くにさくロゴ
1953/05/29 第19回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第019回国会 本会議 第57号
姉妹サイト
 
1953/05/29 第19回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第019回国会 本会議 第57号

#1
第019回国会 本会議 第57号
昭和二十九年五月二十九日(土曜日)
 議事日程 第五十四号
    午後一時開議
 第一 砂利採取法案(大西禎夫君外十四名提出)
 第二 臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案(参議院提出)
 第三 昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案(内閣提出)
 第四 日本中央競馬会法案(内閣提出)
 第五 昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案(内閣提出)
 第六 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案(芳賀貢君外四十四名提出)
    ―――――――――――――
    〔請願日程は本号の附録に掲載〕
    ―――――――――――――
●本日の会議に付した事件
 失業対策に関する緊急質問、災害復旧事業に対する国庫補助金の不当支出に関する緊急質問、電気料金値上げに関する緊急質問の三件は議事日程を変更して逐次許可すべしとの動議(八百板正君外百三十四名提出)
 指揮権発動撤回に関する決議案、生活保護法の完全実施に関する決議案、総理大臣の外遊中止勧告決議案、海外派兵禁止に関する決議案の四案は委員会審査を省略し議事日程に追加し逐次上程すべしとの動議(八百板正君外百三十四名提出)
 義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案(内閣提出、参議院回付)
 教育公務員特例法の一部を改正する法律案(内閣提出、参議院回付)
 日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案(内閣提出、参議院回付)
 酪農振興法案(内閣提出、参議院回付)
 輸出水産業の振興に関する法律案(本院提出、参議院回付)
 日程第二 臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案(参議院提出)
 日程第三 昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案(内閣提出)
 日程第四 日本中央競馬会法案(内閣提出)
 日程第五 昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案(内閣提出)
 請願日程 秋田県に対する薪炭手当制度化に関する請願外千七百九十四請願
 奄美群島復興特別措置法案(保岡武久君外二十四名提出)
    午後五時十九分開議
#2
○議長(堤康次郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○議長(堤康次郎君) 八百板正君外百三十四名から、失業対策に関する緊急質問、災害復旧事業に対する国庫補助金の不当支出に関する緊急質問、電気料金値上げに関する緊急質問の三件は議事日程を変更して逐次許可すべしとの動議が提出されております。
 本動議は、衆議院規則第百十二条により討論を用いないことになつておりますから、ただちに採決いたします。この採決は記名投票をもつて行います。八百板正君外百三十四名提出の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
#4
○議長(堤康次郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。
 投票を計算いたさせます。
    〔参事投票を計算〕
#5
○議長(堤康次郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
    〔事務総長朗読〕
 投票総数 三百九十一
  可とする者(白票) 百四十六
    〔拍手〕
  否とする者(青票) 二百四十五
    〔拍手〕
#6
○議長(堤康次郎君) 右の結果、八百板正君外百三十四名提出の動議は否決されました。
    ―――――――――――――
    〔参照〕
 八百板正君外百三十四名提出議事日
 程を変更して緊急質問を逐次許可す
 べしとの動議を可とする議員の氏名
   阿部 五郎君  青野 武一君
   赤路 友藏君  赤松  勇君
   足鹿  覺君  飛鳥田一雄君
   淡谷 悠藏君  井手 以誠君
   井谷 正吉君  伊藤 好道君
   猪俣 浩三君  石村 英雄君
   石山 權作君  稻村 順三君
   小川 豊明君  加賀田 進君
   加藤 清二君  片島  港君
   勝間田清一君  上林與市郎君
   神近 市子君  木原津與志君
   北山 愛郎君  久保田鶴松君
   黒澤 幸一君  佐々木更三君
   佐藤觀次郎君  齋木 重一君
   櫻井 奎夫君  志村 茂治君
   柴田 義男君  島上善五郎君
   下川儀太郎君  鈴木茂三郎君
   田中織之進君  田中 稔男君
   多賀谷真稔君  高津 正道君
   滝井 義高君  楯 兼次郎君
   辻原 弘市君  永井勝次郎君
   西村 力弥君  野原  覺君
   芳賀  貢君  萩元たけ子君
   長谷川 保君  原   茂君
   福田 昌子君  古屋 貞雄君
   帆足  計君  穗積 七郎君
   細迫 兼光君  正木  清君
   松原喜之次君  三鍋 義三君
   武藤運十郎君  森 三樹二君
   八百板 正君  八木 一男君
   安平 鹿一君  柳田 秀一君
   山口丈太郎君  山崎 始男君
   山田 長司君  山中日露史君
   山花 秀雄君  山本 幸一君
   横路 節雄君  和田 博雄君
   淺沼稻次郎君  井伊 誠一君
   井上 良二君  井堀 繁雄君
   伊瀬幸太郎君  伊藤卯四郎君
   池田 禎治君  稲富 稜人君
   今澄  勇君  受田 新吉君
   大石ヨシエ君  大西 正道君
   大矢 省三君  岡  良一君
   加藤 勘十君  加藤 鐐造君
   甲斐 政治君  春日 一幸君
   片山  哲君  川島 金次君
   川俣 清音君  河上丈太郎君
   木下  郁君  菊川 忠雄君
