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1947/06/03 第2回国会 参議院 参議院会議録情報 第002回国会 農林委員会 第5号
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1947/06/03 第2回国会 参議院

参議院会議録情報 第002回国会 農林委員会 第5号

#1
第002回国会 農林委員会 第5号
昭和二十三年六月三日(木曜日)
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○生鮮食料品の生産出荷配給確保に関
 する件
○今次の雹害の被害状況に関する件
  ―――――――――――――
   午前十時二十四分開会
#2
○委員長(楠見義男君) それでは只今から農林委員会を開会いたします。
 本日の議題は公報に載つておりますように、農藥取締法案を前回に引続いて御審議願うわけでありますが、議事の都合でその方をあと廻しにいたしまして、最近生鮮食料品の生産出荷配給確保に関する新らしい措置につきまして、政府では全國の副知事をお集めになつて御協議になつたようで、重要な事柄でありますので、この関係の事項につきまして御説明を伺いたいと思います。それから、そのあとで池田さんから雹害の被害状況について御質問したいというお申出がございました。幸い大島政務次官が最近その方面にお行きになつたようでありますから、御報告を伺うと同時に、今後の対策その他についてもお伺いいたしたいと思います。これは生鮮食料品のあとで伺いたいと思います。
 それでは只今から生鮮食料品の問題について安定本部の生活物資局の木村次長から御説明を伺うことにいたします。速記を止めて……。
   午取十時二十六分速記中止
   ―――――・―――――
   午前十一時二十三分速記開始
#3
○委員長(楠見義男君) 速記を始めて下さい。
#4
○政府委員(大島義晴君) 今回の雹害につきましては、各地に起つたようでありますが、取分け群馬縣の雹害が一番大きいようでありましたので、私も二十九日に参りまして親しく現地を調査いたしまして、昨日の朝帰つて参りました。而もこの雹害は二十七日と、八日の両度に及んで被害を與えたのでございますが、二十八日の雹害は群馬縣を荒しまして雷雨を以て、それが栃木、茨城に拔けて、太平洋に拔け出た非常に大きい雹害でありまして、私共今までたびたび雹害に出会しておりますが、これ程大きな雹害に遭つたことはないのであります。殊に今回の雹害の特徴といたしましては、非常に雲が低かつた。從つてその雹の粒の大きいこと、この雹が尖鋭な角度を持つているというような関係から、農作物に與えた被害は実に驚くべきものがあるのであります。これにつきましては写直等も相当持つて参りましたので、あとで御覧に供したいと思うのでありますが、只今群馬縣の雹害に対しましては詳細にその被害が判明いたしておりますが、他府縣の分に対しては只今報告を求めておりますので、近く御報告申上げる機会があろうと思うのですが、先ず雹害地に参りまして一番驚きましたことは、その地域一帶に小鳥が一つも飛んでおりません。これは雹害の結果、雀といわず、烏といわず、一切が打ち殺されてしまつたのでありまして、たまたま雹害の中心である群馬縣も、群馬郡の京ケ島、或いは上川淵、下川淵附近に参りますと、子供が竹藪の中で雀百羽拾つた、百五十羽拾つた、一番多いのは一人で二百五十羽拾つたというふうに殆んど鳥が殺されておるのであります。從つて農作物の被害におきましては、大小麦は中心地は大体二キロの中になつておるのでありますが、この範囲における麦作は、根元から三寸ぐらいまで余して殆んど打倒されております。その二キロの範囲から出ましてあと一キロくらいの範囲に至りますと、一應大小麦が形は成しておりますけれども、その穗を殆んど叩かれておりまして、白穗に変形いたしまして、これまた実はないような状態であるのであります。更に野菜類におきましては、これは全く跡形がなくなつたと申上げて過言でないと思うのであります。養蚕におきましては丁度早くて五、六日の程度、遅きは二、三日の程度というわけで、もう少しの間というところでこの雹害にやられましたために、その地方の桑は殆んど桑葉を留めておりません。外の一キロの範囲におきましては、一部桑を留めておりますけれども、これ亦元葉の極くこわいところだけ残つているのでありまして、給桑には足りないのであります。一部においては非常に蚕兒を捨てたというような出來ごともありましたので、これは縣の方と連絡を取りまして蚕兒を捨てることを極力防いで、むしろ農業会等をして雹害のなに町村における桑の買出しを励行いたしまして、極力これを買い集めて、どうにか給桑の円滑を見よようなわけでありますが、更に果樹園のごときに至りましては、例えば桃とか或いは梨とか葡萄とかいうようなものは、葉と実の葉されたばかりでなく、その木の皮を剥かれてしまつた。從つて被害が本年のみに止まらず、來年度にも及ぶであろうというふうにその專門の技術者は申しているのであります。
