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1947/10/30 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第13号
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1947/10/30 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 予算委員会 第13号

#1
第001回国会 予算委員会 第13号
昭和二十二年十月三十日(木曜日)
    午前十一時五分開議
 出席委員
   委員長 鈴木茂三郎君
   理事 川島 金次君 理事 小島 徹三君
   理事 鈴木彌五郎君 理事 上林山榮吉君
   理事 川野 芳滿君
      加藤シヅエ君    河合 義一君
      島田 晋作君    中崎  敏君
      西村 榮一君    押川 定秋君
      川崎 秀二君    古賀喜太郎君
      五坪 茂雄君   長野重右ヱ門君
      青木 孝義君    淺利 三朗君
      磯崎 貞序君    植原悦二郎君
      小峯 柳多君    鈴木 正文君
      苫米地英俊君    西村 久之君
      樋貝 詮三君    船田 享二君
      中村 寅太君    野坂 參三君
 出席國務大臣
        大藏大臣    栗栖 赳夫君
 出席政府委員
       宮内府事務官   塚越 虎男君
       大藏政務次官   小坂善太郎君
        大藏事務官   河野 一之君
 委員外の出席者
        專門調査員   芹澤 彪衞君
        專門調査員   小竹 豊治君
    ―――――――――――――
十月二十七日
 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)
 昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)
の審査を本委員會に付託された。
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)
 昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)
    ―――――――――――――
#2
○鈴木委員長 それではこれから會議を開きます。
 さきに九月十九日に内閣から提出になりました昭和二十二年度一般會計豫算補正(第二號)、すなわち内務省解體に關する法案に關連する豫算案でありますが、これは内閣において撤囘したい旨議長まで申出あつて撤囘になりましたから、この點御了承願いたいと存じます。
 これより議事にはいりますが、議題は昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)、昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)、これを議題といたします。まず政府の説明を求めます。大藏大臣。
#3
○栗栖國務大臣 昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)について御説明いたします。この補正豫算は國會議員に對する特別手當に必要な經費、政府職員等の給與に必要な經費及び終戰處理費に關し、その經理の現況に顧みまして、既定豫算の不足につき、さしあたり、必要といたします經費の追加につきまして、他の部分と切り離し、昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)として提出いたしました次第でございます。
 まず一般會計豫算補正について、その内譯を申し上げます。國會議員に對する特別手當支拂のためさしあたり必要な經費千餘萬圓は、今次國會において成立いたしました昭和二十二年法律第九十五號に基き、國會議員に對しまして特別手當が支給せられることに相なりましたために必要な經費であります。
 政府職員等の給與に必要な經費につきましては、本年七月以降、いわゆる千八百圓水準によることになつておりまして、その一部といたしまして、政府職員等に一時手當を支給することといたしまして、これに關する法律案及び豫算案について、別途審議をお願ひいたしました次第でありますが、既定の給與豫算の不足の状況に顧みまして、さらにおおむね本年十一月までの所要額について生ずる不足額をさしあたり追加計上いたしました次第であります。しかして、その總額は十二億五千三百餘萬圓であります。その内譯を申し上げますると、國會、裁判所職員及び政府機關職員の給與に關し既定豫算の不足を補うためさしあたり必要な經費七億三千餘萬圓、地方警察職員の給與に關しさしあたり必要とする地方警察費國庫負擔金の増加一億三千四百餘萬圓、小學校及び新制中學校教員の給與の補助に關し、既定豫算の不足を補うためさしあたり必要な經費三億四千百餘萬圓、地方公共團體における國庫補助職員の給與に關し、既定豫算の不足を補うためさしあたり必要な經費四千三百餘萬圓、厚生保險特別會計及び農業家畜再保險特別會計所屬職員の給與に關し、既定豫算の不足を補うためさしあたり必要な經費の一部を一般會計において負擔するため四百餘萬圓と相なつております。
 次に終戰處理費についてでありますが、その既定豫算額は二百七十億圓でありますが、本年七月の新物價體系に基く公定價路の改訂等によりまして、兵舎住宅の新營費、物品購入費及び諸施設等の増加のため、既定豫算に相當多額の追加を必要といたしますが、既定豫算はおおむね、本月中にすべて支出濟みと相なるものと考えられますので、さしあたり五十億圓の追加を計上いたしました次第であります。この一般會計歳出豫算追加の財源としましては、増加所得税の増收見込額六十億圓、遊興飲食税の増收見込額四千七百萬圓、昭和二十年度以前に事業年度の修了した法人に對する臨時利得税のうち、本年度の收入見込額一億五千八百萬圓、競馬會納付金の増加見込額四千餘萬圓、昭和二十年度剩餘金の受入千八百餘萬圓と相なつております。
 次に特別會計豫算補正について申し上げます。特別會計所屬職員の給與に關し、既定豫算の不足を補うためさしあたり必要な經費は、各會計を通じまして合計二十三億四千七百餘萬圓でありますが、このうち既定豫算の豫備費を減額修正いたしまして財源に充當いたします額が一億七千二百餘萬圓でありますので、結局歳出の増加額は二十一億七千五百餘萬圓と相なります。主な會計について職員の給與のため必要な追加額を申し上げますと、印刷局特別會計千八百餘萬圓、專賣局特別會計六千百餘萬圓、食糧管理特別會計六千六百餘萬圓、國有林野事業特別會計三千七百餘萬圓、通信事業特別會計八億六千餘萬圓と相なつております。なお國有鐵道事業特別會計工事勘定所屬職員及び通信事業特別會計建設勘定所屬職員の給與に關する歳出豫算の追加の財源は、これを公債金收入によることといたしました。その金額は國有鐵道事業特別會計におきまして七千九百餘萬圓、通信事業特別會計におきまして四千百餘萬圓であります。
 以上をもちまして昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)の説明といたしますが、この補正豫算案は、諸般の事情のため提出が遲延いたしましたことはまことに遺憾に存じておりますが、實は政府職員等に對する十一月分の給與は早急に支出いたしたいと存じておりまするし、終戰處理費はその經理状況に鑑みまして、十一月の支出は今囘の追加額をもつて處理いたさなくてはならない状況にありまするので、何とぞ急速に御審議をお願いいたす次第でございます。
 なおさきに提出いたしました昭和二十二年度一般會計豫算補正(第二號)は、地方自治委員會公安聽及び建設院設置法案の撤囘に伴い、これを撤囘いたしましたので御了承を願いたいと存じます。
 なお終戰處理費につきましては追加豫算の際に十分説明を申し上げ、また御審議をお願いいたしたいと思いますので、この際はできるだけ口頭をもつて説明いたすところで御了承をお願いいしたいと思う次第であります。
#4
○鈴木委員長 以上の政府の説明に對して御質疑はありませんか。御質疑はないものと思つて質問を打切ります。それでは都合によりましてちよつと休憩いたします。