   小平  忠君  小林  進君
   河野  密君  佐竹 新市君
   佐竹 晴記君  杉村沖治郎君
   杉山元治郎君  鈴木 義男君
   田中幾三郎君  竹谷源太郎君
   長  正路君  辻  文雄君
   堤 ツルヨ君  戸叶 里子君
   土井 直作君  冨吉 榮二君
   中井徳次郎君  中居英太郎君
   中崎  敏君  中澤 茂一君
   中村 高一君  中村 時雄君
   西尾 末廣君  西村 榮一君
   日野 吉夫君  平岡忠次郎君
   細野三千雄君  前田榮之助君
   松井 政吉君  松平 忠久君
   松前 重義君  三宅 正一君
   三輪 壽壯君  水谷長三郎君
   門司  亮君  矢尾喜三郎君
   山口シヅエ君  山下 榮二君
   吉川 兼光君  吉田 賢一君
   岡田 春夫君  風見  章君
   川上 貫一君  久保田 豊君
   小林 信一君  館  俊三君
   辻  政信君  中原 健次君
   中村 英男君  有田 八郎君
   原   彪君  平野 力三君
 否とする議員の氏名
   相川 勝六君  逢澤  寛君
   青木  正君  青柳 一郎君
   赤城 宗徳君  淺香 忠雄君
   麻生太賀吉君  天野 公義君
   荒舩清十郎君  安藤 正純君
   伊藤 郷一君  飯塚 定輔君
   池田  清君  池田 勇人君
   石井光次郎君  石橋 湛山君
   犬養  健君  今村 忠助君
   岩川 與助君  上塚  司君
   植木庚子郎君  内田 信也君
   江藤 夏雄君  小笠 公韶君
   小澤佐重喜君  小高 熹郎君
   尾崎 末吉君  尾関 義一君
   越智  茂君  緒方 竹虎君
   大上  司君  大西 禎夫君
   大野 伴睦君  大橋 武夫君
   大橋 忠一君  大村 清一君
   岡崎 勝男君  岡田 五郎君
   岡野 清豪君  岡本 忠雄君
   岡村利右衞門君 押谷 富三君
   加藤 精三君  加藤 宗平君
   加藤常太郎君  鍛冶 良作君
   金光 庸夫君  川村善八郎君
   河原田稼吉君  菅家 喜六君
   木村 武雄君  木村 俊夫君
   木村 文男君  菊池 義郎君
   岸  信介君  北 れい吉君
   久野 忠治君  熊谷 憲一君
   黒金 泰美君  小金 義照君
   小平 久雄君  小西 寅松君
   小林かなえ君  小林 絹治君
   小峯 柳多君  佐々木盛雄君
   佐瀬 昌三君  佐藤 榮作君
   佐藤善一郎君  佐藤 親弘君
   佐藤虎次郎君  佐藤洋之助君
   坂田 英一君  坂田 道太君
   迫水 久常君  篠田 弘作君
   島村 一郎君  庄司 一郎君
   首藤 新八君  助川 良平君
   鈴木 仙八君  鈴木 善幸君
   鈴木 正文君  瀬戸山三男君
   關内 正一君  關谷 勝利君
   田口長治郎君  田子 一民君
   田嶋 好文君  田中伊三次君
   田中 角榮君  田中  好君
   田中 龍夫君  田中 萬逸君
   田渕 光一君  高木 松吉君
   高田 弥市君  高橋 英吉君
   高橋圓三郎君  高橋  等君
   竹尾  弌君  武田信之助君
   武知 勇記君  玉置 信一君
   津雲 國利君  塚原 俊郎君
   辻  寛一君  土倉 宗明君
   綱島 正興君  坪川 信三君
   寺島隆太郎君  徳安 實藏君
   富田 健治君  中井 一夫君
   中川源一郎君  中村  清君
   中村 幸八君  中山 マサ君
   仲川房次郎君  永田 良吉君
   永田 亮一君  灘尾 弘吉君
   夏堀源三郎君  南條 徳男君
   西村 直己君  西村 久之君
   根本龍太郎君  羽田武嗣郎君
   葉梨新五郎君  馬場 元治君
   橋本登美三郎君 橋本 龍伍君
   長谷川 峻君  花村 四郎君
   濱田 幸雄君  濱地 文平君
   林  讓治君  原 健三郎君
   原田  憲君  平井 義一君
   平野 三郎君  福井  勇君
   福田 赳夫君  福田 篤泰君
   福田 喜東君  藤枝 泉介君
   船越  弘君  船田  中君
   保利  茂君  坊  秀男君
   堀川 恭平君  本多 市郎君
   本間 俊一君  前尾繁三郎君
   前田 正男君  牧野 寛索君
   益谷 秀次君  松井 豊吉君
   松岡 俊三君  松崎 朝治君
   松田 鐵藏君  松山 義雄君
   三池  信君  三浦寅之助君
   村上  勇君  持永 義夫君
   森   清君  森 幸太郎君
   八木 一郎君  安井 大吉君
   保岡 武久君  山崎 岩男君
   山崎  巖君  山崎  猛君
   山田 彌一君  山中 貞則君
   山本 勝市君  山本 正一君
   山本 友一君  吉田 重延君
   吉武 惠市君  渡邊 良夫君
   亘  四郎君  赤澤 正道君
   芦田  均君  荒木萬壽夫君
   有田 喜一君  五十嵐吉藏君
   井出一太郎君  伊東 岩男君
   稻葉  修君  臼井 莊一君
   小山倉之助君  大高  康君
   岡田 勢一君  岡部 得三君
   加藤 高藏君  神戸  眞君
   川崎 秀二君  喜多壯一郎君
   吉川 久衛君  楠美 省吾君
   栗田 英男君  小泉 純也君
   小島 徹三君  河野 金昇君
   佐藤 芳男君  齋藤 憲三君
   櫻内 義雄君  笹本 一雄君
   志賀健次郎君  椎熊 三郎君
   白浜 仁吉君  須磨彌吉郎君
   鈴木 幹雄君  園田  直君
   田中 久雄君  高瀬  傳君
   高橋 禎一君  竹山祐太郎君
   舘林三喜男君  千葉 三郎君
   床次 徳二君  内藤 友明君
   中嶋 太郎君  中曽根康弘君
   中村庸一郎君  長谷川四郎君
   廣瀬 正雄君  福田 繁芳君
   古井 喜實君  古屋 菊男君
   本名  武君  町村 金五君
   松浦周太郎君  松村 謙三君
   三浦 一雄君  三木 武夫君
   村瀬 宣親君  粟山  博君
   山下 春江君  吉田  安君
   早稻田柳右エ門君中村 梅吉君
   松永  東君
     ――――◇―――――
#7
○議長(堤康次郎君) 次に、八百板正君外百三十四名から、指揮権発動撤回に関する決議案、生活保護法の完全実施に関する決議案、総理大臣の外遊中止勧告決議案、海外派兵禁止に関する決議案の四案は委員会審査を省略し議事日程に追加し逐次上程すべしとの動議が提出されております。