 群馬縣における被害の面績は大小麦におきましては一万一千四十一町二反であります。馬鈴薯は六百三町二反、雜穀が二百九十五町歩四反、陸稻は五百三十七町三反、蔬菜が千十六町一反、桑園は三千六百三十八町九反、甘藷が百五十五町八反、こういうような非常に大きな面績になつているのでありまして、いかに今回の雹害が激甚であつたかということが言えると思うのであります。
 更にその被害の内容から申しますと、收穫皆無である、こう判断せられるものが三千二百十六町七反、被害が七割以上九割に及ぶものが千五百八十八町二反、五割以上七割に及びますものが千九百六十五町二反、三割以上五割に達するものが三千三百五十六町一反、三割以下のものが四千七十五町六反、これくらいの被害の率に大体なつているのでありまして、実に農民は昨年の水害で非常に惨害を受けたところが、今回の雹害に遭つたというような二重の苦しみをいたしておりますのが、大変がつかりして一切を放棄した、大動物はぽつぽつ賣かけているというような実態もありましたので、縣当局とも連絡を取りまして、不正牛馬商の潜入や、或いはこの機会を利用する不正商会の潜人等に対しては、嚴重に取締るように相談をして参つておるのでありますが、政府といたしましても、この厖大な被害に対しましていかにも手の打ちようがないのではないかというふうに思われておつたのでありますが、差し当りの方法といたしましては、特に即効肥料をこの際出しまして、桑も單り葉は茎をいためられておるだけでなく、桑園の元株にも非常に影響がありまするし、更に昨年の水害の結果、用水取入れ口の不備の結果でありましようが、陸苗代が非常に多かつたのであります。水苗代は比較的被害が少かつたようでありますが、陸苗代においては最も惨澹たる光景を呈しておるのであります。これらに対しては籾の急速なる取集めと、最後の苗代の育成に農民各位が努力いたしておりますが、やはり即効肥料を配給して苗代の回復を計画しておるわけであります、陸稻等におきましても相当被害はありますが、即効肥料を配給いたしましてこれを育成して行くならば、幾らかこの被害も減少できるのではないかというふうに考えて、それらの方法を只今講じておるようなわけであります。
 大きな問題といたしましては営農資金の欠乏であります。昨年の水害によつて受けた被害のその跡の癒えない矢先に、この被害を受けておりますために、農家においては自己の食糧は勿論、家畜の飼料すらもないような悲惨な状態にありますので、この農家等に対して食いつなぎの、いわゆる再生産に必要な手当をしなければ相なるまいという関係から、営農資金の急速なる取扱いの必要が感ぜられるのでありまして、これらに対しても速かにこの方法を講じたいと考えておるようなわけであります。
 尚、手当米等も、昨年の水害で秋作が全滅し、又今年の雹害で春作が全滅したというようなことで、よくよく食糧に不足を告げて参りましたので、手当米も或る程度これは出して、再生産に努力いたして貰うより方法がないのではないかというふうに考えておる次第であります。
 蚕糸の関係においても、繭代金の支拂い等がすでに新らしい掛目が決定されるであろうから、できるだけ早くしてくれというような地元の要求もありますが、麦と同時に決定する方針でありますので、まだ新しい繭の値段は決定いたしませんので、旧値段の割合でお渡しするようなわけでありますが、いろいろ考究いたしまして、できるだけ養蚕家にも沢山な金の渡るようにしたいと考えておるのであります。
 更に昨年の第一國会で御協賛を願いました農業災害補償法については、特にその係員を私帶同して参りまして、現地の調査をすでに終つておるようなわけであります、從つて農業災害補償法による今回の補償を急速に実行いたしたく考えておりますようなわけでありますが、御承知の通り、災害補償法もその資金が円滑でないために、これ又遺憾の極みがあるのであります。これらに対しては改めて御相談を願つて、適当な措置を講じたいと思うのであります。