    午前十一時十八分休憩
     ━━━━◇━━━━━
    午前十一時四十三分開議
#5
○鈴木委員長 それでは休憩前に引續いて會議を開きます。
 質疑は打切りましたので、これより昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)及び昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)の兩案を一括議題といたしまして討論にはいります。上林山君。
#6
○上林山委員 私は自由黨を代表いたしまして、昭和二十二年度一般會計豫算補正(第五號)、昭和二十二年度特別會計豫算補正(特第二號)に關しまして、條件というか警告というか、そういう意味を含んで本案に贊成をするものであります。
 補正豫算第五號は終戰處理費その他緊急な支出に充てる費目でありまして、やむを得ないと認めるものでありますが、本補正(第五號)に贊成をするという理由をもつて、今後提出さるべきいわゆる追加豫算に、必ずしも贊成をするものでないことを、この際留保いたしておきたいのであります。
 さらにこの際政府に警告いたしたいのは、こういうような重要な豫算を提出するにあたつて、ほとんど資料が杜撰であるということでありまして、われわれ審議上非常に苦勞するわけでありますから、この點についても特に資料を正確に、機敏に本委員會に提出せられんことを希望するものであります。
 なおこの際追加豫算が近く出されるわけでありまして、それにも關連するのでありますが、本案といたしましても考えられることは、これらの豫算を執行するにあたりまして、その財源となるものは税收入にまたなければならぬのであります。このうち所得税その他の税收入が國民負擔の限度に達しておるものも相當ありましようし、あるいはこれらの制度に缺陷もありましようし、いろいろとそういうような面から考えまするのに、われわれは税收入に對して政府が豫算に期待しておるほどのものができるか、非常な疑いをもつておるのであります。これらに對しても特段の注意を喚起する次第であります。殊にこれらの制度上について考えられますことは、税務官吏が一般の官吏に比して質の低下ということが考えられるし、殊にその量においても人員が非常に少い。大體八萬人くらいの定員かのように承つておるが、調べてみますと、約四萬五千人くらいしか税務官吏がない。こういうことを見ます場合に、はたして歳入面に支障がないように、これらの税の取立てができるものであるかどうか。こういう點等からいたしまして、非常なる危惧の念をもつものであります。この點も歳入面に支障を來さないように、政府は特段の注意と努力をしてもらわなければならないと考えるものであります。
 以上簡單にわが黨の意思を表明いたしたのであります。もちろん本豫算案に對しては贊成をするものでありますが、先ほど申し上げた意味を含んで特段の御注意を喚起し、これを現在認めるからといつて、今後出てくる追加豫算を、全面的に認めるものではないという意味を含んで贊成いたしたいと思います。
#7
○鈴木委員長 ほかに御發議はございませんか。
 それではこれより採決にはいりたいと思います。この兩案に贊成の諸君は起立を願います。
    〔總員起立〕
#8
○鈴木委員長 起立總員。よつて兩案は原案の通り可決いたしました。なおこの際大藏大臣からの御發言があります。
#9
○栗栖國務大臣 今年度一般會計豫算補正(第三號)について御報告申し上げたいと思うのであります。本月十四日皇籍を離脱されました皇族に對し、支出する一時金たる皇族費につきましては、本年度一般會計豫算補正(第三號)をもつて總額四千七百四十七萬五千圓を計上し、先般國會において可決せられたのでありますが、これに關し本月十三日の皇室經濟會議におきまして、おのおのの皇族に對して支出すべき一時金額について審議の結果、可決せられたのであります。さきに國會において可決せられました豫算につき、その積算の基礎として説明をいたしました際、豫算額は一應當該皇族に對する既定年額に對し、御當主一一・二五倍、その他の方は七・五倍の率を豫想して算出したことを申し上げたのであります。その後諸般の事情を考慮いたしまして、元軍籍にあられた方に對しては、一時金を支出しないことにいたしますとともに、その他の方々に對しては、現下の經濟事情等を考慮して、年金額に對し、御當主たる王は一五倍、その他の王は一〇・三五倍、親王妃及び王妃は一五倍、女王は一〇・七倍とするのを適當と認め、皇室經濟會議において可決せられました次第であります。これによります各宮家別の一時金額と、前に申し上げました率により計算しました金額との増減を申し上げますれば、東伏見宮家は百五十萬圓で三十七萬五千圓の増、伏見宮家は四百六十四萬八千圓で百四十九萬八千圓の増、山階宮家はゼロで百五十七萬五千圓の減、賀陽宮家は八百二十九萬五千圓で十萬五千圓の減、久邇宮家は八百三十九萬三千圓で百四萬三千圓の増、京都久邇宮家は百五萬圓で五十二萬五千圓の増、梨本宮家は百五萬圓で百五萬圓の減、朝香宮家は三百九十九萬七千圓で百二十五萬三千圓の減、東久邇宮家は六百六十四萬七千圓で十萬三千圓の減、北白川宮家は五百三十九萬九千圓で二百二萬四千圓の増、竹田宮家は五百四十四萬六千圓で十九萬六千圓の増、開院宮家は百五萬圓で百五萬圓の減と相なつておるのであります。
 以上の一時金額の合計額は、國會において可決せられました豫算額の範圍内であり、かつ皇室經濟法の規定する限度内であることはもちろんでありますが、各個別にみますと、さきに説明いたしました際の計算の基礎となつた率によつて算出した場合と、相當異つた額となつた點もありますので、この機會におきましてその結果を御報告申し上げる次第であります。何とぞ御了承をお願いいたす次第でございます。
#10
○加藤(シ)委員 ただいま大藏大臣から、皇室の一時金の金額の内容が變つたことについて詳細な御説明を承つたのでございますが、これは國會において議決されたところの總額と、實際に支出された金額とが一致しておるから差支えないというような御説明でございますけれども、國會においてこれを審議いたしました際の計算の基礎となるものと、實際に今度變更されましたものとは、非常に内容が變つているということを承りまして、私どもは國會がこういうふうに一つの算出の基礎をもつて、その了解の上に總額が出ましたのを、國會の方に何ら前もつて御相談もなくこれをかえられるということは、政治道徳的にこういう問題をどういうふうに大藏大臣はお考になりますか、その御所見を承りたいと存じます。
#11
○栗栖國務大臣 お答えいたします。實は私皇族經濟會議の一員を汚しておりますが、この案を拜見してそういう疑義をもちましたので、席上においてそういう點を質問いたしたのでございます。大藏大臣として豫算その他を扱う責任上質問いたしたのであります。そのときの宮内府の御説明は、豫算の範圍内である。そして皇室經濟會議で最後の決定をいたすということによつてはじめてきまることである。こういうような御説明がありましたので、そこでこの會議としても議事にはいつたような次第でございます。なお宮内府の方においてその解釋その他の説明について、今から内藏頭の説明をしていただきたいと思つている次第でございます。責任を囘避するわけではありません、十分その點をその席上で明らかにしているような次第であります。
#12
○塚越政府委員 國會に提出いたしました豫算のうち、今囘の皇籍を離脱されました皇族に對して支出する一時金としての皇族費の四千七百四十七萬五千圓につきましては、一應積算の基礎として、先ほど大藏大臣から御説明のありました率によつて計算をいたしたのでございます。皇室經濟法におきましても、十五倍の範圍内で皇室經濟會議の議を經てきめるということになつております。その豫算の總額の範圍内においきまして、皇室經濟會議において御決議を願つたという關係になつているのでございます。ただ何分にも、ただいま大藏大臣からも申し上げましたように、個々に申しますと非常に金額も相違いたしておりますので、國會に御報告して御了承いただきたいと存じまして、ただいま大藏大臣から御報告をお願いしたような次第であります。
#13
○加藤(シ)委員 ただいま大藏大臣と宮内當局からの御説明を承りまして、大藏大臣がこの問題について政治道徳上の責任を痛感していらつしやるというその御答辯は、私も了といたすところでございますけれども、問題は結局、事柄が皇室經濟のことに關係する、あるいは他の一般の問題に關係すると、その區別なく、すべて國會においてこれこれの内容という理解のもとに、一定の金額の支出が議決されたものを、これを國會に何ら了解もなく、他の方法によつてそれが支出されるというようなことは、明らかに國會の審議權を無視したものと私は認めまして、このたびのこの御處置に對しては、私はどうしてもこれは贊成いたしかねるものであることを申し上げておきたいと思います。
#14
○鈴木委員長 ほかに御質疑ございませんか。……ただいまの大藏大臣より了承を求められました件に關しましては、委員會といたしましては一應了承するということにいたしておくかどうかをお諮りいたしたいと思います。大藏大臣の報告を了承することに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○鈴木委員長 ではさように決定いたします。
 なお資料の點でありますが、政府に審議上必要ないろいろな資料を求めたいと思いますので、專門調査員から朗讀してもらいますが、資料の點に關しては、私委員長といたしましても非常に不滿足でございまして、できるだけ政府においては資料は十分にお手配を願いたいと存じます。
    〔小竹專門調査員朗讀〕
   國政調査に關する資料
 一、豫算制度に關する資料
  1、昭和二十年九月以降現在まで連合軍總司令部より發せられた財政制度、財政政策及び金融に關する指令竝びに關係國内法令の主要なるものの全譯及び原文
  2、米國における脱税防止法の要旨及び全譯
  3、米國の租税制度及び所得税の特徴に關する調査資料
  4、英國、米國及びソ連邦における豫算編成と監督に關する調査資料
  5、財務局別税務關係職員の豫算人員、實際人員數の學歴別、年齡別、勤續年限別及び給與階層別統計
 二、豫算の執行状況に關する資料
  1、昭和二十二年度豫算における左記の月別及び四半期別統計
   A 一般會計歳入各項目別徴收豫定額、徴收決定濟額、收納濟額、缺損額及び未收納額
   B、一般會計歳出豫算の使途別及び目的別豫算額、計畫額及び配賦、實績額
   C、一般會計歳入及び歳出豫算の部局別豫算額の配賦、實績額
   D、特別會計の會計別歳入豫算額と收納濟額及び未收納額
   E、特別會計の會計別歳出豫算の使途別豫算額と支出實績額及び計畫額
   F、特別會計の會計別又は勘定別公債發行豫定額及び借入金豫定額とその月別實績額又は計畫額
   G、大藏省證券の發行又は償還高及び發行計畫高
   H、復興金融債券の發行高、機關別消化高及び發行計畫高竝びに消化計畫
   I、政府資金撒布超過額とその豫想額
  2、財政法第三十三條第一項但書及び第二項の規定により流用した各省各廳の項目又は節の經費の流用金額、理由、流用した又は流用先の科目及び大藏大臣の承認又は通知を受理した期日
  3、一般會計及び特別會計につき、各省各廳が使用した豫備費の金額、理由、積算の基礎及び閣議決定の期日
  4、各省大臣の旅行又は出張につき、その同伴者數、期間、粁數、經費及びその項目、節、區分別の支出額と豫算額
  5、昭和二十年九月以降における終戰處理費に關する左記の統計資料
   A、一般會計の本豫算及び追加豫算額中に占める終戰處理費の金額とその比率竝に各國の豫算額中に占める占領費の金額と比率
   B、終戰處理費の人件費及び物件費別豫算金額及び支拂實績額竝に各會計年度豫算又は各提出豫算の人件費及び物件費に對するそれぞれの比率
   C、終戰處理費中の人件費の項、目、節、區分別金額、男女別豫算人員數、實際人員數及び單價の四半期別統計
   D、各提出豫算別又は各會計年度別の物件費の項、目、節、區分別終戰處理費豫算額、
   E、終戰處理費の四半期別、月別及び項目別支拂計畫額及び實績額と一般會計及び特別會計の豫算總額竝に一般會計豫算の支拂計畫額及び實績額との比較
   F、終戰處理費支出額、政府資金撤布超過額と日本銀行券發行高との比較統計竝びに昭和二十年九月ないし十二月を一〇〇とする四半期別比率
   G、主要物資別(特に石炭、鐵鋼、電力)の四半期別及び業種別(産業別及び民需、官需、進駐軍用別)の割當計畫及び消費の比較(各數量及び金額と比率)