 本動議は、衆議院規則第百十二条により討論を用いないことになつておりますから、ただちに採決いたします。この採決は記名投票をもつて行います。八百板正君外百三十四名提出の動議に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
#8
○議長(堤康次郎君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。開鎖。
 投票を計算いたさせます。
    〔参事投票を計算〕
#9
○議長(堤康次郎君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
    〔事務総長朗読〕
 投票総数四百十四
  可とするもの(白票)百四十七
    〔拍手〕
  否とするもの(青票)二百六十七
    〔拍手〕
#10
○議長(堤康次郎君) 右の結果、八百板正君外百三十四名提出の動議は否決されました。
    ―――――――――――――
    〔参照〕
 八百板正君外百三十四名提出決議案は委員会の審査を省略し議事日程に追加して逐次上程すべしとの動議を可とする議員の氏名
   阿部 五郎君  青野 武一君
   赤路 友藏君  赤松  勇君
   足鹿  覺君  飛鳥田一雄君
   淡谷 悠藏君  井手 以誠君
   井谷 正吉君  伊藤 好道君
   猪俣 浩三君  石村 英雄君
   石山 權作君  稻村 順三君
   小川 豊明君  加賀田 進君
   加藤 清二君  片島  港君
   勝間田清一君  上林與市郎君
   神近 市子君  木原津與志君
   北山 愛郎君  久保田鶴松君
   黒澤 幸一君  佐々木更三君
   佐藤觀次郎君  齋木 重一君
   櫻井 奎夫君  志村 茂治君
   柴田 義男君  島上善五郎君
   下川儀太郎君  鈴木茂三郎君
   田中織之進君  田中 稔男君
   多賀谷真稔君  高津 正道君
   滝井 義高君  楯 兼次郎君
   辻原 弘市君  永井勝次郎君
   成田 知巳君  西村 力弥君
   野原  覺君  芳賀  貢君
   萩元たけ子君  長谷川 保君
   原   茂君  福田 昌子君
   古屋 貞雄君  帆足  計君
   穗積 七郎君  細迫 兼光君
   正木  清君  松原喜之次君
   三鍋 義三君  武藤運十郎君
   森 三樹二君  八百板 正君
   八木 一男君  安平 鹿一君
   柳田 秀一君  山口丈太郎君
   山崎 始男君  山田 長司君
   山中日露史君  山花 秀雄君
   山本 幸一君  横路 節雄君
   和田 博雄君  淺沼稻次郎君
   井伊 誠一君  井上 良二君
   井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君
   伊藤卯四郎君  池田 禎治君
   稲富 稜人君  今澄  勇君
   受田 新吉君  大石ヨシエ君
   大西 正道君  大矢 省三君
   岡  良一君  加藤 勘十君
   加藤 鐐造君  甲斐 政治君
   春日 一幸君  片山  哲君
   川島 金次君  川俣 清音君
   河上丈太郎君  木下  郁君
   菊川 忠雄君  小平  忠君
   小林  進君  河野  密君
   佐竹 新市君  佐竹 晴記君
   杉村沖治郎君  杉山元治郎君
   鈴木 義男君  田中幾三郎君
   竹谷源太郎君  長  正路君
   辻  文雄君  堤 ツルヨ君
   戸叶 里子君  土井 直作君
   冨吉 榮二君  中井徳次郎君
   中居英太郎君  中崎  敏君
   中澤 茂一君  中村 高一君
   中村 時雄君  西尾 末廣君
   西村 榮一君  日野 吉夫君
   平岡忠次郎君  細野三千雄君
   前田榮之助君  松井 政吉君
   松平 忠久君  松前 重義君
   三宅 正一君  三輪 壽壯君
   水谷長三郎君  門司  亮君
   矢尾喜三郎君  山口シヅエ君
   山下 榮二君  吉川 兼光君
   吉田 賢一君  岡田 春夫君
   風見  章君  川上 貫一君
   久保田 豊君  小林 信一君
   館  俊三君  辻  政信君
   中原 健次君  中村 英男君
   有田 八郎君  原   彪君
   平野 力三君
 否とする議員の氏名
   相川 勝六君  逢澤  寛君
   青木  正君  青柳 一郎君
   赤城 宗徳君  淺香 忠雄君
   麻生太賀吉君  天野 公義君
   荒舩清十郎君  安藤 正純君
   伊藤 郷一君  飯塚 定輔君
   池田  清君  池田 勇人君
   石井光次郎君  石田 博英君
   石橋 湛山君  犬養  健君
   今村 忠助君  岩川 與助君
   上塚  司君  植木庚子郎君
   内田 信也君  内海 安吉君
   江藤 夏雄君  小笠 公韶君
   小澤佐重喜君  小高 熹郎君
   尾崎 末吉君  尾関 義一君
   越智  茂君  緒方 竹虎君
   大上  司君  大久保武雄君
   大西 禎夫君  大野 伴睦君
   大橋 武夫君  大橋 忠一君
   大平 正芳君  大村 清一君
   岡崎 勝男君  岡田 五郎君
   岡野 清豪君  岡本 忠雄君
   岡村利右衞門君 押谷 富三君
   加藤 精三君  加藤 宗平君
   加藤常太郎君  鍛冶 良作君
   金光 庸夫君  川島正次郎君
   川村善八郎君  河原田稼吉君
   菅家 喜六君  木村 俊夫君
   木村 文男君  菊池 義郎君
   岸  信介君  岸田 正記君
   北 れい吉君  久野 忠治君
   熊谷 憲一君  黒金 泰美君
   小枝 一雄君  小金 義照君
   小平 久雄君  小西 寅松君
   小林かなえ君  小林 絹治君
   小峯 柳多君  佐々木盛雄君
   佐瀬 昌三君  佐藤 榮作君
   佐藤善一郎君  佐藤 親弘君
   佐藤虎次郎君  佐藤洋之助君
   坂田 英一君  坂田 道太君
   迫水 久常君  始関 伊平君
   塩原時三郎君  篠田 弘作君
   島村 一郎君  庄司 一郎君
   首藤 新八君  助川 良平君
   鈴木 仙八君  鈴木 善幸君
   鈴木 正文君  瀬戸山三男君
   關内 正一君  關谷 勝利君
   田口長治郎君  田子 一民君
   田嶋 好文君  田中伊三次君
   田中 角榮君  田中  好君
   田中 龍夫君  田中 萬逸君
   田渕 光一君  高木 松吉君
   高田 弥市君  高橋 英吉君
   高橋圓三郎君  高橋  等君
   竹尾  弌君  武田信之助君
   武知 勇記君  玉置 信一君
   津雲 國利君  塚田十一郎君
   塚原 俊郎君  辻  寛一君
   土倉 宗明君  綱島 正興君