 全体を通じまして、今回の被害がひとり群馬縣のみならず、関東方面におきましては栃木、茨城或いは中國においては岐阜縣、奈良縣というような各地にその被害が起つておるのであります。食糧問題の非常に窮迫せる折に、收穫を直前にした今日、この被害を受けたということは、最も残念千万な話でありますが、これは我々といたしましては、できるだけ農家を激励し、打てるだけの手を打つて、生産増強に努力したいと考えておりますが、只今までのところにおきましては、群馬縣の概要が分つたのみで、他府縣のはまだ詳細に報告は参つておりません。次の機会に他府縣の分を又御報告申上げたいと思うのであります。
#5
○池田恒雄君 大体被害の状況は、私も茨城縣の地元の状況をちよつと見たのでありますが、これは今大島さんが説明された程度にしか、私も詳しいことは分らない。ただ向うでいろいろ何しましたところが、対策の方をお伺いして置きたいと思うのでありますが、肥料、これは苗代を速急復活させるためには即効肥料を早いところ入れなければいかんだろうというのですが、大体田の植付は六月の二十日くらいで終るのです。從つて陸苗代で壞されてしまつたやつは、今から作つてもなかなか間に合わんという状態です。從つて被害を被らないとこの苗代をもう少し面倒見てやつて、そこから分けて貰わなければならんだろうということを縣廳の人も、その他の人達も言うておつた。從つて肥料を何とかして貰えんか、こういう見通しですね。この見通しがないと、実際上農家としても何も約束ができなくなるわけですからこれを一つお伺いして置きたいわけであります。肥料の見通しの問題を……
#6
○政府委員(大島義晴君) 早場の田植をする所においては、只今から苗代を育成じたんでは間に合わんということはよく分つております。この点に関しましては、今まで三本四本植をしていた稻は、二本植にして貰つて、苗を節約して頂いて、それを被害地に廻して頂いて、その代りにやはり、三本植の分を二本植にするのでありますから、その代償として何分の肥料を差上げて、これに充てるということにする以外に途はなかろうと思いまして、縣当局とも打合せておる次第であります。今からでも晩田植の所は間に合うでありまして、この地点に対しましては、苗代の只今新らしく計画されたもの、或いは打ち倒された苗を何とかして回復せしめようというような農民各位の努力もありますので、やはりこれも一つの方法と存じまして、只今進めております。
#7
○池田恒雄君 肥料の量とか時期については、大体の見通しはお付きになつておるわけでありますか。
#8
○政府委員(大島義晴君) 量等につきましては、被害反別、被害の状況等によつて各般の事情が違いますので、これらについては何れ詳細な報告の結果でなければ分りかねるのでありますけれども、應急の処理といたしましては、各縣の肥料工場に蓄えてありますところの即効肥料を至急に廻付するようにということを申しております。何れ詳細の数字が判明次第、又御報告申上げる機会があろうと思いますが、更に詳しい事情につきましては、農政局長が見えておりますから、農政局長からお答えすることにいたします。
#9
○池田恒雄君 次には営農資金のお話がございましたが、昨年の水害に対する共済資金、これが今年の四月頃渡つておるそうです。拂われたのは……、それからもう一つは昨年の水害に対して何か営農資金のようなものを融通されたんでしようか。その二点を……。
#10
○政府委員(大島義晴君) 昨年の水害に対しましては、別に営農資金の融通はいたしておりません。やつておらないのです。災害補償法の手当が非常に遅れたということは、これは勿論農林省の都合もありましたが、一つはその組合の設立が非常に遅れたために相手方がないから差上げることができないというような現実もありましたので、非常に遅れた面があるのでありますが、只今殆んど災害補償金は出ております尚今回の被害を契機として、災害というものは、水害だけで、川の周りの者だけが組合に入るべきだというふうに考えていた人達が、雹害によつて奥地でも災害を蒙るものだということが強く農民間に認識されまして、この災害の関係に深い関心を農民が持つようになりまして、すでに続々と被害のない所でも作られている現状になつておりますが、今後は急速に運べることと存じております。
#11
○池田恒雄君 手当米でございますがね、手当米は今貰つている農家は相当あるわけでございますが、大体麦が出ると、まあ手当米がなくなる農家もあるが、そのまま貰うような農家もあるわけでありますが、その麦が全然獲れないわけなんですね。まあ野菜はそれでもいいんですが、そうすると、麦が獲れないから手当米だけで食いつなぐわけでありますが、手当米が大体二合五勺というのが普通のやり方ですか、それとも災害の場合は特に三合何勺とか、四合とかいうような配給の仕方になるのですか。どちらになるのでしようか。
