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1947/10/07 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第9号
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1947/10/07 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第9号

#1
第001回国会 予算委員会 第9号
昭和二十二年十月七日(火曜日)
    午後二時零分開議
 出席委員
   委員長 鈴木茂三郎君
   理事 川島 金次君 理事 黒田 寿男君
   理事 小島 徹三君 理事 庄司 一郎君
   理事 川野 芳滿君
      稻村 順三君    海野 三朗君
      加藤シヅエ君    河合 義一君
      島田 晋作君    中崎  敏君
      中原 健次君    西村 榮一君
      押川 定秋君    川崎 秀二君
      古賀喜太郎君    五坪 茂雄君
      鈴木 明良君    佃  良一君
      山崎 岩男君    青木 孝義君
      磯崎 貞序君    角田 幸吉君
      西村 久之君    世耕 弘一君
      苫米地英俊君    今井  耕君
      大神 善吉君    野坂 參三君
 出席國務大臣
         大藏大臣   栗栖 赳夫君
 出席政府委員
       大藏政務次官   小坂善太郎君
        大藏事務官   河野 一之君
        大藏事務官   長沼 弘毅君
 委員外の出席者
        專門調査員   芹澤 彪衞君
        專門調査員   小竹 豊治君
    ―――――――――――――
十月四日
 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第四號)
 昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第一號)
の審査を本委員會に付託された。
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)
 昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第一號)
 政府支出削減に關する政府宛覺書に關する件
    ―――――――――――――
#2
○鈴木委員長 それでは開會いたします。
 議案はまず最初に、昭和二十二年度一般會計豫算補正(第四號)竝びに昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第一號)これを議題といたします。いわゆる千六百圓と千八百圓の補正する二百圓の支給に關する問題であります。大藏大臣の提案の御説明を願います。
#3
○栗栖國務大臣 提案の説明をいたします。昭和二十二年度一般會計豫算補正(第四號、)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第一號)について御説明いたします。
 政府は政府職員に對し給與月額の二割ないし十二割に相當する金額を一時手當として支給することとし、これに關する法律案は別途御審議をお願いいたしているのでありますが、この法律の實施に伴つてただちに必要と相なりまする給與關係の豫算を、他の部分と切り離しまして、昭和二十二年度一般會計豫算補正(第四號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第一號)として、提出いたします次第であります。
 政府職員に對する一時手當支給に必要な經費として、豫算を増額する金額は、一般會計におきまして三億五千七百餘圓、特別會計におきまして七億三千二百餘萬圓、合計十億九千餘萬圓であります。
 まず、一般會計豫算補正につきましてその内容を申し上げます。一般會計歳出豫算の追加額三億五千七百餘萬圓の内譯は、國會、裁判所職員及び政府機關職員に對する一時手當支給に必要な經費二億五千二百餘萬圓、警察職員に對する一時手當支給に必要な經費を國庫において、負擔するため、地方警察費國庫負擔金の増加二千四百餘萬圓、小學校及び新制中學校教員に對する一時手當支給に必要な經費を地方公共團體に補助するため六千八百餘萬圓、地方共公團體における國庫補助職員に對する一時手當支給に必要な經費を補助するため九百餘萬圓、厚生保險特別會計所屬職員に對して支給する一時手當の財源の一部を一般會計において負擔するため二百餘萬圓と相なつております。
 この一般會計歳出豫算追加額の財源でありますところの、歳入豫算の追加額の内譯を申し上げますれば、本年七月の價格改訂に伴う刑務所の作業收入の増加四千四百餘萬圓、國有の役牛役馬を農家に拂下げることによる收入千九百餘萬圓、政府所有にかかる日本證券取引所の出資證券、及び憲法第八十八條の規定によつて國に歸屬した皇室財産中の有價證券の賣却による收入見込額三千七百餘萬圓、舊陸海軍恤兵金等の未整理分の受入見込額五千二百餘萬圓、寶籖等の發行増加による國庫納金の増加見込額二億圓、昭和二十年度剩餘金の受入三百餘萬圓、合計三億五千七百餘萬圓と相なつております。
 次に特別會計豫算補正について申上げます、特別會計所屬職員に對する一時手當支給に必要な經費は、各會計を通じまして合計七億七千六百餘萬圓でありますが、このうち既定豫算の豫備費を減額修正いたしまして、その財源に充當します額が四千三百餘萬圓ありますので、結局歳出の増加額は七億三千二百餘萬圓と相なります。そのおもな會計について申上げますと、印刷局特別會計八百餘萬圓、專賣局特別會計二千七百餘萬圓、食糧管理特別會計二千五百餘萬圓、國有鐵道事業特別會計四億五百餘萬圓、通信事業特別會計二億八千餘萬圓と相なつております。なお國有鐵道事業特別會計工事勘定所屬職員及び通信事業特別會計建設勘定所屬職員に對する一時手當支給に必要な經費の財源は、これを公債金收入によることといたしました。その金額は國有鐵道事業特別會計におきまして二千五百餘萬圓、通信事業特別會計におきまして千三百餘萬圓であります。
 以上をもちまして昭和二十年度一般會計豫算補正(第四號、)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正、(特第一號)の説明といたします。何とぞで御審議のほどをお願いいたす次第でございます。
#4
○鈴木委員長 なお、お諮りいたしたいと思いますが、このただいまの議題に對する質疑は、これは安本長官や勞働大臣の御出席を得て、その機會に質疑を行いたいと思つており、ただいまその手續をいたしておりますから、九日午前十時の豫算委員會で、ただいまの問題に對する質疑をいたしたいと思いますが、いかがでございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○鈴木委員長 それではそういうことにいたします。
    ―――――――――――――
#6
○鈴木委員長 次に第二の議題でありますが、さきに連合軍司令部から九月十二日附をもつて日本政府あてに政府支出削減に關する覺書というものが提示されまして、政府は九月十五日にこれを受理いたしております。お手もとに資料が差上げてございますが、飜譯は、一つは大藏省の飜譯のものと、それから專門調査員の飜譯のものと、原文とが添附してありますが、この問題は一つはいわゆるやみ價格の禁止に關するものでありますし、一つはやみ賃金の禁止、これを監査するために監査制度を設置せよ、こういう内容をもつた覺書でありまして、相當重要な問題と存じますので、これを議題といたしまして政府のこれに對する御説明を願つて質疑を行いたいと思います。一應朗讀していただきます。
    〔河野(一)政府委員朗讀〕
    「政府支出の削減」