   坪川 信三君  寺島隆太郎君
   徳安 實藏君  苫米地英俊君
   富田 健治君  中井 一夫君
   中川源一郎君  中村  清君
   中村 幸八君  中山 マサ君
   仲川房次郎君  永田 良吉君
   永田 亮一君  長野 長廣君
   灘尾 弘吉君  夏堀源三郎君
   南條 徳男君  丹羽喬四郎君
   西村 英一君  西村 直己君
   西村 久之君  根本龍太郎君
   羽田武嗣郎君  葉梨新五郎君
   馬場 元治君  橋本登美三郎君
   橋本 龍伍君  長谷川 峻君
   花村 四郎君  濱田 幸雄君
   濱地 文平君  林  讓治君
   林  信雄君  原健 三郎君
   原田  憲君  平井 義一君
   平野 三郎君  福井  勇君
   福田 赳夫君  福田 篤泰君
   福田 喜東君  藤枝 泉介君
   船越  弘君  船田  中君
   保利  茂君  坊  秀男君
   堀川 恭平君  本多 市郎君
   本間 俊一君  前尾繁三郎君
   前田 正男君  牧野 寛索君
   益谷 秀次君  増田甲子七君
   松井 豊吉君  松岡 俊三君
   松崎 朝治君  松田 鐵藏君
   松永 佛骨君  松野 頼三君
   松山 義雄君  三池  信君
   三浦寅之助君  水田三喜男君
   南  好雄君  宮原幸三郎君
   村上  勇君  持永 義夫君
   森   清君  森 幸太郎君
   八木 一郎君  安井 大吉君
   保岡 武久君  山口 好一君
   山崎 岩男君  山時  巖君
   山崎  猛君  山田 彌一君
   山中 貞則君  山本 勝市君
   山本 正一君  山本 友一君
   吉田 重延君  吉武 惠市君
   渡邊 良夫君  亘  四郎君
   赤澤 正道君  芦田  均君
   荒木萬壽夫君  有田 喜一君
   五十嵐吉藏君  井出一太郎君
   伊東 岩男君  稻葉  修君
   臼井 荘一君  小山倉之助君
   大高  康君  岡田 勢一君
   岡部 得三君  加藤 高藏君
   神戸  眞君  川崎 秀二君
   喜多壯一郎君  吉川 久衛君
   楠美 省吾君  栗田 英男君
   小泉 純也君  小島 徹三君
   河野 金昇君  佐藤 芳男君
   齋藤 憲三君  櫻内 義雄君
   笹本 一雄君  志賀健次郎君
   椎熊 三郎君  白浜 仁吉君
   須磨彌吉郎君  鈴木 幹雄君
   園田  直君  田中 久雄君
   高瀬  傳君  高橋一旗一君
   竹山祐太郎君  舘林三喜男君
   千葉 三郎君  床次 徳二君
   内藤 友明君  中嶋 太郎君
   中曽根康弘君  中村庸一郎君
   長谷川四郎君  廣瀬 正雄君
   福田 繁芳君  古井 喜實君
   古屋 菊男君  本名  武君
   町村 金五君  松浦周太郎君
   松村 謙三君  三浦 一雄君
   三木 武夫君  村瀬 宣親君
   粟山  博君  山下 春江君
   吉田  安君  早稻田柳右エ門君
   中村 梅吉君  松永  東君
   只野直三郎君
     ――――◇―――――
#11
○議長(堤康次郎君) お諮りいたします。参議院から、内閣提出、義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、教育公務員特例法の一部を改正する法律案、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案、酪農振興法案、本院提出、輸出水産業の振興に関する法律案が回付されております。この際議事日程に追加して右回付案を逐次議題とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
 右回付案を逐次議題といたします。
 義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案の参議院回付案を議題といたします。
    ―――――――――――――
#13
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案の参議院の修正に同意の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#14
○議長(堤康次郎君) 起立多数。よつて参議院の修正に同意するに決しました。
     ――――◇―――――
#15
○議長(堤康次郎君) 教育公務員特例法の一部を改正する法律案の参議院回付案を議題といたします。
    ―――――――――――――
#16
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案の参議院の修正に同意の諸君の起立を求めます。
    〔総員起立〕
#17
○議長(堤康次郎君) 起立総員。よつて参議院の修正に同意するに決しました。
     ――――◇―――――
#18
○議長(堤康次郎君) 日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案の参議院回付案を議題といたします。
    ―――――――――――――
#19
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。この採決は記名投票をもつて行います。本案の参議院の修正に同意するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕
    〔議長退席、副議長着席〕
#20
○副議長(原彪君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開匣。閉鎖。
 投票を計算いたさせます。
    〔参事投票を計算〕
#21
○副議長(原彪君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。
    〔事務総長朗読〕
 投票総数 四百十七
  可とする者(白票) 二百七十二
    〔拍手〕
  否とする者(青票)  百四十五
    〔拍手〕
#22
○副議長(原彪君) 右の結果、本案の参議院の修正に同意するに決しました。
    ―――――――――――――
    〔参照〕
 日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案の参議院の修正に同意するを可とする議員の低名
   相川 勝六君  逢澤  寛君
   青木  正君  青柳 一郎君
   赤城 宗徳君  淺香 忠雄君
   麻生太賀吉君  天野 公義君
   荒舩清十郎君  安藤 正純君
   伊藤 郷一君  飯塚 定輔君
   生田 宏一君  池田  清君
   池田 勇人君  石井光次郎君
   石田 博英君  石橋 湛山君
   犬養  健君  今村 忠助君
   岩川 與助君  上塚  司君
   植木庚子郎君  内田 信也君
   内海 安吉君  江藤 夏雄君
   小笠 公韶君  小澤佐重喜君
   小高 熹郎君  尾崎 末吉君
   尾関 義一君  越智  茂君
   緒方 竹虎君  大上  司君
   大久保武雄君  大西 禎夫君
   大野 伴睦君  大橋 武夫君
   大橋 忠一君  大平 正芳君
   大村 清一君  岡崎 勝男君
   岡田 五郎君  岡野 清豪君
   岡本 忠雄君 岡村利右衞門君
   押谷 富三君  加藤 精三君
   加藤 宗平君  加藤常太郎君
   鍛冶 良作君  金光 庸夫君
   川島正次郎君  川村善八郎君
   河原田稼吉君  菅家 喜六君
   木村 武雄君  木村 俊夫君
   木村 文男君  菊池 義郎君
   岸  信介君  岸田 正記君
   北  踏吉君  久野 忠治君
   熊谷 憲一君  黒金 泰美君
   小枝 一雄君  小金 義照君
   小平 久雄君  小西 寅松君
   小林  鋳君  小林 絹治君
   小峯 柳多君  佐々木盛雄君
   佐瀬 昌三君  佐藤 榮作君
   佐藤善一郎君  佐藤 親弘君
   佐藤虎次郎君  佐藤洋之助君
   坂田 英一君  坂田 道太君
   迫水 久常君  始関 伊平君
   塩原時三郎君  篠田 弘作君
   島村 一郎君  庄司 一郎君
   首藤 新八君  助川 良平君
   鈴木 仙八君  鈴木 善幸君
   鈴木 正文君  瀬戸山三男君
   關内 正一君  關谷 勝利君
   田口長治郎君  田子 一民君
   田嶋 好文君  田中伊三次君
   田中 角榮君  田中  好君
   田中 龍夫君  田中 萬逸君
   田渕 光一君  高木 松吉君
   高田 弥市君  高橋 英吉君
   高橋圓三郎君  高橋  等君
   竹尾  弌君  武田信之助君
   武知 勇記君  玉置 信一君
   津雲 國利君  塚田十一郎君
   塚原 俊郎君  辻  寛一君
   土倉 宗明君  綱島 正興君
   坪川 信三君  寺島隆太郎君
   徳安 實藏君  苫米地英俊君
   富田 健治君  中井 一夫君
   中川源一郎君  中村  清君
   中村 幸八君  中山 マサ君
   仲川房次郎君  永田 良吉君
   永田 亮一君  長野 長廣君
   灘尾 弘吉君  夏堀源三郎君
   南條 徳男君  丹羽喬四郎君
   西村 英一君  西村 直己君
   西村 久之君  根本龍太郎君
   羽田武嗣郎君  葉梨新五郎君
   馬場 元治君 橋本登美三郎君
   橋本 龍伍君  長谷川 峻君
   花村 四郎君  濱田 幸雄君
   濱地 文平君  林  讓治君
   林  信雄君  原 健三郎君
   原田  憲君  平井 義一君
   平野 三郎君  福井  勇君
   福田 赳夫君  福田 篤泰君
   福田  一君  福田 喜東君
   藤枝 泉介君  船越  弘君
   船田  中君  保利  茂君
   坊  秀男君  堀川 恭平君
   本多 市郎君  水間 俊一君
   前尾繁三郎君  前田 正男君
   牧野 寛索君  益谷 秀次君
   増田甲子七君  松井 豊吉君
   松岡 俊三君  松崎 朝治君
   松田 鐵藏君  松永 佛骨君
   松野 頼三君  松山 義雄君
   三池  信君  三浦寅之助君
   水田三喜男君  南  好雄君
   宮原幸三郎君  村上  勇君
   持永 義夫君  森   清君
   森 幸太郎君  八木 一郎君
   安井 大吉君  保岡 武久君
   山口 好一君  山崎 岩男君
   山崎  巖君  山崎  猛君
   山田 彌一君  山中 貞則君
   山本 勝市君  山本 正一君
   山本 友一君  吉田 重延君
   吉武 惠市君  渡邊 良夫君
   亘  四郎君  芦田  均君
   荒木萬壽夫君  有田 喜一君
   五十嵐吉藏君  伊東 岩男君
   池田 清志君  稻葉  修君
   臼井 莊一君  小山倉之助君
   大高  康君  岡田 勢一君
   岡部 得三君  加藤 高藏君
   神戸  眞君  川崎 秀二君
   喜多壯一郎君  吉川 久衛君
   楠美 省吾君  栗田 英男君
   小泉 純也君  小島 徹三君
   河野 金昇君  佐藤 芳男君
   齋藤 憲三君  櫻内 義雄君
   笹本 一雄君  志賀健次郎君
   椎熊 三郎君  重光  葵君
   白浜 仁吉君  須磨彌吉郎君
   鈴木 幹雄君  園田  直君
   田中 久雄君  高瀬  傳君
   高橋 積一君  竹山祐太郎君
   舘林三喜男君  千葉 三郎君
   床次 徳二君  内藤 友明君
   中嶋 太郎君  中曽根康弘君
   中村庸一郎君  長谷川四郎君
   廣瀬 正雄君  福田 繁芳君
   古井 喜實君  古屋 菊男君
   木名  武君  町村 金五君
   松浦周太郎君  松村 謙三君
   三浦 一雄君  三木 武夫君
   村瀬 宣親君  粟山  博君
   山下 春江君  吉田  安君
 早稻田柳右エ門君  辻  政信君
   中村 梅吉君  松永  東君
   山村新治郎君  只野直三郎君
 否とする議員の氏名
   阿部 五郎君  青野 武一君
   赤路 友藏君  赤松  勇君
   足鹿  畳君  飛鳥田一雄君
   淡谷 悠藏君  井手 以誠君
   井谷 正吉君  伊藤 好道君
   猪俣 浩三君  石村 英雄君
   石山 權作君  稻村 順三君
   小川 豊明君  加賀田 進君
   加藤 清二君  片島  港君
   勝間田清一君  上林與市郎君
   神近 市子君  木原津與志君
   北山 愛郎君  久保田鶴松君
   黒澤 幸一君  佐々木更三君
   佐藤觀次郎君  齋木 重一君
   櫻井 奎夫君  志村 茂治君
   柴田 義男君  島上善五郎君
   下川儀太郎君  鈴木茂三郎君
   田中織之進君  田中 稔男君
   多賀谷真稔君  高津 正道君
   滝井 義高君  楯 兼次郎君
   辻原 弘市君  永井勝次郎君
   成田 知巳君  西村 力弥君
   野原  覺君  芳賀  貢君
   萩元たけ子君  長谷川 保君
   原   茂君  福田 昌子君
   古屋 貞雄君  帆足  計君
   穗積 七郎君  細迫 兼光君
   正木  清君  松原喜之次君
   三鍋 義三君  武藤運十郎君
