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1954/12/06 第20回国会 参議院 参議院会議録情報 第020回国会 人事委員会 第3号
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1954/12/06 第20回国会 参議院

参議院会議録情報 第020回国会 人事委員会 第3号

#1
第020回国会 人事委員会 第3号
昭和二十九年十二月六日(月曜日)
   午後四時四十四分開会
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     平林 太一君
   理事
           千葉  信君
   委員
           石村 幸作君
           後藤 文夫君
           木下 源吾君
           深川タマヱ君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       川島 孝彦君
   常任委員会専門
   員       熊埜御堂定君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○国家公務員の給与問題等に関する調
 査の件
 (勤務地手当改正に関する件)
 (期末手当等の増額に関する件)
 (国家公務員の給与改訂に関する
 件)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(平林太一君) これより委員会を開会いたします。
 国家公務員の給与問題等に関する調査を議題に供します。
#3
○千葉信君 それでは先ほど来、委員会の懇談会でいろいろお話合いを申上げました勤務地手当の地域区分の改正に関する問題、それから今問題となつている年末手当の増額等に関する決議等について御懇談の結果、一応話合いを進めましたその結論に従いまして、私からこの際動議として二つの決議の案について御提案を申上げる次第でございます。
   勤務地手当改正の促進に関する
   決議
    決議(案)
  政府においては、さきに衆参両院
 人事委員会において慎重審議の結果
 到達した勤務地手当地域区分の改正
 案を、速やかに実施に移すよう所要
 の措置を講ぜられたい。
  右決議する。
 以上が勤務地手当改正の促進に関する決議案の内容でございます。
 次は
   年末手当の増額に関する決議案
  現行の公務員給与の実情に鑑み、
 政府においては昭和二十九年十二月
 に支給されるべき期末手当等につき
 その手取額の増加となるよう適切な
 る措置により善処することを強く要
 望する
  右決議する。
 いずれも月日を付けまして、本日付で御提案申上げて、この際委員長においてお諮り願いたいと思います。
 この内容については改めてここで申上げるまでもなく、先ほど来、いろいろと委員会でも問題となり、御懇談の席上で御了解のことですから、その点については省略したいと思います。よろしくお願いいたします。
#4
○委員長(平林太一君) ちよつと速記をとめて。
   〔速記中止〕
#5
○委員長(平林太一君) 速記をつけて。
 只今の千葉委員の提案の勤務地手当改正の促進に関する決議及び年末手当の増額に関する決議を行い、政府に対し申入れを行うことに決定いたして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(平林太一君) 御異議ないと認めます。よつて全会一致を以て両決議を決定し政府に対し申入れを行うことにいたします。
  ―――――――――――――
#7
○木下源吾君 私は先ほど来、御懇談のうちにございました公務員の給与改訂に関する決議案を動議として提出いたします。
 これは皆さんの御意見にありますように、直ちに今決議することなく、研究してからという御意思のあることを十分に了解しておりますが、従つてこの決議案の趣旨について若干弁明をして置きたいと思います。
 御案内の通り、公務員給与の実情は、本年五月人事院が国会に報告にありました内容によつても明らかなごとく、民間給与との差が九・三%、又生計費においては九・五%、いずれもすでに公務員法に定むる範囲を越した異動になつておりまして、当然この法に従つて人事院が政府並びに国会に改訂の勧告をしなければならないものと考えております。然るに最近これについて本委員会において、本院から人事院総裁に質問いたしましたところ、この改訂の要素が不確実であるというようなことで、未だ改訂勧告が行われておらんという実情にあります。いずれにいたしましても、併し公務員の生活実態というものは非常に窮迫しております。生計費が高騰したためであります。政府がこれを荏苒として、今日当面を糊塗するような態度に出ておるということは、従つて公務員に不当なる犠牲を強いるものと考えます。速やかに政府は法の定むるところに従つて、給与改訂の手続きを行い、これが実施のための措置を講ずることが必要であると考えますので、本委員会においてはこの決議を全会一致を以て決定せらるるよう切望するものであります。
#8
○委員長(平林太一君) 他に御発言ございませんか。
#9
○後藤文夫君 公務員の給与改訂につきましては、十分に検討しなきやならん段階にあると思いますが、この問題を今ここで直ぐ決定をするということは困難だと思います。人事院又政府当局の意見もなお質して検討をしてみたいと思いますが、今日はそういう程度にとどめてはどうかと思います。
#10
○委員長(平林太一君) 他に御発言ございませんか。
#11
○石村幸作君 只今の公務員給与の改訂に関する問題につきましては、木下委員のお説も一応御尤もでありますが、国家の財政の関係又予算その他の関係上、今ここで直ちにこういうことを要望するということは、相当研究しなければならんだろうと、こう考えられますので、よく検討してみたい、こう考えております。
#12
○千葉信君 先ほど来、この問題についていろいろ御懇談申上げたところですが、後藤、石村両委員のお話も一応時期的にはそういう点についても尤もな点もありますので、一つ委員長において速やかな機会にこの問題についての一応の結論が出まするように善処をしてもらうことを私は条件としたいと思います。
#13
○委員長(平林太一君) それでは只今の木下委員提案の決議につきましては、後藤委員、石村委員、千葉委員より御意見がありましたので、本日は一応説明を求めたる程度に止めたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(平林太一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
 暫時休憩いたします。
   午後四時五十六分休憩
   〔休憩後開会に至らなかつた〕
ソース: 国立国会図書館
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