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1947/04/14 第2回国会 参議院 参議院会議録情報 第002回国会 国土計画委員会 第2号
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1947/04/14 第2回国会 参議院

参議院会議録情報 第002回国会 国土計画委員会 第2号

#1
第002回国会 国土計画委員会 第2号
昭和二十三年四月十四日(水曜日)
   午前十時四十四分開會
  ―――――――――――――
  本日に會議に付した事件
○治水及び戰災復興小委員設置に關す
 る件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(赤木正雄君) それではこれから委員會を開きます。この前の委員會で、この委員會の關係する部門で最も大きな問題に對しては小委員會を作つたらどうかと、こういう各委員の御希望でありました。從つて現在最も大きな問題といたしましては、災害復舊を含んだ治水問題と、それから住宅の建設を含んだ戰災復興問題、この二つの問題が當面の重大問題と考えます。よつてこの二つの問題に關する小委員會を作つたらどうかと考えますが、これに對して皆さんの御意見如何でしようか。
#3
○北條秀一君 今二つの小委員會を作れというお話で、第二の方は戰災復興の委員會で住宅問題を含んだ委員會としたいというお話ですが、住宅問題については、御承知のようにかねて厚生常任委員會の方において住宅問題に關する小委員會を作つていることは御承知だと思うのであります。從つて住宅問題だけに考えますと、私は小委員會という問題では住宅問題は解決しないと思います。從つて國土計畫常任委員會としては、むしろ住宅問題については、この際特殊な緊急な問題として、厚生常任委員會と兩方だけでなしに、全參議院から委員を出して、住宅に關する特別委員會というものを作る方向に持つて行くべきであると私はそう考えるのであります。ですから我々は今戰災復興に關する小委員會を作ることに住宅問題を含むことは、一應差支えないと思いますけれども、そういうふうに國土計畫委員會としては住宅特別委員會を作る方に住宅に關する限りは指導して行くべきじやないかと、私はこういう考えです。
#4
○委員長(赤木正雄君) 御承知の通りに戰災復興は住宅も土地の計畫も含んでおりますからして、今北條委員の言われた通りに、戰災復興の小委員會を開くならば、それに關連して住宅問題の起るのは當然であります、その意味で戰災復興に關する小委員會を作つたら如何でしようか。
#5
○島田千壽君 只今北條さんから御意見があつたのでありますが、戰災復興に住宅問題を含んだところの小委員會を作るということでありまするが、これは國土計畫の委員会としての立場の上から十分必要のある事柄でありまするから、一應この問題はこの問題として採擇することにして、そうして北條さんの言われる、別な方法で、住宅問題は可なり今日の状況から緊急を要する問題だから、或いは全參議院を網羅したところの特別委員會を作ることは、これは別途の方法で作られてもよいのじやないか、我々は國土計畫委員會としての立場から、住宅問題を含んだところの小委員會を作るべきだということは、非常に私はよいように考えます。
#6
○北條秀一君 私の言いましたのは、厚生常任委員會に住宅小委員會は現にあつて、第一國會から續いてやつておりますから、住宅問題になりますと、兩方で政府の擔當者を呼んで現状を調べたり、現状を促進するということになるわけです。勢い兩方にありますと、運營の點ですぐぶつつかるということは起きることと思いますので、そういうことを考慮して、住宅問題は當然國土計畫委員會においてやるべきだが、併し現状からいつて、住宅問題は全く緊急だから、厚生常任委員會に小委員会を持つており、又こつちも持つているということでなりに、住宅に關する特別委員會を作ろうということで押して行くことがいいと、そういうところに私は政治力を結集した方がいいと考えるのであります。むしろこれは伏せて置いて進んで行つたらどうかと思います。
#7
○委員長(赤木正雄君) 今の北條委員の御意見尤も最思いますが、戰災復興のことを段々論議して行けば、當然住宅も關聯することですから、その意味で戰災復興に關する小委員會を作る、そういうふうに進んだら如何でしよう。別に住宅を抜く必要もなかろう。
#8
○島田千壽君 そうです。
#9
○大山安君 この住宅問題としまして單に住宅というのみの委員會が目的なんですか。それとも住宅に對するすべての基本計畫に對するものなんですか。
#10
○委員長(赤木正雄君) 戰災復興に關する住宅を主とします。
#11
○大山安君 そうしますと、國土委員會としまして住宅問題を取扱う場合には、結局都市の住宅とすれば勿論都市計畫ということが基本となるベきものですな。
#12
○北條秀一君 只今大山委員の發言中ですが、大山委員のお許しを得て言いますと、結局第一は災害對策の小委員會、第二は戰災復興の小委員會と、こういうふうになりますね。
#13
○大山安君 とにかく住宅という問題には勿論都市計畫もなくてはならんものですね。委員會としてつまり宅地に基本方針を置くか、或いは計畫が決つた上で住宅のみに基本方針を置くか、その委員会の方針ですね、それをはつきりして頂きたい。
#14
○委員長(赤木正雄君) 要點は戰災復興を主とした、言い換えますれば、戰災復興の委員會を拵えたら、それには住宅も含みましようから。