   森 三樹二君  八百板 正君
   八木 一男君  安平 鹿一君
   柳田 秀一君  山口丈太郎君
   山崎 始男君  山田 長司君
   山中日露史君  山花 秀雄君
   山本 幸一君  横路 節雄君
   和田 博雄君  淺沼稻次郎君
   井伊 誠一君  井上 良二君
   井堀 繁雄君  伊瀬幸太郎君
   伊藤卯四郎君  池田 禎治君
   稲富 稜人君  今澄  勇君
   受田 新吉君  大石ヨシエ君
   大西 正道君  大矢 省三君
   岡  良一君  加藤 勘十君
   加藤 鐐造君  甲斐 政治君
   春日 一幸君  片山  哲君
   川島 金次君  川俣 清音君
   河上丈太郎君  木下  郁君
   菊川 忠雄君  小平  忠君
   小林  進君  河野  密君
   佐竹 新市君  佐竹 晴記君
   杉村沖治郎君  杉山元治郎君
   鈴木 義男君  田中幾三郎君
   竹谷源太郎君  長  正路君
   辻  文雄君  堤 ツルヨ君
   戸叶 里子君  土井 直作君
   冨吉 榮二君  中井徳次郎君
   中居英太郎君  中崎  敏君
   中澤 茂一君  中村 高一君
   中村 時雄君  西尾 末廣君
   西村 榮一君  日野 吉夫君
   平岡忠次郎君  細野三千雄君
   前田榮之助君  松井 政吉君
   松平 忠久君  松前 重義君
   三宅 正一君  三輪 壽壯君
   水谷長三郎君  門司  亮君
   矢尾喜三郎君  山口シヅエ君
   山下 榮二君  吉川 兼光君
   吉田 賢一君  岡田 春夫君
   川上 貫一君  久保田 豊君
   小林 信一君  館  俊三君
   中原 健次君  中村 英男君
   有田 八郎君  原   彪君
   平野 力三君
     ――――◇―――――
#23
○副議長(原彪君) 酪農振興法案の参議院回付案を議題といたします。
#24
○副議長(原彪君) 採決いたします。本案の参議院の修正に同意の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#25
○副議長(原彪君) 起立多数。よつて参議院の修正に同意するに決しました。
     ――――◇―――――
#26
○副議長(原彪君) 輸出水産業の振興に関する法律案の参議院回付案を議題といたします。
    ―――――――――――――
#27
○副議長(原彪君) 採決いたします。本案の参議院の修正に同意の諸君の起立を求めます。
    〔総員起立〕
#28
○副議長(原彪君) 起立総員。よつて参議院の修正に全会一致で同意するに決しました。
     ――――◇―――――
#29
○荒舩清十郎君 日程第一は延期せられんことを望みます。
#30
○副議長(原彪君) 荒船君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#31
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつて日程第一は延期するに決しました。
     ――――◇―――――
#32
○副議長(原彪君) 日程第二、臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案、日程第三、昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。水産委員長田口長治郎君。
    〔田口長治郎君登壇〕
#33
○田口長治郎君 ただいま議題となりました臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案及び昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案の両案につきまして、その要旨と水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 まず、臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案について申し上げます。
 本案は参議院提出のものであつて、同法における罰則規定が他の漁業関係の法令に比較して重く苛酷に過ぎる感がありますので、均衡上これを一部緩和せんとするものであります。すなわち、本法に違反した者に対し附加刑として漁船等を没収するとあるのを、没収することができると改めようとする等であります。
 当委員会においては、昨日提案理由の説明を聴取いたし、ただちに質疑及び討論を省略して採決いたしましたところ、全会一致をもつて可決すべきものと決定いたした次第であります。
 次に、昭和二十九年五月の北海道東南海域暴風雨による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案について申し上げます。
 去る五月九日夜半から十日にかけて北海道地方に突如発生した大暴風雨雪による被害については十分御承知のことと存じますから省略いたしますが、この重大なる被害の状況にかんがみ、損害を受けた漁業者等に対し農林中央金庫等の金融機関が行う漁船及び漁網の復旧資金の融通について、都道府県等が利子補給及び損失補償を行うときは、国がこれらの経費について補助することにいたした次第であります。なお、これが復旧資金の総額は八億五千万円を限度とし、一人に対する復旧資金は一千万円以内、償還期限は一年以上五年以内、利率は年六分五厘以内とし、この復旧資金は本年十二月三十一日までに貸し付けたものにいたしております。
 以上が本案の要旨でありますが、昨二十八日水産委員会に付託せられるや、ただちに政府委員から提案理由の説明を聴取し、格別質疑及び討論もなく、これを省略して採決いたしましたところ、原案通り全会一致をもつて可決すべきものと決定いたした次第でございます。
 以上両案の御報告を終ります。(拍手)
#34
○副議長(原彪君) 両案を一括して採決いたします。両案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#35
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつて両案は委員長報告の通り可決いたしました。
     ――――◇―――――
#36
○副議長(原彪君) 日程第四・日本中央競馬会法案、日程第五、昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。農林委員会理事芳賀貢君。
    〔芳賀貢君登壇〕
#37
