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1953/06/11 第19回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第019回国会 本会議 第65号
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1953/06/11 第19回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第019回国会 本会議 第65号

#1
第019回国会 本会議 第65号
昭和二十九年六月十一日(金曜日)
 議事日程 第六十一号
    午後一時開議
 第一 昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案(佐藤洋之助君外二十二名提出)
    ―――――――――――――
●本日の会議に付した事件
 国家公安委員会委員任命につき同意の件
 日程第一 昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案(佐藤洋之助君外二十二名提出)
    午後二時五十八分開議
#2
○議長(堤康次郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○議長(堤康次郎君) お諮りいたします。内閣から、国家公安委員会委員に青木均一君、小汀利得君、金正米吉君、高野弦雄君及び野村秀雄君を任命するため本院の同意を得たいとの申出がありました。右申出の通り同意するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて同意するに決しました。
     ――――◇―――――
#5
○議長(堤康次郎君) 日程第一、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。農林委員会理事佐藤洋之助君。
    〔佐藤洋之助君登壇〕
#6
○佐藤洋之助君 ただいま議題となりました、佐藤洋之助外二十二名提出、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、農林委員会におきまする審議の経過並びに結果の大要を御報告いたします。
 昨昭和二十八年におきましては、五月の凍霜害以来、大水害及び冷害による大災害が相次いで発生いたし、このため未曽有の凶作となり、農業生産はもちろん、国民経済にも甚大なる損失をこうむり、その創痍がいまなおいえないでおりますところ、本年に入りまするや、早くも四月及び五月の凍霜害、風雪書及び雹害の発生を見ましたことは、まことに遺憾にたえません。よつて、これに対する対策といたしまして、昭和二十九年四月及び五月における凍霜害等の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法を今国会において通過成立せしめ、低利の営農資金融通の措置を講じましたことは、議員各位の御承知のごとくであります。
 しかるところ、またまた今、六月に入りますや、岩手、青森における霜害、群馬、埼玉及び茨城県の一部に近来まれに見る激甚な雹害の発生を見、その他各地に気象の変動に伴う災害の発生が伝えられております。特に去る四日茨城県を襲いました雹害は、三十メートルに及ぶ突風を伴つた豪雨に加えて、約二十分間にわたり直経二センチの降雹があり、一市一町十箇村約三千町歩に及び、麦類、菜種、タバコ、蔬菜、桑、果樹等に対し全滅に近い損害を与えましたのみならず、家屋の倒壊、樹木の倒伏もございまして、農作物に与えた損害のみでも二億五千万円に上つているのであります。
 元来、これら被害地域は、昨年の凍霜害及び冷害により非常な経済的打撃をこうむり、爾来これが回復に鋭意努力いたしておりましたるところ、引続き今回の雹害を受け、蔬菜、タバコ等の換金作物が一瞬にして壊滅するという事態に遭遇いたし、その経済的、精神的打撃はまことに深刻をきわめ、被害農民はまさにぼう然自失、なすところを知らないという状態でございます。従いまして、これら被害農家に対しましても、四月及び五月における凍霜害等による被害農家に対しまして講じましたる措置にならいまして、すみやかに低利の営農資金を融通いたし、もつて被害農家の経営の安定をはかる必要がございます。本法案はかかる目的をもちまして提出いたしたのであります。
 本法案は昨十日提案、同日付託と相なり、ただちに提案者を代表して佐藤洋之助委員より提案理由の説明がありました後、質疑に入り、まず政府側より、現在までに判明いたしました被害状況について報告を受け、次いで自由党綱島、田子、足立の三委員及び改進党吉川委員の各委員から、財政の許す限り東北を初めその他の地方の被害についても広く救済の措置を講ずべきであること、雹害については損害評価が比較的容易であるので、すみやかに確定評価を行つて、通達に共済金の支払いをなすべきである等の御発言があり、これに対し、政府側から御趣旨に沿いたい旨の答弁がございました。質疑を終局、討論を省略して、採決を行いました結果、全会一致をもつて原案の通り可決いたしました。
 以上御報告を申し上げます。(拍手)
#7
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
 来る十四日定刻より本会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後三時六分散会
ソース: 国立国会図書館
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