一、政府支出を削減するため、即時有效な左の措置をとることを要する。
a、左に掲げる場合には、日本政府の決定した生産物の價格でなければ、認容、承認または使用できない。
 (1)他の生産物の法定價格(リーガルプライセス)を計算し及び設定しようとするとき
 (2)日本政府が直接に支拂いすると、または請負契約者もしくは製造業者に返濟金もしくは支拂金として間接に支拂いするとにかかわらず、物品、實施した作業または提供された役務(サーヴイス)について、支拂金を決定及び支拂をしようとするとき
b、占領軍の要求した計畫又は事業(アクテイヴイテイース)に使用した物資の法定價格は、その他の計畫または事業に使用した同種の物資の價格と同一たることを要する。
c、日本政府が勞務費のためになす支出金、支拂金及び返濟金は日本政府が直接に勞務を雇傭すると、または請負契約者、製造業者、私營會社または公共機關が日本政府または占領軍のための一切の計畫、物品または役務の遂行上、勞務を雇傭するとを問はず、勞務者が直接に受取つた實際支拂賃金から、法律の認容した優先的控除額を差引いた額を超過することができない。
d、左に掲げる各號の勞務の場合において、實際支拂賃金は、連合軍總司令官の審査する方法に準じて、當該地域の同種の雇傭について日本政府が決定する一般賃金と、原則として同額であるべきであり、いかなる場合にも、これを超過してはならない。
 (1)占領軍の「勞務要求」に應じて日本政府が雇傭する勞務
 (2)、占領軍の「調達要求」または日本政府宛覺書の結果として工事の完成、建造物の維持及びそれに附随する役務及び占領軍設備の運營のために從事する勞務、この種類の賃金率は、前號(1)のそれを超過してはならない。
 (3)、日本政府が、全部または一部を融資した公共事業計畫の遂行に從事する勞務
e、勞務または物資の浪費を除去しかつ水増しせる、または虚僞の費用を請求の支拂を拒否するために、日本政府は支出を含む一切の活動に對して適切な監査及び監督制度を設けることを要する
 (2)、この覺書を實施するために大藏省と連合軍總司令官の總司令部の關係首腦部との間に、直接の文書の往復をなすことをここに許可する。
#7
○栗栖國務大臣 それでは大體政府支出の削減に關するG・H・Qの指令書について、一應の御説明を申し上げたいと思う次第でございます。
 これはこの九月十二日附で發せられたものでございまして、目的といたしますことは、このインフレーシヨン、政府支拂いの膨脹、そういうものを極度に制限し、健全財政を維持する、こういうような面から發せられたものであるのでございます。目的といたしましては、政府の注文一切のために支拂うに、やみ値を排斥して公定價格によること、こういうことが一つの眼目であります。他の一つは、勞務賃金は標準賃金によつてこれを支拂う、こういうことを明らかにいたしたものであります。この二原則は政府が内地關係において支拂いますもの一切を包含するとともに、司令部關係の諸支拂いについても適用することとなつておるのでありまして、その點非常に司令部當局の好意ということをわれわれは深く感じておる次第であります。なおこの責任者は大藏省ということになつておるのでありますが、これが一年の具體的對策を立てるにつきましては、安本と連絡をいたしまして、安本を中心として各省關係者において會議をして、目下考究を進めておるような次第でございます。この指令に對する政府の態度といたしましては、政府はただいま申し上げましたように、その趣旨の存するところを十分感じておる次第でありまして、これを誠實に實行していきたい、かように考えておる次第でございます。その實行方法としては、ただいま安本を中心に關係各省が寄つて考究を續けておるのでありますが、大體こういうようなラインで考えなければいかぬのじやないか、こう考えておる次第であります。物資の需給計畫をさらに適正に確立し、その實行性をもつたものにすること、そうして實行していくということが大事であると思うのであります。この點についても考究を進めておるのであります。なお監査制度及び監督制度を嚴重にして、違反者に對しては、政府關係者はもちろんのこと、この請負業者その他關係者に對しても、違反者に對しては適當なる制裁を加えていくという措置をとりたいと考えたのであります。その措置の方法及び程度等についても、ただいま考究をいたしておるような次第であります。なお政府はかように公定價格、標準賃金によつて支拂をいたしますことになりますと、その政府の支拂はむしろ新圓で全部する、こういう必要があるのではないかというようにも考えられるのでありまして、この邊も考究を進めておるような次第でございます。さらにこれはただいま申し上げましたように、日本内地關係の政府支拂に對して適用されるのみならず、司令部關係のものにも適用されますので、政府といたしましては對策がきまりますれば、G・H・Qにも懇請いたしまして、その出先機關にもよく趣旨の徹底をはかるようにお願いいたしたいと思うのであります。そうしてこれがために一時は作業その他に多少の遲れる面があるかとも思いますが、實情を披瀝して申し上げて了承を乞おうと思つておるのであります。なおG・H・Q關係の問題は非常に重大な點もございますので、これに使用する資材全部は、指定された倉庫から支給することにしたらどうかというようにも考えておる次第でございます。それからこういう指令に基く對策を實行するにあたりましては、經過的の措置が必要であると思うのでありまして、ただいま政府として考えておりますところでは、既存の契約、すでに成立した契約には、これは遡つて適用するということはいたさないと思うのてあります。まだ正式の契約はできないけけども、すでに工事は完了したというようなものも相當あるのでありまして、そういうものについても適用はしないと考えるのであります。それから契約の一部が未完成のものがある、こういうものもあろうと思うのであります。そういうものについては一部についてはこれを適用したい、こう考えているのであります。なお原則的に今後の結ばれる契約については、一切適用してみたいと考えている次第であります。なおこの措置を實行いたしますにつきましては、どうしても法的措置を必要とするようにも考えられますので、その範圍においてはいずれ法案をつくりまして皆さまの御審議を經たいと思うのでございます、
 ごく簡單でございますが、一應の御説明をいたしました。
#8
○鈴木委員長 これは多少わかりにくいところもあるようでございまするから、重ねて河野主計局次長からもう少しくだいた、細かい説明を續いて承りたいと思います。
#9
○河野政府委員 それでは簡單にこの指令の内容につきまして、くだいてお話申し上げたらどうかと思います。
 この指令が括弧のない一と二にわかれておりまして、一が本體でありまして二の方は、大藏省が全般の責任をもつて、この問題について總司令部當局と交渉をせよということが書いてありまして、本體は一になつております。それで一の中のaでありますが、マル公でもつて總ての事業の施行をしなきやいかんという具體的の問題が書いてあるわけでありますが、その中の括弧の一の問題は、公定價格のないものにつきましては、その公定價格のあるものを基礎として公定價格をきめ、あるいはすべてものの支拂の計算方をやらなければならないという趣旨であります。その次の括弧の二の點は政府が直接に支拂う場合でも、あるいは間接に請負に付して支拂う場合であつても、すべて公定價格によれ、こういうことであります。
 その次のbの點は占領軍が要求する計畫、事業にも全部適用するのであるということであります。それからその次は日本政府が直接でありましても、あるいは間接でありましても、あるいは占領軍のためでありましても、すべて勞賃については、實際の支拂の賃金と法律で認めた優先的控除額を差引いた額を超過することができない。優先的控除額と申しますのは勤勞所得税でありますとか、あるいは健康保險の保險料でありますとか、そういうものを差引いた額を超過してはいけない。すなわち中間におけるボスでありますとか、そういつたものの排除を規定したわけであります。