○芳賀貢君 ただいま議題と相なりました、内閣提出、日本中央競馬会法案、同じく昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案につきまして、農林委員会におきまする審議の経過並びに結果の大要を御報告申し上げます。
 まず、日本中央競馬会法案について申し上げます。
 御承知のごとく、戦前におきましては、中央の競馬は特別法人日本競馬会が施行いたしており、戦時中は中止しておりましたが、昭和二十三年現行競馬法の制定を見、日本競馬会の行つておりました競馬事業並びにその一切の資産及び負債は国がこれを引継ぐことにより国営競馬制度が発足いたし、今日に至つたのであります。しかして、かかる国営競馬の形態は世界にほとんどその例を見ない特異のものであり、かかる制度の出現を見ましたのは、まつたく当時の特殊な政治情勢によるものであります。従いまして、現行競馬法の中にも、近き将来これが改廃措置をとるべきものであるという意味の規定が掲げられておるような次第であります。このため、政府といたしましても、一昨昭和二十七年六月競馬制度審議委員会を設置され、研究を進められて参つたのでありますが、さらに行政簡素化の要請をも織り込み、成案を得て、ここに日本中央競馬会法実として提出されたのであります。
 次に、内容の要旨を御説明申し上げますと、次の諸点であろうと存じます。
 第一は、日本中央競馬会を設立いたし、これに公社に準ずる性格を与え、現在政府が国営競馬特別会計をもつて経営しております国営競馬事業の一切を一応そのままの形で引継がせて施行せしめることといたし、またその役員の選任や欠格条項、収支予算、事業計画に対する国の関与、資本金に対する国の全額出資等、必要な規定をいた、ておることであります。
 第二は、競馬会の会計経理に関する規定でありまして、その収支予算及び事業計画は農林大臣の認可を要することといたしておるほか、借入金の借入れ、余裕金の運用にも一定の制限を付し、また競馬による収益の一定部分を国庫に納付させること。さらに事業年度末に決算上余剰金が生じた場合は、その一部を国庫に納付させるほか、残余をもすべて積み立てて、その任意の処分を制限いたしましたこと。
 第三は、現在国営競馬特別会計に所属しておりまする財産の大部分は、政府が契約により日本競馬会から無償で継承した資産であります等の経緯もありますので、一部例外的なものを除きますほかは、全部現物出資して日本中央競馬会に引渡すことといたしております。
 第四は、日本中央競馬会の適正なる運営を期するため農林大臣が監督を行いまするほか、会計経理につきましては、会計検査院が検査することといたしております。
 第五に、本法施行に伴い、農林省の競馬事務所を廃止いたします。なおその職員は、いずれも競馬の業務に関する専門家でありますので、その大部分は競馬会に吸収されることと思います。
 以上が本法案の大要でありますが、本案は去る三月三十日付託と相なり、三十一日甲野農林政務次官から提案理由を聴取の上、審議に付し、爾来昨二十八日まで、政府側との質疑により、また関係資料の提出を求めます等、あらゆる見地から約二箇月の間慎重なる検討をいたして参り、この間者委員から活発な御発言がございましたが、詳細は速記録についてごらんを願いたいと存じます。
 昨日質疑を終局、次いで社会党中村委員、改進党吉川委員からそれぞれ修正案の提出がございました。
 中村委員提出の修正案の要旨は、第一点、役員の欠格条項に関する修正でありまして、国務大臣、国会議員、政府職員または地方公共団体の議会の議員は、任命の日以前一年間においてこれらに該当した場合をも含んで、競馬会の役員となることができないものとすること、及び競馬会が行う競馬に関係する馬主を役員の欠格条項とすること、但しこの法律公布の際現に国営競馬の事務に従事する政府職員は、離職後一年を経過していない場合においても、設立当初の競馬会の役員となることができるものとすること、第二点、運営審議会の委員に競馬会が行う競馬に関係する調教師及び騎手を代表する者を加えること、第三点、競馬会の行う任意業務の範囲の規定中の、その他競馬の健全なる発展をはかるため必要な業務には、馬術競技の発展をはかるため必要な業務を包含する旨を明記すること、第四点、競馬会が納付する国庫納付金の勝馬投票券の売得金に対する割合を百分の十から百分の十一に引上げること、但しこの法律施行後一年間に限り国庫納付金の率は百分の十・五にすること、第五点、国庫納付金を有畜農家創設特別措置法及び酪農振興法に基く国の助成施設、馬の伝染性貧血症の試験研究施設、その他畜産業の振興のため必要な経費並びに民間社会福祉事業の振興に必要な経費に充当しなければならないものとすることとし、この場合において社会福祉事業の振興に必要な経費に充てる金額は納付金のおおむね四分の一とすること、第六点、競馬会が直接その事業の用に供する固定資産については固定資産税を非課税とすること等であります。
 また、吉川委員提出の修正案は、中村委員の修正案を前提といたし、さらに次の諸点につき修正いたそうとするものであります。すなわち、理事八人以内とありますのを、常務理事四人、理事四人域内と改め、役員として兼職禁止の適用を受けるのは常務理事に限ることとし、また役員の欠格条項中の政府職員につきましては、これを競馬監督の立場にある政府職員に改めることとするのであります。
 次いで討論に移り、社会党井手委員から、中村委員提出の修正案のごとく修正することに賛意を表されました。
 以上をもつて討論を終り、ただちに採決に入り、まず中村委員提出の修正案について採決の結果、全会一致をもつて可決、次いで吉川委員提出の修正案については、採決の結果、少数をもつて否決されました。続いて、可決された修正部分を除く原案について採決いたしました結果、全会一致をもつて可決、よつて本法案は中村委員提出の修正案のごとく修正議決すべきものと決しました。
 次いで、自由党佐藤洋之助委員から
 日本中央競馬会は、経理の厳正を期し、役員の報酬等経費の節減に努めるとともに、調教師騎手等の待遇改善、生活安定に関し特段の措置を講ずべきである。
との附帯決議が提出され、採決の結果、これまた可決いたしました。
 次に、昭和二十九年四月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案について申し上げます。
 昨昭和二十八年四月及び五月に激烈な凍霜による被害をこうむり、十六国会におきましてこれら被害農家に対する営農資金融通等の措置を講じて参りましたことは、各位の御承知の通りでありますが、本年もまた、去る四月二十一日及び二十八日の両回にわたり、北関東、中部及び九州の一部に凍霜の被害がございました。全般的な被害状況から見ますれば、昨年のそれよりも軽度のものでありますが、部分的には相当の被害を生じ、かつまた昨年凍霜害、冷害または風水害をこうむりましだ地域に、さらにこのたびの被害が相重なり、被害農家の経営に及ぼした影響は軽視すべからざるものがございます。従いまして、政府におきましても、昨年とりました措置にならない、速急に対策を講じまして、これら被害農家の経営の安定をはかることといたし、ここに本法案を提出されたのであります。
