くにさくロゴ
1954/12/02 第20回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第020回国会 本会議 第3号
姉妹サイト
 
1954/12/02 第20回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第020回国会 本会議 第3号

#1
第020回国会 本会議 第3号
昭和二十九年十二月二日(木曜日)
 議事日程 第三号
    午後一時開議
 第一 労働組合法の一部を改正する法律案(大橋武夫君外四名提出)
    ―――――――――――――
●本日の会議に付した事件
 国立競技場建設に関する決議案(林讓治君外二十一名提出)
 日程第一 労働組合法の一部を改正する法律案(大橋武夫君外四名提出)
    午後二時十五分開議
#2
○議長(堤康次郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 国立競技場建設に関する決議案(林讓治君外二十一名提出)(委員会審査省略要求事件)
#3
○山中貞則君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、林讓治君外二十一名提出、国立競技場建設に関する決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
#4
○議長(堤康次郎君) 山中君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
 国立競技場建設に関する決議案を議題といたします。提出者の趣旨弁明を許します。林讓治君。
    〔林讓治君登壇〕
#6
○林讓治君 去る第十五回国会における一九六〇年オリンピック日本招致に関する決議に基き、ここに本決議案を提出いたしたるものであります。
 案を朗読いたします。
  国立競技場建設に関する決議案
  本院は、オリンピック大会東京招致と第三回アジア競技大会のため、その主競技場を国営をもつて建設することを適当と認める。
 右決議する。
    〔拍手〕
 一九四〇年すなわち昭和十五年に東京においてオリンピック開催が正式に決定いたしましたが、不幸にして太平洋戦争の激化のため中止のやむなきに至りましたことは、私どもの記憶に新たなるところであります。再び国民の因心の高いオリンピックを東京に迎えうとするために、単に東京都のみにその準備をゆだねるのでなく、国家が用的にも相当の援助をしなければならはいと信ずるものであります。一九四
○年の東京開催の場合にも政府は全予算の四分の一くらいに当る経費を国庫補助している事実があります。当時においてすらも以上のように国家的行事としてのオリンピック開催に国家が支援を出惜しまなかつたものでありますから、今回の誘致についてもあとう限りの援助をうえたいものであります。
 オリンピックを実施するには最低八万名以上の収容力ある主競技場が設備せられなければならないことは、誘致の場合の常識なのであります。現に東京とともに立候補を宣言しておりまするローマ、モスクワ、ヴエノスアイレス、ローザンヌ、デトロイトにいたしましても、十万人以上の収容力を持つ最新の競技場を備えておるのであります。これに比しまして、現在の東京はわずかに二万五千名を収容する三十年前の設計にかかる明治神宮外苑の競技場が存在するのみであります。オリンピックより規模は小規模ではありますか、アジア全民族の青年の若々しい力か結集して行われまするアジア競技大夫は、第三回を一九五八年すなわち昭和三十三年に東京で開催することに決定をいたしております。第一回をインドのニユーデリーで挙行した際には、ネール首相の音頭で新しい競技場を施成してアジア十一箇国の代表を迎えたりでありますが、第二回大会のマニラでは、参加国も二十箇国に増加いたしまして、名実ともにアジア人によるアノア競技大会の全貌を誇示したものであります。かくのごとく、オリンピツク誘致のためにも、第三回アジア競技大会の開催にも、近代的な主競技場が必要欠くべからざる条件となつて参つたのであります。また、異なつた角度から見ましても、東京には国民的祭典を行う施設がいまだありません。外国の競技場が競技以外の年中行事に利用されておるのを見聞いたしましても、わが日本にも、オリンピック主競技場にもなり、また国民的大集会にも使用のできる競技場施設を国営といたしまして建造したい強い希望にかられるのであります。一九六〇年のオリンピックを誘致するためにも、明年二月までに国際オリンピック委員会に対し東京の競技場施設その他の準備状況を回答する義務があるのでありますが、その際にも、主競技場は国立なりと声明することは、誘致条件といたしまして著しい有利なものであると信ずるわけであります。(拍手)
 オリンピック誘致、第三回アジア競技大会の開催等のスポーツ的な目的からも、また国民的大集会が開催できる広場にもなる施設を国民の名のもとに国立として建設しようとするのが、本決議案の趣旨弁明であります。すみやかに御決議あらんことを切に望みまして、弁明を終る次第であります。(拍手)
#7
○議長(堤康次郎君) 採決いたします、本案を可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は可決いたしました。(拍手)この際建設大臣から発言を求められております。これを許します。建設大臣小澤佐軍喜君。
    〔国務大臣小澤佐重喜君登壇〕
#9
○国務大臣(小澤佐重喜君) ただいま満場一致をもつて可決をいたしました目立競技場建設に関する決議案に関しましては、その趣旨を十分了承いたしましたので、政府はこの角度において後善処いたしたいと考えております。(拍手)
     ――――◇―――――
 第一 労働組合法の一部を改正する法律案(大橋武夫君外四名提出)
#10
○議長(堤康次郎君) 日程第一、労働組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。労働委員会理事多賀谷眞捻君。
    〔「労働大臣いないぞ、どうした」と呼ぶ者あり〕
#11
○議長(堤康次郎君) 労働大臣は予算委員会に出席されておりますので、佐々木政務次官が出席されておりますから、御了承を願います。
    〔多賀谷真稔君登壇〕
#12
○多賀谷真稔君 ただいま議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案の、労働委員会における審査の経過並びに結果を報告いたします。
 本案は各党共同の議員提出案でありまして、昭和二十九年十一月三十日本院に提出せられ、ただちに委員会における審査を行つたのでありますが、本案の目的は、現下の労働情勢を勘案して、労働委員会の機能を十分に発揮させるため、使用者委員、労働者委員及び公益委員の数を最小限度各五名とする必要を認め、所要の改正を行わんとするものでありまして、委員会は本案を全会一致をもつて可決すべきものと議決いたした次第であります。
 右報告いたします。(拍手)
#13
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。(拍手)
 本日はこれにて散会いたします。
    午後二時二十五分散会
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト