副長官から申し上げたときには、消防施設強化促進法の一部を改正する法律案ということで出すという意味でありましたが、その後関係省間の協議の結果、ただいま申し上げたように消防団員等損害補償費補助法案という議題の形にいたしたい、こう思っておる次第であります。あとは変更ございません。
 それからなお、これは閣議決定の日時が二、三違ったものがございますが、総括して私から御説明申し上げます。
 本日現在の法律案の進渉状況を申し上げますと、すでに国会に提出した法律案は八十三件でございます。さらに今後提出を予定しておるのは、この表に載っておるものでございますが、九十一件でございます。右の九十一件のうちお手元に配付してある資料の中で、二月二十八日閣議決定予定のものとしては十件がありますが、これはすでに十件とも出ております。さらに厚生保険特別会計法の一部を改正する法律案及び船員保険特別会計法の一部を改正する法律案の二件、これも閣議決定いたしましたので、合計十二件になっております。現在印刷中でありますので、これは数日中に提出すべき予定のものでございます。
 なお今後提出を予定している法律案については、特別の事情が出て参りますれば別でございますが、三月九日までに閣議決定するように極力各省を督励している次第でございます。それから閣議決定予定日が、三月中旬あるいは三月下旬となる法律案については、それぞれ特殊の事情があるものでありますが、これは解決次第に早急に提出する運びといたしたいと思っております。
 閣議決定が三月中旬以降となると思われるものの事情を簡単に申し上げますというと、まず栄典法案でございます。これは審議会の答申がようやく一昨日出て参りましたが、これは非常に重要な法案でありまするので、さらに閣議において十分慎重に検討して参りたいと思いまするので一応三月中旬と考えている次第でございます。
 その次に、国家行政組織法の一部を改正する法律案、いわゆる行革の問題でございまするが、これは現在答申案は出て参っておりますが、これもまた非常に重要な問題でありまするので、閣議でさらにこの答申案を十分に検討いたしまして、三月の中旬以降には閣議決定の上御提出申し上げたいと存じます。
 それからもう一つは、公職選挙法の一部を改正する法律案、これはまだ正式に答申案が出て参っておらないのでございます。従いまして正式に答申案が参りましてから、さらにこれは党でもいろいろ意見があるようですから、それをも勘案いたしまして成案を得たいと考えております。
 それから農業団体整備強化に関する法律案、これは農業災害補償法の一部を改正する法律案とともに、いろいろこれは御意見がたくさん与野党においてもあり、いろいろ論議されている問題でございますが、これも十分に閣議において審議いたしたいと思いますので、これは三月中旬以降にならざるを得ないと考えております。
 それから肥料需給安定法の一部を改正する法律案、それから家畜商法の一部を改正する法律案も、これもまだ検討が十分終結しておりません。これもおくれる模様です。
 それから森林開発公団法案でございますが、これは大体三月十六日ころに閣議決定いたしたいと考えている次第でございます。
 それから倉庫事業法案、これは文案作成中でございまして、これも若干の時日を要するような状況でありますので、三月中旬以降あるいは下旬になるかもしれません。それから水難救助法案も同様でございます。なお小型船海運組合法案も同様でございます。
 その次に、気象庁設置法案でございますけれども、これは行政機構改革の根本方針が決定されましてから、それとの関連において案文を作りたいと思いますので、これも三月十六日の閣議において決定したいというプログラムを組んだ次第でございます。
 その次に工鉱業地帯整備促進法案、これはまだ成案を得ておりませんので、引き続き検討中でありますので、これも若干おくれる予定でございます。それから道路法の一部を改正する法律案、これも同様でございます。
 それから首都圏整備法案、これは一応三月十六日を予定して踊りまするが、これは関係各省の意見がまだまとまっておりませんので、三月十六日にはぜひ閣議決定をいたしたい。
 それから官庁営繕法の一部を改正する法律案でございまするが、これは関係省の意見の調整中でございまして、これも三月中旬以降になるのではないかと考えております。
 それから地方自治法の一部を改正する法律案は、これは例の五大市の問題でございまして、まだ意見の最終的妥結を見ておりませんので、これもおくれる予定でございます。それから地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案、これも、従いまして五大都市との関係がございますが、これも同様でございます。