 次に、本法案の要旨を申し上げますと、第一点は、今次の凍霜害により平
年作に比して三割以上の被害をこうむり、かつその被害がその農家の通常の農業総収入額の一割以上であるものに対し、期限二箇年、年利六分五厘以内で、農林中央金庫、都道府県信連、農業協同組合その他金融機関が営農資金の融通を行い、かつその場合、その金融機関に対して都道府県及び市町村において年五分以内の利子の補給及び融通額に対して四割以内の損失補償を行つた場合、国が融資総額三億円の範囲内で当該利子補給金または損失補償費の二分の一を都道府県に対して補助すること、第二点は、昨年の凍霜害による被害農家で営農資金の貸付を受ける者が再び本年の凍霜害の被害をこうむつた場合、昨年借り入れた資金の一部につき一年以内償還期限を延長することができるよう措置したことであります。
 本法案は去る二十六日付託と相なり、同日保利農林大臣より提案理由の説明を聴取の上、委員会の審議に付しました。
 次いで、昨二十八日改進党金子委員から修正案の提出がありました。その要旨は、五月における凍霜害並びに北海道、東北等の風雪害及び雹害による被害農家に対しても資金を融通することとし、またそのため資金わくを四億五千万円に増額することであります。
 次いで、討論を省略、修正案並びに原案について採決の結果、全会一致をもつて本法案は金子委員提出の修正案のごとく修正すべきものと決しました。
 以上をもちまして御報告を終ります。(拍手)
#38
○副議長(原彪君) 両案を一括して採決いたします。両案の委員長の報告はいずれも修正であります。両案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつて両案は委員長報告の通り決しました。
     ――――◇―――――
#40
○荒舩清十郎君 日程第六は延期せられんことを望みます。
#41
○副議長(原彪君) 荒船君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#42
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつて日程第六は延期するに決しました。
     ――――◇―――――
#43
○副議長(原彪君) 本日の日程に掲載された請願を一括して議題といたします。
#44
○副議長(原彪君) 各請願は委員長の報告を省略して採択することとし、同種の議案議決の結果採択とみなすものの整理については議長に一任するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#45
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつてさように決しました。
     ――――◇―――――
#46
○荒舩清十郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、保岡武久君外二十四名提出、奄美群島復興特別措置法案を議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
#47
○副議長(原彪君) 荒船君提出の動議を採決いたします。荒船君提出の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#48
○副議長(原彪君) 起立多数。よつて荒船君の動議は可決されました。
 奄美群島復興特別措置法案を議題といたします。委員長の報告を求めます。地方行政委員長中井一夫君。
    〔中井一夫君登壇〕
#49
○中井一夫君 ただいま議題となりました奄美群島復興特別措置法案につき、地方行政委員会における審議の経過並びに結果の御報告をきわめて簡単に申し上げます。
 奄美群島が母国に復帰しましたことは、われら国民の喜びにたえないところでありますが、御承知のごとく、本群島はまことに恵まれない環境にあり、戦前においても、その経済を内地の水準に引上げるためには、国の強力なる施策を必要とするものとされ、大島郡復興十年計画が樹立せられておつたのでありますが、戦争以来その実施は進まないまま終戦を迎えたのであります。しこうして、その戦災の惨禍と、戦後八年にわたる政治的空白による荒廃はきわめて激甚でありまして、これが復興は、現行の離島振興法のみをもつてしては、とうていこの目的を期待することができないのであります。ここにおいて、簡素強力なる行政機構のもと、総省的なる復興計画の樹立及び実施と、これに対する国の特別なる措置が必要と認められましたので、本法案が立案された次第であります。
 なお、本案の提出につきましては、奄美群島の特殊なる実情にかんがみ、急速なる復興と住民生活の窮状打開とを念願する同胞愛より、まつたく超党派的に、地方行政委員の共同一致をもつてなされたものでありまして、本月二十六日、提案者を代表して保岡武久君より提案理由の説明があり、二十七日、農林、水産、建設の三委員会との連合審査会を開き、本日質疑終了、討論を行いましたところ、灘尾弘吉君は自由党を、床次徳二君は改進党を、西村力弥君並びに門司亮君はそれぞれ日本社会党を代表していずれも賛意を表せられ、採決の結果、床次徳二君提案の附帯決議を付し、全会一致原案の通り可決すべきものと決した次第であります。
 附帯決議は、「本群島における行政は専ら産業の復興と民生の安定とに力を集中し、できるだけ簡素な行政機構により、最少の行政経費を以て最大の行政効果を最も速やかに挙げるように特に留意すること。」その他四項目にわたり、いずれも各関係当局を鞭撻するものであります。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#50
○副議長(原彪君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#51
○副議長(原彪君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
 明三十日は定刻より本会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後六時三十二分散会
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト