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1954/12/04 第20回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第020回国会 通商産業委員会 第2号
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1954/12/04 第20回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第020回国会 通商産業委員会 第2号

#1
第020回国会 通商産業委員会 第2号
昭和二十九年十二月四日(土曜日)
   午前十時四十五分開議
 出席委員
   委員長 大西 禎夫君
   理事 小平 久雄君 理事 中村 幸八君
   理事 柳原 三郎君 理事 永井勝次郎君
   理事 加藤 鐐造君
      南  好雄君    笹本 一雄君
      長谷川四郎君    加藤 清二君
      齋木 重一君    伊藤卯四郎君
      中崎  敏君
 出席政府委員
        通商産業政務次
        官       加藤 宗平君
        中小企業庁長官 記内 角一君
 委員外の出席者
        通商産業事務
        官
        (中小企業庁振
        興部長)    秋山 武夫君
        通商産業事務官
        (中小企業庁振
        興部金融課長) 馬郡  巌君
        専  門  員 谷崎  明君
        専  門  員 越田 清七君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 昭和二十九年八月及び九月の風水害による被害
 小企業者に対する資金の融通に関する特別措置
 法案(内閣提出第一〇号)
    ―――――――――――――
#2
○大西委員長 これより会議を開きます。
 本日は付託法案の昭和二十九年八月及び九月の風水害による被害小企業者に対する資金の融通に関する特別措置法案を議題とし、審議を進めます。本案に対する質疑の通告がありまするので、これを許します。永井勝次郎君。
#3
○永井委員 お尋ねいたしますが、この法案が通りますと、政令によって地域指定が行われると思うのでありますが、現在のところ本法の成立によって地域指定を予定されている地域はどこと、どこであるか、これを承りたいと思います。
#4
○記内政府委員 お手元に資料といたしまして今年の災害のあった地域がございますが、これが大きい被害があって、しかも報告のあった分でございます。このうちで相当被害高の張るものを大体指定するようにいたしたいというふうに考えておるわけであります。ただしかしながら、去年の両院の附帯決議か何かだつたと思いますが、決議をいただいております指定基準、これは単に中小企業ばかりでございませんで、農林災害、また公共土木災害、いわゆる建設省関係の分も含めて、統一的な基準によりまして指定をいたしたわけでございます。もし万一去年のような基準で指定するというかうなことになりますと、たとえば北海道あるいは岡山というふうな相当大きな中小企業の災害があったと思われる府県について、かえつて指定漏れになるようなおそれもあるのじゃないかというふうに考える次第でございます。従いましてわれわれといたしましては、そういう点も考慮いたしまして、この基準の決定については、十分慎重を期しまして、遺漏のないように処置して参りたいというふうに考えておる次第でございます。
#5
○永井委員 ただいま長官からお話のありましたことによつて明らかになったわけでありますが、われわれとしましては本法を成立せしめるゆえんのものは、災害の実情に即した対策が具体的に実施されることを期待しておるのでありまして、昨年の政令の基準によると、実際は北海道、岡山が相当に災害がありながら去年の基準ではこの地域指定から漏れる心配がある。漏れる心配があるのじゃなくて漏れるのだ。こういうことになりますと、非常にわれわれ本法審議の趣旨と結果において齟齬するわけでありますが、これを救済する方法はどういう手続、どういう方法によって行えば可能であるか。たとえばこのまま本法を通しておいても、行政的な措置で、この取扱いの基準をきめる政令の場合、中小企業庁の考えで基準をきめればそれができるのか、あるいは本法議決にあたって附帯決議等をつけておかなければそういう救済ができないのか。その辺について明らかにしていただきたいと思います。
#6
○記内政府委員 私ども永井委員の御説をごもっともと考えておりまして、できるだけご質問の通りに措置して参りたいというふうに考えておる次第でございます。従いまして去年のように各省統一した基準でもって指定するということになりますと、この基準のきめ方のいかんによってはそういうふうな齟齬も来すおそれもございますので、その際には中小企業は特別の例外として別個の基準を設けてもらうということを考えたいと思います。あるいは全般的に基準を引下げるというふうなことも措置して参りたいというふうに考えておる次第でございます。従いまして御趣旨の点は速記録にも載っておることと思いますので、できるだけそういうふうなことで皆様方の御指導を得まして遺憾のないようにして参りたいというふうに考えておる次第でございます。
#7
○永井委員 北海道、岡山の災害については、もう天下周知の事実であって、決して地域的な利害にからんでの特に条件をゆるめてくれというようなものではないわけでありますから、北海道、岡山等の災害の実態が本法の適用に該当する地域でありながら、指定の基準でははずれるというような不合理な結果が生れないように、本法提案の趣旨及び実施の趣旨に沿うように災害地帯の実害を救済し得るようなとりはからいを切に希望いたしまして私の質問を終ります。
#8
○大西委員長 他に御質疑はございませんか。――それでは本案に対する質疑を終了いたしました。
 引続いて討論を省略して本案を採決いたします。本案に御賛成の諸君は御起立を願います。
  〔総員起立〕
#9
○大西委員長 起立総員。よつて本案は懸案の通り可決いたしました。
 この際お諮りいたします。本案に対する委員会報告書作成の件につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○大西委員長 それではさよう決定いたします。
 暫時休憩いたします。
   午前十時五十三分休憩
     ――――◇―――――
  〔休憩後は開会に至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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