#12
○政府委員(大島義晴君) 手当米の方法は、先程申上げた通り、昨年の水害で秋作が非常な減收で、更に本年の雹害で春作が駄目だということになりますと、一年を通じての被害を受けることになりますから、農家にとりましては、これ程手痛い被害はないのであります。從つて農業再生産に支障のない限りの数量を出したいと考えておりますが、なんといたしましても一部に遅配も起りつつある現状におきましては、御満足を得るような状態には行かないかも存じませんが、政府はできるだけの手当をいたしたいと考えておりまするし、更に食糧管理局長官とも、よく相談をいたしまして、できるだけ手当をするということに進めたいと思うのであります。尚、人間の食糧だけでなく、実は家畜の飼料がないから、それがために大動物を賣るのだ。資金難と家畜の飼料と、二つの問題から大動物を手離すというこの農家の非惨な状況に対しまして、私共は胸を打たれ、更に深く胸に感ずるものがあるのでございます。これに対しましても何かの方法を講じて、この家畜の継続飼育ができるようにいたしたいと考えているような次第でありますが、まだ具体的の方法は只今申上げる段階には参つておりません。
#13
○池田恒雄君 次は、その手当米は、もう大島さんも大分御心配下さるようでありますから、或いは從來の例よりも多くなることを期待していいかも知れませんが、併し從來の例だと、二合ぐらいなんですね。これでは間に合わんということになりますから、仮に四合の場合でも時として間に合わない場合があるわけでございますが、どうしても別途に農民が考えなければならんのじやないかと思うのです。そうなつて來ると、麥の被害地の後作の問題、これを考えて置かなければならんのじやないかと思うのです。そうすると後作は畑作地では、大体今度の事前割当によつて、「さつまいも」を植える予定地になつております。そうすると、「さつまいも」を植えまして十月以後しか堀り取りできないのでありますね。そうすると、十月堀り取るということになると、それまで、ちよつと自分で作つたものを、まあ、これは政府に対して内証で食うというわけにはいかんです。これは二合とか、三合とかいう定量配給の場合、内証でやりくりする食糧がないということは農民として非常に因るわけです。でありますから、そうだとなると政府側のマル公の配給の量増加してやろうということになるわけですね。マル公の方の配給が一定の量で決まつているとなると、やつぱり農民が自分の自給生産で何とか遣り繰りせんならんということになりますから、何か、「さつまいも」のように十月頃ではなく、その前に獲れるようなもの、これを考えなければならないのじやないかと思うのです。
 もう一つ。大体麦とかいろいろなものは、ずつと混食して行くわけですね。そうすると、この混食の中から麦がなくなつてしまうと、藷ばかり食わんならんという恰好になるわけですね。從つて今年のあの災害地の農民に対して藷だけ作らしては、藷の遍食ということになるわけですね。これを考えなければならないと思うのです。從つて藷だけ作らしていいかどうか、こういうことが考えられるのですが、何とか一つ御心配……。
#14
○政府委員(大島義晴君) 被害地の後作が主として「さつまいも」であるから、その間の食いつなぎで因るが、何か他の作物をというお話でありますが、主食として食べられるようなものが、「さつまいも」以外にないのじやないかというふうに考えております。若しありましたならばお教えを願いたいと思うのであります。私共もお教に從つて、それが農家の主食に轉換し得るものであるならば喜んでそれを実行いたしたいと考えておるのであります。先程申上げた通り、人間だけでなく、家畜の飼料すらも事欠いておる状況でありますから、できるだけの手当はいたしたい。尚又再生産に支障のないようにいたしたいとは考えておりますが、日本の現在の食糧事情におきましては、実行は非常に骨の折れるものであるということを併せてお含め置き、御了承願いたいと思うのであります。
#15
○池田恒雄君 これは政府が現在の事情で、やるかやらないかという問題よりも、後作の問題にお互いに心配し合つて行くという恰好になると思うのです。ですから大島さんも余り固くならんで、一つ御心配願いたいと思うのです。で、私も藷以外いかなる作物がいいかと言われると、素人ですから全然分らんです。從つて、こういうことも、何か試験場とか、その方面の人々から聞くなり何かして、種があるなら、何か政府が金を出す必要はないのでございます。農業会とか、いろいろなものとの間で相談して、分けられるものは分けて見ようとか何とかいう工合に、ここで一つ、政務次官としての責任においてとか何とかいう恰好ではなく、地元に帰ると農業会の役員もやられておるのですから、そういう恰好で心配し合つて見たいと思うのです。お互いに藷ばかり作らされて、秋になつて藷ばかりあると、いうことになると、米と藷を非常に悪い比率で交換して食わんならんとか何とかいうことになりますし、それならば同じ十月以後における食糧を獲るためにも、藷だけでなく、何かその他のいい種でも、よそにあるならば、取つて來て貰うとか何とかいうことを、これはいろいろな関係の人で考えて貰うのもいいことだと思うのです。そういう意味でも、お伺いしておるのですから、一つ固くならずに、その点をお考え願いたいと思います。
#16
○政府委員(大島義晴君) いろいろのお尋ねがありましたようでありますが、私、今回の現地調査をいたしまして、一番心強く感じておりますことは、被害を受けなかつた附近の人々が、被害地にいずれも参りまして、あと片附けの手傳いやら、或いは後作等に関するいろいろな心配やら、先程申上げた通り、三本植えにする苗を二本植えにして、この苗を分けようというような、この地方における農民の協力に関しましては、実に心強く感じて参つたのであります。そこで私共が、大動物を賣らぬようにというような説明をいたしますと、その附近の人々も被害者に対しまして心強く力を付けて、分け合つて、これから何とかして行くから、そういうものを賣らんで行つて呉れというように、被害を受けないそういう地域の農民各位が被害地に対して同情を寄せていることは、私は非常に心強く感じて参つているのであります。こういう点がやはり日本人としての持つ強さだと思つて心強く帰つたのであります。今お尋ねのような事項は、恐らくはこういう方法で漸次改善されることと存じますので、政府としてその対策を誤まらんように善処して行きたいと考えております。
#17
○池田恒雄君 まあ今日は被害状況もあまり明瞭にできておらないようでございますから、大体農林省方面のお考えだけを承つて置けば結構なんであります。併し被害状況をもつと詳しくすると共に、農林省の対策を單にこうありたいというだけでなく、どの程度にできるかということを明らかにして委員会の方にお示し願いたいと思います。どうも只今まで大島さんのお答弁を聞きますと、非常に固く答弁を戴きまして、非常に私恐縮ですが、そういう答弁でなく、一つこの問題は大島さんの地元が一番被害がひどく、その次は私の地元です。そういうわけでありますから、大島さん、一つ農林政務次官個人としてぐらいでいろいろ御心配願いたいと思います。今日は、こういうような工合に、一方農林省の具体策を願うと同時に、それに対して大島さんにどのくらいの御努力を願えるか、そういうことを示して頂きますなら、我々も驥尾に附して働き易いのです。私の伺うことは今日はこの程度で止めます。
#18
○委員長(楠見義男君) それでは本日はこの程度で散会いたしたいと思います。
 尚明日は本会議があるようでございますから、明後日十時から農藥取締法案について審議したいと思います。それでは、これで散会いたします。
   午後十一時五十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     楠見 義男君
   理事
           羽生 三七君
           高橋  啓君
   委員
           木下 源吾君
           門田 定藏君
           北村 一男君
           柴田 政次君
           西山 龜七君
           平沼彌太郎君
           木檜三四郎君
           石川 準吉君
           岡村文四郎君
           河井 彌八君
           寺尾  博君
           徳川 宗敬君
           藤野 繁雄君
           池田 恒雄君
           廣瀬與兵衞君
  政府委員
   農林政務次官  大島 義晴君
   農林事務官
   (農政局長)  山添 利作君
   農林事務官
   (食品局長)  三堀 三郎君
   林野局長官   三浦 辰郎君
   総理廳事務官
   (生活物資局
   長)      安孫子藤吉君
   総理廳事務官
   (生活物資局次
   長)      木村  武君
ソース: 国立国会図書館
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