 その次のdでありますが、これは次のようなものについては、日本政府が決定する一般の賃金と同額のものにしなければならない。すなわちその地域における同種の雇傭について、日本政府が決定する一般賃金と同じでなければならない。しかもそれをきめるについては連合軍總司令官と一緒に相談して、その方法でもつて定めなければならぬということを規定したのでありまして、例を次に書いているわけでありますが、進駐軍に勞務要求、これはたとえば沖仲仕を何人出せとか、あるいはある作業について自由人夫を何人出せというような勞務要求がでるわけでありまして、これについては從來それに應じて日本政府が勞務を提供いたしておりまして、大體普通のものよりは一割程度高いもので雇つていたわけでありますが、これはいかん。これについても一般の賃金と同じ水準でやらなけばならぬということであります。その次は工事の關係でありますが、調達要求書であります。それについても同樣の處置をとらぬばならぬ、こういうことであります。その次は日本政府のやつてる全部または一部を融資した、言葉は熟しておりませんが、政府が直接やる公共事業、あるいは地方公共團體に對して補助してやる公共事業についても、その賃金というものは一般の賃金と同じでなければならぬ、こういうことであります。
 それから次は現在やみの關係その他によりまして、非常に仕事が競合して勞務と物資の濫費が行われ、あるいはマル公をくぐるために水増その他が行われておるが、これはいけないから、これについての適當な監督及び監査の制度を設けよ、こういう趣旨の規定であります。大體以上の通りであります。
#10
○鈴木委員長 これについて何か御質疑がございますか。
#11
○世耕委員 大藏大臣にちよつとお尋ねいたしたと思いますが、この連合軍からかような覺書を手交しなくちやならぬという、何かこれについては根本理由がございますか。
#12
○栗栖國務大臣 お答えいたします。ただいま追加豫算の編成その他についていろいろ折衝いたしているのであります。廣く一般にこのインフレーシヨンといますか、通貨膨脹、こういう状態をさし止めるという點に非常な關心をもつているのでありまして、殊に追加豫算面において、いろいろな諸拂、緊要な費用その他が、この邦貨以外で出るということが、非常に通貨膨脹の因をなすということに問題がありまして、かねがね研究しておりましたところを、指令の形でこちらへまいつたものであります。そうしてこれは日本内地關係のものの支拂のみならず、司令部關係のものの支拂にも平等に適用する、こういうことに相なつているような次第でございます。
#13
○世耕委員 この覺書の内容を一應拝見しますと、あたりまえのことを言つてよこしたようにしか思われません。大藏大臣が常に言われる健全財政の建前からいうならば、こういう覺書というものはいまさら司令部から受取るべき筋のものではないであろう。むしろ司令部の覺書を受理しなくてはならぬような、日本政府の豫算收支に對し、何か缺點があつたのではないか、こういうふうにも伺うことができるのであります。殊に政府の豫算を支出する場合に、マル公によるべしということはあたりまえのことだ、從來のわれわれの記憶せる政府のいき方からいきましても、たいていマル公で處理しておつたようであります。いつの間にかマル公が崩れて一部やみの値を採用するというような行き方が、今日ではそれが常識となつたようなふうにとれる筋がないとは言えないのであります。それは結局どういうわけでそういうことになつたかというと、日本の國情がそうしからしめたと言えば言えないこともなかろうと思う。もし日本の國情がそうしなければやり繰りがつかなかつたものとするならば、私はこの覺書をそのままうのみに實行するということには、非常な困難が伴うのじやないか、もしこの覺書通りに實行するについて大きな困難が伴うものとすれば、あらかじめその困難である内容を司令部に話されて、實行に移し得られるような方法をとることがいいじやないかと、かように考えて二、三點お尋ねするようなわけであります。
#14
○栗栖國務大臣 お答えいたします。緊要緊急の土木費とか、その他の費用におきまして、やみ値でもつて實際計算をするというようなおそれがありますし、なおこの計算を水増しするというような點もあるものでございますから、監査制度というものを設けて監督すると同時に、そういうものを一切排除するという意味が含まれておるわけでございます。その他日本内地の一般の政府關係の支拂についても一切それをする。こういう趣意で發せられておるような次第でございます。
#15
○世耕委員 私がお尋ねしたのと違つた面で御返答になつておられるようでございます。重ねてお尋ねしてもどうかと思いますが、具體的な問題に觸れてお尋ねいたしますと、たとえば問題になつている進駐軍の請負事業、端的に言えば土木事業のごときも世間でとかくうわさを聞くのであります。きわめて杜撰な見積りを、そのままうのみにして政府資金を支出していくというようなことを傳え聞いておるのでありますが、そういう觀點からこの注意事項とも思われるような覺書が手交されたのであります。さようなことは過去において一切なかつたと大藏大臣から御返答があれば、これは別である。私はこの文書を見まして、ある意味において日本政府のやつている事柄に穏當を缺く筋があつたから、あらためてかくのごとき覺書が手交されたのであろう。實はこういうふうに考えておるのであります。もし從來の日本政府がやつている豫算支出方法に對して、明確な處置がとられておつたとするならば、かくのごとき覺書は返上してしかるべきだ。結局平たい言葉で言うならば、痛いところを衝かれているのだ。こういうふうに考える。これは率直な言葉である。しかし先ほど申し上げたように、痛いところは國情やむを得ない状態であつたとするならば、そのやむを得ない事情を具陳して了解を求めないというと、はいさようでございますかと言つて指令書をうのみにして、また行き詰つて、かえつて政府の信を失うようなことがありはせぬかという老婆心から、ここに重ねてお尋ねする次第であります。この點について何ら心配はございませんか。
#16
○河野政府委員 進駐軍關係工事におきまして、御承知のように工期を促進するとか、いろいろな物資調達の關係で、ある程度おつしやるような事情があつたということは御指摘の通りであります。それとこの指令との關係でございますが、この問題につきましては、司令部當局とも十分打合わせまして、これを嚴格に實行いたしますならば、進駐軍關係の工事について相當の支障があるというようなことまでも、實は打割つてお話をいたしております。その點につきましては進駐軍當局とも、この指令を出す以上は徹底的にやるんだ、そういうふうな事態があつたということは好ましくないと考えておる。從つて工期が遲れ、あるいはその他の支障が起るということについては、ざつくばらんに申し上げますと、自分の方としては正式にはいいとは言えないけれども、そういう事態が起るということを豫測しておる。こういうような好意あるお話がありました。これは中央の問題でありますが、これが地方に行けば現地軍その他の關係もございますので、こういう點につきましては十分に打合わせまして、この指令の趣旨を徹底して、ほんとうに流通秩序の確立に資するようないき方でいきたいと考えておるような次第であります。
#17
○大神委員 ただいま大藏大臣の御説明の中に、司令部の稱する日本内地及びその他という點につきましてお伺いしたいのでありますが、日本内地以外に日本の豫算をもつて何事かしておるのでありましようか。
#18
○栗栖國務大臣 私は内地外という意味で言つたのではなく、内地關係と言つたのであります。政府の支拂いますものは今二つあるわけでございまして、一つは日本國自體の關係から起ることを内地關係のものといい、一つは司令部の進駐軍の關係から起るもの、これも内地で支拂いが起るのであります。その支拂いのよつて來るところが二つの方面があるのであります。こう分けて申し上げたような次第でございます。
#19