#15
○大山安君 そうしますと、都市計畫も入つておると、こういうことになりますね。
#16
○委員長(赤木正雄君) そうなります……。では災害復舊も加えて、治水に關する小委員と、戰災復興に關する小委員と、この二つの小委員を置くことに決定します。
#17
○大山安君 そこに條件を附けて置きたい。この住宅問題につきましては、都市計畫の解現を先にするということを附記して頂きたい。
#18
○委員長(赤木正雄君) 住宅の建設を先にするか、都市の計畫に先にするか、それは戰災復興の小委員會で決定したらどうですか。
#19
○兼岩傳一君 私は前にちよつとよんどころない用事で失禮したのですが、この委員會で小委員會を作るということを強くお考えになつておる委員のお方からその運用の見通し、どういう效果を擧げて、どういうわれで作るのか、説明をして頂きたいと思います。
#20
○委員長(赤木正雄君) それは……。
#21
○兼岩傳一君 私は委員長からは聞きたくないのです。それを發議した委員の方から聞きたいのです。
#22
○委員長(赤木正雄君) 今日は缺席しておりますが、原口委員からもこういう動議がありました。それまで小さいものを澤山作つたらどうかというのが最初の委員會の皆さんの御意向であつた。ところが、その次の委員會で、小さい委員會を澤山作るよりも、現在最も大きな問題になつておるものに對する小委員を作つたらどうか、又作つて呉れ、こういうことであつた。現在最も大きな問題になつておるのが治水、これは災害復舊を加えております。治水問題と戰災復興、これは最も大きな問題ですから、それに關して小委員會を作ろう、こういうことになつたのです。
#23
○兼岩傳一君 作つて、どういうふうに運用して、どういうふうに效果を擧げて行こうという見通しは……。
#24
○委員長(赤木正雄君) それは戰災復興は、皆が寄つて協議するのも結構ですが、それよりも小委員を作つて、その委員の方から尚現状をよく詳しく關係官廳にもお聽き願い、又どう進めて行くかということをこれ以上にこの委員會として進めて行きたい、こういう目的です。
#25
○兼岩傳一君 つまり小委員會でよく調査して、この委員會に反映させて行こうというのですか。
#26
○委員長(赤木正雄君) そうです。
#27
○兼岩傳一君 了解しました。
#28
○委員長(赤木正雄君) では皆さんの御同意を得て、この二つの小委員を設けることに決定しました。ついては委員の數は何人ぐらいにいたしましようか。又外に小委員ができるかも知れませんから、取敢えず兩方共六人ぐらい、この委員會が丁度二十人ですから、これくらいならば今後委員會ができても差支えないと思いますが……。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○委員長(赤木正雄君) では六人に決定いたしました。その次に成るべく御希望の方をこの委員にお願いしたいと思いますが、缺席しておられる方もありますし、或いは委員長が皆さんの御同意を得て決めますか。或いは御希望を承つてそれから決めますか。どうしますか。
#30
○北條秀一君 それは小委員を作るのは、先程兼岩委員の質問に委員長が答えて済んだわけですが、結局國土計費委員會の既往を反省した上に、この國土計費委員會の任務を、より推進しなければならんということになつたのですから、これは小委員會に出席して絶えず委員會を持つて、そうして皆が顔を合せて強力に研究して行くというのでなければ意味がない。從つて委員長は各人の御希望によつて決めて行かれたがよくと思います。
   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#31
○委員長(赤木正雄君) 私も成るべくその方がよいと思います。速記を止めて。
   〔速記中止〕
#32
○委員長(赤木正雄君) 速記を始めて。どなたをこの小委員にお願いするかは各會派で一つ御相談願います。如何ですか。今日は御出席にならない方もありますからこの次、と申しましても(「成るべく早く」と呼ぶものあり)或いは來週の月曜日頃までに一つ返事を願う。或いは戰災復興ばかり希望して治水の方がなくても困るし、治水の方ばかり希望して復興がなくても困る、その邊もよく御勘案頂き適当にお願いいたします。では今日の委員會はこれで……。
#33
○北條秀一君 委員會を閉じます前に、來週この委員會を開かれるならば開かれる日を豫定されたらどうかと思います。そういうふうに豫定して頂きませんと來週いつあるか……。
#34
○門屋盛一君 來週といいますけれども、來週というと、月曜から休みになるのじやありませんか。
#35
○島田千壽君 自然休會になるかも知れない。
#36
○北條秀一君 今週中にやるべきではありませんか。
#37
○門屋盛一君 明日と明後日本會議が續くらしいが、明日か明後日委員會なり打合會をもう一遍お開きになつたらどうですか。(「やれば明日」だと呼ぶ者あり)
#38
○委員長(赤木正雄君) 明日と申しましても、やはりこの關係は分りませんから、この土曜日の午前中に委員會を開いて、その人を決めたら如何かと思います。
#39
○北條秀一君 私は金曜日を希望いたします。
#40
○委員長(赤木正雄君) 皆さんの御希望で……。
#41
○島田千壽君 金曜日はいつですか。
#42
○北條秀一君 十六日。
#43
○委員長(赤木正雄君) 十六日の午前に開きますからお含みを願います。
#44