   H、通信事業における終戰處理費の項、目、節、區分別經費とこれに關する各種統計
   I、運輸事業における終戰處理費の項目、節、區分別經費とこれに關する各種統計
   J、進駐軍用諸契約方式の變還と現行契約に關する諸規則
   K、進駐軍用諸契約高の五千萬圓を超過した同一契約者の名稱又は氏名、住所、契約件數及び契約額竝びに五千萬圓未滿を含む業種別契約者數と、金額の四半期別及び階層別(千萬圓ないし二千萬圓毎に明示)統計
   L、進駐軍用諸契約の工事完了分と未完了分に關する業種別件數及び金額別統計
   M、進駐軍用契約者の業種別及び四半期別支拂請求額、査定額、支拂濟額及び未支拂額比較統計
  6、所得階層別納税者數、納税額及び滯納者數、滯納額の戰前、戰時の特定年度及び最近二箇年の會計年度未統計竝びに昭和二十二年度第一・四半期末現在の同統計
  7、昭和二十二年度業種別國民所得推定額と推定方式に關する説明資料
 三、賃銀、物價、家計に關する資料
  1、經濟統計速報第九號、經濟安定本部總裁官房統計課編、(但し右速報掲載統計をその後入手の最新資料によつて補足すること)
  2、昭和二十一年七月以降現在までの生活必需物資供給量及び同供給量指數、特に本年七月ないし九月の統計
  3、主食、野菜類、魚類其他の食糧品の昭和二十一年七月以降現在までの配給量、同指數及びカロリーの月別統計、特に本年七月ないし九月の統計竝びに重要都市における主食の缺配平均日數
  4、昭和二十二年七月の千八百圓水準の新物價體系決定に關する説明資料竝びに、主要商品十五品目の新公定價格決定當時の舊公定價格及ぶ闇價格のシエールに關する統計
 四、昭和二十年九月以降の四半期別(最近一ケ年については月別)通貨流通速度とその算出方式の説明資料。
#16
○鈴木委員長 右の國政調査に必要上の資料に關するもののうち、終戰處理費に關しましては、いろいろと關係方面との事情もございますから、政府において愼重に御審議の上資料を御提出願いたいと思います。終戰處理費につきましては、御承知のように追加豫算においても相當の重い負擔となつておるのでありまするが、しかし連合軍側におきましても、連合軍側の給與であるとか、食糧、衣類あるいはガソリン等は直接連合軍側において御負擔されておるのであります。その上輸入の米の代金などに關しましても、いろいろと向う側においても負擔をされておるのでありまするが、しかし私どもの財政の上においても重い負擔となつております上に、御承知のように公定價格によつて進駐軍關係の事業を行うことになり、政府においても、これに關しましては、今囘あらためて物動計畫を立てて、その上に間違いなくこの事業を進行するような御計畫のように承つておりまのすので、物動計畫の上から政府の豫算案に盛られた進駐軍の事業が完全に行われるかどうかということに關しましては、豫算委員會においてもそういう觀點より、一應十分に審議する必要もあると存じまして、資料の點をお願いをいたしたのであります。こういう資料の點に關しまして、御承認を得たいと思いまするが、よろしうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○鈴木委員長 それではこれらの資材を要求するここととにいたします。
#18
○河野(一)政府委員 ただいま御要求になりました資料につきましては、できるだけ速やかに整えてお手もとに差上げたいと思いますが、お伺いいたしますれば、今非常に浩瀚な調書でありまして、中には政府で調査いたしたものもございますが、これから調査しなければならぬものも相當多數ございます。それからものによりましては、あるいは一般的に御配付できないものもあるやうに存じますので、そういう點につきまして相當な時日をかしていただきますのと、それから内容の發表その他について、相當留意をいたす必要のあるものについては、さように御了承願いたいと思います。できるだけ御要求に副うように努力いたすつもりでございます。
#19
○鈴木委員長 それでは本日はこれをもつて散會いたします。
   午前零時十二分散會
  
ソース: 国立国会図書館
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