○大神委員 今の御説明ではつきりしましたが、昨年日本から朝鮮に石炭を送つたということを聞いておりまするが、その收支はどうなつておるでございましようか。
 それからもう一つ、米軍の現地委員の方が指令をされる場合に、非常に短期間にという要求があることがあるのであります。のみならず現地委員の人が、この人間はいいから給料を上げてやれというような要求をしておることが事實ある。これは日本側がこれをいかに取扱つても、現地委員の方でそういうことがありますと、日本の出先官廳におきましては非常に困惑することがある。この點は特に日本側を取締ると同時に、現地委員の方にも日本の現状をよく知つてもらつて、そうして無理のないような仕事をしてもらわなければいかぬと思う。この點は特に大藏大臣の方から司令部の方にお話願つて、そうして現地における無理のない仕事をしてもらうということにしなければ、マル公をもつて維持することは不可能であろう、こう考えられる。でありますから、この點を一つ司令部の方に、特別な御通達を現地の方にしていただく必要があろうと思うのであります。ただいまの石炭の問題につきましてちよつとお伺いしたいと思います。
#20
○長沼政府委員 石炭は御説のごとく月に七萬五千トンずつ、朝鮮向け輸出をいたすということになつております。これは元來日本政府といたしましては、輸出勘定に上げましてまいりたい希望をもつておつたのであります。その後代金の決濟方法につきまして、まだ終局的な話がまとまつておりません。とりあえずは貿易資金の合計において賄つております。
#21
○小島委員 一、二點お伺いしてみたいのでありますが、先ほど世耕君がこの覺書が出た理由について、何か根本的の理由があるかということについて大藏大臣にお伺いになつたのですが、私もその點についてもう一度お伺いしたいと思うのであります。私がこれから受けた印象というものは、實は現在問題になつております追加豫算面におきまして、問題の進駐軍の土木費というものを、現實的に事業そのものを縮小することなくして、ただ計算面において數字を少くする。たとえば今まで土木費に必要とする勞賃の一人當りは非常に高いものについているが、この勞賃を引下げることによつて、數字的に進駐軍の費用を縮小させるようにするために、こういう覺書によつて全部を公定賃金でやれば非常に安くなる。そういう意味合をもつてこの覺書が發せられたのであつて、事業そのものを縮小されたのではなく、數字的にただ少くしたということで健全財政の線を守つていこう、惡く邪推すればそういうような意味をもつてなされたのではないかと思うのでありますが、そういう點はないでありましようか。極端に言うならば、現在進駐軍の要求している各種の土木事業それ自體が縮小されたのではなくして、たで計算の上だけで縮小されたというようなことになつているのではないか。またそれの一つの理由として、こういうものが出てきたのではないか、惡く邪推するとかように考えられるのです。
#22
○長沼政府委員 進駐軍工事の全體の額というものは、お説のごとく大して縮小しておりません。從つて膨脹してまいりますものを價格の點で抑えようというような感じが強く出ている。ただ今後私どもの見込みといたしましては、常時計畫の縮小について懇請もいたしておりますし、たとえば宿舎でありますとか、兵舎の關係は、次第に從來の未完成の工事がだんだんできてまいりまして、この點で縮小してまいるという傾向はだんだん出てまいると思います。ただその間また一方殖える要素もございますので、でき上つたものの維持管理という方面で殖えてまいると思いますが、自然的に減つてまいるという要素の方が、強く働くように考えております。
#23
○小坂政府委員 私から補足して申し上げまするが、日本のインフレの問題に關しまして、各方面でも相當に重大な關心をもつてこれを考えております。それで健全財政、健全金融ということを堅持していきますためには、どうしても大もとである政府が、やみを認めるというような建前では筋が通らぬということで、特に日本の經濟の健全な建て直しを促進いたしまするために、特別の關心をよせられていると考えております。進駐軍關係の工事等につきましては、御承知のように大體府縣を經由いたしまして、戰災復興院、あるいは免許をなす方面で申しますと終戰連絡事務局を通しまして、大藏省にその査定がまいるのであります。われわれとしましてはその査定を十分にいたしていくつもりでありますが、さらに一層これを督勵しますとともに、かかる措置を考えていこうと思つております。
#24
○小島委員 たしかに政務次官の言われるように、健全財政を維持する、またインフレを撲滅するという意味合からして、公定價格制度をはつきりとこの覺書に基いたものを實行することは必要であり、またそういう意味も含んで出されたであろうとは想像いたしますが、先ほど主計局長さんですか、お話になつた通りに、もし事業そのものは縮小したのではないけれども、金額の形の上で健全財政にしたということになりまして、實際事業を行つた場合に、行えないような問題が起きたときに、たとえばそれだけの豫算では、初めに豫定した公定價格の豫算では事業が半分しかできない、しかし事業そのものは絶對にやらなければならぬというようなことになつた場合には、さらに追加豫算の追加豫算をつくらなければならぬというような事態が現われてくることを、私は心配するのであります。私は非常に惡い邪推をして、相すまない次第でありますけれども、私の邪推が必ずしも當てずつぽうではない、多少そういうきらいもあるということは、ただいまの主計局長の返事でもわかるのでありますから、それらの點につきまして政府がはたしてこの通り實行していき、また進駐軍は確實に政府に協力してこれを實行して、この覺書通りにいつてくれるというだけの確信をおもちになつているでありましようか。その點をお伺いしておきたいと思います。
#25
○栗栖國務大臣 お答えいたします。ただいまのお尋ねはまことにごもつともでございます。政府といたしましては、物資の需給の計畫その他の適正な計畫と、それを實行して實際に行われるということにつきましては、十分見すえをつけまして、この案を誠實に實行していきたいと思うのであります。關係筋からもそれに十分協力するという申入れを受けているのでございまして、この緊急土木その他においてもそれを忠實に實行していきたい、かように考えているような次第であります。
#26
○小島委員 政府の御意思は十分わかりましたし、私ももはやこれ以上お伺いすることもないのでありまするが、大工一人雇うにいたしましても、人夫一人雇うにいたしましても、現在實際においてわれわれが雇うときには、公定價格では雇えないという現状でございまするので、それらの點につきましては、政府としてはよほどしつかりした確信をもつて、多少の摩擦は覺悟の上で、斷々固としてこの覺書を實行されんことを希望して質問を終る次第であります。
#27