 それから外務省、厚生省、農林省、通産省の各設置法の一部を改正する法律案でございますが、これは現在行管と各省との間の意見調整をしておりますので若干おくれる、こういうような状況でございます。
 それから総理府、建設省、防衛庁、自治庁の各省おのおのの設置法の一部を改正する法律案及び内閣法の一部改正法律案、これは先ほど申し上げましだ行政機構改革の問題と関連しまして、そちらの方が解決すれば、同時に提出申し上げたいと思います。
 それから海外移住法案でございますが、これも現在各省間でいまだ意見の一致しないものがありますので、若干おくれる予定でございます。次の移住団体等に関する法律案も同様でございます。
 それから債権管理法案は、一応の成案は得ておりまするが、これは重要法案でありますので、相当、さらに慎重に協議する必要がありまするので、今しばらく時間をかしていただきたいと思います。
 それから接収貴金属等の処理に関する法律案でございまするが、これは一応三月十六日に閣議決定を予定しておる次第でありまするが、これにもいろいろの御意見がございまするので、なお慎重に検討をいたしておる次第でございます。
 その次に協同組合の保険事業に関する法律案、これはまだ各省間の協議が十分熟しておりませんので、これは三月中旬以降になる見込みと考えておる次第であります。三月下旬になるかもしれないということでございます。
 それからもう一つ、これはこの調べには出ておりませんが、海岸法案を、これは議員の方々で、これは与野党で海岸法案を出したいというような意見がございまするが、これは相当将来予算を伴う法でございまするので、議員提出にするか政府提案にするかという問題を内容について今検討中でございます。
#32
○藤田進君 ただいま大体の御説明があったのですが、いずれも非常におくれているように思うわけでございますが、この中でも、今おそらく問題になっているのは小選挙区制という内容をもつ公職選挙法の改正であろうかと思うわけですが、これについては、調査会の答申を待って出したいということでありますが、これについては調査会の答申が完全になされるまでは提出はしない、答申を待って提出をするということについて、そういうような発言があったように思うわけですが、さように解釈して間違いありませんか。
#33
○政府委員(根本龍太郎君) ただいま御指摘の通り、正式に答申案が出て参りまして、それから政府において検討の上、成案を得たいと思っておりますので、答申案が出ないうちに政府が提案するという考えは持っておらないのでございます。
#34
○藤田進君 答申案がいつごろ出ると予想されて政府においてはおられるか、その点をお伺いしたい。
#35
○政府委員(根本龍太郎君) これは、委員会が独自にやられることでありますので、はっきりと申し上げることは困難でございますが、小委員会においては一応原案を作成しておるのだそうでございますが、全体会議においてこれが決定されるには、まだ若干の経緯があろうかと思いますので、ここ十日ぐらいは時間がかかるのではなかろうか、こういうふうに予測しておるのでございますが、これは確定的のことはちょっと申し上げかねる次第であります。
#36
○藤田進君 これは御承知の通り、かなり期間もあり、問題を露呈しておる案件の一つであろうと思うのですが、これが非常におくれて出る可能性が強いということになりますと、少くとも全体会議が持たれて答申をなさるまでには、ここ十日というよりももっとかかるかもしれない、これは委員会がおやりになることでありますが、かような重要な問題について、審議期間のないということでは非常に問題がありますが、この際、私はこういうものは、そう拙速でお出しにならぬように希望を申し上げたいと思います。
#37
○天田勝正君 ただいまの御説明の中に、売いん防止法案のことについて述べてありませんが、これは希望としては、わが会派からは重要法案としての扱いを要望いたしております。すなわち本会議において説明を聴取する。ところがこれは、非公式でございましたけれども、売いん防止法案そのものを提出しないで、何か売いん防止に関する審議機関を設ける内容を持っておる法案を予定しておるというようなことも、与党の方から伺っておるわけでございますが、この売いん防止法案は、すでに政府としては提出するということでございましょうか、あるいは先に私が申し上げましたように、そうでなく、この売いん防止の扱い等をいかがいたすかというような審議機関を設ける、こういうことでございましょうか。それによってわが会派は質問者を決定いたさなければならないことでありますから。
#38
○政府委員(根本龍太郎君) 御指摘になりました売淫対策審議会を作る法律案は、総理府設置法の一部改正で出しておる次第でございます。売いん防止法案そのものにつきましては、先般この売いん禁止に関する法律案が提案され審議されておる過程におきまして、当時もすでに、これは法律に基く審議会ではございませんでしたが、審議会が設けられて、そこで国会が終った当時、答申案が出たのでありましたが、これは問題が非常に重要な問題であるから、さらに強力な審議機関を設けて、その機関にかけろという御決議がありましたので、ただいま申し上げたように売春対策審議会を設けることの法律を今提案しておる次第でありますが、従いましてこの売いん防止法案をこの売春対策審議会にあらためて諮問をいたしまして、その後に提案いたしたい、こういうように考えておる次第であります。
#39
○天田勝正君 それから前回配布されました資料の中に、繊維工業設備臨時措置法案、こういうものがあったわけですけれども、今の、きょうちょうだいした資料の中には、これがないように見受けますけれども、これも実は重要法案扱いに本院ではいたしたいという考えをわが会派としては持っているわけです。この法案はどうなっておりますか。
#40
○政府委員(根本龍太郎君) もう出ております。
#41
○阿具根登君 ちょっと今の問題ですがね、売春対策審議会に関する法案が今出ておる。そうすると、これも相当時間をかけると思うのですが、それに売いん防止法案をかける、作ってもらう、こういうことになれば、政府が予定しておられる三月の下旬にこれはできますか。本国会に出す自信がありますか。
#42
○政府委員(根本龍太郎君) これは、審議会との関係もありまするので、確定的に申し上げかねるのでありますが、政府としては、ぜひ出したいということで、実は関係省の間におきましては、売春取締りの草案は、相当程度今進行いたしている次第でございます。従いまして、もしこれが審議会においてかけられて、これは売いん取締りに関するところの問題は、非常に広範な問題でありまするので、あるいは全般的な措置の問題はあとにしても、取締法だけは出すべきだというような御回答でもございますれば、あるいは案外早く提案することができるのではないかと考えております。
#43
○阿具根登君 これはすでに法案として出されたこともありますし、相当もまれておる問題であって、これを政府が、もう出す間際になって、こういう売春対策審議会を作ることは、屋上屋を作ることであり、かえって法案が遅れることになる。政府の考え方では、遅れるために出されたのではないんですか。この対策審議会は……。
#44
○政府委員(根本龍太郎君) ちょっと速記をとめていただいて……。
#45
○委員長(石原幹市郎君) 速記をとめて。
  〔速記中止〕
#46
○委員長(石原幹市郎君) 速記をつけて。
 ほかにこの問題について。
#47
○岡三郎君 ちょっと一言。この売いん防止法案、今お話を聞いていて、これは予算を全然伴わない法案になっておりますのは、これはどういうわけですか。全然予算を半わないで出すつもりですか、この売いん防止法案というのは。
#48
○政府委員(根本龍太郎君) この問題については、実は特別にこのために項を設けてはやっておりません。調査費は入っております。それから実は厚生省、法務省等についても、若干それを予定して活用できるような仕組みにはなっておるわけでございます。
#49
○岡三郎君 まあ官房長官が、この程度のお答えでは……。これの要点は、答申案が出て、予算が伴うということになってきた場合にどうするかというような問題も出てくるかと思いますので、ここに出ておる法案で、「※印は予算を伴うものを示す。」という中に入っていないということは、私は遺憾だと思います。もう少しこの点は、売いん防止法案をかりに出す場合に、答申案に伴って予算を伴うという場合には、一体どうするのかというふうなことの腹を聞かしてもらいたいと思います。重要法案だということでありながら、予算をこの問題については直接考えていないということなら、私は重要な問題だと思うので、その点、今すぐここでどうしろというわけにはいかぬと思うので、御答弁の御用意を願っておきたいと思います。
#50
○委員長(石原幹市郎君) それでは官房長官、よろしゅうございます。
 ちょっと速記をとめて下さい。
  〔速記中止〕
#51
○委員長(石原幹市郎君) 速記を始めて。
#52
○阿具根登君 今の問題で、もう私は質問しまいと思ったのですが、一つ大きな食い違いがあるようですから、これだけ質問して、それから要望に入りたいと思います。
 今、事務総長の話では、衆参両議院議長の話し合いにおいて、こういうデモがあるようだから百名くらいの警備をしたい、こういうことであった。こういうことを言われました。私は当日、衆参両院の議員総会におりまして、社会党の代表として折衝に当ったものですが、参議院には、議長さんも副議長さんも事務総長もおられない。そうして衆議院に行って当りますと、副議長、事務総長のもとで、衆議院は一人の要請もしておりません、全然警戒の要請はしておりませんということをはっきり総長はいっておられます。どちらが正しいか。
#53
○事務総長(芥川治君) こちらの方が正しいのでございます。あれは衆議院の方は、警務部長に何百名までかまかしておって、事務総長に事前に報告していなかったわけであります。私の方は、警務部長から事前に、私並びに議長に何名要請いたしますという報告がありました。これは衆議院も同様の数を要請しております。これが正しいのであります。
#54
○阿具根登君 ここで言い合いをしても同じことですから、これは党の方に持ち返って、衆議院の方でやっていただきますが、衆議院の方で言いましたのは、それと全く逆のことをいわれた。たとえば、予備隊その他演習等をやる場合において、国会において何ら差しつかえない、休会その他で、何ら差しつかえないときには、この国会の中に自動車その他人員の待機等をやられる場合もございます、そういうことは、私たちも認めております、たまたまきょうは、衆議院の方にもそうないし、参議院の方にもそうないので、それを適用されて入ってこられたものだと思いますけれども、議長として、このデモに対して、一人の警戒も要請しておりませんということは、はっきり言っておられることなんです。
 それはここで、あなたとやりとりしても、公式の場所だからあなたの言われるのが正しいと思いますから、それは衆議院の方でまたやりますが、そとで御要望申し上げたいことは、たとえば、今総長も言われたように、たくさん人がくる、それで百人もの要請をしておったところが、一時まで何事もなかったので帰ったとおっしゃいますけれども、御承知のように、あのデモは一時からのデモなんです。その陳情、デモと言えばデモでしょう、陳情にくるのは、これは一時からの陳情なんだ。それだけ、警戒の警官まで頼んで、そうして警備しなければならないようなときに、議長さんはそれは所用でおられなかった、やむを得ません。副議長さんはやむを得ない御用がおありだったと思います。そうしたならば、事務担当者のあなたが、それだけのことを知っておりながら、それだけのことを配置しておりながら、何らここにおられずに、そうして警務部長に頼んでいかれたというのは、あまりにも軽率じゃないか。私は、そういう、新聞等も見られて、これは多くの人が出てくる、大きな問題が起るかもしれない。そのためにわざわざ院内にも警官の派遣を頼んだというようなときであったならば、責任上私はおられるべきであると思うが、それがあったにしろなかったにしろ、議長さんのお話をお伺いしても、どういうことがあるかもわからないから、こういう警戒をしたのだということになるならば、せめて事務担当者としての事務総長は、やっぱり議院内におるべきじゃなかったか、私は、今後こういうような場合に、こういう処置をとってもらうことは、私は非常に不賛成なんですけれども、職務上そういうことをしなければできないというような場合には、やはり責任者の一人としてはおっていただきたい、おってもらいたい。こういう強い御要望を申し上げておきたいと思います。
#55
○事務総長(芥川治君) 私の情勢判断が事前に、すでに本日は大して集ってこないという情報を正式に得た、従って警務部長に、一時から先のことについては、もしも何かあれば、すぐ電話連絡をしてもらいたい、こういう連絡をとって帰ったわけであります。おっしゃる通り、さらに、私もおった方がいいという御要望がありますならば、今後そういう事態が済むまで私はおるつもりであります。
#56
○委員長(石原幹市郎君) 本日は、とれをもって散会いたします。
   午後零時三十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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