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1955/12/13 第23回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第023回国会 本会議 第8号
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1955/12/13 第23回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第023回国会 本会議 第8号

#1
第023回国会 本会議 第8号
昭和三十年十二月十三日(火曜日)
    ━━━━━━━━━━━━━
 議事日程 第八号
  昭和三十年十二月十三日
    午後一時開議
 第一昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案(内閣提出)
    ━━━━━━━━━━━━━
●本日の会議に付した案件
 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員辞職の件
 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙
 裁判官訴追委員辞職の件
 裁判官訴追委員の選挙
 日程第一 昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案(内閣提出)
 交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出)
    午後一時四十七分開議
#2
○議長(益谷秀次君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○議長(益谷秀次君) お諮りいたします。裁判官弾劾裁判所裁判員濱地文平君、同松山義雄君及び同山本粂吉君から裁判員を辞職いたしたいとの申し出があります。また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員米田吉盛君及び同堀内一雄君から予備員を辞職いたしたいとの申し出があります。右申し出をそれぞれ許可するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって許可するに決しました。
     ――――◇―――――
#5
○議長(益谷秀次君) つきましては、この際裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備員の選挙を行います。
#6
○長谷川四郎君 裁判官弾劾裁判所裁判員及び同予備負の選挙は、その手続を省略して議長において指名せられ、予備員の職務を行う順序については議長において定められんことを望みます。
#7
○議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。
 議長は、裁判官弾劾裁判所裁判員に池田清志君、田中伊三次君及び山本正一君を指名いたします。
 また、裁判官弾劾裁判所裁判員の予備員に高村坂彦君及び椎名隆君を指名いたします。
 なお、予備員の職務を行う順序は、高村君を第一順位、椎名君を第四順位といたします。
     ――――◇―――――
#9
○議長(益谷秀次君) 次にお諮りいたします。裁判官訴追委員江崎真澄君、同高木松吉君、同高橋禎一君及び同灘尾弘吉君から訴追委員を辞職いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって許可するに決しました。
     ――――◇―――――
#11
○議長(益谷秀次君) つきましては、この際裁判官訴追委員の選挙を行います。
#12
○長谷川四郎君 裁判官訴追委員の選挙については、その手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。
#13
○議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。
 議長は、裁判官訴追委員に内田常雄君、世耕弘一君、瀬戸山三男君及び淵上房太郎君を指名いたします。
     ――――◇―――――
 日程第一 昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案(内閣提出)
#15
○議長(益谷秀次君) 日程第一、昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案を議題といたします。委員長の報告を求めます。地方行政委員長大矢省三君。
    〔大矢省三君登壇〕
#16
○大矢省三君 ただいま議題となりました昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案について、地方行政委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 地方財政の窮状を打開し、その健全化をはかるために、地方財政に根本的改革を加え、赤字発生の原因を除去することが刻下の急務でありまして、昭和二十九年度までの赤字解消は、目下継続審議中の地方財政再建促進特別措置法案の成立に待つことといたしまして、さしあたり赤字発生必至の事態にある本三十年度の地方財政を速急に処置することが緊要であります。
 本法案は、この当面の措置として、とりあえず本年度地方団体に対して百八十八億円の財政措置を行わんとするものでありまするが、その内容につきましては、本会議において、政府の説明並びにこれに対して質疑が行われましたので、すでに御承知のように、国質において、一般経費の節約、公共事業の練り延べ等によって百六十億円の財源を捻出することとし、これに伴う予算補正は次期国会に譲り、とりあえずこれに見合うところの金額を交付税及び譲与税配付金特別会計における出入金によって措置し、これを、地方交付税の交付の例によって、臨時地方財政特別交付金として地方団体に交付しようとするものであります。
 本案は、去る八日本委員会に付託、翌九日提案理由の説明を聴取し、引き続き質疑に入りましたが、論議の中心になりましたのは、本法による措置が財源措置としてはきわめて不明確かつ不徹底なものであり、ことに、公共事業繰り延べに伴う地方債の不用分を新たな財源としてみなすことは、地方団体の負担を将来に転嫁するものであり、かえって赤字発生の原因を残すことにもなるという点であります。この詳細は会議録に譲ります。
 十二日質疑を終了、討論に入りましたところ、鈴木委員は自由民主党を代表して賛成、北山委員は日本社会党を代表して反対の意見を述べられました。
 次いで採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決しました。り次のごとき附帯決議の動議提案が上りました。
  附帯決議
 今回の地方財政に対する一八八億円の財源措置の中、地方起債引当分四億円並に地方公務員に対する期末手当の財源捻出不能分については、通常国会において必要な財政上の調整措置を講ずべきである。
 右決議する。
 この決議案は、採決の結果、全会一致をもって可決せられました。これに対して太田自治庁長官より、附帯決議の御趣旨につきましては、とくと了承いたしました、私といたしましては、御趣旨に対しましては極力力を尽したいと考えております。この発言があり、また、一萬田大蔵大臣よりは、決議は了承いたしました、十分検討の上、御趣旨に沿いますよう努力いたします、との発言がございました。
 以上、御報告を申し上げます。(拍手)
#17
○議長(益谷秀次君) 採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#18
○議長(益谷秀次君) 起立多数。よって本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)
     ――――◇―――――
 交付税及び議与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案(内閣提出)
#19
○長谷川四郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、この際、内閣提出、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、右両案を一括議題となし、委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
#20
○議長(益谷秀次君) 長谷川君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって日程は追加せられました。
 交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。大蔵委員長松原喜之次君。
    〔松原喜之次君登壇〕
#22
○松原喜之次君 ただいま議題となりました食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案外一法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 まず、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。
 この法律案は、食糧管理特別会計における食糧証券、借入金及び一時借入金の限度額は現在二千六百億円と定められているのでありますが、本年産米の増収による政府買い入れの増加等によりまして、借入金等のピーク時である十二月末において、借入金等の残額は約三千四百億円となることが予想されますので、これに若干の余裕を見込んで、この際、右の発行限度を九百億円引き上げて三千五百億円に改正しようとするものであります。
 この法律案につきましては、去る十二月六日、政府委員より提案理由の説明を聴取し、慎重審議に当ったのでありますが、まず、本年度に生ずる見込みの食管会計の赤字補てんをどうするかとの質疑に対して、政府委員より、現実に赤字の金額及び原因を検討して適切な措置をとりたいとの答弁がありました。また、借入金等の限度額をこえて、農林中金が食糧買い入れのための立てかえ金を支払っているが、かくては限度額をきめた意味がないではないかとの質疑に対して、立てかえ払いは法律的には借入金に含まれず、なお、立てかえ払いは農林中金が政府支払いの代行をしている結果、その代行事務の対価として、これに対して利子を支払う必要があるとの答弁がございました。その他、食糧行政の各般にわたって種々質疑が行われましたが、その詳細は速記録に譲ることといたします。
 本案につきましては、審議の結果、本十三日質疑を打ち切り、討論を省略いたしまして、直ちに採決いたしましたところ、本案は全会一致をもって原案の通り可決いたしました。
 次に、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。
 この法律案は、別途今国会に政府から提出されました昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案により、地方財政の赤字対策として総額百六十億円の臨時地方財政特別交付金を本年度限り地方団体に交付する臨時措置に伴いまして、この交付金に関する経理を交付税及び譲与税配付金特別会計において行うこととし、この交付金に相当する金額は、予算で定めるところにより、一般会計から同会計に繰り入れることができることとするとともに、この交付金を支弁するため必要があるときは、同会計の負担において長期借入金をすることができるようにいたそうとするものであります。
 この法律案につきましては、去る十二月十日政府委員より提案理由の説明を聴取し、直ちに質疑に入りましたが、その質疑応答を通じまして、この長期借入金は、予算説明では隻金運用部から借り入れることにしているが、実際は無利子の国庫余裕金の繰りかえ使用によることにしていること、また、来たる通常国会で一般会計の補正予算を提出して、これが処理をはかることが明確にされました。なお、このようなこそくな弥縫策に対する政府の政治的責任について質疑がありましたが、これに対しては、政府委員より、最善ではないが、やむを得ない応急措置であるという答弁がありました。その他質疑応答の詳細に関しましては速記録に譲ることといたします。
 本案につきましては、審議の結果、本十三日質疑を打ち切り、直ちに討論に入り、石村英雄君は日本社会党を代表して、石野久男君は労働者農民党を代表してそれぞれ反対の旨討論せられました。
 次いで採決いたしましたところ、本案は起立多数をもって原案の通り可決いたしました。
 右、御報告いたします。(拍手)
#23
○議長(益谷秀次君) これより採決に入ります。
 ます、交付税及び譲与税配付金時別会計法の一部を改正する法律案につき、採決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#24
○議長(益谷秀次君) 起立多数。よって本案は委員長報告の通り可決いたしました。
 次に、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○議長(益谷秀次君) 御異議なしと認めます。よって本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)
 明十四日は定刻より本会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後二時四分散会
ソース: 国立国会図書館
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