○山崎(岩)委員 進駐軍の工事はいろいろな事情から寒い地方に多いのでありまして、私は青森縣でありますが、ただいま青森縣内においても進駐軍の工事が實行されているのであります。たいへん寒いところにもつてきて、しかもその計畫は中央において立てられる。從いましてまことに天候から何から言つても、申合のない時期に計畫を立てるのでありまするけれども、それが現地に渡つてきて、青森縣において實際に工事を實行するという段取になると、寒さがひどくなつてきて雪が降つてしまう。しかしながら期限は忠實に守らなければならぬ。もしもこの期限をたがえたら最後、知事さんといえども首になるというような、ひどい目に遇つているのが實情なのであります。それでやむを得ずして、まことに苦心惨憺を重ねていろいろな資材を集めているわけなのであります。その資材を集めるにいたしても、遠隔の地でありますので、鐵道の輸送等においては事を缺くことが多い。そこで物資の價格や何かの點についても、鐵道で輸送すべき豫算のもとにやることであつても、期限を忠實に守らなければならぬという建前から、トラツクでこれを東京から運ばなけれでならぬとか、あるいは大阪、九州まで探さなければならぬということがある。また瀬戸物とかガラスびんとかいうことになりますると、一つの計畫のもとにやつたものが、逐に寒さのために割れてしまつて、それが二つにもなり三つにもなる。そういう損害なども加味されてまいりまするために、あの寒冷の地帶においてやる仕事はきわめて難澁が多い。そこで先ほど世耕さんが心配されたように、今までのところにおいては、もつぱらあらゆるものを犠牲に供してもやらなければならぬというのでやつてきている。豫算も何もない。どんな損害でもいいからこれだけ仕上げなければ一體どういうことになるのかという、畏怖の念をもつて業者がやつてきている。從つてその豫算等においても、今まではまず公定價格を守ることができないという實情であつた。それは寒い地方にいる者でなければその間の氣持がわからない。だがただいま大藏大臣の御説明がありました通りに、これからは政府としても力こぶを入れて公定價格を守るようにする、資材についても十分考えるようにするということでありまするので、私どもの縣において仕事をやるところの業者の方々も、一應は納得するかと思うのでありまするが、今度政府においてつくりました特別調達廳等において、この物資というものを圓滑に配給してくれるのでなかつたならば、いかなるきつい御指令がありましても、期限によつてまとまつた仕事をピンとやりま逐げてしまうためには、守れない實情にあるのではないかと思う。そこでこれは何としても政府としては責任をもつて資材等の關係については、期限に間に合わせるようにやつてもらわなければならぬことが一つ。それから計畫を立てるにしても、寒さということを十分にはらの中に入れられて、これからの仕事に對して彈力のある計畫をもつて、そして速やかにその案を現地の當局の方に、縣なら縣に通達をする。縣から請負契約でやるとか、直營工事でやるというような處置をとられないならば、私はこの案といえども守りかねる、守ることができない、かように考えます。そこで政府といたしましては、はたして物資を圓滑に供給するということに對する確信がおありなさるかどうか。先ほどの大藏大臣のお言葉ではありましたけれども、多少私現地の實情をよく知つておる者として不安にたえませんので、もう一度お尋ね申し上げたいと思います。
#28
○長沼政府委員 物資の點につきましても、先ほど大臣からも申し上げた通り、物動上の資材の割當の幅を相當大きくして、なお資金關係とも十分打合わせてその協力を得て、できる限り官給一〇〇%を敢行する決意をもつております。なお寒冷地の特殊事情につきましては、これは本年の五月ごろから入札制度が開始されまして、その入札におきましては、從來のようにまつたく計畫や設計のないような工事は行われなくなりました。あらかじめ設計等を拜見いたしまして、なお寒冷地等の特殊事情を織込んだ計畫ということで、仕事を進めてまいりますので、今後はそういう特殊事情がかなり織込まれてまいるということになろう、かように思います。
#29
○山崎(岩)委員 了承いたしました。それにつきましていまひとつ大藏當局にお願い申し上げたいことは、業者に對する支拂いの賃金がすこぶる遲れておるのであります。これはもう二百萬圓、三百萬圓というような、私どもから言わせると莫大な金が、三箇月も四箇月も經らなければ支拂いができないという状態である。しかも皆樣方御承知の通り、銀行の方においてもなかなか融通してくれてない。そこへもつてきて政府として當然支拂つていかなければならぬところのものが、支拂われないということのために、業者は實に四苦八苦の状態なのであります。これに對して何とかして改善してもらわなければ困ります。これは縣を通して大藏省の方に對していろいろと陳情しておるが、大藏省でせつかく指令を與えてくれましても、當の日本銀行ではなかなか拂わない。日本銀行の方では一箇月、二箇月拂わなければ、それだけ惡性インフレーシヨンの防止になると思つてやつておられるのではないかと疑われる節がある。この點については十分監督してくださつて、支拂わなければならぬものは、政府の責任を速やかに果すということでやつてくれなければ、この仕事は決して成果をあげるものではないと思うのであります。この點に對する當局の御所見を伺いたいのであります。
#30
○長沼政府委員 從來の政府の支拂いが遲延しておりました實際の實情にありましたことは、仰せの通りであります。これは事務的にいろいろ缺けることもありますし、また御承知のごとくとつさの仕事でございまするので、實情の把握ということに缺けるところも多分にあるのでありまして、いろいろ研究いたしまして、御迷惑をかけないように努力しております。殊に財政資金におきまして、支拂いが遲れてまいりますれば、それだけの分は當然産業資金に食い込まれるのでありまして、大藏省の側から見れば同じようなことになります。特に最近相當の金額を特別に融通するような計畫も立てましたので、今後特別に遲延をするようなことは大體あるまいか存じます。
#31
○山崎(岩)委員 つきましては政府の擔當するところの係官の方は一人でもつて全責任を負つておりますが、その方が旅行されると、二週間も三週間も仕事がなげやりにされております實情がある。これがために一千萬圓からの支拂いを受けなければならぬのを三箇月も延ばされておる。何とかしてくれないかと私の方に來た。そこで私は特建局に行つて調べてみると、その責任ある地位の方、次官が奈良縣の方に出張されて、この十日でなければ歸つてこない。そのために二週間も待つておるが、どうにも始末がつかない。こういう事情の困窮しておるときに、旅館に泊つて次官が歸つてくるのを待つておるという状況であります。これではとても重大な仕事をやるのに圓滑を期することができない。特別建設局や大藏省は、この仕事を特別に急いでやらなければならぬ。殊に進駐軍關係の係官は二人ぐらいおいて、一人の人が出張しても他の人によつて代行できるというふうに親心を示してもらわなければ、この仕事の完遂はできないと考えますが、これについてはいかがでありましようか。
#32
○長沼政府委員 できる限り御希望に副うように努力いたします。
#33
○山崎(岩)委員 了承いたしました。
#34
○鈴木委員長 苫米地委員。
#35
○苫米地(英)委員 私がお伺いしたいのは、進駐軍の工事は物資の需給計畫に基いて行われておるのであるか。もしくは需給計畫のわく外において、勝手に進行されておるのであるかという點を、まずお伺いしたいのであります。
#36
○長沼政府委員 原則といたしまして物動計畫に織込んでやるという建前になつておるのでありますが、物動資材外の資材もございますし、それから物動は御承知のごとく實施の計畫を立てます時期と、實施の時期に多少ずれのあることは免れませんので、工期の切迫しておりますときは、物動官給資材を待つておれないという實情もあり、從いまして結果から見ますと、あるものにつきましては官給資材八〇%、業者が自分で買いましたものが二〇%というふうな結果が、從來出てまいりましたのもやむを得ない實情でございます。
#37
○苫米地(英)委員 私ども外部から見ておりますと、進駐軍の方の計畫は、政府があらかじめ生産資材の何パーセントを向うで使うといつたような大まかな割當をし、工事そのものは軍の必要に應じて突發的に行われていくのではないか。こういう印象を受けておるのであります。ただいまの御答辯によりましても、物動計畫に則らないものが緊急に使用されるということになりますと、それが一般民需の方に非常に大きく響いてくる。從つて國内の豫算がたとい組まれておりましても、資材の裏づけというものがますます減少するから、國家の豫算はそれだけ大きくからまわりをするという結果になる。その結果といたしまして政府自身がマル公では何もできなくなり水ぶくれをする。政府で使用するものはマル公で買入れておるという形式はとつておりましても、數量において手加減をするとかいうような、いろいろな工作が行われておるやうに承知いたしておるのであります。そこで私はこの物資需給計畫というものが、全面的に年度の豫算を組む前にでき上らなければ、こういうような嚴重なる通告を受けて、それを實施していく上にどうも危ぶまれて仕方ないのであります。もし進駐軍關係の方がこのために差支えないように、十分に豫備品をとつておくということになれば、日本國内の他の方面の豫算はからまわりをしてしまつて、インフレーシヨンはますます大きくなつていくのみならず、いろいろの仕事に支障を來しやしないか。こういうことをおそれるのであります。この點について私はG・H・Q關係において、あらかじめ年度計畫を發表してもらい。それに對する物資需給計畫も立てていくというような話合いができておるものかどうか。それをはつきりお伺いしたいのであります。
#38
○長沼政府委員 その點は今後は向うと密接な連絡をいたしまして、日本の統制の状況全部を詳細に説明いたします、その中で、進駐軍關係の工事に必要なものはどれだけというような大體のわくを、お互いに話合うというような機會が與えられるようになります。ただそれだけで濟みませんことは、中央の司令部で決定いたしましても、現地の軍政官が勝手に仕事をするというような面に對する統制が事實なかなかとれにくいのであります。この點も最近全國的な軍政官の會議を開きまして、十分司令部の中央の意圖もはつきり傳える機會をもつておりますので、今後は御心配の向きもだんだん減少してまいると承知いたしております。
#39
○苫米地(英)委員 そこでその點は了承いたしましたが、從來官廳でやつておつたと傳えられる表面マル公であつて、現實がやみであるこの行き方を監督し、監査してやつていくということは非常に困難であり、それが嚴重になつていくならば、非常に資材面が不足であるからして、マル公を非常に上げるとか、それに伴つて豫算を増加するとかいう方法をとらなければ、實際に仕事ができないのじやないかということが、ひとつ氣づかわれるのであります。それから同時に現在のマル公のきめ方が、はたして適正であるかどうか、それによつて生産が増強されるかどうかという點について同じく危惧をもつておるのであります。この點についてマル公が適正であるのか。増産に差支えないという確信をもつておられるものか。近い將來これを改訂して實情に副うようにするというお考えでありますか。この點をお伺いいたしたいと思うのであります。
#40
○小坂政府委員 現在マル公が適正であるかどうか。あるいはまたこれは近い將來に改訂する意思があるかどうかという御質問でありますが、これは御承知のように今囘公定價格を改訂いたしまして、大體基準年度の六十五倍という線にスタビリゼーシヨン・バンドを引きまして、これを堅持するというただいま方針でございまして、私どもといたしましてはただいまこれが適正なものである、これを改訂したくない、堅持したい、こういうふうに考えております。
#41
○鈴木委員長 一應お諮りしたいと思いますが、この問題につきましては、いずれこの覺書によつて政府側からは監査竝びにその刑罰に關する法案が提案されることと思いますから、その機會にまた十分御質疑を願う機會もありましようし、もう一つは、いわゆる土木費を含んだところの追加豫算が遠からず提出されることと存じますが、その機會にこういう問題については、委員長としてもできるだけ問題の主體を明白にいたしたいという考えで、それぞれ手續をとつておりますから、本日はなるべくそういうお考えの上に立つて御質問願いたいと思います。
#42
○押川委員 私説明を伺つておりまして、この指令が國民のインフレ防遏に非常に影響があるということを考えるのでありまして、御當局の説明ではまだ國民の側に、この防遏の方面について十分行き渡つていないような感じがいたします。これを政府の事業、進駐軍の事業を完全におやりになるのには、このままマル公で御適用になつて結構だという御説明と考えますが、實際これを完全にやり遂げるには、國民生活に今及ぼしている私生活上の仕事がマル公で行われなければ、結局これは行われないと思うのであります。たとえば大工にしても左官にしても、これが出ます前におきましては、少くとも進駐軍と役所の仕事は値段が割合よいからというので民間の仕事を壓迫しておつた。最近は大分民間の方にそういう人が出てくるようになりましたが、これは結局民間が勞務者の要求通りに金を出しますから、民間の方に仕事が移つてきたのであります。ここにもつてきて、ただちにこれを實行いたしますと、今度はその方面に行つておつたものが民間に代つてくるということになりますから、マル公は結局行われないということになります。これを實際實行しようとされれば、今の民間のマル公以上になつて、自由な賃金というものをどの程度に抑えるかということが、一番問題になるのじやないかと思いますが、この對策についてはどういうお考えをもつておいでになりますか伺いたい。
#43
○小坂政府委員 お説の通り一つの局部的な問題を取上げて全般を律するということは無理であります。私どもといたしましては、やはりこのインフレを防遏するという問題を、總合的な見地から取上げなければならないという考えをもつております。またそのゆえにこそこの健全財政という線を、どうしても堅持したい。大臣がときどき申し上げておりますように、一般會計のほかに特別會計の面におきましても、一定の計畫を立ててこれをやつていきたい、地方財政においてもこれでやつていきたい。さらに財政を單に辻褄を合わせるだけに止めるということでは、そのしりが金融面に及ぼしてきてこれを壓迫するということになりますので、健全な金融を確立したいということを申しておりますが、すべてこういう大きな仕事の一貫としてこの問題を取り上げているのでありまして、極力流通秩序を確立して正規なルートに價格を織込む。また公定價格の問題においても公定價格それ自身が、どうしても引合わないというものであつてはいけないので、これを改訂して、やみの價格から公定價格の方にその價格を織込んでいくというように考えて努力しております。ただいま御指摘の點でありますが、この問題は非常にむずかしい問題でありまして、現在の民間の産業におきましては、政府は御承知の通り一定の基準を立てて、千八百圓ベースということを申しておるわけであります。この一般の民間の企業におきましては、いわゆる勞資双方の完全な、自由な交渉のもとにおきまして、一つの妥結點を見出して賃金をきめていく。その場合そのきめることにおきまして、どこにきまろうと政府はその場合を承認するということに申しておるわけでありますが、この考え方にはいささかも觸れる考えはありません。ただ法外なる賃金というものは、政府がこういう考えを堅持することによりましてだんだん是正されていくのじやないか。これは全般の國民心理との關連もありまして、戰後の二年間敗戰の強壓から不健康なところに走りました國民心理が、漸次健全な方面に立直りつつあるというようなことから關連いたしまして、私ども目先の一瞬間を狙わずして、根氣よくやつてまいりまして、だんだん正常化していきたいと考えております。
#44
○川島委員 社會黨からまだ質問者がありませんから簡單に伺います。この指令はいうまでもなく政府の經濟緊急突破對策と關連した健全財政の確立の線からいきましても、政府は當然強行すべき問題であると私ども考えます。しかるに先ほど世耕さんからもお話がありましたが、その點において多少危惧の念をもたれるような事態をひき起したというのは、前内閣の石橋大藏大臣當時から、この問題が非常に顯著に表面化されてきたのであります。われわれはその當時野黨時代でありましたが、その點について徹底的に政府の反省を促し、できるだけやみ賃金、やみ物價の是正に、強硬に當るべきではないかという意見をもつて、その都度政府にも建言を續けておつたのでありまして、この機會にこういう問題が出ましたことは、むしろわれわれとしてはまことに心強い考えをもつものでありますが、ここで私は二、三簡單にお伺いをいたしたいのであります。まずこの指令に基いて政府から先ほど簡單に説明がございましたが、この具體的な實施はいつからお始めになるかどうかをお伺いいたします。
#45
○河野(一)政府委員 この問題については目下安定本部を中心として、各省集まつてこの具體策を相談いたしております。それで早急に、具體的に、いつから實施するかという確定の日はちよつと申し上げかねますが、できるだけ速やかな機會に、早急にやりたいと考えております。殊にこの指令の一環にもなるわけでありますが、國の支出する豫算について一定の支拂い計畫を立てて、あるいは契約の計畫を樹立して、それに基いて小切手の認證制度というものを實施していきたいと考えております。これはすでに成立しました財政法及び會計法の規定にあるところでございますが、この問題に關連して早急に十一月一日から、その問題だけは實施していきたいと考えております。他の問題につきましては確定の時期は申し上げかねるのでありますが、できればこの具體的の措置のきまり次第いたしたいと思つております。もつともこの問題に關連して、各支出官あるいは地方廳あてに、この指令の趣旨を體してやるように通達はいたしております。
#46
○小坂政府委員 補足して申しますが、この問題はただいま主計局次長から御報告申し上げたのでありますが、さらにこれを法律にいたしまして、皆さんの御贊成をいただき、われわれとしてはその法律を御審議願う手續が濟み次第、早急に實施したいと考えております。
#47
○川島委員 その時期はまだ確定しておらぬということになりますと、從來の契約濟みのもの、進行中のものは、それに對する計畫的な處置をとられるというお話ですが、この經過的處置をとつておる間、さらにこの指令を具體的に實施するまでの期間、その間における契約等に對してはどういう對策をもつて臨まれますか、それをお伺いします。
#48
○河野(一)政府委員 私の言葉が多少足りなかつたか存じませんが、この指令は從來政府が公定價格を守る氣がなかつたのを、この指令によつて守るというような趣旨ではないのでありまして、從來とも政府としてはマル公及びマル公賃金でやつていくという建前を堅持しておつたのであります。ただ實際の實行に當つて、必ずしもこの通りにいかなかつたという點のあることはいなめないのでありまして、これを率直に認むるものでありますが、こういう指令が出ましたのを機にいたしまして、特にこの點を強調してやろうではないか、この點についてはすでに即日から實施しておるような次第であります。ただこれに伴いまして法制的な措置の問題がございまして、たとえばマル公に違反して、政府の方の審査の問題もございますけれども、ごまかして請求してきた場合においてこれをどうするか。いわば虚僞の請求をしてきた。それに對して政府が支拂つたあとでそれが發見されたという場合にどういう處置をとるか、あるいは罰金の問題もございましようし、刑罰の問題もございましようし、そういう點について目下檢討いたしております。これにつきましては先ほど政務次官が申された通り、本國會に法律案をつくつて出したいと考えております。
 この問題に關連いたしまして、もう一つは、マル公に違反して出した場合に、契約の效力にいかなる影響があるかという點であります。これは多少法律的の問題でもありますが、目下政府部内で檢討いたしておりますが、この指令の結果、自身といたしまして契約が無效になるとか何とかいうことは一應ないのではないか。ただこの指令が出る以前において――これがまいりましたのは九月の十五日でありますが、その以前において契約をしておつたものであつて、すでに工事が完成したもの、あるいはまだ完成していないものまたは九月十六日以降において契約をするもの、段階としては三つ程度ありまして、この問題について契約の效力自身は關係ないとは思いますが、その具體的な金の支拂方法その他については、法制的な措置が要るのかどうか、そういつた點についても併せて研究していきたい。政府部内で目下せつかく打合わせ中でありますが、その點につきましては、確定的な意見を申し上げられないことを御了承願いたいと思います。
#49
○川島委員 さらにお伺いします。この指令の實施に基きまして、これは政府關係だけの支出削減に關する指令でありますが、この指令が實施とともに、地方公共團體の關係に何らの影響がないものと了解してよろしいものか。それとも地方公共團體の支出關係についても、これと關連して何らかの方策を講じなければならないような段階にはいるのか、それをも併せてお伺いいたします。
#50
○河野(一)委員 これは公共團體にも關係あるのでありまして、この指令の一のCのところに、私營會社または公共機關というようなことが書いてありますが、すべてのエーゼンシーあるいは公共團體、あるいは政府機關、すべてに適用があるという建前になつております。
#51
○川島委員 さらにお伺いします。先ほど公定價格の問題についてどなたからかお話がございましたが、最近政府が改訂いたしました公定價格の原價計算というものの中には、經濟の實體に即したやみ價格をも含めたものを、原價計算の基準に立てておつたのではないかと私は理解いたしておるのでありますが、もしこの經濟秩序の確立、そうした問題と關連して、こういう指令が全國的に實施されるという形になつた場合に、この政府の最近きめた公定價格の原價計算の上に影響がないか、そういう方面についての再檢討を要する餘地があるかどうか、それをお伺いいたします。
#52
○小坂政府委員 御指摘の點でありまするが、この公定價格を決定いたしました物價廳にも實は連絡して、各會社がこの公定價格を決定いたした以後、どういうように運營されておるか。その當事者の事業運營、あるいはそこで働く勤勞者の氣持というものが、どのようになつておるかということを、實は實地にだんだんに調査するように、そういう考えで進めておるわけであります。それによりましてまた新たなる事態が發生したとすれば、できるだけこれを合理的に取上げていきたいと考えております。ただいまその實體を、なおその後の影響を調査するというところまで進めたいと考えておる點を申し上げた次第であります。
#53
○川島委員 さらにもう一點お伺いいたしますが、この問題の實施後において、たとえば各契約者がこの指令に違反をした事實がはつきりしたとき、あるいはまた政府の出資機關である復金等から契約者が融資を受けまして、その事業遂行上において復金から受けた融資の中にやみ價格、やみ賃金というようなものを含めておつたということが判然といたしたような場合には、政府はそれに對してどういう措置をとるか。いろいろな問題が起つてこようと思います。それに對する具體的な對策と、さらにもう一つお伺いすることは、この指令の實施に基きまして今後政府の昭和二十二年度の豫算、あるいはまた目下檢討されておりまする二十二年度の追加豫算の上にも相當の響きがあると思うのですが、その事柄について、どの程度この指令の實施によつて豫算が削減できるかということについて、大體の見透しができておりますれば、それをお答え願いたいと思います。
#54
○小坂政府委員 復金等から融資を受けておる事業會社についてでありますが、復金の融資というのは申し上げるまでもなく、財政資金でありまして、これは非常に國民の生活と密接な關連をもつものと言わなければなりません。そこで復金の融資先につきましては、國會の御要請もあるので、われわれといたしましてもできる限りこれを嚴重に監査し、また愼重を期したいというように考えておるわけでございます。その結果それによりまして、不當に貸出しがあつたということが認められた場合は、どうするかという想定に立つての御質問でありますが、これはひとつ實際そういう問題があつたときに、いろいろと實情に即した解決をしたいと考えておるという程度で御了承願いたいと思います。われわれといたしましては、今そういう氣持で復金に對して嚴重な監査をいたしております。この問題はいずれまたそういう問題がございましたら、そのときに適當に善處するという程度で御了解願いたいと思います。
 さらに追加豫算との關係でございます。追加豫算の提出が遲れて、はなはだ御迷惑をかけておるのですが、これは今關係方面ともいろいろ話をいたしておる際でございますので、本問題との關連性につきましては、しばらく追加豫算提出のときまでお待ち願いたいと思います。
#55
○河野(一)政府委員 この指令をもつて今年度の本豫算がどのくらい削減になるかというお尋ねでございますが、實は今年度の本豫算は昨年の十一月ごろの物價を基礎として編成いたしておりますので、その後公定價格は七月において大體三倍程度に値上りいたしておりますので、この指令の結果といたしまして、特に非常に減るということは金の面では考えられないのであります。この指令の趣旨に從いまして、豫算上は公定價格で組んでありまして、やみを認めてはないのでありますが、執行において多少そういう點があるようでありますので、この指令の趣旨で實行いたしたい。しかしそれがために物價關係もありまして、非常に大きな節約額が出るとはちよつと考えておらない次第であります。
#56
○海野委員 インフレの防止について政府はいろいろの策を講じておるようでありますが、どれもこれもあまりぴんとしないのであります。昨今の物價が安くなつてこなければならないという考えもありますけれども、かえつて食糧品のごときは非常な暴騰を來しておる。このたびの指令がはたして實際に行われるかどうかということは、私は非常に不自然であると思う。それでありますから、これをやる前にあたつて適正な物價をつくり、勞務者が生活をしていくに必要なだけの金がとれるということでなければ、勞務者は働かない。從つて政府の事業及び進駐軍の事業なども少しも進まないことになるのではないか。こういうふうに懸念をするのであります。そこでこの法令を出すことも必要でありましようが、札が國内にだぶついておるのでありますから、この札をなんとかして政府が吸收するような方法をとることが最も大切ではないか。こういうふうに考えることが一つ。それからこの物價についても、あるいは勞務賃金にいたしましても、地方に應じて實情に即した値段をきめてもらわなければいけないと思う。一例を申し上げますと亞炭の問題でありますが、山形縣から産するところの一トンの亞炭カロリーは、五千ないし五千五百でありますが、一トンの亞炭が坑口渡しで五百二十圓、關東、關西、北海道が六百八十圓、なぜであるかと申しますと、山形縣は勞賃が安いというような答辯をある政府委員は言われているようでありますが、山形縣は雪が降るのである。この雪が降るという北國の事情に即さない賃金を定めているというのが一つ。青物にしても、キヤベツにしても、山形地方の値段と大阪地方の値段とを、同一に政府がきめておられる。そういうふうなきめ方ではだめである。地方々々の實情に應じたようにしてもらわなければいけない。從つてこの賃金としてほんとうに働ける程度の賃金でなければならぬと思いますが、この點について政府の御所信をお伺いいたします。
#57
○小坂政府委員 お答え申し上げます。御質問の第一點は、だぶついておる紙幣を吸收する途はないかということでありますが、この點に關しましては、政府といたしましては原則論として、通貨の信用を傷つけるようなことは絶對いたさないということをモツトーといたしております。新圓は再封鎖しない、平價切下は行わないというようなことで、その他にも絶對信頼感を失わせるような處置はとらないということをモツトーとしております。それと關連して、健全財政、健全金融ということで、だんだん經濟の状態を正常なものに建直していくということを考えておるのであります。この政府の方針というものは、多少手前みそでありますが、最近著しく預金も増加してまいつてきておるように思うのであります。國會でもおかげさまで通貨安定の決議をしていただきまして貯蓄奬勵に大いに盡瘁していただきました、それで非常にその實施の状態はよろしいのであります。こういうようなことで今日日本經濟を一つの病状にたとえますれば、これは一氣に何かペニシリンでも打つて治すというような状態ではない。相當漫性的な病状になつておるので、手荒つぽい處置をするよりも、前途に希望を與えて、徐々に囘復をはかるという方法以外に考えられませんので、通貨吸收策についてもあくまで信用を堅持するということでやつております。なお詳しいことになりますと長くなりますので、この點原則論だけに止めておきます。
 次に賃金に地域差を設けようというお話でありますが、これはただいま官公廳職員等については、御承知のように地域差を認めております。そういう地域差を認める際に、ただいま御指摘のような東北地方のごとき一年の三分の一は雪に閉されておるような地方につきましては、やはりその地方の氣候の影響等も考慮に入れて、そうして全體としての妥當なる地域差を出すように心掛けておる次第であります。實情といたしましてはなかなかそう完全なものができませんので、逐次御要望に副つて改善していきたいと思つております。
#58
○西村(榮)委員 この御趣旨はたいへん結構だと思うのですが、これを適用したときに、たとえば進駐軍命令の工事その他が完成できなかつたときの責任は、一體日本政府が負うべきであるか、これはきわきて愚問でありますが、たとえば工事に關する入札をしても、それがどうも實際上引受けられないとか、人夫を集めても集まらぬために、所定の工事が完了できなかつたというときにおいて、これを嚴格に適用して日本政府がその責任を負わなければならぬのか、あるいは連合軍の方でその工事の遲れたことを認めてくれるのか、きわめて愚問ではありますが、一應腑に落ちぬから參考のために承つておきたいと思います。
#59
○長沼政府委員 たいへんむずかしい問題でありますが、一般論としてはつきりお答えいたしかねるのでありますが、そのときどきの事情を十分勘案いたしまして判斷するほかいたし方がないと思います。
#60
○鈴木委員長 それではきようはいわゆる總司令部の政府支出削減に關する覺書に關しまして、一應政府の説明を聽取いたしましたが、それに對する質疑はこれをもつて終ります。あす、あさつては先ほど申し上げましたように、昭和二十二年度の一般會計豫算の補正第四號、特別會計補正第一號に對する質疑をいたしたいと存じます。
 それから去る九月三十日議長の承認を得ました國政調査承認要求に關連しまして、豫算制度調査に關する小委員會と、豫算案調査に關する小委員會との二つの小委員會を設置いたしたいと思いますが、小委員の選定に關しましては委員長、理事に御一任願えないでしようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#61
○鈴木委員長 それではさよう決定いたします。小委員の顔ぶれを申し上げます。
 豫算制度調査に關する小委員會
   小島 徹三君  稻村 順三君
   海野 三朗君  加藤シヅエ君
   河合 義一君  竹谷源太郎君
   西村 榮一君  安平 鹿一君
   鈴木 明良君  押川 定秋君
   工藤 鐵男君  鈴木 強平君
   原 健三郎君 長野重右ヱ門君
   世耕 弘一君  植原悦二郎君
   苫米地英俊君  樋貝 詮三君
   本多 市郎君  角田 幸吉君
   淺利 三朗君  船田 享二君
   東井三代次君
 豫算案調査に關する小委員會
   鈴木茂三郎君  山崎 岩男君
   荒畑 勝三君  島田 晋作君
   中崎  敏君  中原 健次君
   山花 秀雄君  川島 金次君
   黒田 寿男君  鈴木彌五郎君
   古賀喜太郎君  川崎 秀二君
   佃  良一君  五坪 茂雄君
   寺島隆太郎君  上林山榮吉君
   庄司 一郎君  西村 久之君
   青木 孝義君  磯崎 貞序君
   小峯 柳多君  鈴木 正文君
   川野 芳滿君  今井  耕君
   大神 善吉君  中村 寅太君
   野坂 參三君
以上であります。なお各委員會に委員長一名、副委員長一名、若干の理事を置きたいと思つておりますが、今日は一應委員だけの御承認を得ておきたいと思います。
 それではこれをもつて散會いたします。
   午後三時三十七分散會
ソース: 国立国会図書館
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