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1953/04/20 第19回国会 参議院 参議院会議録情報 第019回国会 文部委員会 第24号
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1953/04/20 第19回国会 参議院

参議院会議録情報 第019回国会 文部委員会 第24号

#1
第019回国会 文部委員会 第24号
昭和二十九年四月二十日(火曜日)
   午後五時四十五分開会
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   委員長     川村 松助君
   理事
           剱木 亨弘君
           加賀山之雄君
           荒木正三郎君
           相馬 助治君
   委員
           雨森 常夫君
           木村 守江君
           田中 啓一君
           高橋  衛君
           中川 幸平君
           岡  三郎君
           高田なほ子君
           永井純一郎君
           長谷部ひろ君
           須藤 五郎君
           野本 品吉君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○連合委員会開会の件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(川村松助君) 只今から文部委員会を開会いたします。
 連合委員会に関する件についてお諮りをいたします。
 義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、教育公務員特例法の一部を改正する法律案の両案につきまして、法務委員会並びに労働委員会と、それぞれ連合委員会あ開会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
#3
○剱木亨弘君 文部委員として我慢して来たのでございますが、併し今後法務委員会及び労働委員会等と我々が向うの申入れを受けることにおきましては、受けること自体に私異議はございませんが、委員長において十分このとをお話頂きまして、だんだん会期も切迫して来ますし、我々の審議もでをるだけ我々の独自のやつもやりたいと思いますので、その事項につきましては特に労働委員会といたしましては帯働関係、法務委員会といたしましては法務関係について特に御希望なり審議を行われますように、委員長から向うの委員長によくお話になつて、あらかじめお話合になつておいて頂きたい。
#4
○相馬助治君 それは理事の劔木さんの言葉としては私は極めて妥当性を欠くと思うのです。御意見はよくわかります。併しあなたが今委員長にそういうことを要求されておりますが、一体当委員会の極めて公正を以て鳴る川村委員長が他の委員会の委員長に、その当該委員の発言をあらかじめ拘束するようなことは正式にはとても言い難いと思うのです。それはプライベートに委員長に希望として、かようなことを申してくれというならわかりますけれども、これは私は理事の発言として極めて穏当を欠くと思うのです。おつしやつておることはわかるのです。併し穏当を欠くと思うので、私は只今の本員長に対する要求は、理事の一人として賛同し難いのです。
 それから第二点、本日の地方行政委員会の委員の発言について批評がなされました。これは自由です。どう考えるとも自由です。或る人はこれを妥当な発言であるとし、或る人は甚だ妥当を欠くとおつしやると思うのです。併しこれは批判の限りではないのであつて、実は今日の幕切れのところを御承知のように、これは野党側の理事が動いて、未だ野党側とみなされる委員が質疑中にもかかわらず、私は強引に質疑の打切りの動議を出して本日はここで終つております。地方公務員関係の質疑が実は今の時間より以降に展開されるものであるかも知れない、とにかくそれらのことを連関して考えてみても、各委員の発言は各委員の常識に属することであつて、ここでさようなる見解を披瀝し、而してあとに開かれますところの連合委員会の審議を制約するがごときことをいうことは当を失つておるだけではなくして、そのことを委員長に要求するに至つては当委員としてはにわかに賛成し難いのです。どうか一つ剱木委員においてはお立場はわかりますが、御発言の内容について一部成るほどと思うこともあります。併しこの段階ではその点については、全く本員は賛成し兼ねますから、一つさようお含み願います。
#5
○剱木亨弘君 私は私の発言中、この国会の運営上不当な点が若しあつたとしますれば、相馬委員の御指摘の点について私取消すことに吝でございません。ただ併し私の連合審査というものの本質的なものを考えます場合において、例えば教育問題について地方行政委員会が関連なしとは私は思いません。如何なる委員会といえども関連があると思いますが、国会において常任委員会制度をとつております以上は、その委員会との連合委員会をやる場合におきましては、その委員会が持つところの問題について連合委員会をやるのがこれは原則ではないかと思います。又若しこれが、そういうことが理由であつて何をやつてもいいのだということになるならば、我々としては連合委員会の申込を受けた場合に、私どもはその連合委員会を受けるか否かということについて相当考慮しなければならないと思います。私どもはもともと他の連合委員会の申出に対しまして、本質的にはその必要ありとは認めておりません。ただ併し申込を受けた場合において、これは国会の運営の通例といいますか、常道といいますか、一応これは受けるのが当り前であろうという意味合いにおいて受けるのでございますけれども、本日の地方行政委員会におきまして、批判は自由といいますけれども、併し私どもの聞きたいと思うのは地方行政に属した質疑応答でありまして、若しそれ以外の一般的に何でも連合委員会においてやつてもいいということになれば、私どもとしてはそれを承諾するか否かということについて相当考え直さなければならないと思います。そこで私の発言がその委員会におきまする、今ここで連合審査を拒否するとかいうことは、すでに理事会でも方針を決定しておりますので、これに反対するとかいうのではございませんが、たとえ私の申しましたことが正式の申込ということが誤りでございましたならば、委員長におきまして、いわゆる委員長の希望といたしまして一応向うの委員長とあらかじめ御相談をしておいて頂くという程度で結構でございますから、この点一つ私の意のあるところをお酌み取り頂きたいと思います。
#6
○委員長(川村松助君) お諮りいたします。この問題はこの程度で打切りたいと思いますが御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(川村松助君) それではこの問題は打切ります。
#8
○加賀山之雄君 今委員長から打切るという御発言がありましたが、その点私も別に異存はありませんが、この審議に寛容の態度が欲しいのであつて、我々といたしましては地方行政委員会としては、本当にもつと地方行政に属する質問を多く望みたかつたと思いますが、併しこういう形で行われて、併しまああと一日か二日又地方行政委員会から更に連合審査の要求があるとするならば、我々は当然考えなければならないのでありますが、そういうこともないようでありますし、これはこれとして、今後において行われる連合審査については、これは委員長からそう制限的なことは勿論言われることはできないと思うが、本委員会としては、十分に今後この法案について本質的な検討を加えなければならん。又それには相当の時間もかかることでもあるから、一つ委員長から然るべく委員長同士でお話になる程度で、この問題を一つ打切つて、さようにお取計らい願いたいと思います。
#9
○委員長(川村松助君) 一切をお任せ願いたいと思いますが、如何でございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○岡三郎君 私は今の点で異議ないのです。そうしてずつと審議の状況というのは、相対的に質問するほうと、答弁するほうと、この関連がやはり的確に行けば、これは割合にいいと思うのです。而も問題は、大臣の答弁は質問には答えないで、いつでも遠廻しに言つて、これはこれにくつつくのだ、こういうふうな答弁の仕方なのです。つまりその点をぽつんと答えればいいのを、ぐるぐる廻つて、こういうことになるのだから実情に即してこうだ、こういう答弁の仕方をされるわけです。ですから委員長においては質問の要点に的確に答えられるように、私としては善処して頂きたいわけなのです。ずつと委員長もおわかりだと思うが、質問に対しては何ら答えない、何かがたがた言つているうちに、以上に従つてこれはこうだ、こういう答え方ですよ、あの人の答えは。白でなければ黒だというようなことを、白は白かどうかという奴を、そうじやなくてこれは黒であるかなしかというようなことを言つてから、必然的にこれは黒になるというような論理の持ち方をして非常に答え方がむずかしい。ですから私はそういう点で質問するほうも、十分に我々も又そういうふうに連合審査の場合においてもやられると思うのですが、注意しなければならんと思うのですが、その点一つ委員長のほうにおいても、なかなかこれも正式に答弁をこういうふうにしろと言われないと思いますが、やはりそういう感じがとてもあるのですよ、特に私のように時間に制約されるものは。その点は一つお願いいたします。
#11
○須藤五郎君 私は今日の連合審査を聞いておりまして、今後の連合審査について委員長に一つ考えて頂きたい点は、私たちの文部委員会は、まだ総括質問が済んでいない。その総括質問の済んでいない段階において今日の質疑を聞いていると、我々が一般逐条審議でやるべき問題が多々発言されておると思うのです。これはやはり連合審査をする時期が今日は適当でない時期じやないかと私は思うのです。そこで私は時期的に考えて頂きたいのは、我々の総括質問が終了後連合審査を開いて頂くのが適当ではないか、こういうふうに考えますので、委員長において善処されることを私はお願ししたいのです。
#12
○委員長(川村松助君) それでは本題に入りたいと思いますが、先ほどお諮りしましたように、連合委員会を開会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(川村松助君) 御異議がないと認めて、さよう決定をいたします。
 なお開会の日時等につきましては、法務委員長並びに労働委員長とそれ護れ追つて協議決定したいと存じますので、この点委員長に御一任願いたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(川村松助君) 御異議がないと認めます。かたがたさよう取計らいます。
 なお先に御配付しました公聴会の公述人のメンバーのうち、天野先生の代りに海後先生に出て頂くことになりました。この点御承認願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 なお御異議がなければこの程度で散会したいと思いますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○委員長(川村松助君) 御異議がないようでありますから散会いたします。
   午後五時五十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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