○大山安君 私が提案しておる道路橋梁の通水構造に關する法律案について、これができるものならば早急にお願いしたいと思います。これは相當前から出してありますが、成るべく一日も早く採擇になるものならして頂きたい。實際の復舊工事に對しても適用したいと思います。結局土管のような簡單なもので有效にやることもできるというような個所も相當ありますからして、その邊をお含み願い、一日も早くお願いいたしたいと思います。
#45
○委員長(赤木正雄君) では先程決めましたように、この次の委員會、十六日の委員會で大山委員から御發言の道路橋梁の通水構造に關する法律案、これも議案に供したいと思います。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶものあり)
#46
○兼岩傳一君 僕はこの委員會の運營について申上げ、委員長の考えを聞きたいのですが、委員會の運營は民主的議會においては、委員の總意によつて、その方法に基いて委員長が處理されるというように解しておるのですが、どうもこの委員會は、委員長が自分の考えで進めて行かれるという傾向が非常に多いのですが、例えば一番小さなことですが、意見を委員長が述べられるときは、委員席に著いて述べられるべきで、委員長席におるときは、委員が述べるところを採つて、そうして議決するものは議決するようにやつて行かれるのが本當で、委員長だか委員だか分らないような委員會の取進めをやられては、この委員會が發展しないと思いますが、この邊委員長は如何に考えておられますか。
#47
○委員長(赤木正雄君) よく注意いたしましよう。
#48
○兼岩傳一君 從つて建設省の問題も、第一囘國會に取上げることを、熱心に請願その他が多數出たにも拘わらず、委員長はそれを委員會の議に付して、討議して採決を採つて、その方向に動くということをされなかつたのですが、今後においても、建設省問題などについて、我々が要求したときには、それを取上げないというようなやり方では、果して委員長として民主的なやり方であるかどうかということを一つお尋ねいたしたいのであります。
#49
○委員長(赤木正雄君) それはこの間の委員會においても問題があつたのであります。と申しますのは、建設省の問題があるから、直ぐこの委員會において取上げて、この委員會として考えようじやないかという……。
#50
○兼岩傳一君 從つて第三點として、今後どういうふうに運營して行くかというようなことが一つ。それから次の委員會はいつ頃の日に、どういう内容でやるということを、民主的に委員の發議によつてこの委員會を動かして行く、委員長は委員の方向を處理して頂くという参議院の規則に基いて御運營あること希望します。
#51
○委員長(赤木正雄君) それは結構ですが、どういう問題を處理して欲しい、こういう御希望がありましたならば、遠慮なく申して下さい。成るべくその方向に進みます。
#52
○兼岩傳一君 私はあなたに申上げるのでなく、委員會に諮るのですから、民主的に諮つて、委員で協議して、委員長はその議長であるという職責をお忘れなく御運營頂くということをもう一遍繰り返して申上げます。
#53
○委員長(赤木正雄君) 分りました。別に御發言ありませんか。
#54
○門屋盛一君 兼岩委員の委員會運營に對する御希望は尤もと思いますが、この委員會は民主的であり、國民の代表としての委員會として運営するのには、他の委員會の兼任の方の關係もあるでありましようが、我々委員がもう少しその職責を考えまして、先ず熱心に出席するということが一番必要であると思います。それから今お話の出ておりますような建設省とか、その他次の委員會でどういうことを議題に供するというようなことをやることは最も必要だと思うのであります。その意味において、兼岩委員のお説に賛成すると同時に、お互いこの國會常任委員の職責を重く考えまして、もう少し熱心にやつて行きたいという希望を持つてをります。(「賛成」と呼ぶ者あり)
 關連しまして、小委員會はこれで二つできましたが、今この國土委員の方に付託されておりますところの、請願陳情書の處理が非常に遅れているのではないか、或る案件なんかは時期をすでに失しておるようなものもあるのではないかと考えられるのでありますから、本會議の模樣と睨み合せて頂きまして、次の委員會ぐらいにその請願、陳情の審理を一應上程された方がいいのではないかと思います。
#55
○委員長(赤木正雄君) 今門屋委員のおつしやつた通りに、訴願、陳情の問題は成るべく早くしたいと思いまして、實はその關係部面のお役所と協議したのです。ところが、向うが例の官公廳の闘争問題で休んでいまして、うまく連絡がとれなかつた點もあります。併しこれは專門調査員の方で準備のできたものからどんどん御協議願う、こういう方針で進んでおります。だから次の機會に皆さんの御協議があれば、それを委員會の議に付したいと思つております……。別に御發言もなければ日本はこれを以て終ります。
   午前十一時十三分散會
 出席者は左の通り。
   委員長     赤木 正雄君
   委員
           島田 千壽君
           石坂 豊一君
           平沼彌太郎君
           石川 一衞君
           大山  安君
           久松 定武君
           北條 秀一君
           兼岩 傳一君
           門屋 盛一君
ソース: 国立国会図書館
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